JP3495652B2 - モジュールケースおよびモジュール組立方法 - Google Patents

モジュールケースおよびモジュール組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体素子その
他の光部品を収容し、光ファイバコードを直接引き出す
ピグテール形態のモジュール用のケース構造、および該
ケースを用いたモジュール組立方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の光半導体実装モジュール
の組立構造を示す第1の従来例である。本従来例の光半
導体実装モジュールは、モジュールケース本体1の一つ
の側面に信号入出力用の高周波コネクタ9を具備し、高
周波コネクタ9を具備する該側面に対向する側面から光
ファイバコード7が引き出された構造を有する、いわゆ
るピグテール形態の光半導体実装モジュールの例であ
る。
【0003】本従来例のモジュールの組立工程を以下に
説明する。まず、素子搭載ベンチ5上に光半導体素子6と
その他の必要な電子部品を搭載し、モジュールケース本
体1内に収容し固定する。つぎに、必要な電子部品が搭
載された素子搭載ベンチ5と高周波コネクタ9および電気
端子10間をボンディングワイヤあるいはリボン等で電気
的に接続する。つぎに、レンズ等からなる光結合ユニッ
ト8を具備した光ファイバコード7を挿通スリーブ2から
モジュールケース本体1内に挿入し、光半導体素子6と
の光結合調芯をモジュールケース本体1内で行い、調芯
後に光結合ユニット8を固定する。つぎに、挿通スリー
ブ2内に樹脂を充填しシールして、最後にシールキャッ
プ4によって気密シールし、モジュールが完成する。
【0004】図5は、従来の光半導体実装モジュールの
組立構造を示す第2の従来例の斜視図である。図6は、図
5のモジュールにおいて上蓋13を施す直前の状態を示す
斜視図である。
【0005】本従来例の光半導体実装モジュールは、モ
ジュールケースの両側面から複数の光ファイバコード7
が引き出された、ピグテール形態の多チャネル型光半導
体実装モジュールの例である。
【0006】本従来例のモジュールの組立では、素子搭
載ベンチ5上への光半導体素子6とその他の必要な電子部
品の搭載、および光結合ユニット8の光結合調芯と固定
はモジュールケース本体1の外部で行い、その後にモジ
ュールケース本体1内の所定位置に固定する。光ファイ
バコード7はファイバ支持体12に接着固定して光結合部
に機械的応力が加わらないようにし、最後に上蓋13を被
せてモジュールが完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例のモジュ
ール構造においては、平板状のシールキャップ4をケー
ス本体1に接合することにより容易に気密化が行えるの
で、気密性は高い。しかし、挿通スリーブ9に樹脂を充
填した後に、上蓋4をモジュールケース本体1内で光結
合や調芯作業を行わなければならないので、調芯装置の
光結合ユニット8のチャック機構ならびに光結合ユニッ
ト8をモジュール構造が受け入れられねばならず、その
ため光結合ユニット8のチャック機構ならびに光結合ユ
ニット8の大きさ、形状等あるいはモジュールケースの
大きさ、形状が制約されるとともに、狭いモジュールケ
ース本体1内での作業となるため、調芯と固定の作業性
が極めて悪いという欠点がある。
【0008】また、第2の従来例のモジュール構造にお
いては、光半導体素子6とその他の必要な電子部品の搭
載、および光結合ユニット8の光結合調芯と固定は、と
もにモジュールケース本体1外部で行うため組立作業性
は高い。しかし、図5および6に示すようなモジュール
構造をとるため、光ファイバ7の引き出し部の接着固定
工程ならびに上蓋13の取り付け工程において完全な気密
シールを行うことは困難である。したがって、組立作業
性は高いが、気密性が極めて不完全となる欠点がある。
【0009】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、第1の従
来例の光半導体実装モジュールのような気密性の高さを
維持しつつ、第2の従来例の光半導体実装モジュールの
ような組立作業性の高さを確保できる構造のモジュール
ケースを提供することにある。また、上記のモジュール
ケースを用いたモジュール組立方法を提供することにあ
る。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に係わるモジュール組立方法は、上
