JP3500571B2 - 地下水流動測定装置 - Google Patents

地下水流動測定装置

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JP3500571B2 JP2000036012A JP2000036012A JP3500571B2 JP 3500571 B2 JP3500571 B2 JP 3500571B2 JP 2000036012 A JP2000036012 A JP 2000036012A JP 2000036012 A JP2000036012 A JP 2000036012A JP 3500571 B2 JP3500571 B2 JP 3500571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばボーリング
孔内で地下水の流速と流向を測定する地下水流動測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地下水の流速と流向を測定する一
般的な方法として、中性子検出法と電位差法がある。中
性子検出法は、地下水の流れに伴って希釈されるホウ素
を、指向性中性子水分計で測定することにより、その地
下水の流速,流向を求めるものである。
【0003】電位差法は、ガラスビーズを詰めるととも
に蒸留水を飽和させた密閉容器を地盤中で解放して蒸留
水を放出させ、その蒸留水の希釈状態を密閉容器の周辺
に配置した複数の電極で計測し、この計測で得られた出
力曲線から地下水の流速,流向を求めるものである。
【0004】上記いずれの測定方法においても、地下水
流動の深さ方向での移動距離を測定することが困難であ
ることから、実際には3次元的な地下水流動の流れを単
純化して水平流として仮定し、その流速,流向を算出し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記中性子検
出法や電位差法は、測定のための機材が比較的多く、し
かも測定までの準備が複雑で時間を要するとともに、上
記のように、実際には3次元的な地下水流動の流れを単
純化して水平流として仮定していたので、正確な地下水
の流速,流向を算出することができない。
【0006】そこで本発明は、地下水の流速,流向を安
定して正確に測定できるとともに、その測定を簡易な構
成で行える地下水流動測定装置を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮影手段及び
光学系を本体ケースに内蔵した測定器をボーリング孔等
に挿入し、地下水中のトレーサーを光学系を介して撮影
手段で撮影して、撮影したトレーサー像に基づいて地下
水の流速と流向を測定する地下水流動測定装置であっ
て、測定器の本体ケースの外側に、該測定器をボーリン
グ孔等に固定するための膨縮するケース固定用パッカー
と、ボーリング孔等での地下水の上下流動を整流する整
流板とを設けたことを特徴とする。
【0008】本体ケースの下側に、本体ケースとの間で
トレーサーを測定するための測定空間を区画形成する区
画体を垂設した場合には、この区画体に整流板を設け
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明による地下水流動測
定装置を示しており、それは、岩盤等の地盤Gに掘削し
たボーリング孔G1に挿入する測定器Aに、地上に配設
した昇降駆動部B、制御部C、コンピュータ1及びエア
ーコンプレッサー2を加えてなるものである。
【0010】測定器Aは、図1,2に示すように、本体
ケース3がその全体を例えば透明なアクリル樹脂等で形
成され、上下端面を閉じた円筒形の密閉した完全防水で
かつ高耐圧構造となっている。
【0011】本体ケース3の下端壁3a上面の中央に
は、光透過性の円板形スケール4が固着されており、そ
れには、図3に示すように、地下水W中のトレーサーT
の移動を定量的に算出するための複数のマーク4a…
が、互いに所要の間隔で十字形に配列されている。
【0012】本体ケース3内には、図2に示すCCDカ
メラ5及び詳細を後述する光学系D、図6に示す電源ユ
ニット6、測定器Aの向きを検出する方位計7、上記C
