JP3488489B2 - テレビカメラ制御装置 - Google Patents
テレビカメラ制御装置Info
- Publication number
- JP3488489B2 JP3488489B2 JP22380393A JP22380393A JP3488489B2 JP 3488489 B2 JP3488489 B2 JP 3488489B2 JP 22380393 A JP22380393 A JP 22380393A JP 22380393 A JP22380393 A JP 22380393A JP 3488489 B2 JP3488489 B2 JP 3488489B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- display
- level
- control device
- camera control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
特にNTSC方式、クリアビジョン、ハイビジョン等の
各種方式のテレビ撮影に用いることができるテレビカメ
ラの制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、ハイビジョン[HD(High defin
ition )TV]放送、クリアビジョン[ED(Extended
definition )TV]放送が注目されており、映像の高
画質化が追及されている。従って、これら放送の撮影を
するテレビカメラにおいても、高性能なものが必要とな
り、ズームレンズ、望遠撮影のためのエクステンダーレ
ンズ、フォーカスレンズ等においても高解像度のものが
要求されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビカメラにおいて、例えばHDTV用のレンズ部
は、撮影条件の全域で高解像度を維持するために、値段
が高くなり、テレビカメラのコスト高につながるという
問題がある。即ち、通常のNTSC(National Televis
ion System Committee)方式のテレビカメラのレンズ部
であっても、撮影条件のある範囲においては高解像度を
維持することができ、この所定の範囲でNTSC用のテ
レビカメラをHDTV用のテレビカメラとして用いるこ
とは何ら差し支えがない。 【0004】また、現在では、NTSC放送、ハイビジ
ョン放送、クリアビジョン放送等が放送の目的、ジャン
ルに応じて選択される傾向にあり、常にハイビジョンの
撮影が必要となることもなく、極端にいえば、アスペク
ト比だけが、9:16であればよいという場合もある。
しかも、上記の各放送方式に対応してそれぞれのテレビ
カメラを保有することが、無駄な場合も多い。 【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、テレビカメラの現在の撮影レベル
が各放送方式との関連で迅速に判断でき、各放送方式に
適合した撮影が1台のテレビカメラで可能となるテレビ
カメラ制御装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各種機能が備えられたレンズ部を有する
テレビカメラ制御装置において、上記レンズ部のレンズ
性能データに基づき、各種レンズ機能の現在の設定状態
がNTSC方式及びハイビジョン方式を含む複数のテレ
ビジョン方式のいずれの撮影レベルにあるかを判定する
判定手段と、この判定手段の判定に基づき、各種レンズ
機能の現在の設定状態を複数のテレビジョン方式の各撮
影レベルに対応させて表示する表示器と、を設けたこと
を特徴とする。 【0007】 【作用】上記の構成によれば、判定手段により現在のレ
ンズ部の設定状態がNTSC方式、クリアビジョン方
式、ハイビジョン方式という観点からどのレベルにある
かの判定が行われる。この判定基準は、例えばハイビジ
ョン、クリアビジョンではエクステンダー(望遠用レン
ズ部)が1倍のときが良好であり、ズーム倍率について
は設定できる焦点距離が遠近の両端から内側へ狭まった
領域に制限され、しかもこの焦点距離は絞りF値が大き
くなればなる程、更に小さく制限された範囲とされる。
この場合、クリアビジョンはハイビジョンよりも緩やか
な判定基準となる。そして、判定レベルは例えばズー
ム、フォーカス、絞り、エクステンダー等の項目につい
て、上記各方式との関連で表示器に示される。従って、
この表示器の表示を参考にしながら、各テレビジョン方
式に適合した撮影が可能となる。 【0008】 【実施例】図1には、実施例に係るテレビカメラ制御装
置の構成が示され、図2にはテレビカメラの構成及び表
示器の表示状態が示されている。図2において、カメラ
本体10のレンズ部11には、内部にフォーカスレン
ズ、ズームレンズが設けられ、また最前部に望遠のため
のエクステンダー12が設けられており、このエクステ
ンダー12には1倍レンズ、1.5倍レンズ、2倍レン
ズが取り付けられている。そして、このカメラ本体10
の後側側面に液晶表示器等からなる表示器14が設けら
れている。 【0009】図1において、制御を統轄的に処理するC
PU(中央処理部)15内には、現在の撮影条件が各放
送方式との関連でどのレベルにあるかの判定をする判定
手段が設けられており、このCPU15に、レンズ性能
データメモリ16が接続される。このレンズ性能データ
メモリ16には、上記レンズ部11のズームレンズ、フ
ォーカスレンズ、エクステンダー12内の各レンズ等の
性能データが記憶されており、例えばこれらのレンズ性
能からHDTV方式、EDTV方式、NTSC方式とし
