JP3501045B2 - 引き出し並びにその製造方法 - Google Patents

引き出し並びにその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き出し並びにそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、広く用いられている引き出しは、
底板と、背板と、左右側板と、前板とを、ビスや接着剤
を用いて組立てることで構成される。
【0003】底板や背板は木製であることが多く、ま
た、上記すべての構成部材が分離されていて、これらを
組み立てることが一般的である。木製パネルには細かな
加工を行い難いために、各部材の固定は、ビス止めが主
流である。
【0004】しかしながら、ビス止めによる固定作業は
煩雑であり、上記従来の引き出しではビス止め部分が多
いことから生産性が悪く、また、底板と背板の間に微小
隙間が生じ、この隙間部分に埃やゴミが溜まり易い。
【0005】ビスを使用することなく簡単に組み立てる
ことができる引き出しとして、特開平8−299076
号公報に開示されているものがある。この従来の引き出
しは、1枚パネルの幅方向を自分の設計幅に切断し、こ
の1枚パネルの両端面より内の外壁側面に複数の溝孔と
凸部を端から平行に設け、1枚パネルの後部背板部を内
側方向に折り曲げ可能部分で90°折り曲げ、折り曲げ
た1枚パネルを溝孔と凸部をジョイントするかぎ部と隣
接する凹孔を複数設けた凹部と外側部にガイドと前部に
タボをもつサイド板に定設し、タボ孔を有する前板に組
み上がった囲いをタボで組み付けたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の引き出し
は、同公報の発明の効果の欄の(ト)にも記載されてい
るように、購入者(設計者)が自分の好みに応じて組み
立てるものであって、メーカーサイドは、各部品をバラ
で梱包して販売する。即ち、上記従来の発明において
は、メーカーサイドで製作する各部品は一定の寸法・構
造を有する規格品であり、多種多様な製品を市場に提供
しようとするものではない。
【0007】一方、システムキッチン、洗面化粧台等の
住宅据え付け型の収納具に用いられる引き出しは、メー
カーサイドで予め製作し、設備しておくことが必要であ
る。特に、本願出願人は、上記収納具の販売業務を日本
国内において広く行っており、品質を確保しながらも、
予め設計された寸法の引き出しの量産性の向上を図るこ
とが要求される。
【0008】本発明は斯かる実情に鑑み、組立作業性に
も優れ、設計寸法の引き出しの量産性を確保しつつも製
造コストを低く抑えることができ、また、引き出しの奥
部に埃やゴミが溜まりにくく、容易に清掃することの可
能な引き出し、並びにその製造方法を提供することを目
的とする。さらに本発明は、異なる寸法の引き出しの製
造コストの低減を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、次の技術的手段を講じた。
【0010】 本発明の引き出しの製造方法は、長手方
向に延びる複数の折曲部を有する長尺平板材を押出成形
し、押出成形された長尺平板材を長手方向の所定位置で
幅方向に切断して複数の板状部材を切り出し、各板状部
材を、前記複数の折曲部のうちいずれか一つを選択して
上方に折り曲げることによって、この折り曲げ部分によ
り少なくとも引き出しの背板を構成するとともに非折り
曲げ部分により引き出しの底板を構成し、該板状部材に
引き出しの左右側板を取付け固定するとともに、板状部
材に引き出しの前板及び/又は前面化粧板を取付け固定
することを特徴とするものである。
【0011】 また、本発明の引き出しは、長手方向に
延びる少なくとも1条の折曲部を有する長尺平板材を押
出成形し、押出成形された長尺平板材を長手方向の所定
位置で幅方向に切断して板状部材を切り出し、該板状部
材を、前記折曲部において上方に折り曲げることによっ
て、この折り曲げ部分により少なくとも引き出しの背板
を構成するとともに非折り曲げ部分により引き出しの底
板を構成し、該板状部材に引き出しの左右側板を取付け
固定するとともに、該板状部材に引き出しの前板及び/
