JP3493428B2 - 癌温熱治療装置 - Google Patents

癌温熱治療装置

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JP3493428B2 JP2000201973A JP2000201973A JP3493428B2 JP 3493428 B2 JP3493428 B2 JP 3493428B2 JP 2000201973 A JP2000201973 A JP 2000201973A JP 2000201973 A JP2000201973 A JP 2000201973A JP 3493428 B2 JP3493428 B2 JP 3493428B2
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    • A61N1/40Applying electric fields by inductive or capacitive coupling ; Applying radio-frequency signals
    • A61N1/403Applying electric fields by inductive or capacitive coupling ; Applying radio-frequency signals for thermotherapy, e.g. hyperthermia

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は癌温熱治療装置に関
し、詳しくは、空洞共振器内に人体を配置し、人体の特
定部位を加熱して癌を治療する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来においても、立体の空洞共振器により
癌を加熱して治療する装置に関する提案はあったが、身
体の深部まで有効に加熱することはできなかった。その
原因は、従来の方法においては、人の頭と足とを結ぶ線
を体軸と称することにすると、人体を挿入する前の電界
分布では体軸の中央が電界最大になる励振モードが用い
られていたことに起因する。すなわち、このような励振
モードの空洞共振器内に人体を挿入すると、予め好まし
い電界分布に設定しておいた励振モードが変化してしま
い、希望する人体深部の電界強度が弱くなり有効な加熱
が不可能となってしまうためである。
【0003】もう一つの原因は、上記方法においては、
空洞共振器の共振周波数に一致した高周波電力を印加す
る必要があるが、人体を挿入した場合においては、空洞
共振器の損失が大きくなるため共振周波数が不明確にな
ってしまうことに起因する。すなわち、この場合におい
ては、共振周波数の測定が事実上不可能になるため、空
洞共振器の共振周波数に一致した高周波電力を印加する
ことができず、その結果、希望する人体深部の電界強度
が弱くなって有効な加熱が不可能となってしまうためで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人体の深部
まで有効に加熱することができ、これによって人体にお
ける癌の温熱治療を有効に行うことのできる癌温熱治療
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明の癌温熱治療装置は、直六面体形状の空洞共振器
と、少なくとも1つのループアンテナとを具え、前記ル
ープアンテナは、前記空洞共振器の内壁面上において、
前記ループアンテナのループ面が前記内壁面に直交する
とともに、前記空洞共振器の、前記内壁面と異なる、互
いに対向する2つの内壁面と平行となるように設けら
れ、治療に供すべき人体を、前記ループアンテナの前記
ループ面と略平行となるように挿入するように構成され
たことを特徴とする。
【0006】本発明の癌温熱治療装置によれば、従来の
癌温熱治療装置と異なり、空洞共振器内に高周波電力を
導入するためのループアンテナを、前記空洞共振器の内
壁面上において、そのループ面が前記内壁面と直交する
ようにして設けるとともに、前記空洞共振器の、前記内
壁面と異なる互いに対向する2つの内壁面と平行となる
ようにして設けている。したがって、前記互いに対向す
る2つの内壁面と平行に、一定の電界強度を有する励振
モードで、前記空洞共振器内に導入された前記高周波電
力を共振させることができる。
【0007】したがって、前記空洞共振器内に前記2つ
の対向面と平行に人体を挿入すると、前記人体には、共
振状態で一定の電界強度を有する上記高周波電力が印加
されることになるが、人体の電気定数と空洞共振器の内
部空間における電気定数とが異なることに起因して、前
記人体内に入射した前記高周波電力は前記人体の先端で
反射される。この反射された高周波電力は前記人体の反
対側の先端で再度反射され、前記人体の所定部位に集中
する。時間の経過とともに、前記人体の所定部位におい
て集中した高周波電力が重畳されるため、この部分にお
ける電界強度が増加する。その結果、前記人体の所定部
位を深部に至るまで有効に加熱することができ、かかる
部分に生じている癌を有効に治療することができる。
【0008】本発明の癌温熱治療方法によれば、従来の
治療方法における10%程度の完治率を、50%程度ま
で飛躍的に向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面と関連させな
がら、発明の実施の形態に基づいて詳細に説明する。図
1は、本発明の癌温熱治療装置の一例を示す図である。
なお、図においては、癌温熱治療装置内に人体を挿入し
た状態を示している。図1に示す装置は、直六面体形状
の空洞共振器1と、その上内壁面1Aにループアンテナ
2とを具えている。ループアンテナ2は、そのループ面
2Aが上内壁面1Aと直交して隣接するとともに、互い
に対向する空洞共振器1の側内壁面1B及び1Cと平行
となるようにして取り付けられている。
【0010】ループアンテナ2の一端は、コネクタ3に
接続されている。コネクタ3は、図示しないインピーダ
ンス整合器を介して同じく図示しない外部高周波電源に
接続され、空洞共振器1に前記外部高周波電源から高周
波電力を導入できるようになっている。ループアンテナ
2の他端2Bは開放され、導入された前記高周波電力を
励起して、空洞共振器1内で共振できるように構成され
ている。また、空洞共振器1内には、人体を載置するた
めのテーブル4が設けられるとともに、空洞共振器1の
左端面には、人体を共振器内に挿出入するための開口部
5が形成されている。開口部5は、人体の挿出入に応じ
て所定の蓋により開閉され、人体を温熱により治療する
際には、蓋によって閉められる。
【0011】本発明の癌温熱治療装置を用いて、人体に
発生した癌を温熱治療するに際しては、人体を挿入する
以前において、コネクタ3を通じて前記外部高周波電源
から所定の高周波電力を空洞共振器1内に導入する。そ
して、ループアンテナ2によって導入された前記高周波
電力を励起し、空洞共振器1内で共振させる。次いで、
このような共振状態にある空洞共振器1内に、人体6を
開口部5より挿入し、体軸7が空洞共振器1の側内壁面
1B及び1Cと平行となるようにしてテーブル4上に載
置する。
【0012】この際において、ループアンテナ2のルー
プ面2Aは、空洞共振器1の側内壁面1B及び1Cと平
行であるので、人体6には体軸7の方向において一定の
電界強度を有する励振モード、すなわち、電界強度の変
化のない励振モードの高周波電力が印加される。する
と、人体6の電気定数と空洞共振器1内部の電気定数と
の相違から、上記励振モードで人体6内に入射した高周
波電力は人体6の先端で反射される。
【0013】反射された高周波電力は、人体6の他方の
先端で再度反射され、例えば、人体6の所定部位6Aに
集中する。時間の経過ともに、この所定部位6Aに集中
してくる高周波電界の割合が増大し、これらが重畳され
て所定部位6Aにおける電界強度が増大する。その結
果、所定部位6Aを深部に至るまで有効に加熱すること
ができ、かかる部分に生じている癌を効果的に治療する
ことができる。
【0014】図2は、図1に示すような装置を用いた加
熱実験の結果を示す温度分布図である。なお、この場合
においては、実際の人体に代えてTX151と水からな
るダミーの人体を用いて実施した。また、共振周波数は
57.7MHzとし、高周波電力500Wで60分間加
熱した。図2から明らかなように、ダミー人体のループ
アンテナ2側である表面側の部位において21.2℃と
最も高くなっているが、内部においても20.2℃まで
温度が上昇している事が分かる。したがって、本発明の
装置によって人体の所定部位の深部にまで加熱すること
ができ、かかる部分に発生した癌を効果的に温熱治療で
きることが分かる。
【0015】しかしながら、図1に示す癌温熱治療装置
においては、ループアンテナ2から遠ざかるにしたがっ
て加熱効率が低下するため、人体6のループアンテナ2
に近い部分が最も加熱され、そこから遠ざかるにしたが
って加熱度合いが低下し、ループアンテナ2から離れた
部分については所定の温度にまで加熱できない場合があ
る。このことは、図2において、ループアンテナ2から
遠く離れた部位については、17.2℃までしか加熱さ
れていないことからも明らかである。
【0016】この場合においては、ループアンテナ2と
対向するように空洞共振器1の下内壁面1Dにおいて、
追加のループアンテナを設けることが好ましい。追加の
ループアンテナは、そのループ面がループアンテナ2の
ループ面2Aと平行となるとともに、空洞共振器1の側
内壁面1B及び1Cと平行となるように設ける。
【0017】そして、追加のループアンテナとループア
ンテナ2とのループ方向が同じである場合は、これらの
アンテナに、それぞれ逆位相の高周波電力を印加する。
また、これらアンテナのループ方向が逆である場合は、
これらアンテナに同位相の高周波電力を印加する。これ
によって、これら2つのループアンテナによる加熱効果
が加算され、人体6を断面方向において効率良く加熱す
ることができる。
【0018】この際、特に人体6の断面方向における中
央部の温度が最も高くなる傾向がある。したがって、人
体6の最も深部に相当する断面方向における中央部をも
効率的に加熱することができ、この部分に存在する癌を
効率よく治療することができる。特に、同位相の高周波
電力を印加するのみで上記の効果を容易に得ることがで
きるため、追加のループアンテナのループ方向はループ
アンテナ2と逆向きとすることが好ましい。
【0019】図3は、ループアンテナ2と逆向きのルー
プ方向を有する追加のループアンテナを空洞共振器1の
下内壁面1Dに設置した場合の、人体加熱シュミレーシ
ョンの結果を示す温度分布図である。なお、シュミレー
ションは、実際の人体に代えてTX151と水からなる
ダミーの人体を用いて実施した。また、共振周波数は5
7.7MHzとし、高周波電力600Wで60分間加熱
した。
【0020】図3から明らかなように、ダミー人体の内
部はほとんど均一に40℃以上にまで加熱されているこ
とが分かる。そして、特に、ダミー人体の中央部におい
て42℃以上にまで加熱されていることが分かる。した
がって、上記好ましい態様においては、人体内部を均一
に加熱することができるとともに、互いのループアンテ
ナから最も離れた中央部を最も効率良く加熱できること
が分かる。すなわち、本発明の上記好ましい態様によれ
ば、人体の所定部位において深部までより効率良く加熱
することができ、これによって癌の温熱治療をより効果
的に行うことができる。
【0021】また、上記のように2つに限らず、3以上
の複数のループアンテナを、それぞれのループ面が空洞
共振器の互いに対向する内壁面と平行となるように前記
空洞共振器の所定の内壁面上に設け、これらアンテナに
印加する高周波電力の電力強度及び位相を適宜に制御す
ることにより、人体の所定の部位を任意に加熱すること
ができる。
【0022】ループアンテナの長さは特に限定されない
が、空洞共振器内に導入する高周波電力の波長の1/4
であることが好ましい。これによって、前記高周波電力
を効率良く励起し、共振させることができる。また、図
1に示すループアンテナ2のループ面2Aは略円形状を
呈しているが、人体における比較的広範囲な部位を加熱
するにあたっては、横長の惰円形状又は長方形状を呈す
ることが好ましい。
【0023】図4は、本発明の癌温熱治療装置における
好ましい態様を説明するための図である。図4におい
て、図1と同一の部分については、同一の符号を用いて
表している。上述したような本発明の癌温熱治療方法に
おいては、例えば、頭や足先など、人体の加熱すべき部
位以外の部位が加熱されてしまう場合が生じる。この際
においては、図4に示すように、人体6の加熱すべき部
位以外の部位を筒状の金属部材12で覆うようにするこ
とが好ましい。これによって、前記共振状態にある高周
波電力は前記金属部材内に侵入しなくなるため、かかる
部位が加熱するのを防止することができる。
【0024】また、この場合においては、図4に示すよ
うに金属部材12の一方の底面を金属平板13で覆うこ
とが好ましい。これによって、上記高周波電力の侵入を
より効果的に防止することができる。なお、図4に示す
ように、金属部材は必ずしも六角柱状である必要はな
く、人体の形状に合わせて所定の形状のものを使用する
ことができる。
【0025】図5は、図4に示す好ましい態様の装置を
用いた場合の人体加熱シュミレーションの結果を示す温
度分布図である。シュミレーションは、実際の人体に代
