JP3490660B2 - 適合性が選択可能なコネクタジャック - Google Patents

適合性が選択可能なコネクタジャック

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JP3490660B2 JP2000113920A JP2000113920A JP3490660B2 JP 3490660 B2 JP3490660 B2 JP 3490660B2 JP 2000113920 A JP2000113920 A JP 2000113920A JP 2000113920 A JP2000113920 A JP 2000113920A JP 3490660 B2 JP3490660 B2 JP 3490660B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気コネクタに関
し、特に、電気通信設備に使用される種類のモジュラー
コネクタジャックに関する。
【０００２】電気通信設備は、例えば、ローカルネット
ワーク配線などのその電気通信設備内の電気回路間を容
易に接続・切断可能とするような電気プラグや電気ジャ
ックの設計により恩恵を受けてきた。そのようなプラグ
やジャックは、電話設備に関連して特に普及しており、
電話設備において最初に使用されたが、最近では、電話
回線に接続される多様な周辺機器に関連して使用されて
いる。現在使用されているモジュラープラグやモジュラ
ージャックは、その性能使用に関する限り、そしてま
た、一定の重要な寸法および構造上の特徴に関する限
り、標準化されている。
【０００３】これらの装置の使用はさらに広がってお
り、新しい住宅やその他の建造物においては、多様な部
屋やその他の有利な場所全体にジャックが配置されると
共に配線が施されており、通信設備に適応するようにな
っている。そのような接続が多数必要な場所において
は、通信クロゼットなどの中央位置まで配線を施すこと
が一般的に実施されており、そのような中央位置におい
て、一般的に、ジャックはパッチパネルに取り付けられ
ている。このような装置は、例えば、米国特許第５，０
９６，４３９号（Ｊ．Ｒ．Ａｒｎｅｔｔ）に示されてい
る。多くの設備においては、ジャックがコンパクトであ
ることが望ましいため、この目的を達成するために、多
数のジャックが設計されている。米国特許第５，０９
６，４４２号（Ｊ．Ｒ．Ａｒｎｅｔｔ）においては、そ
のようなコンパクトなジャックとプラグを含む一つの装
置が示されている。
【０００４】この米国特許に示されているコンパクトな
電気コネクタは、スプリングブロックに取り付けられた
金属リードフレームを含む。このリードフレームは、幾
つかの平面状の細長い導体を有しており、各導体は、そ
の一端でスプリングコンタクトに終端し、その他端で絶
縁置換コネクタに終端する。絶縁置換コネクタは、スプ
リングブロックの対向する側壁の周囲に巻き付けられ
て、コンパクト化を実現しており、スプリングコンタク
トは、スプリングブロックの前面の周囲に巻き付けられ
て、ジャックフレーム内に挿入される。スプリングブロ
ックの前面は、舌状の突起を含み、この突起は、ジャッ
クフレームの一端に挿入されてジャックフレームとのイ
ンターロックを実現する。デジタルデータ伝送において
要求されているように、周辺機器の数が増大し続けてい
るだけでなく、それに付随して動作周波数についても増
大し続けているため、前述した米国特許第５，０９６，
４４２号（Ｊ．Ｒ．Ａｒｎｅｔｔ）に示されているよう
なコネクタアセンブリは、大きな商業的成功を納めてい
るものの、より高い周波数範囲においては十分に機能で
きない。そのようなプラグとジャックの有用性は、部品
内のクロストークによって損なわれ、特に、プラグにお
いては、周波数の増大に伴い、クロストークの影響は大
きくなる。
【０００５】プラグ内のクロストークをなくすかあるい
は補償するためにジャックに静電容量を付加するなど
の、クロストークを最小化するコネクタあるいは回路全
体に補償クロストークを付加するコネクタによって、ク
ロストークによる影響を全体的に低減するために、非常
に多くの装置が提案されている。米国特許第５，１８
６，６４７号（Ｗ．Ｊ．Ｄｅｎｋｍａｎｎ ｅｔ ａ
ｌ．）においては、高周波信号を送るための電気コネク
タが示されている。このコネクタにおいて、入力端子と
出力端子は、誘電体スプリングブロック上に取り付けら
れた一対の金属製リードフレームによって相互接続され
ている。リードフレームは、互いにほぼ同一であり、そ
の各々が幾つかの平面状の細長い導体を有しているが、
その一端でスプリングコンタクトに終端し、その他端で
絶縁置換コネクタに終端する。導体は概して平行で、互
いに近接しているが、一つのフレームの３個の導体は、
クロスオーバー領域で他のフレームの３個の導体と重な
るように配置されている。その結果、クロスオーバーに
よって生じる極性の逆転により、その数個の導体間にお
けるクロストークが低減される。
【０００６】それにも関わらず、広範な応用において
は、さらにクロストークを低減した電気コネクタが要求