又は前面化粧板を取付け固定してなり、折曲部は、長尺
平板材の板幅方向に複数設けられており、該複数の折曲
部のうちのいずれか一つを選択して折り曲げ加工するこ
とにより、引き出しの背板の高さが設定されているもの
である。
【0012】なお、本発明は、住宅据え付け型の収納具
の引き出しに好適に適用することができる。また、上記
長尺平板材は、硬質合成樹脂成形品により構成するのが
好ましい。なお、本明細書において、長尺平板材の幅方
向は、引き出しの前後方向と一致し、また、長尺平板材
の長手方向は、引き出しの左右幅方向と一致する。
【0013】 上記本発明の引き出し並びにその製造方
法によれば、押出成形された長尺平板材を所定間隔毎に
切り出すことで、引き出しの底板と背板を構成する板状
部材を効率良く大量生産することが可能である。更に、
少なくとも背板と底板とが一体に形成された引き出しに
おいて、共通の押出成形金型を用いて、2種以上の背板
高さを有する引き出しを製造することが可能となり、設
備コストの削減により更なるコスト低減を図ることが可
能である。また、本発明の引き出しにおいては、板状部
材を複数個切り出すことができる長尺平板材の上記切断
部分が、底板の左右端部となる。したがって、切断位置
を調節することにより、引き出しの左右幅を自在に設定
することが可能であり、所望設計幅の引き出しの低コス
トでの大量生産に大きく寄与することが可能である。さ
らに、背板と底板とが一体に形成されたものであるか
ら、背板と底板との間に隙間が生じず、埃やゴミが溜ま
ることを防止することができ、清掃も行いやすく、清潔
感に優れた引き出しの大量生産性の向上を図ることもで
きるものである。また、本発明の引き出しは、長手方向
に延びる少なくとも1条の折曲部を有する長尺平板材を
押出成形し、押出成形された長尺平板材を長手方向の所
定位置で幅方向に切断して板状部材を切り出し、該板状
部材を、前記折曲部において上方に折り曲げることによ
って、この折り曲げ部分により少なくとも引き出しの背
板を構成するとともに非折り曲げ部分により引き出しの
底板を構成し、該板状部材に引き出しの左右側板を取付
け固定するとともに、該板状部材に引き出しの前板及び
/又は前面化粧板を取付け固定してなり、折曲部は他の
部分に比して軟質の材料からなり、該折曲部は、長尺平
板材の押出成形時に一体成形されているものである。な
お、この場合、該折曲部を有する長尺平板材を多層押出
成形法により一体成形すれば良い。
【0014】上記長尺平板材の裏面側には、長手方向に
延びる補強リブが板幅方向に複数設けられており、折曲
部は、一の補強リブと他の補強リブの間に設けられてい
るものとすることができる。これによれば、引き出しの
幅方向強度を簡単な構成で向上することができ、上記補
強リブは押出成形の際に一体に形成することができるの
で製造工数も増加することがない。そして、折曲部を補
強リブ間に設けることで、背板を構成するための板状部
材の折り曲げ加工を補強リブが阻害することもない。
【0015】また、長尺平板材を一枚板構造とし、長尺
平板材の幅方向所定位置を薄肉とすることで折曲部を構
成することができる。より好ましくは、長尺平板材の裏
面側に条溝を形成することで該部分を薄肉化し、この部
分を折曲部とするのが良い。これによれば、折曲部は押
出成形時に形成することができ、製造工数の削減に寄与
することができる。また、長尺平板材が一枚板構造とす
ることにより、軽量化を図ることができる。
【0016】
【0017】
【0018】また、折曲部は、引き出しの前板側と背板
側とにそれぞれ設けられ、背板側の折曲部を折り曲げ加
工することで該折り曲げ部分により背板が構成され、前
板側の折曲部を折り曲げ加工することで該折り曲げ部分
により前板が構成されており、該前板の裏面のリブに、
前面化粧板が取付けられているものとすることができ
る。これによれば、前板と底板との間にも隙間が生じな
いから、埃等の堆積がより一層防止される。さらに、前
板裏面のリブに化粧板を取り付けているから、外観商品
性にも優れ、また、化粧板の取付構造の安定性を向上で
きる。
【0019】また、折り曲げ加工された板状部材に、別
体に構成された前板が取付け固定されており、該前板と
板状部材とにより挟持される軟質シール部が、板状部材
