JP3497647B2 - 洗浄組成物および洗浄方法 - Google Patents

洗浄組成物および洗浄方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ガラスやプラ
スチック成形品等を被洗浄物として洗浄する際に、優れ
た脱脂性、乾燥性を示す洗浄組成物及びこの洗浄組成物
を使用した洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工業洗浄においては、刊行物「精密洗浄
マニアル」(辻鷹著、1986年発行)第33ページに
記載されるように、不燃性で毒性が少なく、化学的、熱
的に非常に安定なクロロフルオロカーボン、特に1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロカーボ
ン(CFC−113)が広く用いられており、この化合
物を蒸気洗浄や手拭き洗浄等の方法で使用している。一
方、手拭き洗浄においては優れた乾燥性の他に汚れの除
去性が要求される場合があり、これに対しては、上述し
たCFC−113とエタノールとの共沸混合溶剤や特開
平1−318094号公報に記載されるように、CFC
−113、イソプロピルアルコール及びメチルエチルケ
トン等の有機溶剤との混合溶剤が適用されている。これ
よりもさらに、より高い汚れ除去性や乾燥性が要求され
る場合には、アセトン、低級アルコール、エタノール・
ジエチルエーテル混合溶剤等の乾燥性の良い有機溶剤に
よる手拭き洗浄が行われている。このような洗浄に加え
て、従来ではさらに特開平2−289693号公報に記
載されるような代替フロンや代替フロンと各種有機溶剤
との共沸混合溶剤も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CFC
−113をはじめとする特定フロンは、オゾン層を破壊
し、環境汚染を引き起こすものとして使用量を低減する
方向であり、今後洗浄に使用することは好ましくない状
態となっている。また、代替フロン及び代替フロンと有
機溶剤との混合溶剤もオゾン層への影響が全く皆無であ
るわけではなく、将来的に使用の停止が定められてい
る。
【0004】一方、アセトン、アルコール、メタノー
ル、イソプロパノールなどの低級アルコール類、エタノ
ール・ジエチルエーテル混合溶剤等は、その中に労働安
全法や有機溶剤中毒予防規則等で法的規制を受けるもの
があると共に、人体に対して有害性を有していることが
示唆されている。このため洗浄への適用、特に手拭き洗
浄においては、人体に直接接して使用される機会が多い
ところから、洗浄工程での安全衛生管理に細心の注意が
必要となる。また、エタノールやイソプロプルアルコー
ル等の低級アルコール類では、蒸発潜熱が高く、沸点の
低い割には、乾燥性が悪く迅速に乾燥表面を得ることが
困難となっている。さらにアセトンの場合は、蒸発潜熱
が非常に高く迅速に乾燥するが、被洗浄物が過剰に冷え
て結露するという問題が生じる。以上に加えて、多種類
の広い範囲の汚れの場合には、上述した洗浄剤で簡単に
除去するのは難しく、このため洗浄剤を交換したり、手
拭き洗浄を何回も行う必要がある。
【0005】上述したエタノール・ジエチルエーテル混
合溶剤は、光学分野において手拭き液として多く使用さ
れているが、この混合溶剤は引火点が約−45℃と非常
に低く、引火しやすいため作業上の危険性を伴う問題を
有している。さらに、この混合溶剤は共沸組成となって
いないところから、組成の経時的変化があり(すなわ
ち、エタノールよりもジエチルエーテルが先に蒸発して
しまう。)、これにより洗浄力および乾燥性が経時的に
不安定となっている。なお、エチルアルコールは純品の
状態では酒税の課税対象となり、比較的高価となるた
め、洗浄がコストアップする付随的な問題点を有してい
る。
【0006】本発明はこのような問題点を考慮してなさ
れたものであり、請求項1の発明は、n−ヘプタンとエ
チルアルコールを主成分としたアルコール溶剤を使用す
ることで、人体に対して低毒性であり、地球環境に影響
がなく、さらには原料の状態よりも高い乾燥性を発揮す
ることができる洗浄組成物を提供することを目的とす
る。
【0007】 また、エチルアルコールを主成分とし、
その他の成分がイソプロピルアルコールとノルマルプロ
ピルアルコールであるアルコール溶剤を用いることによ
り、工業的に入手しやすく、低コスト化を得ることが可