て用いる場合の各レンズ及び絞りの駆動範囲データ(制
限データ)が記憶される。また、CPU15には、ズー
ム情報信号出力部17、フォーカス情報信号出力部1
8、絞り情報信号出力部19、エクステンダー(EX
T)情報出力部20が接続され、これらから上記各レン
ズと絞りの現在の位置情報がCPU15へ入力される。 【0010】一方、上記CPU15には各ドライバ2
2,23,24,25を介してズームモータ26、フォ
ーカスモータ27、絞りモータ28、EXTモータ29
が設けられ、これらの駆動部分に位置検出器(Pot.)3
0〜33が配置される。従って、上記レンズ部11、エ
クステンダー12、絞りは各ドライバ22,23,2
4,25を用いたモータ26,27,28,29によっ
て動作され、このとき位置検出器30〜33にて検出さ
れたの位置情報(電圧)は上述した情報信号出力部1
7,18,19,20からCPU15へ供給される。 【0011】そして、上記カメラ本体10に配置された
表示器14はCPU15に接続され、この表示器14へ
現在の撮影レベルが各放送方式との関連で表示される。
即ち、上記CPU15の判定手段は、レンズ性能データ
メモリ16からレンズ性能データを読み出し、各情報信
号出力部17,18,19,20から入力された現在の
位置情報と上記レンズ性能データにより現在の撮影レベ
ルを解像度の観点から判定する。そうして、この撮影レ
ベルが上記表示器14へ表示される。 【0012】図2には、上記表示器14での表示状態が
示されており、この例では、総合評価(TOTAL)、
ズーム(ZOOM)、フォーカス(FOCUS)、絞り
(IRIS)、エクステンダー(EXT)の項目につい
て、NTSC方式、EDTV方式、HDTV方式のラン
プが設けられる。これによれば、図示のように、ランプ
を点灯させることにより、各項目の現在の撮影状態がど
のレベルにあるのかが表示できる。 【0013】図3には、実施例のテレビカメラでのHD
TV方式の判定基準の一例が示されており、例えば図
(A)のエクステンダー12については1倍レンズのみ
がHDTVレベルとされる。また、図(B)に示される
ように、絞りのF1 =1.4からF4 =16の範囲がa
1 (F1 〜F2 ),a2 (F2 〜F3 ),a3 (F3 〜
F4 )の3つの領域に分けられ、この領域毎に、図
(C)に示されるように、ズームレンズの焦点距離にお
けるHDTV方式の判定基準が定められる。即ち、絞り
がF1 〜F2 (a1 )のとき、ズームの焦点距離はf2
〜f7 、絞りF2 〜F3 (a2 )のときは焦点距離f3
〜f6 、絞りF3 〜F4 (a3 )のときは焦点距離f4
〜f5 が判定基準となり、これに合致する場合にHDT
Vレベルとされる。なお、EDTV方式の場合は上記判
定基準よりも緩やかな基準とされる。 【0014】上記のような判定基準に基づいて判定され
た撮影レベルは、図2に示されるように表示器14に表
示されるが、これによれば、現在の撮影状態が、TOT
ALはHDTVレベル、ZOOMはEDTVレベル、F
OCUSはHDTVレベル、IRISもHDTVレベ
ル、EXTはEDTVレベルであることが分かる。 【0015】図4には、上記表示器14の他の表示例が
示されており、この例は直線的に小さな単位で点灯量が
変化するレベル表示としたものである。即ち、上記の場
合と同様に、TOTAL、ZOOM、FOCUS、IR
IS、EXTの項目につき、棒状の表示部が設けられ、
NTSC、EDTV、HDTVのレベル位置を目盛った
構成とされている。従って、この例によれば図2の表示
よりも詳細な撮影レベルの表示が可能となる。 【0016】上記図2の例では、各項目につき1つのラ
ンプを点灯するようにしたが、例えばHDTVレベルを
満たすということは、NTSC方式及びEDTV方式の
両者のレベルも満たしているのであるから、この場合は
全てのランプを点灯させるようにしてもよい(EDTV
レベルを満たすときはNTSC、EDTVの両ランプを
点灯させる)。また、上記実施例の判定基準は、一例で
あり、その他の各種の判定基準が適用できる。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
判定手段により、レンズ部のレンズ性能データに基づ
き、各種レンズ機能の現在の設定状態がNTSC方式及
びハイビジョン方式を含む複数のテレビジョン方式のい
ずれの撮影レベルにあるかを判定し、この現在の設定状
態をテレビジョン方式の各撮影レベルに対応させて表示
器へ表示するようにしたので、テレビカメラの現在の撮
影状態のレベルが即座に判断でき、1台のカメラにより
各放送方式に適合した撮影が可能となる利点がある。
構成を示す回路ブロック図である。 【図2】実施例のテレビカメラの構成及び表示器の表示
状態を示す図である。 【図3】実施例における判定基準の一例を示す図であ
る。 【図4】実施例の表示器の他の表示状態を示す図であ
る。 【符号の説明】 10 … カメラ本体、 11 … レンズ部、 12 … エクステンダー、 14 … 表示器、 15 … CPU、 16 … レンズ性能データメモリ、 17〜20 … 情報信号出力部。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 各種機能が備えられたレンズ部を有する
テレビカメラ制御装置において、 上記レンズ部のレンズ性能データに基づき、各種レンズ
機能の現在の設定状態がNTSC方式及びハイビジョン
方式を含む複数のテレビジョン方式のいずれの撮影レベ
ルにあるかを判定する判定手段と、 この判定手段の判定に基づき、各種レンズ機能の現在の
設定状態を複数のテレビジョン方式の各撮影レベルに対
応させて表示する表示器と、を設けたことを特徴とする
テレビカメラ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22380393A JP3488489B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | テレビカメラ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22380393A JP3488489B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | テレビカメラ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0758993A JPH0758993A (ja) | 1995-03-03 |
JP3488489B2 true JP3488489B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=16803970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22380393A Expired - Fee Related JP3488489B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | テレビカメラ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3488489B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100385965B1 (ko) * | 1996-08-12 | 2003-07-18 | 삼성전자주식회사 | 줌렌즈및포커스렌지의2차원상태표시장치 |
JP2001255449A (ja) | 2000-03-13 | 2001-09-21 | Fuji Photo Optical Co Ltd | レンズ駆動装置 |
-
1993
- 1993-08-17 JP JP22380393A patent/JP3488489B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0758993A (ja) | 1995-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5557328A (en) | Video camera having an improved zoom system | |
US7057647B1 (en) | Dual-mode camera system for day/night or variable zoom operation | |
KR20020004522A (ko) | 씨씨디 카메라의 제어 방법 | |
US6625396B2 (en) | Camera having a blur notifying function | |
JPH02302795A (ja) | 車載モニター装置のモニター画面自動調整装置 | |
EP0132345A2 (en) | Infra-red optical systems | |
JP2001272708A (ja) | 可視/赤外両用撮像装置 | |
JP3488489B2 (ja) | テレビカメラ制御装置 | |
US5920348A (en) | Electronic camera with adjustable image readout area | |
US20030173518A1 (en) | Visible/infrared imaging camera | |
KR940005344Y1 (ko) | 주변배경 서치기능을 갖는 캠코더 | |
US4837633A (en) | Electronic boundary framing device and method | |
US5515204A (en) | Zoom lens wherein at least a portion of the zoom lens moves for focusing | |
JP3488488B2 (ja) | テレビカメラ用レンズ制御装置 | |
US6903708B1 (en) | Viewing instrument | |
US4181918A (en) | Television receiver projection system | |
US20030156835A1 (en) | Viewfinder structure of image-capturing apparatus with adjustable focal length | |
JPH06230279A (ja) | ズームレンズ | |
JPH04245782A (ja) | ビデオカメラ | |
JP3390501B2 (ja) | 炉内挿入用光学系及び炉内監視装置 | |
JPH11202187A (ja) | 撮像装置 | |
JP2801468B2 (ja) | ビデオカメラ | |
KR910005654A (ko) | 다수의 촬상모드를 갖는 카메라 일체형 vtr | |
JP3489128B2 (ja) | テレビジョンカメラ用レンズ装置 | |
JP3413420B2 (ja) | ズームレンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |