JP3486596B2 - 電気泳動表示装置の製造装置および製造方法 - Google Patents

電気泳動表示装置の製造装置および製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気泳動表示装置
の製造装置および製造方法に関するものである。更に詳
しくは、電気泳動粒子が電極間を移動することにより表
示が行われる電気泳動表示装置の製造装置およびその製
造装置を用いて電気泳動表示装置を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の発達に伴い、低消費電
力且つ薄型の表示装置のニーズが増しており、これらニ
ーズに合わせた表示装置の研究、開発が盛んに行われて
いる。中でも液晶表示装置は、液晶分子の配列を電気的
に制御し液晶の光学的特性を変化させる事ができ、上記
のニーズに対応できる表示装置として活発な開発が行わ
れ商品化さてれいる。
【0003】しかしながら、これらの液晶表示装置で
は、画面を見る角度や反射光による画面上の文字の見づ
らさや、光源のちらつき・低輝度等から生じる視覚への
負担が未だ十分に解決されていない。この為、視覚への
負担の少ない表示装置の研究が盛んに検討されている。
【0004】低消費電力、眼への負担軽減などの観点か
ら反射型表示装置が期待されている。その1つとして、
Harold D.Lees等により発明された電気泳
動表示装置(米国特許第3612758号明細書)が知
られている。他にも、特開平9−185087号公報に
電気泳動表示装置が開示されている。
【0005】上記従来の電気泳動表示装置及びその動作
原理を図2に示す。この電気泳動表示装置25は、帯電
した泳動粒子23と着色色素が溶解された絶縁性液体2
4からなる分散層と、この分散層を挟んで対峙する一組
の電極21、22からなっている。電極21、22を介
して分散層に電圧を印加することにより、泳動粒子23
を粒子自身が持つ電荷と反対極性の電極に引き寄せるも
のである。表示はこの泳動粒子23の色と、泳動粒子2
3の色相と異なる着色色素が溶解された絶縁性液体24
の色によって行われる。
【0006】つまり、第1の電極21を負極に、第2の
電極22を正極にした場合、正電荷泳動粒子23が観測
者に近い第1の電極21の表面に移動し、第1の電極2
1に付着し、泳動粒子23の色が表示される(図2
(b)参照)。
【0007】逆に、第1の電極21を正極、第2の電極
22を負極した場合、正電荷泳動粒子23が観測者から
遠い第2の電極22表面に移動し、第2の電極22に付
着し、絶縁性液体24内に含まれる着色色素の色が表示
される(図2(a)参照)。
【0008】最近、新規な構造を有する電気泳動表示装
置が報告されている(特開平11−202804号公
報)。この電気泳動表示装置は、従来のものと異なり帯
電泳動粒子を基板に対して水平方向に移動させて表示を
行っている。帯電泳動粒子を駆動させるための電極は一
方の基板に積層して形成されており、表示は表示面から
みた電極面積の違いによる泳動粒子の広がり方によって
明暗を出す。この方法の特徴としては、帯電泳動粒子の
広がり方を利用した表示なので、分散液に透明なものを
使用できる。そのためカラーフィルター層などを利用す
ることにより、比較的容易にカラー化することができ
る。また、二つの電極を片側の基板に作製するので、二
つの電極の位置合わせの問題や配線などの実装が簡便と
なる。
【0009】電気泳動表示装置での表示は、分散液中に
分散した帯電泳動粒子の濃度に大きく依存するため、高
品位な表示を得るためには帯電泳動粒子を表示面全体に
均一に分散配置させる必要がある。従来型の電気泳動表
示装置に帯電泳動粒子を分散させる装置としては、以下
の二つの方法がある。
【0010】第一は、2枚の基板を一定のギャップを持
たせて貼り合わせたものを減圧にした後、基板を帯電泳
動粒子を分散させた分散液中に浸け、常圧に戻してギャ
ップ間に帯電泳動粒子を分散させた分散液を注入する装
置である(特開平11−38898号公報)。
【0011】第二は、一方の電極が形成された片側基板
を、対向電極が形成されている流体貯蔵器に設置して、
帯電泳動粒子が分散された懸濁媒体を注入後、一定の電
界をかけて帯電泳動粒子を片側基板の電極上に付着させ
る装置である。この装置は図3に示される装置である
(特表平8−502599号公報)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平11−3