面又は下面の少なくとも1面および4つの側面の少なく
とも1面に、光部品が搭載された構造体が通過可能な大
きさを有する開口部が設けられ、かつこの開口部が設け
られた側面と対向する面に光ファイバコードを引き出す
ための挿通穴が設けられたモジュールケース本体を備え
るピグテール形態のモジュールケースを用いたモジュー
ル組立方法であって、 前記光ファイバコードを前記挿
通穴から前記モジュールケース本体内に引き込み、さら
に前記挿通穴と対向する側面開口部からモジュールケー
ス本体の外部へ引き出す第1の工程と、前記構造体の組
立および光結合作業を前記モジュールケース本体の外部
で行う第2の工程と、前記組立および光結合作業を完了
した構造体を、前記モジュールケース本体の側面開口部
からモジュールケース本体内に引き入れて所定位置に固
定する第3の工程と、前記モジュールケース本体の挿通
穴を樹脂充填してシールする第4の工程と、前記モジュ
ールケース本体の側面開口部をエンドキャップで塞ぐ第
5の工程と、前記光部品が搭載された構造体とモジュー
ルケース本体に設けられた端子とを電気的に接続する第
6の工程と、シールキャップによって前記モジュールケ
ース本体を気密シールする第7の工程とを経てモジュー
ルを製作するものである。
【0012】 また、本発明の別の態様(請求項6)
は、光部品が搭載された構造体と少なくとも第1及び第
2の光ファイバコードとを備えたピグテール形態の光モ
ジュールのためのモジュールケースであって、 接続作
業のための第1の開口部と、前記構造体をモジュールケ
ース内に搬入するための第2の開口部と、前記第1の光
ファイバコードをモジュールケース内部に挿通するため
の第1の光ファイバ挿通路部とを有するモジュールケー
ス本体と、前記第1の開口部を封止するシールキャップ
と、前記第2の開口部を封止するエンドキャップと、前
記第2の光ファイバコードを前記モジュールケースの内
部に挿通するための、前記エンドキャップに設けられた
第2の光ファイバ挿通路部とを具備することを特徴とす
るものである。
【0013】 本発明のさらに別の態様(請求項10)
は、前記第1の光ファイバコードを前記第1の光ファイ
バ挿通路部に挿通し、当該第1の光ファイバコードの端
部を前記第2の開口部を介して前記モジュールケース本
体の外部に引き出す工程と、前記第2の光ファイバコー
ドを前記第2の光ファイバ挿通路部に挿通する工程と、
前記モジュールケース本体の外部において前記第1及び
第2の光ファイバコードの端部と前記光部品とを光学的
に接合し、前記第1及び第2の光ファイバコードに接合
された構造体を形成する工程と、前記形成された構造体
を前記第2の開口部を介して前記モジュールケース本体
の内部に導入し、当該モジュールケース本体の内部の所
定位置に固定する工程と、前記エンドキャップによって
前記第2の開口部を封止する工程と、前記第1及び第2
の光ファイバ挿通路部を封止する工程と、前記シールキ
ャップによって前記第1の開口部を封止する工程とを経
てモジュールを製作するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は、本発明
に係るモジュールケースと該モジュールケースを用いた
光半導体実装モジュールの組立構造を示す第1の実施の
形態の斜視図である。また、図2は、図1のモジュールに
おいてシールキャップ4を施す直前の状態を示す斜視図
である。この第1の実施の形態における光半導体実装モ
ジュールは、図1及び図2において、左側面に信号入出
力用の高周波コネクタ9を具備し、その対向する側面か
ら光ファイバコード7を引き出した、ピグテール形態の
光半導体実装モジュールである。
【0015】図1、図2において、モジュールケース本体
1には上面と左側面に開口部1、1が設けられてお
り、高周波コネクタ9は、左側面の開口部1を蓋する
ためのエンドキャップ3に取り付けてある。この開口部
を有する左側面と対向する右側面には光ファイバコ
ード7をモジュールケース本体1内に挿通させるための
挿通路を有する挿通スリーブ2が設けられており、他の
側面には電気端子10が設けられている。
【0016】なお、上面の開口部1を蓋するためにシ
ールキャップ4が、左側面の開口部1を蓋するために
はエンドキャップ3が用いられる。
【0017】モジュールケース本体1の底面上には素子
搭載ベンチ5が配置され、素子搭載ベンチ5には光半導
体素子6が搭載される。素子搭載ベンチ5は光半導体素
子6の端子と接続される複数の端子(図示せず)を有し、
光半導体素子6は該複数の端子を介して高周波コネクタ