えてTX151と水からなるダミーの人体を用いて実施
した。また、共振周波数は57.7MHzとし、高周波
電力300Wで60分間加熱した。なお、図5において
は、空洞共振器1の側内壁面1B及び1Cに平行な面で
切った断面におけるダミー人体の温度分布を示してい
る。
【0026】図5から明らかなように、金属部材12で
覆われていない、ダミー人体の中央部は40℃を超えて
加熱されているのに対し、金属部材12で覆われた部位
については、約40℃以下までにしか加熱されていない
事が分かる。したがって、人体の所定の部位を金属部材
で覆うことにより、かかる部位の加熱を効果的に防止で
きることが分かる。
【0027】図6は、本発明の癌温熱治療方法における
他の好ましい態様を説明するための図である。図6にお
いて、図1と同一の部分については、同一の符号を用い
て表している。人体の大きさや形が変われば空洞共振器
1の共振周波数が変わる。しかしながら、外部高周波電
源やケーブルの長さ或いはインピーダンス整合器の周波
数依存性を考えると、空洞共振器1の共振周波数は一定
である方が望ましい。したがって、図6に示すような共
振周波数調整部材14を空洞共振器1内の所定の位置に
設置し、空洞共振器1の共振周波数を一定にすることが
好ましい。
【0028】具体的には、共振周波数調整部材14の大
きさや長さ、材質、並びに設置位置を適宜に調節するこ
とによって実施する。共振周波数調整部材は、図6に示
すような人体6を載置するテーブル4上のみならず、所
定の台座を用いて空洞共振器1内の適当な位置に配置す
ることができる。
【0029】共振周波数調整部材14は、Cu、Al及
びFeなどの金属、セラミック、Ti及び油などの誘電
体、TX151、界面剤液及び水などの人体等価ファン
トムから構成することができる。そして、これら材質を
適宜に選択することにより、空洞共振器の共振周波数を
調整する。
【0030】なお、図4に示すような六角柱状の金属部
材を用いる場合においては、この金属部材の径、長さ、
及び空洞共振器内での位置を適宜に調節することによっ
ても、空洞共振器における共振周波数を一定に保持する
ことができる。
【0031】次に、本発明の癌温熱治療方法における共
振周波数の測定方法について説明する。図7は、上記共
振周波数の測定方法を説明するための図である。本発明
の装置を用いることによって人体の所定部位が効率よく
加熱されるようになると、共振状態の高周波電力の人体
に吸収される割合が増大し、空洞共振器のQは大幅に低
下してしまう。したがって、例えば、ループアンテナ2
が設けられている上内壁面1A、あるいは下内壁面1D
に受信アンテナを配置して、空洞共振器の共振周波数を
測定しようとしても、空洞共振器の周波数共振特性から
は測定することができない。
【0032】この場合においては、図7に示すように、
ループアンテナ2のループ面2Aと直交する側内壁面1
E上に励振アンテナ15を設けるとともに、ループ面2
Aと平行な側内壁面1B上に受信アンテナ16を設け
る。そして、励振アンテナ15に対して可変周波数高周
波電力発生器の出力を印加する。このとき、励振アンテ
ナ15から供給された前記高周波電力は、人体6におい
てほとんど吸収されることなく、空洞共振器1内で共振
する。したがって、励振アンテナ15に入力され、この
励振アンテナ15から空洞共振器1内に出力された前記
可変周波数高周波電力発生器の周波数を受信アンテナ1
6で受信し、最大受信信号の周波数から空洞共振器1の
共振周波数を測定することができる。
【0033】なお、図7では、励振アンテナ15を、ル
ープアンテナ2のループ面2Aと直交する側内壁面1E
上に設けているが、励振アンテナから出力された前記高
周波電力が空洞共振器1内における共振条件を満足して
共振する限りにおいて、励振アンテナ15を側内壁面1
Bに設け、受信アンテナ16を側内壁面1E上に設ける
こともできるし、両者を側内壁面1E上に設けることも
できる。さらには、それぞれのアンテナをループ面2A
と直交する側内壁面1C及び1Eのそれぞれの上に設け
ることもできる。
【0034】以上、具体例を挙げながら発明の実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は
上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸
脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明の癌温熱治療装置によれば、人体
