JP3487720B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3487720B2
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静男 栗村
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株式会社光電製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は例えばビーコン電
波の受信に用いられ、棒状磁心にコイルを巻いたループ
アンテナを二つ使用して無指向性を得るようにしたアン
テナ装置に関し、特にそのシールド構造にかゝわる。 【0002】 【従来の技術】図4に従来のこの種のアンテナ装置を示
す。棒状磁心11上にコイル12が巻かれてループアン
テナ13が構成され、同様に棒状磁心14上にコイル1
5が巻かれたループアンテナ16がループアンテナ13
上にこれと直交して設けられる。これらループアンテナ
13,16はその受信出力信号の位相を互いに90°ず
らして合成することにより無指向性とすることができ
る。 【0003】この合成は図5に示すようにして行われ
る。ループアンテナ13,16の各コイルの中点が接地
され、ループアンテナ13のコイルの両端の信号は前段
増幅器17,18でそれぞれ増幅され、更にRC移相回
路19,20を通りそれぞれ位相が45°遅らされてF
ET21,22のゲートへ供給される。ループアンテナ
16のコイルの両端の信号は前段増幅器23,24でそ
れぞれ増幅され、更にCR移相回路25,26を通りぞ
れぞれ位相が45°進められてFET27,28のゲー
トへ供給される。FET21,22,27,28の各ソ
ースは接地され、FET21,27の各ドレインは合成
トランス29の一次コイルの一端に接続され、FET2
2,28の各ドレインはトランス29の一次コイルの他
端に接続される。トランス29の一次コイルの中点は電
源端子+Bに接続される。移相回路19,20,25,
26の各抵抗器、各コンデンサの各インピーダンスを互
いに等しくすると、FET21,27の両出力の位相差
は90°,FET22,28の両出力の位相差も90°
となり、これらは互いに合成されて、トランス29より
無指向性出力が得られる。 【0004】ループアンテナ13,16と合成トランス
29との間の回路に同相、同振幅の雑音が誘起されて
も、互いに打ち消されてトランス29の合成出力には現
れない。しかしループアンテナ13,16は雑音などの
誘導を受け易い。従って電力線に対してはなるべく遮断
するが、磁力線に対してはなるべく影響を与えないシー
ルドを設けることが望ましい。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、他の機器との
関係などから、図4に示すように、ループアンテナ1
3,16を挟むように金属板31,32が設けられる場
合がある。金属板31,32をループアンテナ13,1
6にある程度以上接近させると、金属板31,32を非
磁性材で構成しても、ループアンテナ13,16に誘起
されるべき、つまり受信されるべき、電波の高周波磁界
により、金属板31,32に渦電流が生じ、その反作用
で、ループアンテナ13,16は磁力線に対して遮蔽さ
れてしまう。従って、磁心の直径が約1cmの300kHz
帯のループアンテナ13,16の場合金属板31,32
の間隔を約4cm,つまりループアンテナと金属板との間
に約1cmの間隔を設ける必要があった。このように金属
板31,32の間隔が比較的大きくなるため、金属板3
1,32によりループアンテナ13,16は外部雑音の
電力線に対して十分なシールド作用が得られなかった。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明によれば二つの
金属板に挟まれた二つのループアンテナ間に櫛状シール
ド板が設けられる。 【0007】 【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施例を示し、
図4と対応する部分に同一符号を付けてある。この発明
においては、ループアンテナ13とループアンテナ16
との間に櫛状シールド板35が設けられる。櫛状シール
ド板35は電力線に対して遮断を行うが磁力線に影響を
与えないもので、つまり櫛状のため、シールド板35上
に閉回路が存在せず、かつ磁力線が交差しても渦電流が
流れないものである。 【0008】 櫛状シールド板35の具体例を図3に示
す。これはループアンテナ13,16として300kHz
帯のビーコンアンテナに適用した例である。厚さが約
1.6mmのほぼ方形のプリント配線基板36の一面にお
いて、各辺の中心線の外縁近くからほぼ半分近くまで延
