JP3492892B2 - 展開アンテナ - Google Patents

展開アンテナ

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JP3492892B2
JP3492892B2 JP26427797A JP26427797A JP3492892B2 JP 3492892 B2 JP3492892 B2 JP 3492892B2 JP 26427797 A JP26427797 A JP 26427797A JP 26427797 A JP26427797 A JP 26427797A JP 3492892 B2 JP3492892 B2 JP 3492892B2
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reflecting mirror
mirror surface
folding
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rod
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和秀 安藤
仁 三次
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信街星に
搭載される大型のアンテナにおいて、小さく折り畳んで
ロケットフェアリング内に収納され、静止軌道上で自力
展開して所望の口径のアンテナ鏡面形状を形成するよう
な衛星搭載用の展開アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の展開アンテナとしては、例えば
図26〜図30に示すものが知られている。この展開ア
ンテナは、図26に示すように、折り畳み中心軸Cから
放射状に配された平面トラス1の集合体をなす3次元ト
ラス構造2と、複数のケーブル3と金属メッシ4からな
る反射鏡面5とで構成されている。
【0003】上記のように構成された展開アンテナにお
いては、図27の展開状態から各平面トラス1を中心軸
Cに沿うように棒状に折り畳むことにより、図28及び
図29を経て図30に示すように、全体が一本の棒状に
折り畳まれた状態になる。この際、反射鏡面5は、折り
畳まれるにしたがって、平面トラス1によって直接支持
される部分についてはその平面トラス1の方向に張力状
態が維持されるが、各平面トラス1間に位置する部分に
ついては図28に示すように張力を失って形状が不定に
なるとともに自重により下方にたわみ始める。
【0004】そして、折り畳みが進むにつれて、反射鏡
面5は、そのたわんだ部分が平面トラス1間のより狭い
範囲に押し込められ、その一部が棒状に畳まれて一箇所
に集まってきた平面トラス1の間から図29及び図30
に示すように外側にはみ出してしまうことになる。した
がって、柔軟構造中の膜面やケーブル、すなわち金属メ
ッシュ4やケーブル3が3次元トラス構造2を構成する
機構部材、例えば平面トラス1を構成する棒状部材やヒ
ンジなどに絡んでしまう可能性が高い。また、外部へは
み出した反射鏡面5は、展開アンテナ自身との干渉ばか
りでなく、アンテナ支持構造などの外部構造との干渉の
原因にもなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の展
聞アンテナでは、図27に示すような完全展開状態を除
いては平面トラス1間の反射鏡面5の大部分が図28に
示すように張力状態を失って形状が不定になり、特に地
上においては自重によって鉛直下方に垂れ下がった状態
となる。この状態で3次元トラス構造2を折り畳んでい
けば、反射鏡面5が狭い体積中に密集して押し込まれる
ことになるため、反射鏡面5が平面トラス1を構成する
機構部材に絡んで破損したり、反射鏡面5を構成する金
属メッシュ4どうしの接触により不規則なしわや局所的
な塑性変形を生じる可能性がある。
【0006】また、たわんだ反射鏡面5の一部分は、収
納状態の平面トラス1間のすきまから図29及び図30
に示すように外側にはみ出す可能性が高く、展開アンテ
ナ自身の他にアンテナ支持構造などの外部構造との干渉
の原因にもなる。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は展開状態以外の状態におい