CDカメラ5による撮影野を照明するための光源8、ト
レーサー放出装置E及びCCDカメラ5を制御するビデ
オシグナル変調回路9が収納されている。
【0013】CCDカメラ5は、図2に示すように、カ
メラ本体5aと、これの下端部に配設したレンズ部5b
とからなり、本体ケース3の中心軸O上に一致させた状
態でカメラホルダー10により、本体ケース3の上半部
側に固設されている。
【0014】光学系Dは、互いに撮影角度が異なる2つ
のトレーサー像T1,T2をCCDカメラ5に入射させ
るものであり、それは、逆V字形の反射鏡11の両側
に、これと所要の間隔を保持し、かつ、それの反射面1
1a,11bと並行にして平板形の反射鏡12,13を
配設した構成にしているとともに、トレーサー像T1,
T2に円板形スケール4のマーク4a…が重合して撮影
されるように、円板形スケール4の上方にやや離間して
配設されている。
【0015】光学系Dでは、トレーサー像T1は、反射
鏡12から反射鏡11の反射面11aを介してCCDカ
メラ5に入射され、また、トレーサー像T2は、反射鏡
13から反射鏡11の反射面11bを介してCCDカメ
ラ5に入射される。
【0016】トレーサー放出装置Eは、図2に示すよう
に、本体ケース3の下端壁3a上面の縁部近傍に固設さ
れており、それは、図4に示すように、その下端壁3a
を貫通して一端を開口した中空針14の他端を先端壁1
5aに連設し、かつ、比重が1.0に近い牛乳の凝集タ
ンパク質等からなるトレーサーTを収納したシリンダ本
体15と、このシリンダ本体15に入出自在に嵌挿され
て、その内部のトレーサーTを押し出すためのピストン
16と、このピストン16をシリンダ本体15に対して
入出させる、モーター等を組み込んだピストン駆動部1
7とからなる。
【0017】トレーサーTとしては、牛乳の凝集タンパ
ク質の他、蛍光塗料を混入したエスレン粒子、トイレッ
トペーパー等の粉砕紙,インク等を使用することができ
る。また、トレーサーとして地下水中の浮遊物等を使用
することができる。なお、ピストン駆動部17は、後述
するトレーサー放出スイッチ28の操作により駆動制御
され、任意のタイミングでトレーサーTを地下水W中に
放出できるようになっている。
【0018】本体ケース3の周壁3bの外面下端には整
流板18が水平に付設されている。この整流板18は、
ボーリング孔G1の内径と同じ直径にし、かつ、その下
面を本体ケース3の下端壁3a下面と面一にした円環状
のゴム等の弾性材からなり、地下水Wの上下流動を乱す
ことがないようにしている。
【0019】また、本体ケース3の周壁3bの外面中途
には、中空円環状のケース固定用パッカー19が付設さ
れている。このパッカー19は、空気等の流体の入出に
より膨縮するゴム等の弾性材からなり、これには圧送ホ
ース20,20を通じてエアーコンプレッサー2が連結
されている。エアーコンプレッサー2は、ケース固定用
パッカー19の圧力低下の検知により、その圧力を一定
に保持するように流体である空気を圧送する。
【0020】エアーコンプレッサー2から空気を圧送す
ると、ケース固定用パッカー19が膨張してボーリング
孔G1の内壁に弾圧し、これにより、本体ケース3を任
意の深度位置に固定しておくことができる。また、測定
器Aをボーリング孔G1内で昇降させるときには、ケー
ス固定用パッカー19内の空気を排出して窄ませること
により、ボーリング孔G1内での本体ケース3の昇降が
自在となる。
【0021】次に、昇降駆動部Bと制御部Cについて説
明する。昇降駆動部Bは、図6に示すように、例えば全
長数百メートルのケーブル21を巻回するドラム22
と、このドラム22を正逆回転駆動するモーターM1
と、このモーターM1を駆動制御する駆動制御回路23
とからなり、ドラム22に付設したプーリー24の正逆
方向の回転数によって、ケーブル21の一定距離毎の繰
り出しと巻き取りを行い、測定器Aを任意の深度に昇降
移動させられるようにしている。
【0022】制御部Cは、測定器Aからケーブル21を
通じて出力されたビデオ信号を復調するビデオシグナル
復調回路25、電源ユニット26、CCDカメラ5や光
