JP3491901B2 - ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法 - Google Patents

ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法

Info

Publication number
JP3491901B2
JP3491901B2 JP52111599A JP52111599A JP3491901B2 JP 3491901 B2 JP3491901 B2 JP 3491901B2 JP 52111599 A JP52111599 A JP 52111599A JP 52111599 A JP52111599 A JP 52111599A JP 3491901 B2 JP3491901 B2 JP 3491901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
para
composition
phenylenediamine
glycol
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP52111599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000507985A (ja
Inventor
モーブリュ,ミレイユ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2000507985A publication Critical patent/JP2000507985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3491901B2 publication Critical patent/JP3491901B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/64Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
    • A61K8/66Enzymes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/34Alcohols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、染色に適した媒体に、少なくとも1種の酸
化染料前駆物質、少なくとも1種のC2グリコールのC4
C8エーテル及び/又は少なくとも1種のC3−C9グリコー
ルのC1−C8エーテル、及び少なくとも1種の2電子オキ
シドレダクターゼ型の酵素を、該酸素の少なくとも1種
の供与体の存在下で含有する、ケラチン繊維、特に毛髪
等のヒトのケラチン繊維を酸化染色するための組成物、
並びにこの組成物を使用する染色方法に関する。
ケラチン繊維、特にヒトの毛髪を、酸化染料前駆物
質、特にオルト−又はパラ−フェニレンジアミン類、オ
ルト−又はパラ−アミノフェノール類及び複素環ベース
を含有する染色用組成物で染色することが知られてい
る。酸化染料前駆物質は、酸化物質と組み合わされて、
酸化縮合により、着色した化合物及び染料を生じる無色
かわずかに着色した化合物である。
また、カップラー又は調色剤と組み合わせることによ
り、これらの酸化染料前駆物質により得られる色調を変
化させることができることも知られており、このような
ものは、芳香族のメタ−ジアミン類、メタ−アミノフェ
ノール類、メタ−ジフェノール類及びある種の複素環化
合物から特に選択される。
酸化染料前駆物質及びカップラーとして使用される様
々な分子により、幅広い色調を得ることができる。
これら酸化染料により得られる、いわゆる「永久的」
な着色は、いくつかの要求をさらに満足させるものでな
くてはならない。例えば、毒物学的な欠点がなく、所望
の強さの色調が得られ、外的要因(光、悪天候、洗浄、
パーマネントウエーブ処理、発汗、摩擦)に対して耐性
があるものでなくてはならない。
また、染料は白髪をカバーするものでなければなら
ず、最後に、可能な限り非選択的、すなわち、実際には
髪の先端と末端の間で敏感度(すなわち傷み具合)が異
なりうる、同じケラチン繊維の長さに沿って可能な限り
色差が小さくなるようにしなければならない。
ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化水素の存在下でア
ルカリ性媒体中において一般に行われる。しかし、過酸
化水素の存在下でアルカリ性媒体を使用すると、繊維が
目に見えるほど劣化してしまう上、必ずしも望ましくは
ないケラチン繊維の脱色がかなり生じてしまうという欠
点がある。
さらに、ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化水素以外
の酸化系、例えば酵素系を使用して行うこともできる。
ケラチン繊維を染色するために、例えば、酵素の供与体
の存在下でピラノースオキシダーゼ、グルコースキシダ
ーゼ又はウリカーゼ等の酵素と組み合わせて酸化ベース
と場合によってはカップラーを含有する組成物が、特に
欧州特許公開第0310675号において既に提案されてい
る。過酸化水素の存在下で使用される染料により引き起
こされる劣化に匹敵する程にはケラチン繊維の劣化が生
じない条件下で使用されているが、これらの染色方法で
は完全に満足できる着色を得ることができず、特に強さ
及び毛髪が受けるであろう種々の攻撃要因に対する耐性
に関してはしかりであった。
しかして、本出願人は、少なくとも1種の酸化ベー
ス、少なくとも1種のC2グリコールのC4−C8エーテル及
び/又は少なくとも1種のC3−C9グリコールのC1−C8
ーテル、及び少なくとも1種の2電子オキシドレダクタ
ーゼ型の酵素を、該酵素の少なくとも1種の供与体の存
在下で組み合わせることにより、毛髪が受けるであろう
種々の攻撃要因に対し良好な耐性を示し、比較的非選択
的で、ケラチン繊維をあまり劣化させることなく強い着
色に至らしめ得る、新規の染料を得ることができること
を見出した。
この発見が本発明の基礎を形成するものである。
よって、本発明の第1の主題は、染色に適した媒体
に: − 少なくとも1種の酸化染料前駆物質、 − 少なくとも1種のC2グリコールのC4−C8エーテル及
び/又は少なくとも1種のC3−C9グリコールのC1−C8
ーテル、 − 少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の
酵素、及び − 上記酵素の少なくとも1種の供与体、 を含有することを特徴とする、ケラチン繊維、特に毛髪
等のヒトのケラチン繊維を酸化染色するための使用準備
が整った組成物にある。
本発明の使用準備が整った染色用組成物により、例え
ば光や悪天候のような大気中の要因と、発汗や毛髪が受
けるであろう種々の処理(洗浄、パーマネントウエーブ
処理)との双方に対して優れた耐性を有し、強くかつ比
較的非選択的な着色を得ることができる。
また、本発明の主題は、この使用準備が整った染色用
組成物を使用するケラチン繊維の酸化染色方法にある。
本発明の使用準備が整った染色用組成物に使用される
2電子オキシドレダクターゼは、特にピラノースオキシ
ダーゼ、グルコースオキシダーゼ、グリセロールオキシ
ダーゼ、ラクタートオキシダーゼ、ピルバートオキシダ
ーゼ及びウリカーゼから選択することができる。
本発明において、2電子オキシドレダクターゼは、好
ましくは、動物、微生物又は生物工学由来のウリカーゼ
から選択される。
例えば、雄ブタの肝臓から抽出されたウリカーゼ、ア
ルスロバクター・グロビフォルミス(Arthrobacter glo
biformis)由来のウリカーゼ、並びにアスペルギルス・
フラバス(Aspergillus flavus)由来のウリカーゼを挙
げることができる。
2電子オキシドレダクターゼは、純粋な結晶形態又は
該2電子オキシドレダクターゼに対して不活性な希釈液
で希釈された形態で使用することができる。
本発明の2電子オキシドレダクターゼは、使用準備が
整った染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約0.
01〜20重量%、さらに好ましくはこの重量に対して約0.
