JP3485965B2 - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法

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JP3485965B2
JP3485965B2 JP14184194A JP14184194A JP3485965B2 JP 3485965 B2 JP3485965 B2 JP 3485965B2 JP 14184194 A JP14184194 A JP 14184194A JP 14184194 A JP14184194 A JP 14184194A JP 3485965 B2 JP3485965 B2 JP 3485965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非線形抵抗素子をスイッ
チング素子とするアクティブマトリクス形の液晶表示装
置の駆動方法に関し、とくに非線形抵抗素子に加わる電
圧の極性により非対称な非線形特性を示す非線形抵抗素
子を備えた液晶表示装置に対応した駆動方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は大容量化の一途を
たどっている。そして、単純マトリクス構成の液晶表示
パネルにマルチプレクス駆動を用いる方式は、高時分割
化するに従ってコントラストの低下を生じ、200本程
度以上の走査線を有する場合では、充分なコントラスト
を得ることが難しくなってくる。
【0003】そこで、このような欠点の除去するため
に、個々の液晶画素にスッチング素子を設けたアクティ
ブマトリクス形の液晶表示パネルが採用されてきてい
る。
【0004】そしてこのアクティブマトリクス形の液晶
表示パネルを大別すると、薄膜トランジスタを用いる三
端子系と、薄膜非線形抵抗素子を用いる二端子系とがあ
る。そして構造や製造工程が簡単な点で二端子系が優れ
ている。
【0005】この二端子系の薄膜非線形抵抗素子には、
ダイオード型やバリスタ型やMIM(Metal−In
sulator−Metal)型などが開発されてい
る。
【0006】図12は、非線形抵抗素子を用いた液晶表
示装置の液晶表示パネル構成を示す回路図である。
【0007】図12に示すように、走査電極S1〜SN
と信号電極D1〜DNとは、それぞれ2枚のガラスから
なる基板の対向面に設けている。
【0008】それぞれの走査電極と信号電極との交差部
に、非線形抵抗素子41と、液晶画素42とからなる表
示画素を形成している。
【0009】液晶画素42をオンにする駆動電圧が印加
されたときは、非線形抵抗素子の抵抗は小さく、小さな
時定数で液晶画素をオンにし、駆動電圧がオフになる
と、非線形抵抗素子の抵抗は大きい値を示し、大きい時
定数で放電する。
【0010】その結果、オン、オフ時の液晶に印加され
る電圧の実効値の比率が大きくなって、高密度のマルチ
プレクス駆動が可能となる。
【0011】ところで、非線形抵抗素子には、印加電圧
の極性により、非対称な非線形抵抗特性を示すものがあ
る。図13のグラフにそれぞれの画素の表示を行うため
のデーター信号電圧と液晶の透過率変化との関係を示
す。
【0012】この図13に示すグラフは、データー信号
電圧の中央値(V10)より小さい電圧のときに白側の
表示を行い、中央値V10より大きくなるに従い中間調
から黒表示の表示を行う、いわゆるノーマリー白表示の
場合である。
【0013】図13のグラフのデーター信号電圧に対す
る液晶の透過率特性に示すように、正側特性(正側フィ
ールドでの透過率特性)と負側特性(負側フィールドで
の透過率特性)とにおいては、非線形抵抗素子の非対称
な電流−電圧特性のために、非対称な特性を示してい
る。
【0014】この図13に示すような非対称な透過率特
性のために、たとえば同一なデーター信号電圧V10の
表示を行った場合に、正側特性では透過率T11であ
り、負側特性では透過率T10となる。
【0015】このため、透過率差ΔTの発生によって、
フリッカが起こり画面のチラツキになる。またさらに、
この場合、透過率の差の分、すなわちち液晶に印加する
電圧の差分が直流電圧として液晶に印加するため、画像
焼き付きの原因となる。
【0016】この画像焼き付きとは、一定の固定表示を
行った後に表示内容を変えても以前の表示内容が残像と
して残ってしまう現象である。
【0017】なおここで説明する正側とは、表示画素を
非線形抵抗素子と液晶画素が直列に接続された等価回路
とみたとき非線形抵抗素子に正の電圧がかかる場合であ
り、負側とは負の電圧がかかる場合である。
【0018】さらに、図14は非線形抵抗素子特性の主
要な特性である電流−電圧特性を示すグラフである。
【0019】図14のグラフに示すように、印加する電
圧の方向に対して大きな非対称特性を示している。ここ