8898号公報では、基板間のギャップが大きい場合は
問題ないが、ギャップを小さくしていくと帯電泳動粒子
の流れが分散液の流れに対して悪くなる現象が現れ、注
入口近辺の帯電泳動粒子の濃度が高くなってしまい、均
一分散が難しくなるという問題点があった。
【0013】一方、特表平8−502599号公報の方
法では、図3に示す装置31を用いて、基板32の全面
に渡って帯電泳動粒子を付着させることはできる。しか
しながら、帯電泳動粒子の付着量は基板32の電極と装
置側の電極33のギャップ長に大きく依存するため、フ
レキシブルな基板を電気泳動表示装置用の基板として用
いた揚合、帯電泳動粒子の濃度分布は不均一となってし
まうという問題点があった。さらに、この方法では、帯
電泳動粒子を付着させる基板32の面積と同じ面積の電
極33を装置側に用意しなければならず、量産性、製造
コストの面で大きな問題であった。
【0014】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、電気泳動表示装置の製造に際し、2
枚の基板間のギャップが非常に小さい場合、あるいはフ
レキシブル基板などを用いた場合においても、分散液中
の帯電泳動粒子を各表示素子内に容易に均一配置できる
高品位な電気泳動表示装置の製造装置および製造方法
提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の製造装置
は下記の発明である。本発明は、帯電泳動粒子と、該帯
電泳動粒子が分散された分散媒と、二つの相対する電極
が形成された基板を少なくとも有する電気泳動表示装置
を製造するための装置であって、該帯電泳動粒子が分散
された分散液を貯蔵する貯蔵手段と、該分散液を撹拌す
る手段と、該分散液中に基板を保持する基板保持手段
と、該基板上に形成された二つの相対する電極に電圧を
印加して帯電泳動粒子を電極上に堆積させる手段を有す
ることを特徴とする電気泳動表示装置の製造装置であ
る。また、本発明は、帯電泳動粒子と、該帯電泳動粒子
が分散された分散媒と、二つの相対する電極が形成され
た基板を少なくとも有する電気泳動表示装置の製造方法
であって、該帯電泳動粒子が分散された分散液を第1の
容器に入れる工程と、該帯電泳動粒子を含まない分散液
を第2の容器に入れる工程と、第1及び第2の容器中の
分散液を攪拌する工程と、該二つの相対する電極が形成
された基板を基板保持手段に設置し電極に電圧を印加
する工程と、該基板を第1の容器に入れ、該基板保持手
段により基板を前後に揺動させながら電極上に該帯電泳
動粒子を堆積させる工程と、該基板を電圧印加を続けな
がら第2の容器に移す工程と、第2の容器で該帯電泳動
粒子を駆動する工程とを有することを特徴とする電気泳
動表示装置の製造方法である。
【0016】上記の本発明の製造装置においては、さら
に、帯電泳動粒子の濃度の異なる二つ以上の分散液の貯
蔵手段を有することを特徴とする。さらに、前記基板保
持手段が、基板を搬送する機能と基板を揺動、回転する
機構を持つことを特徴とする。さらに、前記製造装置
が、さらに帯電泳動粒子が分散された分散液の濃度測定
手段を有することを特徴とする。
【0017】さらに、前記製造装置が、さらに基板上に
集められた帯電泳動粒子の濃度を測定する手段を有する
ことを特徴とする。さらに、前記電極に電圧を印加する
手段が、極性を正負に切り替えながら連続的に行うこと
を特徴とする。
【0018】本発明の製造装置によれば、同一基板上に
二つの相対する電極が形成された基板に対して、帯電泳
動粒子を均一に付着させることができ、しかも基板と対
向する位置に装置側の電極を配置する必要がないため、
同時に多くの基板に対して帯電泳動粒子の付着工程を行
うことができ、量産性、製造コストの面で大変優れてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の電気泳動表示装置の製造装置の一例を示
す概略断面図である。本発明の電気泳動表示装置の製造
装置11は、帯電泳動粒子12を分散させた分散液13
を保持する貯蔵手段である第1の容器14と、帯電泳動
粒子12を含まない分散液15を保持する第2の容器1
6と、これらの分散液13,15を撹拌する撹拌手段1
7と、基板18を保持する基板保持手段19と、基板上
に形成されている電極に電圧を印加する電圧印加手段1
10を少なくとも有する。