能な洗浄組成物を提供することを目的とする。
【0008】 請求項2の発明は、乾燥性及び汚れ除去
性に優れ、高い洗浄品質を得ることが可能であると共
に、組成の安定化により洗浄力、乾燥性の経時的変化が
なく、さらには引火点を抑制することによって作業上の
危険性を回避することが可能な洗浄組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0009】 請求項3の発明は、以上の洗浄組成物を
用いることにより、強固な汚れを除去することが可能な
洗浄方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄組成物は、
n−ヘプタン50〜90重量%と、エチルアルコールを
主成分としたアルコール溶剤10〜50重量%とからな
ることを特徴とする。この組成比の洗浄組成物は、その
沸点が各単一組成の沸点より低下する共沸様の状態とな
るものである。この場合、アルコール溶剤としては、エ
チルアルコールが85重量%以上含有されており、その
他の成分がイソプロピルアルコールとノルマルプロピル
アルコールであるものを使用できる。
【0011】上述したn−ヘプタン及びアルコール溶剤
は、オゾン層破壊の原因となるハロゲン元素を含んでい
ないため、洗浄・乾燥に伴って、大気中に揮散してもオ
ゾン層を破壊することなく、地球環境に対して安全性が
高い。
【0012】この洗浄組成物における構成成分の1つで
あるn−ヘプタンは炭素数7の飽和炭化水素であり、そ
の許容濃度は500ppmで、毒性も比較的弱い。一
方、もう1つの構成成分であるアルコール溶剤は、エチ
ルアルコールが85重量%以上となっているため、アル
コール溶剤としての特性はエチルアルコールとほとんど
同じになる。このエチルアルコールなどのアルコール類
は一般的に良く知られているように、毒性が比較的低
く、経口毒性がLD50(ラット)で13.7ml/kg
であり、許容濃度は1000ppmとなっている。この
値からもアルコール溶剤が低毒性であることが明らかで
ある。
【0013】又、n−ヘプタンとエチルアルコールとの
洗浄組成物からなり、その共沸および共沸様における引
火点は、各構成成分の引火点より約−4℃であり、この
値からも比較的引火性を抑制できている。以上のことか
ら、これら2成分から構成される本発明の洗浄組成物
は、人体に対して安全性が高いものとなっている。
【0014】また、エチルアルコールやイソプロピルア
ルコール、ノルマルプロピルアルコールは、極性系の汚
れに対して溶解性が向上し、n−ヘプタンでは非極性系
の汚れに対して溶解性が向上するため、これらを混合し
た洗浄組成物は広範囲な汚れに対して洗浄力を発揮する
ことができる。
【0015】本発明において、発明者らが検討を行った
結果、n−ヘプタンとアルコール溶剤は、同一の温度で
はそれぞれ単一の場合よりも混合したほうが高い蒸気圧
を示すようになることが見い出だされている。これによ
り、2つの構成成分を後述した組成比で混合することに
より、共沸化合物を形成することが判明した。
【0016】一方、n−ヘプタンが50〜90重量%、
アルコール溶剤が10〜50重量%の混合範囲では、通
常の大気圧(約740〜760mmHg)下における沸
点が70〜76℃と、単一成分の場合より低下してい
る。これにより、この混合比の洗浄組成物は共沸様の状
態になっており、単一成分の場合よりも十分な有意差を
有した乾燥性を備えている。
【0017】共沸状態の混合組成比は、n−ヘプタンが
55.7±2重量%、アルコール溶剤が44.3±2重
量%である。この共沸状態では、沸点が最も低下するた
め、乾燥性も最も良好となる。一般的に、沸点が低くな
るほどその組成物の揮発性(乾燥性)が向上するため、
n−ヘプタン単体や低級アルコールを含んでいるアルコ
ール溶剤単体の場合よりも乾燥性が優れたものとなる。
このため、この洗浄組成物を洗浄用途などに使用した場
合は、良好な乾燥状態を得ることができる。また、共沸
状態の組成比では、気液平衡での組成比が全く同一とな
るため、経時的に揮発が生じても組成変化がない。これ
により一定の組成比を保持し、常に安定した洗浄性能及
び乾燥性能を維持することが可能となり、安定した洗浄
品質を確保することができる。
【0018】なお、エチルアルコール単体からなる洗浄
剤の場合には酒税の課税対象となるのに対し、エチルア
ルコールにイソプロピルアルコールやノルマルプロピル