1〜5重量%である。
本発明において供与体という用語は、前記2電子オキ
シドレダクターゼの機能化に係わる種々の基質を称する
ものと理解される。
前記酵素の供与体(又は基質)の性質は、使用される
2電子オキシドレダクターゼの性質に応じて変わる。例
えば、ピラノースオキシダーゼの供与体としては、D−
グルコース、L−ソルボース及びD−キシロースを挙げ
ることができ;グルコースオキシダーゼの供与体として
は、D−グルコースを挙げることができ;グリセロール
オキシダーゼの供与体としては、グリセロール及びジヒ
ドロキシアセトンを挙げることができ;ラクタートオキ
シダーゼの供与体としては、乳酸及びその塩を挙げるこ
とができ;ピルバートオキシダーゼの供与体としては、
ピルビン酸及びその塩を挙げることができ;最後にウリ
カーゼの供与体としては、尿酸及びその塩を挙げること
ができる。
本発明で使用される供与体(すなわち基質)は、本発
明の使用準備が整った染色用組成物の全重量に対して、
好ましくは約0.01〜20重量%、さらに好ましくはこの重
量に対して約0.1〜5重量%である。
使用準備が整った染色用組成物に使用される酸化染料
前駆物質の性質は重要な要素ではない。それらは、特
に、パラ−フェニレンジアミン類、複ベース、パラ−ア
ミノフェノール類、オルト−アミノフェノール類及び複
素環酸化染料前駆物質から選択される。
本発明の染色用組成物における酸化染料前駆物質とし
て使用可能なパラ−フェニレンジアミン類としては、特
に、次の式(I): [上式中、 − R1は、4'−アミノフェニル基、フェニル基、窒素性
基で置換されたC1−C4アルキル基、(C1−C4)アルコキ
シ(C1−C4)アルキル基、C2−C4ポリヒドロキシアルキ
ル基、C1−C4モノヒドロキシアルキル基、C1−C4アルキ
ル基又は水素原子を表し; − R2は、窒素性基で置換されたC1−C4アルキル基、
(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル基、C2−C4
リヒドロキシアルキル基、C1−C4モノヒドロキシアルキ
ル基、C1−C4アルキル基又は水素原子を表し; − R3は、カルバモイルアミノ(C1−C4)アルコキシ
基、C1−C4メシルアミノアルコキシ基、アセチルアミノ
(C1−C4)アルコキシ基、C1−C4ヒドロキシアルコキシ
基、C1−C4モノヒドロキシアルキル基、C1−C4アルキル
基、塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素原子等のハロゲン原
子又は水素原子を表し; − R4は、水素又はハロゲン原子又はC1−C4アルキル基
を表す] の化合物及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
上述した式(I)の窒素性基として、特に、アミノ、
モノ(C1−C4)アルキルアミノ、ジ(C1−C4)アルキル
アミノ、トリ(C1−C4)アルキルアミノ、モノヒドロキ
シ(C1−C4)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びア
ンモニウム基を挙げることができる。
上述した式(I)のパラ−フェニレンジアミン類とし
ては、特に、パラ−フェニレンジアミン、パラ−トルイ
レンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミ
ン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−
ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル
−パラ−フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−パラ−
フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−パラ−フェニレ
ンジアミン、N,N−ジエチル−パラ−フェニレンジアミ
ン、N,N−ジプロピル−パラ−フェニレンジアミン、4
−アミノ−N,N−ジエチル−3−メチルアニリン、N,N−
ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジア
ミン、4−アミノ−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチ
ル)−2−メチルアニリン、4−アミノ−2−クロロ−
N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アニリン、2−β
−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−
フルオロ−パラ−フェニレンジアミン、2−イソプロピ
ル−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−ヒドロキシ
プロピル)−パラ−フェニレンジアミン、2−ヒドロキ
シメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル
−3−メチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−(エ
チル−β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジア
ミン、N−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)−パラ−
フェニレンジアミン、N−(4'−アミノフェニル)−パ
ラ−フェニレンジアミン、N−フェニル−パラ−フェニ
レンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ
−フェニレンジアミン、2−β−アセチルアミノエチル
オキシ−パラ−フェニレンジアミン及びN−(β−メト
キシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、及びそれら
の酸付加塩を挙げることができる。
上述した式(I)のパラ−フェニレンジアミン類の中
でも、パラ−フェニレンジアミン、パラ−トルイレンジ
アミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミ
ン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジア
ミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニ
レンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジア
ミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,3
−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ビス
(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミ
ン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン及び2−β
−アセチルアミノエチルオキシ−パラ−フェニレンジア
ミン及びそれらの酸付加塩が特に好ましい。
本発明において、複ベースという用語は、アミノ及び
/又はヒドロキシル基を担持する、少なくとも2つの芳
香環を有する化合物を称すると理解されるものである。
本発明の染色用組成物における酸化染料前駆物質とし
て使用可能な複ベースとしては、特に、次の式(II): [上式中、 − Z1及びZ2は、同一でも異なっていてもよく、結合手
Y又はC1−C4アルキル基で置換されていてもよいヒドロ
キシル又は−NH2基を表し; − 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC1−C6
アルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数ヘテ
ロ原子、例えばの酸素、硫黄又は窒素原子及び/又は一
又は複数の窒素性基が挿入されるか又はこれを末端に有
していてもよい、1〜14の炭素原子を有する直鎖状又は
分枝状のアルキレン鎖を表し; − R5及びR6は、水素又はハロゲン原子、C1−C4アルキ
ル基、C1−C4モノヒドロキシアルキル基、C2−C4ポリヒ
ドロキシアルキル基、C1−C4アミノアルキル基又は結合
手Yを表し; − R7、R8、R9、R10、R11及びR12は、同一でも異なっ
ていてもよく、水素原子、結合手Y又はC1−C4アルキル
基を表し; 分子当りただ一の結合手Yを有すると理解されるも
の] に相当する化合物及びそれらの酸付加塩を挙げることが
できる。
上述した式(II)の窒素性基として、特に、アミノ、
モノ(C1−C4)アルキルアミノ、ジ(C1−C4)アルキル
アミノ、トリ(C1−C4)アルキルアミノ、モノヒドロキ
シ(C1−C4)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びア
ンモニウム基を挙げることができる。
上述した式(II)の複ベースとしては、特に、N,N'−
ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N'−ビス(4'−アミ
ノフェニル)−1,3−ジアミノプロパノール、N,N'−ビ
ス(β−ヒドロキシエチル)−N,N'−ビス(4'−アミノ
フェニル)エチレンジアミン、N,N'−ビス(4−アミノ
フェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'−ビス(β−
ヒドロキシエチル)−N,N'−ビス(4−アミノフェニ
ル)テトラメチレンジアミン、N,N'−ビス(4−メチル
アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'−ビス
(エチル)−N,N'−ビス(4'−アミノ−3'−メチルフェ
ニル)エチレンジアミン及び1,8−ビス(2,5−ジアミノ
フェノキシ)−3,5−ジオキサオクタン、及びそれらの
酸付加塩を挙げることができる。
これら式(II)の複ベースの中でも、N,N'−ビス(β
−ヒドロキシエチル)−N,N'−ビス(4'−アミノフェニ
ル)−1,3−ジアミノプロパノール及び1,8−ビス(2,5
−ジアミノフェノキシ)−3,5−ジオキサオクタン、又
はそれらの酸付加塩の一つが特に好ましい。
本発明の染色用組成物における酸化染料前駆物質とし
て使用可能なパラ−アミノフェノール類としては、特
に、次の式(III): [上式中、 − R13は、水素又はハロゲン原子又はC1−C4アルキ
ル、C1−C4モノヒドロキシアルキル、(C1−C4)アルコ
キシ(C1−C4)アルキル、C1−C4アミノアルキル又はヒ
ドロキシ(C1−C4)アルキルアミノ(C1−C4)アルキル
基を表し、 − R14は、水素又はハロゲン原子又はC1−C4アルキ
ル、C1−C4モノヒドロキシアルキル、C2−C4ポリヒドロ
キシアルキル、C1−C4アミノアルキル、C1−C4シアノア
ルキル又は(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル基
を表し、 R13又はR14基の少なくとも一方は水素原子を表すもの
と理解される] に相当する化合物及びそれらの酸付加塩を挙げることが
できる。
上述した式(III)のパラ−アミノフェノール類とし
ては、特に、パラ−アミノフェノール、4−アミノ−3
−メチルフェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノ
ール、4−アミノ−3−ヒドロキシメチルフェノール、
4−アミノ−2−メチルフェノール、4−アミノ−2−
ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メトキ
シメチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフ
ェノール、4−アミノ−2−(β−ヒドロキシエチルア
ミノメチル)フェノール及び4−アミノ−2−フルオロ
フェノール、及びそれらの酸付加塩を挙げることができ
る。
本発明の染色用組成物における酸化染料前駆物質とし
て使用可能なオルト−アミノフェノール類としては、特
に、2−アミノフェノール、2−アミノ−5−メチルフ
ェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール及び5−
アセトアミド−2−アミノフェノール、及びそれらの酸
付加塩を挙げることができる。
本発明の染色用組成物における酸化染料前駆物質とし
て使用可能な複素環ベースとしては、特に、ピリジン誘
導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体及びピラゾ
ロピリミジン誘導体、及びそれらの酸付加塩を挙げるこ
とができる。
ピリジン誘導体としては、特に、例えば英国特許第10
26978号及び英国特許第1153196号に記載されている化合
物、例えば2,5−ジアミノピリジン、2−(4−メトキ
シフェニル)アミノ−3−アミノピリジン、2,3−ジア
ミノ−6−メトキシピリジン、2−(β−メトキシエチ
ル)アミノ−3−アミノ−6−メトキシピリジン及び3,
4−ジアミノピリジン、及びそれらの酸付加塩を挙げる
ことができる。
ピリミジン誘導体としては、特に、例えば独国特許第
2359399号又は日本国特許第88−169571号及び日本国特
許第91−10659号、又は国際特許出願公開第96/15765号
に記載されている化合物、例えば2,4,5,6−テトラアミ
ノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピ
リミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミ
ジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン及
び2,5,6−トリアミノピリミジン、及びそれらの酸付加
塩を挙げることができる。
ピラゾール誘導体としては、特に、独国特許第384389
2号、独国特許第4133957号及び国際特許出願公開第94/0
8969号、国際特許出願公開第94/08970号、仏国特許公開
第2733749号及び独国特許第19543988号に記載されてい
る化合物、例えば4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾー
ル、3,4−ジアミノピラゾール、4,5−ジアミノ−1−
(4'−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−
1,3−ジメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル
−1−フェニルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチ
ル−3−フェニルピラゾール、4−アミノ−1,3−ジメ
チル−5−ヒドラジノピラゾール、1−ベンジル−4,5
−ジアミノ−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−
3−tert−ブチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジア
ミノ−1−tert−ブチル−3−メチルピラゾール、4,5
−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)−3−メチ
ルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−メチ
ルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−(4'
−メトキシフェニル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1
−エチル−3−ヒドロキシメチルピラゾール、4,5−ジ
アミノ−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾー
ル、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−イソ
プロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1
−イソプロピルピラゾール、4−アミノ−5−(2'−ア
ミノエチル)アミノ−1,3−ジメチルピラゾール、3,4,5
−トリアミノピラゾール、1−メチル−3,4,5−トリア
ミノピラゾール、3,5−ジアミノ−1−メチル−4−メ
チルアミノピラゾール及び3,5−ジアミノ−4−(β−
ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチルピラゾール、及
びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
ピラゾロピリミジン誘導体としては、特に、次の式
(IV): {上式中、 − R15、R16、R17及びR18は、同一でも異なっていても
よく、水素原子、C1−C4アルキル基、アリール基、C1
C4ヒドロキシアルキル基、C2−C4ポリヒドロキシアルキ
ル基、(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル基、C1
−C4アミノアルキル基(アミンはアセチル、ウレイド又
はスルホニル基で保護可能である)、(C1−C4)アルキ
ルアミノ(C1−C4)アルキル基、ジ[(C1−C4)アルキ
ル]アミノ(C1−C4)アルキル基(ジアルキル基は5又
は6員の炭素ベース環又は複素環を形成可能である)、
ヒドロキシ(C1−C4)アルキル−もしくはジ[ヒドロキ
シ(C1−C4)アルキル]アミノ(C1−C4)アルキル基を
表し; − X基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、
C1−C4アルキル基、アリール基、C1−C4ヒドロキシアル
キル基、C2−C4ポリヒドロキシアルキル基、C1−C4アミ
ノアルキル基、(C1−C4)アルキルアミノ(C1−C4)ア
ルキル基、ジ[(C1−C4)アルキル]アミノ(C1−C4
アルキル基(ジアルキルは5又は6員の炭素ベース環又
は複素環を形成可能である)、ヒドロキシ(C1−C4)ア
ルキル−もしくはジ−[ヒドロキシ(C1−C4)アルキ
ル]アミノ(C1−C4)アルキル基、アミノ基、(C1
C4)アルキル−もしくはジ[(C1−C4)アルキル]アミ
ノ基;ハロゲン原子、カルボン酸基、スルホン酸基を表
し; − iは0、1、2又は3であり; − pは0又は1であり; − qは0又は1であり; − nは0又は1であり; − p+qの合計は0ではなく; − p+qが2である場合、nは0であり、NR15R16
びNR17R18基は(2,3);(5,6);(6,7);(3,5)又
は(3,7)位を占め、 − p+qが1である場合、nは1であり、NR15R
16(又はNR17R18)基及びOH基は(2,3);(5,6);
(6,7);(3,5)又は(3,7)位を占める} のピラゾロ[1,5−a]ピリミジン類、それらの酸又は
塩基との付加塩及び互変異性平衡が存在する場合にはそ
れらの互変異性体を挙げることができる。
上述した式(IV)のピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
類が、窒素原子に対して2、5又は7のα位の一つにヒ
ドロキシル基を含有しているようなものの場合、例えば
次の式: で示されるような互変異性平衡が存在する。
上述した式(IV)のピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
類としては、特に: − ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン; − 2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,
7−ジアミン; − ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン; − 2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,
5−ジアミン; − 3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−
オール; − 3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−
オール; − 2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
−7−イルアミノ)エタノール; − 2−(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
−3−イルアミノ)エタノール; − 2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジ
ン−7−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エ
タノール; − 2−[(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジ
ン−3−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エ
タノール; − 5,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,
7−ジアミン; − 2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,
7−ジアミン; − 2,5,N7,N7−テトラメチルピラゾロ[1,5−a]ピリ
ミジン−3,7−ジアミン; 及びそれらの付加塩及び互変異性平衡が存在する場合に
はそれらの互変異性体を挙げることができる。
上述した式(IV)のピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
類は、次の参考文献: − Beiersdorf−Lilly社の欧州特許第628559号、 − R.Vishdu、H.NavedulのIndian J.Chem.、第34b巻
(6)、514頁、1995年、 − N.S.Ibrahim、K.U.Sadek、F.A.Abdel−AlのArch.Ph
arm.、第320巻、240頁、1987年、 − R.H.Springer、M.B.Scholten、D.E.O'Brien、T.Nov
inson、J.P.Miller、R.K.RobinsのJ.Med.Chem.、第25
巻、235頁、1982年、 − T.Novinson、R.K.Robins、T.R.MatthewsのJ.Med.Ch
em.、第20巻、296頁、1977年、 − ICN・Pharmaceuticalsの米国特許第3907799号、に
記載されている合成法に従い、アミノピラゾールから出
発して環化することにより調製することができる。
また上述した式(IV)のピラゾロ[1,5−a]ピリミ
ジン類は次の参考文献: − A.McKillop及びR.J.Kobileckiの複素環、第6巻
(9)、1355頁、1977年、 − E.Alcade、J.De Mendoza、J.M.Marcia−Marquina、
C.Almera、J.ElgueroのJ.Heterocyclic Chem.、第11巻
(3)、423頁、1974年、 − K.Saito、I.Hori、M.Higarashi、H.MidorikawaのBu
ll.Chem.Soc.Japan、第47巻(2)、476頁、1974年、 に記載されている合成法に従い、ヒドラジンから出発し
て環化することにより調製することもできる。
酸化染料前駆物質は、本発明の染色用組成物の全重量
に対して好ましくは約0.0005〜12重量%、より好ましく
はこの重量に対して約0.005〜6重量%である。
本発明の使用準備が整った染色用組成物は、一又は複
数のカップラーをさらに含有することができる。これら
のカップラーは、特にメタ−フェニレンジアミン類、メ
タ−アミノフェノール類、メタ−ジフェノール類、複素
環カップラー、例えばインドール誘導体、インドリン誘
導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾモルホリン誘
導体、セサモール誘導体及びピリジン、ピリミジン及び
ピラゾール誘導体、及びそれらの酸付加塩から選択する
ことができる。
これらのカップラーは、特に、2−メチル−5−アミ
ノフェノール、5−N−(β−ヒドロキシエチル)アミ
ノ−2−メチルフェノール、3−アミノフェノール、1,
3−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メ
チルベンゼン、4−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼ
ン、2,4−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチルオキ
シ)ベンゼン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベ
ンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパ
ン、セサモール、α−ナフトール、6−ヒドロキシイン
ドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−
N−メチルインドール、6−ヒドロキシインドリン、2,
6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、1−H−3−
メチルピラゾール−5−オン及び1−フェニル−3−メ
チルピラゾール−5−オン、及びそれらの酸付加塩から
選択される。
カップラーが存在する場合、それらは、使用準備が整
った染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約0.00
01〜10重量%、さらに好ましくはこの重量に対して焼く
0.005〜5重量%である。
本発明の染色用組成物に使用可能な(酸化染料前駆物
質及びカップラーの)酸付加塩は、特に、塩酸塩、臭化
水素酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から一
般的に選択される。
本発明の使用準備が整った染色用組成物に使用される
C2グリコールのC4−C8エーテルは、好ましくはC2グリコ
ールのC4−C8アルキルエーテル、例えばエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、及びC2グリコールのC6−C8
リールエーテル、例えばエチレングリコールモノフェニ
ルエーテル及びエチレングリコールモノベンジルエーテ
ルから選択される。
本発明の使用準備が整った染色用組成物に使用される
C3−C9グリコールのC1−C8エーテルは、好ましくはC3
C9グリコールのC1−C8アルキルエーテル、例えばプロピ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、イソプロピレングリコールジ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル及びモノエチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル及びトリプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、及びC3−C9グリコールのC6−C8アリー
ルエーテル、例えばプロピレングリコールモノフェニル
エーテル、プロピレングリコールモノベンジルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル及びジ
エチレングリコールモノベンジルエーテルから選択され
る。
C2グリコールのC4−C8エーテル及び/又はC3−C9グリ
コールのC1−C8エーテルは、本発明の使用準備が整った
染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約1〜40重
量%、さらに好ましくはこの重量に対して約5〜30重量
%である。
本発明の使用準備が整った染色用組成物は、特に、色
調を変化させたり、その光沢を富ませたりするために、
一又は複数の直接染料をさらに含有することもできる。
本発明の使用準備が整った染色用組成物において、染
色に適した媒体(又は支持体)は、一般的に水からな
る。また、染色に適した媒体は、本発明のC2グリコール
のC4−C8エーテル及びC3−C9グリコールのC1−C8エーテ
ル以外の一又は複数の溶媒をさらに含有することもでき
る。
本発明の使用準備が整った組成物のpHは、2電子オキ
シドレダクターゼの酵素活性が十分になるように選択さ
れる。一般的には約5〜11、好ましくは約6.5〜10であ
る。それは、ケラチン繊維の染色で通常使用される、酸
性化剤又は塩基性化剤を使用して、所望の値に調節する
ことができる。
酸性化剤としては、例えば、無機酸又は有機酸、例え
ば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸、例えば酢
酸、酒石酸、クエン酸又は乳酸、及びスルホン酸を挙げ
ることができる。
塩基性化剤としては、例えば、アンモニア水、アルカ
リ性炭酸塩、アルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−
及びトリエタノールアミン、2−メチル−2−アミノプ
ロパノールとその誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム及び次の式(V): [ここで、Wは、C1−C4アルキル基又はヒドロキシル基
で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R19、R
20、R21及びR22は、同一でも異なっていてもよく、水素
原子又はC1−C4アルキル又はC1−C4ヒドロキシアルキル
基を表す] の化合物を挙げることができる。
また、本発明の使用準備が整った染色用組成物は、従
来より毛髪の染色用組成物に使用されている種々のアジ
ュバント、例えば、アニオン性、カチオン性、非イオン
性、両性又は双性の界面活性剤又はそれらの混合物、ア
ニオン性、カチオン性、非イオン性、両性又は双性のポ
リマー又はそれらの混合物、無機又は有機の増粘剤、酸
化防止剤、本発明で使用される2電子オキシドレダクタ
ーゼ以外の酵素、例えばペルオキシダーゼ、浸透剤、金
属イオン封鎖剤、香料、バッファー、分散剤、コンディ
ショナー、例えば揮発性又は非揮発性で、変性又は未変
性のシリコーン、皮膜形成剤、セラミド、防腐剤及び乳
白剤をさらに含有してもよい。
言うまでもなく、当業者であれば、本発明の使用準備
が整った染色用組成物に固有の有利な特性が、考えられ
る添加により悪影響を全く受けないか、実質的には受け
ないように留意して、これらの任意の補足的な化合物を
選択するであろう。
本発明の使用準備が整った染色用組成物は、種々の形
態、例えば、加圧されていてもよい液体、クリーム又は
ゲルの形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色
するのに適した任意の他の形態にすることができる。こ
の場合、酸化染料及び2電子オキシドレダクターゼは同
一の使用準備が整った組成物中に存在しており、酸化染
料の酸化が決して早まらないようにするため、該組成物
が酸素ガスを含まないようにしておかなければならな
