JP3501153B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子に関
する。
【0002】
【従来の技術】TFTやMIM素子を各画素に設けたア
クティブマトリックス型の液晶表示素子は、この数年の
技術進歩で14〜17インチといった大型ディスプレイ
も作成されるようになり、コンピュータ端末や壁掛けT
Vへの応用が期待されている。
【0003】しかしながら画面の大型化とともに、その
表示性能、特に視角特性に対する不満も大きくなってい
る。その原因は、主として従来の液晶表示素子が採用し
てきたツイステッドネマチック(以下TNと呼ぶ)とい
う液晶ディスプレイモード自体にある。
【0004】従来のTN型液晶表示素子は、図14に示
すように、上側偏光板1、液晶セル3、下側偏光板5、
液晶セルの上基板6、下基板7、透明電極8、ネマチッ
ク液晶9で構成される。またその各軸の関係は、図9に
示すように上側偏光板1の偏光軸(以下偏光軸は透過軸
を指すことにする)方向を11、液晶セルの上基板6の
液晶配向方向を12、液晶セルの下基板7の液晶配向方
向を13、下側偏光板5の偏光軸方向を14、11が1
2となす角度を21、12と13から決まるネマチック
液晶9のねじれ角を22、14が13となす角度を23
とすると、角度21と角度23はそれぞれ約0度に、ま
た角度22は約90度に設定されていた。
【0005】このとき従来のTN型液晶表示素子は図4
に示すような電圧透過率特性を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記構成
を取る従来のTN型液晶表示素子には、良好に表示が認
識できる視角範囲が狭いという課題があった。図15に
従来のTN型液晶表示素子に5ボルト印加した状態をオ
ン状態、1ボルト印加した状態をオフ状態として駆動し
たときの視角特性を示す。ここで図の中央が基板法線方
向、それをとりまく6つの同心円は内から順に、法線方
向からの傾き角10度、20度、30度、40度、50
度、60度の方向を示している。また41、42、4
3、44、45、46はそれぞれコントラスト比1:
1、1:3、1:10、1:30、1:100、1:3
00の等コントラスト曲線である。このように従来のT
N型液晶は、視角によってその特性が大きく変化する。
この図からは読み取れないが、上方向から見たときには
反転というやっかいな現象が生じる。反転現象とは、電
圧上昇に伴って透過率がいったん暗くなったのち再び明
るくなるため、中間調を表示した際、より暗く表示すべ
きところが明るくなってしまう現象である。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、その目的とするところは、高分子フィルムを視角補
償板として用いることによって、視角特性に優れた液晶
表示素子を提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示素子
は、一対の基板間に液晶が挟持されてなる液晶セルと、
少なくとも1枚の高分子フィルムと、偏光板とを有して
なる液晶表示素子において、前記高分子フィルムは、負
の光学異方体でなり、前記高分子フィルムの法線方向の
屈折率をnz、前記法線方向に直交する2方向の屈折率
をnx、ny、フィルム厚をdとしたとき、前記高分子
フィルムの(nx−nz)×dの値の和が、前記液晶の
Δn×dの値と同じかそれよりも小さいことを特徴とす
【0009】また、前記液晶セルの液晶のねじれ角が約
90度であることを特徴とする。
【0010】また、前記偏光板の透過軸が、隣接する、
あるいは高分子フィルムを挟んで隣接する液晶セル基板
の配向処理方向と直角になるように配置したことを特徴