で曲線Aは正側素子特性を示しており、曲線Bは負側素
子特性を示している。
【0020】液晶表示装置をマルチプレクス駆動する方
法は、通常液晶画素に書き込む電圧をフィールド、すな
わち同一ラインのある走査からつぎの走査までの期間毎
に反転したり、ライン毎に反転したりする交流駆動法に
よって行っている。
【0021】しかし、ここで用いられる非線形抵抗素子
が上記のように正側と負側とで非対称な非線形抵抗素子
特性の場合に、液晶画素にかかる電圧を見ると、正側と
負側とで非線形抵抗素子にかかる電圧が異なる。
【0022】このため、液晶画素にかかる電圧が正側の
ときと負側のときとで結果的に異なり、フリッカによる
画像のチラツキや、画像の液晶中のイオンなどの偏りに
よる残像現象である画像の焼き付きが生じ、液晶表示装
置の表示品質が著しく低下する問題点が発生する。
【0023】これに対して、この非対称な非線形抵抗素
子特性を補償し、表示品質を向上させる駆動方法の例
を、図14と図15との駆動波形図を用いて説明する。
【0024】この駆動方法の特徴は、図15に示すよう
に、走査電極に選択期間と保持期間に異なるオフセット
電圧、すなわちVoff3と、Voff2を印加するこ
とである。
【0025】ここで、それぞれのオフセット電圧Vof
f3、Voff2は、つぎのようにして設定する。
【0026】まず、図14の非線形抵抗素子の電圧−電
流特性図の上に駆動電圧から決まる選択期間(Ts1、
Ts2)の素子のオン電流と保持期間(Th1、Th
2)の素子のオフ電流を設定する。
【0027】オン電流に対応する正側と負側の電圧の中
点P1に相当する電圧を求め、これをオフセット電圧V
off3とする。同様にオフ電流に対応する正側と負側
の電圧の中点P2に相当する電圧を求め、これをオフセ
ット電圧Voff2とする。
【0028】このように、単にオフセット電圧を印加す
るだけではなく、選択期間と保持期間で独立にオフセッ
ト電圧を設定することにより、非線形抵抗素子の正側と
負側の電圧−電流特性に、より正確に対応した駆動を行
うことができる。
【0029】以上の説明のように、正側フィールドで
は、選択期間Ts1には、オフセット電圧Voff3を
含む選択電圧a1を印加し、保持期間Th1には、オフ
セット電圧Voff2を含む保持電圧c1を印加する。
【0030】負側フィールドでは、選択期間Ts2には
オフセット電圧Voff3を含む選択電圧b1を印加
し、保持期間Th2にはオフセット電圧Voff2を含
む保持電圧d1を印加する。
【0031】この駆動方法を使用することにより、非線
形抵抗素子の非対称性を改善することができるが、完全
に補償することはできない。この様子を図17のグラフ
を用いて説明する。
【0032】この図17のグラフは、図13と同様にデ
ーター信号電圧の絶対値に対する液晶の透過率(T
(%))変化を示すグラフである。
【0033】独立するオフセットを印加することによ
り、データ信号電圧の中央値(V0)にて、破線で示す
正側特性と実線で示す負側特性の透過率(Tb)とを一
致させることができるが、白表示(Ta)、あるいは黒
表示(Tc)を得るためのデーター信号電圧が、正側特
性と負側特性にて異なる。
【0034】たとえば白表示(Ta)を得るためのデー
ター信号電圧は、正側特性ではV2であり、負側特性で
はV1となり、同様に黒表示(Tc)では、V4,V3
となり、データー信号電圧V2とV1の差分、あるいは
V4とV3の差が生じる。
【0035】この差が生じる原因は、非線形抵抗素子の
非対称性、とくに選択期間に使用するオン電流の非対称
性によるためである。
【0036】このオン電流の非対称性を図18のグラフ
を用いて説明する。図18のグラフは非線形抵抗素子の
電流−電圧特性、とくにオン電流領域を示してある。こ
の図18のグラフは、縦軸は電流を対数値にて示し、横
軸は電圧の絶対値を示し、正側素子特性を破線の曲線C
で示し、負側素子特性を実線の曲線Dにて示す。
【0037】さらにまた、正側素子特性はオン電流のオ
フセット電圧Voff3だけシフトして示してあるた
め、正側素子特性と負側素子特性は電圧(V10)のと
きに、同一な電流値(I10)になる。
【0038】しかし、電流I10より低電圧(V11)
では、正側素子特性は電流I12であり、負側素子特性
は電流I11となり、電流I12に比較し、電流I11
は大きな電流値を有する。
【0039】同様に、電流I10より高電圧(V12)
では、正側素子特性は電流I14であり、負側素子特性
は電流I13となり、電流I14に比較し、電流I13
は大きな電流値を有する。
【0040】このため、電圧V10以外のデーター信号
電圧では、正側素子特性と負側素子特性の電流値が異な
るため、同一のデーター信号電圧では、異なった液晶の
透過率となる。
【0041】つぎに、一般的に使用するデーター信号波
