JP3489982B2 - マルチポートメモリ装置及びatmスイッチ装置 - Google Patents

マルチポートメモリ装置及びatmスイッチ装置

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JP3489982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode:非同期転送モード)通信方式にお
いて用いられるATMセルの一時蓄積用バッファを構成
するマルチポートメモリ装置、その制御方法及びATM
スイッチ装置に関し、特に、ATM交換装置の出力バッ
ファ型スイッチで用いられるマルチポートメモリ装置、
その制御方法及びATMスイッチ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア通信を実現する手段とし
て、ATMが有力視されており、特にLAN(Local Ar
ea Network)において導入が進められている。
【0003】ATM通信方式においては、情報のデータ
列をセルと呼ばれる固定長のデータブロックに分割して
データの送受信を行っている。また、ATM通信方式
は、色々な方路から入力されたセルデータを多重するこ
とによって、回線の効率的な利用を行うことを特徴とし
ている。セルデータの紛失や廃棄を行うことなしに、効
率的な多重処理を行うために、セルデータを一時的に蓄
積し順に出力するためのバッファとして、FIFO(fi
rst-in first-out)等を用いている。
【0004】従来のATM交換装置に用いられるATM
スイッチとしては、例えば「工業技術センターSeminar
TEXT p.50,59,60」に開示されたものがある。
【0005】ATM交換装置に用いられるスイッチには
上記文献に開示されているように、種々のスイッチ構成
が提案されている。ATMスイッチの場合、バッファは
必ず必要となり、スイッチ内のどの位置にバッファを置
くかにより、以下の種類に分類される。すなわち、(1)
スイッチの前段に各入力端子毎にバッファを置く入力バ
ッファ型、(2)スイッチの後段に各入力端子毎にバッフ
ァを置く出力バッファ型、(3)スイッチ内にあって各入
力出力端子間で1つのバッファを共有する共有バッファ
型、(4)スイッチの各クロスポイントにバッファを置い
た交点(クロス)バッファ型(または空間クロススイッ
チ型)の4種類である。
【0006】図16及び図17は上記文献に開示されて
いる従来の代表的なATMスイッチ用バッファ装置の構
成図であり、図16は一般的な出力バッファ型ATMス
イッチ用バッファ装置の例である。
【0007】一般にATM交換装置に用いられるスイッ
チでは、スイッチ内部でATMセルの衝突が生じ、セル
の紛失が起きることを避けなければならない。
【0008】図16において、出力バッファ型ATMス
イッチ用バッファ装置は、各入力ポートの入力データを
時間多重するマルチプレクサ(MUX)と、各出力ポー
トに配備されたFIFOからなる出力バッファから構成
される。
【0009】上記出力バッファ型ATMスイッチ用バッ
ファ装置では、各入力ポートの入力データを時間多重し
て、高速データバスを用いて各出力ポートに配備された
出力バッファにデータ転送することによりデータの衝突
を避ける方式になっている。このような構成により出力
バッファ量が無限大の時、最大スループットを100%
実現可能で、構造が単純であるという利点がある。
【0010】また、図17は交点(クロス)バッファ型
ATMスイッチ用バッファ装置の構成例であり、この図
に示すように衝突を避ける工夫として各データパスの入
力と出力の交点上にバッファを置く構成になっている。
この構成により、バッファ量が無限大の時、前記図16
の出力バッファ型ATMスイッチ用バッファ装置と同様
に最大スループットを100%実現可能であり、高速化
に適しているといわれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のATMスイッチ用バッファ装置にあっては、
以下のような問題点があった。
【0012】すなわち、上述した構成で大容量スイッチ
システムを構築する場合、図16に示すような出力バッ
ファ型スイッチでは時間多重して競合を避けているの
で、時間多重制御回路などの内部処理スピードと出力バ
ッファの入力ポートの書き込みスピードを速くするなど
の工夫が必要であった。
【0013】このため出力バッファ型スイッチでは、図
18に示すように、前述した動作速度の抑圧のために内
部のデータパスをパラレルに設け、FIFOに複数の書
き込みポートを有するマルチポートメモリを設ける方法
も考えられる。
【0014】ところが、通常のマルチポートSRAMを
用いて、上記マルチポートメモリを構成する場合には、
個々のSRAMセルにおいて、素子数の増加よりも配線
数の増加によってSRAMセルの大きさが決定されてし
まい、LSI化において集積度が向上しない問題が生じ
てくる。
【0015】また、図17に示すような交点バッファ型
スイッチではバッファの量がポート数の2乗に比例して
増えるため、大規模な回路構成が困難であるという問題
点があった。
【0016】本発明は、大容量出力バッファ型ATMス