とする。
【0011】また、前記液晶セルの液晶のねじれ角が約
0度であることを特徴とする。
【0012】また、前記液晶表示素子が、電圧無印加時
に明表示、電圧印加時に暗表示を行うことを特徴とす
る。
【0013】また、前記液晶のプレチルト角が5度以上
であることを特徴とする。
【0014】また、前記液晶セルの少なくとも一方の基
板と液晶とのアンカリング・エネルギーが、1×10-4
J/m2以下であることを特徴とする。
【0015】また、前記液晶セルを駆動する際に、オン
時の実効電圧を液晶セルのしきい値電圧の4倍以上に設
定したことを特徴とする。
【0016】また、前記高分子フィルムの△nの波長分
散値νを、液晶のそれよりも小さくしたことを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施例1)本発明の実施例1に
おける液晶表示素子は、図1に示すように、上側偏光板
1、高分子フィルム2、液晶セル3、下側偏光板5、液
晶セルの上基板6、下基板7、透明電極8、ネマチック
液晶9で構成される。またその各軸の関係は、図2に示
すように上側偏光板1の偏光軸(吸収軸)方向を11、
液晶セルの上基板6の液晶配向方向を12、液晶セルの
下基板7の液晶配向方向を13、下側偏光板5の偏光軸
方向を14、11が12となす角度を21、12と13
から決まるネマチック液晶9のねじれ角を22、14が
13となす角度を23とすると、角度21と角度23は
それぞれ90度に、また角度22も90度に設定する。
【0018】ネマチック液晶9には、メルク社製の液晶
ZLI−4393にBDH社製のカイラルドーパントC
B−15を0.1wt%添加して用いた。ZLI−43
93の複屈折△nは0.0851、セルギャップdは
4.7μmであるので、△n×dは0.40μmにな
る。液晶はポリイミドの配向膜を用い、プレチルト角1
度以下でホモジニアス配向させた。一方高分子フィルム
2はポリカーボネート製の負の光学的異方体であり、図
3に模式的に示したような屈折率楕円体を持つ。即ちフ
ィルム面32の法線方向の屈折率をnz、これに垂直で
互いに直交する2方向の屈折率をnx、nyとすると、n
z<nx=nyの関係にある碁石型の形状を有する。ここ
で用いたフィルムは、nx=1.588、ny=1.58
8、nz=1.585、フィルム厚d=100μmであ
り、(nx−nz)×d=0.3μmと、液晶セルの△n
×dよりも若干小さめに設定した。
【0019】以上のようにして作成した本発明の実施例
1における液晶表示素子の電圧透過率特性を図4に示
す。電圧無印加時に白く、また電圧印加時に黒くなる、
いわゆるノーマリホワイト表示となっている。透過率が
10%変化した電圧で定義されるしきい値電圧は、1.
45ボルトである。
【0020】この液晶セルに7ボルト印加した状態をオ
ン状態、1ボルト印加した状態をオフ状態として駆動し
たときの、視角特性を図5に示す。コントラストを取る
だけならば、5ボルトも印加すれば充分であるが、7ボ
ルト印加することによって液晶が基板にほぼ垂直に立ち
上がり、高分子フィルムによる視角補償がより効果的と
なる。この視角特性を図15に示した従来のTN型液晶
の視角特性と比較すると、1:30の等コントラスト曲
線44で左右に±20度以上広がっていることがわか
る。上下方向も従来のように上に狭すぎるということ無
く、バランスの良い特性を示している。またこの図から
は読み取れないが、中間調の反転も起こりにくくなっ
た。
【0021】(実施例2)実施例2のセル構成、軸関係
等は図1、図2に示した実施例1と同様であるが、液晶
分子のプレチルト角を10度に設定した点だけが異な
る。プレチルト角が高くなった分、しきい値電圧が0.
