JP3489119B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP3489119B2
JP3489119B2 JP20098891A JP20098891A JP3489119B2 JP 3489119 B2 JP3489119 B2 JP 3489119B2 JP 20098891 A JP20098891 A JP 20098891A JP 20098891 A JP20098891 A JP 20098891A JP 3489119 B2 JP3489119 B2 JP 3489119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書処理を実行する
文書処理装置に関し、特に、ビットマップ、図形、テー
ブル、数式などメディアの割付け及び表示が可能な文書
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機を利用した文書エディタ
は、オフィス/家庭など広範囲のユーザによって使用さ
れている。近年は、単にテキストだけからなる文書では
なく、マルチメディア(テキスト、ビットマップ、図形
等)が混在した文書を編集できることが必要になってい
る。
【0003】マルチメディアの単純な混在を許すエディ
タは広く使用されている。これらのエディタの扱う文書
は、メディアの部分の情報を示す内容部と、それ以外の
情報(ページ、カラム、カラム内の矩形領域、段落、章
等)を示す文書構造とによって内部的に表現されてい
る。例えば、国際規格であるオフィス文書編集・交換ア
ーキテクチャ(以下、ODA=Office Document Archit
ecture;ISO8613:1989,Information Pocessing-Text and
Office Systems-Office Document Architecture(ODA)
and interchange format)に準拠した文書エディタにお
いては、図25に示すような文書は、図26に示すよう
な割付け構造を持つ。このページには、全段抜きの部分
の領域を表す全段抜きフレーム2601と、左右のカラ
ムを表すカラムフレーム2602とがあり、これらのフ
レームがさらにブロック2603を持つ。この文書の論
理構造と割付け構造と内容部との対応関係を図27に示
す。同図において、図中矢印Aで示される一点鎖線より
上部が論理構造であり、例えば、タイトル、著者名、見
出し、段落、図を表す論理オブジェクトを持つ。また同
図において、図中矢印Bで示される一点鎖線より下部が
割付け構造であり、図26に示したページ/フレーム/
ブロックの入れ子である。また矢印Aで示される一点鎖
線と矢印Bで示される一点鎖線との間にあるのが内容部
であり、論理構造と割付け構造とから参照(共有)され
ている。
【0004】文書を表示/割付けする処理は、文書構造
の表示/割付け処理と、内容部の表示/割付け処理とに
よって行われる。文書構造に対する表示/割付け処理
は、文書構造を構成するオブジェクトに対し順に処理を
行い、そのオブジェクトが内容部を持つなら内容部の表
示/割付け処理を呼び出す。内容部に対する処理は、内
容部を構成する要素に対し順に行う。ここで要素とは、
テキストのときは文字、ビットマップのときはピクセ
ル、図形のときは線/円などの“grahic primitives ”
である。
【0005】文書構造の表示/割付け処理の流れを図2
8のフローチャートを参照して簡単に説明する。
【0006】文書の論理構造/割付け構造にまだ処理し
ていないオブジェクトがあるか否かが判断される(ステ
ップ2801)。
【0007】ここで、まだ処理していないオブジェクト
があるならば、そのオブジェクトが取り出されて(ステ
ップ2802)、そのオブジェクトに対する処理が行わ
れる(ステップ2803)。例えば、表示処理のときは
位置決めなどであり、割付け処理のときは割付け制御情
報の解釈などである。次に、そのオブジェクトが内容部
を持っているか否かが判断され(ステップ2804)、
ここで、内容部を持っているならば、その内容部に対し
て、内容表示/割付け処理が呼び出されて(ステップ2
805)、その後、上記ステップ2801に戻りこのス
テップ以降が実行される。一方、上記ステップ2804
で内容部を持っていなければ、上記ステップ2801に
戻る。なお、上記ステップ2801において、文書の論
理構造/割付け構造の全てのオブジェクトについて処理
を施した場合は、終了する。
【0008】次に、上記ステップ2805において呼び
出された内容表示/割付け処理の流れを、図29のフロ
ーチャートを参照して簡単に説明する。
【0009】最初に、内容部に次要素があるか否かが判
断され(ステップ2901)、ここで、次要素があれ
ば、その次要素が取り出されて(ステップ2902)、
その要素に対して処理が行われる(ステップ290
3)。例えば、表示処理のときはその要素の表示など
が、また割付け処理のときは必要なスペースの計算など
が行われる。
【0010】しかしマルチメディア文書においては、単
にマルチメディアが混在するだけではなく、メディアの
埋め込みが要求される。すなわち、あるメディアの内容
部の中に、他のメディアの内容部を埋め込むことができ
る必要がある。表の中にテキスト/数式/図を埋め込
む、図の中にテキスト/数式/テーブルを埋め込む等
が、メディアの埋め込みの例である。上記のような、単
純な混在を許すだけのエディタにおいては、内容部の中
は一つのメディアに限られるので、メディアの埋め込み
ができない。
【0011】そこで、メディアの埋め込みを可能にする
ために、内容部の中に他の内容部を直接埋め込むという
拡張がなされるに至った。
【0012】すなわち、 (1)図30(a)に示されるように、図の中にテキス
トを埋め込むには、図30(b)及び図30(c)に示
すように、図形内容部3010の中に文字内容部302
0を直接埋め込む。 (2)図31(a)に示されるように、図の中に数式を
埋め込むには、図31(b)及び図31(c)に示すよ
うに、図形内容部3110の中に数式内容部3120を
直接埋め込む。 (3)図32(a)に示されるように、テーブルの中に
テキストを埋め込むには、図32(b)及び図32
(c)に示すように、テーブル内容部3210の中に文
字内容部3220を直接埋め込む。
【0013】例えば、ODA準拠の文書作成装置におい
ては、上記(1)及び(2)の処理を行うに際し、図形
内にテキストの埋め込みのために、図形内容部の“grap
hicprimitive ”としてテキストを導入している(正確
にはODAが参照する規格である“Computer Graphics
Metafile”(CGM)がテキストを導入している)。図
29に示した表示/割付け処理は、内容部の表示/割付
け処理から、図33に示すフローチャートに基づく処理
で説明するように、更に他の内容部の表示/割付け処理
を呼び出せるように拡張されている。
【0014】次にその内容表示/割付け処理の流れを、
図33のフローチャートを参照して簡単に説明する。
【0015】内容部に次要素があるか否かが判断され
(ステップ3301)、ここで、次要素があればその次
要素が取り出されて(ステップ3302)、その要素は
埋め込まれた内容部か否かが判断される(ステップ33
03)。なおステップ3301で次要素がなければ処理
が終了する。
【0016】上記ステップ3303において、埋め込ま
れた内容部であれば、埋め込まれた内容部に対して、内
容表示/割付け処理が呼び出され(ステップ330
4)、一方、埋め込まれた内容部でなければ、その要素
に対して処理が行われる(ステップ3305)。例え
ば、表示処理のときはその要素の表示、割付け処理のと
きは必要なスペースの計算などである。なお、ステップ
3304あるいはステップ3305を終了したら、上記
スデップ3301に戻りこのステップ以降が実行され
る。
【0017】しかし、上記図33のフローチャートに基
づく内容表示/割付け処理方式(具体的なメディアの埋
め込み例については上記図30乃至図32参照)では、
メディア毎の表示/割付け処理の呼び出しの組み合わせ
の全てを実装しなければ、メディアの埋め込みが一般に
は可能にならないという問題点がある。仮に、テキスト
/ビットマップ/図形/数式/テーブル/グラフの6つ
のメディアがあるとすると、6×6=36通りの表示処
理の呼び出しの組み合わせと、やはり36通りの割付け
処理の呼び出しの組み合わせとを実装しなければならな
い。また新しいメディアを追加したときにも、他の全て
のメディアの内容表示/割付け処理の呼び出しの組み合
わせを追加しなければならない。例えば、上記の6つの