イッチをマルチポートメモリを用いて構成するのに適し
たマルチポートメモリ装置及びATMスイッチ装置を提
供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、バッファ量を削減して大
規模な回路構成を可能とし、小規模なメモリを複数用い
て構成することにより回路全体の動作速度の向上を図る
ことができるマルチポートメモリ装置、その制御方法及
びATMスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマルチポー
トメモリ装置は、複数の書き込みポートを有するマルチ
ポートメモリ装置において、空間型クロススイッチと、
有効入力データの数に応じて同時にスイッチを制御する
制御手段と、スイッチに接続され、入力データの蓄積を
行うメモリとを備えたことを特徴とする。
【0019】上記マルチポートメモリ装置は、入力ポー
ト数の2乗個の交点数を有する空間型クロススイッチ
と、入力ポート数分のメモリとを備え、同時に書き込み
を実現するものであってもよい。
【0020】 上記マルチポートメモリ装置は、ポート
数×メモリビット数の交点数を有する空間型クロススイ
ッチを用いることにより、同時に書き込み可能に構成し
てもよい。
【0021】上記マルチポートメモリ装置は、制御手段
が、同時に発生した書き込み要求の数量を数え、最後に
アクセスされたメモリの位置から書き込み要求の数の分
だけ空間型クロススイッチを開くことにより、空間型ク
ロススイッチにおけるデータの衝突を回避するようにし
てもよい。
【0022】本発明に係るマルチポートメモリ装置の制
御方法は、複数の書き込みポートを有するマルチポート
メモリ装置の制御方法であって、空間型クロススイッチ
と、有効入力データの数に応じて同時に空間型クロスス
イッチを制御する制御手段と、空間型クロススイッチに
接続され、入力データの蓄積を行うメモリとを備え、制
御手段が、同時に発生した書き込み要求の数量を数え、
最後にアクセスされたメモリの位置から書き込み要求の
数の分だけ空間型クロススイッチを開くことにより、空
間型クロススイッチにおけるデータの衝突を回避するこ
とを特徴とする。
【0023】本発明に係るATMスイッチ装置は、各入
力ポートの入力データを時間多重して、各出力ポートに
配備された出力バッファにデータ転送することによりデ
ータの衝突を避ける出力バッファ型ATMスイッチ装置
において、請求項1、2、3又は4の何れかに記載のマ
ルチポートメモリ装置を、出力バッファとして設け、入
力部と出力バッファの間に配置される多重部の動作速度
を低減したことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係るマルチポートメモリ
装置は、ATM交換装置の出力バッファ型スイッチで用
いられるマルチポートメモリ装置に適用することができ
る。
【0025】第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係るマルチポートメモ
リ装置の全体構成を示す図である。
【0026】本実施形態は、データ入力ポート数がm+
1(=2^q)、ビット幅がk+1、ワード数は2^p
*(m+1)の(m+1)ライト1リードのマルチポー
トメモリの場合の例である。
【0027】図1において、マルチポートメモリ装置1
00は、m+1のk+1[bits]の幅を持つデータ入力
ポートWD0,WD1,…,WDmと、スイッチ(Swit
ch)ブロック110と、スイッチコントローラ(Switch
Controller)120と、m+1のメモリ0(Memory
0),メモリ1(Memory1),…,メモリm(Memory
m)130と、ライトアドレス生成回路(Write Addres
s Generator)140と、ライトアドレスセレクタ(Wri
te Address Selector)150と、ライトイネーブルコ
ントローラ(Write Enable Controller)160と、リ
ードコントローラ(Read Controller)170と、リー
ドデータセレクタ(Read Data Selector)180と、出
力端子RDとから構成される。
【0028】上記スイッチブロック110は、主として
空間型クロススイッチを構成し、また、スイッチコント
ローラ120及びライトアドレス生成回路140は、全
体として有効入力データの数に応じて同時にスイッチを
制御する制御手段を構成する。
【0029】マルチポートメモリ装置100には、入力
信号WD0,WD1,…,WDm、入力データ書き込み
指示信号WE0,WE1,…,WEm及びリード・イネ
ーブル信号REが入力され、m+1のk+1[bits]の
幅を持つデータ入力ポートWD0,WD1,…,WDm
はスイッチブロック110に接続される。
【0030】スイッチブロック110のm+1のk+1
[bits]の幅を持つデータを出力するメモリビット線
(以下、ビット線という)DB0,DB1,…,DBm
は、m+1のメモリ0(Memory0),メモリ1(Memory
1),…,メモリm(Memorym)の書き込みデータ入力
端子にそれぞれ接続される。メモリ0〜mは、例えば1
W1Rの2ポート・メモリである。
【0031】上記入力データWD0,WD1,…,WD