【0020】さらに好ましくは、基板保持手段19は基
板18の搬送、揺動させることができる機能を有する。
またさらに、電極上に集められた帯電泳動粒子12の濃
度を検出する第1の濃度検出手段111と、分散液13
中の帯電泳動粒子12濃度を測定する第2の濃度検出手
段112と、これらの手段を集中して制御する制御手段
113を有する。
【0021】第1および第2の容器14,16の材料
は、帯電泳動粒子12及び分散液13中に影響する不純
物を溶出しない材料なら、硝子、各種樹脂、金属などの
ようなものを用いてもよい。
【0022】撹拌手段17としては、液を撹拌できるも
のならばどのようなものでもよい。通常はスターラーな
どを用いて撹拌するが、液送ポンプなどを用いて液を循
環させて撹拌してもよい。
【0023】基板保持手段19は、基板18を確実に保
持できる機能を有し、好ましくは搬送機能を有する。さ
らに好ましくは、保持した基板18を分散液13,15
中で揺動させる機能を有する。揺動は、基板18を前
後、左右、上下、回転等、どのような動きでもかまわな
い。基板保持手段19は、基板18を1枚あるいは複数
枚を保持することができる。
【0024】使用可能な基板材料としては、ガラス、硬
質の厚膜プラスチック材料に加えて、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリフェ
ニレンサルファイド等の薄膜のフィルムで厚さが数十μ
m程度のものまで使用できる。このような薄膜且つフレ
キシブルな基板を使用できるのは、対向電極を用いる必
要が無いため、基板間ギャップを考慮する必要がないた
めである。
【0025】電圧印加手段110は、基板18に形成さ
れている電極に電圧を印加するものであり、通常は電圧
0〜200V位を印加する。また二つの電極に対して、
交流、直流ともに印加することができるが、好ましくは
交流を用いる。交流の場合に周波数に特に制限はない
が、通常は0.1から10Hz程度を用いる。電圧印加
波形には特に制限はない。電圧、周波数、印加波形など
の電圧印加条件を変えることにより、帯電泳動粒子の堆
積量を容易にコントロールすることが可能である。
【0026】電極上に集められた帯電泳動粒子12の濃
度を検出する光学濃度検出手段111は、基板上の電極
に交流電圧を印加して帯電泳動粒子12を駆動させた際
の光学濃度を検出するものである。検出方法としては、
光学濃度を測れるものであればどのようなものでもよ
い。
【0027】分散液13中の帯電泳動粒子12の濃度を
測定する濃度検出手段112は、第1の容器14に設置
される。基板17への帯電泳動粒子12の堆積によって
低下する分散液13中の帯電泳動粒子12の濃度を検出
する。検出方法としては、濃度を測れるものであればど
のようなものでもよい。この手段は、第2の容器16に
も設置されていてもよい。
【0028】上記の手段を集中して制御する制御手段1
13としては、通常パソコン等を使用する。基板の保
持、搬送、揺動の制御、電圧印加条件の制御、帯電泳動
粒子濃度の検出、補正など、所望の帯電泳動粒子を電極
上に堆積させるための制御を集中的に行う機能を有す
る。
【0029】電気泳動表示装置は、本装置を用いて次の
ように作製することができる。第1の容器には、帯電泳
動粒子を分散させた分散液を満たす。第2の容器には、
帯電泳動粒子を含まない分散液を満たす。基板保持手段
には、特開平11−202804号公報等で開示されて
いる方法によって作製した基板を設置する。この基板上
には二つの電極が積層されており、この電極と電圧印加
回路をつなぎ、基板を第1の容器の分散液中に浸ける。
次に、電極間に電圧を印加する。次に、交流電圧を印加
する。電圧印加中は、基板保持手段あるいは溶液攪拌
段によって、基板の電極面上の溶液が常に流動するよう
にし、新鮮な液が常に電極上に供給されるようにする。
帯電泳動粒子が電極上に十分堆積した後、電圧を印加し
たまま基板を第2の容器に搬送し、第2の溶液に基板を
浸し、電圧を正負を交互に印加し続け、過剰な帯電泳動
粒子、帯電の不十分な帯電泳動粒子等を除去する。この
操作により、各表示素子内に特性の揃った帯電泳動粒子
を均一配置することができる。次に基板を引き上げ基板
濃度検出手段により、電極上のコントラストを判定す
る。コントラストが十分に取れていた場合は操作を終了
し、第2の基板の接着等の表示装置組み立ての後工程に
移る。後工程として泳動用分散媒の補充、表示面側基板
による封着、及び電気回路の設置及び接続等を行い、電
