JP3485859B2 - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置

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JP3485859B2 JP2000083378A JP2000083378A JP3485859B2 JP 3485859 B2 JP3485859 B2 JP 3485859B2 JP 2000083378 A JP2000083378 A JP 2000083378A JP 2000083378 A JP2000083378 A JP 2000083378A JP 3485859 B2 JP3485859 B2 JP 3485859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精細な画像を得
るために画像内のエッジ強調を行う画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、再生された画像がコントラス
トの良い鮮明な画像となるように、被写体の輪郭をはっ
きりさせるため、2次の空間微分であるラプラシアンを
その輪郭となる画像データを出力する各画素の画像デー
タに加算することによって、画像のエッジ強調を行うラ
プラシアン処理が一般的に用いられている。このラプラ
シアン処理された画像データの関係を、図8に示す。図
8(a)に示すように、画素G1と画素G2との間でエ
ッジが発生するため、図8(b)のように、画素G1,
G2の画像データそれぞれにラプラシアンが与えられる
ことによって、ラプラシアン処理が施される。このよう
にラプラシアン処理に代表されるエッジ強調が行われる
ことにより、再生画像の画質の鮮鋭度が向上し、コント
ラストのはっきりとした画像が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、エッ
ジとなる画素G1,G2において、このようなラプラシ
アンを加算するラプラシアン処理を行うことによって、
そのデータの変化量が急峻なものとなり、エッジの強調
された画像が得られる。しかしながら、本来、そのデー
タ量が図8(a)のように同一であるべき画素G0,G
1間及び画素G2,G3においても、図8(b)で明ら
かなように、そのデータ量に差が生じる。このように、
ラプラシアン処理が施されたとき、エッジ部分のデータ
を与える画素において、そのデータ量の低い側ではプリ
シュートが、又、そのデータ量の高い側ではオーバーシ
ュートが生じるため、その再生画像が不自然な画像とな
ってしまう。
【0004】このような問題を鑑みて、本発明は、プリ
シュートやオーバーシュートの発生を防止することで、
自然なエッジ強調を行い、その画質の鮮鋭感を向上させ
る画像処理方法及び画像処理装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の画像処理方法は、特定方向で隣接
した第1原画素と第2原画素の間隔をdとし、前記第1
原画素と前記特定方向において前記第2原画素とは逆側
に隣接した原画素を第3原画素、そして、前記第2原画
素と前記特定方向において前記第1原画素とは逆側に隣
接した原画素を第4原画素としたとき、前記第1原画素
から前記第2原画素に向かってk(0<k<d/2)だ
け離れた位置に第1補正画素を設けるとともに、前記第
2原画素から前記第1原画素に向かってkだけ離れた位
置に第2補正画素を設け、前記第1原画素のデータ量と
前記第3原画素のデータ量との相対関係に基づいて、前
記第1補正画素のデータ量を決定するとともに、前記第
2原画素のデータ量と前記第4原画素のデータ量との相
対関係に基づいて、前記第2補正画素のデータ量を決定
することを特徴とする。
【0006】このような画像処理方法によると、原画素
の間隔に比べて、その間隔が2k分狭くなった補正画素
が設けられる。そして、例えば、隣接する第1及び第2
原画素の間に第1及び第2補正画素を設けるとき、この
第1及び第2補正画素のデータ量が第1及び第2原画素
のデータ量に基づいて線形的に求められるのではなく、
第1原画素とこの第1原画素に隣接した第3原画素との
データ量の変化率によって第1補正画素のデータ量が求
められるとともに、第2原画素とこの第2原画素に隣接
した第4原画素とのデータ量の変化率によって第2補正