長した連結線3が形成され、その各連結線37の一側
においてこれと一端が連結され、外縁と平行した複数の
櫛歯線38が各二つの連結線37について、互いに近づ
くようにその角部まで延長形成され、連結線37とこれ
に接続された櫛歯線38により櫛状シールドが構成され
る。この櫛歯線38は配線基板36の対向する二つの角
部に形成される。同様にして配線基板36の他面にも連
結線(図示せず)と櫛歯線39により櫛状シールドが形
成される。この櫛歯線39は櫛歯線38が形成されてい
ない配線基板36の二つの角部に形成される。これら櫛
歯線38,39は、例えば線幅が0.2mm,線間隔が1.5
mmであり、各18本形成される。また、図に示していな
いが、各連結線37(他面のそれも)は互いに電気的に
接続されている。この場合、閉回路は構成しないように
されている。これら連結線、櫛歯線はプリント配線の作
成と同様の手法でパターンとして作られる。 【0009】ループアンテナ13は、図において配線基
板36の裏面において櫛歯線39が形成されていない、
角部間にわたって取付けられ、ループアンテナ16は配
線基板36の図において表面に櫛歯線38が形成されて
いない角部間にわたって取付けられる。また図に示して
いないが、シールド板35の中央部に図5に示した前段
増幅器及び移相回路が形成されている。 【0010】この構成によれば、電力線に対しては、金
属板31,32と櫛状シールド板35とにより遮蔽さ
れ、これら間の間隔は金属板31,32間の半分、前記
例では約2cmとなり、従来の装置と比べ、かなりの遮蔽
が行われる。しかも櫛状シールド板35は磁界線に対し
ては影響を与えないため、ループアンテナ13,16の
感度が低下するおそれはない。 【0011】図2にこの発明のアンテナ装置の適用例を
示す。これはビーコンアンテナとして使用すると共に、
GPSの受信機を取付けた場合である。支柱取付部41
上に基板42が固定され、基板42上に間隔をおいてサ
ブシャーシ43が取付けられ、金属板31としてのサブ
シャーシ43上に複数のポスト44が立てられ、ポスト
44の中間部に櫛状シールド板35が取付けられ、櫛状
シールド板35の両面にループアンテナ13,16が分
離されて取付けられ、ポスト44の上端に金属板32と
してのシールド板45が固定され、シールド板45上に
GPSアンテナ46が取付けられる。GPSアンテナ4
6を取付ける関係からある程度の強度を必要とし、金属
板とせざるを得ない。また基板42とサブシャーシ43
との間にビーコン受信配線板、GPS受信配線板、電源
基板などが配され、これらをEMI(電磁波妨害)の点
から完全なシールドを行う必要があり、全体をむくの金
属板で囲う必要がある。この関係でサブシャーシ43は
金属板31とせざるを得ない。全体にドーム47が被さ
れる。サブシャーシ43とシールド板45とによって閉
回路が構成されないように、ポスト44は1本のみを金
属材のものとし、他は樹脂材のものとする。 【0012】 【発明の効果】以上述べたように、この発明によればル
ープアンテナ間に櫛状シールド板が配され、これと両側
の金属板31,32との間隔が、金属板31,32の間
隔の1/2となり、従来より、電磁波に対する遮蔽が十
分良好に行われ、雑音の誘導を十分抑圧でき、しかも櫛
状シールド板は磁力線に対し影響を与えないため、ルー
プアンテナ13,16の感度の低下はない。 【0013】図3に示したように、ループアンテナ1
3,16をシールド板35の両面に分離して取付け、ル
ープアンテナ13,16が接する部分は配線基板36を
介して櫛歯線と対向させることにより、櫛歯線とループ
アンテナの間に間隔が生じ、櫛歯線とループアンテナ間
の静電容量が小さくなり、感度の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施例を示す正面図。 【図2】この発明のアンテナ装置を用いた機器の例を示
す正面図。 【図3】櫛状シールド板35の具体例を示す平面図。 【図4】従来のアンテナ装置を示す斜視図。 【図5】ループアンテナの合成回路の例を示す回路図。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ほぼ平行し、かつ対向した第1,第2金
    属板の間に、棒状磁心上にそれぞれコイルが巻かれた第
    1,第2ループアンテナが配され、その両棒状磁心が上
    記第1,第2金属板と垂直な方向から見てほぼ直交して
    いるアンテナ装置において、上記第1,第2ループアン
    テナ間に、閉回路が存在しない櫛状シールド板が設けら
    れていることを特徴とするアンテナ装置。
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