JP3494232B2 - 作動シリンダの制御装置 - Google Patents

作動シリンダの制御装置

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JP3494232B2
JP3494232B2 JP06582394A JP6582394A JP3494232B2 JP 3494232 B2 JP3494232 B2 JP 3494232B2 JP 06582394 A JP06582394 A JP 06582394A JP 6582394 A JP6582394 A JP 6582394A JP 3494232 B2 JP3494232 B2 JP 3494232B2
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和則 池井
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルのブーム
シリンダ、アームシリンダ、バケットシリンダ等の作動
シリンダに圧油を供給して伸び、縮み制御する作動シリ
ンダの制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】作動シリンダに圧油を供給する制御装置
としては、油圧ポンプの吐出圧油を方向制御弁により作
動シリンダの第1室と第2室の一方に供給すると共に、
第1室と第2室の他方の圧油をタンクに流出して作動シ
リンダを伸び、縮み作動するものが一般的である。 【0003】前述の方向制御弁は弁ブロックのスプール
孔にスプールを摺動自在に嵌挿し、そのスプールを中立
位置から第1位置、第2位置に切換えることでポンプポ
ートを第1・第2アクチュエータポートの一方に連通
し、かつタンクポートを第1・第2アクチュエータポー
トの他方に連通することで前述のように圧油を供給し、
スプールを中立位置とすると各ポートを遮断して第1・
第2アクチュエータポートに流入した作動シリンダから
の戻り油がタンクに流出しないようにしている。 【0004】しかしながら、弁ブロックのスプール孔と
スプールとの間には微少な隙間があって油が洩れ、一方
作動シリンダの第1室又は第2室には外部負荷によって
保持圧が発生し、その保持圧によって戻り油の一部が前
述の隙間よりタンクに流れて作動シリンダが伸び又は縮
み作動(以下自然降下という)してしまう。 【0005】このために、従来は作動シリンダの保持圧
が生じる室と方向制御弁のアクチェータポートを接続す
る回路にロック弁を設け、方向制御弁が中立位置の時に
はこのロック弁によって作動シリンダからの戻り油が方
向制御弁のアクチュエータポートに流れないようにして
自然降下を防止し、方向制御弁を第1・第2位置とした
時にはロック弁を開いて方向制御弁と作動シリンダとの
間に圧油を流通できるようにしている。 【0006】しかしながら、前述のようにロック弁を設
けると作動シリンダに慣性負荷や外力が作用した時に保
持圧が異常昇圧してしまう。 【0007】このことを解消する作動シリンダ制御装置
としては、例えば実開平2−91201号公報の第3図
に示すように方向制御弁の1つのアクチュエータポート
と作動シリンダの保持圧発生室を接続する回路にシーケ
ンス弁と呼ばれるロック弁を設け、このロック弁と作動
シリンダとの間の回路にリリーフ弁を設けて慣性負荷や
外力が作用した時に保持圧が昇圧するとリリーフ弁より
タンクにリリーフ作動するようにしたものが知られてい
る。 【0008】また、実開平2−91201号公報の第1
図に示すものが知られている。つまり図1に示すよう
に、方向制御弁1の1つのアクチュエータポート2と作
動シリンダ3の保持圧発生室4を接続する回路5にロジ
ック弁と呼ばれるロック弁6を設け、このロック弁6の
ばね室7とタンク8を連通・遮断するパイロット弁9を
設け、作動シリンダ3の保持圧発生室4内の保持圧が高
圧となるとパイロットリリーフ弁10がリリーフ作動