形を、図16の波形図を用いて説明する。
【0042】図16は、白と黒表示を行うために電圧V
d1と電圧Vd2を中心電圧Vd0から対称に印加す
る。最大データー信号電圧は、電圧Vd1と電圧Vd2
の差分である電圧gを用いる。
【0043】また図13は、正側フィールドの選択期間
(Ts1)のときにデーター信号電圧Vd2を印加し、
負側フィールドの選択期間(Ts2)のときにデーター
信号電圧Vd1を印加するため、黒の表示を行うための
データー信号の例である。
【0044】データー信号電圧は、正、負の選択期間
(Ts1,Ts2)の全体を使用している。
【0045】すなわち、この図13に示すデーター信号
波形を用いた場合には、正側フィールドと負側フィール
ドで同一データー信号電圧を用いる。
【0046】したがって、非線形抵抗素子のオン電流領
域の非対称性に起因して、正側フィールドと負側フィー
ルドの液晶の透過率に差が生じる。
【0047】このため、表示のチラツキ現象や、液晶へ
の直流電圧の印加のために、画像の焼き付き現象が生じ
てしまう。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
説明に示すように、上記の走査信号のオフセット電圧を
調整する方法は、非線形抵抗素子、とくにオン電流領域
の非対称性の補償が不充分である。
【0049】このために、品質の低下の一部を改善する
ことはできるが、データー電圧による液晶への書き込み
電圧のすべての範囲において、非対称性を補償すること
はできない。
【0050】またさらに、非線形素子抵抗素子の非対称
性に起因するデーター信号の内容に依存するオフセット
の補償が必要になるが、駆動波形では充分に補償できな
い。
【0051】そのため、データー信号の内容に依存する
オフセットの補償が必要になる。
【0052】さらに、データー信号の内容により、画素
電極の表示内容が目的の表示内容から変化するいわゆる
クロストークがおきるが、このクロストーク対策も行わ
れていない。
【0053】そのため、データー信号に依存するクロス
トークを、非線形抵抗素子の非対称な電流−電圧特性を
応用して防止することができれば、さらに良好な液晶表
示装置を得ることが可能となる。
【0054】本発明の目的は、上記課題を解決して、良
好な画像品質を提供することが可能な液晶表示装置の駆
動方法を提供することである。
【0055】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液晶表示装置においては、下記記載の駆動
方法を採用する。
【0056】本発明の液晶表示装置の駆動方法は、印加
電圧の極性により非対称な電流−電圧特性を有する非線
形抵抗素子を、液晶画素を駆動するスイッチング素子と
して用いるアクティブマトリクス型の液晶表示パネル
に、走査電極に走査信号を印加し、走査信号の選択期間
に信号電極に、データー信号を印加して各画素に表示デ
ーターの書き込みをおこなう液晶表示装置の駆動方法
は、液晶画素に正の電圧を印加するときと、負の電圧を
印加するときとの走査信号の選択期間は同一にし、一方
のデーター信号の幅が走査信号の選択期間よりも小さい
ことを特徴とする。
【0057】本発明の液晶表示装置の駆動方法は、印加
電圧の極性により非対称な電流−電圧特性を有する非線
形抵抗素子を、液晶画素を駆動するスイッチング素子と
して用いるアクティブマトリクス型の液晶表示パネル
に、走査電極に走査信号を印加し、走査信号の選択期間
に信号電極に、データー信号を印加して各画素に表示デ
ータの書き込みをおこなう液晶表示装置の駆動方法は、
液晶画素に正の電圧を印加するときと、負の電圧を印加
するときの走査信号の選択期間が異なり、しかも選択期
間に印加するデーター信号の幅が異なることを特徴とす
る。
【0058】本発明の液晶表示装置の駆動方法は、印加
電圧の極性により非対称な電流−電圧特性を有する非線
形抵抗素子を、液晶画素を駆動するスイッチング素子と
して用いるアクティブマトリクス型の液晶表示パネル
に、走査電極に走査信号を印加し、走査信号の選択期間
に信号電極に、データー信号を印加して各画素に表示デ
ータの書き込みをおこなう液晶表示装置の駆動方法は、
液晶画素に正の電圧を印加するときと、負の電圧を印加
するときの走査信号の選択期間は同一にし、一方のデー
ター信号の幅が走査信号の選択期間よりも小さく、しか
も選択期間の内のデーター信号の幅の差分の期間には、
データー信号の反転信号を印加することを特徴とする。
【0059】本発明の液晶表示装置の駆動方法は、印加
電圧の極性により非対称な電流−電圧特性を有する非線
形抵抗素子を、液晶画素を駆動するスイッチング素子と
して用いるアクティブマトリクス型の液晶表示パネル
に、走査電極に走査信号を印加し、走査信号の選択期間
に信号電極に、データー信号を印加して各画素に表示デ