9および該電気端子10と電気的に接続される。
【0018】 また、光ファイバコード7の端部には該
光ファイバコード7と光半導体素子6とを接合するため
の光接合ユニット8が設けられる。光接合ユニット8は
光半導体素子6に対して調芯された位置で素子搭載ベン
チ5に固定載置される。
【0019】この第1の実施の形態のモジュール組立
は、以下の工程によって行われる。
【0020】(工程1) 素子搭載ベンチ5上に光半導体素
子6やその他の光部品を搭載実装する。
【0021】(工程2) 光ファイバコード7を挿通スリー
ブ2の挿通路を介してモジュールケース本体1内に引き
込み、さらに、挿通スリーブ2と対向する開口部1
らモジュールケース本体1の外部に引き出し、モジュー
ルケース本体1の外部で、結合レンズや素子搭載ベンチ
5との固定用部品等(図示せず)から構成される光結合
ユニット8を光ファイバコード7の端部に設けるように
これを組み立てる。
【0022】(工程3) 素子搭載ベンチ5上に搭載した光
半導体素子6と光ファイバコード7と接続された光結合
ユニット8との調芯を行い、調芯後に光結合ユニット8と
素子搭載ベンチ5とを接続し一体化する。
【0023】(工程4) 光半導体素子6を搭載した素子搭
載ベンチ5と光結合ユニット8とを一体化した構造体を、
側面の開口部1からモジュールケース本体1内に引き
入れて所定位置に固定するとともに、挿通スリーブ2の
挿通路内部に樹脂を充填しシールする。
【0024】(工程5) 高周波コネクタ9を取り付けたエ
ンドキャップ3によって開口部1を封止する。
【0025】(工程6) 光半導体素子6やその他の光部品
を搭載した素子搭載ベンチ5の端子と高周波コネクタ9お
よびモジュールケース本体1の電気端子10とを電気的に
接続する。
【0026】(工程7) シールキャップ4で開口部1
封止することによってモジュールケース本体1を気密シ
ールする。
【0027】上記工程1〜工程7によって光半導体実装モ
ジュールが完成する。
【0028】なお、上記工程4において挿通路内に充填
した樹脂が固化することによって、光ファイバコード7
は挿通スリーブ2に固定され、構造体に機械的応力が加
わることを防止する。
【0029】図1に示した第1の実施の形態では、素子搭
載ベンチ5はエンドキャップ3から分離独立した形態を例
示したが、素子搭載ベンチ5とエンドキャップ3とは一体
化された形態であっても良い。また、素子搭載ベンチ5
の端子と高周波コネクタ9との接続は、光半導体素子6や
その他の光部品を搭載実装する以前に行っても良いし、
以後に行っても良い。
【0030】また、モジュールケース本体1の材質は、
樹脂製でも金属製でも良い。金属製とする場合には、エ
ンドキャップ3およびシールキャップ4による封止は、気
密性および電気的接続の観点から、シーム溶接とするこ
とが望ましい。
【0031】上記の構造のモジュールケース本体1を用
い、上記のモジュール組立工程によれば、モジュールケ
ース本体1の外部で光半導体素子6の搭載や光結合ユニ
ット8の組立および光結合調芯作業を行えるため、第1の
従来例の光半導体実装モジュールの欠点であった、光結
合ユニット8の構造に対する制約が解消されるととも
に、第1の従来例に比べて格段に組立作業性を高めるこ
とができ、かつ第1の従来例の光半導体実装モジュール
と同等の気密性を確保できる。
【0032】[第2の実施の形態]図3は、本発明に係るモ
ジュールケースと該モジュールケースを用いた光半導体
実装モジュールの組立構造を示す第2の実施の形態の斜
視図である。また、図4は、図3のモジュールにおいてシ
ールキャップ4を施す直前の状態を示す斜視図である。
【0033】この第2の実施の形態における光半導体実
装モジュールは、モジュールケース本体1の両側面から
複数の光ファイバコード7、7を引き出した、ピグ
テール形態の多チャネル型光半導体実装モジュールの例
である。
【0034】図3、図4において、モジュールケース本体
1は上面と左側面にそれぞれ開口部1、1を設けて
おり、左側面の開口部1を蓋するためのエンドキャッ
プ3には光ファイバコード7を挿通させるための挿通路
を有する挿通スリーブ2を設けてある。また、左側面
の開口部1と対向する右側面にも同様に光ファイバコ
ード7を挿通させるための挿通路を有する挿通スリー
ブ2を設けており、他の側面には電気端子10を設け
ている。
【0035】なお、上面の開口部1を蓋するためのシ
ールキャップ4が用いられる。
【0036】モジュールケース本体1の底面上には素子
搭載ベンチ5が載置され、素子搭載ベンチ5には光半導