い。
また、本発明の主題は、上述した使用準備が整った染
色用組成物を使用する、ケラチン繊維、特に、毛髪等の
ヒトのケラチン繊維の染色方法にある。
この方法は、上述した少なくとも1種の使用準備が整
った染色用組成物を、所望の発色をさせるのに十分な時
間繊維に適用し、繊維をすすぎ、場合によってはシャン
プーで洗浄し、再度すすいで乾燥させるものである。
ケラチン繊維の発色に必要な時間は通常3〜60分、よ
り厳密には5〜40分である。
本発明の特定の第1の実施態様では、前記方法は、染
色に適した媒体に、少なくとも1種の酸化染料前駆物質
と少なくとも1種のC2グリコールのC4−C8エーテル及び
/又は少なくとも1種のC3−C9グリコールのC1−C8エー
テルを含有する組成物(A1)と、染色に適した媒体に、
少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の酵素
を、該酵素の少なくとも1種の供与体の存在下において
含有する組成物(B1)とを別個に貯蔵しておき、ついで
使用時にそれらを互いに混合することからなる予備段階
を含み、その後該混合物をケラチン繊維に適用するもの
である。
本発明の特定の第2の実施態様では、前記方法は、染
色に適した媒体に、少なくとも1種の酸化染料前駆物質
を含有する組成物(A2)と、染色に適した媒体に、少な
くとも1種のC2グリコールのC4−C8エーテル及び/又は
少なくとも1種のC3−C9グリコールのC1−C8エーテル、
及び少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の
酵素を、該酵素の少なくとも1種の供与体の存在下にお
いて含有する組成物(B2)とを別個に貯蔵しておき、つ
いで使用時にそれらを互いに混合することからなる第1
段階を含み、その後該混合物をケラチン繊維に適用する
ものである。
本発明の他の主題は、上述した組成物(A1)又は(A
2)を収容する第1の区画と、上述した組成物(B1)又
は(B2)を収容する第2の区画を有する多区画染色具又
は「キット」もしくは任意の他の多区分包装システムに
ある。これらには、毛髪に所望の混合物を付与する手段
を備えることができ、このようなものとしては、例え
ば、本出願人の仏国特許第2586913号に記載されている
ものが挙げられる。
以下の実施例は本発明を例証するためのものであり、
本発明の範囲を限定するものではない。
実施例 染色実施例1 次の使用準備が整った染色用組成物を調製した(含有
量はグラム): − パラ−フェニレンジアミン 0.324g − 1,3−ジヒドロキシベンゼン 0.33 g − プロピレングリコールモノメチルエーテル20.0 g − シグマ社から販売されている20国際単位(I.U.)/m
gのアルスロバクター・グロビフォルミス由来のウリカ
ーゼ 1.5 g − 尿酸 1.5 g − アクアロン社(Aqualon)からナトロゾール(Natro
sol)250HR(登録商標)の名称で販売されているヒドロ
キシエチルセルロース 1.0 g − セピック社(SEPPIC)からオラミックス(Oramix)
CG110(登録商標)の名称で販売されている、クエン酸
アンモニウム(0.5%)で緩衝化された60%の活性物質
(A.M.)を含有する(C8−C10)アルキルポリグルコシ
ド水溶液 8.0 g − モノエタノールアミン pH=9.5にする量 − 脱塩水 全体を100.0gにする量 上述した使用準備が整った染色用組成物を、白髪を90
%含有するナチュラルなグレイの髪の束に30分間適用し
た。ついで、髪をすすぎ、通常のシャンプーを用いて洗
髪を行い、ついで乾燥した。
毛髪はマットな暗ブロンド色に染色された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/13

Claims (38)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】染色に適した媒体に: − 少なくとも1種の酸化染料前駆物質、 − 少なくとも1種のC2グリコールのC4−C8エーテル及
    び/又は少なくとも1種のC3−C9グリコールのC1−C8
    ーテル、 − 少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の
    酵素、及び − 上記酵素の少なくとも1種の供与体、 を含有してなることを特徴とする、ケラチン繊維を酸化
    染色するための使用準備が整った組成物。
  2. 【請求項2】2電子オキシドレダクターゼが、ピラノー
    スオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、グリセロー
    ルオキシダーゼ、乳酸オキシダーゼ、ピルビン酸オキシ
    ダーゼ及びウリカーゼから選択されることを特徴とする
    請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】2電子オキシドレダクターゼが、動物、微
    生物又は生物工学由来のウリカーゼから選択されること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】2電子オキシドレダクターゼが、使用準備
    が整った染色用組成物の全重量に対して0.01〜20重量%
    であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】2電子オキシドレダクターゼが、使用準備
    が整った染色用組成物の全重量に対して0.1〜5重量%
    であることを特徴とする請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】前記2電子オキシドレダクターゼの供与体
    が尿酸及びその塩から選択されることを特徴とする請求
    項3に記載の組成物。
  7. 【請求項7】供与体が、使用準備が整った染色用組成物
    の全重量に対して0.01〜20重量%であることを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】供与体が、使用準備が整った染色用組成物
    の全重量に対して0.1〜5重量%であることを特徴とす
    る請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】酸化染料前駆物質が、パラ−フェニレンジ
    アミン類、複ベース、パラ−アミノフェノール類、オル
    ト−アミノフェノール類及び複素環酸化染料前駆物質か
    ら選択されることを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】パラ−フェニレンジアミン類が、次の式
    (I): [上式中、 − R1は、4'−アミノフェニル基、フェニル基、窒素性
    基で置換されたC1−C4アルキル基、(C1−C4)アルコキ
    シ(C1−C4)アルキル基、C2−C4ポリヒドロキシアルキ
    ル基、C1−C4モノヒドロキシアルキル基、C1−C4アルキ
    ル基又は水素原子を表し; − R2は、窒素性基で置換されたC1−C4アルキル基、
    (C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル基、C2−C4
    リヒドロキシアルキル基、C1−C4モノヒドロキシアルキ
    ル基、C1−C4アルキル基又は水素原子を表し; − R3は、カルバモイルアミノ(C1−C4)アルコキシ
    基、C1−C4メシルアミノアルコキシ基、アセチルアミノ
    (C1−C4)アルコキシ基、C1−C4ヒドロキシアルコキシ
    基、C1−C4モノヒドロキシアルキル基、C1−C4アルキル
    基、塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素原子等のハロゲン原
    子又は水素原子を表し; − R4は、水素又はハロゲン原子又はC1−C4アルキル基
    を表す] の化合物及びそれらの酸付加塩から選択されることを特
    徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】式(I)のパラ−フェニレンジアミン類
    が、パラ−フェニレンジアミン、パラ−トルイレンジア
    ミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン、2,3−
    ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル
    −パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−
    フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−パラ−フェニレ
    ンジアミン、N,N−ジメチル−パラ−フェニレンジアミ
    ン、N,N−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−
    ジプロピル−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノ−
    N,N−ジエチル−3−メチルアニリン、N,N−ビス(β−
    ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−
    アミノ−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−2−メ
    チルアニリン、4−アミノ−2−クロロ−N,N−ビス
    (β−ヒドロキシエチル)アニリン、2−β−ヒドロキ
    シエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−フルオロ−
    パラ−フェニレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−
    フェニレンジアミン、N−(β−ヒドロキシプロピル)
    −パラ−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシメチル−
    パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−3−メチ
    ル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−(エチル−β−
    ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、N−
    (β,γ−ジヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレン
    ジアミン、N−(4'−アミノフェニル)−パラ−フェニ
    レンジアミン、N−フェニル−パラ−フェニレンジアミ
    ン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニレ
    ンジアミン、2−β−アセチルアミノエチルオキシ−パ
    ラ−フェニレンジアミン及びN−(β−メトキシエチ
    ル)−パラ−フェニレンジアミン、及びそれらの酸付加
    塩から選択されることを特徴とする請求項10に記載の組
    成物。
  12. 【請求項12】複ベースが次の式(II): [上式中、 − Z1及びZ2は、同一でも異なっていてもよく、結合手
    Y又はC1−C4アルキル基で置換されていてもよいヒドロ
    キシル又は−NH2基を表し; − 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC1−C6
    アルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数の酸
    素、硫黄又は窒素原子等のヘテロ原子及び/又は一又は
    複数の窒素性基が挿入されるか又はこれを末端に有して
    いてもよい、1〜14の炭素原子を有する直鎖状又は分枝
    状のアルキレン鎖を表し; − R5及びR6は、水素又はハロゲン原子、C1−C4アルキ
    ル基、C1−C4モノヒドロキシアルキル基、C2−C4ポリヒ
    ドロキシアルキル基、C1−C4アミノアルキル基又は結合
    手Yを表し; − R7、R8、R9、R10、R11及びR12は、同一でも異なっ
    ていてもよく、水素原子、結合手Y又はC1−C4アルキル
    基を表し; 分子当りただ一の結合手Yを有すると理解されるもの] の化合物及びそれらの酸付加塩から選択されることを特
    徴とする請求項9に記載の組成物。
  13. 【請求項13】式(II)の複ベースが、N,N'−ビス(β
    −ヒドロキシエチル)−N,N'−ビス(4'−アミノフェニ
    ル)−1,3−ジアミノプロパノール、N,N'−ビス(β−
    ヒドロキシエチル)−N,N'−ビス(4'−アミノフェニ
    ル)エチレンジアミン、N,N'−ビス(4−アミノフェニ
    ル)テトラメチレンジアミン、N,N'−ビス(β−ヒドロ
    キシエチル)−N,N'−ビス(4−アミノフェニル)テト
    ラメチレンジアミン、N,N'−ビス(4−メチルアミノフ
    ェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'−ビス(エチ
    ル)−N,N'−ビス(4'−アミノ−3'−メチルフェニル)
    エチレンジアミン及び1,8−ビス(2,5−ジアミノフェノ
    キシ)−3,5−ジオキサオクタン、及びそれらの酸付加
    塩から選択されることを特徴とする請求項12に記載の組
    成物。
  14. 【請求項14】パラ−アミノフェノール類が、次の式
    (III): [上式中、 − R13は、水素又はハロゲン原子又はC1−C4アルキ
    ル、C1−C4モノヒドロキシアルキル、(C1−C4)アルコ
    キシ(C1−C4)アルキル、C1−C4アミノアルキル又はヒ
    ドロキシ(C1−C4)アルキルアミノ(C1−C4)アルキル
    基を表し、 − R14は、水素又はハロゲン原子又はC1−C4アルキ
    ル、C1−C4モノヒドロキシアルキル、C2−C4ポリヒドロ
    キシアルキル、C1−C4アミノアルキル、C1−C4シアノア
    ルキル又は(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル基
    を表し、 R13又はR14基の少なくとも一方は水素原子を表すものと
    理解される] の化合物及びそれらの酸付加塩から選択されることを特
    徴とする請求項9に記載の組成物。
  15. 【請求項15】式(III)のパラ−アミノフェノール類
    が、パラ−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチル
    フェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノール、4
    −アミノ−3−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミ
    ノ−2−メチルフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキ
    シメチルフェノール、4−アミノ−2−メトキシメチル
    フェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノー
    ル、4−アミノ−2−(β−ヒドロキシエチルアミノメ
    チル)フェノール及び4−アミノ−2−フルオロフェノ
    ール、及びそれらの酸付加塩から選択されることを特徴
    とする請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】オルト−アミノフェノール類が、2−ア
    ミノフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、
    2−アミノ−6−メチルフェノール及び5−アセトアミ
    ド−2−アミノフェノール、及びそれらの酸付加塩から
    選択されることを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  17. 【請求項17】複素環酸化染料前駆物質が、ピリジン誘
    導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体及びピラゾ
    ロピリミジン誘導体、及びそれらの酸付加塩から選択さ
    れることを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  18. 【請求項18】酸化染料前駆物質が、染色用組成物の全
    重量に対して0.0005〜12重量%であることを特徴とする
    請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】酸化染料前駆物質が、染色用組成物の全
    重量に対して0.005〜6重量%であることを特徴とする
    請求項18記載の組成物。
  20. 【請求項20】メタ−フェニレンジアミン類、メタ−ア
    ミノフェノール類、メタ−ジフェノール類、インドール
    誘導体、インドリン誘導体、ベンゾイミダゾール誘導
    体、ベンゾモルホリン誘導体、セサモール誘導体及びピ
    リジン、ピリミジン及びピラゾール誘導体等の複素環カ
    ップラー、及びそれらの酸付加塩から選択される一又は
    複数のカップラーを含有することを特徴とする請求項1
    ないし19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】カップラーが、2−メチル−5−アミノ
    フェノール、5−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ
    −2−メチルフェノール、3−アミノフェノール、1,3
    −ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メ
    チルベンゼン、4−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼ
    ン、2,4−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチルオキ
    シ)ベンゼン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチ
    ルアミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベ
    ンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパ
    ン、セサモール、α−ナフトール、6−ヒドロキシイン
    ドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−
    N−メチルインドール、6−ヒドロキシインドリン、2,
    6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、1−H−3−
    メチルピラゾール−5−オン及び1−フェニル−3−メ
    チルピラゾール−5−オン、及びそれらの酸付加塩から
    選択されることを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  22. 【請求項22】カップラーが、使用準備が整った染色用
    組成物の全重量に対して0.0001〜10重量%であることを
    特徴とする請求項20又は21に記載の組成物。
  23. 【請求項23】カップラーが、使用準備が整った染色用
    組成物の全重量に対して0.005〜5重量%であることを
    特徴とする請求項22に記載の組成物。
  24. 【請求項24】酸付加塩が、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
    酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から選択されること
    を特徴とする請求項10ないし23のいずれか1項に記載の
    組成物。
  25. 【請求項25】C2グリコールのC4−C8エーテルが、C2
    リコールのC4−C8アルキルエーテル及びC2グリコールの
    C6−C8アリールエーテルから選択されることを特徴とす
    る請求項1ないし24のいずれか1項に記載の組成物。
  26. 【請求項26】C2グリコールのC4−C8エーテルが、エチ
    レングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコー
    ルモノフェニルエーテル及びエチレングリコールモノベ
    ンジルエーテルから選択されることを特徴とする請求項
