JP3486955B2 - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP3486955B2
JP3486955B2 JP11396994A JP11396994A JP3486955B2 JP 3486955 B2 JP3486955 B2 JP 3486955B2 JP 11396994 A JP11396994 A JP 11396994A JP 11396994 A JP11396994 A JP 11396994A JP 3486955 B2 JP3486955 B2 JP 3486955B2
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,内燃機関等の排気ガス
濃度を検知し,排気ガス中のA/F値を決定するため等
に用いられるガスセンサであって,特にセンサの電気信
号を取り出す構造に関する。
【0002】
【従来技術】ガスセンサは,例えば,内燃機関等の排気
ガス濃度を検知し,排気ガス中のA/F値を決定して,
内燃機関の燃焼を最適状態となるよう制御するために用
いられる。かかるガスセンサは,排気管に取り付けられ
る筒状ハウジング内に,長板状に成形したセラミック素
子を収納している。セラミック素子の検知部は排気ガス
中に露出しており,その部分では排気ガス成分による電
気化学的反応が生じる。検知部には,電極が設けられて
おり,該電極により,上記反応により発生した電気信号
を外部に取り出して,ガス濃度を検知する。
【0003】この信号を取り出す第1の方法としては,
長板状の基材の端部に設けた,電極と導通してなる取り
出し用の接点に,その上方より直接に接触端子用金具を
押し当てる方法がある(実開昭60─150449
号)。また,第2の方法としては,基材を含む複数の長
板状のシートを積層し,該シートの一端に接触端子用金
具の抜け止め用の凹部を設けて,基材から確実に電気信
号を取り出す方法が提案されている(特開平3─235
049号)。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記第1の方
法においては,基材の端部に接触端子用金具の押圧力が
加わるので,曲げ力による割れ等の損傷が発生しやす
く,強度が不十分である。また,隣合う接触端子用金具
が接触し易く,短絡が生じやすい。更に,多数の接点を
設ける場合には,接点の面積を十分に確保することがで
きず,接触端子用接点と接触端子用金具との間に接触不
良が生じやすくなる。
【0005】また,上記第2の方法においては,基材に
は,その剥離方向に接触端子用金具から押圧力が加わる
ため,基材に割れ,亀裂等の損傷が生じやすい。かかる
損傷は,多数の接点を設ける程,生じる危険性が大きく
なる。また,複数のシートの積層により,接点を形成し
た基材シートと接触端子用金具挿入用の孔を有するシー
トとの間で位置ズレが生じ,接点と接触端子用金具との
間で接触不良が生じるおそれがある。
【0006】更に,複数のシートを積層しているため,
積層シートの寸法精度が低い。そのため,基材シートの
凹部に接触端子用金具を挿入した際,基材が受ける押圧
力のバラツキが大きく,電気的接続信頼性が低い。そこ
で,本発明はかかる従来の問題点に鑑み,基材の損傷が
無く,接点と金具との間の電気的接続信頼性に優れ,小
型で,寸法精度が高いガスセンサを提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,基材と,該基材に設けら
れガス濃度を検知する検知部と,上記検知部に設けた電
極と,上記基材の端部に一体的に埋設した筒状接点と,
該筒状接点と上記電極との間に設けた電極リードとを有
してなり,かつ,上記筒状接点には,外部リード線の接
点用金具を嵌入接触してなり,上記筒状接点と接点用金
具とは電気的に導通していることを特徴とするガスセン
サにある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,基
材の端部に筒状接点を一体的に埋設すること,該筒状接
点に外部リード線の接点用金具を嵌入接触すること,及
び上記筒状接点と検知部に設けた電極とを,電極リード
により導通していることである。
【0009】筒状接点は,円筒状又は多角形状等の筒型
であり,その内部には空洞状の係合用入口が設けられて
いる。該係合用入口には,接点用金具が嵌入されて,上
記筒状接点と接触する。筒状接点は,その開口部に内部
の径よりも小さい径の係合用入口を有し,一方,上記接
点用金具は,筒状接点へ挿入する際には上記係合用入口
の径よりも小さく,挿入後は係合用入口よりも大きく拡
張し,かつ筒状接点の内壁に接触する弾性接触部を有し
ていることが好ましい。これにより,接点用金具は,係
合用入口と係合し,筒状接点の係合用入口から抜け出る
ことがなく,筒状接点の内部に確実に固定される。上記
筒状接点,接点用金具ともに,耐熱性の導電材料により
構成する。
【0010】筒状接点は,基材の端部に射出成形により
一体的に埋設されていることが好ましい。これにより,
容易に,正確な位置に筒状接点を配設することができ
る。それ故,筒状接点に対して,接点用金具を確実に嵌
入接触することができる。また,射出成形に用いられる
成形型により基材の寸法を精度良く設定することができ
る。そのため,寸法精度の高い基材が得られる。更に,
かかる基材に埋設された筒状接点には,均一な押圧力で
接点用金具が嵌入される。そのため,筒状接点と接点用
金具との電気的接続信頼性が高い。
【0011】接点用金具は,筒状接点より電気信号を受
けて,外部リード線により,その信号をガスセンサの外
部に導出するためのものである。上記ガスセンサには,
一般にヒータが設けられている。このヒータは,検知部
を加熱して,ガス成分による電気化学的反応を促進させ
る。ヒータは,例えば,ヒータリードを介して,基材の
端部に埋設されたヒータ接点と接続しており,該ヒータ
接点から電流が導入される。このヒータ接点は,上記の
筒状接点と同様の構造であることが好ましい。即ち,ヒ
ータ接点は,筒型であり,その内部の係合用入口にはヒ
ータ接点用金具が嵌入接触していることが好ましい。か
かる構造により,本発明の目的を,より効果的に達成す
ることができる。
【0012】
【作用及び効果】本発明のガスセンサにおいては,基材
の端部に筒状接点を一体的に埋設している。そのため,
基材は,確実に筒状接点を固定することができる。それ
故,基材は,筒状接点に嵌入接触している接点用金具か
らの押圧力を吸収し,これを基材全体へ拡散させる(図
6参照)。従って,基材には,割れ,亀裂等の損傷が発
生することがない。
【0013】また,筒状接点は基材に一体的に埋設され
るため,筒状接点の埋設位置を予め設定することができ
る。そのため,筒状接点と接点用金具とを所望の位置
で,精度良く接触させることができる。また,基材の一
端に複数の筒状接点を設けた場合にも,隣合う筒状接点
が互いに接触するおそれもない。更に,本発明において
は,筒状接点の係合用入口に接点用金具を嵌入接触させ
ている。そのため,筒状接点と接点用金具との十分な接
触面積を確保することができる。従って,筒状接点と接
点用金具とを確実に接続することができ,両者間の電気
的接続信頼は高い。
【0014】また,筒状接点は筒型である。そのため,
基材の一端に筒状接点を小スペースで且つ小間隔に設け
ることができる。また,従来のように筒状接点を設ける
ための別部材を必要としない。そのため,ガスセンサ全
体の小型化を図ることができる。本発明によれば,基材
の損傷が無く,接点と金具との間の電気的接続信頼性に
優れ,小型で,寸法精度の高いガスセンサを提供するこ
とができる。
【0015】
【実施例】実施例1 本発明の実施例に係るガスセンサについて,図1〜図6
を用いて説明する。本例のガスセンサは,図に示すご
とく,センサ素子1を内蔵している。このセンサ素子1
は,図1に示すごとく,基材3と,基材3に設けられガ
ス濃度を検知する検知部8と,検知部8の両面に各々設
けた電極291,292と,基材3の端部31に一体的
に埋設した2つの筒状接点21とを有している。2つの
筒状接点21と電極291,292との間には,各々電
極リード26を設けている。筒状接点21には,外部リ
ード線10と接続した接点用金具11を嵌入接触してい
る。接点用金具11の端部には,外部リード線10の一
端が,カシメコネクタ111により接続されている。