される。特に、データ流の速度は、今日の技術において
連続的に増大しているが、導線部分を実質的に電磁波を
送受信するアンテナ化し、それによって異なる導線対を
実質的に結合し、（クロストークを生じ）、それによっ
て信号対雑音比を低減し、エラー率を増大させる。クロ
ストーク全体を実質的になくすかあるいは少なくとも低
減し、しかも、広い周波数範囲に亘って有用なコネクタ
が強く要望されている。広範な周波数での使用を可能に
するために、コネクタの構成部品の少なくとも幾つか
は、低性能カテゴリーと高性能カテゴリーの両方のコネ
クタ部品と互換可能であることが望ましい。
【０００７】本発明者であるＪ．Ｒ．Ａｒｎｅｔｔによ
る前述した関連出願は、選択可能な互換性コネクタ、プ
ラグ、およびジャックを取り扱っており、そこにおい
て、プラグとジャックのコネクタアセンブリは、高性能
コネクタとして動作するように設計されているが、クロ
ストーク性能や伝送損失特性を変化させるために低性能
コネクタの部品として使用される場合には、接続回路に
自動的に静電容量を誘導する。用語「高」と「低」は、
技術用語であり、幾つかのコネクタパラメータに関連
し、そのようなパラメータの主なものはクロストークで
あるが、この点については後で詳述する。最適な性能を
得るために、プラグとジャックは、所望の周波数範囲で
一緒に動作することが望ましい。したがって、低性能ジ
ャックは低性能プラグと共に動作すべきであり、高性能
ジャックは高性能プラグと共に動作すべきである。
【０００８】より詳細に説明すれば、それらの関連出願
で示されているプラグには、プリント配線基板が取り付
けられており、このプリント配線基板は、一対のガイド
スロットによって長軸方向に移動可能になっている。プ
リント配線基板（ＰＷＢ）の一方の表面には、複数の容
量性接触パッドが間隔を空けて配置されており、その数
は、容量を付加しようとするリードの数によって決ま
る。プラグ内の導線リードは、通常の場合はプラグのノ
ーズの周囲に巻き付けられているが、接触部を有する。
この接触部は、ＰＷＢの表面を押圧し、かつ、その第２
の部分でＰＷＢの容量性接触パッドを押圧し、あるい
は、その第１の部分でＰＷＢの非導電表面を単純に押圧
する。
【０００９】プラグはさらに、スプリング部材を含む。
このスプリング部材は、ＰＷＢのプラグノーズから離れ
た端部を押圧し、ＰＷＢを第１の非容量導入位置に付勢
するように機能する。ＰＷＢに取り付けられたスタンド
オフのような作動手段は、プラグが挿入された際に低性
能部品であるジャックの一部と係合し、それによって、
ＰＷＢを容量導入位置に移動させ、回路内に静電容量を
導入してクロストークを補償し、低性能モードにおける
伝送損失特性を変更する。したがって、高性能プラグ
は、低性能ジャックと共に使用可能である。
【００１０】これらの関連出願の高性能コネクタの第２
の部品は、ジャックであり、このジャックには、一対の
ガイドスロットによって長軸方向に可動のＰＷＢが取り
付けられている。前述したプラグと同様に、ＰＷＢの一
方の表面には、複数の容量性接触パッドが間隔を空けて
配置されており、その数は、容量を付加しようとするリ
ードの数によって決まる。ジャック内の導線リードは、
接触部を有する。この接触部は、ＰＷＢの表面を押圧
し、かつ、その第２の部分でＰＷＢの容量性接触パッド
を押圧し、あるいは、その第１の部分でＰＷＢの非導電
表面を単純に押圧する。ＰＷＢは、前述したように、ジ
ャックに対して、特に、その導線リードに対して移動可
能であるが、ジャックハウジング内のスプリング部材に
よって、高性能ジャックの所望の位置であるところの、
第１のあるいは非容量導入位置に付勢される。
【００１１】ＰＷＢには、作動スタンドオフが取り付け
られている。この作動スタンドオフは、後述するよう
に、低性能プラグのノーズ部分によって押されてＰＷＢ
を第２の位置に移動させ、それによつて、コネクタ回路
に静電容量を導入する。ジャックには、第１および第２
のスロットが間隔を空けて設けられており、これらのス
ロットによって、高性能プラグのスタンドオフを収容
し、それによって、そのスタンドオフがプラグ内のＰＷ
Ｂを作動させることを防止する。同様に、プラグには、
そのハウジングの側面に凹部が設けられており、この凹
部によって、ジャックのＰＷＢのスタンドオフにクリア
ランスを与え、それによって、高性能プラグがジャック
のＰＷＢを作動させることを防止する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】上述した関連出願のプ
ラグとジャックは、その各々が可動のプリント配線基板
を有するという特徴を有するものである。しかしなが
ら、コスト面で望ましくない場合には、選択可能な別の
互換性電気コネクタアセンブリを実現する必要がある。
したがって、本発明の目的は、静止したプリント配線基
板を有するプラグとジャックを含む、選択可能な互換性
電気コネクタアセンブリを低コストで提供することであ
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例によれ
ば、本発明の電気的コネクタジャックは、高性能のプラ
グとともに使用される高性能の損失特性を有し、一方低
性能のプラグと使用される場合にも、自動的に特性が調
整できるようなものである。本発明の一実施例によれば
本発明のジャックは、接続回路にキャパシタンスを自動
的に導入して、ジャックのクロストーク性能および伝送
特性を変える。
【００１４】本発明のジャックは、高性能のコネクタ組
立体の素子を有する。本発明のジャックは、表面上にキ
ャパシタンスのパッドを搭載し、そこに固定したプリン
ト配線基板を有する。
【００１５】他の回路素子をそれに加えて、あるいは上
記のプリント回路基板に代えて用いることができる。本
発明のジャック内には、回路素子の上に（あるいはジャ
ックの方向によっては下に）複数の導電性相互接続用リ
ード線が配置される。
【００１６】ジャック内のワイヤリード線は、キャパシ
タンスパッドと接触しないように構成されるが、高性能
のプラグと係合する位置にあるときは、アクチュエータ
のスタンドオフを有する絶縁材料性の可動スペーサ部材
によりキャパシタンスパッドに強制的に接触することが
できる。高性能のプラグと係合するときには、このスペ
ーサ部材は、プラグが挿入されると後方に押され、それ
によりワイヤリード線をキャパシタンスパッドと接触さ
せる。
【００１７】高性能のコネクタにおいては、高性能プラ
グは、間隙スロットあるいは凹部を有し、プラグがスタ
ンドオフに係合するのを阻止し、そしてスペーサ部材が
高性能位置にとどまるようにしている。ワイヤリード線
の特有の柔軟性、およびその特有な形状により、ワイヤ
リード線はプリント配線基板とは接触せず、そしてスペ
ーサ部材により係合するまではワイヤリード線はプリン
ト配線基板およびそのキャパシタンスパッドには接触し
ない。
【００１８】本発明のジャックとプラグの構造により、
それらが一緒に用いられた場合には、それらは高性能の
接続を構成し、そして低性能の接続における使用にも容
易に適合できる。
【００１９】
【発明の実施の形態】図１は、前述した米国特許第５，
０９６，４４２号（Ｊ．Ｒ．Ａｒｎｅｔｔ）において示
されているような、従来技術のウォールプレート１１を
示す図であり、このウォールプレートは、開口部１２を
有しており、この開口部１２は、６個までのモジュラー
ジャック１３を収容する。その米国特許において示され
ているように、モジュラージャック１３は、ジャックフ
レーム１４とコネクタ１６を有している。図２に示すよ
うに、コネクタ１６は、スプリングブロック１７とカバ
ー１８を有する。スプリングブロック１７には、導線フ
レーム１９が取り付けられており、そのリードは、スプ
リングブロック１７のノーズ２１の周囲に湾曲して、角
度をなすように垂れ下がっており、複数のスプリングコ
ンタクト２２を形成している。スプリングコンタクト２
２は、プラグ２４がジャックフレーム１４の開口部２６
に挿入されてトリガー手段であるラッチアーム２５によ
ってロックされた場合に、プラグ２４の接触部材２３と
係合するようになっている。
【００２０】接触部材２３は、ケーブル７中の個々の導
線とそれぞれ接続されており、スプリングコンタクト２
２は、図示していないケーブルの一部あるいは図示して
いない個々の装置へのリードとなる個々の導線にそれぞ
れ接続されている。プラグ２４とジャック１３は、特定
の応用に応じて、例えば、４本あるいは８本等の所定数
の導線との接続を形成する。図２においては、導線フレ
ーム１９が、８本の導線を有し、したがって、８個のス
プリングコンタクト２２を有するものとして示されてい
る。これに対して、プラグ２４は、４個の接触部材２３
のみを有するものとして示されている。なお、図２は、
コネクタの接続状態を示すものではなく、コネクタモジ
ュールの多様な部品の関係を示すものである。
【００２１】図１および図２に示すような構成は、前述
したように、近端クロストーク（ＮＥＸＴ）性能を向上
するために、あるいは、使用における接続・切断の操作
を容易にするために、これまで、多くの方法で変形され
ている。そのような全ての場合において、装置の実際の
接続・切断操作は、プラグやジャックがどんな理由で拡
張変形された場合であっても、基本的には同じである。
すなわち、どんな場合でも、装置は工業標準を満足しな
ければならない。
【００２２】本発明は、動作の性能範囲を拡張しながら
しかも、工業標準に応ずるようなコネクタ装置を提供す
るものである。本発明のプラグとジャックは、既存のプ
ラグおよびジャックとの互換性を有しており、プラグあ
るいはジャックのいずれかが既存の従来技術のジャック
やプラグと共に使用されることを検知した場合に、回路
内に静電容量を自動的に導入する。したがって、本発明
のプラグとジャックは、「後方互換性」を示す。
【００２３】図３においては、電気通信工業協会（Tele
communications Industry Association）によって公表
されているところの、異なる周波数において、異なる性
能標準のコネクタに対する工業標準の許容ＮＥＸＴ損失
条件（ＡＮＳＩ／ＴＩＡ／ＥＩＡ ５６８−Ａ）を示す
表である。この表においては、全ての場合において、負
の値であり、最悪対のＮＥＸＴ損失を表現するｄＢ値が
与えられている。１６ＭＨｚにおいて、低性能コネクタ
（カテゴリー３）に対する許容損失は３４ｄＢであるの
に対し、高性能コネクタ（カテゴリー５）に対する許容
損失は５６ｄＢと、より高い性能値が示されている。現
在、より高いカテゴリーのコネクタに対して新たな標準
が決められつつある。本発明は、そのようなより高いカ
テゴリーのコネクタについて、用語「高性能」を使用す
るものである。
【００２４】「後方互換性」は、従来技術において探求
されており、それを達成するための提案が存在してい
る。国際電気標準会議（International Electrotechnic
al Commission）発行の研究論文「Connectors With Acc
essed Quality For Use In D.C., Low Frequency Analo
gue, And In Digital High Speed Data Applications,I
EC 61076-X-Y」においては、プラグとジャックの間の互
換性を達成するための幾つかの構成が示されている。そ
れらの構成において、ジャックとプラグの大半は、手動
と自動に関わらず、２つの異なる導線スキームの間の切
換に依存している。これに対して、本発明においては、
後述するように、コネクタシステムの部品からの静電容
量あるいはその他の電流要素の導入あるいは除去に依存
している。
【００２５】（互換性コネクタアセンブリ） 図４においては、本発明によるコネクタアセンブリ３１
が示されている。このコネクタアセンブリ３１は、スプ
リングブロックアセンブリ３３とジャックフレーム３４
を備えたジャック３２と、プラグ３６を有する。プラグ
３６は、高性能、すなわち、高速データ動作において使
用するために、ケーブル等の導線３５に接続されている
が、低性能、すなわち、低周波のアナログ動作における
使用には自動的に適合する。ジャック３２とプラグ３６
の両方は、前述した新たなパラメトリック標準条件を予
想した高性能動作を行うために構成され、配線されてお
り、低クロストーク動作を示す。
【００２６】後でより明瞭に説明するように、プラグ３
６には、複数の容量性接触パッドを有する静止したプリ
ント回路基板、および作動手段（図４には図示せず）が
取り付けられている。作動手段は、低性能ジャックの一
部に係合し、導体を移動させて容量性接触パッドに接触
させ、それらを配線回路内に導入するように機能する。
ジャック３２もまた、静止したプリント配線基板（ＰＷ
Ｂ）３７とアクチュエータ３８を有しており、このアク
チュエータ３８は、ジャックの開口部２６に挿入された
場合に、低性能プラグの一部に係合し、導体を移動させ
てプリント配線基板（ＰＷＢ）に接触させ、配線回路内
に静電容量を導入するように機能する。ＰＷＢは、静電
容量ソースを有する２以上の表面を有することも可能で
あり、その少なくとも一つの表面に回路部品を有する積
層構成とすることも可能である。
【００２７】プラグ３６は、第１および第２の凹部であ
るノッチ３９を有する。ノッチ３９は、プラグ３６がア
クチュエータ３７に接触することなく開口部２６内に挿
入できるような寸法に設定されている。ジャック３２
は、プラグ３６のＰＷＢ用のアクチュエータをジャック
３２の前面に接触させることなしに、ジャック３２内に
通すことができるような寸法に設定されたクリアランス
用のノッチ４１を有する。そのため、ジャック３２とプ
ラグ３６が高性能（提案されているカテゴリー６）接続
を形成する場合には、ＰＷＢが回路内に導入されること
はなく、したがって、付加的な静電容量が導入されるこ
とはない。その一方で、ジャック３２が低性能プラグを
収容する場合には、アクチュエータ３８は強制的に後方
に動かされ、後述するように、静電容量が導入される。
また、プラグ３６が低性能ジャック内に挿入される場合
には、そのアクチュエータは、その内部の導体を静電容
量導入位置に移動させる。
【００２８】プラグ３６とジャック３２の両方におい
て、その中の導体を静止したプリント配線基板の容量性
パッドあるいは他の回路要素と接触させるアクチュエー
タは、本発明のプラグあるいはジャックと係合する低性
能のジャックやプラグの存在のみに応答する。プラグと
ジャックの両方が、本発明にしたがって、すなわち、共
に高性能に構成された場合、その係合がアクチュエータ
を作動させることはなく、その各々はアクチュエータ用
のクリアランスを有しており、したがって、プラグとジ
ャック内の導体は、ＰＷＢと接触するように動かされる
ことも押圧されることもない。
【００２９】その一方で、本発明のプラグやジャックの
いずれかが、低性能のジャックあるいはプラグと係合し
た場合には、その低性能部品はアクチュエータを作動さ
せ、その結果、アクチュエータは導体を押圧してプリン
ト配線基板と接触させる。この場合に、本発明の高性能
のプラグあるいはジャックのいずれかは、低性能部品と