mと1対1に対応する、m+1の入力データ書き込み指
示信号WE0,WE1,…,WEmは、スイッチコント
ローラ120とライトアドレス生成回路140にそれぞ
れ接続される。
【0032】上記スイッチコントローラ120のm+1
本の出力SC0[m:0],SC1[m:0],…,S
Cm[m:0]は、スイッチブロック110に接続さ
れ、上記ライトアドレス生成回路140のp[bits]の
幅を持つ出力WΑは、ライトアドレスセレクタ150に
接続される。
【0033】上記ライトアドレス生成回路140のq
[bits]の幅を持つ出力WAは、スイッチコントローラ
120、ライトアドレスセレクタ150、及びライトイ
ネーブルコントローラ160にそれぞれ接続される。ま
た、ライトアドレス生成回路140のq+1[bits]の
幅を持つ出力信号KAZは、ライトイネーブルコントロ
ーラ160に入力される。
【0034】上記ライトアドレスセレクタ150のm+
1のp[bits]の幅を持つ出力WA0,WA1,…,W
Amは、メモリ0(Memory0),メモリ1(Memory
1),…,メモリm(Memory m)の書き込みアドレス
信号入力端子にそれぞれ接続され、上記ライトイネーブ
ルコントローラ160のm+1の出力WΝΒ0,WNB
1,…,WNBmは、m+1のメモリ0(Memory0),
メモリ1(Memory1),…,メモリm(Memory m)の
書き込みイネーブル信号入力端子にそれぞれ接続され
る。
【0035】一方、上記リードコントローラ170に
は、リード・イネーブル信号REが入力される。リード
コントローラ170のp[bits]の幅を持つ出力RΑ
は、m+1のメモリ0(Memory0),メモリ1(Memory
1),…,メモリm(Memory m)の読み出しアドレス
信号入力端子にそれぞれ接続され、リードコントローラ
170のq[bits]の幅を持つ出力信号は、リードデー
タセレクタ180のセレクト信号入力端子に接続され
る。
【0036】m+1のメモリ0(Memory0),メモリ1
(Memory1),…,メモリm(Memory m)のk+1[b
its]の幅を持つ各データ出力は、リードデータセレク
タ180のデータ入力端子に接続される。k+1[bit
s]の幅を持つリードデータセレクタ180のデータ出
力は、出力端子RDに接続される。
【0037】図2は上記スイッチブロック110内のビ
ット線毎の結線例を示す図である。
【0038】図2において、スイッチブロック110
は、ブロックSwitch0,Switch1,…,Switch kから
構成され、入力信号WD0,WD1,…,WDmを入力
信号SC0,SC1,…,SCmにより切替えてビット
線信号DB0,DB1,…,DBmとして出力する。
【0039】入力信号SC0[m:0],SC1[m:
0],…,SCm[m:0]は、各ブロックSwitch0,
Switch1,…,Switch kの入力端子tr0[m:
0],tr1[m:0],…,trm[m:0]にそれ
ぞれ接続され、またブロックSwitch kには入力信号m
+1のk+1[bits]の幅を持つ入力信号WD0,WD
1,…,WDmのkbit目の信号が入力される。
【0040】図3は図2に示した各ブロックSwitch0,
Switch1,…,Switch kの具体的回路の一例を示す回
路図である。各ブロックSwitchの具体的回路の一つを、
破線で囲んだSwitch aで示す。
【0041】図3において、ブロックSwitch aは、m
ビットの幅を持つ入力信号群WDm[a]〜WD0
[a]とmビットの幅を持つ出力信号群DBm[a]〜
DΒ0[a]の信号線との各交点にスイッチ素子を設け
たものである。本実施形態では、スイッチ素子としてN
MOSトランジスタを配置している。
【0042】(m+1)×(m+1)ビットの幅を持つ
入力信号SC0[m:0]〜SCm[m:0]は、前記
スイッチ素子のON/OFFを制御する制御信号であ
る。
【0043】図4及び図5はスイッチコントローラ12
0の一部の動作を示す論理式の一例であり、図5は図4
の続きを示す。
【0044】図中、“&”は論理積、“|”は論理和、
“〜”は同表記の次の信号の論理否定を表すものとす
る。本論理式はm=7、メモリのワード数8の場合の各
WMP値時における、ポート7(A=3)からの入力デ
ータを特定のビット線に接続するスイッチの論理式例で
ある。
【0045】本論理式例はWMPとkazAを入力と
し、WMP値をkazA分シフトさせた論理値SCを出
力する。
【0046】図6は上記ライトアドレスセレクタ150
の具体的回路の一例を示す回路図である。
【0047】本回路例はm=3の場合の回路例であり、
入力されたWA[2:0]に1を加算する加算器151
と、加算器151の出力と前記入力された信号WA
[2:0]のどちらかを選択するセレクタ回路152
と、セレクタ回路152の制御信号を生成するWMP
[1:0]のデコード回路153とから構成される。
【0048】デコード回路153は、例えばANDゲー
ト154及びORゲート155からなり、ライトアドレ
スセレクタ150内WMPデコーダを構成する。また、
加算器151及びセレクタ回路152は、全体としてラ
イトアドレスセレクタ150内WAセレクタを構成す
る。
【0049】図7は上記ライトアドレス生成回路140