    25に記載の組成物。
  27. 【請求項27】C3−C9グリコールのC1−C8エーテルが、
    C3−C9グリコールのC1−C8アルキルエーテル及びC3−C9
    グリコールのC6−C8アリールエーテルから選択されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし24のいずれか1項に記載
    の組成物。
  28. 【請求項28】C3−C9グリコールのC1−C8エーテルが、
    プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
    グリコールモノエチルエーテル、イソプロピレングリコ
    ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
    ルエーテル及びモノエチルエーテル、ジプロピレングリ
    コールモノメチルエーテル及びトリプロピレングリコー
    ルモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノフェ
    ニルエーテル、プロピレングリコールモノベンジルエー
    テル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル及び
    ジエチレングリコールモノベンジルエーテルから選択さ
    れることを特徴とする請求項27に記載の組成物。
  29. 【請求項29】C2グリコールのC4−C8エーテル及び/又
    はC3−C9グリコールのC1−C8エーテルが、使用準備が整
    った染色用組成物の全重量に対して1〜40重量%である
    ことを特徴とする請求項1ないし28のいずれか1項に記
    載の組成物。
  30. 【請求項30】C2グリコールのC4−C8エーテル及び/又
    はC3−C9グリコールのC1−C8エーテルが、使用準備が整
    った染色用組成物の全重量に対して5〜30重量%である
    ことを特徴とする請求項29に記載の組成物。
  31. 【請求項31】染色に適した媒体が、水、又は水と少な
    くとも1種の有機溶媒との混合物からなることを特徴と
    する請求項1ないし30のいずれか1項に記載の組成物。
  32. 【請求項32】5〜11のpHであることを特徴とする請求
    項1ない31のいずれか1項に記載の組成物。
  33. 【請求項33】少なくとも1種のペルオキシダーゼを含
    有することを特徴とする請求項1ないし32のいずれか1
    項に記載の組成物。
  34. 【請求項34】請求項1ないし33のいずれか1項に記載
    の少なくとも1種の使用準備が整った染色用組成物を、
    所望の発色がなされるのに十分な時間ケラチン繊維に適
    用することを特徴とする、ケラチン繊維の染色方法。
  35. 【請求項35】染色に適した媒体に、少なくとも1種の
    酸化染料前駆物質と少なくとも1種のC2グリコールのC4
    −C8エーテル及び/又は少なくとも1種のC3−C9グリコ
    ールのC1−C8エーテルを含有する組成物(A1)と、染色
    に適した媒体に、少なくとも1種の2電子オキシドレダ
    クターゼ型の酵素を、該酵素の少なくとも1種の供与体
    の存在下において含有する組成物(B1)とを別個に保存
    しておき、ついで使用時にそれらを互いに混合して前記
    使用準備が整った組成物を調整することからなる予備段
    階を含むことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】染色に適した媒体に、少なくとも1種の
    酸化染料前駆物質を含有する組成物(A2)と、染色に適
    した媒体に、少なくとも1種のC2グリコールのC4−C8
    ーテル及び/又は少なくとも1種のC3−C9グリコールの
    C1−C8エーテル、及び少なくとも1種の2電子オキシド
    レダクターゼ型の酵素を、該酵素の少なくとも1種の供
    与体の存在下において含有する組成物(B2)とを別個に
    保存しておき、ついで使用時にそれらを互いに混合して
    前記使用準備が整った組成物を調製することからなる第
    1段階を含むことを特徴とする請求項34に記載の方法。
  37. 【請求項37】請求項35に記載の方法において使用され
    る組成物(A1)を収容する第1の区画と、請求項35に記
    載の方法において使用される組成物(B1)を収容する第
    2の区画とを含むことを特徴とする多区画染色具又はキ
    ット。
  38. 【請求項38】請求項36に記載の方法において使用され
    る組成物(A2)を収容する第1の区画と、請求項36に記
    載の方法において使用される組成物(B2)を収容する第
    2の区画とを含むことを特徴とする多区画染色具又はキ
    ット。
JP52111599A 1997-10-03 1998-09-28 ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法 Expired - Fee Related JP3491901B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR97/12355 1997-10-03
FR9712355A FR2769215B1 (fr) 1997-10-03 1997-10-03 Composition de teinture des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
PCT/FR1998/002073 WO1999017728A1 (fr) 1997-10-03 1998-09-28 Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000507985A JP2000507985A (ja) 2000-06-27
JP3491901B2 true JP3491901B2 (ja) 2004-02-03

Family

ID=9511801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52111599A Expired - Fee Related JP3491901B2 (ja) 1997-10-03 1998-09-28 ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法

Country Status (20)

Country Link
US (1) US6682572B2 (ja)
EP (1) EP0998258B1 (ja)
JP (1) JP3491901B2 (ja)
KR (1) KR100336670B1 (ja)
CN (1) CN1198570C (ja)
AR (1) AR012523A1 (ja)
AT (1) ATE238758T1 (ja)
AU (1) AU737852B2 (ja)
BR (1) BR9806172A (ja)
CA (1) CA2271986A1 (ja)
CZ (1) CZ207199A3 (ja)
DE (1) DE69814084T2 (ja)
ES (1) ES2198070T3 (ja)
FR (1) FR2769215B1 (ja)
HU (1) HUP0001206A3 (ja)
ID (1) ID22631A (ja)
NO (1) NO314654B1 (ja)
NZ (1) NZ335518A (ja)
RU (1) RU2166931C2 (ja)
WO (1) WO1999017728A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU1799800A (en) 1999-12-24 2001-07-09 Henkel Lion Cosmetics Co., Ltd. One-pack type post-foamable oxidation hair-dye compositions
AU2183702A (en) * 2000-11-20 2002-05-27 Henkel Kgaa Enzymatic coloring agents
EP2302389B1 (en) * 2002-05-09 2018-01-24 The University of Chicago Device and method for pressure-driven plug transport and reaction

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE626050A (ja) 1962-03-30
DE1492175A1 (de) 1965-07-07 1970-02-12 Schwarzkopf Gmbh Hans Verfahren zum Faerben von lebenden Haaren
US3907799A (en) 1971-08-16 1975-09-23 Icn Pharmaceuticals Xanthine oxidase inhibitors
DE2359399C3 (de) 1973-11-29 1979-01-25 Henkel Kgaa, 4000 Duesseldorf Haarfärbemittel
FR2586913B1 (fr) 1985-09-10 1990-08-03 Oreal Procede pour former in situ une composition constituee de deux parties conditionnees separement et ensemble distributeur pour la mise en oeuvre de ce procede
JPH0745385B2 (ja) * 1987-03-31 1995-05-17 協和醗酵工業株式会社 毛髪用化粧料組成物
DE3843892A1 (de) 1988-12-24 1990-06-28 Wella Ag Oxidationshaarfaerbemittel mit einem gehalt an diaminopyrazolderivaten und neue diaminopyrazolderivate
FR2664304B1 (fr) * 1990-07-05 1992-10-09 Oreal Procede de teinture des fibres keratiniques avec le 4-hydroxyindole a ph acide et compositions mises en óoeuvre.
FR2671722B1 (fr) * 1991-01-21 1993-04-16 Oreal Utilisation de derives indoliques a titre de coupleurs dans la teinture des fibres keratiniques.
DE4103292C2 (de) * 1991-02-04 1994-02-10 Goldwell Ag Haarfärbemittel
FR2678263B1 (fr) * 1991-06-26 1995-03-03 Oreal Meta-aminophenols, leur utilisation en tant que coupleurs pour la teinture d'oxydation des fibres keratiniques, compositions et procede de teinture.
DE4133957A1 (de) 1991-10-14 1993-04-15 Wella Ag Haarfaerbemittel mit einem gehalt an aminopyrazolderivaten sowie neue pyrazolderivate
DE4234887A1 (de) 1992-10-16 1994-04-21 Wella Ag Oxidationshaarfärbemittel mit einem Gehalt an 4,5-Diaminopyrazolderivaten sowie neue 4,5-Diaminopyrazolderivate und Verfahren zu ihrer Herstellung
DE4234885A1 (de) 1992-10-16 1994-04-21 Wella Ag Verfahren zur Herstellung von 4,5-Diaminopyrazol-Derivaten, deren Verwendung zum Färben von Haaren sowie neue Pyrazol-Derivate
EP0628559B1 (en) 1993-06-10 2002-04-03 Beiersdorf-Lilly GmbH Pyrimidine compounds and their use as pharmaceuticals
DE4440957A1 (de) 1994-11-17 1996-05-23 Henkel Kgaa Oxidationsfärbemittel
CA2150596A1 (en) * 1994-12-16 1996-06-17 Yoshio Tsujino Oxidation hair dye composition
FR2729564B1 (fr) * 1995-01-19 1997-02-28 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
FR2733749B1 (fr) 1995-05-05 1997-06-13 Oreal Compositions pour la teinture des fibres keratiniques contenant des diamino pyrazoles, procede de teinture, nouveaux diamino pyrazoles et leur procede de preparation
FR2739554B1 (fr) 1995-10-06 1998-01-16 Oreal Composition pour la teinture d'oxydation des fibres keratiniques comprenant de la 2-amino 3-hydroxy pyridine et une base d'oxydation, et procede de teinture
DE19539264C2 (de) 1995-10-21 1998-04-09 Goldwell Gmbh Haarfärbemittel
DE19543988A1 (de) 1995-11-25 1997-05-28 Wella Ag Oxidationshaarfärbemittel mit einem Gehalt an 3,4,5-Triaminopyrazolderivaten sowie neue 3,4,5-Triaminopyrazolderivate
DE19547991A1 (de) 1995-12-21 1997-06-26 Beiersdorf Ag Kosmetische und dermatologische Zubereitungen mit einem wirksamen Gehalt an Harnsäure und Uricase
GB9526711D0 (en) 1995-12-29 1996-02-28 Procter & Gamble Hair colouring composition
DE19610392A1 (de) * 1996-03-16 1997-09-18 Wella Ag Mittel und Verfahren zum oxidativen Färben von Keratinfasern
US6171347B1 (en) * 1996-11-16 2001-01-09 Wella Aktiengesellschaft Compositions, methods and kits for reductively removing color from dyed hair
JP3439067B2 (ja) * 1997-04-28 2003-08-25 ヘンケルライオンコスメティックス株式会社 安定に可溶化した尿酸と、水溶性高分子物質とを含有する水性化粧料組成物および水性化粧料組成物における尿酸の安定可溶化方法
JP3323109B2 (ja) * 1997-06-25 2002-09-09 ヘンケルライオンコスメティックス株式会社 安定に可溶化した尿酸と、両性界面活性剤とを含有する水性化粧料組成物および水性化粧料組成物における尿酸の安定可溶化方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0998258A1 (fr) 2000-05-10
FR2769215B1 (fr) 1999-12-24
CN1198570C (zh) 2005-04-27
WO1999017728A1 (fr) 1999-04-15
AU737852B2 (en) 2001-08-30
DE69814084T2 (de) 2004-04-08
NZ335518A (en) 2001-02-23
BR9806172A (pt) 1999-10-19
NO992644D0 (no) 1999-06-01
HUP0001206A3 (en) 2003-01-28
CA2271986A1 (fr) 1999-04-15
NO314654B1 (no) 2003-04-28
AU9353798A (en) 1999-04-27
KR100336670B1 (ko) 2002-05-13
ES2198070T3 (es) 2004-01-16
RU2166931C2 (ru) 2001-05-20
US6682572B2 (en) 2004-01-27
US20020184716A9 (en) 2002-12-12
CN1242699A (zh) 2000-01-26
CZ207199A3 (cs) 1999-11-17
US20020013971A1 (en) 2002-02-07
EP0998258B1 (fr) 2003-05-02
AR012523A1 (es) 2000-10-18
JP2000507985A (ja) 2000-06-27
HUP0001206A2 (hu) 2000-09-28
ID22631A (id) 1999-12-02
KR20000069228A (ko) 2000-11-25
ATE238758T1 (de) 2003-05-15
NO992644L (no) 1999-06-28
FR2769215A1 (fr) 1999-04-09
DE69814084D1 (de) 2003-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3643861B2 (ja) 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途
JP2001031538A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法
JP3675490B2 (ja) 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途
US20040040098A1 (en) Compositions for the oxidation dyeing of keratin fibers and dyeing processes using these compositions
JP3814304B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
KR100336673B1 (ko) 케라틴 섬유용 산화 염색 조성물 및 상기 조성물을 사용한 염색 방법
US6783559B2 (en) Composition for the oxidation dyeing of keratin fibres and dyeing process using this composition
JP3491900B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP3451096B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP3439224B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP3439223B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP3491901B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
US6419710B1 (en) Composition for the oxidation dyeing of keratin fibers and dyeing process using this composition
KR20000069234A (ko) 산화 조성물 및 케라틴 섬유의 염색, 영구적 재성형 및 표백을위한 용도

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees