JP3501260B2 - 表面粗さ形状パラメータ設定方法及び表面粗さ形状測定機 - Google Patents
表面粗さ形状パラメータ設定方法及び表面粗さ形状測定機Info
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- JP3501260B2 JP3501260B2 JP06011897A JP6011897A JP3501260B2 JP 3501260 B2 JP3501260 B2 JP 3501260B2 JP 06011897 A JP06011897 A JP 06011897A JP 6011897 A JP6011897 A JP 6011897A JP 3501260 B2 JP3501260 B2 JP 3501260B2
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- parameters
- roughness shape
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの表面粗
さ、断面形状、うねり(以下、まとめて「表面粗さ形
状」という。)を求める表面粗さ形状測定機に係り、特
に、表面粗さ形状の値を表わすパラメータ(本明細書で
は「表面粗さ形状のパラメータ」又は単に「パラメー
タ」という。)の設定方法に関するものである。
さ、断面形状、うねり(以下、まとめて「表面粗さ形
状」という。)を求める表面粗さ形状測定機に係り、特
に、表面粗さ形状の値を表わすパラメータ(本明細書で
は「表面粗さ形状のパラメータ」又は単に「パラメー
タ」という。)の設定方法に関するものである。
【0002】表面粗さ形状を求める目的は、その物品の
表面特性(摩擦係数、耐摩耗性、密着性、光沢等)を知
るためであるが、表面粗さ形状測定機では、ワークを測
定して得られた測定データはパラメータを用いて表す。
例えば、表面粗さは「Ra5、Ry15」等と表わす。そ
して、算出したパラメータの値を基準値や他のワークの
値と比較して表面特性の良否を判定する。したがって、
作業者は、測定データをどのようなパラメータで表わす
か、測定データを解析する前に、あらかじめ設定してお
かなければならない。
表面特性(摩擦係数、耐摩耗性、密着性、光沢等)を知
るためであるが、表面粗さ形状測定機では、ワークを測
定して得られた測定データはパラメータを用いて表す。
例えば、表面粗さは「Ra5、Ry15」等と表わす。そ
して、算出したパラメータの値を基準値や他のワークの
値と比較して表面特性の良否を判定する。したがって、
作業者は、測定データをどのようなパラメータで表わす
か、測定データを解析する前に、あらかじめ設定してお
かなければならない。
【0003】パラメータは次のような種類がある。
(A)振幅に関するパラメ−タ
中心線平均値、算術平均値、二乗平均値、最大高さ、最
大粗さ、最大断面、最大うねり、十点平均値、三位点粗
さ、平均凹凸高さ、最大山高さ、最大谷深さ、ろ波うね
り、ろ波中心線うねり、転がり円うねり、転がり円中心
線うねり (B)波長及び傾斜に関するパラメ−タ 凹凸の平均間隔、局部山頂の平均間隔、山数、算術平均
傾斜、二乗平均傾斜、算術平均波長、二乗平均波長、傾
斜角、展開長さ比 (C)負荷曲線に関するパラメ−タ 負荷長さ率、プラトー率切断レベル差、有効負荷粗さ、
初期摩耗高さ、油溜り深さ、油溜り量、油溜り深さ率 (D)振幅分布に関するパラメ−タ ゆがみ、とがり さらに、評価区間によっていくつかに分かれ、算出規格
(JIS、DIN、ISO、ANSI等)によって表示
記号が異なっている。
大粗さ、最大断面、最大うねり、十点平均値、三位点粗
さ、平均凹凸高さ、最大山高さ、最大谷深さ、ろ波うね
り、ろ波中心線うねり、転がり円うねり、転がり円中心
線うねり (B)波長及び傾斜に関するパラメ−タ 凹凸の平均間隔、局部山頂の平均間隔、山数、算術平均
傾斜、二乗平均傾斜、算術平均波長、二乗平均波長、傾
斜角、展開長さ比 (C)負荷曲線に関するパラメ−タ 負荷長さ率、プラトー率切断レベル差、有効負荷粗さ、
初期摩耗高さ、油溜り深さ、油溜り量、油溜り深さ率 (D)振幅分布に関するパラメ−タ ゆがみ、とがり さらに、評価区間によっていくつかに分かれ、算出規格
(JIS、DIN、ISO、ANSI等)によって表示
記号が異なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにパラメータ
はかなり多くの種類があり、ワークの表面特性を表わす
のに最適なパラメータを選択することは、特に経験の浅
い作業者にとっては容易でない。パラメータそのものの
解説は、通常、取扱説明書等に記載されているが、その
内容を理解し表面特性と結びつけるのはかなりの経験が
必要である。パラメータの選択が適切でないと、せっか
くワークを測定しても得られたデータは役に立たなくな
る。
はかなり多くの種類があり、ワークの表面特性を表わす
のに最適なパラメータを選択することは、特に経験の浅
い作業者にとっては容易でない。パラメータそのものの
解説は、通常、取扱説明書等に記載されているが、その
内容を理解し表面特性と結びつけるのはかなりの経験が
必要である。パラメータの選択が適切でないと、せっか
くワークを測定しても得られたデータは役に立たなくな
る。
【0005】 本発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、求める表面特性を表わすのに最適な表面粗さ
形状パラメータが容易に設定できる方法及びそれを備え
た表面粗さ測定機を提供することを目的とする。
たもので、求める表面特性を表わすのに最適な表面粗さ
形状パラメータが容易に設定できる方法及びそれを備え
た表面粗さ測定機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、ワークの表面特性を表わす複数の表面特性
項目を設定するとともに、それらの表面特性項目を表わ
すのに最適なパラメータを設定してあらかじめ表面粗さ
形状測定機に記憶させておき、求める表面特性項目を作
業者が指示すると、該当するパラメータが自動的に設定
されるようにする。この場合、各表面特性項目に最適な
パラメータの設定は、パラメータの理論的特性や実験結
果等に基いて行う。また、現状ではパラメータの種類や
記号は算出規格によって異なるので、各表面特性項目に
対応するパラメータは算出規格ごとに設定しておき、表
面特性項目を指示するときには算出規格も指示する。
するために、ワークの表面特性を表わす複数の表面特性
項目を設定するとともに、それらの表面特性項目を表わ
すのに最適なパラメータを設定してあらかじめ表面粗さ
形状測定機に記憶させておき、求める表面特性項目を作
業者が指示すると、該当するパラメータが自動的に設定
されるようにする。この場合、各表面特性項目に最適な
パラメータの設定は、パラメータの理論的特性や実験結
果等に基いて行う。また、現状ではパラメータの種類や
記号は算出規格によって異なるので、各表面特性項目に
対応するパラメータは算出規格ごとに設定しておき、表
面特性項目を指示するときには算出規格も指示する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る表面粗さ測定機の実
施の形態のブロック図を図1に示す。図1に示すよう
に、この実施の形態では、ワークの表面特性項目及び算
出規格ごとに設定されたパラメータを記憶するパラメー
タ記憶部21、表面特性項目及び算出規格を作業者が指
示する入力部22、入力部22から指示された内容に従
って該当するパラメータをパラメータ記憶部21から選
択するパラメータ選択部23が設けられている。また、
従来と同様であるが、ワークの表面を測定して測定デー
タを得る測定部10、得られたデータを解析してパラメ
ータの値を算出する測定データ解析部11が設けられて
いる。
施の形態のブロック図を図1に示す。図1に示すよう
に、この実施の形態では、ワークの表面特性項目及び算
出規格ごとに設定されたパラメータを記憶するパラメー
タ記憶部21、表面特性項目及び算出規格を作業者が指
示する入力部22、入力部22から指示された内容に従
って該当するパラメータをパラメータ記憶部21から選
択するパラメータ選択部23が設けられている。また、
従来と同様であるが、ワークの表面を測定して測定デー
タを得る測定部10、得られたデータを解析してパラメ
ータの値を算出する測定データ解析部11が設けられて
いる。
【0008】この場合、表面特性項目としては次のよう
なものを設定する。( )内は補足説明である。 (1)気密度(粗さによる接触面間の隙間) (2)摩擦力(粗さの山に引っかかる力 ) (3)摩耗(摺動時の粗さの山への荷重集中による削られ
易さ) (4)焼き付き・潤滑性(粗さの谷への潤滑油の貯まり易
さ) (5)密着性(リンギング性) (6)接着性(接着剤によい形状) (7)剥離し易さ(型と成形品とが剥れ易さ ) (8)外観・光沢(光の反射時の散乱、ぎらつき、高級
感) (9)鮮鋭性(塗装面の輝き) (10)光学的性能(光束の屈折の乱れ、散乱) (11)耐食性・絶縁性(毛細管現象によるぬれ易さ) (12)疲労破壊強さ(切り欠き形状による応力集中) (13)電磁気特性(傷、粗さによる表皮効果) (14)接触面の熱伝導・電気抵抗(接触面間の実質接触面
積による熱伝導・電気伝導性) (15)接合面剛性(粗さの山への荷重集中による撓み) (16)寸法測定精度(測定方法に対する粗さの影響度合い
による差、測定力による粗さの山の変形) (17)肌ざわり(手ざわり) (18)印刷品位(紙のキメとインクの乗り) (19)騒音・振動(高速で転がる面の振動)
なものを設定する。( )内は補足説明である。 (1)気密度(粗さによる接触面間の隙間) (2)摩擦力(粗さの山に引っかかる力 ) (3)摩耗(摺動時の粗さの山への荷重集中による削られ
易さ) (4)焼き付き・潤滑性(粗さの谷への潤滑油の貯まり易
さ) (5)密着性(リンギング性) (6)接着性(接着剤によい形状) (7)剥離し易さ(型と成形品とが剥れ易さ ) (8)外観・光沢(光の反射時の散乱、ぎらつき、高級
感) (9)鮮鋭性(塗装面の輝き) (10)光学的性能(光束の屈折の乱れ、散乱) (11)耐食性・絶縁性(毛細管現象によるぬれ易さ) (12)疲労破壊強さ(切り欠き形状による応力集中) (13)電磁気特性(傷、粗さによる表皮効果) (14)接触面の熱伝導・電気抵抗(接触面間の実質接触面
積による熱伝導・電気伝導性) (15)接合面剛性(粗さの山への荷重集中による撓み) (16)寸法測定精度(測定方法に対する粗さの影響度合い
による差、測定力による粗さの山の変形) (17)肌ざわり(手ざわり) (18)印刷品位(紙のキメとインクの乗り) (19)騒音・振動(高速で転がる面の振動)
【0009】次に、パラメータの理論的特性や実験結果
等に基いて設定されたこれらの表面特性項目に対応する
パラメータのうち、JIS−1994で規定したパラメ
ータ表示記号で表示した例を示す。ただし、パラメータ
の各記号は本発明に際して設定したものがあり、必ずし
も現状のJIS−1994とは一致していない。 (1)気密度……Ra 、Rp 、Sm 、Rpk (2)摩擦力……RΔa 、RΔq 、Ry 、Rz 、Rp (3)磨耗……Rp 、負荷曲線、Rmr、Rpk、Rsk (4)焼き付き、潤滑性……Rv 、負荷曲線、Rmr、R
vk、Rδc 、Mr2、Vo、K (5)密着性……Ry 、Rmax (6)接着性……Rz 、Ry 、RΔa 、RΔq 、Lr (7)剥離し易さ……Rz 、Ry 、RΔa 、RΔq 、L
r (8)外観、光沢……RΔq 、Rq 、Ra 、パワーグラ
フ、Rku、Wcm、Wca (9)鮮映性(塗装面の輝き)……Ra 、Pc 、Wca (10)光学的性能……RΔq 、Rq 、Ra (11)耐蝕性、絶縁性……Ra 、RΔa 、RΔq 、R
v 、Mr2 (12)疲労破壊強さ……Rmax 、Rv 、Rvk (13)電磁気特性……Ra 、Ry 、Rz (14)接触面の熱伝導、電気抵抗……Rmr、Mr1、R
a 、Pc 、Lr (15)接合面剛性……Rmr、Rz 、Rp 、Rpk、Wem (16)寸法測定精度……Ry 、Rp 、Rpk (17)肌ざわり……Ry 、RΔa 、RΔq 、Pc 、パ
ワーグラフ (18)印刷品位……Ra 、Rv 、Rvk、Pc 、パワー
グラフ (19)騒音、振動……Ry 、Rmax 、パワーグラフ、
Wem
等に基いて設定されたこれらの表面特性項目に対応する
パラメータのうち、JIS−1994で規定したパラメ
ータ表示記号で表示した例を示す。ただし、パラメータ
の各記号は本発明に際して設定したものがあり、必ずし
も現状のJIS−1994とは一致していない。 (1)気密度……Ra 、Rp 、Sm 、Rpk (2)摩擦力……RΔa 、RΔq 、Ry 、Rz 、Rp (3)磨耗……Rp 、負荷曲線、Rmr、Rpk、Rsk (4)焼き付き、潤滑性……Rv 、負荷曲線、Rmr、R
vk、Rδc 、Mr2、Vo、K (5)密着性……Ry 、Rmax (6)接着性……Rz 、Ry 、RΔa 、RΔq 、Lr (7)剥離し易さ……Rz 、Ry 、RΔa 、RΔq 、L
r (8)外観、光沢……RΔq 、Rq 、Ra 、パワーグラ
フ、Rku、Wcm、Wca (9)鮮映性(塗装面の輝き)……Ra 、Pc 、Wca (10)光学的性能……RΔq 、Rq 、Ra (11)耐蝕性、絶縁性……Ra 、RΔa 、RΔq 、R
v 、Mr2 (12)疲労破壊強さ……Rmax 、Rv 、Rvk (13)電磁気特性……Ra 、Ry 、Rz (14)接触面の熱伝導、電気抵抗……Rmr、Mr1、R
a 、Pc 、Lr (15)接合面剛性……Rmr、Rz 、Rp 、Rpk、Wem (16)寸法測定精度……Ry 、Rp 、Rpk (17)肌ざわり……Ry 、RΔa 、RΔq 、Pc 、パ
ワーグラフ (18)印刷品位……Ra 、Rv 、Rvk、Pc 、パワー
グラフ (19)騒音、振動……Ry 、Rmax 、パワーグラフ、
Wem
【0010】前述した各パラメータは次のような内容で
ある。 (A)振幅に関するパラメ−タ Ra…算術平均値、Rq…二乗平均値、Ry…最大高さ、
Rmax…最大断面、Rz…十点平均値、Rp…最大山高
さ、Rv…最大谷深さ、Wcm…転がり円うねり、Wca…
ろ波中心線うねり、Wem…ろ波うねり (B)波長及び傾斜に関するパラメ−タ Sm…凹凸の平均間隔、Pc…山数、RΔa…算術平均傾
斜、RΔq…二乗平均傾斜、Lr…展開長さ比 (C)負荷曲線に関するパラメ−タ Rmr、Mr1、Mr2…負荷長さ率、Pδc…プラトー率切
断レベル差、Rpk…初期摩耗高さ、Rvk…油溜り深さ、
Vo…油溜り量、K…油溜り深さ率 (D)振幅分布に関するパラメ−タ Rsk…ゆがみ、Rku…とがり
ある。 (A)振幅に関するパラメ−タ Ra…算術平均値、Rq…二乗平均値、Ry…最大高さ、