アルコールを加えて洗浄剤とした場合には課税対象とな
らないため、比較的安価となり、工業的に容易に入手す
ることが可能となる。
【0019】本発明の洗浄方法は、以上の洗浄組成物を
繊維状物に染み込ませ、この繊維状物を用いて被洗浄物
の表面を擦ることで、汚れを掻き取るものであり、これ
により強固な汚れにも対応することが可能である。この
繊維状物としては、ワイパーや綿布、不織布など適宜の
材料を選択することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】 (実施の形態1)n−ヘプタン(丸善石油化学(社)
製)と、エチルアルコールを主成分としたアルコール溶
剤として商品名「ソルミックスAP−7(日本化成品株
式会社製)」とを用いて、混合組成比を変化させて混合
組成物をそれぞれ200g調整した。この場合、ソルミ
ックスAP−7はエチルアルコール85.5重量%、イ
ソプロピルアルコール4.9重量%、ノルマルプロピル
アルコール9.6重量%の組成比からなるアルコール溶
剤である。調整した混合組成物の組成比は、n−ヘプタ
ン:ソルミックスAP−7の重量比が9:1〜5:5で
ある。
【0021】調整したそれぞれの混合組成物について単
蒸留を行い、その混合状態での初期蒸留における沸点、
初期蒸留組成物組成比(以下気相組成比)、初期蒸留物
を得たときの蒸留容器内の混合組成物組成比(以下液相
組成比)を求めた。ここで初期蒸留組成物は、蒸留組成
物が流出し始めてから沸点が一定値を示した時点で採取
した蒸留組成物である。結果を表1に示す。
【0022】表1に示すように、ソルミックスAP−7
の液相組成比が7.01〜50.31重量%の範囲で
は、ソルミックスAP−7単体の沸点約80℃およびn
−ヘプタンの沸点98.4℃よりも沸点が低下してお
り、共沸様の状態となっていることが確認された。な
お、表1における沸点は通常の大気圧(740〜760
mmHg)における温度である。
【0023】さらに、調整した混合組成物をあらかじめ
GC(ガスクロノトグラフィー)で求めておいた検量線
により混合組成比(液相、気相)での気液平衡について
のX−Y線特性図を作製した。用いたGCの条件は、機
種が「島津GC−14B」、カラムがJ&W DB−
1、直径φ0.53で長さ30m、注入温度は210
℃、検出器のFID温度が230℃、カラム温度条件が
恒温分析40℃で5分、スプリット比が10:1、サン
プル量は1μリットル、レンジが103 のオーダであ
る。
【0024】図1はこのX−Y線特性図を示し、ソルミ
ックスAP−7の液相組成比をX軸(横軸)に、ソルミ
ックスAP−7の気相組成比をY軸(縦軸)にプロット
してある。この図1から、n−ヘプタンとソルミックス
AP−7の混合系における共沸組成比を算出した。
【0025】共沸状態では、液相と気相の組成状態が等
しくなるので、このX−Y線特性図と関数Y=Xとの交
点(液相と気相の組成が等しくなる点)を求めたとこ
ろ、ソルミックスAP−7の液相組成比が44.3重量
%であった。さらに、求めたソルミックスAP−7の組
成比44.3重量%とn−ヘプタンが55.7重量%の
混合組成物を100g調整し、単蒸留を行って、経時的
に蒸留組成物を採取し、その組成変化を求めた。その結
果、蒸留初期のソルミックスAP−7の重量%が44.
3重量%であることからn−ヘプタンとソルミックスA
P−7の共沸組成比はn−ヘプタンが55.7重量%、
ソルミックスAP−7が44.3重量%であった。な
お、この組成比においては、洗浄組成物の上記単蒸留で
の物性が変化しない範囲で幅を持たせることができる。
この幅を検討した結果、n−ヘプタン、ソルミックスA
P−7のいずれもが±2重量%であった。
【0026】以上により得た共沸組成物を使用し、スラ
イドガラス上に0.5g塗布したインク(商品名「ma
jic INK」、油性)を時間をおいて、複数回手拭
き洗浄を行っても、経時的に汚れ除去性や乾燥状態は変
化せず安定化した状態となっていた。
【0027】このようにn−ヘプタンが55.7重量
%、ソルミックスAP−7が44.3重量%で共沸組成
比となっており、この共沸組成物では一定の組成比を保
持し、常に安定した洗浄性能及び乾燥性能を保持でき、
結露等が生じない良好な洗浄品質を安定して得ることが
できる。
【0028】
【表1】
【0029】(実施の形態2)実施の形態1のn−ヘプ
タンを55.7重量%、ソルミックスAP−7を44.
3重量%として調合し、1時間攪拌させて共沸状態の洗
浄剤を作製した。一方、インク(商品名「majic
INK」、油性)、ピッチ(九重電気(株)製、商品名
「K3」)、松ヤニを10×26mmの面積でスライド
ガラス上に0.5g塗布して被洗浄物とした。そして上
述した洗浄剤をワイパー紙(商品名「ピュアリーフ M
210」 OZU CORPORATION製)に染み
込ませて、被洗浄物に対し手拭き洗浄を行った。
【0030】同様に、n−ヘプタンが50、70、90
重量%、ソルミックスAP−7が50、30、10重量
%の混合比からなる混合物を調合し、1時間攪拌させて
共沸様の洗浄剤を作製し、これを上述と同様に、手拭き
洗浄を行った。
【0031】この手拭き洗浄による結果を表2及び表3
に示す。表2は共沸組成物の洗浄結果、表3は共沸様組
成物の洗浄結果である。手拭き洗浄を行い、洗浄結果の
評価は目視で行った。「○」は完全に除去されたレベ
ル、「△」は汚れが若干残留しているがほとんど除去さ
れているレベル、「×」は汚れは除去されないレベルで
ある。これらの表から、共沸および共沸様組成物のいず
れもほとんどの汚れを除去できている。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】さらに、上述した共沸及び共沸様の組成物
をワイパー紙に染み込ませて、100mm×15mm×
4mmのサイズからなるポリスチレン、ポリメチルメタ
クリレート、ABS(アクリルニトリル−ブタジエン−
スチレン樹脂)、ポリカーボネートの各テストピースに
対し、連続10回擦り、それぞれの材料に対するアタッ
ク性を目視で観察した。結果を表4に示す。同表におい
て、「○」は変化なしのレベルである。
【0035】
【表4】
【0036】以上のように、n−ヘプタンが55.7重
量%、ソルミックスAP−7が44.3重量%の共沸組
成物を洗浄に用いた場合、各成分単位で使用した場合よ
りも、適用できる汚れの範囲か広くなり、洗浄剤を変え
ることなく同一の洗浄剤で種々の汚れに対して適用する
ことが可能となっている。また、アタック性も全ての材
料に対して見られず、アタック性が少ないことから材料
にとらわれず洗浄を行うことが可能となっている。
【0037】(実施の形態3)実施の形態1のn−ヘプ
タンが55.7重量%、ソルミックスAP−7が44.
3重量%の混合比で調合し、十分に攪拌させて共沸状態
の混合溶剤を作製し、この混合溶剤とn−ヘプタン、ソ
ルミックスAP−7の各成分について揮発性能試験を行
った。
【0038】揮発性試験は共沸状態の混合溶剤、AP−
7、n−ヘプタンのそれぞれをシャーレに2ml入れ、
25℃/60%の雰囲気中で行い、0分から20分まで
の経過時間での各溶剤の残留体積率%の変化を確認し
た。結果を図2に示す。
【0039】図2からn−ヘプタンが55.7重量%、
ソルミックスAP−7が44.3重量%の共沸組成物を
揮発させた場合、n−ヘプタンおよび低級アルコールを
含むソルミックスAP−7の各成分単体よりも揮発性が
向上している。
【0040】
【発明の効果】請求項1の洗浄組成物は、人体に対して
低毒性であり、地球環境に対して影響がない。さらには
引火点を抑制することによって作業上の危険性を回避す
ることが可能である。
【0041】 また、この効果に加えて、さらに 工業
的に入手しやすく、低コスト化を図ることが可能であ
る。
【0042】 請求項2の洗浄組成物は、良好な乾燥性
(揮発性)及び汚れ除去性に優れ、単一成分で洗浄を行
うより洗浄性が向上し、高い洗浄品質を得ることができ
る。
【0043】 請求項3の洗浄方法は、以上の洗浄組成
物をワイパー、綿布、不織布等の繊維状物に染み込ま
せ、擦って洗浄を行うことで、強固な汚れを除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソルミックスAP−7の気液平衡のX−Y線特
性図である。
【図2】揮発性試験の特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C11D 7:26 C11D 7:26 7:50) 7:50 (56)参考文献 特開 平7−278029(JP,A) 特開 平5−25499(JP,A) 特開 平5−320693(JP,A) 特開 平4−63290(JP,A) 特開 平5−117691(JP,A) 特開 平7−179890(JP,A) 社団法人有機合成化学協会編,「新版 溶剤ポケットブック」,日本,株式会社 オーム社,1994年 6月10日,第1版, 第240−242,346頁 浅原照三他編,「溶剤ハンドブッ ク」,日本,株式会社講談社,1976年 3月10日,第1版,第156−158頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/00 - 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n−ヘプタン50〜90重量%と、エチ
    ルアルコールが85重量%以上含有されており、その他
    の成分がイソプロピルアルコールとノルマルプロピルア
    ルコールであるアルコール溶剤10〜50重量%とから
    なることを特徴とする洗浄組成物。
  2. 【請求項2】 n−ヘプタン55.7±2重量%と、エ
    チルアルコールが85重量%以上含有されており、その
    他の成分がイソプロピルアルコールとノルマルプロピル
    アルコールであるアルコール溶剤44.3±2重量%と
    からなることを特徴とする洗浄組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の洗浄組成物を繊維
    状物に含浸させ、この繊維状物により被洗浄物表面を拭
    くことを特徴とする洗浄方法。
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