なり、それと係合した部品に適合する。
【００３０】（プラグ）図５においては、本発明による
プラグ３６の好ましい実施の形態が示されている。プラ
グ３６は、ほぼ中空のプラグ本体部５１を有しており、
このプラグ本体部５１は、複数の接触部材２３を備えた
ノーズすなわちコネクタ端部と、ケーブル接続端部を有
する。この図において、ケーブル接続端部については、
３本の入力用の導線３５に接続されている点のみが示さ
れている。導線３５は、ケーブル、あるいは、４本、６
本、８本、１２本、あるいはそれ以上の導線が接続され
るあらゆる部材を表現するものである。前述したよう
に、コネクタ端部は、第１および第２の凹部であるノッ
チ３９を有しており、これらのノッチ３９は、たとえプ
ラグ３６がジャック３２内に十分に挿入された場合であ
っても、ジャック３２のアクチュエータ３８にクリアラ
ンスを与える。
【００３１】プラグ本体部５１内には、プリント配線基
板（ＰＷＢ）５２が取り付けられており、図示していな
い適当な手段によってプラグ本体部５１内に固定されて
いる。例えば、ＰＷＢ５２は、所定の場所に接着されて
いるか、あるいは、プラグ本体部５１内の（図示してい
ない）チャネル内に挿入されて接着されている。ＰＷＢ
５２は、接触部材２３ の真下に配列された複数の容量
性パッド５３を有するものとして示されている。容量性
パッド５３（好ましくは金メッキされた）が示されてい
るが、本発明の原理は、他の種類のクロストークの削減
を果たすために、ＰＷＢ５２上のより複雑な回路要素に
も拡張可能である。
【００３２】図６の（Ａ）と（Ｂ）に示すように、接触
部材２３は、好ましくはブレード５４の形状である。各
ブレード５４は、末端部５６を備えており、この末端部
５６には、絶縁された導線３５の各々に電気接触するた
めの絶縁貫通用の歯５５が設けられている。コネクタ端
部において、ブレード５４は、図示するように、Ｕ字状
の外形を有しており、接触部材２３を形成しており、そ
の各々は、接触湾曲部５８が形成された端部５７を有す
る。図５に示すように、ボタン５９などの、第１および
第２の非導電性作動部材は、プラグ本体部５１の上部の
スロット６１内に配置されており、その上部から上方に
突出している。ボタン５９の底部６２は、丸くされてブ
レード５４の上部を押圧し、好ましくは、非導電性の作
動バー６３によって結合されており、この作動バー６３
は、図５中に破線で示すように、ブレード５４の上部を
押圧する。各ボタン５９は、そのボタンがプラグ本体部
５１から外れることを防止するためのフランジ６４を有
する。
【００３３】図６の（Ａ）と（Ｂ）は、高性能構成と低
性能構成をそれぞれ示しているが、この図６に示すよう
に、ブレード５４の弾性は、そのブレードをスプリング
として作用させ、図６の（Ａ）に示すような位置にボタ
ンを保持する。しかしながら、プラグ３６が低性能ジャ
ックに挿入された場合には、図６の（Ｂ）中に破線で示
すように、ボタン５９は、ジャックによって下方にカム
駆動され、ブレード５４が押圧されて、それらの接触湾
曲部５８がＰＷＢ５２の回路要素、例えば、容量性パッ
ド５３と接触し、それによって、プラグ３６を低性能プ
ラグに変える。プラグ３６がジャックから取り外された
場合には、ブレード５４は、弾性によって復元し、図６
の（Ａ）に示すような外形を生成する。
【００３４】図５、図６の（Ａ）と（Ｂ）に示すような
プラグ３６は、本発明の原理による好ましい実施の形態
を示している。しかしながら、本発明の原理を具体化す
るために、他の多様な構成を用いることが可能である。
例えば、図７の（Ａ）と（Ｂ）においては、図５、図６
の（Ａ）と（Ｂ）の構成の変形例が示されており、同様
の目的を達成している。簡略化するために、類似の部分
については同じ参照符号を付している。
【００３５】図７の（Ａ）と（Ｂ）に示すように、図５
のボタン５９に代えて、ほぼＬ字状のトグル６６が使用
されている。トグル６６は、プラグ本体部５１に回転可
能に取り付けられたバーあるいはロッド６７によって回
転可能である。トグル６６の低い側のリムは、図５中の
作動バー６３と同様に破線で示された作動バー６８によ
って、一体的に結合されている。図７の（Ａ）に示すよ
うな、高性能構成においては、ブレードのスプリング圧
は、トグルを回転させ、接触湾曲部５８をＰＷＢ５２と
接触しない位置に維持する。図７の（Ｂ）中に破線で示
すように、プラグ３６が低性能ジャックに挿入された場
合には、ジャックがトグル６６を回転させてブレード５
４を下方に強制的に移動させ、各ブレードの接触湾曲部
５８は、ＰＷＢ上の回路要素と強制的に接触させられ、
それによって、プラグ３６を低性能プラグに変える。
【００３６】図８の（Ａ）と（Ｂ）においては、本発明
による他の実施の形態が示されている。この形態におい
ては、トグル６６やボタン５９が不要となっており、そ
の代わりにブレード５４に付加的な湾曲部６９が設けら
れている。図８の（Ａ）に示すように、湾曲部６９は、
少なくとも、配列の各端部のブレード５４をプラグ３６
の上面の上方に延設させる。図８の（Ａ）のプラグが、