Rmax…最大断面、Rz…十点平均値、Rp…最大山高
さ、Rv…最大谷深さ、Wcm…転がり円うねり、Wca…
ろ波中心線うねり、Wem…ろ波うねり (B)波長及び傾斜に関するパラメ−タ Sm…凹凸の平均間隔、Pc…山数、RΔa…算術平均傾
斜、RΔq…二乗平均傾斜、Lr…展開長さ比 (C)負荷曲線に関するパラメ−タ Rmr、Mr1、Mr2…負荷長さ率、Pδc…プラトー率切
断レベル差、Rpk…初期摩耗高さ、Rvk…油溜り深さ、
Vo…油溜り量、K…油溜り深さ率 (D)振幅分布に関するパラメ−タ Rsk…ゆがみ、Rku…とがり
【0011】本発明に係る表面粗さ形状測定機はこのよ
うに構成されており、算出規格と求めようとする表面特
性項目とを作業者が入力部22から指示すると、パラメ
ータ記憶部21に記憶された上記のようなパラメータの
中から該当するパラメータが、パラメータ選択部23に
よって選択され、測定データ解析部11に送られる。こ
の後、測定部10でワークを測定すると、選択されたパ
ラメータに基づいて測定データが解析される。
うに構成されており、算出規格と求めようとする表面特
性項目とを作業者が入力部22から指示すると、パラメ
ータ記憶部21に記憶された上記のようなパラメータの
中から該当するパラメータが、パラメータ選択部23に
よって選択され、測定データ解析部11に送られる。こ
の後、測定部10でワークを測定すると、選択されたパ
ラメータに基づいて測定データが解析される。
【0012】なお、実施の形態で記述したのは、JIS
−1994で規定したパラメータの表示記号で表わした
例であったが、これに限らず、他の算出規格についても
同様に設定することができる。単にパラメータの表示記
号を変えればよい。
−1994で規定したパラメータの表示記号で表わした
例であったが、これに限らず、他の算出規格についても
同様に設定することができる。単にパラメータの表示記
号を変えればよい。
【0013】また、表面特性項目の種類及びそれを表す
のに最適なパラメータについて前述したように設定した
が、これは1例であり、これに限らず、他の表面特性項
目を設定したり、実験結果等から他のパラメータに変更
又は他のパラメータを追加したりしても、本発明は適用
できる。
のに最適なパラメータについて前述したように設定した
が、これは1例であり、これに限らず、他の表面特性項
目を設定したり、実験結果等から他のパラメータに変更
又は他のパラメータを追加したりしても、本発明は適用
できる。
【0014】さらに、1つの表面特性項目を表わすパラ
メータの中には「粗さ」に係るものと「うねり」に係る
ものとがある場合は、「粗さ」と「うねり」とを別々に
測定して2つの測定データを得るか、1回の測定データ
から「粗さ」と「うねり」を各々抽出するか、いずれか
の方法を採ればよい。
メータの中には「粗さ」に係るものと「うねり」に係る
ものとがある場合は、「粗さ」と「うねり」とを別々に
測定して2つの測定データを得るか、1回の測定データ
から「粗さ」と「うねり」を各々抽出するか、いずれか
の方法を採ればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
ークの表面特性を表わす複数の表面特性項目を設定する
とともに、それらの表面特性項目を表すのに最適なパラ
メータを設定してあらかじめ表面粗さ形状測定機に記憶
させておき、求める表面特性と算出規格を作業者が指示
すると、該当するパラメータが自動的に設定されるよう
にした。したがって、経験の浅い作業者が初めてのワー
クについて測定する場合でも、表面特性を表わすのに最
適なパラメータを容易に設定することができる。
ークの表面特性を表わす複数の表面特性項目を設定する
とともに、それらの表面特性項目を表すのに最適なパラ
メータを設定してあらかじめ表面粗さ形状測定機に記憶
させておき、求める表面特性と算出規格を作業者が指示
すると、該当するパラメータが自動的に設定されるよう
にした。したがって、経験の浅い作業者が初めてのワー
クについて測定する場合でも、表面特性を表わすのに最
適なパラメータを容易に設定することができる。
【図1】本発明に係る表面粗さ測定機の実施の形態のブ
ロック図
ロック図
10……測定部
11……測定データ解析部
21……パラメータ記憶部
22……入力部
23……パラメータ選択部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−306928(JP,A)
特開 平2−173803(JP,A)
特開 平8−237991(JP,A)
実開 昭62−30102(JP,U)
石田次雄(外)「鋼板表面あらさの測
定と解析」,金属表面技術,VOL34,
NO7、pp.361−370、1983
Claims (2)
- 【請求項1】ワークの表面特性を表わす複数の表面特性
項目と、それらの表面特性項目を表わすのに最適な表面
粗さ形状のパラメータとを算出規格ごとに設定して予め
記憶させておき、設 定された前記表面特性項目の中から求める表面特性項
目を指示するとともに、算出規格を指示すると、 記憶された前記表面粗さ形状のパラメータの中から該当
する表面粗さ形状のパラメータが選択されることを特徴
とする表面粗さ形状パラメータ設定方法。 - 【請求項2】ワークの表面特性項目に対応して設定され
た算出規格ごとの表面粗さ形状のパラメータを記憶する
パラメータ記憶部と、 求める表面特性項目を設定された前記表面特性項目の中
から指示するとともに、算出規格を指示する入力部と、 前記入力部で指示された内容に従って、前期パラメータ
記憶部から該当する表面粗さ形状のパラメータを選択す
る選択部と、 を備えたことを特徴とする表面粗さ形状測定機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06011897A JP3501260B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 表面粗さ形状パラメータ設定方法及び表面粗さ形状測定機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06011897A JP3501260B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 表面粗さ形状パラメータ設定方法及び表面粗さ形状測定機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10239043A JPH10239043A (ja) | 1998-09-11 |
JP3501260B2 true JP3501260B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=13132898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06011897A Expired - Fee Related JP3501260B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 表面粗さ形状パラメータ設定方法及び表面粗さ形状測定機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3501260B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2898410B1 (fr) * | 2006-03-07 | 2008-05-09 | Airbus France Sas | Procede de caracterisation de la tenue en fatigue d'une piece a partir de son profil de surface |
JP2009023549A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Sekisui Chem Co Ltd | 自動車内装用樹脂部材、および自動車内装用樹脂部品 |
JP5429515B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2014-02-26 | 日産自動車株式会社 | 永久磁石型回転電機のロータ又はステータに配設する界磁極用磁石体、及び永久磁石型回転電機 |
JP5597495B2 (ja) * | 2010-09-14 | 2014-10-01 | 株式会社東芝 | Led電球用の蛍光体層付きグローブ、その製造方法およびled電球 |
JP5776080B2 (ja) * | 2011-06-30 | 2015-09-09 | 株式会社ミツトヨ | 円形状特性測定方法、装置及びプログラム |
JP6359350B2 (ja) * | 2014-06-13 | 2018-07-18 | 株式会社キーエンス | 三次元形状測定装置、測定データ処理ユニット、測定データ処理方法、及びコンピュータプログラム |
JP2019045324A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | オリンパス株式会社 | 表面性状測定装置、表示方法、及び、プログラム |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP06011897A patent/JP3501260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
石田次雄(外)「鋼板表面あらさの測定と解析」,金属表面技術,VOL34,NO7、pp.361−370、1983 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10239043A (ja) | 1998-09-11 |
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