ータの書き込みをおこなう液晶表示装置の駆動方法は、
液晶画素に正の電圧を印加するときと、負の電圧を印加
するときの走査信号の選択期間が異なり、しかも選択期
間に印加するデーター信号の幅が異なり、しかも走査期
間の差分とデーター信号の幅の差分との期間には、走査
信号、あるいはデーター信号に極性の反転信号を印加す
ることを特徴とする。
【0060】本発明の液晶表示装置の駆動方法は、印加
電圧の極性により非対称な電流−電圧特性を有する非線
形抵抗素子を、液晶画素を駆動するスイッチング素子と
して用いるアクティブマトリクス型の液晶表示パネル
に、走査電極に走査信号を印加し、走査信号の選択期間
に信号電極に、データー信号を印加して各画素に表示デ
ータの書き込みをおこなう液晶表示装置の駆動方法は、
液晶画素に正の電圧を印加するときと、負の電圧を印加
するときの走査信号の選択期間が異なり、しかも選択期
間に印加するデーター信号の幅が異なり、しかも走査期
間の差分とデーター信号の幅の差分との期間には、走査
信号、あるいはデーター信号に極性の反転信号を印加
し、反転信号は実際の表示にしようする走査信号とデー
ター信号の前に印加することを特徴とする。
【0061】本発明の液晶表示装置の駆動方法は、印加
電圧の極性により非対称な電流−電圧特性を有する非線
形抵抗素子を、液晶画素を駆動するスイッチング素子と
して用いるアクティブマトリクス型の液晶表示パネル
に、走査電極に走査信号を印加し、走査信号の選択期間
に信号電極に、データー信号を印加して各画素に表示デ
ータの書き込みをおこなう液晶表示装置の駆動方法は、
液晶画素に正の電圧を印加するときと、負の電圧を印加
するときの走査信号の選択期間は同一にし、一方のデー
ター信号の幅が走査信号の選択期間よりも小さく、走査
信号の電圧とデーター信号の電圧とデーター信号の幅を
温度により補償することを特徴とする。
【0062】
【作用】本発明の液晶表示装置の駆動方法は、非線形抵
抗素子の駆動を行う電圧の極性により、データー信号に
差を設け、しかも制御し、印加電圧の極性による非対称
な電流−電圧特性の補償を行う。
【0063】このことによって、液晶への直流電圧の印
加を防止することが可能となり、フリッカによる画像の
チラツキ現象、および画像焼き付き現象を防止すること
ができる。
【0064】さらに、非対称性を補償すると同時に、デ
ーター信号の差の期間にデーター信号の極性の反転信号
を印加することにより、データー信号に依存するクロス
トークを防止することが可能となる。
【0065】またさらに、温度変化に対し、データー信
号の幅、あるいはデーター信号の電圧を制御する。
【0066】このことにより、さらに効率良く液晶への
直流電圧の印加を防止することが可能となり、フリッカ
による画像のチラツキ現象、および画像焼き付き現象を
防止することができ、液晶表示装置の表示品質を向上す
ることができる。
【0067】
【実施例】以下に本発明の実施例における液晶表示装置
の駆動方法を図面に基づいて説明する。なお本発明の実
施例に用いる液晶表示装置の構成は従来の駆動方法で用
いている図12に示す構成と同じである。さらに、非線
形抵抗素子も従来の駆動方法に用いられているものと同
じ特性のものであり、その電流−電圧特性は図14と図
18に示す特性と同じである。
【0068】まず本発明の第1の実施例における駆動方
法を、図1、図2、図3、図4、および図5を用いて説
明する。なお本発明の実施例に使用する走査信号の駆動
波形は、従来の駆動方法で用いている図15に示す駆動
波形と同一な駆動波形を使用する。
【0069】図1、図2、図3、および図4は、データ
ー信号波形を示してある。図1と図2と図3と図4のデ
ーター信号波形は、白と黒表示を行うためにデーター信
号電圧Vd3とデーター信号電圧Vd4を中心電圧Vd
0から対称に印加する。
【0070】最大データー信号電圧は、データー信号電
圧Vd3とデーター信号電圧Vd4との差分である。
【0071】また、図1と図2と図3と図4は、白表
示、黒表示、および白と黒表示の中間の透過率を示す中
間調表示を示すために、データー信号電圧Vd3からデ
ーター信号電圧Vd4の間のデーター信号の電圧値を変
えて表示を行う駆動方法を採用する。
【0072】ここで図1は透過率50%に相当するデー
ター信号波形を示し、図2は黒表示に相当するデーター
信号波形を示し、図3は白表示に相当するデーター信号
波形を示し、図4は透過率70%に相当するデーター信
号波形をそれぞれ示す。
【0073】また、1走査線分に相当する正側フィール
ドの選択期間(Ts1)と保持期間(Th1)と、負側
フィールドの選択期間(Ts2)と保持期間(Th2)
を有する。
【0074】非線形抵抗素子は、図14に示すような電
流−電圧特性により、正側素子特性に比較し、負側素子
特性にて大きな電流が液晶へ印加することができる。