画素のデータ量が求められる。このようにすることで、
第1及び第2原画素のデータ量の変化率に比べ、第1及
び第2補正画素のデータ量の変化率を大きくすることが
できるため、このような画像処理方法を施すことで、エ
ッジ部分の強調された画像を再生することができる。
【0007】このとき、例えば、第1及び第2原画素の
データ量の変化率に比べて、第1及び第3原画素のデー
タ量の変化率が小さく、又、第2及び第4原画素のデー
タ量の変化率が第1及び第2原画素のデータ量の変化率
と同等である場合、第1及び第2補正画素のデータ量の
変化率と、前記第2及び第4原画素間に設けられた第2
原画素側の補正画素と第2補正画素とのデータ量の変化
率とに差ができる。よって、このような隣接補正画素の
データ量の変化率が異なるため、画像内の斜め線がギザ
ギザに見えるジャギーが発生する。
【0008】 そこで、、前記第1〜第4原画素の4画
素全ての相対関係を表わすエッジ強調成分に基づいて、
前記第1、第2補正画素のデータ量を変化させ、新たな
データ量として、前記第1、第2補正画素のデータ量を
決定するようにして、隣接補正画素のデータ量の変化率
を同等とすることによって、このジャギーの発生を抑制
することができる。
【0009】このとき、上述したように、第1及び第2
原画素のデータ量の変化率に比べて、第1及び第3原画
素のデータ量の変化率が小さく、又、第2及び第4原画
素のデータ量の変化率が第1及び第2原画素のデータ量
の変化率と同等である場合、前記第1及び第3原画素間
に設けられた第1原画素側の補正画素のデータ量と比較
して、第1補正画素のデータ量が小さく又は大きくな
り、プリシュート又はオーバーシュートの発生原因とな
る。
【0010】 そこで、請求項2に記載するように、前
記第1補正画素のデータ量が、前記第1原画素のデータ
量と、前記第1原画素と前記第2原画素のデータ量の平
均値である平均データ量とによる第1範囲内のデータ量
か否かが判定され、前記第1補正画素のデータ量が第1
範囲に存在しないデータ量であるとき、前記第1補正画
素を、前記第1原画素のデータ量又は前記平均データ量
のうち、そのデータ量が近いデータ量とし、又、前記第
2補正画素のデータ量が、前記第2原画素のデータ量
と、前記平均データ量とによる第2範囲内のデータ量か
否かが判定され、前記第2補正画素のデータ量が第2範
囲に存在しないデータ量であるとき、前記第2補正画素
を、前記第2原画素のデータ量又は前記平均データ量の
うち、そのデータ量が近いデータ量とすることで、第1
及び第2補正画素のデータ量を第1及び第2原画素のデ
ータ量間に納めて、プリシュート及びオーバーシュート
を防止することができる。
【0011】 又、請求項3に記載の画像処理方法は、
請求項1に記載の画像処理方法において、前記第1原画
素、前記第2原画素、前記第3原画素及び前記第4原画
素のデータ量を、それぞれ、s1、s2、s3、s4としたと
き、前記第1補正画素のデータ量x1が、x1={(d+k)
×s1−k×s3}/dより求められるとともに、前記第2
補正画素のデータ量x2が、x2={(d+k)×s2−k×s4}
/dより求められることを特徴とする。
【0012】 このような画像処理方法において、請求
項4に記載するように、前記第1〜第4原画素の4つの
画素の相対関係を表すエッジ強調成分をEとしたとき、
該エッジ強調成分Eを、E=−s3+s1+s2−s4より求め
るとともに、前記第1補正画素のデータ量x1に、前記エ
ッジ強調成分Eに所定の値Gが乗算されたG×Eが加算
された値x1+G×Eを、新たに、前記第1補正画素のデ
ータ量x1aとし、前記第2補正画素のデータ量x2に、前
記エッジ強調成分Eに所定の値Gが乗算されたG×Eが
加算された値x2+G×Eを、新たに、前記第2補正画素
のデータ量x2aとすることで、画像内の斜め線がギザギ
ザに見えるジャギーを抑制することができる。
【0013】 又、請求項5に記載するように、前記第
1原画素と前記第2原画素のデータ量の中間値となる中
間データ量Mが求められ、前記第1原画素のデータ量s1
と前記中間データ量Mのうち、値の大きい方をma1、値
の小さい方をmi1としたとき、前記第1補正画素のデー
タ量x1aが、mi1≦x1a≦ma1の範囲内にあるか否か判定さ
れ、前記第1補正画素のデータ量x1aが、x1a<mi1のと
き、前記第1補正画素のデータ量をmi1とし、mi1≦x1a
