JPH05200061A - 整形外科用包帯の貼着方法 - Google Patents

整形外科用包帯の貼着方法

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JPH05200061A
JPH05200061A JP4201848A JP20184892A JPH05200061A JP H05200061 A JPH05200061 A JP H05200061A JP 4201848 A JP4201848 A JP 4201848A JP 20184892 A JP20184892 A JP 20184892A JP H05200061 A JPH05200061 A JP H05200061A
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JP
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substrate
glove
coating
bath
gloves
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JP4201848A
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Richard Green
リチャード・グリーン
Zale Oser
ゼイル・オーサー
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Johnson and Johnson Professional Inc
Original Assignee
Johnson and Johnson Orthopaedics Inc
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/04Plaster of Paris bandages; Other stiffening bandages
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S602/00Surgery: splint, brace, or bandage
    • Y10S602/90Method of making bandage structure

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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】整形外科用の包帯として使用され得る材料を貼
着して患者の手足を固定する方法を提供する。 【構成】樹脂は、例えば、樹脂でコーティングされた基
質の浴15への浸漬によって開始されることになる重合
によって硬化される。当該方法の実行の間において、使
用に際して樹脂でコーティングされた基質に対して潤滑
となるコーティングを準備されるように成した手袋13
が着用される。このようにして、手袋に対して粘着する
ことになる基質に起因する基質の貼着における干渉は、
手袋の潤滑性によって実質的に低減されるか又は排除さ
れるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、整形外科用のギプスを形成す
るために使用される種類の整形外科用ギプス包帯を貼着
する改良された方法に関する。詳細には、本発明は、未
硬化樹脂のコーティングを表面に有する種類の整形外科
用包帯を貼着する方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】身体の部位をかなり長い間固定するため
には、焼き石膏のギプスが使用されてきた。これらの包
帯は、ガーゼのような補強スクリム材料に焼き石膏を被
着することによって形成される。焼き石膏が水に浸漬さ
れると、ギプス材料の硬化を引き起こすことになる反応
が発生する。しかしながら、焼き石膏ギプスは、幾つか
の欠点を有するものである。骨折が正しく整骨されたか
どうかを判断するためのギプスを介するX線の透過は、
極めて困難である。更に、そのギプスは、非常に重く、
ギプスを装着している患者の移動性を制限することにな
る。
【0003】焼き石膏ギプスの欠点を克服するために、
焼き石膏の代わりとなるプラスチック又はプラスチック
強化材料を開発するという数多くの試みが為されてき
た。第3,241,501号及び第3,881,473号の米国特許明細書
は、紫外線によって硬化されることが可能であるポリマ
ーを含浸された可撓性の織物によって形成されるギプス
を開示している。
【0004】焼き石膏ギプスに取って代わるその他の試
みは、第2353212号及び第2357931号のドイツ公開特許明
細書、第1,578,895号の英国特許明細書、及び第WO 81/0
0671号のPCT出願において開示されている。これらの
包帯は、ポリウレタン・プレポリマー即ちイソシアン酸
塩及びポリオールの反応生成物によってコーティングさ
れた荒織りの織物である。これらの包帯は、焼き石膏と
同様にして水に浸漬され、続いて患者の手足へ貼着され
る。水が、当該プレポリマーを重合させて、剛性のポリ
マー構造を形成するのである。
【0005】最近では、プレポリマー樹脂のコーティン
グを有するそのような材料を取扱う際において、当該包
帯の樹脂の粘着性は包帯の取扱いを困難にして医者にと
って厄介なものと成り得ることが判明している。この問