源8をオン/オフさせるための電源ユニット用スイッチ
27、トレーサー放出スイッチ28及びCPU29から
なる。
【0023】CPU29は、次の各手段を有している。 (1) 単一の撮影手段であるCCDカメラ5により所要
の時間間隔で複数回の撮影を行う撮影制御手段。
【0024】(2) CCDカメラ5で撮影した各回毎の
デジタル化されている2つのトレーサー像T1,T2に
基づいて、前記トレーサーTの重心の各回毎の3次元座
標を、例えば精密写真測量技術により画像解析して算出
する座標算出手段。具体的には、このような解析を図5
に示す2つの撮影領域にあるトレーサーT1,T2それ
ぞれに対して行うことにより、各回毎の3次元座標を算
出する。
【0025】ところで、測定器Aはボーリング孔G1内
を昇降している間に水平面内で回動して、座標を算出す
る際に基準となる水平面上の座標軸が移動してしまうこ
とがあるが、本実施形態においては、本体ケース3内に
配設した方位計7により、水平面上の座標軸を常に一定
の方位に一致させた状態で座標を算出する。
【0026】また、トレーサーTの移動距離は、CCD
カメラ5の光学的な倍率等によって異なるため、これを
絶対値に換算する基準として、本体ケース3の円板形ス
ケール4のマーク4a…を使用する。すなわち、トレー
サーTとともに円板形スケール4のマーク4a…を撮影
することにより、それらのマーク4a…に基づいてトレ
ーサーTの絶対的な移動距離を算出できるようにしてい
る。さらに、水中においては、屈折率の関係から、トレ
ーサーTの見掛け上の深さ方向の移動距離が3/4倍に
なっているので、算出された移動距離を4/3倍するこ
とにより、実際の距離となるように補正する。
【0027】(3) 算出したトレーサーTの3次元座標
から地下水Wの流速と流向を求める流速流向算出手段。
図7に示すように、ある時刻tのトレーサーTの重心の
3次元座標がx0,y0,z0、その時刻tから所定時
間後の時刻t1における、そのトレーサーTの重心の3
次元座標がx1,y1,z1とすると、それらの3次元
座標から移動距離を算出するとともに、時刻tと時刻t
1の時間差とからトレーサーTの移動速度、換言すると
地下水Wの流速を算出する。また、流向については、座
標軸を一定の方位に一致させているので、上記の3次元
座標と公知の三角関数とから求めることができる。
【0028】制御部Cに接続されたコンピュータ1に
は、ビデオキャプチャーカード30を介して、トレーサ
ーTの移動前後の画像が転送され、それらがディスプレ
イ1a上に表示されるとともに、コンピュータ1内に保
存されるようにしている。
【0029】次に、地下水Wの流速,流向を測定する作
業について説明する。まず、ボーリング孔G1内に測定
器Aを吊り下ろし、所定の深度になったときに、ケース
固定用パッカー19に空気等の流体を圧送して膨張さ
せ、所要の深度位置に測定器Aを固定し、また、電源ユ
ニット用スイッチ27をオン操作して光源8,CCDカ
メラ5を点灯,起動させる。
【0030】地下水W中にトレーサーTとなる浮遊物等
がない場合には、トレーサー放出装置Eを作動させて、
シリンダ本体15内のトレーサーTをゆっくりと地下水
W中に放出させる。その後、地下水の乱れが無くなった
のを確認した後、所要の時間をおいて複数回にわたりト
レーサーTの画像を撮影する。このとき、光源8等から
発せられる熱により、地下水Wに対流を発生させるおそ
れがある場合には、撮影をする時以外は、電源ユニット
用スイッチ27をオフ操作するとよい。
【0031】次に、ケース固定用パッカー19内の流体
を排出した状態で、測定器Aを順次所定の深度に昇降移
動させて、上記と同様にしてトレーサーTの画像を撮影
する。
【0032】それらの撮影画像は、制御部Cに転送さ
れ、その制御部Cにおいて各深度毎の地下水Wの流速と
流向を算出する。
【0033】また、コンピュータ1のディスプレイ1a
上には、各深度毎のトレーサーTの画像が拡大縮小自在
にして表示されるとともに、その流速,流向が表示され
る。
【0034】図8に第1の変形例に係る測定器A′を示
す。この測定器A′は、前述した測定器Aの光学系Dと
は異なる構成の光学系D′を配設しているものであり、
それ以外の構成については、測定器Aのものと同等のも
のであるので、ここでは、それらと同等のものについて
同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】光学系D′は互いに撮影角度が異なる4つ
のトレーサー像(図示しない)をCCDカメラ5に入射
させる四角錐形のプリズムであり、それら4つのトレー
サー像に円板形スケール4のマーク4a…が重合するよ
うに、その円板形スケール4の上方にやや離間して配設
されている。
【0036】四角錐形のプリズムを使用した光学系D′
では、互いに撮影角度が異なる4つのトレーサー像をC
CDカメラ5に同時に入射させることができるが、例え
ば五角形以上の多角錐形のプリズムを使用することによ
り、互いに撮影角度が異なる5つ以上のトレーサー像を
CCDカメラ5に同時に入射させるようにしてもよい。
また、プリズムを使用した光学系としては、所要形状の
プリズムを単体で使用してもよいが、複数個のプリズム
を組み合わせて使用してもよい。
【0037】図9(A),(B)に第2の変形例に係る
測定器A″を示す。この測定器A″は、上記光学系Dに
代えて、単一の撮影手段であるCCDカメラ5を、所定
の撮影角度となるように傾動させる傾動手段であるモー
ターM2を設けた構成のものである。
【0038】すなわち、本体ケース3の中間部分に配設
した支持部材31に、CCDカメラ5が軸32によって
垂直面内で揺動自在に支持されているとともに、その軸
32の一端にモーターM2が配設されている。この場
合、CCDカメラ5には複数のトレーサー像が同時に入
射されずに、互いに撮影角度が異なる複数のトレーサー
像が順次連続して入射,撮影されることになるが、ボー
リング孔G1内の地下水Wの流動が低速度であるため
に、連続して撮影した二つ以上のトレーサー像に基づい
て3次元座標を算出しても、許容できる誤差範囲内のも
のとなる。
【0039】なお、本発明は前述した実施形態に限るも
のではなく、次のような変形実施が可能である。図10
に測定器の他例を示す。この測定器33は、前述した本
体ケース3と同様の構造の本体ケース3′の下側に、所
要長さにした3本の支柱34…を介し、測定空間αを区
画する区画体35を垂設している。
【0040】支柱34…は例えばステンレス鋼等の金属
や強化プラスチック等からなるものであり、本体ケース
3′の中心軸Oを中心として120度間隔で配列され
て、それらの上端部を本体ケース3′の下端壁3aに螺
着している。なお、支柱は3本に限るものではなく4本
以上設けてもよい。また、それら支柱の長さは、測定し
ようとする地下水の流動状態を勘案して長短調整すれば
よい。
【0041】区画体35は、上下端面を閉じた上記本体
ケース3′と同外径の円筒形のものであり、これの全体
を例えば透明なアクリル樹脂等で形成され、支柱34…
の下端部に上端壁35aを螺着している。
【0042】区画体35の周壁35bの上辺縁部には、
ボーリング孔G1の内径と同じ直径にし、かつ、その上
面を上端壁35a上面と面一にした円板状のゴム等の弾
性材からなる整流板36が固定されている。
【0043】この測定器33では、本体ケース3′の下
端壁3a下面と区画体35の上端壁35a上面との間
に、トレーサーTを測定するための測定空間αが区画形
成される。これにより、測定空間α内の地下水は、その
測定空間α外の例えば上下方向の地下水の流れ等の外乱
に影響を受けることがなく、さらに、正確な地下水の流
向,流速を測定することができる。
【0044】上記においては、ケース固定用パッカーに
圧入する流体として気体である空気を例として説明した
が、流体としては気体の他、水等の液体であってもよ
い。
【0045】また、上記においては、1つのトレーサー
Tについての3次元座標を算出した例について説明した
が、複数のトレーサーの3次元座標を算出するようして
もよい。この場合には、より精度の高い流速,流向を算
出することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、撮影手段及び光学系を
内蔵した測定器の本体ケースの外側に、該測定器をボー
リング孔等に固定するための膨縮するケース固定用パッ
