JP3501646B2 - 車両用トノカバーの取付構造 - Google Patents

車両用トノカバーの取付構造

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JP3501646B2
JP3501646B2 JP04928198A JP4928198A JP3501646B2 JP 3501646 B2 JP3501646 B2 JP 3501646B2 JP 04928198 A JP04928198 A JP 04928198A JP 4928198 A JP4928198 A JP 4928198A JP 3501646 B2 JP3501646 B2 JP 3501646B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両内に積載した
荷物を覆い隠す車両用トノカバーの取付構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
ワゴン車などの自動車では、後部の荷室に積載された荷
物を覆い隠す巻き取り式のトノカバーが設けられてい
る。
【0003】このトノカバーは、例えば車両内幅に近い
長さを有するトノカバーケース内にスプリングの付勢力
により巻き取り付勢された状態でロール状にトノカバー
が収納され、このトノカバーケースの長さ方向にスリッ
ト状に開口したスリット開口部から前記付勢力に抗して
トノカバーを引き出すように構成したものである。
【0004】このようにユニット化されたトノカバーユ
ニットを例えば車両の後部座席の背部に略水平状態に架
設配置し、このトノカバーユニットから後部座席後方の
荷室の上方を覆うように略水平状態にトノカバーを引き
出し、例えばトノカバーの引き出し先端に設けたフック
を車両の後部の左右係止部やハッチバックドアの係止部
に引っ掛けてトノカバーを張設保持し、荷室に積載した
荷物を覆い隠すようにするものである。
【0005】従来このトノカバーユニットの取付構造と
しては、車両内の左右側部にトノカバーユニットを水平
架設するための取付構造を施すものなど、様々な手法が
提案されているが、いずれも取付構造が複雑であった
り、取付作業が簡単に行えない構造であるため、簡単に
随時後付できるような構成でない。
【0006】本発明は、このような問題点を解決すべ
く、座席上部のヘッドレストを取り付けるためのステー
に着目し、このステーを利用して取り付ける構造とする
ことにより、簡易な構造で、しかもトノカバーユニット
を座席背部に略水平状態に架設する取付作業も簡単に行
え、容易に随時後付できるように設計可能となる画期的
なステー取り付け方式の車両用トノカバーの取付構造を
提供するものである。
【0007】また一方、座席部は左右がセパレートされ
たCAPシートや左右の座席部が一体につながっている
ベンチシートや、前方から3列目に設けられるサードシ
ートなど様々なシートがあり、取付箇所として利用する
左右のヘッドレスト(左右のステー)の位置(左右の並
設間隔)が夫々異なる。
【0008】従って、単に左右のヘッドレストのステー
を利用してトノカバーユニットを水平架設状態に取り付
けたのでは、左右のヘッドレスト間の中間位置にトノカ
バーユニットのセンター位置が合致せず、左右不均一即
ち、一方側に片寄った位置にトノカバーが張設するよう
に取り付けてしまう場合を生じてしまう。
【0009】そのため、トノカバーユニットの取り付け
固定に際して、取り付ける座席部の種類や規格に応じて
トノカバーユニットを左右に調整して取り付け固定しな
ければならないが、適切に調整する目安もないため、調
整しにくく、容易に適切な位置にトノカバーが張設され
るように取り付け固定できない場合がある。
【0010】本発明は、前述のようにステーを利用して
容易に後付け可能な構成とすると共に、このように後付
けする場合に、取り付ける座席部の種類や規格が異なる
ものでも、簡単な構造を施すだけで適切な取付位置が容
易にわかり、そのため簡単に適切な位置にトノカバーユ
ニットを取り付けできる画期的な車両用トノカバーの取
付構造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0012】トノカバーケース1内に引き出し自在にト
ノカバー2を巻回収納したトノカバーユニット3を車両
の座席部4の背部に略水平状態に取り付ける車両用トノ