題に対処する1つの試みにおいて、水、ソルビット、鉱
油及びシリコン流体を含んで成り、ミネソタ州セントポ
ールの3M社(3M Company, St. Paul, Minn.)によっ
てキャストクレーム(CastCreme)の商品名で販売され
てきた手袋潤滑剤は、ギプスの巻回の後ではあるがギプ
スの成形の前において、イソシアン酸塩によって機能す
るプレポリマーでコーティングされたギプスを貼着する
者の手袋に当該潤滑剤を塗布して、露出したギプス材料
がギプスを貼着する者の手袋に粘着することを回避する
ように指示している。これは、第4,667,661号及び第4,7
74,937号の米国特許明細書の背景として開示されてい
る。
【0006】661号及び937号の特許は、樹脂それ
自身に潤滑剤を準備することによって粘着性の問題に対
処することに導かれるものである。硬化可能な樹脂でコ
ーティングされたシートは、a)樹脂に結合され、b)
樹脂に添加されるか又はコーティングされたシートの表
面に塗布され、又はc)既述の結合と表面塗布の組合せ
において準備されるように成した潤滑剤によって事前に
潤滑される。しかしながら、多くの場合、整形外科用包
帯の粘着特性は好ましいものである。例えば、利用者が
包帯の使用を終了させるために包帯の端部を包帯巻回の
表面に定着させようと試みるとき等である。樹脂への潤
滑剤の添加は、樹脂でコーティングされたシートの相対
的な滑りを許容し、正しい位置においてギプスを成形す
ること及び滑りを防止するようにしてそれを正しい位置
において保持することを必要とすることになる。
【0007】低い摩擦係数を有する基質のコーティング
は、「低い摩擦係数の親水性コーティングを有してコー
ティングされる基質並びに同者を製造する方法(Coated
Substrate Having a Low Coefficient of Friction Hy
drophilic Coating and a Method of Making the Sam
e)」という標題の米国特許明細書第4,100,309号におい
て示された。当該引例は、ポリビニルピロリドン・ポリ
ウレタンの共重合体によってコーティングされる基質を
説明している。当該方法において、ポリイソシアン酸塩
及びポリウレタンは、メチルエチルケトンのような溶剤
に溶解されて基質に対して付加され、溶剤は蒸発される
ことになる。基質がポリウレタンであるならば、ポリイ
ソシアン酸塩のみが採用されなければならない。続い
て、溶剤に溶解されたポリビニルピロリドンが処理され
た基質に対して付加され、溶剤が蒸発されることにな
る。この引例において説明された物質及びコーティング
された対象は、血液及び身体の接触環境において使用さ
れる。身体内における開口部への装置の導入を潤滑にす
るためのものなのである。
【0008】
【発明の要約】本発明は、水によって活性化可能である
硬化性かつ粘着性の物質を表面に含浸せしめた基質を準
備し、そのように含浸された基質を水のような活性化溶
液の浴へ浸漬するように成した段階を含んで成る、整形
外科用の包帯材料を使用して患者の手足を固定する方法
を提供するものである。活性化された基質は、使用に際
して潤滑であるコーティングを表面に有する手袋を使用
して手足に対して貼着される。即ち、手袋は、含浸され
た基質の樹脂に対して滑り易いものであり、従って基質
の貼着及び整合性を容易にするのである。続いて、含浸
された基質は、貼着して硬化するようにして設置される
ことが許容されることになる。
【0009】1つの実施例において、基質は、荒織りの
繊維状組織であり、基質に含浸される硬化性かつ粘着性
の物質は、ポリウレタン・プレポリマーである。更に、
本発明の方法において準備される手袋は、浴からの基質
の取出しに先立って着用される。手袋の表面におけるコ
ーティングは、供給されるときには乾燥したものとして
準備されることも可能であるが、水に濡れると潤滑にな
るものであり、従って手袋を浴へ浸漬することは、潤滑
な表面を準備するようにコーティングを濡らすことにな
る。
【0010】本発明の更なる部分は、手袋のコーティン
グの湿潤化の後におけるパッケージの開放をも提供する
ものであり、従って、少なくとも1回の包帯の貼着に先
立って潤滑である手袋を準備することになる。
【0011】更に、手袋は、基質の浸漬に先立って着用
されることが可能であり、基質は、手袋で被覆された手
によって保持されて浴へ浸漬されることも可能となり、
従って、基質の表面におけるプレポリマー及び手袋の表
面におけるコーティングが同時に活性化されることにな
る。
【0012】本発明の更なる形態において、当該方法
は、基質を自己粘着性とする重合可能材料を含浸された
活性化可能な基質を準備することをも指示する。重合可
能材料は、浴への浸漬によって活性化される。即ち、重
合可能材料の重合が、浴への浸漬によって活性化される
のである。外側コーティングを有する手袋が着用され、
当該コーティングは、基質が浸漬される浴によって活性
化されるか又はそれによって乾燥状態におけるよりも更
に潤滑にされるものであることが望ましい。このように
浸漬された手袋は、潤滑な表面を準備されることにな
る。当該手袋を使用することにより、活性化された基質
は、基質のそれ自身に対する粘着性を大きく低減させる
ことなく手袋に対する基質の粘着性を低減させることに
よって貼着が支援されるようにして、患者の手足に巻回
されるのである。貼着の後、基質は、完全に重合し、従