ても折り畳み中心軸から周辺方向に張力を持たせること
ができ、これにより折り畳み途中で反射鏡面が平面トラ
ス等の機構部材に絡まるのを防止することができるとと
もに、金属メッシュどうしの接触による不規則なしわや
局所的な塑性変形が生じるのを防止することができ、か
つ折り畳み途中及び折り畳んだ状態において反射鏡面が
外部へはみ出すのを量的に改善することのできる展開ア
ンテナを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、複数の棒状の部材とそれら
を結合するヒンジとによって、四角形の枠状の状態から
棒状に折り畳んだ状態に変化可能なように構成された平
面トラス(1)を有し、この平面トラス(1)を折り畳
み中心軸(C)から放射状に複数配置することによっ
て、前記中心軸(C)を中心にして折り畳み及び展開が
可能な3次元トラス構造(2)と、この3次元トラス構
造(2)に取り付けられ、複数のケーブル(3)と金属
メッシュ(4)とによって構成された反射鏡面(5)と
を備えた展開アンテナにおいて、前記各平面トラス
(1)は、中心部材(21)と上部材(23)、前記中
心部材(21)と下部材(24)、周部材(22)と前
記上部材(23)、前記周部材(22)と前記下部材
(24)、がそれぞれ連結され、前記上部材(23)、
前記下部材(24)には、前記周部材(22)にほぼ平
行になるように連結部材(26)がそれぞれ連結され、
前記中心部材(21)と前記上部材(23)との間に
は、一端部が前記中心部材(21)に連結され、他端部
が前記上部材(23)に連結されている斜め部材(2
5)が設けられ、前記反射鏡面(5)には、前記各平面
トラス(1)の間に対応する位置に、前記中心軸(C)
側から放射方向に延びる支持棒材(8)が設けられてお
り、前記各平面トラス(1)が中心軸(C)に沿って折
り畳まれるにつれて、反射鏡面(5)が支持棒材(8)
に追従するようにして3次元トラス構造(2)内に収納
されることを特微としている。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、支持棒材(9)は、特定の曲線形状を有し
ており、反射鏡面(5)を特定の形状に支持するように
なっていることを特徴としている。
【0010】請求項3に係る発明は、複数の棒状の部材
とそれらを結合するヒンジとによって、四角形の枠状の
状態から棒状に折り畳んだ状態に変化可能なように構成
された平面トラス(1)を有し、この平面トラス(1)
を折り畳み中心軸(C)から放射状に複数配置すること
によって、前記中心軸(C)を中心にして折り畳み及び
展開が可能な3次元トラス構造(2)と、この3次元ト
ラス構造(2)に取り付けられ、複数のケーブル(3)
と金属メッシュ(4)とによって構成された反射鏡面
(5)とを備えた展開アンテナにおいて、前記反射鏡面
(5)の背面側には、背面側膜面(10)と、反射鏡面
(5)と背面側膜面(10)とを接続するケーブル(1
1)及び構造材(12)が設けられており、この背面側
膜面(10)には、前記各平面トラス(1)の間に対応
する位置に、前記中心軸(C)側から放射方向に延びる
支持棒材(8)が設けられており、各平面トラス(1)
が中心軸(C)に沿って折り畳まれるにつれて、反射鏡
面(5)が支持棒材(8)に追従するようにして3次元
トラス構造(2)内に収納されることを特微としてい
る。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1、請求項
2又は請求項3に係る発明において、支持棒材(8)が
着脱可能に構成されていることを特徴としている。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1、請求項
2、請求項3又は請求項4に係る発明において、支持棒
材(8)における中心軸(C)側の端部には、各平面ト
ラス(1)が中心軸(C)に沿って折り畳まれる方向と
同様の方向に支持棒材(8)を駆動する駆動手段(1
4)が設けられていることを特徴としている。
【0013】そして、上記のように構成された請求項1
に係る発明においては、張力下でしか形状の定まらない
複数のケーブル(3)と金属メッシュ(4)からなる反
射鏡面(5)が折り畳んだ状態又は折り畳む途中におい