カバーの取付構造において、前記トノカバーユニット3
の所定位置に締付抱持する抱持具5に、前記座席部4の
上部に設けるヘッドレスト6取付用のステー7に取り付
けるための取付部8を設け、前記トノカバーユニット3
の表面に座席部4の種類や規格に対応する取付位置を示
す位置表示13Aを長さ方向に沿って複数示した表示部13
を設け、前記抱持具5に前記表示部13の位置表示13Aを
指標する指標部14を設け、前記座席部4の種類や規格に
応じて前記表示部13の所定の位置表示13Aに前記指標部
14が合致するように前記抱持具5に対して前記トノカバ
ーユニット3を移動調整して抱持具5によりトノカバー
ユニット3を締付抱持固定し得るように構成したことを
特徴とする車両用トノカバーの取付構造に係るものであ
る。
【0013】また、前記表示部13を、複数の前記位置表
示13Aを示したシール部材とし、前記トノカバーユニッ
ト3の前記抱持具5による抱持位置付近の所定箇所にこ
の表示部13を貼着形成したことを特徴とする請求項1記
載の車両用トノカバーの取付構造に係るものである。
【0014】また、前記抱持具5にこの抱持具5により
抱持した前記トノカバーユニット3の表面が見える窓部
若しくは溝部などの表面露出部14Aを形成し、この表面
露出部14A自体、若しくはこの表面露出部14Aに前記ト
ノカバーユニット3の表面に設けた表示部13の位置表示
13Aを指示する指示部14Bを設けて前記指標部14を構成
したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記
載の車両用トノカバーの取付構造に係るものである。
【0015】また、前記抱持具5は、前記トノカバーユ
ニット3を抱持する下バケット部10と上バケット部11
と、この上下のバケット部10,11を締め付けてトノカバ
ーユニット3に締付抱持固定させる締付部12とから成
り、前記トノカバーユニット3のトノカバーケース1内
から引き出すトノカバー2を引き出すためのスリット開
口部15を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の車両用トノカバーの取付構造
に係るものである。
【0016】また、前記左右方向に並設して設けられた
ヘッドレスト6の夫々のステー7に前記取付部8を取り
付けて前記抱持具5を左右方向に並設すると共に、この
各抱持具5に前記トノカバーユニット3の左右ヵ所を締
付抱持固定するように構成し、少なくとも前記一方の抱
持具5による抱持位置付近に前記複数の位置表示13Aを
示した表示部13を設け、この所定の位置表示13Aと前記
抱持具5に設けた前記指標部14とを合致させることによ
り、前記トノカバーユニット3のセンター位置が車両幅
の略中間位置若しくは前記左右のステー7間の略中間位
置となるように構成したことを特徴とする請求項1〜4
のいずれか1項に記載の車両用トノカバーの取付構造に
係るものである。
【0017】また、前記トノカバーユニット3を下方よ
り支承する前記下バケット部10に前記取付部8を突設し
た構成とし、この取付部8を前記ステー7に取り付け
て、前記複数のステー7に吊下した複数の下バケット部
10に前記トノカバーユニット3を支承保持し得るように
構成し、このトノカバーユニット3を支承保持している
下バケット部10に、前記指標部14を設けた上バケット部
11を前記締付部12により締め付け連結してこのトノカバ
ーユニット3を締付抱持固定し得るように構成したこと
を特徴とする請求項5記載の車両用トノカバーの取付構
造に係るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0019】例えば後述する実施例のように左右二か所
の抱持具5によりトノカバーユニット3を取り付ける場
合を例に説明すれば、各抱持具5に設けた取付部8を左
右のヘッドレスト6のステー7に夫々取り付けると共
に、この各抱持具5をトノカバーユニット3の左右所定
ヵ所に抱持固定する。
【0020】即ち、例えばこの抱持具5を後述する実施
例のように下バケット部10と上バケット部11と、この上
下バケット部10,11を締め付ける締付部12とで構成すれ
ば、この上下のバケット部10,11とで締結部12によりト
ノカバーユニット3を締付抱持すると共に、この抱持具
5に設けた取付部8をステー7に取り付けるだけで良い