し、そのリリーフした圧油でパイロット弁9を連通位置
としてロック弁6のばね室7をタンク8に連通してロッ
ク弁6を開き、保持圧発生室4を回路5に連通し、作動
シリンダ3の保持圧を主リリーフ弁11よりリリーフ作
動するようにしたものが知られている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】前者のものであるとリ
リーフ弁は大容量が流通するために大型となり、そのリ
リーフ弁とロック弁を組み合せたユニットが大型化し、
複数の作動シリンダを有する場合にはその作動シリンダ
の数だけのユニットを設置するので設定面積が大きくな
ってしまう。 【0010】後者のものであると、ロック弁6とパイロ
ット弁9とパイロットリリーフ弁10を用いているか
ら、構成部品が多くコストが高くなるし、大型化し、前
述と同様に複数の作動シリンダを有する場合には設置面
積が大きくなってしまう 【0011】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした作動シリンダの制御装置を提供することを目
的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、方向制御弁用
の弁ブロック70に、スプール孔71及びポンプポート
24とタンクポート25と第1・第2アクチュエータポ
ート26,27が形成され、そのスプール孔71に嵌挿
したスプール72が中立位置の時には第1・第2アクチ
ュエータポート26,27を遮断し、そのスプール72
が第1圧油供給位置の時にはポンプポート24と第1ア
クチュエータポート26を連通し、かつ第2アクチュエ
ータポート27をタンクポート25に連通し、そのスプ
ール72が第2圧油供給位置の時にはポンプポート24
と第2アクチュエータポート27を連通し、かつ第1ア
クチュエータポート26とタンクポート25を連通し、
前記第1・第2アクチュエータポート26,27が合せ
面70cにそれぞれ開口すると共に、第2受圧室49に
圧油が供給されると前記スプール72が第2圧油供給位
置に移動するようにした方向制御弁23と、前記方向制
御弁用の弁ブロック70の合せ面70aに接合して取付
けられる弁ブロック90に、その合せ面90aに開口し
て前記第1アクチュエータポート26に連通し、かつ作
動シリンダ30の保持圧発生室31に連通する第1油孔
91と、その合せ面90aに開口して前記第2アクチュ
エータポート27に連通し、かつ前記作動シリンダ30
の他の室33に連通する第2油孔92を形成し、前記弁
ブロック90に、第1アクチュエータポート26の出力
圧と第1油孔91に作用する作動シリンダ30の保持圧
で第1油孔91を連通する方向に押され、かつ受圧部3
6に作用する前述の保持圧とばね35で第1油孔91を
遮断する方向に押されるロック弁34を設け、前記弁ブ
ロック90に、前記ロック弁34の受圧部36をタンク
に連通・遮断すると共に、ばね106で受圧部36とタ
ンクを遮断し、かつ受圧部44の圧力で受圧部36とタ
ンクを連通する切換弁40を設け、前記方向制御弁用の
弁ブロック70と前記弁ブロック90に、前記第2受圧
室49を前記切換弁40の受圧部44に連通する油孔1
12、油孔111をそれぞれ形成し、前記方向制御弁用
の弁ブロック70に、幅方向両側の接合面70dにそれ
ぞれ開口したドレーンポート113と、このドレーンポ
ート113に弁ブロック90の第1油孔91の圧油が流
入することを許容する第1逆止弁114と、このドレー
ンポート113に第2アクチュエータポート27の圧油
が流入することを許容する第2逆止弁115を設け、複
数の方向制御弁用の弁ブロック70を接合することで各
ドレーンポート113が連通し、その端部に位置する方
向制御弁用の弁ブロック70のドレーンポート113に
主リリーフ弁45を取付けるようにしたことを特徴とす
る作動シリンダの制御装置である。 【0013】 【作 用】本発明によれば、方向制御弁23のスプール
72が中立位置の時には第2受圧室49に圧油が供給さ
れないから、切換弁40の受圧部44にも圧油が供給さ
れないので、切換弁40が遮断位置で、ロック弁34は
受圧部36に作用する作動シリンダ30の保持圧で遮断
位置となるから作動シリンダ30の自然降下を防止でき
る。作動シリンダ30に慣性負荷、外力が作用したには
その高圧油が第1油孔91、第1逆止弁114、ドレー
ンポート113より主リリーフ弁45からリリーフ作動
するから異常高圧を防止できる。また、方向制御弁23
のスプール72が第2圧油供給位置であると、その第2
受圧室49に圧油が供給され、その圧油が油孔112,
111から切換弁40の受圧部44に流入して切換弁4
0がばね106に抗して連通位置となり、ロック弁34
の受圧部36がタンクに連通するから、ロック弁34が
連通位置となって第1油孔91と第1アクチュエータポ
ート26が連通し、作動シリンダ30からの戻り油をタ
ンクに流出できる。また、各方向制御弁用の弁ブロック
70のドレーンポート113が連通し、その端部の弁ブ
ロック70に主リリーフ弁45が取付けてあるから、複
数の作動シリンダ30に設けたロック弁34の出力側を
1つの主リリーフ弁45に接続して主リリーフ弁45を
共通とすることができる。また、複数の作動シリンダ3
0の保持圧発生室31内の異常高圧を防止する主リリー
フ弁45を別置きにできるので、ロック弁34と切換弁
40のみを設ければ良く、しかもその主リリーフ弁45
は複数の作動シリンダ30に共通とすることができるか
ら、作動シリンダの自然降下を防止するユニットの設置
面積が小さくできるし、1つの主リリーフ弁を設ければ
良いからコストを安くできる。また、方向制御弁用の弁
ブロック70に接合した弁ブロック90に、ロック弁3
4と切換弁40を設けると共に、両方の弁ブロック7
0,90に油孔112,111を形成して第2受圧室4
9と切換弁40の受圧部44を連通し、方向制御弁用の
弁ブロック70に設けた第1逆止弁114で弁ブロック
90の第1油孔91の圧油をドレーンポート113に流
通するようにしたので、方向制御弁23とロック弁34
と切換弁40を配管で接続する必要がなくなる。 【0014】 【実 施 例】図2に示すように油圧ポンプ20の吐出
路21には複数の圧力補償弁22が設けられ、各圧力補
償弁22の出力側に方向制御弁23がそれぞれ設けてあ
り、この方向制御弁23はポンプポート24、タンクポ
ート25、第1・第2アクチュエータポート26,2
7、負荷圧検出ポート28を連通・遮断するものであ
り、その第1アクチュエータポート26が第1回路29
で作動シリンダ30の保持圧発生室31に接続し、第2
アクチュエータポート27が第2回路32で作動シリン
ダ30の他の室33に接続している。 【0015】前記第1回路29にはロック弁34が設け
られ、このロック弁34は第1回路29の圧油で連通方
向に押され、ばね35と受圧部36の圧力で遮断方向に
押され、その受圧部36には絞り37を備えた回路38
で作動シリンダ30の保持圧発生室31の圧力が作用
し、かつ絞り39と切換弁40を備えたドレーン路41
でタンク42に接続し、その切換弁40はばね43で遮
断位置に保持され、受圧部44の圧力で連通位置に押さ
れる。 【0016】主リリーフ弁45の上流側回路46には前
記第1回路29におけるロック弁34より作動シリンダ
30側及び第2回路32が逆止弁47を介してそれぞれ
接続され、各第1回路29、第2回路32における最も
高い圧力が主リリーフ弁45のセット圧以上となると主
リリーフ弁45がリリーフ作動するようにしてある。こ
のようにすることで複数の作動シリンダを備えた回路に
おいて主リリーフ弁を1つのみとすることができる。 【0017】前記方向制御弁23はポンプポート24と
第1・第2アクチュエータポート26,27をそれぞれ
遮断し、負荷圧検出ポート28をタンクポート25に連
通する中立位置Aに保持され、第1受圧室48に供給さ
れる圧油で第1圧油供給位置Bとなり、第2受圧室49