【0075】このため、図1と図2と図3と図4とに示
すように、負側フィールドの選択期間(Ts2)のすべ
ての期間を、液晶への表示内容を書き込むための書き込
み期間に使用していない。
【0076】すなわち、たとえば図2に示す場合には、
選択期間Ts2の期間のうち、後半の本書き込み期間
(T22)にデーター信号電圧Vd3を、液晶へのデー
ター信号電圧として使用し、前半の疑似書き込み期間
(T21)には、本書き込み期間(T22)と逆のデー
ター信号電圧Vd4を印加している。
【0077】同じように、図3に示す白表示の場合にお
いても、負側フィールドの選択期間(Ts4)のうち、
実際に液晶へのデーター信号電圧の印加に使用する期間
は、選択期間Ts2の期間のうち、後半の本書き込み期
間(T24)のみにデーター信号電圧Vd4を印加し、
前半の疑似書き込み期間(T23)には、本書き込み期
間(T24)と逆のデーター信号電圧Vd3を印加して
いる。
【0078】同じように、図4に示す透過率70%表示
の場合においても、負側フィールドの選択期間(Ts
2)のうち、実際に液晶へのデーター信号電圧の印加に
使用する期間は、後半の本書き込み期間(T26)のみ
にデーター信号電圧Vd6を印加し、前半の疑似書き込
み期間(T25)には、本書き込み期間(T26)と逆
のデーター信号電圧Vd5を印加している。
【0079】図1と図2と図3と図4とでは、正側フィ
ールドの本書き込み期間は、正側フィールドの選択期間
(Ts3)と同一である。
【0080】以上に示す図1と図2と図3と図4のデー
ター信号波形を用いたときのデーター信号電圧に対する
液晶の透過率(T(%))のグラフを図5に示す。
【0081】図5に示すように、正側フィールドと負側
フィールドの書き込み期間に使用するデーター信号電圧
は、同一にしても、正側フィールドと負側フィールドの
本書き込み期間を変えることにより、同一なデーター信
号電圧において、同一の透過率を得ることができる。
【0082】そのため、図5のグラフに示すように、正
側特性と負側特性とは同一な曲線Eになる。
【0083】以上の説明から明らかなように、非対称な
電流−電圧特性と有する非線形抵抗素子を用いた液晶表
示装置においても、液晶(液晶表示装置)の透過率特性
を正側特性と負側特性にて同一にすることができる。
【0084】このため、正側フィールドと負側フィール
ドでの画像のチラツキの防止と、液晶への直流電圧の印
加とを防止することができる。したがって、画像焼き付
きを防止することができる。
【0085】さらに、本発明の駆動方法では、非対称な
本書き込み期間を利用し、負側フィールドの本書き込み
期間の前に疑似書き込み期間を設けている。
【0086】このことにより、データー信号電圧の片寄
りがなくなるため、データー信号電圧が中心電圧Vd0
に対して均等化することができる。
【0087】したがって、データー信号電圧の片寄りに
よるクロストーク現象の発生を防止することができる。
【0088】つぎに、本発明の第2の実施例を図6と図
7と図8と図9を用いて説明する。図6は本発明の実施
例に使用する走査信号の駆動波形を示す波形図であり、
図7から図9は、いずれも本発明の実施例に使用するデ
ーター信号の駆動波形を示す波形図である。
【0089】図6に示す走査信号波形は、正側フィール
ドでは、図10に示す従来例と同様な選択期間(Ts
3)と保持期間(Th3)を有するが、負側フィールド
では、選択期間(Ts6)に、本選択期間(Ts4)と
疑似選択期間(Ts5)とを有する。
【0090】正側フィールドでは、選択期間Ts3には
オフセット電圧Voff5を含む選択電圧a2を印加
し、保持期間Th3にはオフセット電圧Voff4を含
む保持電圧c2を印加する。
【0091】正側フィールドでは、本選択期間と選択期
間(Ts3)は、同一である。負側フィールドでは、本
選択期間Ts4には、オフセット電圧Voff5を含む
選択電圧b2を印加し、疑似選択期間Ts5には、正側
フィールドの保持電圧c2を印加し、保持期間Th4に
は、オフセット電圧Voff4を含む保持電圧d2を印
加する。
【0092】図7と図8と図9は、データー信号波形を
示してある。図7と図8と図9は、白と黒表示を行うた
めにデーター信号電圧Vd7とデーター信号電圧Vd8
を中心電圧Vd0から対称に印加する。最大データー信
号電圧は、データー信号電圧Vd7とデーター信号電圧
Vd8との差分である。
【0093】また、図7と図8と図9とは、白表示、黒
表示、および白と黒表示の中間の透過率を示す中間調表
示を示すために、データー信号電圧Vd7からデーター
信号電圧Vd8の電圧は一定値を使用し、書き込み期間
のデーター信号の幅を変えて表示を行う方法を採用す
る。
【0094】図7は透過率50%に相当するデーター信
号波形を示し、図8は黒表示に相当するデーター信号波