メディアに加えて、新しいメディアとしてスプレッドシ
ートを追加したとすると、スプレッドシートの表示/割
付け処理からの各メディアの表示/割付け処理の呼び出
し(7通り)と、各メディアの表示/割付け処理からの
スプレッドシートの表示/割付け処理の呼び出し(6通
り)の合わせて13通りの呼び出しを追加しなければな
らない。さらに、メディアの埋め込みを行う編集操作に
おいても、多くの組み合わせを実装することが必要にな
る。上記の例で言えば、やはり36通りの埋め込み操作
(処理)が実装されなくてはならない。
【0018】従来の文書作成装置においては、上記のよ
うな全ての組み合わせの表示/割付け処理の呼び出し、
全ての埋め込み操作(処理)を実装していないため、メ
ディアの埋め込みが一般的に可能となっていないのが実
情である。また埋め込まれたメディアの中に、更にメデ
ィアを埋め込むことは、ほとんど実現されていなかっ
た。例えば、図形枠の中のテキストの中に、更に数式を
埋め込むような組み合わせは実現されていなかった。
【0019】また、埋め込み操作のユーザインタフェー
スは必ずしも統一的には行われていない。例えば、ある
エディタ(JStar)では、図形の内容部(図形枠)
の中にテキストの内容部を埋め込むためには、テキスト
を表す枠(テキスト枠)を転記コマンドにより挿入する
のに対し、表(テーブル枠)の中にテキストを挿入する
には単に文字を挿入する(他のメディアは挿入できな
い)、という具合に埋め込み操作が不統一であった。こ
のようにユーザインタフェースの不統一により、ユーザ
は操作の習得に時間を要していた。
【0020】更に、内容部の中に直接内容部が埋め込ま
れるので、文書構造で表現するのが適切であるような情
報は表現しにくい。内容部でこのような情報を表現する
と、内容割付け処理/表示処理が煩雑になり、処理効率
の低下を招くことになる。
【0021】例えば、図34に示されるような囲み記事
を持つ文書を考える。この文書は2つのカラムを持ち、
下部に囲み記事3400を持つ。囲み記事3400は飾
り罫によって囲まれており、3つのカラム3401、3
402、3403と2カラムぶち抜きの図3404とを
持つ。一般に、囲み記事は、複数のカラムを持ち、ぶち
抜きの図が配置されるなど、ページ版面と類似した性質
を持つ(その意味で、囲み記事などを小組と呼ぶことが
ある)。囲み記事を取り囲む飾り罫は、図形内容部とし
て表現されるので、囲み記事本体は図形内容部の中に埋
め込まなければならない。従って、囲み記事は、内容部
に埋め込まれた内容部として表現されることになる。図
34に示した囲み記事では、図35に示すように、カラ
ムを表す3つの文字内容部3501、3502、350
3と、図を表す図形内容部3504とが、飾り罫を表す
図形内容部3505内に埋め込まれることになる。な
お、文字内容部3501は図34に示したカラム340
1の内容に対応し、文字内容部3502は図34に示し
たカラム3402の内容に対応し、文字内容部3503
は図34に示したカラム3403の内容に対応し、図形
内容部3504は図34に示した2カラムぶち抜きの図
3404に対応している。
【0022】なお囲み記事はページ版面と類似した性質
を持つにも関わらず、文書構造ではなく内容部で表現さ
れる。またページ版面の割付けは文書構造割付け処理と
して実現されるが、囲み記事の割付けは図形の内容割付
け処理として実現される。
【0023】従って、図の大きさが変わったときカラム
間で文字を移動する処理は、ページ版面に対して実現さ
れているにも関わらず、囲み記事内のレイアウトに適用
することができない。囲み記事内の割付け処理で上記の
処理と同等の機能を実現すると、文書構造割付け処理で
実現されていることを、内容割付け処理で再び実現する
ことになり、処理が煩雑である。また、作成したい囲み
記事と類似したレイアウトのページ版面があっても、ユ
ーザは囲み記事のレイアウトを最初から指定せざるを得
ず、編集効率が悪い。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
割付け処理方式では、埋め込まれたメディアの中に、更
にメディアを埋め込むことは不可能であり、メディア毎
の表示/割付け処理の呼び出しの組み合わせの全てを実
装しなければ、メディアの埋め込みが可能にならない。
つまり、メディアの埋め込みが一つずつ個別に実現され
ているのが現実であり、このため実現されない埋め込み
があったり、編集操作が不統一であるという問題点があ
った。
【0025】また内容部の中に、直接内容部が埋め込ま
れるので、文書構造で表現するのが適切であるような情
報は表現しにくい。内容部でこのような情報を表現する
と、内容割付け処理/表示処理が煩雑になり、処理効率
が低下していた。
【0026】この発明は、メディアの埋め込みを統一的
に、且つあらゆるメディアの組合わせの埋め込みを可能
にするとともに、処理効率を向上させることのできる文
書処理装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、文書構造を管理する文書
構造管理手段と、文書の構成要素である内容部を管理す
る内容部管理手段と、前記文書構造管理手段で管理され
る文書構造に従って該文書構造を割り付ける文書構造割
り付け手段と、前記内容部管理手段で管理される前記内
容部を割り付ける内容部割り付け手段とを具え、前記内
容部割り付け手段は、前記内容部が前記文書構造管理手
段で管理される所定の文書構造への参照情報を保持する
場合、前記文書構造割り付け手段を呼び出して該所定の
文書構造の割り付けを要求し、前記文書構造割り付け手
段は、前記内容部割り付け手段の呼び出しに応じて前記
所定の文書構造の割り付けを行い、前記内容部割り付け
手段は、前記文書構造割り付け手段により割り付けられ
た前記所定の文書構造に基づいて該所定の文書構造に参
照される内容部を前記内容部に割り付けることを特徴と
する。
【0028】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記文書構造割り付け手段は、前記文書構造
の割付の際に、前記文書構造を割り付けるための規則を
示す割り付けテンプレートに基づいて割り付け処理を実
行することを特徴とする。また、請求項3の発明は、文
書構造を管理する文書構造管理手段と、文書の構成要素
である内容部を管理する内容部管理手段と、前記文書構
造管理手段で管理される文書構造に従って該文書構造を
表示する文書構造表示手段と、前記内容部管理手段で管
理される前記内容部を割り付ける内容部割り付け手段と
を具え、前記内容部表示手段は、前記内容部が前記文書
構造管理手段で管理される所定の文書構造への参照情報
を保持する場合、前記文書構造表示手段を呼び出して該
所定の文書構造の表示を要求し、前記文書構造表示手段
は、前記内容部表示手段の呼び出しに応じて前記所定の
文書構造の表示を行い、前記内容部表示手段は、前記文
書構造表示手段により表示された前記所定の文書構造に
基づいて該所定の文書構造に参照される内容部を表示す
ることを特徴とする。また、請求項4の発明は、構造化
文書の構造を管理する文書構造管理手段と、前記構造化
文書の構成要素である内容部を管理する内容部管理手段
と、前記文書構造管理手段で管理される文書構造に従っ
て該文書構造を割り付ける文書構造割り付け手段と、前
記内容部管理手段で管理される前記内容部を割り付ける
内容部割り付け手段とを具え、前記内容部割り付け手段
は、前記基本オブジェクトに参照される内容部が前記文
書構造管理手段で管理される所定の文書構造への参照情
報を保持する場合、前記文書構造割り付け手段を呼び出
して該所定の文書構造の割り付けを要求し、前記文書構
造割り付け手段は、前記内容部割り付け手段の呼び出し
に応じて前記所定の文書構造の割り付けを行い、前記内
容部割り付け手段は、前記文書構造割り付け手段により
割り付けられた前記所定の文書構造に基づいて該所定の
文書構造に参照される内容部を前記内容部に割り付ける
ことを特徴とする。
【0029】
【作用】この発明に係る文書処理装置では、内容割付け
手段は、内容部管理手段によって管理されている、文書
構造への参照情報を保持する内容部内の当該文書構造を
割付けする際に、文書構造割付け手段を呼び出して、こ
の呼ばれた文書構造割付け手段によって割付けられた文
書構造を内容部に埋め込むようにしたので、埋め込まれ
たメディア中に、更に他のメディアを埋め込んだ割付け
処理が可能になる(例えば、図形枠の中のテキストの中
にさらに数式を埋め込む)。また、中間に現れる文書構
造により、内容部では表現しにくい情報(囲み記事のレ
イアウトなど)を表現することもできる。