に供給される圧油で第2圧油供給位置Cとなる。 【0018】方向制御弁23が第1圧油供給位置Bとな
るとポンプポート24が第1アクチュエータポート26
と負荷圧検出ポート28に連通し、第2アクチュエータ
ポート27がタンクポート25に連通し、第2圧油供給
位置Cとなるとポンプポート24が第2アクチュエータ
ポート27と負荷圧検出ポート28に連通し、第1アク
チュエータポート26がタンクポート25に連通する。 【0019】前記圧力補償弁22はチェック弁部50と
減圧弁部51を備え、そのチェック弁50は受圧部aに
作用する入口側圧力で連通方向に押され、受圧部bに作
用する出口側圧力で遮断方向に押され、その入口52が
吐出路21に接続し、出口53が方向制御弁23のポン
プポート24に連通している。 【0020】前記減圧弁部51は受圧部cに作用する圧
力によって入口54と出口55を連通する方向に押さ
れ、受圧部dとばね56で入口54と出口55を遮断
し、かつチェック弁部50を遮断方向に押す方向に押さ
れ、その受圧部cは方向制御弁23の負荷圧検出ポート
28に接続し、受圧部dは出口55に接続し、入口54
は吐出路21に接続し、各圧力補償弁22の出口55は
連通して負荷圧検出路57に接続しており、これによっ
て複数の方向制御弁23を同時操作して複数の作動シリ
ンダ30を同時に作動する際に最も高い負荷圧によって
各圧力補償弁22がセットされて負荷圧の異なる作動シ
リンダ30に1つの油圧ポンプの吐出圧油を同時に供給
できるようにしてある。 【0021】前記油圧ポンプ20は斜板58の傾転角度
を変更することで容量が増減する可変容量型となり、そ
の斜板58の傾転角度を制御するシリンダ60には制御
弁61よりポンプ吐出圧が供給され、その制御弁61は
ポンプ吐出圧と負荷圧検出路57の負荷圧によって切換
えられる。 【0022】以上の圧力補償弁22、斜板58を傾転す
るシリンダ60、制御弁61は1つの油圧ポンプ20の
吐出圧油を複数の作動シリンダ30に同時に供給される
ために設けたものであり、1つの作動シリンダ30のみ
を作動する場合や、複数の作動シリンダ30を同時作動
する必要がない場合には不要である。前記方向制御弁2
3の第1・第2受圧室48,49にはパイロット弁62
によってパイロット圧油が供給され、切換弁40の受圧
部44には第2受圧室49のパイロット圧油が供給され
る。 【0023】次に作動を説明する。方向制御弁23が中
立位置Aの時には切換弁40の受圧部44にパイロット
圧が供給されずに切換弁40が遮断位置となるから、作
動シリンダ30の保持圧発生室31内の圧力(保持圧)
はロック弁34の受圧部36に作用してロック弁34は
ばね35で遮断位置に保持され、保持圧が方向制御弁2
3に流れないのでタンクに洩れることがなく作動シリン
ダ30の自然降下を防止できる。この時保持圧は主リリ
ーフ弁45に作用するがセット圧より低いために主リリ
ーフ弁45はリリーフ作動しない。 【0024】前述の状態で慣性負荷や外力によって保持
圧受圧室31内の圧力が異常昇圧すると、その圧力は逆
止弁47より主リリーフ弁45に作動して主リリーフ弁
45のセット圧以上となるとリリーフ作動してタンクに
流出するから、保持圧が異常高圧となることを防止でき
る。 【0025】パイロット弁62を操作して方向制御弁2
3の第1受圧室48にパイロット圧油を供給すると第1
圧油供給位置Bとなり、第1回路29に圧油が供給され
てロック弁34が開となる。 【0026】パイロット弁62を操作して方向制御弁2
3の第2受圧室49にパイロット圧油を供給すると第2
圧油供給位置Cとなると共に、切換弁40の受圧部44
に圧油が供給されて連通位置となり、ロック弁34のド
レーン路41がタンク42に連通するからロック弁34
は開となり、作動シリンダ30の保持圧発生室31内の
圧油が方向制御弁23のタンクポート25よりタンクに
流出する。 【0027】次に具体構造を説明する。方向制御弁23
は図3に示すように弁ブロック70を備え、この弁ブロ
ック70のスプール71にはポンプポート24、第1・
第2負荷圧検出ポート28−1、28−2、第1・第2
アクチュエータポート26,27、第1・第2タンクポ
ート25−1、25−2が形成され、これらポートはス
プール孔71に嵌挿したスプール72を摺動することで
連通・遮断される。なお、第1・第2負荷圧検出ポート
28−1,28−2は図示しない油孔で連通している。 【0028】前記スプール72には第1・第2小径部7
3,74と中間小径部75が形成されスプール72が図
3に示す中立位置の時には各ポートを遮断し、スプール
72が図3で右方に摺動して第1圧油供給位置となると
ポンプポート24が第2負荷圧検出ポート28−2に連
通し、第1負荷圧検出ポート28−1が第1アクチュエ
ータポート26に連通し、第2アクチュエータポート2
7が第2タンクポート25−2に連通してポンプポート
24に流入した圧油は第1アクチュエータポート26に
流入し、第2アクチュエータポート27より第2タンク
ポート25−2に戻り油が流出する。 【0029】スプール72を図3の状態から左に摺動し
て第2圧油供給位置とすると、ポンプポート24が第1
負荷圧検出ポート28−1に連通し、第2負荷圧検出ポ
ート28−2が第2アクチュエータポート27に連通し
てポンプポート24の圧油が第2アクチュエータポート
27に流入し、第1アクチュエータポート26が第1タ
ンクポート25−1に連通する。 【0030】前記弁ブロック70のスプール長手方向の
一端面70aには第1のばね箱76が取付けられ、この
第1のばね箱76内に第1ばね受77と第2ばね受78
が設けてあり、その第1ばね受77が弁ブロック70の
一端面70aとスプール72の端面に当接し、第2ばね
受78が底壁76aとスプール72の段部79に当接
し、第1・第2ばね受77,78間にばね80が設けら
れてスプール72を中立位置に保持し、かつ第1のばね
箱76内部が第1受圧室48となっている。前記弁ブロ
ック70の他端面70bには第2のばね箱81が取付け
られて第2受圧室49を構成している。前記弁ブロック
70の下部にはチェック弁部50を構成するスプール8
2と、減圧弁部51を構成するスプール83が相対向し
て嵌挿してある。 【0031】前記弁ブロック70の合せ面70cにはブ
ロック90の合せ面90aが接合して連結され、このブ
ロック90には第1合せ面90aに開口した第1油孔9
1と第2油孔92が形成してあり、その第1油孔91は
弁ブロック70の合せ面70cに開口した第1アクチュ
エータポート26と連通し、第2油孔92は弁ブロック
70の合せ面70cに開口した第2アクチュエータポー
ト27に開口し、第1油孔91にロック弁34が設けて
ある。 【0032】前記ロック弁34はブロック90の第2合
せ面90bに開口した弁孔93に嵌合したポペット94
を有し、このポペット94はばね35で閉じ方向に押さ
れ、そのばね35はブロック90の第2合せ面90bに
取付けた蓋95で支持されてばね室96(図2の受圧部
36)を構成し、このばね室96はポペット94に形成
した軸孔97、細孔98(図2の絞り37を有する回路
38)で第1油孔91に開口し、その軸孔97は細孔9
9で弁孔93のポート100に連通している。 【0033】前記ブロック90には第1合せ面90aと
第2合せ面90bに開口した孔101が形成され、この
孔101は前記ポート100に油孔102で連通し、か
つ弁ブロック70の合せ面90aに形成した凹部103
よりタンク42に連通し、その孔101は前記切換弁4
0を構成するバルブ104が嵌挿され、そのバルブ10
4は蓋95の盲孔105に臨み、かつばね106で一方
向に付勢されて円錐部107が孔101のシート108
に圧接して前記ポート100と凹部103を遮断し、そ
のばね室109(図2の受圧部44)は蓋95の油孔1
10、ブロック90の油孔111、弁ブロック70の油
孔112で前記第2受圧室49に連通し、その第2受圧
室49の圧油が油孔112、油孔111、油孔110よ
りばね室109に流入してバルブ104を押し下げて円
錐部107がシート108より離れてポート100と凹
部103が連通し、第1油孔91内の圧油がタンク42
に流出するようになって前述の切換弁40を構成してい
る。 【0034】前記弁ブロック70にはドレーンポート1
13が形成され、このドレーンポート113は第1逆止
弁114で第1油孔91に連通し、かつ第2逆止弁11
5で第2アクチュエータポート27に連通し、この第1
・第2逆止弁114,115はバルブ116をばね11
7でシート118に圧着して成り、第1逆止弁114は
第1油孔91からドレーンポート113への圧油流れを
許容し、第2逆止弁115は第2アクチュエータポート
27からドレーンポート113への圧油流れを許容す
る。 【0035】前記ドレーンポート113は図4に示すよ
うに弁ブロック70の幅方向両側の接合面70dにそれ
ぞれ開口し、複数の方向制御弁23の弁ブロック70を
接合することで各弁ブロック70のドレーンポート11
3が連通するようになり、その端部に位置する弁ブロッ
ク70に主リリーフ弁45を取付けるようにしてある。 【0036】以上の様であるから、ロック弁34と切換
弁40を備えたブロック90を弁ブロック70で連結す
ることで図2に示す回路を構成できるから、方向切換弁
23とロック弁34と切換弁40を配管で接続する必要
がなくなる。 【0037】 【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、方向制御
弁23のスプール72が中立位置の時には第2受圧室4
9に圧油が供給されないから、切換弁40の受圧部44
にも圧油が供給されないので、切換弁40が遮断位置
で、ロック弁34は受圧部36に作用する作動シリンダ
30の保持圧で遮断位置となるから作動シリンダ30の
自然降下を防止できる。作動シリンダ30に慣性負荷、
外力が作用したにはその高圧油が第1油孔91、第1逆
止弁114、ドレーンポート113より主リリーフ弁4
5からリリーフ作動するから異常高圧を防止できる。ま
た、方向制御弁23のスプール72が第2圧油供給位置
であると、その第2受圧室49に圧油が供給され、その
圧油が油孔112,111から切換弁40の受圧部44
に流入して切換弁40がばね106に抗して連通位置と
なり、ロック弁34の受圧部36がタンクに連通するか
ら、ロック弁34が連通位置となって第1油孔91と第
1アクチュエータポート26が連通し、作動シリンダ3
0からの戻り油をタンクに流出できる。また、各方向制
御弁用の弁ブロック70のドレーンポート113が連通
し、その端部の弁ブロック70に主リリーフ弁45が取
付けてあるから、複数の作動シリンダ30に設けたロッ
ク弁34の出力側を1つの主リリーフ弁45に接続して
主リリーフ弁45を共通とすることができる。また、複
数の作動シリンダ30の保持圧発生室31内の異常高圧
を防止する主リリーフ弁45を別置きにできるので、ロ
ック弁34と切換弁40のみを設ければ良く、しかもそ
の主リリーフ弁45は複数の作動シリンダ30に共通と
することができるから、作動シリンダの自然降下を防止
するユニットの設置面積が小さくできるし、1つの主リ
リーフ弁を設ければ良いからコストを安くできる。ま
た、方向制御弁用の弁ブロック70に接合した弁ブロッ
ク90に、ロック弁34と切換弁40を設けると共に、
両方の弁ブロック70,90に油孔112,111を形
成して第2受圧室49と切換弁40の受圧部44を連通
し、方向制御弁用の弁ブロック70に設けた第1逆止弁
114で弁ブロック90の第1油孔91の圧油をドレー
ンポート113に流通するようにしたので、方向制御弁
23とロック弁34と切換弁40を配管で接続する必要
がなくなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来例の説明図である。 【図2】本発明の実施例を示す説明図である。 【図3】方向制御弁の具体構造を示す断面図である。 【図4】図3の右側面図である。 【符号の説明】 23…方向制御弁、24…ポンプポート、25…タンク
ポート、26…第1アクチュエータポート、27…第2
アクチュエータポート、29…第1回路、30…作動シ
リンダ、31…保持圧発生室、32…第2回路、33…
他の室、34…ロック弁、35…ばね、36…受圧部、
40…切換弁、43…ばね、44…受圧部、45…主リ
リーフ弁、46…上流側回路、47…逆止弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 F15B 11/08 E02F 9/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 方向制御弁用の弁ブロック70に、スプ
    ール孔71及びポンプポート24とタンクポート25と
    第1・第2アクチュエータポート26,27が形成さ
    れ、そのスプール孔71に嵌挿したスプール72が中立
    位置の時には第1・第2アクチュエータポート26,2
    7を遮断し、そのスプール72が第1圧油供給位置の時
    にはポンプポート24と第1アクチュエータポート26
    を連通し、かつ第2アクチュエータポート27をタンク
    ポート25に連通し、そのスプール72が第2圧油供給
    位置の時にはポンプポート24と第2アクチュエータポ
    ート27を連通し、かつ第1アクチュエータポート26
    とタンクポート25を連通し、前記第1・第2アクチュ
    エータポート26,27が合せ面70cにそれぞれ開口
    すると共に、第2受圧室49に圧油が供給されると前記
    スプール72が第2圧油供給位置に移動するようにした
    方向制御弁23と、 前記方向制御弁用の弁ブロック70の合せ面70aに接
    合して取付けられる弁ブロック90に、その合せ面90
    aに開口して前記第1アクチュエータポート26に連通
    し、かつ作動シリンダ30の保持圧発生室31に連通す
    る第1油孔91と、その合せ面90aに開口して前記第
    2アクチュエータポート27に連通し、かつ前記作動シ
    リンダ30の他の室33に連通する第2油孔92を形成
    し、 前記弁ブロック90に、第1アクチュエータポート26
    の出力圧と第1油孔91に作用する作動シリンダ30の
    保持圧で第1油孔91を連通する方向に押され、かつ受
    圧部36に作用する前述の保持圧とばね35で第1油孔
    91を遮断する方向に押されるロック弁34を設け、 前記弁ブロック90に、前記ロック弁34の受圧部36
    をタンクに連通・遮断すると共に、ばね106で受圧部
    36とタンクを遮断し、かつ受圧部44の圧力で受圧部
    36とタンクを連通する切換弁40を設け、 前記方向制御弁用の弁ブロック70と前記弁ブロック9
    0に、前記第2受圧室49を前記切換弁40の受圧部4
    4に連通する油孔112、油孔111をそれぞれ形成
    し、 前記方向制御弁用の弁ブロック70に、幅方向両側の接
    合面70dにそれぞれ開口したドレーンポート113
    と、このドレーンポート113に弁ブロック90の第1
    油孔91の圧油が流入することを許容する第1逆止弁1
    14と、このドレーンポート113に第2アクチュエー
    タポート27の圧油が流入することを許容する第2逆止
    弁115を設け、 複数の方向制御弁用の弁ブロック70を接合することで
    各ドレーンポート113が連通し、その端部に位置する
    方向制御弁用の弁ブロック70のドレーンポート113
    に主リリーフ弁45を取付けるようにしたことを特徴と
    する作動シリンダの制御装置。
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