気泳動表示装置を完成した。
【0030】コントラスト不足や均一性が低いと判断さ
れた場合は、帯電泳動粒子の付着工程、不揃い粒子の除
去工程は複数回行ってもよい。
【0031】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0032】実施例1 図1に示す本発明の製造装置を用いて電気泳動表示装置
を作製した。脂肪族炭化水素を主原料とする分散液(商
品名:アイソパー、エクソン社製)中に平均粒径1〜2
μm程度の黒色帯電泳動粒子及び荷電制御剤を分散させ
た液体を第1の容器に入れた。正荷電制御剤としては、
ナフテン酸金属塩(コバルト、マンガン、鉄等)、オク
テン酸ジルコニウムなどが用いられ、負荷電制御剤とし
ては、レシチン、石油スルフォン酸カルシウム、アルキ
ルベンゼンスルフォン酸カルシウム、ジオクチルスルフ
ォン酸ソーダ、アルキルアラニンなどが用いられる。
【0033】次に、帯電泳動粒子を含まない分散液を第
2の容器に入れた。第1及び第2の容器は、それぞれマ
グネチックスターラーで分散液をゆっくり撹拌した。基
板には、縦300mm、横200mm、厚さ120μm
からなる基板を用いた。電極の形成された基板を基板保
持手段に設置し、電極を電圧印加回路に接続した。電圧
は、±80Vの短形波を周波数1Hzで印加した。この
基板を第1の容器に入れ、基板保持手段により基板を前
後に揺動させながら10分間保持し、電極上に帯電泳動
粒子を堆積させた。これらの工程中、第1の容器中の帯
電泳動粒子濃度を第2の濃度検出手段により常に測定し
た。帯電泳動粒子の堆積後、基板を電圧印加を続けなが
ら第2の容器に移した。第2の容器で5分間帯電泳動粒
子の駆動を行った。
【0034】駆動後、基板を引き上げて電極上に集めら
れた帯電泳動粒子の濃度を第1の濃度検出手段によって
測定した。測定の結果、十分なコントラストが得られた
ので帯電泳動粒子の堆積を終了した。
【0035】これらの工程管理はすべて制御装置を用い
て行った。堆積終了後、帯電泳動粒子および分散液を挟
むように他の透明基板を電極が形成された基板に対して
貼りあわせた。この基板間のギャップは30μmとし
た。さらに、後工程として泳動用分散媒の補充、表示面
側基板による封着、及び電気回路の設置及び接続等を行
い、電気泳動表示装置を完成した。
【0036】作製した電気泳動表示装置の表示を行った
ところ、非常に小さいギャップでありながら、面内のコ
ントラスト分布は非常に均一であった。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に述べたように、本発明の製
造装置および製造方法を用いると、特に電気泳動表示装
置の製造に際し、2枚の基板間のギャップが非常に小さ
い場合、あるいはフレキシブル基板などを用いた場合に
おいても、分散液中の帯電泳動粒子を各表示素子内に容
易に均一配置でき、高品位な電気泳動表示装置を作製す
ることができる。さらに、装置側に対向する電極を必要
としないため、量産性、製造コストの面でも従来装置に
比べて非常に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気泳動表示装置の製造装置の一例を
示す概略断面図である。
【図2】従来の電気泳動型表示装置の原理を示す説明図
である。
【図3】従来の電気泳動型表示装置の製造装置の原理を
示す説明図である。
【符号の説明】
11 電気泳動表示装置の製造装置 12 帯電泳動粒子 13 分散媒 14 第1の容器 15 分散液 16 第2の容器 17 撹拌手段 18 基板 19 基板保持手段 110 電圧印加手段 111 第1の光学濃度検出手段 112 第2の濃度検出手段 113 制御手段 21、22 電極 23 正電荷泳動粒子 24 絶縁性液体 25 電気泳動表示装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−53224(JP,A) 特開 平3−266818(JP,A) 特開 平4−282532(JP,A) 特開 平9−6277(JP,A) 特開 平11−202804(JP,A) 特開 昭52−28899(JP,A) 特開 昭55−26522(JP,A) 実表 平8−502599(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/37