体素子6が搭載される。素子搭載ベンチ5は光半導体素
子6を電気端子10等と接続するための複数の端子(図示
せず)を有し、光半導体素子6は該複数の端子を介して
該電気端子10と電気的に接続される。
【0037】 また、光ファイバコード7、7の端
部にはそれぞれ、該光ファイバコードと光半導体素子6
とを接合するための光接合ユニット8、8が設けら
れる。光接合ユニット8、8は光半導体素子6に対
して調芯された位置で素子搭載ベンチ5に固定載置され
る。
【0038】この第2の実施の形態のモジュール組立
は、第1の実施の形態とほぼ同様の工程で行われ、具体
的には以下の工程による。 (工程1) 素子搭載ベンチ5上に光半導体素子6やその
他の光部品を搭載実装する。
【0039】(工程2) 光ファイバコード7を挿通ス
リーブ2の挿通路を介してモジュールケース本体1内
部に引き込み、さらに、挿通スリーブ2と対向する側
面開口部1からモジュールケース本体1の外部に光フ
ァイバコード7を引き出し、モジュールケース本体1
の外部で光結合ユニット8との一体化組立を行う。
【0040】(工程3) エンドキャップ3に設けられた
挿通スリーブ2の挿通路に光ファイバコード7を挿通
させ、モジュールケース本体1内に収容される側で光結
合ユニット8との一体化組立を行う。
【0041】(工程4) 光結合ユニット8と光結合ユ
ニット8の両者について、素子搭載ベンチ5上に搭載し
た光半導体素子6との調芯を行い、調芯後に素子搭載ベ
ンチ5に載置し一体化する。
【0042】(工程5) 光半導体素子6を搭載した素子
搭載ベンチ5と光結合ユニット8、8とが一体化され
た構造体を、側面の開口部1からモジュールケース本
体1内部に引き入れて、所定位置に固定する。
【0043】(工程6) エンドキャップ3によって側面
の開口部1を封止するとともに、モジュールケース本
体1の挿通スリーブ2およびエンドキャップ3の挿通ス
リーブ2の挿通路にそれぞれ樹脂を充填しシールす
る。
【0044】(工程7) 光半導体素子6やその他の光部
品を搭載した素子搭載ベンチ5の端子(図示せず)とモジ
ュールケース本体1の電気端子10とを電気的に接続す
る。 (工程8) シールキャップ4によって上面の開口部1
を封止して、モジュールケース本体1を気密シールす
る。上記工程1〜工程8によって光半導体実装モジュール
が完成する。
【0045】なお、上記工程6において挿通路内に充填
した樹脂が固化することによって、光ファイバコード7
、7は挿通スリーブ2、2にそれぞれ固定さ
れ、構造体に機械的応力が加わることを防止する。
【0046】モジュールケース本体1の材質は、樹脂製
でも金属製でも良い。金属製とする場合にはエンドキャ
ップ3およびシールキャップ4による封止は、気密性およ
び電気的接続の観点から、シーム溶接とすることが望ま
しい。
【0047】上記の構造のモジュールケース本体1で
は、光ファイバコード7、7は開口面積の小さい挿
通スリーブ2、2の挿通路内を挿通させるため、挿
通スリーブ2、2内への樹脂充填によって十分な気
密性が得られる。また、上記の構造のモジュールケース
本体1を用いる上記のモジュール組立工程によれば、モ
ジュールケース本体1の外部で光半導体素子6の搭載や
光結合ユニット8、8の組立および光結合調芯作業
を行えるため、高い組立作業性が確保できる。
【0048】従って、第2の従来例の光半導体実装モジ
ュールの欠点であった気密の不完全性が解消でき、か
つ、高い組立作業性を損なうことなく、多チャネル型光
半導体実装モジュールを製作することができる。
【0049】さらに、第2の従来例のようなコの字型の
上蓋13は必要なく、平板のシールキャップ4とすること
ができ、部材コストも低減することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明の構造のモジュールケースを用
い、本発明のモジュール組立方法によれば、光半導体素
子の搭載や光結合ユニット組立および光結合調芯作業
を、モジュールケースの外部で行うことができるため、
組立作業が容易に行えるという利点があり、また、光フ
ァイバコードの引き出し用挿通部を小さな開口寸法のス
リーブ状とすることができるため、挿通部への樹脂充填
によって十分な気密性を得ることができる。従って、本
発明のモジュールケースを適用すれば、高い組立作業性
と高い気密性を両立させた光半導体実装モジュールを実
現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモジュールケースと該モジュール