破線で示すように、低性能ジャックに挿入された場合に
は、２つの端部ブレードは、図８の（Ｂ）に示すように
下方に強制的に移動させられて、接触湾曲部５８をＰＷ
Ｂ５２と接触させる。
【００３７】残りのブレードは、図８の（Ａ）と（Ｂ）
において符号７１で示されているが、非導電性の作動バ
ー７２によって下方に強制的に移動させられる。作動バ
ー７２は、各端部にローブ７３を有しており、ローブ７
３は、２つの端部ブレードに接続されている。スロット
６１は、必要に応じて、十分なクリアランスを保証する
ために、プラグ本体部５１の上部壁を横切って伸びるよ
うに形成可能である。ブレード５４の湾曲部６９は、図
８の（Ｂ）に示すように、ユーザを電圧にさらし、した
がって、Ｍｙｌａｒテープなどで絶縁被覆を施すことが
好ましい。
【００３８】前述したように、図５に示すような選択可
能な互換性プラグ３６は、一緒に使用されるジャックの
種類（高性能あるいは低性能）を自動的に調整する。し
たがって、高性能ジャックの出現により、例えば、図５
に示すような、唯一のプラグ構成が必要である。なぜな
ら、本発明のプラグ３６は、低性能ジャックあるいは高
性能ジャックと共に十分に動作し、材料コストを削減
し、さらに、設置作業者の手間、例えば異なる種類のプ
ラグを運ぶ手間などを不要にする。
【００３９】（ジャック）図９は、本発明によるジャッ
ク３２の好ましい実施の形態を示す分解斜視図である。
この図においては、本発明の構成に含まれる部品のみが
単純に示されている。したがって、ジャックフレーム３
４のみが示されているが、ジャックの他の要素（少なく
とも部分的には、特定の用途に依存するが）もまた含ま
れる。すなわち、前述した米国特許第５，０９６，４４
２号（Ｊ．Ｒ．Ａｒｎｅｔｔ）の開示は、ジャックの基
本的な部品を示すものとして、以下の説明中で引用す
る。
【００４０】図９に示すように、ジャックフレーム３４
は、図４中のジャックフレーム３４とほぼ同じであり、
そのコネクタ端部の前面８５には、プラグを収容する開
口部２６が設けられている。開口部２６は、一対のクリ
アランスノッチ４１を有しており、これらのクリアラン
スノッチ４１は、プラグ３６の作動部材５９、６６、６
９に対してクリアランスを提供する。図示されているよ
うに、ジャックフレーム３４は少なくとも部分的に中空
であり、後部８６を有する。開口部２６はまた、ラッチ
アーム２５を収容するためのノッチ８７を有する。
【００４１】ジャックフレーム３４の内部における前方
には、バースプリング７４が設けられており、このバー
スプリング７４は、図中破線で示すように、ジャックフ
レーム３４を横切るように伸びており、その両端部に固
定されている。スプリングコンタクト２２は、従来技術
において周知の幾つかの構成の一つによってジャックフ
レーム３４内に取り付けられているが、リードフレーム
の接触端部であり、そのリードフレームの他端は、例え
ば、絶縁置換コネクタ（ＩＤＳ）７６で終端している。
図９のＩＤＳ７６は、例示的に示されているだけであ
り、絶縁置換タイプ以外の各種の接続が考えられる。
【００４２】細長いリード７７は、スプリングコンタク
ト２２をＩＤＳ７６に接続する。図９に示すように、各
リード７７は、Ｓ字状の湾曲部を有しており、このＳ字
状の湾曲部は、第１の湾曲部７８と第２の逆湾曲部７９
を有する。図１０は、図９の装置の一部を反転して示す
詳細図である。ジャックフレーム３４の高性能構成にお
いて、第２の湾曲部７９は、プリント配線基板（ＰＷ
Ｂ）３７とその表面８１の回路要素には接触しない。プ
リント配線基板（ＰＷＢ）３７は、静止位置に固定する
ための適当な方法でジャックフレーム３４内に取り付け
られ、図９および図１０に示すような方向および位置で
配置されており、それによって、容量性パッド８２（あ
るいは他の回路要素）が、図９に示すように、第２の湾
曲部７９の真下に配置され、あるいは、図１０に示すよ
うに、真上に配置される。
【００４３】適当な絶縁あるいは非導電材料からなるス
ペーサ８３は、ジャックフレーム３４内に可動に取り付
けられており、その片側には、スプリング係合アーム８
４が設けられており、スプリング係合アーム８４は、そ
の末端部に係合フック８８を有する。図１０中に破線で
示すように、アクチュエータ３８は、スペーサ８３から
伸びるように設けられ、低性能プラグと係合するように
配置されている。これに対して、本発明の高性能プラグ
３６は、その両側の第１および第２の凹部であるノッチ
３９がアクチュエータ３８と係合しないため、作動部材
であるスペーサ８３は、静止状態を維持し、係合フック
８８と係合しているバースプリング７４によって非ＰＷ
Ｂ係合位置に保持される。
【００４４】低性能プラグが図１０に示すようなジャッ
クフレーム３４内に挿入された場合には、図１０に示す
ように、低性能プラグは、アクチュエータ３８と係合し
て、スペーサ８３を後方に強制的に移動させ、スペーサ
８３に第１の湾曲部７８を押圧させ、それによって第２
の湾曲部７９をＰＷＢ３７上の回路要素と係合させる。