ため、取付構造が非常に簡単となる上、取り付け作業も
非常に簡単に行える。
【0021】しかも、本発明は取り付ける座席部4の種
類や規格に対応させてトノカバーユニット3の長さ方向
に沿って示した表示部13の複数の位置表示13Aのうち、
この取り付ける座席部4に対応させてある位置表示13A
と、抱持具5に設けた指標部14とを合致させて締付抱持
固定すると、前記トノカバーユニット3のセンター位置
が車両幅の略中間位置若しくは前記左右のステー7間の
略中間位置となる。
【0022】従って、ステー7を利用して簡易な構造に
して容易に取り付けできると共に、座席部4の種類や規
格が異なるものでも、適切な位置が容易にわかり、前述
のような簡単な操作で適切な位置にトノカバーユニット
3を取り付けできることとなる。
【0023】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0024】本実施例の抱持具5は、トノカバーユニッ
ト3の一部分を締付抱持する構成とし、トノカバーユニ
ット3を抱持する下バケット部10と上バケット部11と、
この上下のバケット部10,11を締め付けてトノカバーユ
ニット3に締付抱持固定させる締付部12とから成り、前
記トノカバーユニット3のトノカバーケース1内から引
き出すトノカバー2を引き出すためのスリット開口部15
を設けた構成としている。
【0025】具体的には、下方から支承する下バケット
部10の端縁をトノカバーケース1のスリット開口部の下
縁に係止し、上バケット部11の端縁をトノカバーケース
1のスリット開口部の上縁に係止し、回動摘子12Aを有
する締付ボルト12Bを締付部12として前記上下のバケッ
ト部10,11を締付連結する構成としている。
【0026】この抱持具5に逆U字状杆(若しくは逆V
字状杆)を突設することでリング状の環状部8Aを突設
し前記取付部8(被嵌部8)を設け、この被嵌部8をヘ
ッドレスト6を取り外して上方から二本並設したうちの
一方の前記ステー7に遊嵌状態に被嵌係止するように構
成している。従って、取付部8をステー7に取り付ける
だけで良いため、取付構造がこのように非常に簡単とな
る上、取り付け作業も非常に簡単に行える。
【0027】また、本実施例では、トノカバーユニット
3の表面に座席部4の種類や規格に対応する取付位置を
示す複数の位置表示13Aを長さ方向に沿って示した表示
部13を設け、前記抱持具5に前記表示部13のいずれか一
つの位置表示13Aを指標する指標部14を設け、前記座席
部4の種類や規格に応じて前記表示部13の所定の位置表
示13Aに前記指標部14が合致するように前記抱持具5に
対して前記トノカバーユニット3を移動調整して抱持具
5によりトノカバーユニット3を締付抱持固定し得るよ
うに構成している。
【0028】具体的には、前記表示部13を、複数の前記
位置表示13Aを示したシール部材とし、前記トノカバー
ユニット3の前記抱持具5による抱持位置付近の所定箇
所にこの表示部13を貼着形成し、また、前記抱持具5の
上バケット部11にこの抱持具5により抱持した前記トノ
カバーユニット3の表面が見える窓部を開口形成して表
面露出部14Aを形成し、この表面露出部14Aに前記トノ
カバーユニット3の表面に設けた表示部13の位置表示13
Aを指示する指示部14Bを設けて前記指標部14を構成し
ている。具体的には、複数の位置表示13AとしてCAP
シートと、ベンチシートと、サードシートとの三種類に
対応できるように、予め取り付けるステー7に対応する
所定位置をわり出して求めた夫々適正な間隔を置いてこ
れらの表示文字と共に、前記指標部14の指示部14Bと合
致させる線部を印刷したシール部材をトノカバーユニッ
ト3の一方側の所定位置に貼着して表示部13を設けてい
る。
【0029】従って、表示部13を簡単に形成でき、しか
も例えば取り付けることが予想される座席部4の種類や
規格に対応させるべく適切な位置表示13Aを示した表示
部13に適宜変更設定することが簡単に行える。
【0030】更に、説明すれば、本実施例では前記左右
方向に並設して設けられたヘッドレスト6の夫々のステ
ー7に前記取付部8を取り付けて前記抱持具5を左右方
向に並設すると共に、この各抱持具5に前記トノカバー
ユニット3の左右ヵ所を締付抱持固定するように構成
し、少なくとも前記一方の抱持具5による抱持位置付近
の所定位置に前記複数の位置表示13Aを示した表示部13