て、四角形の枠状の状態から棒状に折り畳んだ状態に変
化可能なように構成された平面トラス(1)間に放射方
向(反射鏡面(5)周辺と折り畳み中心軸(C)を結ぶ
方向)に配された支持棒材(8)上では常に折り畳み中
心軸(C)から周辺に向かう方向には張力状態が保たれ
るため、平面トラス(1)を構成する機構部材などに絡
んで反射鏡面(5)そのものを破損したり、平面トラス
(1)の展開を妨げる方向に作用することを防止するこ
とができる。
【0014】また、通常の重力下で展開アンテナを折り
畳む際において、反射鏡面(5)が支持棒材(8)によ
って張力を得る部分が多くなって、自重により不規則に
鉛直下方に垂れ下がることがなくなるから、そのまま3
次元トラス構造(2)が折り畳まれても、反射鏡面
(5)がランダムな形状のまま密集して狭い体積内に押
し込まれることがなくなる。したがって、反射鏡面
(5)どうしが密集して互いの接触によって不規則なし
わを生じたり、機構部材によって局所的な塑性変形が生
じるのを防ぐことができるという効果がある。
【0015】さらに、上述のように、反射鏡面(5)が
支持棒材(8)によって張力を得る部分が多くなり、自
重により不規則に鉛直下方に垂れ下がることがなくなる
から、折り畳み途中及び折り畳んだ状態において反射鏡
面(5)が外部へはみ出す量を低減することができる。
すなわち、反射鏡面(5)が外部へはみ出すのを量的に
改善することができる。
【0016】請求項2に係る発明においては、支持棒材
(9)によって反射鏡面(5)の形状を種々の形状に支
持することができる。すなわち、反射鏡面(5)の形状
を目的とする形状に精度よく近づけることができる。
【0017】請求項3に係る発明においては、反射鏡面
(5)が背面側膜面(10)、ケーブル(11)及び構
造材(12)によって支持されているから、展開状態に
おいて、反射鏡面(5)を所望の形状に保持することが
できるとともに、同反射鏡面(5)の形状精度の向上を
図ることができる。
【0018】請求項4に係る発明においては、支持棒材
(8)が着脱自在に構成されているから、折り畳んだ後
に同支持棒材(8)を取り除くことにより、反射鏡面
(5)を3次元トラス構造(2)内にきれいに収納した
ままの状態を維持しつつ、全体の重量の軽減を図ること
ができる。
【0019】請求項5に係る発明においては、支持棒材
(8)の中心軸(C)側の端部に、支持棒材(8)を折
り畳み方向に駆動する駆動手段(14)が設けられてい
るから、各平面トラス(1)が折り畳まれるにしたがっ
て、支持棒材(8)も自動的に折り畳み方向に移動する
ことになる。したがって、反射鏡面(5)の不規則な垂
れ下がりを防止しつつ、簡単に折り畳むことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき図1〜図25を参照して説明する。ただ
し、図1〜図8は第1実施例、図9〜図13は第2実施
例、図14〜図18は第3実施例、図19〜図21は第
4実施例、図22〜図25は第5実施例を示している。
【0021】まず、図1〜図8を参照して第1実施例を
説明する。ただし、従来例に示した構成要素と共通する
要素には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0022】この第1実施例の展開アンテナは、図1に
示すように、複数の棒状の部材とそれらを結合するヒン
ジとによって、四角形の枠状の状態から棒状に折り畳ん
だ状態に変化可能なように構成された平面トラス1を有
し、この平面トラス1を折り畳み中心軸Cから放射状に
複数配置することによって、前記中心軸Cを中心にして
折り畳み及び展開が可能な3次元トラス構造2と、この
3次元トラス構造2に取り付けられ、複数のケーブル3
と金属メッシュ4とによって構成された反射鏡面5とを
備えたものであって、前記反射鏡面5には、前記各平面
トラス1の間に対応する位置に、前記中心軸C側から放
射方向に延びる複数(本実施例では2つ。ただし1つで
もよい。)の支持棒材8が設けられており、各平面トラ
ス1が中心軸Cに沿って折り畳まれるにつれて、反射鏡
面5が支持棒材8に追従するようにして3次元トラス構
造2内に収納されるようになっていることを特微として
いる。
【0023】上記各構成についてさらに詳細に説明す
る。まず、各平面トラス1は、図2に示すように構成さ