形を示し、図9は白表示に相当するデーター信号波形を
それぞれ示す。
【0095】また、1走査線分に相当する正側フィール
ドの選択期間(Ts3)と保持期間(Th3)と、負側
フィールドの選択期間(Ts6)と保持期間(Th4)
とを有する。
【0096】非線形抵抗素子は、図13に示すような電
流−電圧特性より、正側素子特性に比較し、負側素子特
性にて大きな電流が液晶へ印加することができる。
【0097】したがって、図7と図8と図9との波形図
に示すように、負側フィールドの選択期間(Ts6)の
すべての期間を液晶へのデーター信号電圧の印加する期
間に使用していない。
【0098】すなわち、たとえば図8に示す黒表示の場
合には、選択期間Ts6の期間のうち、後半の本選択期
間(Ts4)に相当する本書き込み期間(T12)にデ
ーター信号電圧Vd7を、液晶へのデーター信号電圧と
して使用し、前半の疑似選択期間(Ts5)に相当する
疑似書き込み期間(T11)においては、本書き込み期
間(T12)と逆のデーター信号電圧Vd8を印加して
いる。
【0099】同じように、図9に示す白表示の場合にお
いても、負側フィールドの選択期間(Ts6)のうち、
実際に液晶へのデーター信号電圧の印加に使用する期間
は、Ts6の期間のうち、後半の本書き込み期間(T1
5)のみにデーター信号電圧Vd8を印加し、前半の疑
似書き込み期間(T14)においては、本書き込み期間
(T15)と逆のデーター信号電圧Vd7を印加してい
る。
【0100】同じように、図7に示す透過率50%表示
の場合においても、負側フィールドの選択期間(Ts
6)のうち、実際に液晶へのデーター信号電圧の印加に
使用する期間は、本書き込み期間(T15)のみに、前
半(T5)にデーター信号電圧Vd8を後半(T6)に
データー信号電圧Vd6を印加し、前半T5と後半T6
の比を変えることにより中間調の表示を行う。
【0101】また、疑似書き込み期間(T14)には、
本書き込み期間(T5とT6)と逆の電圧、すなわち、
前半(T3)にデーター信号電圧Vd8、後半(T4)
にデーター信号電圧Vd7を印加している。
【0102】以上の図7と図8と図9とに示すデーター
信号波形を用いることにより、正側フィールドと負側フ
ィールドの書き込み期間に使用するデーター信号電圧
は、同一にしても、正側フィールドと負側フィールドの
本書き込み期間に使用するデーター信号の幅を変えるこ
とにより、同一なデーター信号電圧において、同一の透
過率を得ることができる。
【0103】以上の説明から明らかなように、非対称な
電流−電圧特性と有する非線形抵抗素子を用いた液晶表
示装置においても、液晶の透過率特性を正側特性と負側
特性にて同一にすることができる。
【0104】このため、正側フィールドと負側フィール
ドでの画像のチラツキの防止と、液晶への直流電圧の印
加とを防止できる。したがって、画像焼き付きが防止す
ることができる。
【0105】さらに、非対称な本書き込み期間を利用
し、負側フィールドの本書き込み期間の前に疑似書き込
み期間を設けることにより、データー信号電圧の片寄り
がなくなる。
【0106】このために、データー信号電圧が中心電圧
Vd0に対して均等化することができる。したがってデ
ーター信号電圧の片寄りによるクロストーク現象が防止
することができる。
【0107】さらに、走査信号の負側フィールドの選択
期間のうち、本選択期間をデーター信号の本書き込み期
間と同様にすることによって、負側フィールドのデータ
ー信号の本書き込み期間におよぼす疑似書き込み期間の
影響を小さくすることができる。
【0108】つぎに、本発明の第3の実施例を図10と
図11の波形図を用いて説明する。本発明の実施例に使
用する走査信号の駆動波形は、従来の駆動方法で用いて
いる図9の駆動波形と同じである。
【0109】図10はデーター信号波形を示しており、
第2の実施例に示す図9と同一である。図10は白と黒
表示を行うためにデーター信号電圧Vd3とデーター信
号電圧Vd4を中心電圧Vd0から対称に印加する。
【0110】最大データー信号電圧は、データー信号電
圧Vd3とデーター信号電圧Vd4との差分である。ま
た、図10は白表示に相当するデーター信号波形であ
る。
【0111】また、1走査線分に相当する正側フィール
ドの選択期間(Ts1)と保持期間(Th1)と、負側
フィールドの選択期間(Ts2)と保持期間(Th2)
とを有する。
【0112】非線形抵抗素子は、図13に示すような電
流−電圧特性により、正側素子特性に比較し、負側素子
特性にて大きな電流が液晶へ印加することができる。
【0113】このために、図2と図3と図4との波形図
に示すように、負側フィールドの選択期間(Ts2)の
すべての期間を液晶へのデーター信号電圧の印加する期
間に使用していない。
【0114】すなわち、選択期間Ts2の期間のうち、
後半の本書き込み期間(T33)にデーター信号電圧V