【0016】接点用金具11は,図2に示すごとく,そ
の先端部に弾性接触部110を設けている。また,その
後端部には,外部リード線をかしめ固定するためのかし
めコネクタ111を有する。弾性接触部110は,略円
筒形状であり,C字断面状に湾曲形成されている。弾性
接触部110の径は,自由状態においては,上記筒状接
点の径よりも僅かに大きい。図3に示すごとく,弾性接
触部110の接触面は,その弾性押圧力により,筒状接
点21に弾性接触して,密着固定される。
【0017】筒状接点21は,図1,図3,図5に示す
ごとく,円筒形状であり,その内部には空洞状の係合用
入口210が設けられている。係合用入口210には,
接点用金具11が嵌入されて,上記筒状接点21と接触
している。筒状接点21は,基材3の端部31に射出成
形により一体的に埋設されている。
【0018】また,基材3の端部31には,図1に示す
ごとく,上記筒状接点21の他に,後述する2つのヒー
タ接点51,及び通気孔36が開口している。ヒータ接
点51には,上記筒状接点21と同様に,外部リード線
40と接続した接点用金具41を嵌入接触している。こ
の接点用金具41は,図2に示す上記接点用金具11と
同様の構造であり,かしめコネクタにより外部リード線
と接続している。上記において,筒状接点21は信号取
り出し用に用いられ,ヒータ接点51はヒータ用電流供
給用に用いられる。そして,両者は共に筒状接点として
同じ構造であり,かしめコネクタにより外部リード線と
接続している。
【0019】基材3は,電極291,292が位置する
部分に設けたダクト39と,該ダクト39と連続してな
る通気孔36とを有している。通気孔36は,基材3の
内部を通って,その端部31に開口している。通気孔3
6は,ダクト39に大気を導入する。導入された大気
は,検知部8に導かれる。基材3は長板状であり,アル
ミナ等の高強度絶縁性セラミック原料を射出形成法等に
より成形したものである。基材3の中央部分の両側面に
は,図4に示すごとく,基材の上下方向の位置決めのた
めに,山形の突出部99が形成されている。
【0020】基材3に設けられた筒状接点21,ヒータ
接点51の係合用入口,及びダクト39,通気孔36
は,基材3を射出成形する際に同時に形成される。筒状
接点21,ヒータ接点51は,係合用入口の内壁に,内
側印刷の常法であるブラッシュ法等により印刷されてい
る。
【0021】検知部8は,図1に示すごとく,ジルコニ
ア等の固体電解質シート89を有する。即ち,この検知
部8は,この固体電解質シート89を,少なくとも1組
以上積層一体化したものである。固体電解質シート89
の表面には,その両面に少なくとも一対の電極291,
292が配置されている。検知部8では排気ガス濃度に
依存する濃淡起電力,酸素イオンポンピング電流が発生
し,電極291,292はこれらを電気信号として受信
する。受信された電気信号は,電極リード26及び筒状
接点21に導かれ,更に,接点用金具11に受け渡され
る。そして,上記電気信号は,外部リード線10によ
り,ガスセンサ90の外部に導出される。
【0022】基材3の下面には,ヒータ59を設けてい
る。ヒータ59は.高純度アルミナよりなるヒータ基板
6に固定されている。ヒータ59は,検知部8を加熱し
て,ガス成分による電気化学的反応を促進させる。ヒー
タ59は,ヒータリード56を介して,基材3の端部3
1に埋設された2つのヒータ接点51と接続している。
ヒータ59には,ヒータ接点51から電流が導出入され
る。
【0023】ヒータ接点51は,上記筒状接点21と同
様に,筒型であり,その内部の係合用入口にはヒータ接
点用金具41が嵌入接触している。ヒータ接点用金具4
1は,上記接点用金具11と同様に形状を有し,その端
部には外部リード線40が接続されている。
【0024】センサ素子1の表面は,図5に示すごと
く,高表面積セラミックス材料よりなる保護膜39
より被覆されている。センサ素子1は,図4に示すごと
く,筒状の金属製ハウジング91に固定されている。ハ
ウジング91の下方開口部には,多数の通気孔を形成し
た有底二重筒状の保護カバー94が取り付けられてい
る。保護カバー94の中には,上記検出部5が配設され
ている。
【0025】ハウジング91には,その内周に沿って,
絶縁部材96が設けられている。ハウジング91の上方
開口部には,本体カバー97が固定されている。本体カ
バー97の上方には,ダストカバー98を設けている。
ダストカバー98の中には,図4,図5に示すごとく,
筒状のセラミック製絶縁体93が配設されている。セラ
ミック製絶縁体93の中には,上記接点用金具11,4
1が収納位置決めされている。上記保護カバー94,絶
縁部材96,本体カバー97,及びダストカバー98の
中には,上記センサ素子1を貫通して設けている。
【0026】次に,本例の作用効果について説明する。
本例のガスセンサにおいては,図1に示すごとく,基材
3の端部31に筒状接点21を一体的に埋設している。
そのため,基材3は,筒状接点21を確実に固定するこ
とができる。それ故,基材3は,上記筒状接点に嵌入接
触している接点用金具11からの押圧力を吸収し,これ
を基材3全体へ拡散させる。従って,基材3には,割
れ,亀裂等の損傷が発生することがない。
【0027】また,筒状接点21は筒型であるため,基
材3の一端に小スペースで且つ小間隔に設けることがで
きる。また,従来のように筒状接点を設けるための別部
材を必要としない。そのため,ガスセンサの小型化を図
ることができる。また,基材3はセラミック性絶縁部材
である。そのため,基材3に設けた上記各種機能性部材
を,特に絶縁しなくてもよい。
【0028】また,筒状接点21は基材3に一体的に埋
設されるため,筒状接点の埋設位置を予め設定すること
ができる。そのため,筒状接点21と接点用金具11と
を所定の位置で,精度良く接触させることができる。ま
た,図6に示すごとく,接点用金具からの押圧力Fは,
隣接する接点用金具からの押圧力Fと相互に打ち消し合
う。そのため,筒状接点21の間隔を,電気的絶縁を保
持できる範囲で近接することができる。
【0029】また,図3に示すごとく,筒状接点21の
係合用入口210に,接点用金具の弾性接触部110を
嵌入接触させている。そのため,筒状接点21と接点用
金具11との十分な接触面積を確保することができ,両
者を確実に接続することができる。また,図1に示すご
とく,基材3の寸法は,射出成形に用いられる成形型に
より,予め設定することができ,寸法精度の高い基材が
得られる。更に,かかる基材3に埋設された筒状接点2
1には,均一な押圧力で接点用金具11が嵌入される。
そのため,筒状接点と接点用金具との電気的接続信頼性
が高い。
【0030】また,ヒータ接点51は,基材3の端部3
1に,上記筒状接点と同様の構造をして,設けられてい
る。そのため,上記ヒータ接点は,筒状接点と同様に,
接点用金具との接続信頼性に優れている。また,ガスセ
ンサのより一層の小型化を図ることができる。
【0031】比較例 本比較例においては,図7に示すごとく,基材は,係合
用入口700形成用のスリット70を設けた複数のシー
ト71,72を積層したものである。係合用入口700
の上方には接点73が配設されている。接点73は平板
形状であり,シート71の表面に設けている。係合用入
口700の中には上下方向に弾性接触部77を有する金
具7(図9の接点用金具13と同じ。)が挿入されて,
係合用入口700上方の接点73と弾性接触部77とを
接触させている。
【0032】そのため,本比較例においては,接点73
は金具7の一方の面にだけ接触しており,接触面積が少
ない。また,複数のシート71,72が位置ずれをおこ
すおそれがあり,その際の係合用入口700の形状維持
を図るため,係合用入口700にズレ止め材76を配置
する必要がある。また,基材は複数のシートを積層した
ものであるため,基板の厚み制御が困難である。
【0033】これに対し,上記実施例1のガスセンサに
おいては,図1に示すごとく,接点が基材と一体的に成
形されていること,及び接点が筒状であることから,本
例のような不具合は生じない。
【0034】実施例2 本例においては,図8に示すごとく,接点用金具12の
弾性接触部120に凸部121を設けている。筒状接点
の内部は,この弾性接触部120の形状に沿った形状を
有している。接点用金具12の端部には,外部リード線
の一端が,かしめコネクタ123により接続されてい
る。
【0035】本例においては,凸部121を有する弾性
接触部120を,その形状に沿った筒状接点を嵌入接触
している。そのため,凸部121が筒状接点と密着する
ため,接点用金具が筒状接点から抜け出るおそれがな
い。その他,実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
【0036】実施例3 本例においては,図9,図10に示すごとく,筒状接点
の係合用入口210が,四角形状であり,その開口部2
11の径は,内部212の径よりも小さい。この係合用
入口210の全表面には図示しない筒状接点が全内壁を
被覆している。係合用入口210には,その形状に沿っ
た四角形状の弾性接触部120を有する接点用金具12
が嵌入接触される。弾性接触部120は,その4面で,
係合用入口を被覆する筒状接点と接触している。
【0037】弾性接触部120はバネ材よりなり,図1
0(A)に示すごとく,自由状態では,係合用入口21
0の大きさよりもわずかに大きい。係合用入口210に
挿入する際には,図10(B)に示すごとく,弾性接触
部120が,開口部211の凸部2111に上下方向か
ら押されて薄厚みとなる。更に,接点用金具12を係合
用入口210に進めて,その中に弾性接触部120をす
べて挿入する。
【0038】すると,弾性接触部120は,係合用入口
210の内部211で,弾性接触部120が拡張し,凸
部2111に係合される。弾性接触部120は,係合用
入口120を被覆する筒状接点21と密着接触する。ま
た,接点用金具12のガタつきもない。更に,弾性接触
部120が開口部の凸部2111に係合されるため,接
点用金具12が筒状接点21から抜け出るおそれがな
い。
【0039】また,図9に示すごとく,係合用入口21
0には,上記接点用金具12の他にも,長板をクリップ
状に湾曲させた弾性接触部130を有する接点用金具1
3,及び蛇腹状の弾性接触部140を有する接点用金具
14を嵌入することができる。その他は,実施例1と同
様である。本例においても,実施例1と同様の効果を得
ることができる。
【0040】実施例4 本例においては,図11(A)に示すごとく,筒状接点
の係合用入口210が,平坦な八角形状である。係合用
入口210には,その形状に沿った弾性接触部150を
有する接点用金具15が嵌入接触される。弾性接触部1
50は,長板をクリップ状に屈曲させて,更にその両側
端部を係合用入口の形状に沿って舟型に湾曲させた形状
である。弾性接触部150は,その上下面で,係合用入
口を被覆する筒状接点と接触している。
【0041】また,係合用入口210には,7C字状の
弾性接触部160を設けた接点用金具16を嵌入接触す
ることができる。その他は,実施例3と同様である。本
例においても,実施例3と同様の効果を得ることができ
る。
【0042】実施例5 本例においては,図11(B)に示すごとく,筒状接点
の係合用入口210が,円筒形状である。係合用入口2
10には,その形状に沿った弾性接触部170を有する
接点用金具17が嵌入接触される。弾性接触部170
は,そのほぼ全面において,係合用入口を被覆する筒状
接点と接触している。
【0043】また,係合用入口210には,左右に設け
た一対の弾性接触部180を有する接点用金具18を嵌
入接触することができる。その他は,実施例3と同様で
ある。本例においても,実施例3と同様の効果を得るこ
とができる。
【0044】実施例6 本例においては,図12に示すごとく,係合用入口21
0の種々の形状を列挙する。即ち,係合用入口210と
しては,基材3の表面に半円筒状に形成したもの(図1
2(A)),開口部の径を小さくした略円筒状に形成し
たもの(図12(B)),又は凹凸を設けた円筒形状に
形成したもの(図12(C))がある。上記各種係合用
入口12には,その形状に沿った接点用金具を嵌入接触
する。その他は,実施例1と同様である。本例において
も,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0045】実施例7 本例においては,図13に示すごとく,接点用金具19
の弾性接触部190が,その上下に筒状接点との接触面
を有するクリップ状である。弾性接触部190は,図1