れている。すなわち、平面トラス1は、中心部材21と
上部材23がヒンジ20aを介して、中心部材21と下
部材24がヒンジ20bを介して、周部材22と上部材
23がヒンジ20cを介して、周部材22と下部材24
がヒンジ20dを介してそれぞれ連結されている。
【0024】また、上部材23、下部材24には、図2
及び図3に示すように、それぞれの各中間部に設けられ
たヒンジ20f、20gを介して、周部材22にほぼ平
行になるように連結部材26が連結されている。さら
に、中心部材21と上部材23との間には、斜め部材2
5が設けられている。斜め部材25は、一端部がスライ
ダ27及びヒンジ20hを介して中心部材21に連結さ
れ、他端部がヒンジ20eを介して上部材23に連結さ
れている。ヒンジ20hはスライダ27の下端部に位置
し、ヒンジ20eはヒンジ20cの近くに位置するよう
に設けられている。このため、斜め部材25は、展開状
態において、上部材23、下部材24、中心部材21、
周部材22で形成される4角形の対角に概ね位置するよ
うに配置されている。
【0025】スライダ27は、コイルスプリング28に
よって下方に付勢されており、この付勢力によって、斜
め部材25の一端部を上側から下側に移動させ、これに
よって、平面トラス1を、中心部材21に沿って棒状に
折り畳んだ状態から四角形状に展開した状態に自動的に
変化させるようになっている。
【0026】以上の上部材23、下部材24、中心部材
21、周部材22、連結部材26、斜め部材25は一つ
の平面上に配置され、各ヒンジ20a〜20hはその平
面に直角な方向の軸周りに回転するようになっている。
ただし、連結部材26と斜め部材25は、図3に示すよ
うに、互いに平行にずれたもので構成されている。すな
わち、連結部材26は、2つのもので構成されており、
斜め部材25を挟むようにして両側に配置されている。
【0027】上記平面トラス1は、中心部材21を共通
部材とすることによって、周方向に6等分した位置に放
射状に配置され、これによって、3次元トラス構造2を
構成している。すなわち、中心部材21が折り畳み中心
軸Cと同軸状になっている。
【0028】そして、3次元トラス構造2は、図5〜図
8に示すように、各平面トラス1における斜め部材25
の一端部を中心部材21に沿って上方に移動することに
よって、各平面トラス1の周部材22を中心部材21に
近づけて折り畳み状態にし、斜め材25の一端部を中心
部材21に沿って下方に移動することによって、同周部
材22を中心部材21から離れた展開状態にすることが
可能になっている。
【0029】また、中心部材21を上側から見ると、図
4のように構成されている。すなわち、中心部材21の
上端部には、周方向に6等分した位置にヒンジ20aが
設けられている。中心部材21の下端部についても、図
4に示すものと同様に構成されている。
【0030】支持棒材8は、図1に示すように、反射鏡
面5上に、放射方向(反射鏡面5周辺と折り畳み中心軸
Cを結ぶ方向)に配置されたもので構成されている。そ
して、この実施例では、支持棒材8は、隣接する平面ト
ラス1の間に、この間を3等分するようにして2本ずつ
設けられている。
【0031】上記のように構成された展開アンテナにお
いては、図5〜図8に示すようにして展開状態から折り
畳み状態に移行する。各平面トラス1を中心軸Cに向け
て折り畳む途中では、図6に示すように、反射鏡面5が
各支持棒材8によって張力が一定に保たれる。すなわ
ち、反射鏡面5は、折り畳む途中においても、各支持棒
材8によって放射方向に支持され、かつ支持棒材8の重
さが作用することから、張力が一定に保たれることにな
る。このため、反射鏡面5は。折り畳む途中において、
不規則に垂れ下がることがない。
【0032】そして、完全に折り畳まれる直前で、図7
に示すように、放射方向の支持棒材8を手動で内側に束
ねて押し込む。この際、支持棒材8によって、放射方向
に延びる山や谷が交互に並ぶように、反射鏡面5を畳む
ことが簡単にできる。すなわち、従来のように、平面ト
ラス1間に乱雑に垂れ下がった反射鏡面がそのまま各平
面トラス1間に挟まった状態になるということがなくな
る。
【0033】したがって、折り畳み途中で反射鏡面5が
平面トラス1等の機構部材に絡まるのを防止することが