3ボルト下がり、オン印加電圧を6ボルトにしても、実
施例1と同等の広視角が得られるようになった。
【0022】TN型液晶のプレチルト角は従来5度以下
であったが、視角補償板を備える場合にはプレチルト角
を大きく設定した方が、視角を広げる点で有利である。
【0023】(実施例3)実施例3のセル構成、軸関係
等は図1、図2に示した実施例1と同様であるが、配向
膜としてSiOの斜方蒸着膜を用いた点だけが異なる。
これにより液晶分子と配向膜のアンカリング・エネルギ
ーが約4×10-5J/m2となった。これは配向膜とし
て、通常のポリイミドやポリビニルアルコールを用いた
場合の1×10-3J/m2以上という値と比べて非常に
小さな値である。基板近傍の液晶分子は、通常かなり高
い電圧を印加しないと動かないが、アンカリング・エネ
ルギーが4×10-5J/m2程度だとわずか数ボルトで
動き出す。従って、実施例1ではオン印加電圧を7ボル
トに設定したが、実施例3ではわずか5.5ボルトで同
等の広視角が得られる。アンカリング・エネルギーを小
さくする方法としては、他にLB膜を配向膜として用い
たり、透明電極表面を直接ラビングする方法が知られて
おり、これらもそのアンカリング・エネルギーに応じた
効果がある。
【0024】(実施例4)実施例4のセル構成、軸関係
等は図1、図2に示した実施例1と同様であるが、高分
子フィルムとして図3のような形状の屈折率楕円体では
なく、図6のような形状のものを採用した点が異なる。
これはやはりポリカーボネート製の負の光学的異方体で
あり、nz<nx=nyの関係は同じであるが、光軸がフ
ィルム面32の法線方向から5度傾き、電圧印加時の液
晶セルの液晶のダイレクターの平均方向とほぼ平行にな
っている。液晶セルの液晶はしきい値電圧の4倍程度の
電圧では完全に立ち上がっているわけではないので、こ
のように高分子フィルムの屈折率楕円体を液晶に合わせ
て傾ければ、より完全な視角補償ができる。
【0025】なお図6のように屈折率楕円体31をフィ
ルム面32に対して傾ける方法以外に、図3のフィルム
を液晶セル基板に対して傾けてもよい。直視型のディス
プレイでは、スペースの関係でこのような配置は困難で
あるが、投写型のディスプレイでは有効な手段である。
【0026】(実施例5)本発明の実施例5における液
晶表示素子は、図7に示すように、上側偏光板1、高分
子フィルム2、液晶セル3、高分子フィルム4、下側偏
光板5、液晶セルの上基板6、下基板7、透明電極8、
ネマチック液晶9で構成される。またその各軸の関係、
液晶セルの諸条件は、図2に示した実施例1の場合と同
様である。
【0027】実施例5においては、上下2枚の高分子フ
ィルムを用いたが、いずれもポリカーボネート製の負の
光学的異方体で、nx=1.588、ny=1.588、
z=1.585、フィルム厚d=50μmで、(nx
z)×dの和は0.3μmである。
【0028】この液晶表示素子の電圧透過率特性も、図
4に示した実施例1の場合と同様である。この液晶セル
に7ボルト印加した状態をオン状態、1ボルト印加した
状態をオフ状態として駆動したときの、視角特性を図8
に示す。上下2枚の高分子フィルムを用いることによっ
て、1枚だけ用いた実施例1よりも広く、左右対称にな
視角特性が得られている。
【0029】(実施例6)実施例6のセル構成、軸関係
等は図1、図2に示した実施例1と同様であるが、高分
子フィルム2にポリビニルアルコールを用いた点だけが
異なる。ポリビニルアルコールは、実施例1で用いたポ
リカーボネートに比べて複屈折△nの波長分散が小さ
い。ここで△nの波長分散値νを、波長460nmの光
に対する△nと波長590nmの光に対する△nを用い
て、ν≡△n(460nm)/△n(590nm)で定義する。ポリビ
ニルアルコールのν値は1.005、ポリカーボネート
のν値は1.095である。ポリビニルアルコールを用
いたときの視角特性は、等コントラスト曲線で描くと、
図5に示した実施例1の場合とほぼ同様であるが、視角
による黄色い色付きが低減される点で、より優れてい
る。液晶ZLI−4393のν値が1.085である
が、液晶よりも小さな波長分散値を有する高分子を用い
れば、このように視角による色付きを減らす効果があ
る。
【0030】(実施例7)実施例7のセル構成等は図1
に示した実施例1と同様であるが、軸関係だけが異な
る。実施例7の各軸の関係は、図9に示すように上側偏
光板1の偏光軸(吸収軸)方向を11、液晶セルの上基
板6の液晶配向方向を12、液晶セルの下基板7の液晶
配向方向を13、下側偏光板5の偏光軸方向を14、1
1が12となす角度を21、ネマチック液晶9のねじれ
角を22、14が13となす角度を23とすると、角度
21と角度23はそれぞれ0度に、また角度22を90
度に設定した。
【0031】この液晶表示素子の電圧透過率特性も、図
4に示した実施例1の場合と同様である。この液晶セル