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電泳動粒子と、該帯電泳動粒子が分散
    された分散媒と、二つの相対する電極が形成された基板
    を少なくとも有する電気泳動表示装置を製造するための
    装置であって、該帯電泳動粒子が分散された分散液を貯
    蔵する貯蔵手段と、該分散液を撹拌する手段と、該分散
    液中に基板を保持する基板保持手段と、該基板上に形成
    された二つの相対する電極に電圧を印加して帯電泳動粒
    子を電極上に堆積させる手段を有することを特徴とする
    電気泳動表示装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記製造装置が、帯電泳動粒子の濃度の
    異なる二つ以上の分散液の貯蔵手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の電気泳動表示装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記基板保持手段が、基板を搬送する機
    能と基板を揺動、回転する機構を持つことを特徴とする
    請求項1記載の電気泳動表示装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記製造装置が、さらに帯電泳動粒子が
    分散された分散液の濃度測定手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の電気泳動表示装置の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記製造装置が、さらに基板上に集めら
    れた帯電泳動粒子の濃度を測定する手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の電気泳動表示装置の製造装
    置。
  6. 【請求項6】 前記電極に電圧を印加する手段が、極性
    を正負に切り替えながら連続的に行うことを特徴とする
    請求項1記載の電気泳動表示装置の製造装置。
  7. 【請求項7】 帯電泳動粒子と、該帯電泳動粒子が分散
    された分散媒と、二つの相対する電極が形成された基板
    を少なくとも有する電気泳動表示装置の製造方法であっ
    て、該帯電泳動粒子が分散された分散液を第1の容器に
    入れる工程と、該帯電泳動粒子を含まない分散液を第2
    の容器に入れる工程と、第1及び第2の容器中の分散液
    を攪拌する工程と、該二つの相対する電極が形成された
    基板を基板保持手段に設置し電極に電圧を印加する工
    程と、該基板を第1の容器に入れ、該基板保持手段によ
    り基板を前後に揺動させながら電極上に該帯電泳動粒子
    を堆積させる工程と、該基板を電圧印加を続けながら第
    2の容器に移す工程と、第2の容器で該帯電泳動粒子を
    駆動する工程とを有することを特徴とする電気泳動表示
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記電極に電圧を印加する工程は、極性
    を正負に切り替えながら連続的に行う工程であることを
    特徴とする請求項7に記載の電気泳動表示装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記電極上に該帯電泳動粒子を堆積させ
    る工程は、第1の容器中の帯電泳動粒子濃度を測定しな
    がら堆積させる工程であることを特徴とする請求項7に
    記載の電気泳動表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の容器で該帯電泳動粒子を駆
    動する工程ののち、さらに該基板を引き上げて電極上の
    該帯電泳動粒子の濃度を測定する工程を有することを特
    徴とする請求項7に記載の電気泳動表示装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記工程に加えて、さらに該帯電泳動
    粒子および分散液を挟んで他の透明基板を該電極の形成
    された基板に対して貼りあわせる工程を有することを特
    徴とする請求項7に記載の電気泳動表示装置の製造方
    法。
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