できるとともに、金属メッシュ4どうしの接触による不
規則なしわや局所的な塑性変形が生じるのを防止するこ
とができ、かつ折り畳み途中及び折り畳んだ状態におい
て反射鏡面5が3次元トラス構造2の外部へはみ出すの
を大幅に改善することができる。特に、この実施例で
は、図7及び図8に示すように、反射鏡面5が3次元ト
ラス構造2の外部へはみ出すのを完全に防止することが
できる。
【0034】次ぎに、この発明の第2実施例を図9〜図
13を参照して説明する。ただし、第1実施例に示した
構成要素と共通する要素には同一の符号を付しその説明
を省略する。この第2実施例が第1実施例と異なる点
は、支持棒材9の構成が異なる点である。
【0035】すなわち、支持棒材9は、反射鏡面5上
に、放射方向(反射鏡面5周辺と折り畳み中心軸Cを結
ぶ方向)に配置されたもので構成されているとともに、
一本一本が所望の形状を持つことにより、反射鏡面5の
形状精度を向上させる役割を持つように構成されてい
る。
【0036】上記のように構成された展開アンテナにお
いては、図10〜図13に示すように、第1実施例と同
様に折り畳むことができ、同第1実施例と同様の作用効
果を奏する。さらに、この第2実施例においては、展開
状態において、支持棒材9によって、反射鏡面5を所望
の形状に保持することができるとともに、同反射鏡面5
の形状精度の向上を図ることができるという利点があ
る。
【0037】次ぎに、この発明の第3実施例を図14〜
図18を参照して説明する。ただし、第1実施例に示し
た構成要素と共通する要素には同一の符号を付しその説
明を省略する。この第3実施例が第1実施例と異なる点
は、反射鏡面5の構成及び支持棒材8の位置が異なる点
である。
【0038】すなわち、反射鏡面5には、この反射鏡面
5の背面側を構成する背面側膜面10と、反射鏡面5と
背面側膜面10とを接続するケーブル11及び構造材1
2が設けられている。支持棒材8は、背面側膜面10上
に放射方向(反射鏡面5の周辺と折り畳み中心軸Cを結
ぶ方向)に配置されている。
【0039】上記のように構成された展開アンテナにお
いては、図15〜図18に示すように、完全に折り畳む
付近(図17参照)で背面側膜面10に取り付いた支持
棒材8を手動で内側に束ねて押し込むことにより、従来
のものでは平面トラス1間の反射鏡面5は自重で下方に
たわんで形状が不定のまま棒状に析り畳まれてくる平面
トラス1間に押し込まれてしまうところを、支持棒材8
によって常に放射方向(反射鏡面5の周辺と折り畳み中
心軸Cを結ぶ方向)に張力状態が保たれた状態を維持す
ることができる。したがって、第1実施例と同様の作用
効果を奏することができる。
【0040】しかも、反射鏡面5が背面側膜面10、ケ
ーブル11及び構造材12によって支持されているか
ら、展開状態において、反射鏡面5を所望の形状に保持
することができるとともに、同反射鏡面5の形状精度の
向上を図ることができる。
【0041】次ぎに、この発明の第4実施例を図19〜
図21を参照して説明する。ただし、第1実施例に示し
た構成要素と共通する要素には同一の符号を付しその説
明を省略する。この第4実施例が第1実施例と異なる点
は、支持棒材8が着脱可能に構成されている点である。
【0042】すなわち、支持棒材8は、図20に示すよ
うに、反射鏡面5に取り付けられたガイド13に通され
た状態で固定されるようになっている。このガイド13
は、支持棒材8が挿通可能な内径を有する複数のパイプ
によって構成されたものである。そして、ガイド13
は、隣接する平面トラス1の間を周方向に3等分する位
置であって、折り畳み中心軸Cから放射状に延びる方向
に沿って配置されている。また、各支持棒材8は、図2
1に示すように、折り畳まれた後にガイド13から抜き
取ることにより、反射鏡面5から完全に分離することが
できるようになっている。
【0043】上記のように構成された展開アンテナにお
いては、第1実施例と同様に折り畳むことができ、同第
1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに、この第4
実施例においては、折り畳んだ後に同支持棒材8を取り
除くことにより、反射鏡面5を3次元トラス構造2内に
きれいに収納した状態を維持しつつ、全体の重量の軽減
を図ることができるという利点がある。
【0044】次ぎに、この発明の第5実施例を図22〜
図25を参照して説明する。ただし、第3実施例に示し
た構成要素と共通する要素には同一の符号を付しその説
明を省略する。この第5実施例が第3実施例と異なる点
は、支持棒材8が折り畳み方向に力を受けるようになっ
ている点である。
【0045】すなわち、各支持棒材8における折り畳み
中心軸C側の端部には、各平面トラス1が中心軸Cに沿
って折り畳まれる方向と同様の方向に支持棒材8を駆動
する回転バネ(駆動手段)14が設けられている。
【0046】上記のように構成された展開アンテナにお
いては、図23〜図25に示すように、第1実施例及び
第3実施例と同様に折り畳むことができ、同第1実施例
及び第3実施例と同様の作用効果を奏する。さらに、こ
の第5実施例においては、回転バネ14によって平面ト
ラス1が折り畳まれる方向と同じ方向に支持棒材8を自
動的に跳ね上げることができる。すなわち、各平面トラ
ス1が折り畳まれるにしたがって、支持棒材8も回転バ
ネ14によって自動的に折り畳み方向に移動することが
できる。したがって、反射鏡面5の不規則な垂れ下がり
を防止しつつ、簡単に折り畳むことができる。
【0047】なお、上記回転バネ14は、展開状態にお
いて、反射鏡面5の形状を損なわない程度のバネ定数に
設定されている。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、張力下
でしか形状の定まらない複数のケーブル(3)と金属メ
ッシュ(4)からなる反射鏡面(5)が折り畳んだ状態
又は折り畳む途中において、四角形の枠状の状態から棒
状に折り畳んだ状態に変化可能なように構成された平面
トラス(1)間に放射方向(反射鏡面(5)周辺と折り
畳み中心軸(C)を結ぶ方向)に配された支持棒材
(8)上では常に折り畳み中心軸(C)から周辺に向か
う方向には張力状態が保たれるため、平面トラス(1)
を構成する機構部材などに絡んで反射鏡面(5)そのも
のを破損したり、平面トラス(1)の展開を妨げる方向
に作用することを防止することができる。
【0049】また、通常の重力下で展開アンテナを折り
畳む際において、反射鏡面(5)が支持棒材(8)によ
って張力を得る部分が多くなって、自重により不規則に
鉛直下方に垂れ下がることがなくなるから、そのまま3
次元トラス構造(2)が折り畳まれても、反射鏡面
(5)がランダムな形状のまま密集して狭い体積内に押
し込まれることがなくなる。したがって、反射鏡面
(5)どうしが密集して互いの接触によって不規則なし
わを生じたり、機構部材によって局所的な塑性変形が生
じるのを防ぐことができるという効果がある。
【0050】さらに、上述のように、反射鏡面(5)が
支持棒材(8)によって張力を得る部分が多くなり、自
重により不規則に鉛直下方に垂れ下がることがなくなる
から、折り畳み途中及び折り畳んだ状態において反射鏡
面(5)が外部へはみ出す量を低減することができる。
すなわち、反射鏡面(5)が外部へはみ出すのを量的に
改善することができる。
【0051】請求項2に係る発明においては、支持棒材
(9)によって反射鏡面(5)の形状を種々の形状に支
持することができる。すなわち、反射鏡面(5)の形状
を目的とする形状に精度よく近づけることができる。そ
の他、請求項1に係る発明と同様の効果を奏する。
【0052】請求項3に係る発明においては、反射鏡面
(5)が背面側膜面(10)、ケーブル(11)及び構
造材(12)によって支持されているから、展開状態に
おいて、反射鏡面(5)を所望の形状に保持することが
できるとともに、同反射鏡面(5)の形状精度の向上を
図ることができる。
【0053】請求項4に係る発明においては、支持棒材
(8)が着脱自在に構成されているから、折り畳んだ後
に同支持棒材(8)を取り除くことにより、反射鏡面
(5)を3次元トラス構造(2)内にきれいに収納した
ままの状態を維持しつつ、全体の重量の軽減を図ること
ができる。その他、請求項1、請求項2又は請求項3に
係る発明と同様の効果を奏する。
【0054】請求項5に係る発明においては、支持棒材
(8)の中心軸(C)側の端部に、支持棒材(8)を折
り畳み方向に駆動する駆動手段(14)が設けられてい
るから、各平面トラス(1)が折り畳まれるにしたがっ
て、支持棒材(8)も自動的に折り畳み方向に移動する