スペーサ８３は、バースプリング７４の付勢力に逆らっ
て後方に移動し、図１０中に示すプラグのラッチアーム
２５は、所定の位置にロックされ、バースプリング７４
は、スペーサ８３を非ＰＷＢ係合位置に付勢できなくな
る。一方、低性能プラグが取り外された場合には、バー
スプリング７４は、スペーサ８３を非ＰＷＢ係合位置、
すなわち、高性能位置に復帰させる。
【００４５】幾つかの回路構成においては、容量性パッ
ドあるいは他の回路要素が、非作動位置でリード７７と
接触することが望ましく、また、プラグがジャック内に
挿入された場合には、そのような接触を解除する位置に
移動することが望ましい。本発明の原理は、そのような
構成にも同様に適用可能である。いずれの場合にも、本
発明のプラグとジャックは、低性能ジャックあるいはプ
ラグとの個別の使用に適しているが、一緒に使用される
場合には、ジャック性能接続を構成する。
【００４６】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、当業者であれば、他にも本発明の範囲
内で多種多様な変形例が実施可能であり、それらはいず
れも本発明に包含されるものである。
【００４７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
静止したプリント配線基板を有するプラグとジャックを
含む、選択可能な互換性電気コネクタアセンブリを低コ
ストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来技術のウォールプレートを、プラグとジャ
ックを有する標準型コネクタと共に示す斜視図である。
【図２】図１のジャックの詳細を示す分解斜視図であ
る。
【図３】接続機器における近端クロストーク（ＮＥＸ
Ｔ）用の工業標準を示す表である。
【図４】本発明の唯一のプラグと唯一のジャックを示す
斜視図である。
【図５】本発明の原理を具現化するプラグを示す斜視図
であり、部分的な破断部分を含む。
【図６】（Ａ）は図５のプラグの高性能構成を示す部分
縦断面図であり、（Ｂ）は図５のプラグの低性能構成を
示す部分縦断面図である。
【図７】（Ａ）は図５のプラグとは異なる作動装置を有
するプラグの高性能構成を示す部分縦断面図であり、
（Ｂ）は（Ａ）のプラグの低性能構成を示す部分縦断面
図である。
【図８】（Ａ）は図５のプラグとは異なる作動装置を有
する別のプラグの高性能構成を示す部分縦断面図であ
り、（Ｂ）は（Ａ）のプラグの低性能構成を示す部分縦
断面図である。
【図９】本発明のジャックを示す分解斜視図である。
【図１０】図９のジャックの詳細を示す反転図である。
【符号の説明】
１１…ウォールプレート １２…開口部 １３…モジュラージャック １４…ジャックフレーム １６…コネクタ １７…スプリングブロック １８…カバー １９…導線フレーム ２２…スプリングコンタクト ２３…接触部材 ２４…プラグ ２５…ラッチアーム ２６…開口部 ３１…コネクタアセンブリ ３２…ジャック ３３…スプリングロックアセンブリ ３４…ジャックフレーム ３５…導線 ３６…プラグ ３７…プリント配線基板（ＰＷＢ） ３８…アクチュエータ ３９…ノッチ ４１…ノッチ ５１…プラグ本体部 ５２…プリント配線基板（ＰＷＢ） ５３…容量性パッド ５４…ブレード ５５…歯 ５６…末端部 ５７…端部 ５８…接触湾曲部 ５９…ボタン ６１…スロット ６２…底部 ６３…作動バー ６４…フランジ ６６…トグル ６７…ロッド ６８…作動バー ６９…湾曲部 ７１…ブレード ７２…作動バー ７３…ローブ ７４…バースプリング ７６…絶縁置換コネクタ（ＩＤＳ） ７７…リード ７８…第１の湾曲部 ７９…第２の逆湾曲部 ８１…表面 ８２…容量性パッド ８３…スペーサ ８４…スプリング係合アーム ８５…前面 ８６…後部 ８７…ノッチ ８８…係合フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−54740（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−196226（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−275142（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−192668（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−123086（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−20690（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−177477（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 23/02 H01R 13/703 H04M 1/02 H01R 107:00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 コネクタプラグを収納する開口を有する
    フロントフェースと後部部分とを有する、一部が中空の
    ハウジング部材と、 前記後部部分から前記開口方向に延在する複数のスプリ
    ング接触リード線と、 前記ハウジング内に配置され、ハウジングに取り付けら
    れ、 回路素子をその上に有する第１表面を有する回路
    部材と、 前記スプリング接触リード線の少なくとも一部を前記回
    路素子に接触させるよう移動させるアクチュエータスペ
    ーサ部材とを有し、 前記スプリング接触リード線は、前記回路部材の前記表
    面から離間していることを特徴とする適合性が選択可能
    なコネクタジャック。
  2. 【請求項２】 前記少なくとも一部のスプリング接触リ
    ード線は、回路素子に接触する第１曲げ部分を有するこ
    とを特徴とする請求項１記載のコネクタジャック。
  3. 【請求項３】 前記少なくとも一部のスプリング接触リ
    ード線は、前記スペーサ部材を活性化することにより係
    合する第２曲げ部分を有することを特徴とする請求項２
    記載のコネクタジャック。
  4. 【請求項４】 前記スペーサ部材は、低性能のプラグを
    前記コネクタジャックに導入すると、前記第２曲げ部分
    と係合するように移動することを特徴とする請求項３記
    載のコネクタジャック。
  5. 【請求項５】 前記スペーサ部材を前記第２曲げ部分と
    係合がはずれるような位置に戻すスプリング部材をさら
    に有することを特徴とする請求項４記載のコネクタジャ
    ック。
  6. 【請求項６】 前記スプリング部材は、前記ジャックを
    横切る方向に延び、その中にある棒状スプリングである
    ことを特徴とする請求項５記載のコネクタジャック。
  7. 【請求項７】 前記スペーサ部材は、前記スプリング部
    材に係合する係合部材を有することを特徴とする請求項
    ６記載のコネクタジャック。
  8. 【請求項８】 前記係合部材は、前記スペーサ部材から
    前記ジャックの内部フロント方向に延在する第１と第２
    の係合アームであり、各係合アームは先端部を有するこ
    とを特徴とする請求項７記載のコネクタジャック。
  9. 【請求項９】 前記各先端部は、前記棒状スプリングに
    係合するスプリング係合フックを有することを特徴とす
    る請求項８記載のコネクタジャック。
  10. 【請求項１０】 （Ａ）フロントフェースと後部部分と
    を有する、一部が中空のハウジング部材と、 前記フロントフェースは、コネクタプラグを収納する開
    口と、高性能コネクタプラグを収納する間隙ノッチを有
    し、 （Ｂ）前記後部部分から前記開口方向に延在する複数の
    スプリング接触リード線と、 前記スプリングリードのおのおのは、その長さの一部に
    沿ってＳ字形状しており、第１の曲げ部分と第２の反対
    方向に向いた曲げ部分を有し、 （Ｃ）前記ハウジング内部に搭載され固定される、平面
    上回路部材と、 前記回路部材は、回路素子をその上に有する第１表面を
    有し、 前記リード線の第１曲げ部分から離間しており、 （Ｄ）前記平面上部材を横切ってのびる活性化スペーサ
    部材と、 前記スペーサ部材は、ハウジング内に長さ方向に移動可
    能で、その上にアクチュエータ突起部を有し、 前記スペーサ部材は、低性能コネクタプラグに前記アク
    チュエータ突起部を係合したときに、前記第１曲げ部分
    を前記回路素子と電気的に強制的に接触させるように、
    前記第２曲げ部分を前記リード線に係合させることを特
    徴とする適合性が選択可能なコネクタジャック。
  11. 【請求項１１】 前記回路部材はプリント配線基板であ
    ることを特徴とする請求項１０記載のコネクタジャッ
    ク。
  12. 【請求項１２】 前記回路素子は、キャパシタンスパッ
    ド列であることを特徴とする請求項１０記載のコネクタ
    ジャック。
  13. 【請求項１３】 （Ｅ）前記低性能プラグが前記ジャッ
    クから取り外されたときに、前記スペーサ部材を非係合
    位置に戻す戻し用強制部材をさらに有することを特徴と
    する請求項１０記載のコネクタジャック。
  14. 【請求項１４】 前記戻し用強制部材は、前記ハウジン
    グ内を横方向に延在する棒状スプリングであることを特
    徴とする請求項１３記載のコネクタジャック。
  15. 【請求項１５】 前記活性化スペーサ部材は、スプリン
    グ係合アームを有することを特徴とする請求項１４記載
    のコネクタジャック。
  16. 【請求項１６】 前記スプリング係合アームは、前記棒
    状スプリングに係合するフックを具備する先端部を有す
    ることを特徴とする請求項１５記載のコネクタジャッ
    ク。
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