の所定の部位において深部まで有効に加熱することがで
き、温熱による癌治療を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の癌温熱治療装置の一例を示す図であ
る。
【図2】 図1に示す装置を用いた場合の加熱実験にお
ける温度分布図である。
【図3】 本発明の好ましい態様の装置を用いた場合の
加熱シュミレーションにおける温度分布図である。
【図4】 本発明の癌温熱治療装置の好ましい態様にお
ける一例を示す図である。
【図5】 図4に示す装置を用いた場合の加熱シュミレ
ーションにおける温度分布図である。
【図6】 本発明の癌温熱治療装置の好ましい態様にお
ける他の例を示す図である。
【図7】 本発明の癌温熱治療装置の好ましい態様にお
けるその他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 空洞共振器 2 ループアンテナ 3 コネクタ 4 テーブル 5 開口部 6 人体 7 人体の体軸 12 金属部材 13 金属平板 14 共振周波数調整部材 15 励振アンテナ 16 受信アンテナ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直六面体形状の空洞共振器と、少なくと
    も1つのループアンテナとを具え、前記ループアンテナは、前記空洞共振器の内壁面上にお
    いて、前記ループアンテナのループ面が前記内壁面に直
    交するとともに、前記空洞共振器の、前記内壁面と異な
    る、互いに対向する2つの内壁面と平行となるように設
    けられ、 治療に供すべき人体を、その体軸が前記対向する2つの
    内壁面と平行であって、 前記ループアンテナの前記ループ面と平行となるように
    挿入するように構成されたことを特徴とする、 癌温熱治
    療装置。
  2. 【請求項2】 2つのループアンテナのそれぞれを、前
    記空洞共振器の互いに対向するそれぞれの内壁面上にお
    いて、前記2つのループアンテナそれぞれのループ面が
    互いに平行となるとともに、前記内壁面に直交して隣接
    する前記空洞共振器の2つの内壁面と平行となるように
    取り付けたことを特徴とする、請求項1に記載の癌温熱
    治療装置。
  3. 【請求項3】 前記2つのループアンテナのループ方向
    が、互いに逆向きであることを特徴とする、請求項2に
    記載の癌温熱治療装置。
  4. 【請求項4】 前記ループアンテナの長さが、前記空洞
    共振器に導入する高周波電力の波長の1/4であること
    を特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の癌温
    熱治療装置。
  5. 【請求項5】 前記ループアンテナのループ面は、横長
    の惰円形状又は長方形状であることを特徴とする、請求
    項1〜4のいずれか一に記載の癌温熱治療装置。
  6. 【請求項6】 人体の所定部位を覆うための筒状の金属
    部材を具えることを特徴とする、請求項1〜5の癌温熱
    治療装置。
  7. 【請求項7】 前記筒状の金属部材の一方の底面は、金
    属平板で覆われていることを特徴とする、請求項6に記
    載の癌温熱治療装置。
  8. 【請求項8】 前記空洞共振器内の共振周波数を調節す
    るための共振周波数調整部材を具えることを特徴とす
    る、請求項1〜7いずれか一に記載の癌温熱治療装置。
  9. 【請求項9】 前記共振周波数調整部材は、金属、誘電
    体及び人体等価ファントムの少なくとも一つからなるこ
    とを特徴とする、請求項8に記載の癌温熱治療装置。
  10. 【請求項10】 前記空洞共振器の共振周波数を測定す
    るための1対の励振アンテナ及び受信アンテナを具える
    ことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一に記載の
    癌温熱治療装置。
  11. 【請求項11】 前記励振アンテナ及び前記受信アンテ
    ナの少なくとも一方は、前記ループアンテナの前記ルー
    プ面と直交する前記空洞共振器の内壁面に設置したこと
    を特徴とする、請求項10に記載の癌温熱治療装置。
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