ってギプス材料を形成するようにして硬化することを許
容されることになる。
【0013】当該方法のもう1つの形態は、浴への浸漬
の後において貼り合わせ可能な隣接層を提供することに
なる硬化可能な樹脂でコーティングされたシートを準備
することをも指示する。前記浴によって濡れるときには
潤滑となる実質的に乾燥したコーティングを備えた手袋
が着用される。当該樹脂は、前記浴における浸漬によっ
て活性化され、このようにして活性化された基質及び樹
脂は、手袋を使用して患者の手足に巻回されるのであ
る。続いて、樹脂は、シートの少なくとも2つの隣接層
を貼り合わせるようにして硬化することを許容されるこ
とになる。
【0014】ここで、本発明は、添付図面を参照して説
明されることになる。
【0015】
【本発明の詳細な説明】図1は、本発明の方法に関する
必需品が供給されることになるキット状の構造を描写し
ている。詳細には、密閉される内側容積を画成すること
になる剥離可能層(2)を有する外郭(1)が準備され
ている。外郭は、キットを準備するために必要である多
くの区画を提供するようにして形成されることが可能で
ある。詳細には、図1において示されているように、整
形外科用の包帯材料を収容するために区画(3)が準備
され、少なくとも1対のコーティングされた手袋を供給
するために区画(4)も準備されるのである。
【0016】使用に際して、そのパッケージは、剥離可
能層(2)を外郭(1)から引き剥がすことによって開
放され、整形外科用包帯及び手袋のパッケージを露出さ
せることになる。引き出されたパッケージ(5)は、未
硬化のプレポリマー樹脂を表面に被着せしめた1巻きの
所定長さの整形外科用包帯材料を収容している。この包
帯は、例えば、デルタ・ライト(Delta-Lite…登録商
標)ファイバグラス・キャスティング・テープという商
品名でジョンソン・アンド・ジョンソン整形社(Johnso
n & Johnson Orthopaedics)によって販売されている包
帯のようにポリウレタン・プレポリマーを表面に有する
編まれたガラス繊維の基質であることも可能である。パ
ッケージ(5)は、頂部シート(6)及び底部シート
(7)によって形成され、それらは、例えばヒートシー
ルによって周辺の廻りにおいて密閉されて一体的パッケ
ージを形成することになる。密閉部(8)は、スリット
(10)の対向側面において位置決めされることになる
開口部(9)を画成するための隙間を準備するようにし
て、1つのコーナーにおいて拡がっている。
【0017】使用に際して、パッケージは、患者の手足
への整形外科用包帯の貼着の間においても開放されるこ
とが可能である。そのような状況において、使用者は、
以下で説明されるように、使用者の手と整形外科用包帯
材料の間における潤滑な接触を準備するようにして、本
発明の手袋を既に着用していることになる。パッケージ
の開放を容易にするため、開口部(9)は、使用者が指
の挿入か又は開口部を介する把持様式における指の接触
のいずれかによって手がパッケージの外側表面で滑って
しまわないようにしてパッケージを把握することが可能
であるように成したポイントを許容するものである。ス
リット(10)は、パッケージの開放を容易にするため
の応力点ばかりでなくパッケージの開放引裂きの始点を
も提供することになる。パッケージの一部は、図3にお
いて示されるようにして引き裂かれ、廃棄部分(11)
は捨てられる。
【0018】このように開放されると、使用者は、プレ
ポリマー・コーティングを表面に有する整形外科用包帯
材料のロール(12)に対するアクセスを用意されるこ
とになる。
【0019】手袋(13)は、以下で説明されるよう
に、包帯の貼着の間において濡れるとき潤滑な表面を形
成することになる実質的に乾燥したコーティングを表面
に有する外側表面(14)を有している。この手袋は、
例えば、ブチルゴム、ラテックス、ポリ塩化ビニル・ポ
リビニルアルコール、ネオプレン、又はその他の天然材
料又は合成ポリマー材料のような適切な物質によって形
成されることも可能である。
【0020】当該コーティングは、米国特許明細書第4,
100,309 号において実質的に説明されたようにして、手
袋に対して付加される。このコーティングは、例えば、
非水ベースの溶剤担体に溶解されて以下のようにして適
用されるポリビニルピロリドンであることが可能であ
る。事前成形されたラテックスゴム製の手袋は、それら
を部分的に膨張させて手袋の外側表面を完全に露出させ
るようにして手袋が空気によって与圧されるように成し
た、ラック上における複数の締付け装置の中において装
架される。このラックは、膨張した手袋が手袋の外側表
面を完全に濡らすに足る十分な時間周期に渡って溶剤担
体溶液の容器の中へ浸漬されるようにして正しい位置に
降下される。このラックは、装着された手袋と共に、そ
の位置から浸漬浴の上へ引き出され、溶剤が蒸発するよ
うに許容されて結果として生じる手袋の表面におけるコ
ーティングが硬化を促進するようにして加熱されるよう
に成した炉の中に配置される。
【0021】このコーティングは、以下のようにして水
ベースの様式において準備されることもまた可能であ
る。ラテックスゴム手袋の連続的な生産のための機械
は、ラテックス手袋が最終的な乾燥に先立って前述した
ように手袋にコーティングを準備することになる水性ベ
ース製薬の全面浸漬を受けるようにして、ラインの末端
において位置決めされることになる追加の浸漬タンクを
装備されるのである。
【0022】ラテックス手袋生産ラインの末端における
全面浸漬として手袋に対して付加されるコーティング
は、固体(非水性)の成分が浴全体の14%を構成する
ことになる水性の浴から付加される。これらの成分は、
以下の通りである。 成分 全体に対する% 2・パイロール(2-Pyrol)(GAF社) 78.5 デズモドゥール(Desmodur)XP7005(モーベイ社…Mobay ) 1.8 グリセリン(Glycerine)(ダイアル社…Dial ) 2.3 イジュパル(Igepal)CO-630(ローヌ・ポラン社…Rhone Polenc) 3.6 ポリビニルピロリドン(Polyvinyl Pyrrollidone)K-90(GAF 社)11.5 ケルコ(Kelco)K7C233(ケルコ社…Kelco) 1.4 インプラニル(Impranil)DLN (モーベイ社) 0.4 ネオレッツ(Neorez)R-962(ICI社) 0.5 100.0
【0023】識別されるように着色された手袋が所望さ
れるならば、前述の全面浸漬浴又は生産ラインにおける
全面浸漬浴に先行する浴に対して顔料が添加されること
も可能である。例えば、明るい青色に着色された手袋が
所望されるならば、ラテックス基質に対して0.02%
のスタン・トーン(Stan-Tone…登録商標)40WD01 ブル
ー(ハーウィック・ケミカル社…Harwick Chemical Cor
p )を添加することが可能である。これは、全面浸漬の
コーティングが達成された後、人目を引く青色で仕上げ
られた手袋を産み出すことになる。 水性方式における全面浸漬コーティングの固体組成 1. 2・パイロール(GAF 社)…2・ピロリドン 2. デズモドゥールXP7005(モーベイ社)…芳香族イ
ソシアン酸塩ブロック・プレポリマー 3. グリセリン(ダイアル社)…グリセリン 4. イジュパルCO-630(ローヌ・ポラン社)…界面活
性剤、ノニルフェノキシ・ポリ(エチレノキシ)エタノ
ール 5. PVP/K-90(GAF 社)…ポリビニルピロリドン 6. ケルコK7C233(ケルコ社)…アルギン酸ナトリウ
ム(親水コロイド) 7. インプラニルDLN (モーベイ社)…脂肪族ポリエ
ステル・ポリウレタンのアニオン水性分散 8. ネオレッツR-962 (ICI 社)…脂肪族ポリウレタ
ンの水性分散
【0024】前述したように手袋(13)を着用してパ
ッケージを開放すると、整形外科用の包帯材料に対する
アクセスが獲得される。この整形外科用包帯材料は、水
への浸漬によって活性化される得るプレポリマーが使用
されるならば、簡便に水であることも可能である浴(1
5)の中へ浸漬される。手袋(13)の表面(14)に
おけるコーティングもまた、或る意味では、浴の水によ
って活性化される。その表面は、浴によって濡れると、
濡れる前よりも大きく潤滑性が増したものとなるように
為される。樹脂を含浸された整形外科用の包帯に対する
この潤滑性は、周知の様式におけるストッキネット(1
7)に被せた包帯(16)の貼着を許容することにな
る。包帯(16)は、手袋で覆われた手による整形外科
用材料の容易に摺動可能な処理を許容するように成した
潤滑な表面を有する手袋(13)によって処理されると
同時に、その貼り合わせ可能な位置を維持するようにし
て自身に対して粘着することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件方法において使用される材料を収容してい
るパッケージの斜視図である。
【図2】整形外科用包帯として使用される樹脂でコーテ
ィングされた基質を収容しているパッケージを示してい
る。
【図3】開放される図2のパッケージを示している。
【図4】本件出願の方法において使用される本発明の手
袋を描写している。
【図5】手袋で被覆された手による材料を活性化させる
ことになる浴への整形外科用材料の浸漬を示している。
【図6】当該材料を貼着することになる患者の手足への
材料の巻回を示している。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 整形外科用包帯の貼着方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、整形外科用のギプスを形成す
るために使用される種類の整形外科用ギプス包帯を貼着
する改良された方法に関する。詳細には、本発明は、未
硬化樹脂のコーティングを表面に有する種類の整形外科
用包帯を貼着する方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】身体の部位をかなり長い間固定するため
には、焼き石膏のギプスが使用されてきた。これらの包
帯は、ガーゼのような補強スクリム材料に焼き石膏を被
着することによって形成される。焼き石膏が水に浸漬さ
れると、ギプス材料の硬化を引き起こすことになる反応
が発生する。しかしながら、焼き石膏ギプスは、幾つか
の欠点を有するものである。骨折が正しく整骨されたか
どうかを判断するためのギプスを介するX線の透過は、
極めて困難である。更に、そのギプスは、非常に重く、
ギプスを装着している患者の移動性を制限することにな
る。
【0003】焼き石膏ギプスの欠点を克服するために、
焼き石膏の代わりとなるプラスチック又はプラスチック
強化材料を開発するという数多くの試みが為されてき
た。第3,241,501号及び第3,881,473号の米国特許明細書