の前端面に一体に設けられているものとすることもでき
る。これによれば、前板と底板との隙間が、板状部材に
一体形成された軟質シール部によってシールされて解消
され、この部分への埃等の堆積が防止される。この軟質
シール部は、長尺平板材の押出成形時に同時に形成する
ことが可能であるから、製造工数や、組立工数の削減を
も図られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1〜図3は本発明の第1の実施の形態に
係る引き出し1を示しており、該引き出し1は、底板
2、背板3、前板4及び左右側板5,6とを備えてい
る。
【0022】この引き出し1は、長手方向に延びる2条
の折曲部7を有する長尺平板材8(図4参照)を押出成
形し、押出成形された長尺平板材8を長手方向の所定位
置で幅方向に切断して複数の板状部材9を切り出し(切
断線Cを図4に示す)、該板状部材9を、前記2つの折
曲部7のいずれかにおいて上方に折り曲げることによっ
て、この折り曲げ部分により背板3を構成するとともに
非折り曲げ部分により底板2を構成し、該板状部材9に
左右側板5,6を取付け固定するとともに、該板状部材
9に前板4を取付け固定してなるものである。
【0023】上記長尺平板材8の裏面側には、長手方向
に延びる補強リブ10が板幅方向に所定間隔で複数設け
られている。したがって、上記切断加工並びに折り曲げ
加工を経ると、引き出し1の底板2及び背板3の裏面側
には、左右幅方向全長にわたる複数の補強リブ10が形
成されることとなり、一枚板構造の底板2及び背板3の
強度の向上が図られている。この複数のリブ10の突出
高さは、ほぼ同一となされており、底板2の裏面の複数
のリブ10の先端は同一平面上に存在するように構成し
ている。
【0024】上記折曲部7は、一の補強リブ10と他の
補強リブ10の間に設けられている。また、長尺平板材
8は、一枚板構造であって、その幅方向所定位置を薄肉
とすることで折曲部7が形成されている。即ち、長尺平
板材8の折曲部7は、その裏面側が上方に切り欠かれて
おり、背板3の上方への折り曲げ加工を容易に行えるよ
うにするとともに、折り曲げ加工によって破断してしま
うことを防止している。
【0025】左右側板5,6は、樹脂成形品や、鋼板材
を折り曲げ加工してなるものであり、上下に延びる立設
板部5a,6aと、該立設板部5a,6aの下端縁から
左右内方に延びる内向片5b,6bと、立設板部5a,
6aの上端縁から左右外方に向けて形成されたレール部
5c,6cとを備えている。このレール部5c,6c
は、固定側の案内リブやローラなどに載置され、引き出
し1の前後摺動を円滑化するものである。
【0026】底板2と背板3とからなる板状部材9に対
する側板5,6の取付構造は、どのようなものであって
もよいが、図示例では、底板2の適宜の位置に下方に突
出する係止片11を設け、該係止片11に対応して側板
5,6の内向き片5b,6bに係止孔12を設け、該係
止孔12に係止片11を係止させることによって側板
5,6の取付固定を行っている。なお、上記係止片11
は、板状部材9とは別体に形成しておき、この係止片1
1を適宜の方法によって板状部材9に固定したものとす
ることができる。また、係止片11を用いることなく、
接着剤を用いることで側板5,6の取付固定を行っても
良く、また、補強リブ10に嵌合する溝部を側板5,6
に形成しておき、この溝部を補強リブ10に嵌着するこ
とによって側板5,6の取付固定を行なってもよい。
【0027】上記前板4は、板状部材9に側板5,6を
取付固定した後、この板状部材9の前端部に対して適宜
の手段を用いて取付固定される。かかる固定手段として
は、例えば、接着剤を用いてもよいし、また、ビスを用
いることも可能であるし、凹凸嵌合構造によって固定し
てもよい。
【0028】なお、図示例では、2つの折曲部7のうち
の後端側の折曲部7において折り曲げ加工を行ったが、
他方の折曲部7において折り曲げ加工をすることも可能
である。この場合、背板3が高くなるため、これに対応
した高さの側板5,6も別途用意しておくことで、所望
寸法の引き出し1を組立てることが可能である。
【0029】上記第1実施形態に係る引き出し1によれ