カーと、ボーリング孔等での地下水の上下流動を整流す
る整流板とを設けたので、ボーリング孔等に挿入した測
定器をケース固定用パッカーにより任意の位置に固定
し、整流板にてボーリング孔等での地下水の上下流動を
整流しながら、地下水の流速,流向を安定して正確に測
定できる。
【0047】請求項2に係る発明は、本体ケースの下側
に、本体ケースとの間でトレーサーを測定するための測
定空間を区画形成する区画体を垂設し、この区画体に整
流板を設けたので、地下水の流速,流向をより正確に測
定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボーリング孔内に挿入した測定器に、昇降駆動
部、制御部、コンピューター及びエアーコンプレッサー
を加えてなる本発明地下水流動測定装置の一実施形態の
構成図である。
【図2】(A)は同上の測定器の縦断面図、(B)は測
定器のI−I線での断面図である。
【図3】測定器の本体ケースの下端壁上面に固定した円
板形スケールの平面図である。
【図4】その下端壁上面に載置したトレーサー放出装置
の正面図である。
【図5】単一の撮影手段に入射される2つのトレーサー
像を示す平面図である。
【図6】回路構成を示すブロック図である。
【図7】地下水中で移動するトレーサーの3次元座標の
変化を示すもので、(A)は平面図、(B)はその正面
図である。
【図8】測定器の第1の変形例を示すもので、(A)は
縦断面図、(B)はそのII−II線での断面図であ
る。
【図9】測定器の第2の変形例を示すもので、(A)は
縦断面図、(B)はそのIII−III線での断面図で
ある。
【図10】測定器の他例を示すもので、(A)は部分正
面図、(B)はその斜視図である。
【符号の説明】
3 本体ケース 5 撮影手段であるCCDカメラ 7 方位計 18 整流板 19 ケース固定用パッカー 29 撮影制御手段、座標算出手段及び流速流向
算出手段としてのCPU35 区画体 36 整流板 D,D′ 光学系 E トレーサー放出装置 M2 傾動手段 T トレーサー T1,T2 トレーサー像 W 地下水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松元 和伸 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (72)発明者 熊谷 幸樹 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (72)発明者 筒井 雅行 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−166210(JP,A) 特開 平11−304430(JP,A) 特開 平3−12558(JP,A) 特開 平6−148217(JP,A) 特公 平6−19366(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 5/20 E21B 49/08 G01P 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影手段及び光学系を本体ケースに内蔵
    した測定器をボーリング孔等に挿入し、地下水中のトレ
    ーサーを光学系を介して撮影手段で撮影して、撮影した
    トレーサー像に基づいて地下水の流速と流向を測定する
    地下水流動測定装置であって、前記測定器の本体ケース
    の外側に、該測定器をボーリング孔等に固定するための
    膨縮するケース固定用パッカーと、ボーリング孔等での
    地下水の上下流動を整流する整流板とを設けたことを特
    徴とする地下水流動測定装置。
  2. 【請求項2】 本体ケースの下側に、本体ケースとの間
    でトレーサーを測定するための測定空間を区画形成する
    区画体を垂設し、この区画体に整流板を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の地下水流動測定装置。
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