ことになる。したがって、反射鏡面(5)の不規則な垂
れ下がりを防止しつつ、簡単に折り畳むことができる。
その他、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に
係る発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例として示した展開アンテ
ナの分解斜視図である。
【図2】同展開アンテナの平面トラスを示す側面図であ
る。
【図3】同展開アンテナの平面トラスを示す図であっ
て、図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】同展開アンテナの3次元トラス構造の中央部を
示す要部上面図である。
【図5】同展開アンテナにおける展開状態を示す斜視図
である。
【図6】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示す
斜視図である。
【図7】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示す
斜視図である。
【図8】同展開アンテナにおける折り畳みが完了した状
態を示す斜視図である。
【図9】この発明の第2実施例として示した展開アンテ
ナの分解斜視図である。
【図10】同展開アンテナにおける展開状態を示す斜視
図である。
【図11】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示
す斜視図である。
【図12】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示
す斜視図である。
【図13】同展開アンテナにおける折り畳みが完了した
状態を示す斜視図である。
【図14】この発明の第3実施例として示した展開アン
テナの分解斜視図である。
【図15】同展開アンテナにおける展開状態を示す斜視
図である。
【図16】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示
す斜視図である。
【図17】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示
す斜視図である。
【図18】同展開アンテナにおける折り畳みが完了した
状態を示す斜視図である。
【図19】この発明の第4実施例として示した展開アン
テナの斜視図である。
【図20】同展開アンテナを示す図であって、図19の
XX部を示す拡大図である。
【図21】同展開アンテナを示す図であって、折り畳ん
だ状態において支持棒材を取り外すことを説明する分解
斜視図である。
【図22】この発明の第5実施例として示した展開アン
テナの分解斜視図である。
【図23】同展開アンテナを示す側断面図である。
【図24】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示
す斜視図である。
【図25】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示
す斜視図である。
【図26】従来例として示した展開アンテナの分解斜視
図である。
【図27】同展開アンテナにおける展開状態を示す斜視
図である。
【図28】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示
す斜視図である。
【図29】同展開アンテナにおける折り畳みの途中を示
す斜視図である。
【図30】同展開アンテナにおける折り畳みが完了した
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 平面トラス 2 3次元トラス構造 3 ケーブル 4 金属メッシュ 5 反射鏡面 8 支持棒材 9 支持棒材 10 背面側膜面 14 駆動手段(回転バネ) C 折り畳み中心軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−173940(JP,A) 特開 平11−93268(JP,A) 特開 平10−313215(JP,A) 特開 平8−283597(JP,A) 特開 平6−32293(JP,A) 特開 平4−132402(JP,A) 特開 平3−145306(JP,A) 特開 平2−230803(JP,A) 特開 平1−195705(JP,A) 特開 平1−195704(JP,A) 特開 平1−126806(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 15/20 H01Q 1/08 H01Q 1/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の棒状の部材とそれらを結合するヒ