ケースを用いた光半導体実装モジュールの組立構造を示
す第1の実施の形態の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態で例示した図1の光半
導体実装モジュールにおいて、シールキャップを施す直
前の状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るモジュールケースと該モジュール
ケースを用いた光半導体実装モジュールの組立構造を示
す第2の実施の形態の斜視図である。
【図4】従来技術を説明する第1の従来例の光半導体実
装モジュールの組立構造を示す斜視図である。
【図5】従来技術を説明する第2の従来例の光半導体実
装モジュールの組立構造を示す斜視図である。
【図6】従来技術を説明する第2の従来例で例示した図5
の光半導体実装モジュールにおいて、上蓋を取り付ける
直前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 … モジュールケース本体 1 … 上面の開口部 1 … 側面の開口部 2、2、2 … 挿通スリーブ 3 … エンドキャップ 4 …. シールキャップ 5 … 素子搭載ベンチ 6 … 光半導体素子 7、7、7 … 光ファイバコード 8、8、8 … 光結合ユニット 9 … 高周波コネクタ 10 … 電気端子 11 … シーム溶接部 12 … ファイバ支持体 13 … 上蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−198892(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/42 H01S 5/022

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面又は下面の少なくとも1面、および
    4つの側面の少なくとも1面に、光部品が搭載された構
    造体が通過可能な大きさを有する開口部が設けられ、か
    つこの開口部が設けられた側面と対向する面に、光ファ
    イバコードを引き出すための挿通穴が設けられたモジュ
    ールケース本体を備えるピグテール形態のモジュールケ
    ースを用いたモジュール組立方法であって、 前記光ファイバコードを前記挿通穴から前記モジュール
    ケース本体内に引き込み、さらに前記挿通穴と対向する
    側面開口部からモジュールケース本体の外部へ引き出す
    第1の工程と、 前記構造体の組立および光結合作業を前記モジュールケ
    ース本体の外部で行う第2の工程と、 前記組立および光結合作業を完了した構造体を、前記モ
    ジュールケース本体の側面開口部からモジュールケース
    本体内に引き入れて所定位置に固定する第3の工程と、 前記モジュールケース本体の挿通穴を樹脂充填してシー
    ルする第4の工程と、 前記モジュールケース本体の側面開口部をエンドキャッ
    プで塞ぐ第5の工程と、 前記光部品が搭載された構造体とモジュールケース本体
    に設けられた端子とを電気的に接続する第6の工程と、 シールキャップによって前記モジュールケース本体を気
    密シールする第7の工程とを具備することを特徴とする
    モジュール組立方法。
  2. 【請求項2】 光部品が搭載された構造体と光ファイバ
    コードとを備えたピグテール形態の光モジュールのため
    のモジュールケースであって、 接続作業のための第1の開口部と、前記構造体をモジュ
    ールケース内部に搬入するための第2の開口部と、前記
    光ファイバコードをモジュールケース内部に挿通するた
    めの光ファイバ挿通路部とを有するモジュールケース本
    体と、 前記第1の開口部を封止するシールキャップと、 前記第2の開口部を封止するエンドキャップと、 前記エンドキャップに設けられ、前記光部品との間で信
    号の送受を行うためのコネクタとを具備することを特徴
    とするモジュールケース。
  3. 【請求項3】 前記第2の開口部は、前記光ファイバ挿
    通路部に対向する位置に形成されていることを特徴とす
    る請求項2記載のモジュールケース。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のモジュー
    ルケースを用いて光モジュールを組み立てる方法であっ
    て、 前記光ファイバコードを前記光ファイバ挿通路部に挿通
    し、前記光ファイバコードの端部を前記第2の開口部を