は、紫外線によって硬化されることが可能であるポリマ
ーを含浸された可撓性の織物によって形成されるギプス
を開示している。
【0004】焼き石膏ギプスに取って代わるその他の試
みは、第2353212 号及び第2357931号のドイツ公開特許
明細書、第1,578,895 号の英国特許明細書、及び第WO 8
1/00671 号のPCT出願において開示されている。これ
らの包帯は、ポリウレタン・プレポリマー即ちイソシア
ン酸塩及びポリオールの反応生成物によってコーティン
グされた荒織りの織物である。これらの包帯は、焼き石
膏と同様にして水に浸漬され、続いて患者の手足へ貼着
される。水が、当該プレポリマーを重合させて、剛性の
ポリマー構造を形成するのである。
【0005】最近では、プレポリマー樹脂のコーティン
グを有するそのような材料を取扱う際において、当該包
帯の樹脂の粘着性は包帯の取扱いを困難にして医者にと
って厄介なものと成り得ることが判明している。この問
題に対処する1つの試みにおいて、水、ソルビット、鉱
油及びシリコン流体を含んで成り、ミネソタ州セントポ
ールの3M社(3M Company, St. Paul, Minn. )によっ
てキャストクレーム(CastCreme )の商品名で販売され
てきた手袋潤滑剤は、ギプスの巻回の後ではあるがギプ
スの成形の前において、イソシアン酸塩によって機能す
るプレポリマーでコーティングされたギプスを貼着する
者の手袋に当該潤滑剤を塗布して、露出したギプス材料
がギプスを貼着する者の手袋に粘着することを回避する
ように指示している。これは、第4,667,661 号及び第4,
774,937 号の米国特許明細書の背景として開示されてい
る。
【0006】661号及び937号の特許は、樹脂それ
自身に潤滑剤を準備することによって粘着性の問題に対
処することに導かれるものである。硬化可能な樹脂でコ
ーティングされたシートは、a)樹脂に結合され、b)
樹脂に添加されるか又はコーティングされたシートの表
面に塗布され、又はc)既述の結合と表面塗布の組合せ
において準備されるように成した潤滑剤によって事前に
潤滑される。しかしながら、多くの場合、整形外科用包
帯の粘着特性は好ましいものである。例えば、利用者が
包帯の使用を終了させるために包帯の端部を包帯巻回の
表面に定着させようと試みるとき等である。樹脂への潤
滑剤の添加は、樹脂でコーティングされたシートの相対
的な滑りを許容し、正しい位置においてギプスを成形す
ること及び滑りを防止するようにしてそれを正しい位置
において保持することを必要とすることになる。
【0007】低い摩擦係数を有する基質のコーティング
は、「低い摩擦係数の親水性コーティングを有してコー
ティングされる基質並びに同者を製造する方法(Coated
Substrate Having a Low Coefficient of Friction Hy
drophilic Coating and a Method of Making the Same
)」という標題の米国特許明細書第4,100,309 号にお
いて示された。当該引例は、ポリビニルピロリドン・ポ
リウレタンの共重合体によってコーティングされる基質
を説明している。当該方法において、ポリイソシアン酸
塩及びポリウレタンは、メチルエチルケトンのような溶
剤に溶解されて基質に対して付加され、溶剤は蒸発され
ることになる。基質がポリウレタンであるならば、ポリ
イソシアン酸塩のみが採用されなければならない。続い
て、溶剤に溶解されたポリビニルピロリドンが処理され
た基質に対して付加され、溶剤が蒸発されることにな
る。この引例において説明された物質及びコーティング
された対象は、血液及び身体の接触環境において使用さ
れる。身体内における開口部への装置の導入を潤滑にす
るためのものなのである。
【0008】
【発明の要約】本発明は、水によって活性化可能である
硬化性かつ粘着性の物質を表面に含浸せしめた基質を準
備し、そのように含浸された基質を水のような活性化溶
液の浴へ浸漬するように成した段階を含んで成る、整形
外科用の包帯材料を使用して患者の手足を固定する方法
を提供するものである。活性化された基質は、使用に際
して潤滑であるコーティングを表面に有する手袋を使用
して手足に対して貼着される。即ち、手袋は、含浸され
た基質の樹脂に対して滑り易いものであり、従って基質
の貼着及び整合性を容易にするのである。続いて、含浸
された基質は、貼着して硬化するようにして設置される
ことが許容されることになる。
【0009】1つの実施例において、基質は、荒織りの
繊維状組織であり、基質に含浸される硬化性かつ粘着性
の物質は、ポリウレタン・プレポリマーである。更に、
本発明の方法において準備される手袋は、浴からの基質
の取出しに先立って着用される。手袋の表面におけるコ
ーティングは、供給されるときには乾燥したものとして
準備されることも可能であるが、水に濡れると潤滑にな
るものであり、従って手袋を浴へ浸漬することは、潤滑
な表面を準備するようにコーティングを濡らすことにな
る。
【0010】本発明の更なる部分は、手袋のコーティン
グの湿潤化の後におけるパッケージの開放をも提供する
ものであり、従って、少なくとも1回の包帯の貼着に先
立って潤滑である手袋を準備することになる。
【0011】更に、手袋は、基質の浸漬に先立って着用
されることが可能であり、基質は、手袋で被覆された手
によって保持されて浴へ浸漬されることも可能となり、