    ンジとによって、四角形の枠状の状態から棒状に折り畳
    んだ状態に変化可能なように構成された平面トラス
    (1)を有し、この平面トラス(1)を折り畳み中心軸
    (C)から放射状に複数配置することによって、前記中
    心軸(C)を中心にして折り畳み及び展開が可能な3次
    元トラス構造(2)と、この3次元トラス構造(2)に
    取り付けられ、複数のケーブル(3)と金属メッシュ
    (4)とによって構成された反射鏡面(5)とを備えた
    展開アンテナにおいて、前記各平面トラス(1)は、 中心部材(21)と上部材(23)、前記中心部材(2
    1)と下部材(24)、周部材(22)と前記上部材
    (23)、前記周部材(22)と前記下部材(24)、
    がそれぞれ連結され、 前記上部材(23)、前記下部材(24)には、前記周
    部材(22)にほぼ平行になるように連結部材(26)
    がそれぞれ連結され、 前記中心部材(21)と前記上部材(23)との間に
    は、一端部が前記中心部材(21)に連結され、他端部
    が前記上部材(23)に連結されている斜め部材(2
    5)が設けられ、 前記反射鏡面(5)には、前記各平面トラス(1)の間
    に対応する位置に、前記中心軸(C)側から放射方向に
    延びる支持棒材(8)が設けられており、 前記各平面トラス(1)が中心軸(C)に沿って折り畳
    まれるにつれて、反射鏡面(5)が支持棒材(8)に追
    従するようにして3次元トラス構造(2)内に収納され
    ることを特微とする展開アンテナ。
  2. 【請求項2】 支持棒材(9)は、特定の曲線形状を有
    しており、反射鏡面(5)を特定の形状に支持すること
    を特徴とする請求項1記載の展開アンテナ。
  3. 【請求項3】 複数の棒状の部材とそれらを結合するヒ
    ンジとによって、四角形の枠状の状態から棒状に折り畳
    んだ状態に変化可能なように構成された平面トラス
    (1)を有し、この平面トラス(1)を折り畳み中心軸
    (C)から放射状に複数配置することによって、前記中
    心軸(C)を中心にして折り畳み及び展開が可能な3次
    元トラス構造(2)と、この3次元トラス構造(2)に
    取り付けられ、複数のケーブル(3)と金属メッシュ
    (4)とによって構成された反射鏡面(5)とを備えた
    展開アンテナにおいて、 前記反射鏡面(5)の背面側には、背面側膜面(10)
    と、反射鏡面(5)と背面側膜面(10)とを接続する
    ケーブル(11)及び構造材(12)が設けられてお
    り、 この背面側膜面(10)には、前記各平面トラス(1)
    の間に対応する位置に、前記中心軸(C)側から放射方
    向に延びる支持棒材(8)が設けられており、 各平面トラス(1)が中心軸(C)に沿って折り畳まれ
    るにつれて、反射鏡面(5)が支持棒材(8)に追従す
    るようにして3次元トラス構造(2)内に収納されるこ
    とを特微とする展開アンテナ。
  4. 【請求項4】 支持棒材(8)が着脱可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3
    記載の展開アンテナ。
  5. 【請求項5】 支持棒材(8)における中心軸(C)側
    の端部には、各平面トラス(1)が中心軸(C)に沿っ
    て折り畳まれる方向と同様の方向に支持棒材(8)を駆
    動する駆動手段(14)が設けられていることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の
    展開アンテナ。
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