ば、例えば住宅メーカーや家具メーカーなどが、設計し
た寸法でかつ低コストで大量生産を行うことが可能であ
るとともに、1種の板状部材9で2種類の高さの引き出
しを組み立てることが可能となり、部品の共通化による
コスト低減、部品管理の容易化を図ることも可能とな
る。さらに、底板2と背板3との間の隙間が存在しない
ので、埃等が堆積することが防止されるとともに、清掃
性も良好なものとなり、清潔感に優れた引き出しを提供
することが可能となる。
【0030】図5は本発明の第2実施形態に係る引き出
し1を示しており、上記第1実施形態と同様の構成につ
いては同符号を付して詳細説明を省略し、異なる構成、
作用効果について説明する。
【0031】この引き出し1においては、底板2を含む
板状部材9の前端面に、断面環状の軟質シール部13が
一体形成されている。該シール部13は、底板2の左右
幅方向全長にわたって形成されている。この軟質シール
部13は、ゴム等の軟質合成樹脂からなり、図6に示す
ように、長尺平板材8の押出成形時に一体的に形成され
るものである。
【0032】本実施形態によれば、上記第1実施形態の
作用効果に加えて、シール部13が、底板2の前端部と
前板4との間に挟持されることによって、この部分の隙
間が解消され、埃等が堆積することが防止されるととも
に、清掃も行い易くなるという利点がある。
【0033】図7及び図8は本発明の第3実施形態に係
る引き出し1を示しており、上記第1実施形態と同様の
構成については同符号を付して詳細説明を省略し、異な
る構成、作用効果について説明する。
【0034】この引き出し1においては、背板3のみな
らず、前板4をも板状部材9の折り曲げ加工によって形
成されている。即ち、折曲部7は、引き出し1の前板4
側と背板3側とにそれぞれ設けられ、背板3側の折曲部
7aを折り曲げ加工することで該折り曲げ部分により背
板3が構成され、前板4側の折曲部7bを折り曲げ加工
することで該折り曲げ部分により前板4が構成されてい
る。
【0035】そして、前板4の前面(即ち、裏面)に
は、化粧板14が取付固定されている。前板4の裏面に
は複数の補強リブ10が設けられており、この複数の補
強リブ10の突出高さはほぼ同一となされている。上記
化粧板14は、取付安定性を良好なものとするために、
この複数の補強リブ10の先端部にビス15や接着剤等
を用いて取付けられている。
【0036】尚、本発明の引き出しは、上記実施形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例
えば、上記各実施形態において、折曲部7の構成は、引
き出しの左右幅方向に延びる薄肉部に限定されるもので
はなく、図9に示すように、補強リブ10間の一部を軟
質の合成樹脂材料により形成したものとすることができ
る。かかる異種材料を用いる場合であっても、従来公知
の押出成形法によって長尺平板材8を一体に押出成形す
ることが可能である。
【0037】本発明によれば、組立作業性に優れ、且
つ、設計寸法に組立られた引き出しの量産性を確保しつ
つも製造コストを低く抑えることができ、引き出しの奥
部や前部に埃やゴミが溜まりにくく、容易に清掃するこ
ともできる。即ち、本発明では、押出成形された長尺平
板材から切り出された板状部材をそのまま用いて少なく
とも底板と背板とを構成するものであるから、材料の無
駄な消費を抑え、低コストで所定寸法の引き出しの製造
を行うことができる。さらに、底部と背板部とを一体に
構成する板状部材の共通化を図りつつも背板高さの異な
る引き出しを組み立てることが可能にして、更なるコス
トの低減を図ることができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る引き出しの分解斜
視図である。
【図2】同引き出しの折曲部の拡大斜視図である。
【図3】同引き出しの組立斜視図である。
【図4】同引き出しの底板と背板を構成する長尺平板材
の簡略斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る引き出しの組立斜
視図である。
【図6】同引き出しの底板と背板を構成する長尺平板材
の簡略斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る引き出しの分解斜