従って、基質の表面におけるプレポリマー及び手袋の表
面におけるコーティングが同時に活性化されることにな
る。
【0012】本発明の更なる形態において、当該方法
は、基質を自己粘着性とする重合可能材料を含浸された
活性化可能な基質を準備することをも指示する。重合可
能材料は、浴への浸漬によって活性化される。即ち、重
合可能材料の重合が、浴への浸漬によって活性化される
のである。外側コーティングを有する手袋が着用され、
当該コーティングは、基質が浸漬される浴によって活性
化されるか又はそれによって乾燥状態におけるよりも更
に潤滑にされるものであることが望ましい。このように
浸漬された手袋は、潤滑な表面を準備されることにな
る。当該手袋を使用することにより、活性化された基質
は、基質のそれ自身に対する粘着性を大きく低減させる
ことなく手袋に対する基質の粘着性を低減させることに
よって貼着が支援されるようにして、患者の手足に巻回
されるのである。貼着の後、基質は、完全に重合し、従
ってギプス材料を形成するようにして硬化することを許
容されることになる。
【0013】当該方法のもう1つの形態は、浴への浸漬
の後において貼り合わせ可能な隣接層を提供することに
なる硬化可能な樹脂でコーティングされたシートを準備
することをも指示する。前記浴によって濡れるときには
潤滑となる実質的に乾燥したコーティングを備えた手袋
が着用される。当該樹脂は、前記浴における浸漬によっ
て活性化され、このようにして活性化された基質及び樹
脂は、手袋を使用して患者の手足に巻回されるのであ
る。続いて、樹脂は、シートの少なくとも2つの隣接層
を貼り合わせるようにして硬化することを許容されるこ
とになる。
【0014】ここで、本発明は、添付図面を参照して説
明されることになる。
【0015】
【本発明の詳細な説明】図1は、本発明の方法に関する
必需品が供給されることになるキット状の構造を描写し
ている。詳細には、密閉される内側容積を画成すること
になる剥離可能層(2)を有する外郭(1)が準備され
ている。外郭は、キットを準備するために必要である多
くの区画を提供するようにして形成されることが可能で
ある。詳細には、図1において示されているように、整
形外科用の包帯材料を収容するために区画(3)が準備
され、少なくとも1対のコーティングされた手袋を供給
するために区画(4)も準備されるのである。
【0016】使用に際して、そのパッケージは、剥離可
能層(2)を外郭(1)から引き剥がすことによって開
放され、整形外科用包帯及び手袋のパッケージを露出さ
せることになる。引き出されたパッケージ(5)は、未
硬化のプレポリマー樹脂を表面に被着せしめた1巻きの
所定長さの整形外科用包帯材料を収容している。この包
帯は、例えば、デルタ・ライト(Delta-Lite…登録商
標)ファイバグラス・キャスティング・テープという商
品名でジョンソン・アンド・ジョンソン・オーソピーデ
ィクス社(Johnson & Johnson Orthopaedics)によって
販売されている包帯のようにポリウレタン・プレポリマ
ーを表面に有する編まれたガラス繊維の基質であること
も可能である。パッケージ(5)は、頂部シート(6)
及び底部シート(7)によって形成され、それらは、例
えばヒートシールによって周辺の廻りにおいて密閉され
て一体的パッケージを形成することになる。密閉部
(8)は、スリット(10)の対向側面において位置決
めされることになる開口部(9)を画成するための隙間
を準備するようにして、1つのコーナーにおいて拡がっ
ている。
【0017】使用に際して、パッケージは、患者の手足
への整形外科用包帯の貼着の間においても開放されるこ
とが可能である。そのような状況において、使用者は、
以下で説明されるように、使用者の手と整形外科用包帯
材料の間における潤滑な接触を準備するようにして、本
発明の手袋を既に着用していることになる。パッケージ
の開放を容易にするため、開口部(9)は、使用者が指
の挿入か又は開口部を介する把持様式における指の接触
のいずれかによって手がパッケージの外側表面で滑って
しまわないようにしてパッケージを把握することが可能
であるように成したポイントを許容するものである。ス
リット(10)は、パッケージの開放を容易にするため
の応力点ばかりでなくパッケージの開放引裂きの始点を
も提供することになる。パッケージの一部は、図3にお
いて示されるようにして引き裂かれ、廃棄部分(11)
は捨てられる。
【0018】このように開放されると、使用者は、プレ
ポリマー・コーティングを表面に有する整形外科用包帯
材料のロール(12)に対するアクセスを用意されるこ
とになる。
【0019】手袋(13)は、以下で説明されるよう
に、包帯の貼着の間において濡れるとき潤滑な表面を形
成することになる実質的に乾燥したコーティングを表面
に有する外側表面(14)を有している。この手袋は、
例えば、ブチルゴム、ラテックス、ポリ塩化ビニル・ポ
リビニルアルコール、ネオプレン、又はその他の天然材
料又は合成ポリマー材料のような適切な物質によって形
成されることも可能である。
【0020】当該コーティングは、米国特許明細書第4,
100,309 号において実質的に説明されたようにして、手
袋に対して付加される。このコーティングは、例えば、
非水ベースの溶剤担体に溶解されて以下のようにして適
用されるポリビニルピロリドンであることが可能であ
る。事前成形されたラテックスゴム製の手袋は、それら
を部分的に膨張させて手袋の外側表面を完全に露出させ
るようにして手袋が空気によって与圧されるように成し
た、ラック上における複数の締付け装置の中において装
架される。このラックは、膨張した手袋が手袋の外側表
面を完全に濡らすに足る十分な時間周期に渡って溶剤担
体溶液の容器の中へ浸漬されるようにして正しい位置に
降下される。このラックは、装着された手袋と共に、そ
の位置から浸漬浴の上へ引き出され、溶剤が蒸発するよ
うに許容されて結果として生じる手袋の表面におけるコ
ーティングが硬化を促進するようにして加熱されるよう
に成した炉の中に配置される。
【0021】このコーティングは、以下のようにして水
ベースの様式において準備されることもまた可能であ
る。ラテックスゴム手袋の連続的な生産のための機械
は、ラテックス手袋が最終的な乾燥に先立って前述した
ように手袋にコーティングを準備することになる水性ベ
ース製薬の全面浸漬を受けるようにして、ラインの末端
において位置決めされることになる追加の浸漬タンクを
装備されるのである。
【0022】ラテックス手袋生産ラインの末端における
全面浸漬として手袋に対して付加されるコーティング
は、固体(非水性)の成分が浴全体の14%を構成する
ことになる水性の浴から付加される。これらの成分は、
以下の通りである。 成分 全体に対する% 2・パイロール(2-Pyrol)(GAF社) 78.5 デズモドゥール(Desmodur)XP7005(モーベイ社…Mobay ) 1.8 グリセリン(Glycerine )(ダイアル社…Dial) 2.3 イジュパル(Igepal)CO-630(ローヌ・ポラン社…Rhone Polenc) 3.6 ポリビニルピロリドン(Polyvinyl Pyrrollidone)K-90(GAF 社)11.5 ケルコ(Kelco )K7C233(ケルコ社…Kelco ) 1.4 インプラニル(Impranil)DLN (モーベイ社) 0.4 ネオレッツ(Neorez)R-962 (ICI 社) 0.5 100.0
【0023】識別されるように着色された手袋が所望さ
れるならば、前述の全面浸漬浴又は生産ラインにおける
全面浸漬浴に先行する浴に対して顔料が添加されること
も可能である。例えば、明るい青色に着色された手袋が
所望されるならば、ラテックス基質に対して0.02%
のスタン・トーン(Stan-Tone…登録商標)40WD01 ブル
ー(ハーウィック・ケミカル社…Harwick Chemical Cor
p )を添加することが可能である。これは、全面浸漬の
コーティングが達成された後、人目を引く青色で仕上げ
られた手袋を産み出すことになる。 水性方式における全面浸漬コーティングの固体組成 1. 2・パイロール(GAF 社)…2・ピロリドン 2. デズモドゥールXP7005(モーベイ社)…芳香族イ
ソシアン酸塩ブロック・プレポリマー 3. グリセリン(ダイアル社)…グリセリン 4. イジュパルCO-630(ローヌ・ポラン社)…界面活
性剤、ノニルフェノキシ・ポリ(エチレノキシ)エタノ
ール 5. PVP/K-90(GAF 社)…ポリビニルピロリドン 6. ケルコK7C233(ケルコ社)…アルギン酸ナトリウ
ム(親水コロイド) 7. インプラニルDLN (モーベイ社)…脂肪族ポリエ
ステル・ポリウレタンのアニオン水性分散 8. ネオレッツR-962 (ICI 社)…脂肪族ポリウレタ
ンの水性分散
【0024】前述したように手袋(13)を着用してパ
ッケージを開放すると、整形外科用の包帯材料に対する
アクセスが獲得される。この整形外科用包帯材料は、水
への浸漬によって活性化される得るプレポリマーが使用
されるならば、簡便に水であることも可能である浴(1
5)の中へ浸漬される。手袋(13)の表面(14)に
おけるコーティングもまた、或る意味では、浴の水によ
って活性化される。その表面は、浴によって濡れると、
濡れる前よりも大きく潤滑性が増したものとなるように
為される。樹脂を含浸された整形外科用の包帯に対する
この潤滑性は、周知の様式におけるストッキネット(1
7)に被せた包帯(16)の貼着を許容することにな
る。包帯(16)は、手袋で覆われた手による整形外科
用材料の容易に摺動可能な処理を許容するように成した
潤滑な表面を有する手袋(13)によって処理されると
同時に、その貼り合わせ可能な位置を維持するようにし
て自身に対して粘着することになる。
【0025】この発明の実施態様はつぎのとおりであ
る。
【0026】(1) a)基質は、荒織りの繊維状組織
であり、 b)硬化性かつ粘着性の物質は、ポリウレタン・プレポ
リマーであるように成した、請求項1に記載の方法。
【0027】(2) a)前記基質の前記水槽からの取
出しに先立って前記手袋を着用し、 b)前記手袋を水槽の中へ浸漬して前記コーティングを
濡らすように成したことを更に含んで成る、請求項1に
記載の方法。
【0028】(3) a)前記コーティングの湿潤化の
後、前記基質を収容している少なくとも1つのパッケー
ジを開くように成したことを更に含んで成る、上記実施
態様第2項に記載の方法。
【0029】(4) a)前記基質の浸漬に先立って前
記手袋を着用し、 b)浸漬されている時間の少なくとも一部の間は前記基
質を前記手袋によって保持し、前記硬化性かつ粘着性の
物質を活性化すると同時に前記コーティングをも濡らす
ように成したことを更に含んで成る、請求項1に記載の
方法。
【0030】(5) a)前記樹脂コーティングされた
シートを前記手袋の使用によって前記浴へ浸漬し、 b)前記コーティングは、親水性であるように成したこ
とを更に含んで成る、請求項3に記載の方法。
【0031】(6) a)前記コーティングは、ポリビ
ニルピロリドンであるように成した、上記実施態様第5
項に記載の方法。
【0032】(7) a)前記基質は、患者の手足へ貼
着されるように成した、上記実施態様第6項に記載の方
法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件方法において使用される材料を収容してい
るパッケージの斜視図である。
【図2】整形外科用包帯として使用される樹脂でコーテ
ィングされた基質を収容しているパッケージを示してい
る。
【図3】開放される図2のパッケージを示している。
【図4】本件出願の方法において使用される本発明の手
袋を描写している。
【図5】手袋で被覆された手による材料を活性化させる
ことになる浴への整形外科用材料の浸漬を示している。
【図6】当該材料を貼着することになる患者の手足への
材料の巻回を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・グリーン アメリカ合衆国、07039 ニュージャージ ー州、リビングストン、イースト・シーダ ー・ストーリート 120 (72)発明者 ゼイル・オーサー アメリカ合衆国、02921 ロードアイラン ド州、クランストン、パスチャアビュー・ レーン 87

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)水によって活性化可能である硬化性
    かつ粘着性の物質を表面に含浸せしめた基質を水槽の中
    へ浸漬し、 b)水に濡れると潤滑になるコーティングを表面に有す
    る手袋を使用して前記基質を患者の手足へ貼着し、 c)硬化性かつ粘着性の物質が硬化することを許容する
    ように成した、患者の手足を固定する方法。
  2. 【請求項2】 a)基質は、荒織りの繊維状組織であ
    り、 b)硬化性かつ粘着性の物質は、ポリウレタン・プレポ
    リマーであるように成した、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 a)前記基質の前記水槽からの取出しに
    先立って前記手袋を着用し、 b)前記手袋を水槽の中へ浸漬して前記コーティングを
    濡らすように成したことを更に含んで成る、請求項1に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 a)前記コーティングの湿潤化の後、前
    記基質を収容している少なくとも1つのパッケージを開
    くように成したことを更に含んで成る、請求項3に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 a)前記基質の浸漬に先立って前記手袋
    を着用し、 b)浸漬されている時間の少なくとも一部の間は前記基
    質を前記手袋によって保持し、前記硬化性かつ粘着性の
    物質を活性化すると同時に前記コーティングをも濡らす
    ように成したことを更に含んで成る、請求項1に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 a)重合可能材料を含浸された活性化可
    能な基質であって、自己粘着性であるように成した含浸
    された基質を準備し、 b)浴への浸漬によって前記重合可能材料を活性化し、 c)前記浴によって活性化される外側コーティングを有
    する手袋を着用して、前記手袋に潤滑表面を準備するよ
    うに成し、 d)活性化された基質を患者の手足に巻回して、基質そ
    れ自身に対する粘着性を大きく低減させることなく手袋
    に対する基質の粘着性を低減させながら、当該貼着を支
    援するようにして前記手袋を使用するように成し、 e)重合可能材料が硬化することを許容するように成し
    た、整形外科用の包帯材料を貼着する方法。
  7. 【請求項7】 a)硬化可能な樹脂でコーティングされ
    たシートであって、浴への浸漬の後において貼り合わせ
    可能な隣接層を提供するように成した前記シートを準備
    し、 b)前記浴によって濡れるときには潤滑となる実質的に
    乾燥したコーティングを備えた手袋を着用し、 c)前記浴における浸漬によって前記樹脂を活性化し、 d)前記手袋を使用して活性化された基質を患者に巻回
    し、 e)前記樹脂が硬化することを許容して、前記シートの
    少なくとも2つの隣接層を貼り合わせるように成した、
    整形外科用の包帯材料を貼着する方法。
  8. 【請求項8】 a)前記樹脂コーティングされたシート
    を前記手袋の使用によって前記浴へ浸漬し、 b)前記コーティングは、親水性であるように成したこ
    とを更に含んで成る、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 a)前記コーティングは、ポリビニルピ
    ロリドンであるように成した、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 a)前記基質は、患者の手足へ貼着さ
    れるように成した、請求項9に記載の方法。
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