の具体的回路の一例を示す回路図である。
【0050】本回路例はm=7の場合の回路例であり、
WE7〜0の信号の中のアクティブになっている信号の
数を計数する計数回路141と、WMPレジスタ142
と、計数回路141の出力とレジスタ(WMPレジスタ
142)に格納されたデータを加算する加算器143
と、加算器143のキャリー信号CO若しくは計数回路
141のキャリー信号COを入力とし、カウントアップ
を行うアドレスカウンタ144から構成される。
【0051】また、上記計数回路141は、ANDゲー
ト145、EXORゲート146、4つのフル・アダー
(FA)147、加算器149及びレジスタ149から
構成され、入力されたWE信号WE7〜0を加算するこ
とによって計数する。
【0052】上記ライトアドレス生成回路140のWM
Pレジスタ142の出力は、WMP信号WMP[2:
0]となり、アドレスカウンタ144の出力はWA信号
WA[p−1:0]となる。
【0053】図8及び図9はライトイネーブルコントロ
ーラ160の動作を示す論理式であり、図9は図8の続
きを示す。
【0054】図中、“&”は論理積、“|”は論理和、
“〜”は同表記の次の信号の論理否定を表すものとす
る。本論理式はm=7の場合のデータ格納信号の論理式
例である。
【0055】以下、上述のように構成されたマルチポー
トメモリ装置100の動作を説明する。
【0056】動作の説明にあたり、まず、ライトアドレ
ス生成回路140、スイッチコントローラ120、スイ
ッチブロック110、ライトアドレスセレクタ150、
ライトイネーブルコントローラ160、リードコントロ
ーラ170の各ブロックの動作について述べた後、全体
動作について説明する。
【0057】まず、ライトアドレス生成回路140の動
作について説明する。
【0058】図1及び図7において、WEn(n=0,
1,2,…,m−1,mであり、以下WEnという)が
アクティブの間のポートnのデータを有効データと呼
ぶ。
【0059】 WEn(n=0,1,2,…,m−1,
m)がアクティブになった場合、図7のwmpinct
m信号がアクティブになり、図7に示す計数回路141
によりこのWEnの数を数え、WMPレジスタ142の
値(出力信号:WMP)と加算してこのWMPレジスタ
142に上書きし、次のWEnがアクティブになるまで
レジスタ値を保持する。
【0060】加算結果がビット線の本数から“1”を引
いた数を超える場合には、超えた分をWMPレジスタ1
42に上書きし、保持する。
【0061】加算結果がビット線の本数から“1”を引
いた数と同じ場合には、“0”をWMPレジスタ142
に上書きし、保持する。すなわち、WMPレジスタ14
2値はビット線のアドレス(以下、ビット線アドレスと
呼ぶ)を示すと同時に最優先ポートからの入力データを
出力するビット線を示す。
【0062】また、各ビット線DB0〜mは上述した構
成で説明したようにメモリ130(メモリ0〜m)にそ
れぞれ接続される。
【0063】ここで、メモリ0〜mの“0〜m”をメモ
リロケーションアドレスと呼ぶことにすると、WMP値
はメモリ0〜mのロケーションアドレスを示していると
言い替えることができる。
【0064】m+1本のWE信号群のうち、同一時刻で
2つ以上の信号がアクティブである場合、同アクティブ
信号群の中の2つの信号WEi,WEjの関係がi<j
でかつi<x<jとなるWExが無いように選び出した
とき、データ入力ポートWDjのデータがデータ入力ポ
ートWDiのデータよりメモリロケーションの大きい方
のメモリに書き込まれるように制御される。ここで、上
記2つの信号WEi,WEjの関係がi<jでかつi<
x<jとなるWExが無いように選び出した場合の例と
しては、例えば、WE1,WE3,WE4が同一時刻で
アクティブである場合の、WE1とWE3,若しくはW
E3とWE4の信号に対するときがある。
【0065】但し、WEiのメモリロケーションアドレ
スがmの場合は、WDjのデータはメモリロケーション
0に上書きするように制御される。
【0066】以上のような制御を優先制御と呼ぶ。
【0067】なお、優先制御については後述する全体動
作の説明にてタイミングチャート(図10)を用いて詳
述する。
【0068】図7に示されるアドレスカウンタの出力で
あるWΑ値は一般的なメモリのワードアドレスに相当
し、WΑが“0”であれば、“0”番地のアドレスにデ
ータが接続される。前述の加算結果がビット線の本数か
ら“1”を引いた数を超えるか、同じ数である場合はW
Αの値に“1”を加えた値を同WΑに上書きし、保持す
る。WΑの値が上限値である時にWEnがアクティブに
なった場合は“0”をWAに上書きし、保持する。
【0069】次に、スイッチコントローラ120の動作
について説明する。
【0070】スイッチコントローラ120は、前記図4
及び図5に示す論理式に従って動作する。
【0071】スイッチコントローラ120は上記優先制
御により、あるポートΑの入力データを書き込むメモリ
のビット線を選択するために、ポートΑのWEnがアク
ティブである時刻と同時刻での、ポートΑより優先度の
高いポートのWEnのアクティブ状態の数を数え、その
値をkazAとした時、前記kazAを図4及び図5に
示す論理式に入力することにより、前述のWMPで示さ
れるビット線より、前記kazA分シフトさせたビット
線を選択するスイッチ制御信号SCΑ[m:0]を出力
する。
【0072】kazA=0、すなわち、ポートAの書き
込み指示がアクティブである時刻と同時刻での、ポート
Aより優先度の高いポートのWEnが全て非アクティブ
(本実施形態では“0”)であった場合、WMP値で示
されるビット線にポートΑからの入力データが入力され
るようにスイッチΑをON/OFFさせる。
【0073】次に、スイッチブロック110の動作につ
いて説明する。ここでは、前記図2及び図3に示される
スイッチの動作例について述べる。
【0074】図2に示すスイッチ(Switch0〜k)に
は、上述したスイッチ制御信号SCΑ[m:0]が入力
される。図3の例ではNMOSトランジスタにより各ス
イッチを構成しているので、SCΑ[m:0]が“hi
gh”の場合に“ON”状態となり、前記“ON”状態
にあるNMOSトランジスタを介してWDに入力された
データはDΒに出力される。
【0075】次に、図6に示されるライトアドレスセレ
クタ150の動作について説明する。
【0076】各メモリのワードアドレスWΑは、後述の
WNBnがアクティブ時に、WMP値以上の値によって
示されるメモリに対してはWΑ値が適用され、WMP値
より小さい値で示されるメモリはWAのアドレスに既に
書き込まれているため、WΑ値+1のアドレスが適用さ
れる。このような適用方法は、本実施形態においては1
つのWAレジスタの出力を、WAセレクタがWMP値を
デコードして、WMPセレクタでセレクトすることで行
っている。
【0077】次に、ライトイネーブルコントローラ16
0の動作について説明する。
【0078】ライトイネーブルコントローラ160は、
前記図8及び図9に示す論理式に従って動作する。
【0079】各メモリのデータ格納信号WNΒn(n=
0,1,2,…,m−1,mであり、以下WΝΒnとい
う)は、ビット線アドレスnにそれぞれ対応する。WΝ
Βnはメモリnの書き込みを制御する信号であり、WΝ
Βnがアクティブになっている間に、メモリnのWAn
の示すアドレスにビット線n上のデータを格納する。W
ΝΒは前述のWMPが示すメモリの位置から全WEnア
クティブ数分のメモリに対してアクティブになる。
【0080】WMPが示すメモリの位置から全WEnア
クティブ数を加えた値がメモリ数を超える場合は、前記
超えた数から“1”を引いた値を仮に“i”とした時、
WMPが示すメモリの位置からビット線アドレスの一番
大きいアドレス方向までの各WΝΒをアクティブにし、
更に、WΝΒ0からWNBiまでの信号を同時にアクテ
ィブにする。
【0081】図8及び図9に示される論理式は上記の動
作を示したものである。
【0082】次に、リードコントローラ170における
読み出し動作について説明する。
【0083】リードコントローラ170は、汎用のカウ
ンタ回路で構成され、REがアクティブになる毎にリー
ドデータセレクタ180の切り替え信号を更新し、RD
0から順に同一RAのメモリに格納されているデータが
RDに出力されるように制御する。
【0084】また、リードデータセレクタ180がRD
nを選択するたびにRΑ信号は更新される。
【0085】以上、マルチポートメモリ装置100の各
ブロックの説明をふまえた上での全体を通した書き込み
動作について説明する。
【0086】図10はマルチポートメモリ装置100の
書き込み動作を示すタイミングチャートであり、m=
3、ワード数8の場合の動作を示す。
【0087】図10において、WE3−WE0,WΝΒ
3−WΝΒ0,はそれぞれhighアクティブ動作と
し、外部から入力される信号WE3−WE0,WD3−
WD0は同じく外部から入力されるクロックclkの立
ち上がりに同期して入力されるものとする。
【0088】本実施形態の回路内部においては、クロッ
クclkの立ち下がりで同期して動作しているものとす
る。説明の都合上、クロックの各エッジに時刻(tim
e0−9)を割り振っている。
【0089】時刻2において、入力ポートWD0,WD
3より有効データが入力されると、時刻3にてSC0
[0]とSC1[1]がアクティブになり、前述の優先
制御によりWD0がDB0,WD3がDB1に接続され
る(前述のi−0,j−3に相当する)。
【0090】時刻4において、WNB0,WΝΒ1がア
クティブになり、DB0,DΒ1上のデータ“20”,
“23”をメモリ0,メモリ1にそれぞれ格納する。
【0091】同様にして、時刻4で入力ポートWD1,
WD2,WD3からそれぞれ有効データが入力され、時
刻5にてSC2[2],SC3[3],SC0[0]が
アクティブになり、WD1がDB2,WD2がDB3,
WD3がDΒ0に接続される。
【0092】 時刻6にてWNB2,WNB3,WNB
がアクティブになり、DB0,DB2,DB3上のデ
ータをメモリ0,メモリ2,メモリ3にそれぞれ格納す
る。
【0093】また、図11に前記図10の時刻7の時点
での各メモリへのデータの格納の様子を示す。
【0094】以上説明したように、第1の実施形態に係
るマルチポートメモリ装置100は、データ入力ポート
WD0,WD1,…,WDm、スイッチブロック110
(空間型クロススイッチ)、スイッチコントローラ12
0と、メモリ130、ライトアドレス生成回路140、
ライトアドレスセレクタ150、ライトイネーブルコン
トローラ160、リードコントローラ170、リードデ
ータセレクタ180、出力端子RDとを備え、スイッチ
コントローラ120が、アクティブ入力データ書き込み
指示信号数を数えてスイッチブロック110を制御する
ように構成したので、内部処理速度を速めることなく、
並列同時書き込みが可能となる。また、バッファ数もポ
ート数分のバッファ量で済み、大規模な回路構成が可能
となる。さらに、小規模なメモリを複数用いて構成する
ことが可能であるため、回路全体の動作速度の向上を図
ることができる。
【0095】第2の実施形態 図12は本発明の第2の実施形態に係るマルチポートメ
モリ装置の構成を示す図である。本実施形態では書き込
み回路部分に特徴があるため、書き込み回路部分を抽出
して全体構成を示している。なお、前記図1に示すマル
チポートメモリ装置と同一構成部分には同一符号を付し
て重複部分の説明は省略する。
【0096】図12のマルチポートメモリ装置200に
おいて、WD0,WD1,…,WDmはm+1のk+1
[bits]の幅を持つデータ入力ポート、110はスイッ
チブロック、120はスイッチコントローラ、210は
所定の間隔で信号を出力するタイマ、220はタイマ信
号ΤΜを基にライトアドレスを変化させるアドレス生成
回路、160はライトイネーブルコントローラ、130
はメモリ0(Memory0),メモリ1(Memory1),…,
メモリm(Memorym)である。
【0097】すなわち、本実施形態に係るマルチポート
メモリ装置200は、前記図1のマルチポートメモリ装
置100に、所定の間隔で信号を出力するタイマ210
と、タイマ信号ΤΜを受けてライトアドレスを変化させ
るようにしたアドレス生成回路220とが設置された構
成となっている。
【0098】以下、上述のように構成されたマルチポー
トメモリ装置200の動作を説明する。
【0099】本実施形態では書き込み回路のみに着目
し、読み出し回路についての説明は省略する。
【0100】図13はマルチポートメモリ装置200の
書き込み動作を示すタイミングチャートであり、m=
3、ワード数8の場合の動作を示す。
【0101】タイマ210は所定の時間毎にタイマ信号
TΜをアクティブにする。
【0102】入力データはある種の観測データや警報で
あり、ある時間間隔内で1回以内の出力をするものとす
る。あるいは、タイマ信号TΜのアクティブ中に、ある
入力ポートΒからは1回以内の有効データが入力される
ようにΤΜ間隔を調整しておく。本実施形態では、ΤΜ
は2クロックおきにアサート/ネゲートを繰り返すこと
にした。
【0103】TΜがアサート中に有効データが入力され
れば、ライトイネーブルWΝBをアクティブにし(時刻
4,6,12参照)、データを取り込む。
【0104】TΜがネゲートされたあとに時間毎にデー
タを格納する目的からライトアドレスWΑを変化させ
(時刻7,13参照)、ある時間間隔内でデータと時刻
を保証する。
【0105】以上説明したように、第2の実施形態に係
るマルチポートメモリ装置200は、所定の間隔で信号
を出力するタイマ210と、タイマ信号ΤΜを受けてラ
イトアドレスを変化させるようにしたアドレス生成回路
220とを設け、スイッチコントローラ120が、アク
ティブ入力データ書き込み指示信号数を数えてスイッチ
ブロック110を制御するとともに、アドレス生成回路
220が、タイマ信号ΤΜを受けてライトアドレスを変
化させるようにメモリアドレスを生成することにより、
警報情報などの、ある時刻間における到着順位を複雑な
競合制御をすることなくメモリに格納することが可能と
なる。
【0106】したがって、このような優れた特長を有す
るマルチポートメモリ装置をATM交換装置の出力バッ
ファ型スイッチで用いられるマルチポートメモリ装置に
適用することで、大規模な回路構成を実現することがで
きる。
【0107】本マルチポートメモリ装置は、さらに以下
のような他の実施形態をとることもできる。
【0108】第1、第2の実施形態では、前記図2のSw
itch0−kのスイッチとして前記図3に示すスイッチ回
路構成において、NMOSトランジスタを用いている
が、PMOSトランジスタ、トランスファーゲート、ト
ライステート型バッファ、リレー等の何れのスイッチ素
子を用いるようにしてもよく、スイッチコントローラ1
20からの信号SC0,SC1,…,SCmでON/O
FFするスイッチならどのような構成でもよい。また、
スイッチを例えば図14に示すような一般的なAND/
ORゲートで構成するようにしてもよい。
【0109】図14はAND/ORゲートによるスイッ
チの構成例であり、図において、スイッチ回路300は
ANDゲート301、ORゲート302である。また、
このスイッチはFPGA(flat pin grid array)など
でも実現可能となる。
【0110】ASICレベルにおいては、上記図14の
構成を採ることにより開発期間の短縮や低コスト化を達
成することができる。
【0111】また、第1の実施形態では、メモリバスを
用いて説明したが、図15に示すようにSWを増やすこ
とでメモリバスを省略して構成することも可能である。
【0112】また、第1の実施形態では、1ポートの読
み出し回路の場合の構成例について説明したが、複数の
読み出しポートを設けることも可能である。
【0113】さらに、第1の実施形態では読み出し回路
と書き込み回路の位相制御回路を示さなかったが、FI
FOとして使用される場合、この種の位相制御回路を設
け、特にメモリに書き込まれているデータが存在しない
場合にはデータの読み出しを禁止する構成とすることが
望ましい。また、上記位相制御回路を設けることにより
既に書き込まれているデータへのオーバーライトを禁止
する構成を設けることも可能である。
【0114】なお、上記各実施形態では、ATM通信方
式において用いられるATMセルの一時蓄積用バッファ
を構成するマルチポートメモリ装置に適用しているが、
ATMセルに限らず、どのようなデータバッファ部での
データの一時蓄積や、データパス関連に使用してもよい
ことは言うまでもない。
【0115】また、本マルチポートメモリ装置を、AT
M交換機等に使用することができるが、どのような端末
に適用してもよく、例えばATMバッファ型スイッチと
して内蔵されるものであってもよい。
【0116】さらにまた、上記マルチポートメモリ装置
を構成する各種回路、セレクタ、メモリ等の種類、数及
び接続方法などは前述した各実施形態に限られないこと
は言うまでもない。
【0117】
【発明の効果】本発明に係るマルチポートメモリ装置、
その制御方法及びATMスイッチ装置では、空間型クロ
ススイッチと、有効入力データの数に応じて同時にスイ
ッチを制御する制御手段と、スイッチに接続され、入力
データの蓄積を行うメモリとを備えているので、バッフ
ァ量を削減して大規模な回路構成を可能とし、小規模な
メモリを複数用いて構成することにより回路全体の動作
速度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係るマルチ
ポートメモリ装置の構成を示す図である。
【図2】上記マルチポートメモリ装置のスイッチブロッ
ク内のビット線毎の結線例を示す図である。
【図3】上記マルチポートメモリ装置の各ブロックSwit
ch0,Switch1,…,Switchkの具体的回路の一例を示
す回路図である。
【図4】上記マルチポートメモリ装置のスイッチコント
ローラの一部の動作を示す論理式の一例を示す図であ
る。
【図5】上記マルチポートメモリ装置のスイッチコント
ローラの一部の動作を示す論理式の一例を示す図であ
る。
【図6】上記マルチポートメモリ装置のライトアドレス
セレクタの具体的回路の一例を示す回路図である。
【図7】上記マルチポートメモリ装置のライトアドレス
生成回路の具体的回路の一例を示す回路図である。
【図8】上記マルチポートメモリ装置のライトイネーブ
ルコントローラの動作を示す論理式を示す図である。
【図9】上記マルチポートメモリ装置のライトイネーブ
ルコントローラの動作を示す論理式を示す図である。
【図10】上記マルチポートメモリ装置の書き込み動作
を示すタイミングチャートである。
【図11】図10の時刻7の時点での各メモリへのデー
タの格納の様子を示す図である。
【図12】本発明を適用した第2の実施形態に係るマル
チポートメモリ装置の構成を示す図である。
【図13】上記マルチポートメモリ装置の書き込み動作
を示すタイミングチャートである。
【図14】他の実施形態に係るマルチポートメモリ装置
のAND/ORゲートによるスイッチの構成例を示す回
路図である。
【図15】他の実施形態に係るマルチポートメモリ装置
のスイッチの構成例を示す回路図である。
【図16】従来の出力バッファ型ATMスイッチ用バッ
ファ装置の構成例を示す図である。
【図17】従来の交点(クロス)バッファ型ATMスイ
ッチ用バッファ装置の構成例を示す図である。
【図18】従来の内部のデータパスをパラレルに設けた
出力バッファ型ATMスイッチ用バッファ装置の構成例
を示す図である。
【符号の説明】
100,200 マルチポートメモリ装置、110 ス
イッチブロック(空間型クロススイッチ)、120 ス
イッチコントローラ、130 メモリ、140ライトア
ドレス生成回路、150 ライトアドレスセレクタ、1
60 ライトイネーブルコントローラ、170 リード
コントローラ、180 リードデータセレクタ、210
タイマ、220 アドレス生成回路、WD0,WD
1,…,WDm データ入力ポート、RD 出力端子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 G11C 11/41 G06F 15/167

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第0乃至第m(mは1以上の整数)の入
    力データ、及び、前記第0乃至第mの入力データと1対
    1に対応する第0乃至第mの入力データ書き込み指示信
    号が入力され、第0乃至第mの出力データを出力するマ
    ルチポートメモリ装置であって、 第0乃至第mのスイッチ入力ポート及び第0乃至第mの
    スイッチ出力ポートを有し、スイッチ制御信号に基づい
    て動作し、前記第0乃至第mのスイッチ入力ポートのそ
    れぞれに入力された前記第0乃至第mの入力データを、
    前記第0乃至第mのスイッチ出力ポートから出力する空
    間型クロススイッチと、 前記第0乃至第mのスイッチ出力ポートから出力される
    データをそれぞれが格納し、前記第0乃至第mの出力デ
    ータをそれぞれが出力する第0乃至第mのメモリと、 前記第0乃至第mの入力データ書き込み指示信号に基づ
    いて前記スイッチ制御信号、前記第0乃至第mのメモリ
    の中からデータ書き込み許可にするメモリを示すメモリ
    ロケーションアドレス、及び、前記第0乃至第mのメモ
    リにおいてデータの書き込みが行われるアドレスを示す
    書き込みアドレスを生成し、前記第0乃至第mの入力デ
    ータ書き込み指示信号の内のアクティブ状態である入力
    データ書き込み指示信号に対応する前記入力データを、
    前記空間型クロススイッチを経由して、前記生成された
    メモリロケーションアドレスのメモリに書き込ませるよ
    うに、前記空間型クロススイッチ及び前記第0乃至第m
    のメモリの動作を制御する制御部とを有し、 前記制御部は、前記第0乃至第mの入力データ書き込み
    指示信号の内の複数個が同時刻にアクティブ状態である
    ときに、アクティブ状態である複数個の前記入力データ
    書き込み指示信号に対応する複数個の前記入力データ
    を、前記入力データを区別する序数n(nは0以上m以
    下の整数)の値の大きい方の入力データから順に、前記
    生成されたメモリロケーションアドレスの値の大きい方
    のメモリから順に書き込むようにする優先制御を行う
    とを特徴とするマルチポートメモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記空間型クロススイッチが、前記スイ
    ッチ入力ポートの数の2乗個の交点を有することを特徴
    とする請求項1記載のマルチポートメモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記空間型クロススイッチが、前記スイ
    ッチ入力ポートの数に、メモリビット数を乗じた数の交
    点を有し、前記メモリの内の複数のメモリに同時にデー
    タ書き込みができるように構成したことを特徴とする請
    求項1又は2の何れかに記載のマルチポートメモリ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記複数の入力データ書
    き込み指示信号のうちの複数の信号が同時刻にアクティ
    ブ状態であるときには、同時刻にアクティブ状態になっ
    た入力データ書き込み指示信号の数を数え、最後にアク
    セスされたメモリの位置から前記同時刻にアクティブ状
    態になった入力データ書き込み指示信号の数の分だけ前
    記空間型クロススイッチを開くことにより、前記空間型
    クロススイッチにおけるデータの衝突を回避することを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のマルチポー
    トメモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、ライトアドレス生成回路
    と、スイッチコントローラと、ライトアドレスセレクタ
    とを有し、 前記ライトアドレス生成回路は、 前記入力データ書き込み指示信号がアクティブ状態であ
    る数を計数し、この計数結果と第1のキャリー信号とを
    生成する計数回路と、 前記計数結果と前記メモリロケーションアドレスとを加
    算し、この加算結果と第2のキャリー信号とを生成する
    加算回路と、 前記入力データ書き込み指示信号及び前記加算結果に基
    づいて前記メモリロケーションアドレスを生成し格納す
    るレジスタと、 前記第1及び第2のキャリー信号に基づきカウントアッ
    プを行いカウントアップ結果を生成するアドレスカウン
    タとを有し、 前記スイッチコントローラは、前記入力データ書き込み
    信号がアクティブ状態である数と前記メモリロケーショ
    ンアドレスとに基づいて前記スイッチ制御信号を生成
    し、 前記ライトアドレスセレクタは、 前記メモリアドレスロケーションをデコードしてデコー
    ド結果を生成するデコード回路と、 前記カウントアップ結果に所定数を加算して加算結果を
    出力する加算回路と、 該デコード結果に基づいて該カウントアップ結果若しく
    は該加算結果のいずれか一方を選択して前記書き込みア
    ドレスを生成するセレクタ回路とを有することを特徴と
    する請求項1記載のマルチポートメモリ装置。
  6. 【請求項6】 各入力ポートの入力データを時間多重し
    て、各出力ポートに配備された出力バッファにデータ転
    送することによりデータの衝突を避ける出力バッファ型
    ATMスイッチ装置において、前記請求項1乃至5の 何れかに記載のマルチポートメモ
    リ装置を、前記出力バッファとして設け、入力部と出力
    バッファの間に配置される多重部の動作速度を低減した
    ことを特徴とするATMスイッチ装置。
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