を設け、この所定の位置表示13A(表示文字)が前記表
面露出部14Aから見えるようにし、更にこの所定の位置
表示13Aと指示部14Aとを例えば図4,図5に示すよう
に合致させることにより、たとえヘッドレスト6の並設
間隔の異なる座席部4であっても、このような操作を行
うだけで常に前記トノカバーユニット3のセンター位置
が車両幅の略中間位置若しくは前記左右のヘッドレスト
6のステー7間の略中間位置となるように構成してい
る。
【0031】従って、ステー7を利用して簡易な構造に
して容易に取り付けできると共に、座席部4の種類や規
格が異なるものでも、これに応じた位置表示13Aに指示
部14Aを合わせて取り付けるだけで、例えば張設するト
ノカバー2が左右に片寄ることない適切な位置にトノカ
バーユニット3を取り付けできることとなる。
【0032】また、更に本実施例は、前記トノカバーユ
ニット3を下方より支承する前記下バケット部10に前記
取付部8を突設した構成とし、この取付部8を前記ステ
ー7に取り付けて、前記複数のステー7に吊下した複数
の下バケット部10に前記トノカバーユニット3を支承保
持し得るように構成し、このトノカバーユニット3を支
承保持している下バケット部10に、前記指標部14を設け
た上バケット部11を回動摘子12Aを有する締付ボルト12
Bを螺着する構成とした前記締付部12により締め付け連
結してこのトノカバーユニット3を締付抱持固定し得る
ように構成している。
【0033】従って、一旦このように吊下状態に取り付
けた下バケット部10に仮抱持させた上で(本実施例で
は、更に前述のように下バケット部10の端縁とトノカバ
ーケース1のスリット開口縁とを係止させている)、上
バケット部11をかぶせて(同様に係止させて)本締め固
定できる上、トノカバーユニット3の取付状態即ちトノ
カバーユニット3のセンター位置が車両幅の中間位置若
しくはステー7間の中間位置となるように抱持具5に対
してスライド調整した上で、本締め固定でき、適切な位
置にスピーディーにして簡単にトノカバーユニット3を
取り付け固定できる。
【0034】即ち、このスライド調整に際して所定の位
置表示13Aと指標部14とを合致される調整が正確にして
容易に行えることとなる。
【0035】また、この抱持具5にが逆U字状杆を突設
することでリング状の環状部8Aを突設し前記取付部8
(被嵌部8)を設け、この被嵌部8をヘッドレスト6を
取り外して上方から前記ステー7に遊嵌状態に被嵌係止
するように構成して、このステー7に対して前記抱持具
5が前記トノカバーユニット3を抱持していない状態
で、左右方向に回動、若しくは左右方向に傾動、若しく
は少なくとも上動若しくは起伏動し得るように構成して
いる。
【0036】しかも本実施例では逆U字状(若しくは逆
V字状)の被嵌部8をステー7に首掛け状態に被嵌し、
抱持具5とステー7との間に離間空隙部9が生じるよう
に構成したから、この抱持具5にトノカバーユニット3
を抱持して下方へ荷重が加わっていればステー7に安定
性良く係止されて吊り下げ状態となり、また、抱持具5
に押力が加わわればこれに応じて前述のような可動によ
って抱持具5のステー7に対する姿勢が変化するように
構成している。特に離間空隙部9を有するため、左右方
向への回動のみならず、左右方向への傾動並びに上下動
並びに起伏動が良好となり、前記順応性が向上する。
【0037】また、本実施例では、このような被嵌部8
を突設した抱持具5を二個用意し、トノカバーユニット
3の両側部に夫々締付抱持してトノカバーユニット3を
座席部4の背部に水平状態に取り付けるもので、即ち前
記左右方向に並設して設けられたヘッドレスト6の夫々
のステー7に前記被嵌部8を被嵌して前記抱持具5を左
右方向に並設すると共に、この各抱持具5に前記トノカ
バーユニット3の両側部を締付抱持固定するように構成
し、この一方の抱持具5を被嵌したステー7に対して、
他方の抱持具5を被嵌したステー7の位置が、セパレー
トタイプの座席部4の一方が前後スライド移動やリクラ
イニングによる傾動移動により移動した際、前記ステー
7に対して前記抱持具5が回動若しくは傾動若しくは上
下動若しくは起伏動し得るように構成している。
【0038】従って、たとえ一方の抱持具5を被嵌した
ステー7に対して、他方の抱持具5を被嵌したステー7
の位置が、図6に示すように前記座席部4の前後スライ