視図である。
【図8】同引き出しの組立斜視図である。
【図9】折曲部の他の実施例を説明するための長尺平板
材の簡略斜視図である。
【符号の説明】
1 引き出し 2 底板 3 背板 4 前板 5 左側板 6 右側板 7 折曲部 8 長尺平板材 9 板状部材 10 補強リブ 13 軟質シール部 14 化粧板

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延びる少なくとも1条の折曲
    部を有する長尺平板材を押出成形し、押出成形された長
    尺平板材を長手方向の所定位置で幅方向に切断して板状
    部材を切り出し、該板状部材を、前記折曲部において上
    方に折り曲げることによって、この折り曲げ部分により
    少なくとも引き出しの背板を構成するとともに非折り曲
    げ部分により引き出しの底板を構成し、該板状部材に引
    き出しの左右側板を取付け固定するとともに、該板状部
    材に引き出しの前板及び/又は前面化粧板を取付け固定
    してなり、折曲部は他の部分に比して軟質の材料からな
    り、該折曲部は、長尺平板材の押出成形時に一体成形さ
    れている引き出し。
  2. 【請求項2】 長手方向に延びる少なくとも1条の折曲
    部を有する長尺平板材を押出成形し、押出成形された長
    尺平板材を長手方向の所定位置で幅方向に切断して板状
    部材を切り出し、該板状部材を、前記折曲部において上
    方に折り曲げることによって、この折り曲げ部分により
    少なくとも引き出しの背板を構成するとともに非折り曲
    げ部分により引き出しの底板を構成し、該板状部材に引
    き出しの左右側板を取付け固定するとともに、該板状部
    材に引き出しの前板及び/又は前面化粧板を取付け固定
    してなり、折曲部は、長尺平板材の板幅方向に複数設け
    られており、該複数の折曲部のうちのいずれか一つを選
    択して折り曲げ加工することにより、引き出しの背板の
    高さが設定されている引き出し。
  3. 【請求項3】 長尺平板材の裏面側には、長手方向に延
    びる補強リブが板幅方向に複数設けられており、折曲部
    は、一の補強リブと他の補強リブの間に設けられている
    請求項1または2に記載の引き出し。
  4. 【請求項4】 長尺平板材は一枚板構造であり、長尺平
    板材の幅方向所定位置を薄肉とすることで折曲部が構成
    されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の引き
    出し。
  5. 【請求項5】 折曲部は、引き出しの前板側と背板側と
    にそれぞれ設けられ、背板側の折曲部を折り曲げ加工す
    ることで該折り曲げ部分により背板が構成され、前板側
    の折曲部を折り曲げ加工することで該折り曲げ部分によ
    り前板が構成されており、該前板の裏面のリブに、前面
    化粧板が取付けられている請求項に記載の引き出し。
  6. 【請求項6】 折り曲げ加工された板状部材に、別体に
    構成された前板が取付け固定されており、該前板と板状
    部材とにより挟持される軟質シール部が、板状部材の前
    端面に一体に設けられている請求項1乃至のいずれか
    1項に記載の引き出し。
  7. 【請求項7】 長手方向に延びる複数の折曲部を有する
    長尺平板材を押出成形し、押出成形された長尺平板材を
    長手方向の所定位置で幅方向に切断して複数の板状部材
    を切り出し、各板状部材を、前記複数の折曲部のうちい
    ずれか一つを選択して上方に折り曲げることによって、
    この折り曲げ部分により少なくとも引き出しの背板を構
    成するとともに非折り曲げ部分により引き出しの底板を
    構成し、該板状部材に引き出しの左右側板を取付け固定
    するとともに、板状部材に引き出しの前板及び/又は前
    面化粧板を取付け固定することを特徴とする引き出しの
    製造方法。
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