に7ボルト印加した状態をオン状態、1ボルト印加した
状態をオフ状態として駆動したときの、視角特性を図1
0に示す。偏光板の軸方向を隣接する液晶セル基板の配
向処理方向に平行にすることによって、垂直に設定した
実施例1の図5の視角特性よりも、若干狭くなった。し
かしながらそれでも従来の図15の視角特性よりは広い
視角特性が得られている。
【0032】(実施例8)実施例8のセル構成等は図1
に示した実施例1と同様であるが、上下の偏光板を平行
に配置した点だけが異なる。このように配置すると、電
圧無印加時に黒く、また電圧印加時に白くなる、いわゆ
るノーマリブラック表示となる。このような配置にして
も視角拡大の効果はあるが、それはノーマリホワイト表
示の場合ほど大きくない。なぜならば、本発明で用いる
視角補償板は、高電圧が印加されて液晶が立ち上がった
状態を補償するものであるから、電圧印加時に黒い方が
広い視角範囲で高コントラストが得られやすいからであ
る。
【0033】(実施例9)実施例9のセル構成、軸関係
等は図1、図2に示した実施例1と同様であり、電圧透
過率特性も図4と同様であるが、液晶セルに5ボルト印
加した状態をオン状態とした点が異なる。このときの視
角特性を図11に示す。実施例1のオン状態では7ボル
ト印加していたが、この電圧を下げることによって、実
施例1の図5の視角特性よりも、若干狭くなった。しか
しながらそれでも従来の図15の視角特性より広い視角
特性が得られており、高い電圧を印加しなくとも、視角
拡大の効果がある。なお、高い電圧が印加できないとき
には高分子フィルムの(nx−nz)×dの値を小さく設
定する方が望ましい。
【0034】(実施例10)実施例10のセル構成、軸
関係等は図1、図2に示した実施例1と同様であるが、
高分子フィルムの(nx−nz)×dの値を0.5μm
と、液晶の△n×dよりも大きく設定した点が異なる。
このようにしても、視角特性は改善されるが、その効果
は小さい。高分子フィルムの(nx−nz)×d値は、液
晶の△n×d値と同等あるいは少し小さめに設定するの
が最も望ましく、液晶の△n×d値の2倍以上に設定す
ることは意味がない。
【0035】(実施例11)以上の実施例においては、
TN型液晶表示素子を例にとって説明したが、本発明は
TN型液晶に限定されるものではなく、正の誘電異方性
を有するネマチック液晶を用いる他の多くの液晶表示素
子にも応用できるものであって、良く知られているEC
B型液晶やSTN型液晶でも同様の効果がある。実施例
11ではECB型液晶の例を挙げよう。
【0036】実施例11のセル構成は図7に示した実施
例5の場合と同様である。各軸の関係は、図12に示す
ように上側偏光板1の偏光軸(吸収軸)方向を11、液
晶セルの上基板6の液晶配向方向を12、液晶セルの下
基板7の液晶配向方向を13、下側偏光板5の偏光軸方
向を14、11が12となす角度を21、12と13か
ら決まるネマチック液晶9のねじれ角を22、14が1
3となす角度を23とすると、角度21と角度23はそ
れぞれ右45度に、また角度22は0度に設定する。
【0037】ネマチック液晶9には、メルク社製の液晶
ZLI−4393にカイラルドーパントを添加せずに用
い、セルギャップdが3.2μmのセルに注入した。△
n×dは0.27μmになる。2枚の高分子フィルムは
実施例5と同様の、nx=1.588、ny=1.58
8、nz=1.585のポリカーボネート製フィルムを
用いるが、いずれもフィルム厚d=45μm、(nx
z)×d=0.24μmに設定した。
【0038】この液晶セルに15ボルト印加した状態を
オン状態、1ボルト印加した状態をオフ状態として駆動
したときの、視角特性を図13に示す。このようにEC
B型液晶を用いてもTN型液晶と同等あるいはそれ以上
の広い視角特性を得ることができる。なおECB型液晶
の場合、高コントラストを得るためにはTN型液晶より
も高い電圧が必要であるため、残留リターデーションを
補償するために、高分子フィルムのnxとnyを等しくせ
ずに(nx−ny)×d=0.01μm程度の小さなリタ
ーデーションを残しておくか、あるいは実施例4でも少
し言及したようにフィルムをセル基板に対して傾けて配
置すると、比較的低電圧でもコントラストが取れるよう
になる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、高分
子フィルムを視角補償板として用いることによって、視
角特性に優れた液晶表示素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4、6〜10における液晶
表示素子の断面図である。
【図2】本発明の実施例1〜6、9、10における液晶
表示素子の各軸の関係図である。
【図3】本発明の実施例1〜3、5〜11において用い
た視角補償を行う高分子フィルムの屈折率楕円体の模式
図である。
【図4】本発明の実施例1、5〜7、9、10および従