    介して前記モジュールケース本体の外部に引き出す工程
    と、 前記モジュールケース本体の外部において前記光ファイ
    バコードの端部と前記光部品とを光学的に接合し、前記
    光ファイバコードに接合された構造体を形成する工程
    と、 前記形成された構造体を前記第2の開口部を介して前記
    モジュールケース本体の内部に導入し、当該モジュール
    ケース本体の内部の所定位置に固定する工程と、 前記光ファイバ挿通路部を封止する工程と、 前記エンドキャップによって前記第2の開口部を封止す
    る工程と、 前記構造体を介して前記光部品と前記コネクタとの接続
    を行う工程と、 前記シールキャップによって前記第1の開口部を封止す
    る工程とを具備することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 前記構造体を形成する工程は、前記モジ
    ュールケース本体の外部において前記光ファイバコード
    の端部に光結合ユニットを組立形成する工程を含むこと
    を特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 光部品が搭載された構造体と少なくとも
    第1及び第2の光ファイバコードとを備えたピグテール
    形態の光モジュールのためのモジュールケースであっ
    て、 接続作業のための第1の開口部と、前記構造体をモジュ
    ールケース内に搬入するための第2の開口部と、前記第
    1の光ファイバコードをモジュールケース内部に挿通す
    るための第1の光ファイバ挿通路部とを有するモジュー
    ルケース本体と、 前記第1の開口部を封止するシールキャップと、 前記第2の開口部を封止するエンドキャップと、 前記第2の光ファイバコードを前記モジュールケースの
    内部に挿通するための、前記エンドキャップに設けられ
    た第2の光ファイバ挿通路部とを具備することを特徴と
    するモジュールケース。
  7. 【請求項7】 前記第2の開口部は、前記第1の光ファ
    イバ挿通路部に対向する位置に形成されていることを特
    徴とする請求項6に記載のモジュールケース。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の光ファイバ挿通路部
    は、前記モジュールケースの内部に連通する挿通路を有
    する管状体であることを特徴とする請求項6または請求
    項7に記載のモジュールケース。
  9. 【請求項9】 前記シールキャップは、板状体であるこ
    とを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載
    のモジュールケース。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至請求項9のいずれかに記
    載のモジュールケースを用いて光モジュールを組み立て
    る方法であって、前記第1の光ファイバコードを前記第
    1の光ファイバ挿通路部に挿通し、当該第1の光ファイ
    バコードの端部を前記第2の開口部を介して前記モジュ
    ールケース本体の外部に引き出す工程と、 前記第2の光ファイバコードを前記第2の光ファイバ挿
    通路部に挿通する工程と、前記モジュールケース本体の
    外部において前記第1及び第2の光ファイバコードの端
    部と前記光部品とを光学的に接合し、前記第1及び第2
    の光ファイバコードに接合された構造体を形成する工程
    と、 前記形成された構造体を前記第2の開口部を介して前記
    モジュールケース本体の内部に導入し、当該モジュール
    ケース本体の内部の所定位置に固定する工程と、 前記エンドキャップによって前記第2の開口部を封止す
    る工程と、 前記第1及び第2の光ファイバ挿通路部を封止する工程
    と、 前記シールキャップによって前記第1の開口部を封止す
    る工程とを具備することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 前記構造体を形成する工程は、前記モ
    ジュールケース本体の外部において前記第1及び第2の
    光ファイバコードの端部にそれぞれ光結合ユニットを組
    立形成する工程を含むことを特徴とする請求項10記載
    の方法。
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