4に示すごとく,偏平な筒状の係合用入口210と基材
3の表面との間に係止される。その他は,実施例1と同
様である。本例においても,実施例1と同様の効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のセンサ素子の説明図。
【図2】実施例1の接点用金具の斜視図。
【図3】実施例1の,筒状接点と接点用金具との嵌入接
触状態を示す説明図。
【図4】実施例1のガスセンサの断面図。
【図5】図4のA−A線矢視断面図。
【図6】実施例1の作用効果を示す説明図。
【図7】比較例の筒状接点と接点用金具との接触状態を
示す,基材の端部の部分拡大図。
【図8】実施例2の接点用金具の斜視図。
【図9】実施例3の係合用入口と接点用金具との説明
図。
【図10】実施例3の接点用金具の嵌入方法を示す説明
図。
【図11】実施例4,5の係合用入口と接点用金具との
説明図。
【図12】実施例6の係合用入口の説明図。
【図13】実施例7の接点用金具の斜視図。
【図14】実施例7の接点用金具の嵌入接触状態を示す
説明図。
【符号の説明】
1...センサ素子, 10...外部リード線, 11〜19...接点用金具, 110〜190...弾性接触部, 21...筒状接点, 210...係合用入口, 26...電極リード, 291,292...電極, 3...基材, 36...通気孔, 39...ダクト, 41...ヒータ接点用金具, 51...ヒータ接点, 56...ヒータリード, 59...ヒータ, 6...ヒータ基板, 8...検知部, 89...固体電解質シート,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 誠 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−235049(JP,A) 特開 平3−10155(JP,A) 特開 昭64−57162(JP,A) 実開 昭61−70763(JP,U) 実開 昭58−55391(JP,U) 実開 昭60−150449(JP,U) 実開 昭60−90671(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/409 G01N 27/41 G01N 27/419 G01N 27/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と,該基材に設けられガス濃度を検
    知する検知部と,上記検知部に設けた電極と,上記基材
    の端部に一体的に埋設した筒状接点と,該筒状接点と上
    記電極との間に設けた電極リードとを有してなり,か
    つ,上記筒状接点には,外部リード線の接点用金具を嵌
    入接触してなり,上記筒状接点と接点用金具とは電気的
    に導通していることを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記筒状接点は,そ
    の開口部に内部の径よりも小さい径の係合用入口を有
    し,一方上記接点用金具は,筒状接点へ挿入する際には
    上記係合用入口の径よりも小さく,挿入後は係合用入口
    よりも大きく拡張し,かつ筒状接点の内壁に接触する弾
    性接触部を有することを特徴とするガスセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1,又は2において,上記筒状接
    点は,円筒状又は多角形状の筒型であることを特徴とす
    るガスセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,又は3において,上記筒
    状接点は,上記基材の端部に射出成形により一体的に埋
    設されていることを特徴とするガスセンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3,又は4において,上記接
    点用金具は,その外周面のほぼ全面が,筒状接点の内壁
    面に密着していることを特徴とするガスセンサ。
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