【0030】また他の発明に係る文書処理装置では、内
容表示手段は、内容部管理手段によって管理されてい
る、文書構造への参照情報を保持する内容部の当該文書
構造を表示する際に、文書構造表示手段を呼び出して、
この呼ばれた文書構造表示手段によって表示された文書
構造を表示するようにしたので、埋め込まれたメディア
中に、更に他のメディアを埋め込んだ表示処理が可能に
なる(例えば、図形枠の中のテキストの中にさらに数式
を埋め込む)。また、中間に現れる文書構造により、内
容部では表現しにくい情報(囲み記事のレイアウトな
ど)を表現することもできる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0032】本発明に係る第1の実施例を、図1乃至図
10を参照して説明する。
【0033】図1は、本発明に係る文書処理装置の第1
の実施例を機能ブロック図で示したものである。この図
に示した実施例の装置は、上記ODA準拠の文書処理装
置に適用されるものであり、具体的には、ワークステー
ション、コンピュータなどに適用される。
【0034】同図において、文書処理装置は、文書構造
管理手段101と、内容部管理手段102と、文書構造
割け付手段103と、内容割付け手段104とを有して
構成されている。
【0035】文書構造管理手段101は、文書の論理構
造と文書の割付け構造とを管理するものである。論理構
造の終端である基本論理オブジェクトと、割付け構造の
終端であるブロックは、内容部管理部102が管理する
内容部への参照情報を保持している。また、内容部が参
照している文書構造である、論理構造と割付け構造も格
納する。なお、以下、文書の論理構造及び文書の割付け
構造と、内容部が参照している論理構造及び割付け構造
とを区別するために、内容部が参照している論理構造及
び割付け構造を、それぞれ部分論理構造及び部分割付け
構造と呼び、またそれらの総称を部分文書構造と呼ぶこ
とにする。
【0036】内容部管理手段102は文書の内容部を管
理する。文書構造管理手段101の管理する基本オブジ
ェクトとブロックとから、内容部は参照される。従来技
術との相違は、内容部が文書構造管理手段101の管理
する部分文書構造への参照情報を保持できる点にある。
これについての詳細は後述する。
【0037】文書構造割付け手段103は、文書構造管
理手段101に管理される論理構造を割り付けて、割付
け構造を生成し、文書構造管理手段101に格納する。
基本論理オブジェクトを割付けるときは、それが持つ内
容部に対して、内容割付け手段104を呼び出す。
【0038】内容割付け手段104は、内容部管理手段
102に管理される内容部を割付ける。内容部は、割付
けを行う以前は、上記ODAにおける「処理可能形式」
かあるいは「書式つき処理可能形式」であるが、割付け
後には、上記ODAにおける「書式つき形式」かあるい
は「書式つき処理可能形式」になる。
【0039】なおこの実施例では、上記文書構造管理手
段101及び内容部管理手段102は、ハードディスク
やメインメモリなど記憶装置で実現されており、また文
書構造割付け手段103、内容割付け手段104は、各
割付け手段の機能を遂行させるためのソフトウェア(プ
ログラム)をプロセッサや中央処理装置等の制御手段が
実行することにより実現される。
【0040】次に、文書構造管理手段101の管理する
部分文書構造への参照情報を保持する内容部について説
明する。
【0041】内容部は、埋め込まれたオブジェクト列を
示すための属性を持っており、この属性には、論理オブ
ジェクト列を示すものと、割付けオブジェクト列を示す
ものとがある。その属性の値は、文書構造管理手段10
1に管理されている論理/割付けオブジェクトへのポイ
ンタの列である。論理オブジェクトを示す属性は、割付
けできる形式(処理可能形式か書式つき処理可能形式)
の内容部に対して指定できる。一方、割付けオブジェク
ト列を示す属性は、表示できる形式(書式つき形式か書
式つき処理可能形式)の内容部に対して保持される。
【0042】また、内容部はオブジェクトを呼び出す制
御機能を保持しており、その制御機能には、論理オブジ
ェクトを呼び出すものと、割付けオブジェクトを呼び出
すものとの2種類がある。前者は割付けできる形式(O
DAでは処理可能形式か書式つき処理可能形式に相当す
る)の内容部に現れるものであり、後者は表示できる形
式(ODAでは書式つき形式か書式つき処理可能形式に
相当する)の内容部に現れるものである。いずれの制御
機能も自然数を1つパラメタとして持っており、パラメ
タの値がNのとき、埋め込まれたオブジェクト列を示す
属性で指定したオブジェクト列のN番目の要素が呼び出
される。文字内容部のときは、制御機能は文字内容部中
の特定のバイト列で表現される。図形内容部のときは、
線や円などと同様に“graphics primitives ”として表
現される。
【0043】ここで、書式つき処理可能形式の内容部に
対して、オブジェクト列を示す属性と、オブジェクトを
呼び出す制御機能とが指定されている様子を図2に示
す。
【0044】図2に示すように、内容部210には、論
理オブジェクト列を示す属性220と、割付けオブジェ
クト列を示す属性230と、論理オブジェクトを呼び出
す制御機能240と、割付けオブジェクトを呼び出す制
御機能250とが指定されている。制御機能240には
パラメタとして値「1」が指定されているので、論理オ
ブジェクト列を示す属性220の値(論理オブジェクト
へのポインタ列)の1番目の要素が指す、論理オブジェ
クトが呼び出される。同様に、制御機能250のパラメ
タに基づく割付けオブジェクトが呼び出される。
【0045】次に、上述した構成において、文書処理装
置の内容割付け手段104による内容割付け処理の概略
を、図3を参照して説明する。
【0046】内容割付け手段104は、内容部に次要素
があるか否かを判断し(ステップ301)、ここで、次
要素がなければ処理を終了し、一方、次要素があればそ
の次要素を取り出して(ステップ302)、その要素は
埋め込まれた部分論理構造か否かを判断する(ステップ
303)。
【0047】ここで、部分論理構造であれば、埋め込ま
れた部分論理構造に対して、文書構造割付け手段103
(文書構造割付け処理)を呼び出して(ステップ30
4)、部分論理構造の割付けを要求する。一方、上記ス
テップ303で取出した要素が部分論理構造でなけれ
ば、その要素に対して処理を行う。例えば、必要なスペ
ースの計算などである(ステップ305)。なお、ステ
ップ304、305のいずれかを終了したら、上記スデ
ップ301に戻りこのステップ以降を実行する。
【0048】次に、内容割付け手段104からの文書構
造割付け手段103の呼び出しについて説明する。
【0049】内容割付け手段104は、内容割付けの途
中で、論理オブジェクトを呼び出す機能(制御機能)を
見付けると、部分論理構造に対して文書構造割付け手段
103を呼び出す。
【0050】その呼び出しの詳細について、図4のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0051】内容割付け手段104は、論理オブジェク
ト列を示す属性が保持する、論理オブジェクトへのポイ
ンタの列のうち、制御機能のパラメタで指定されたもの
を取り出すことにより、論理オブジェクトを特定する
(ステップ401)。次に、現在割付けを行っている内
容部内に残されている空きスペースを計算する(ステッ
プ402)。ここで、例えば、文字内容割付けのとき
は、現在の行に残されているスペースを計算する。テー
ブルのときは、現在のエントリに残されているスペース
を計算する。
【0052】上記ステップ402を終了した内容割付け
手段104が、文書構造割付け手段103を呼び出す。
呼び出された文書構造割付け手段103は、文書構造割
付け処理を実行することにより、上記ステップ402で
計算したスペースへ、上記ステップ401で特定した論
理オブジェクトを割り付けることになる。
【0053】即ち、内容割付け手段104は、割付ける
べき部分論理構造の残り全てを、上記ステップ402で
計算したスペースに割付け可能か否かを判定する(ステ
ップ403)。この判定に当たって、内容割付け手段1
04は、文書構造割付け手段103を呼び出して、その
判定を依頼する。ここで、割付け可能な場合には、再
度、文書構造割付け手段103を呼び出して、残りの部
分論理構造を割付け、割付けオブジェクトを生成する
(ステップ404)。一方、割付け不可能な場合は、部
分論理構造が分割可能か否かを判定する(ステップ40
5)。この判定に当たっても、内容割付け手段104
は、文書構造割付け手段103を呼び出して、その判定
を依頼する。ここで、分割可能な場合は、上記ステップ
402で計算したスペースに、部分論理構造を分割し
て、割付け可能な分だけ割付けて、割付けオブジェクト
を生成する(ステップ406)。この処理に当たって
も、内容割付け手段104は、文書構造割付け手段10
3を呼び出して、処理を依頼する。
【0054】ここで、一例として、部分論理構造が内容
部として数式のみを持つ基本論理オブジェクトだとす
る。この場合、数式は幾つかの地点で分割可能である
(例えば“等号の後ろ”等)。そこで、その数式全体
を、与えられたスペースに配置可能なら、割付けて書式
つきの数式内容部を持つブロックを生成する。一方、一
部しか配置できないなら、数式を配置可能な部分だけ分
割して割付ける。
【0055】他の例として、部分論理構造が内容部とし
て文字のみを持つ基本論理オブジェクトだとする。この
場合、文字内容部は分割可能である。そこで、その文字
内容部全体を、与えられたスペースに配置可能なら割付
けて、書式つき文字内容部を持つブロックを生成する。
一方、一部しか配置できないなら、文字内容部を配置可
能な部分だけ分割して割付ける。
【0056】更に他の例として、部分論理構造が内容部
として図形(ODAのgeometric graphics contens)を
持つ基本論理オブジェクトだとする。この場合、図形内
容部は分割不可能である。そこで、その図形内容部全体
を、与えられたスペースに配置可能なら、割付けて書式
つきの図形内容部を持つブロックを生成する。
【0057】ところで、内容割付け手段104は、上記
ステップ404あるいはステップ406を終了したら、
ステップ404あるいは406において生成された割付
けオブジェクトを、内容部に繋ぎ込む(ステップ40
7)。その割付けオブジェクトの内容部への繋ぎ込みに
際し、まず、埋め込まれた割付けオブジェクト列を示す
属性の値に、生成された割付けオブジェクトへのポイン
タを追加する。次に、内容部の中に、その割付けオブジ
ェクトを呼び出す制御機能を挿入し、そのパラメタの値
として、割付けオブジェクト列中でその割付けオブジェ
クトが何番目かを設定する。
【0058】次に、部分論理構造が全て割付けられたか
否かを判定し(ステップ408)、ここで、全て割付け
られたならば、処理を終了し、まだ割付けられていない
ものがある場合は、上位の内容部の中に、新たなスペー
スを確保できるか否かを判断する(ステップ409)。
ここで、確保できるならば上記ステップ402に戻りこ
のステップ以降を実行し、確保できないのなら処理を終
了する。
【0059】ここで、一例として、上位の内容部が文字
内容部のときは、新たな行(例えば1行分)を生成する
ことによってスペースを確保し、その後、ステップ40
2へ戻る。他の例として、上位の内容部が表内容部のと
きは、別のエントリに配置することはできないので、ス
ペースは確保せず、処理を終了する。更に他の例とし
て、上位の内容部が図形のときは、新たなスペースを確
保することはできないので、処理を終了する。
【0060】なお、上記ステップ405で部分論理構造
が分割不可能可能な場合は上記ステップ409に進む。
【0061】ここで、一例として、上述したように、図
形内容部全体を、与えられたスペースに配置可能なら、
割付けて書式つきの図形内容部を持つブロックを生成す
ることになるが、ステップ405において、スペースが
足りない場合つまり図形内容部全体を割付け不可能な場
合は、上記ステップ409に進む。
【0062】次に、具体例を挙げて、割付け処理を説明
する。
【0063】[図形枠中に数式/テキストを埋め込んだ
場合]図5(a)は、図形枠500に、数式501Aと
テキスト502A及び503Aを埋め込んだ場合の図形
内容の表示イメージを示している。図5(b)は、その
数式及びテキストの割付けオブジェクトの占める領域を
図示化した状態を示したものである。同図において、5
01Bは数式ブロック、502B、503Bはテキスト
ブロックであり、数式ブロック501Bは数式501A
に、テキストブロック502Bはテキスト502Aに、
テキストブロック503Bはテキスト503Aにそれぞ
れ対応するものである。図5(a)に示される内容を得
るための論理構造と割付け構造との対応関係を図6に示
す。
【0064】図6に示す例においては、図形内容部61
0を持つ基本論理オブジェクト620に対応して、図形
内容部610を持つブロック630が生成された状態を
示している。図形内容部610には、パラメタの値とし
て「1」、「2」、「3」がそれぞれ設定されている、
論理オブジェクトを呼び出す制御機能611A、612
A、613Aと、パラメタの値として「1」、「2」、
「3」がそれぞれ設定されている、割付けオブジェクト
を呼び出す制御機能611B、612B、613Bと、
論理オブジェクト列を示す属性640と、割付けオブジ
ェクト列を示す属性650とが設定されている。
【0065】論理オブジェクト列を示す属性640に
は、テキスト“X”を持つ基本論理オブジェクト661
へのポインタ641に対応して値「1」が、テキスト
“Y”を持つ基本論理オブジェクト662へのポインタ
642に対応して値「2」が、数式を持つ基本論理オブ
ジェクト663へのポインタ643に対応して値「3」
がそれぞれ設定されている。なお、割付け処理前におい
ては、制御機能611B、612B、613B及び割付
けオブジェクト列を示す属性650のポインタ列は設定
されていない。因みに、割付けオブジェクト列を示す属
性650には、テキスト“X”を持つブロック671へ
のポインタ651に対応して値「1」が、テキスト
“Y”を持つブロック672へのポインタ652に対応
して値「2」が、数式を持つブロック673へのポイン
タ653に対応して値「3」がそれぞれ設定されてい
る。
【0066】ここで、基本論理オブジェクト620に対
する割付け処理を説明する。
【0067】最初に、文書構造割付け手段103によっ
て、基本論理オブジェクト620に対する割付け処理を
行うときには内容割付け手段104を呼び出す。呼び出
された内容割付け部104は基本論理オブジェクト62
0に対する内容割付けをするときに、最初に、図形内容
部610内の制御機能611Aを抽出するので、更に文
書構造割付け手段103を呼び出し、部分論理構造の割
付け処理を要求する。呼び出された文書構造割付け手段
103は、割付けする対象の部分論理構造が基本論理オ
ブジェクトであるので、再度、内容割付け手段104を
呼び出す。このように内容部に埋め込まれている部分論
理構造が基本論理オブジェクトのみからなっている場合
は、内容割付け手段104が文書構造割付け手段103
を呼び出すが、直ちに文書構造割付け手段103から内
容割付け手段104が呼び出されて、内容割付け処理が
行われることとなる。
【0068】ここで内容割付け手段104が制御機能6
11Aを抽出すると、内容割付け手段104は、論理オ
ブジェクト列を示す属性640が保持する、論理オブジ
ェクト列へのポインタの列(この例では、ポインタ
「1」「2」「3」)のうち、制御機能611Aに設定
されているパラメタ値を参照して、そのパラメタ値
「1」に対応するポインタ(この例ではポインタ値
「1」)を取出すことにより、テキスト“X”を持つ基
本論理オブジェクト661を特定することができる。次
に、内容割付け手段104が、その特定した基本論理オ
ブジェクト661に対して内容割付け処理を行うことに
より、テキスト“X”を持つブロック(割付けオブジェ
クト)671が生成される。このとき、割付けオブジェ
クト列を示す属性650の値に、その割付けオブジェク
ト671へのポインタ651を追加する。次に図形内容
部610に、制御機能611Bを挿入し、パラメタの値
として、テキスト“X”を持つブロック(割付けオブジ
ェクト)が、割付けオブジェクト列中で何番目(この例
では1番目)であるかを設定する。従って制御機能61
1Bにはパラメタ値として「1」が設定されたこととな
る。
【0069】同様に、制御機能612A、613Aが抽
出された場合にも、上記の処理と同様な処理が行われ
る。その結果、図6に示したような、論理構造と割付け
構造と内容部との関係が得られることとなる。つまり、
ブロック630内に、ブロック671、672、673
が配置される。
【0070】[テーブル中に数式/図形/テキストを埋
め込んだ場合]図7(a)は、テーブル700の中に、
数式701Aと、図形702Aと、テキスト703A、
704Aとを埋め込んだ場合のテーブル内容の表示イメ
ージを示している。図7(b)はその数式/図形/テキ
ストの割付けオブジェクトの占める領域を図示化した状
態を示したものである。同図において、701Bは数式
ブロック、702Bは図形ブロック、703B、704
Bはテキストブロックであり、数式ブロック701Bは
数式701Aに、図形ブロック702Bは図形702A
に、テキストブロック703Bはテキスト703Aに、
テキストブロック704Bはテキスト704Aにそれぞ
れ対応するものである。図7(a)に示される内容を得
るための論理構造と割付け構造との対応関係を図8に示
す。
【0071】図8に示した例において、表内容部810
を持つ基本論理オブジェクト820に対応して、表内容
部810を持つブロック830が生成された状態を示し
ている。表内容部810には、パラメタの値として
「1」、「2」、「3」、「4」がそれぞれ設定されて
いる、論理オブジェクトを呼び出す制御機能811A、
812A、813A、814Aと、パラメタの値として
「1」、「2」、「3」、「4」がそれぞれ設定されて
いる、割付けオブジェクトを呼び出す制御機能811
B、812B、813B、814Bと、論理オブジェク
ト列を示す属性840と、割付けオブジェクト列を示す
属性850とが設定されている。
【0072】論理オブジェクト列を示す属性840に
は、各基本論理オブジェクト861、862、863、
864へのポインタ841、842、843、844に
それぞれ対応して、「1」、「2」、「3」、「4」の
値が設定されており、割付けオブジェクト列を示す属性
850には、各ブロック871、872、873、87
4へのポインタ851、852、853、854にそれ
ぞれ対応して、「1」、「2」、「3」、「4」の値が
設定されている。
【0073】この場合も、割付け前に於いては、属性8
50には、割付けオブジェクトを呼び出す制御機能、各
割付けオブジェクト(ブロック)は存在していない。こ
の状態から、基本論理オブジェクト820に対して、上
記基本論理オブジェクト620に対する割付け処理と同
様の処理を施すことにより、結果として、図8に示す内
容が得られることとなる。従って、ブロック830内
に、ブロック871、872、873、874が配置さ
れる。
【0074】[テキスト中に数式(分割なし)/数式
(分割有り)を埋め込んだ場合]図9(a)はテキスト
900の中に、数式(分割無し)901Aと、数式(分
割有り)902A、903Aとを埋め込んだ場合のテキ
スト内容の表示イメージを示している。図9(b)はそ
の数式(分割無し)及び数式(分割有り)の割付けオブ
ジェクトの占める領域を図示化した状態を示したもので
ある。同図において、901B、902B、903Bは
数式ブロックであり、数式ブロック901Bは数式(分
割無し)901Aに、数式ブロック902B、903B
は数式(分割有り)902A、903Aにそれぞれ対応
するものである。図9(a)に示される内容を得るため
の論理構造と割付け構造との対応関係を図10に示す。
【0075】図10に示した例において、文字内容部1
010には、パラメタの値「1」、「2」がそれぞれ設
定されている、論理オブジェクトを呼び出す制御機能1
011A、1012Aと、パラメタの値「1」、
「2」、「3」がそれぞれ設定されている、割付けオブ
ジェクトを呼び出す制御機能1011B、1012B、
1013Bと、論理オブジェクト列を示す属性1040
と、割付けオブジェクト列を示す属性1050とが設定
されている。
【0076】論理オブジェクト列を示す属性1040に
は、各基本論理オブジェクト1061、1062へのポ
インタ1041、1042に、それぞれ対応して値
「1」、「2」が設定されており、また割付けオブジェ
クト列を示す属性1050には、各ブロック1071、
1072A、1072Bへのポインタ1051、105
2、1053にそれぞれ対応して値「1」、「2」、
「3」が設定されている。なお論理オブジェク1062
に対応して内容部がブロック1072Aとブロック10
72Bとに分割されて生成されている。
【0077】この場合も、割付け前では、属性105
0、割付けオブジェクトを呼び出す制御機能、各割付け
オブジェクト(ブロック)は存在していない。この状態
から、基本論理オブジェクト1020に対して、上記基
本論理オブジェクト620に対する割付け処理と同様の
処理を施すことにより、結果として、図10に示す内容
が得られることとなる。従って、ブロック1030内
に、ブロック1071、1072A、1072Bが配置
されることとなる。
【0078】次に本発明に係る第2の実施例を、図11
乃至図20を参照して説明する。
【0079】図11は、本発明に係る文書処理装置の第
2の実施例を機能ブロック図で示したものである。この
機能ブロック図は、図1に示した第1の実施例の機能ブ
ロック図の構成において、文書構造割付け手段103を
文書構造割付け手段1101に変更し、また部分割付け
テンプレート保持手段1102を追加した構成になって
いる。なお図1に示した構成要素と同様の機能を果たす
部分には同一の符号を付している。
【0080】部分割付けテンプレート保持手段1102
には、割付けスタイルが保持されており、この割付けス
タイルは、文書構造管理手段101が管理する論理オブ
ジェクトから参照される。割付けスタイルは属性“layo
ut object class ”で、割付けオブジェクトクラスを指
定する。この割付けスタイルを参照する論理オブジェク
トは、指定された割付けオブジェクトクラスから生成さ
れた割付けオブジェクトの中に割付けられる。部分割付
けテンプレート保持手段1102は、ハードディスクや
メインメモリなど記憶装置で実現されている。
【0081】文書構造割付け手段1101は、上述した
文書構造割付け手段103の機能に加えて、更に、部分
論理構造を割付けて、部分割付け構造を生成する機能も
有している。その部分割付け構造は、部分割付けテンプ
レート保持手段1102の持つ部分割付けテンプレート
の制約の範囲内で生成される。つまり部分論理構造が部
分割付けテンプレートによって制御される。なおこの実
施例では、文書の文書構造(論理構造)に対する割付け
処理の際に適用される割付けテンプレートと、内容部が
参照している文書構造(部分文書構造つまり部分論理構
造)に対する割付け処理の際に適用される部分割付けテ
ンプレートとは別のものとして扱っている。
【0082】この実施例においても、基本的には、上記
第1の実施例で説明した図3及び図4に示すフローチャ
ートに基づく処理を行う。但し、内容割付け部104か
ら呼び出された文書構造割付け手段1101は、図4の
ステップ404、406において、部分論理構造に対す
る割付け処理を行うに際し、部分割付けテンプレート保
持手段1102に保持されている部分割付けテンプレー
トの制約に基づいて割付けを行う。
【0083】次に、具体例を挙げて説明する。
【0084】[テキスト中に図形/割注を埋め込んだ場
合]図12(a)は、テキスト1200の中に、図形1
210Aと割注1220Aとを埋め込んだ場合のテキス
ト内容の表示イメージ例であり、図12(b)は、その
図形と割注の割付けオブジェクトの占める領域を図示化
した状態を示したものである。図12(b)において、
1210Bはビットマップを持つブロックであり、この
ブロックは図形1210Aに対応するものであり、12
20Bは割注フレーム、1221は開き括弧を持つブロ
ック、1222は閉じ括弧を持つブロック、1223は
中間フレーム、1224はテキストブロックであり、こ
れらのブロック、フレームは割注1220Aに対応する
ものである。図12(a)に示される内容を得るため
の、割付けされていない時点での、論理構造と内容部と
の対応関係を図13に示す。
【0085】図13において、基本論理オブジェクト1
310によって参照されている文字内容部1320に
は、パラメタの値として「1」、「2」がそれぞれ設定
されている、論理オブジェクトを呼び出す制御機能13
21、1322と、論理オブジェクト列を示す属性13
30とが設定されている。論理オブジェクト列を示す属
性1330には、ビットマップを持つ基本論理オブジェ
クト1341へのポインタ1331に対応して値「1」
が設定されており、割注への基本論理オブジェクト13
42へのポインタ1332に対応して値「2」が設定さ
れている。また基本論理オブジェクト1342は割付け
スタイル1350を参照しており、この割付けスタイル
1350からは、属性“layout objectclass ”によっ
て、割付けテンプレート1360中の割付けオブジェク
トクラスである割注フレームクラス1361が指定され
ている。割付けテンプレート1360によって、割注の
中の矩形の位置関係が与えられている。
【0086】この状態から割付け処理を行った場合の論
理構造と割付け構造との対応関係を図14に示す。
【0087】図14に示すように、基本論理オブジェク
ト1310に対応して文字内容部1320を持つブロッ
ク(割付けオブジェクト)1410が生成されている。
ブロック1410が生成されたことにより、文字内容部
1320には、パラメタ値として「1」、「2」がそれ
ぞれ設定された、割付けオブジェクトを呼び出す制御機
能1421、1422と、割付けオブジェクト列を示す
属性1430とが設定されている。属性1430には、
基本論理オブジェクト1341に対応して生成された割
付けオブジェクト(ブロック)1441へのポインタ1
431、及びこのポインタに対応して値「1」が、基本
論理オブジェクト1342に対応して生成された部分割
付け構造1450の割注を持つフレーム1451へのポ
インタ1432、及びこのポインタに対応して値「2」
が、それぞれ設定されている。
【0088】ここで、基本論理オブジェクト1310に
対する割付け処理を説明する。
【0089】最初に、文書構造割付け手段1101は基
本論理オブジェクト1310に対する割付け時には内容
割付け手段104を呼び出す。呼び出された内容割付け
手段104が文字内容部1320の内容割付け処理を行
っている最中に、制御機能1321を見付けた場合に
は、図6の例で説明した処理と同様の処理が行われるの
で、内容割付け手段104によってブロック1441が
生成され文字内容部1320に繋がれる。
【0090】一方、内容割付け処理が進んで、今度、制
御機能1322を見付けた場合、内容割付け手段104
は、制御機能1322に設定されているパラメタ値
「2」に対応するオブジェクトを、属性1330を参照
して特定する。この場合は、基本論理オブジェクト13
42が特定されることとなる。次に、文書構造割付け手
段1101を呼び出して、特定した基本論理オブジェク
ト1342を与えて割付け処理を要求する。この要求に
応答した文書構造割付け手段1101は、基本論理オブ
ジェクト1342に対して、図13に示した部分割付け
テンプレート1360の制約の範囲内で部分割付け構造
1450を生成する。勿論、部分割付け構造1450中
の各ブロック1452、1453、1454、1455
の生成に際しては、文書構造割付け手段1101から呼
び出された内容割付け手段104が生成することにな
る。これによって、文字内容部1320には、ビットマ
ップを持つブロック1441と、割注フレーム1451
とが配置されたこととなる。ここで、ブロック1441
は図12(b)に示したブロック1210Bに相当し、
割注フレーム1451は図12(b)に示した1220
Bに相当する。
【0091】[テキスト中にルビ付き漢字を埋め込んだ
場合]図15(a)は、テキスト1500に、ルビ付き
漢字1510、1520、1530を埋め込んだ場合の
テキスト内容の表示イメージ例であり、図15(b)
は、そのルビ付き漢字の割付けオブジェクトの占める領
域を図示化した状態を示したものである。図15(b)
において、1511はルビつき漢字フレーム、1512
はルビフレーム、1513は漢字フレーム、1514は
テキストブロックであり、これらのフレームやブロック
はルビ付き漢字1510に対応するものである。152
1はルビつき漢字フレーム、1522はルビフレーム、
1523は漢字フレーム、1524はテキストブロック
であり、これらのフレームやブロックはルビ付き漢字1
520に対応するものである。更に1531はルビつき
単語フレーム、1532はルビフレーム、1533は単
語フレーム、1534はテキストブロックであり、これ
らのフレームやブロックはルビ付き漢字1530に対応
するものである。図15(a)に示される内容を得るた
めの、割付けされていない時点での、論理構造と内容部
との対応関係を図16に示す。
【0092】図16において、基本論理オブジェクト1
610から参照されている文字内容部1620には、パ
ラメタの値として「1」、「2」、「3」がそれぞれ設
定されている、論理オブジェクトを呼び出す制御機能1
621、1622、1623と、論理オブジェクト列を
示す属性1630とが設定されている。論理オブジェク
ト列を示す属性1630には、ルビ付き漢字を持つ複合
論理オブジェクト1641へのポインタ1631に対応
して値「1」が設定されており、ルビ付き漢字を持つ複
合論理オブジェクト1642へのポインタ1632に対
応して値「2」が設定されており、ルビ付き単語を持つ
複合論理オブジェクト1643へのポインタ1633に
対応して値「3」が設定されている。
【0093】また、複合論理オブジェクト1641、1
642は共に割付けスタイル1650を参照しており、
この割付けスタイル1650からは、属性“layout obj
ectclass ”によって、部分割付けテンプレート166
0中の割付けオブジェクトクラスであるルビ付き漢字フ
レームクラス1661が指定されている。更に複合論理
オブジェクト1643は割付けスタイル1670を参照
しており、この割付けスタイル1670からは、属性
“layout object class ”によって、部分割付けテンプ
レート1680中の割付けオブジェクトクラスであるル
ビ付き単語フレームクラス1681が指定されている。
部分割付けテンプレート1660、1680によって、
ルビの占める矩形領域と漢字の占める矩形領域との位置
関係が与えられている。
【0094】この状態から割付け処理を行った場合の論
理構造と割付け構造との対応関係を図17に示す。
【0095】図17に示すように、基本論理オブジェク
ト1610に対応して文字内容部1620を持つブロッ
ク1710が生成されている。ブロック1710が生成
されたことにより、文字内容部1620には、パラメタ
の値として「1」、「2」、「3」がそれぞれ設定され
た、割付けオブジェクトを呼び出す制御機能1721、
1722、1723と、割付けオブジェクト列を示す属
性1730とが設定されている。
【0096】属性1730には、複合論理オブジェクト
1641に対応して生成された部分割付け構造1740
のルビつき漢字を持つフレーム1741へのポインタ1
731、及びこのポインタに対応して値「1」が、複合
論理オブジェクト1642に対応して生成された部分割
付け構造1750のルビつき漢字を持つフレーム175
1へのポインタ1732、及びこのポインタに対応して
値「2」が、複合論理オブジェクト1643に対応して
生成された部分割付け構造1760のルビつき単語を持
つフレーム1761へのポインタ1733、及びこのポ
インタに対応して値「2」が、それぞれ設定されてい
る。
【0097】ここで、文書構造割付け手段1101によ
る基本論理オブジェクト1610に対する割付け処理を
説明する。
【0098】この場合、文書構造割付け手段1101に
よって呼び出された内容割付け手段104は、文字内容
部1620に対する内容割付け処理を実行中に、制御機
能1621、1622、1623を順次参照することに
なる。そして、これらの制御機能を参照した場合は、該
当する制御機能に設定されているパラメタ値に対応する
オブジェクトを特定し、その後、文書構造割付け手段1
101を呼び出して、割付け処理を依頼することにな
る。この例では、内容割付け手段104によって複合論
理オブジェクト1641、1642、1643が順次特
定される。文書構造割付け手段1101は、複合論理オ
ブジェクト1641、1642に対して、図16に示し
た部分割付けテンプレート1660を適用して割付け処
理を行うことにより、部分割付け構造1740、175
0をそれぞれ生成する。また複合論理オブジェクト16
43に対して、図16に示した部分割付けテンプレート
1680を適用して割付け処理を行うことにより、部分
割付け構造1760を生成する。なお、各部分割付け構
造のブロックの生成は、文書構造割付け手段1101か
ら呼ばれた内容割付け手段104が行う。
【0099】これによって文字内容部を持つブロック内
に、ルビつき漢字を持つフレーム1741と、ルビつき
漢字を持つフレーム1751と、ルビつき単語を持つフ
レーム1761とが配置される。因みに、フレーム17
41は図15(b)に示したフレーム1511に相当
し、フレーム1751は図15(b)に示したフレーム
1521に相当し、フレーム1761は図15(b)に
示したフレーム1531に相当する。
【0100】[囲み記事の場合]図18は、図34に示
した囲み記事の割付けオブジェクトの占める領域を図示
化した状態を示したものである。図18において、18
11は全段抜きフレーム、1812は全段抜きフレーム
1811内のブロック、1813は囲み記事フレーム、
1814はカラムフレーム、1815は二段抜きフレー
ム、1816は二段抜きフレーム1815内のブロッ
ク、1817はカラムフレーム、1818はカラムフレ
ーム1817内のブロックである。
【0101】図34に示される内容を得るための、割付
けされていない時点での、論理構造と内容部との対応関
係を図19に示す。
【0102】図19において、基本論理オブジェクト1
910が参照している図形内容部1920には、パラメ
タの値として「1」が設定されている、論理オブジェク
トを呼び出す制御機能1921と、論理オブジェクト列
を示す属性1930とが設定されている。論理オブジェ
クト列を示す属性1930には、囲み記事を表す複合論
理オブジェクト1941へのポインタ1631に対応し
て値「1」が設定されている。また複合論理オブジェク
ト1941は、割付けスタイル1950を参照してお
り、この割付けスタイル1950からは、属性“layout
object class ”によって、部分割付けテンプレート1
960中の割付けオブジェクトクラスである囲み記事を
表すフレームクラス1961が指定されている。また部
分割付けテンプレート1960によって、囲み記事内で
のレイアウトが記述されている。
【0103】この状態から割付け処理を行った場合の論
理構造と割付け構造との対応関係を図20に示す。
【0104】図20に示すように、基本論理オブジェク
ト1910に対してブロック2010が生成されてい
る。ブロック2010が生成されたことより、図形内容
部1920には、パラメタの値として「1」が設定され
ている、割付けオブジェクトを呼び出す制御機能202
1と、割付けオブジェクト列を示す属性2030とが設
定されている。属性2030には、複合論理オブジェク
ト1941に対応して生成された部分割付け構造204
0の囲み記事を表すフレーム2041へのポインタ20
31、及びこのポインタに対応して値「1」が設定され
ている。
【0105】なお、基本論理オブジェクト1910に対
する割付け処理の場合も、上述した基本論理オブジェク
ト1610に対する割付け処理同様に行われる。従っ
て、図形内容部1920内に、囲み記事フレーム204
1が配置されることとなる。囲み記事フレーム2041
は図18に示す囲み記事フレーム1813に相当する。
次に、本発明に係る第3の実施例を、図21乃至図23
を参照して説明する。図21は本発明に係る文書処理装
置の第3の実施例を機能ブロック図で示したものであ
る。
【0106】同図において、文書処理装置は、文書構造
管理手段2101と、内容部管理手段2102と、文書
構造表示手段2103と、内容表示手段2104と、デ
ィスプレイ装置2105とを有して構成されている。
【0107】文書構造管理手段2101は図1に示した
文書構造管理手段101と同様の機能を果たし、内容部
管理手段2102は図1に示した内容部管理手段102
と同様の機能を果たすものである。
【0108】文書構造表示手段2103は、文書構造管
理手段2101に管理されている割付け構造中の割付け
オブジェクトを辿って処理を行う。すなわち割付けオブ
ジェクトの表示を行うと共に、内容部を表示するための
位置を計算する。ただし、実際に表示される割付けオブ
ジェクトは、境界線(ODAでは属性“border”に相当
する)を持つものに限る。また表示位置の管理は、割付
けオブジェクトの位置(ODAでは属性“position”に
相当する)に基づいて行われる。文書構造管理手段21
01は、ブロックを見付けた場合は、その内容部に対し
て内容表示手段2104を呼び出す。
【0109】内容表示手段2104は、内容部管理手段
2102内に管理されている内容部を、文書構造表示手
段2103から指定された表示位置に表示する。
【0110】ディスプレイ装置2105は画面上に割付
けオブジェクト及び内容部を表示する。
【0111】文書構造管理手段2101及び内容部管理
手段2102は、ハードディスクやメインメモリなど記
憶装置で実現されており、また文書構造表示手段210
3及び内容表示手段2104は、各表示手段の機能を遂
行させるためのソフトウェア(プログラム)をプロセッ
サや中央処理装置などの制御手段が実行することにより
実現される。
【0112】次に、上述した構成において、文書処理装
置の内容表示手段2104による内容表示処理の概略
を、図22のフローチャートを参照して説明する。
【0113】内容表示手段2104は、内容部に次要素
があるか否かを判断し(ステップ2201)、ここで、
次要素がなければ処理を終了し、一方、次要素があれば
その次要素を取り出して(ステップ2202)、その要
素は埋め込まれた部分割付け構造か否かを判断する(ス
テップ2203)。
【0114】ここで、部分割付け構造であれば、埋め込
まれた部分割付け構造に対して、文書構造表示手段21
03を呼び出して(ステップ2204)、部分割付け構
造の表示処理を要求する。一方、上記ステップ2203
で取出した要素が部分割付け構造でなければ、その要素
に対して内容表示処理を行う(ステップ2205)。例
えば、その要素のディスプレイ装置2105への表示を
行う。
【0115】なお、ステップ2204、2205のいず
れかを終了したら、上記スデップ2201に戻りこのス
テップ以降を実行する。
【0116】次に、内容表示手段2104から文書構造
表示手段2103の呼び出しについて説明する。
【0117】内容表示手段2104は、内容表示の途中
で、割付けオブジェクトを呼び出す制御機能を見付ける
と、部分割付け構造に対して文書構造表示手段2103
(文書構造処理)を呼び出す。
【0118】その呼び出しの詳細について、図23のフ
ローチャートを参照して説明する。内容表示手段210
4は、割付けオブジェクト列を示す属性の保持する、割
付けオブジェクトへのポインタの列から、制御機能のパ
ラメタで指定されたものを取り出す(ステップ230
1)。次に、部分割付け構造を表示する位置(例えばテ
キストであれば文字の表示位置など)を計算する(ステ
ップ2302)。ここで、文字内容部のときは、直前に
現れる文字の位置に、その文字の幅を足した位置にな
る。続いて、上記ステップ2301で特定した割付けオ
ブジェクトと、ステップ2302で計算した表示位置と
を、パラメタとして、文書構造表示手段2103(文書
構造表示処理)を呼び出す(ステップ2303)。
【0119】次に本発明に係る第4の実施例を図24を
参照して説明する。
【0120】図24は本発明に係る文書処理装置の第4
の実施例を機能ブロック図で示したものである。この機
能ブロック図は、図21に示した第3の実施例の機能ブ
ロック図の構成に、入力装置2401と、編集位置指定
部2402と、部分文書構造編集コマンド入力部240
3と、文書部分構造編集部2404とを追加した構成に
なっている。
【0121】入力装置2401は、マウス/キーボード
などの入力機器であり、内容表示手段2104によって
ディスプレイ装置2105に表示された内容部のうち
の、一点(所望の位置)を指示したり、挿入/複写/削
除/移動など編集用のコマンドを入力するものである。
編集位置指定部2402は、入力装置2401によって
指示された所望の位置を示す位置情報に基づいて、内容
部内のどこを編集するかを、内容部管理手段2102内
の情報を参照して特定するとともに、その特定した位置
を部分文書構造編集部2404に通知する。部分文書構
造編集コマンド入力部2403は、入力装置2401に
よって入力された編集用のコマンドを、部分文書構造編
集部2404に通知する。部分文書構造編集部2404
は、編集位置指定部2402から通知された位置の内容
に対して、部分文書構造編集コマンド入力部2403か
ら通知された編集用のコマンドに基づく編集操作を行
う。このとき、内容部管理手段2102内の情報および
文書構造管理手段2101内の情報が更新される。
【0122】なおこの実施例においては、編集位置指定
部2402、部分文書構造編集コマンド入力部240
3、部分文書構造編集部2404は、各部の機能を遂行
させるためのソフトウェア(プログラム)をプロセッサ
や中央処理装置など制御手段が実行することにより実現
される。
【0123】次に部分文書構造編集部2404による編
集コマンドに基づく部分文書構造の変更処理を説明す
る。
【0124】部分文書構造編集部2404は、部分文書
構造編集コマンド入力部2403からの編集コマンドに
従って、部分文書構造の挿入/複写/削除/移動などの
処理を行う。すなわち、埋め込まれたオブジェクト列を
示す属性(内容部の属性)の値へのオブジェクトの追加
/削除と、オブジェクトを呼び出す制御機能(内容部の
中に現れる)の挿入/削除が行われる。このような編集
操作が行われた場合、“WYSIWYG”(what you s
ee is whatyou get)の文書エディタにおいては、変更
直後に、文書割付け処理(文書割付け手段)と文書表示
処理(文書表示手段)とが起動されることとなる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
容割付け手段は、文書構造への参照情報を保持する内容
部内の当該文書構造の割付け処理を行う際に、文書構造
割付け手段を呼び出して、該呼び出された文書構造割付
け手段によって割付けられた文書構造を内容部に埋め込
むようにしたので、内容部への文書構造の埋め込みが可
能となり、メディアの埋め込みが一般的な形、つまり文
書の論理構造に対する割付け処理と同様な処理で実現で
きる。
【0126】また内容表示手段は、文書構造への参照情
報を保持する内容部内の当該文書構造の表示処理を行う
際に、文書構造表示手段を呼び出して、該文書構造表示
手段によって表示処理された文書構造を表示するように
したので、内容部への文書構造の埋め込んだ状態の表示
が可能となり、メディアの埋め込みが一般的な形、つま
り文書の論理構造に対する表示処理と同様な処理で実現
できる。
【0127】上述しことから、メディアの埋め込みを統
一的に、且つあらゆるメディアの組合わせの埋め込みを
可能にするとともに、割付け及び表示処理の処理効率を
向上させることのできる文書処理装置を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書処理装置の第1の実施例を示
す機能ブロック図。
【図2】第1の実施例における内容部管理手段によって
管理される内容部を説明するための図。
【図3】第1の実施例における内容割付け処理の概略動
作を示すフローチャート。
【図4】第1の実施例における内容割付け処理の詳細な
動作を示すフローチャート。
【図5】第1の実施例における、図形枠の中に数式とテ
キストとを埋め込んだ様子を説明するための図。
【図6】図5に示した例の論理構造と割付け構造との対
応関係を示す図。
【図7】第1の実施例における、テーブルの中に数式と
図形とテキストとを埋め込んだ様子を説明するための
図。
【図8】図7に示した例の論理構造と割付け構造との対
応関係を示す図。
【図9】第1の実施例における、テキストの中に数式
(分割無しの場合)と数式(分割有りの場合)を埋め込
んだ様子を説明するための図。
【図10】図9に示した例における論理構造と割付け構
造との対応関係を示す図。
【図11】本発明に係る文書処理装置の第2の実施例を
示す機能ブロック図。
【図12】第2の実施例における、テキストの中に図形
と割注とを埋め込んだ様子を説明するための図。
【図13】図12に示した例の割付け前の論理構造と内
容部とを説明するための図。
【図14】図12に示した例の論理構造と割付け構造と
の対応関係を示す図。
【図15】第2の実施例における、テキストの中にルビ
付きの漢字を埋め込んだ様子を説明するための図。
【図16】図15に示した例の割付け前の論理構造と内
容部とを説明するための図。
【図17】図15に示した例の論理構造と割付け構造と
の対応関係を示す図。
【図18】第2の実施例における、囲み記事の割付けオ
ブジェクトの領域を図示化した状態の図。
【図19】図18に示した例の割付け前の論理構造と内
容部とを説明するための図。
【図20】図18に示した例の論理構造と割付け構造と
の対応関係を示す図。
【図21】本発明に係る文書処理装置の第3の実施例を
示す機能ブロック図。
【図22】第3の実施例における内容表示処理動作を示
すフローチャート。
【図23】第3の実施例における内容表示手段から文書
構造表示手段を呼び出す際の処理動作を示すフローチャ
ート。
【図24】本発明に係る文書処理装置の第4の実施例を
示す機能ブロック図。
【図25】従来の割付け処理を説明する際に用いた文書
例を示す図。
【図26】図25に示した文書の割付け構造を示す図。
【図27】図25に示した文書の論理構造と割付け構造
と内容部との対応関係を示す図。
【図28】従来の文書構造表示及び割付け処理動作を示
すフローチャート。
【図29】従来の文書構造表示及び割付け処理動作を示
すフローチャート。
【図30】従来における図の中にテキストを埋め込んだ
様子を説明するための図。
【図31】従来における図の中に数式を埋め込んだ様子
を説明するための図。
【図32】従来におけるテーブルの中にテキストを埋め
込んだ様子を説明するための図。
【図33】従来の文書構造表示及び割付け処理動作を示
すフローチャート。
【図34】従来における囲み記事の文書例を示す図。
【図35】図34に示した文書の論理構造と割付け構造
と内容部との対応関係を説明するための図。
【符号の説明】
101、2101…文書構造管理手段、102、210
2…内容部管理手段、103、1101…文書構造割付
け手段、104…内容割付け手段、1102…部分割付
けテンプレート保持手段、2103…文書構造表示手
段、2104…内容表示手段、2105…ディスプレイ
装置、2401…入力装置、2402…編集位置指定
部、2403…部分文書構造編集コマンド入力部、24
04…部分文書構造編集部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書構造を管理する文書構造管理手段
    と、 文書の構成要素である内容部を管理する内容部管理手段
    と、 前記文書構造管理手段で管理される文書構造に従って該
    文書構造を割り付ける文書構造割り付け手段と、 前記内容部管理手段で管理される前記内容部を割り付け
    る内容部割り付け手段とを具え、 前記内容部割り付け手段は、 前記内容部が前記文書構造管理手段で管理される所定の
    文書構造への参照情報を保持する場合、前記文書構造割
    り付け手段を呼び出して該所定の文書構造の割り付けを
    要求し、 前記文書構造割り付け手段は、 前記内容部割り付け手段の呼び出しに応じて前記所定の
    文書構造の割り付けを行い、 前記内容部割り付け手段は、 前記文書構造割り付け手段により割り付けられた前記所
    定の文書構造に基づいて該所定の文書構造に参照される
    内容部を前記内容部に割り付けることを特徴とする文書
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記文書構造割り付け手段は、 前記文書構造の割付の際に、前記文書構造を割り付ける
    ための規則を示す割り付けテンプレートに基づいて割り
    付け処理を実行することを特徴とする請求項1記載の文
    書処理装置。
  3. 【請求項3】 文書構造を管理する文書構造管理手段
    と、 文書の構成要素である内容部を管理する内容部管理手段
    と、 前記文書構造管理手段で管理される文書構造に従って該
    文書構造を表示する文書構造表示手段と、 前記内容部管理手段で管理される前記内容部を割り付け
    る内容部割り付け手段とを具え、 前記内容部表示手段は、 前記内容部が前記文書構造管理手段で管理される所定の
    文書構造への参照情報を保持する場合、前記文書構造表
    示手段を呼び出して該所定の文書構造の表示を要求し、 前記文書構造表示手段は、 前記内容部表示手段の呼び出しに応じて前記所定の文書
    構造の表示を行い、 前記内容部表示手段は、 前記文書構造表示手段により表示された前記所定の文書
    構造に基づいて該所定の文書構造に参照される内容部を
    表示することを特徴とする文書処理装置。
  4. 【請求項4】 構造化文書の構造を管理する文書構造管
    理手段と、 前記構造化文書の構成要素である内容部を管理する内容
    部管理手段と、 前記文書構造管理手段で管理される文書構造に従って該
    文書構造を割り付ける文書構造割り付け手段と、 前記内容部管理手段で管理される前記内容部を割り付け
    る内容部割り付け手段とを具え、 前記内容部割り付け手段は、 前記基本オブジェクトに参照される内容部が前記文書構
    造管理手段で管理される所定の文書構造への参照情報を
    保持する場合、前記文書構造割り付け手段を呼び出して
    該所定の文書構造の割り付けを要求し、 前記文書構造割り付け手段は、 前記内容部割り付け手段の呼び出しに応じて前記所定の
    文書構造の割り付けを行い、 前記内容部割り付け手段は、 前記文書構造割り付け手段により割り付けられた前記所
    定の文書構造に基づいて該所定の文書構造に参照される
    内容部を前記内容部に割り付けることを特徴とする文書
    処理装置。
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