d10を、液晶へのデーター信号電圧として使用し、前
半の疑似書き込み期間(T32)には、本書き込み期間
(T33)と逆のデーター信号電圧Vd9を印加してい
る。
【0115】非線形抵抗素子の電流−電圧特性における
非対称性は、温度により変化する。このため、非線形抵
抗素子の温度による非対称性の変化を補償するため、負
側フィールドの書き込み期間Ts2のうちの、本書き込
み期間T33と疑似書き込み期間T32と差分をΔT
(ΔT=T33−T32)とし、差分ΔTの温度依存性
を示すグラフを図11に示す。図11のグラフの縦軸は
差分ΔTを示し、横軸は温度(t(℃))を示す。
【0116】図11に示すように、温度の上昇により、
非線形抵抗素子の正側素子特性と負側素子特性のオン電
流領域の差分が小さくなり、また、オン電流が充分に大
きくなる。
【0117】このために、正側フィールドの書き込み期
間(選択期間:Ts1)と負側フィールドの本書き込み
期間T33との差分を小さくすることができる。
【0118】この温度補償により、とくに液晶のイオン
の増加、非線形抵抗素子のオフ電流の増加により、画像
焼き付きの大きくなる高温度領域に関して、画像焼き付
きを防止することができる。
【0119】さらに、液晶の粘度が増加し、液晶の電圧
に対する透過率変化が遅くなるいわゆる、液晶の応答速
度が悪くなり、画像のチラツキが特に問題となる低温度
領域においても、正側フィールドと負側フィールドの透
過率が一定になる。
【0120】このため、画像のチラツキ現象を小さく
し、液晶表示装置の表示品質を良好にすることができ
る。
【0121】さらに、第1の実施例においては、たとえ
ば中間調の透過率70%を示すデーター信号電圧を中心
電圧に対して、正側フィールドと負側フィールドにおい
て、対称的に示したが、非対称でもよく、さらには異な
った最大データー信号電圧であってもよい。
【0122】また、第2の実施例においては、走査信号
の負側フィールドの本書き込み期間と、負側フィールド
の白表示、あるいは黒表示のデーター信号電圧の幅を同
一にする例を示したが、異なったデーター信号電圧の幅
にしてもよい。
【0123】また、実施例に使用の液晶表示装置のパネ
ル構成は、走査電極に非線形抵抗素子を接続する例を用
いたが、信号電極に接続してもよい。
【0124】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、非対称
な電流−電圧特性と有する非線形抵抗素子を用いた液晶
表示装置においても、液晶の透過率特性を正側特性と負
側特性にて同一にすることができる。
【0125】このため、正側フィールドと負側フィール
ドでの液晶表示装置の透過率の差が無くなり、画像のチ
ラツキの防止、および液晶への直流電圧の印加が防止で
きるため、画像焼き付きを防止することができる。
【0126】さらに、非対称な本書き込み期間を利用
し、負側フィールドの本書き込み期間の前に疑似書き込
み期間を設ける。このことにより、データー信号電圧の
片寄りがなくなるためデーター信号電圧が中心電圧Vd
0に対して均等化できるため、データー信号電圧の片寄
りによるクロストーク現象を防止することができる。
【0127】さらに、走査信号の負側フィールドの選択
期間をデーター信号の本書き込み期間と同様にすること
により、負側フィールドのデーター信号の本書き込み期
間におよぼす疑似書き込み期間の影響を小さくすること
ができる。
【0128】さらに、温度補償を行うことにより、低温
度領域から高温度領域までの液晶表示装置の広い温度使
用範囲においても、画像焼き付きを低減でき、画像のチ
ラツキの低減を達成することができる。
【0129】このことよって、非対称な電流−電圧特性
を有する非線形抵抗素子を用いる液晶表示装置に関し
て、表示品質の良好な液晶表示装置を製造することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における液晶表示装置の
駆動方法を示し、透過率50%におけるデーター信号の
駆動波形を示す波形図である。
【図2】本発明の第1の実施例における液晶表示装置の
駆動方法を示し、黒表示におけるデーター信号の駆動波
形を示す波形図である。
【図3】本発明の第1の実施例における液晶表示装置の
駆動方法を示し、白表示におけるデーター信号の駆動波
形を示す波形図である。
【図4】本発明の第1の実施例における液晶表示装置の
駆動方法を示し、透過率70%におけるデーター信号の
駆動波形を示す波形図である。
【図5】本発明の第1の実施例の液晶表示装置の駆動方
法における液晶表示装置の透過率とデーター信号電圧の
関係を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施例における液晶表示装置の
駆動方法における走査信号の駆動波形を示す波形図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例における液晶表示装置の
駆動方法を示し、透透過50%におけるデーター信号の
駆動波形を示す波形図である。
【図8】本発明の第2の実施例における液晶表示装置の
駆動方法を示し、黒表示におけるデーター信号の駆動波
形を示す波形図である。
【図9】本発明の第2の実施例における液晶表示装置の
駆動方法を示し、白表示におけるデーター信号の駆動波
形を示す波形図である。
【図10】本発明の第3の実施例における液晶表示装置
の駆動方法を示し、白表示におけるデーター信号の駆動
波形を示す波形図である。
【図11】本発明の第3の実施例における液晶表示装置
の駆動方法を示し、データー信号の本書き込み期間と疑
似書き込み期間の差分(ΔT)と温度(t)の関係を示
すグラフである。
【図12】非線形抵抗素子を備えた液晶パネルの構成を
示す回路図である。
【図13】従来例における液晶表示装置の透過率とデー
ター信号電圧の関係を示すグラフである。
【図14】非線形抵抗素子の非対称性を有する電流−電
圧特性を示すグラフである。
【図15】従来例における非線形抵抗素子の非対称性を
補償するために、書き込み期間と保持期間に、独自のオ
フセット電圧を設ける走査信号の駆動波形を示す波形図
である。
【図16】従来例における黒表示におけるデーター信号
の駆動波形を示す波形図である。
【図17】非線形抵抗素子の非対称性を走査信号により
補償行った場合の液晶表示装置の透過率とデーター信号
電圧の関係を示すグラフである。
【図18】非線形抵抗素子の非対称性をオン電流領域に
て補償を行った状況を説明する非線形抵抗素子の電流−
電圧特性を示すグラフである。
【符号の説明】
Ts3 正側フィールドの走査信号の本選択期間 Ts6 負側フィールドの走査信号の選択期間 Ts4 負側フィールドの走査信号の本選択期間 Ts5 負側フィールドの走査信号の疑似選択期間 T22 負側フィールドのデーター信号の本書き込み期
間 T21 負側フィールドのデーター信号の疑似書き込み
期間 ΔT 負側フィールドの本書き込み期間と疑似書き込み
期間の差分 41 非線形抵抗素子 42 液晶画素

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加電圧の極性により非対称な電流−電
    圧特性を有する非線形抵抗素子を、液晶画素を駆動する
    スイッチング素子として用いるアクティブマトリクス型
    の液晶表示装置に、走査電極に走査信号を印加し、走査
    信号の選択期間に信号電極に、データー信号を印加して
    各画素に表示データーの書き込みをおこなう液晶表示装
    置の駆動方法は、液晶画素に正の電圧を印加するとき
    と、負の電圧を印加するときの走査信号の選択期間は同
    一にし、一方のデーター信号の幅が走査信号の選択期間
    よりも小さいことを特徴とする液晶表示装置の駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 印加電圧の極性により非対称な電流−電
    圧特性を有する非線形抵抗素子を、液晶画素を駆動する
    スイッチング素子として用いるアクティブマトリクス型
    の液晶表示装置に、走査電極に走査信号を印加し、走査
    信号の選択期間に信号電極に、データー信号を印加して
    各画素に表示データの書き込みをおこなう液晶表示装置
    の駆動方法は、液晶画素に正の電圧を印加するときと、
    負の電圧を印加するときの走査信号の選択期間は同一に
    し、一方のデーター信号の幅が走査信号の選択期間より
    も小さく、しかも選択期間の内のデーター信号の幅の差
    分の期間にはデーター信号の極性の反転信号を印加する
    ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 印加電圧の極性により非対称な電流−電
    圧特性を有する非線形抵抗素子を、液晶画素を駆動する
    スイッチング素子として用いるアクティブマトリクス型
    の液晶表示装置に、走査電極に走査信号を印加し、走査
    信号の選択期間に信号電極に、データー信号を印加して
    各画素に表示データの書き込みをおこなう液晶表示装置
    の駆動方法は、液晶画素に正の電圧を印加するときと、
    負の電圧を印加するときの走査信号の選択期間は同一に
    し、一方のデーター信号の幅が走査信号の選択期間より
    も小さく、走査信号の電圧と、データー信号の電圧と、
    データー信号の幅を、温度により補償することを特徴と
    する液晶表示装置の駆動方法。
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