ド移動やリクライニングによる傾動移動により移動して
も、これに応じて十分に順応して可動するとはいえない
までも前記ステー7に対して双方の前記抱持具5が夫々
順応するように左右回動したり左右に傾動したり上下動
したり起伏動したりする。従って、左右のステー7の位
置ズレに順応してこのステー7に対して夫々の抱持具5
が可動し得るから、多少の座席部4の前後調整やリクラ
イニング調整を行っても容易に取り付けが外れたりこの
抱持具5や被嵌部8などの取付構造が破損したり、トノ
カバーユニット3に大きなねじれ力が働くことが抑制さ
れてトノカバーユニット3が破損したりすることが防止
できるように構成している。
【0039】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、座
席部のステーを利用し取り付ける構成としたから簡易な
構成でしかもトノカバーユニットを座席部背部に略水平
状態に架設する取付作業も簡単に行え、随時後付できる
ように設計することも容易に実現可能な画期的な車両用
トノカバーの取付構造となる。
【0040】更に、本発明は、ステーを利用して簡易な
構造にして容易に取り付けできると共に、座席部の種類
や規格が異なるものでも、適切な取り付け位置が容易に
わかり、簡単な操作で適切な位置にトノカバーユニット
を取り付けできる画期的な車両用トノカバーの取付構造
となる。
【0041】また、請求項2記載の発明においては、前
記表示部を簡単に形成でき、しかも例えば取り付けるこ
とが予想される座席部の種類や規格に対応させるべく適
切な位置表示を示した表示部に適宜変更設定することが
簡単に行えるなど一層実用性に秀れた車両用トノカバー
の取付構造となる。
【0042】また、請求項3記載の発明においては、前
記指標部も例えば抱持具の窓部を設けるなどの簡単な手
法で形成できるため一層実用性に秀れた車両用トノカバ
ーの取付構造となる。
【0043】また、請求項4記載の発明においては、簡
易な構成にして一層取付作業が容易となる車両用トノカ
バーの取付構造を実現でき、前記適正な取付位置となる
ように調整できるようにするための前記表示部や指標部
を設ける構成も容易に実現できる。
【0044】また、請求項5記載の発明においては、前
記作用・効果が一層良好に発揮され、簡易な構成にして
一層取付作業並びに調整取付作業が容易となる極めて実
用性に秀れた画期的な車両用トノカバーの取付構造とな
る。
【0045】また、請求項6記載の発明においては、一
旦ステーに吊下状態に取り付けた下バケット部に仮抱持
させた上で上バケット部をかぶせて本締め固定できる
上、トノカバーユニットの取付状態即ちトノカバーユニ
ットのセンター位置が車両幅の略中間位置若しくはステ
ー間の略中間位置となるように、位置表示と指標部とを
合致させるべく抱持具に対してスライド調整した上で、
本締め固定でき、適切な位置にスピーディーにして簡単
にトノカバーユニットを取り付け固定できる。
【0046】即ち、この調整操作が正確にして容易に行
える一層秀れた車両用トノカバーの取付構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態の説明斜視図である。
【図2】本実施例の要部の分解説明斜視図である。
【図3】本実施例の要部の分解説明斜視図である。
【図4】本実施例のサードシートの場合の位置表示に指
標部を合致させる場合を示した使用状態の説明背面図と
要部の説明平面図である。
【図5】本実施例のベンチシートの場合の位置表示に指
標部を合致させる場合を示した使用状態の説明図と要部
の説明平面図である。
【図6】本実施例のセパレート式の座席部の一方側のみ
リクライニング調整して左右のステーが位置ズレした状
態において、双方の抱持具が各ステーに対して可動する
ことを示す説明斜視図である。
【符号の説明】
1 トノカバーケース 2 トノカバー 3 トノカバーユニット 4 座席部 5 抱持具 6 ヘッドレスト 7 ステー 8 取付部(被嵌部) 10 下バケット部 11 上バケット部 12 締付部 13 表示部 13A 位置表示部 14 指標部 14A 表面露出部 14B 指示部 15 スリット開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トノカバーケース内に引き出し自在にト
    ノカバーを巻回収納したトノカバーユニットを車両の座
    席部の背部に略水平状態に取り付ける車両用トノカバー
    の取付構造において、前記トノカバーユニットの所定位
    置に締付抱持する抱持具に、前記座席部の上部に設ける
    ヘッドレスト取付用のステーに取り付けるための取付部
    を設け、前記トノカバーユニットの表面に座席部の種類
    や規格に対応する取付位置を示す位置表示を長さ方向に
    沿って複数示した表示部を設け、前記抱持具に前記表示
    部の位置表示を指標する指標部を設け、前記座席部の種
    類や規格に応じて前記表示部の所定の位置表示に前記指
    標部が合致するように前記抱持具に対して前記トノカバ
    ーユニットを移動調整して抱持具によりトノカバーユニ
    ットを締付抱持固定し得るように構成したことを特徴と
    する車両用トノカバーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記表示部を、複数の前記位置表示を示
    したシール部材とし、前記トノカバーユニットの前記抱
    持具による抱持位置付近の所定箇所にこの表示部を貼着
    形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用トノカ
    バーの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記抱持具にこの抱持具により抱持した
    前記トノカバーユニットの表面が見える窓部若しくは溝
    部などの表面露出部を形成し、この表面露出部自体、若
    しくはこの表面露出部に前記トノカバーユニットの表面
    に設けた表示部の位置表示を指示する指示部を設けて前
    記指標部を構成したことを特徴とする請求項1,2のい
    ずれか1項に記載の車両用トノカバーの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記抱持具は、前記トノカバーユニット
    を抱持する下バケット部と上バケット部と、この上下の
    バケット部を締め付けてトノカバーユニットに締付抱持
    固定させる締付部とから成り、前記トノカバーユニット
    のトノカバーケース内から引き出すトノカバーを引き出
    すためのスリット開口部を設けた構成としたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用トノ
    カバーの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記左右方向に並設して設けられたヘッ
    ドレストの夫々のステーに前記取付部を取り付けて前記
    抱持具を左右方向に並設すると共に、この各抱持具に前
    記トノカバーユニットの左右ヵ所を締付抱持固定するよ
    うに構成し、少なくとも前記一方の抱持具による抱持位
    置付近に前記複数の位置表示を示した表示部を設け、こ
    の所定の位置表示と前記抱持具に設けた前記指標部とを
    合致させることにより、前記トノカバーユニットのセン
    ター位置が車両幅の略中間位置若しくは前記左右のステ
    ー間の略中間位置となるように構成したことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用トノカバ
    ーの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記トノカバーユニットを下方より支承
    する前記下バケット部に前記取付部を突設した構成と
    し、この取付部を前記ステーに取り付けて、前記複数の
    ステーに吊下した複数の下バケット部に前記トノカバー
    ユニットを支承保持し得るように構成し、このトノカバ
    ーユニットを支承保持している下バケット部に、前記指
    標部を設けた上バケット部を前記締付部により締め付け
    連結してこのトノカバーユニットを締付抱持固定し得る
    ように構成したことを特徴とする請求項5記載の車両用
    トノカバーの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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