来の液晶表示素子の、電圧透過率特性を示す図である。
【図5】本発明の実施例1における液晶表示素子の、視
角特性を示す図である。
【図6】本発明の実施例4において用いた視角補償を行
う高分子フィルムの屈折率楕円体の模式図である。
【図7】本発明の実施例5、11における液晶表示素子
の断面図である。
【図8】本発明の実施例5における液晶表示素子の、視
角特性を示す図である。
【図9】本発明の実施例7および従来の液晶表示素子の
各軸の関係図である。
【図10】本発明の実施例7における液晶表示素子の、
視角特性を示す図である。
【図11】本発明の実施例9における液晶表示素子の、
視角特性を示す図である。
【図12】本発明の実施例11における液晶表示素子の
各軸の関係図である。
【図13】本発明の実施例11における液晶表示素子
の、視角特性を示す図である。
【図14】従来のTN型液晶表示素子の断面図である。
【図15】従来のTN型液晶表示素子の、視角特性を示
す図である。
【符号の説明】
1 上側偏光板 2 高分子フィルム 3 液晶セル 4 高分子フィルム 5 下側偏光板 6 液晶セル3の上基板 7 液晶セル3の下基板 8 透明電極 9 正の誘電異方性を有するネマチック液晶 11 上側偏光板1の偏光軸方向 12 液晶セルの上基板6の液晶配向方向 13 液晶セルの下基板7の液晶配向方向 14 下側偏光板5の偏光軸方向 21 11が12となす角度 22 ネマチック液晶9のねじれ角 23 14が13となす角度 31 高分子フィルムの屈折率楕円体 32 高分子フィルムのフィルム面 41 コントラスト比1:1の等コントラスト曲線 42 コントラスト比1:3の等コントラスト曲線 43 コントラスト比1:10の等コントラスト曲線 44 コントラスト比1:30の等コントラスト曲線 45 コントラスト比1:100の等コントラスト曲線 46 コントラスト比1:300の等コントラスト曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13363

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に液晶が挟持されてなる液
    晶セルと、少なくとも1枚の高分子フィルムと、偏光板
    とを有してなる液晶表示素子において、 前記高分子フィルムは、負の光学異方体でなり、 前記高分子フィルムの法線方向の屈折率をnz、前記法
    線方向に直交する2方向の屈折率をnx、ny、フィル
    ム厚をdとしたとき、前記高分子フィルムの(nx−n
    z)×dの値の和が、前記液晶のΔn×dの値と同じか
    それよりも小さいことを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記液晶セルの液晶のねじれ角が約90
    度であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素
    子。
  3. 【請求項3】 前記偏光板の透過軸が、隣接する、ある
    いは高分子フィルムを挟んで隣接する液晶セル基板の配
    向処理方向と直角になるように配置したことを特徴とす
    る請求項2記載の液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 前記液晶セルの液晶のねじれ角が約0度
    であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  5. 【請求項5】 前記液晶表示素子が、電圧無印加時に明
    表示、電圧印加時に暗表示を行うことを特徴とする請求
    項1記載の液晶表示素子。
  6. 【請求項6】 前記液晶のプレチルト角が5度以上であ
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  7. 【請求項7】 前記液晶セルの少なくとも一方の基板と
    液晶とのアンカリング・エネルギーが、1×10-4J/
    2以下であることを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示素子。
  8. 【請求項8】 前記液晶セルを駆動する際に、オン時の
    実効電圧を液晶セルのしきい値電圧の4倍以上に設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  9. 【請求項9】 前記高分子フィルムを、液晶セルの上下
    に配置することを特徴とする請求項1記載の液晶表示素
    子。
  10. 【請求項10】 前記高分子フィルムの△nの波長分散
    値νを、液晶のそれよりも小さくしたことを特徴とする
    請求項1記載の液晶表示素子。
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