≦ma1のとき、前記第1補正画素のデータ量をx1aとし、
x1a>ma1のとき、前記第1補正画素のデータ量をma1と
するとともに、又、前記第2原画素のデータ量s2と前記
中間データ量Mのうち、値の大きい方をma2、値の小さ
い方をmi2としたとき、前記第2補正画素のデータ量x2a
が、mi2≦x2a≦ma2の範囲内にあるか否か判定され、前
記第2補正画素のデータ量x2aが、x2a<mi2のとき、前
記第2補正画素のデータ量をmi2とし、mi2≦x2a≦ma2の
とき、前記第2補正画素のデータ量をx2aとし、x2a>ma
2のとき、前記第2補正画素のデータ量をma2とすること
で、ジャギーを除去するための請求項5のような画像処
理を施したときに生じるプリシュートやオーバーシュー
トを除去することができる。
【0014】 又、請求項6〜請求項10に記載の画像
処理装置は、それぞれ、請求項1〜請求項6の画像処理
方法を施すための画像処理装置であり、上述したような
画像処理を施すことによって、エッジの強調されたコン
トラストの良い画像を再生するための画像信号を生成す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】<画像処理方法の基本動作>本発
明の画像処理方法の基本動作について、図面を参照して
説明する。尚、2次元の画像は、水平方向と垂直方向の
2次元的な広がりを持つ。しかしながら、以下で説明す
る本発明の基本動作については、説明を簡略化するため
に、垂直方向又は水平方向といった1方向の1次元の画
像処理方法について説明する。
【0016】図1は、1方向に並んだ画素の位置と各画
素のデータ量との関係を表した図である。図1のよう
に、画素S0,S1,S2,S3(以下、この画素S0
〜S3を「原画素」と呼ぶ)が並んでいるものとし、原
画素S0,S1,S2,S3のデータ量をそれぞれ、s
0,s1,s2,s3とする。又、各画素間の距離をdとす
る。このように並んだ画素において、今、原画素S1に
関して処理を行われているものとする。
【0017】まず、図1のように、原画素S1,S2間
に、補正画素X1,X2を設ける。このとき、補正画素
X1は原画素S1より距離k(0<k<d/2)分、画
素S2側に近づいた位置に、又、補正画素X2は原画素
S2より距離k分、画素S1側に近づいた位置に、それ
ぞれ設けられる。そして、原画素S1,S2のデータ量
の差であるs2−s1が大きく、原画素S1,S2の間にエ
ッジが存在しているとき、次のような処理を行う。
【0018】このように設けられた補正画素X1,X2
のデータ量x1,x2が、それぞれ、下記の(1)式又は
(2)式によって求められる。尚、図1中において、補
正画素X1,X2の位置に破線の三角で与えられたデー
タ量xa,xbは、原画素S1,S2のデータ量に基づいて
線形的に求められたときの値で、それぞれ、xa={(d−
k)×s1+k×s2}/d、xb={k×s1+(d−k)×s2}/
2となる。尚、このように線形的に求められた値は、連
接した2画素間のデータ量の差が小さいときに、この2
画素間に設けられた補正画素のデータ量として与えられ
る。
【0019】 x1={(d+k)×s1−k×s0}/d …(1) x2={(d+k)×s2−k×s3}/d …(2)
【0020】このとき、例えば、k=d/4とすると、
原画素S1,S2間において4等分された位置のうち、
原画素S1側の位置に補正画素X1が、原画素S2側の
位置に補正画素X2が、それぞれ設けられるとともに、
それぞれのデータ量が、x1=(5×s1−s0)/4、x2=
(5×s2−s3)/4となる。又、図1のように、原画素S
1,S2間にエッジが存在し、原画素S0〜S3のデー
タ量の関係がs0=s1<s2=s3となるものとすると、x1=
s1、x2=s2となる。よって、隣接する原画素S0,S1
間の距離dに比べて、補正画素X1,X2間の距離がd
−2k(k=d/4としたとき、d/2)となるため、
エッジ部分のデータ量の変化率が急峻なものとなり、エ
ッジ強調が施される。
【0021】次に、図2のように、原画素S0〜S3そ
れぞれのデータ量の関係がs0=s1<s2<s3で、原画素S
1〜S3の間にエッジが存在する場合に上述した処理を
行ったときに求められる補正画素について、以下に説明
する。又、図2において、原画素S3に隣接した原画素
S4とし、そのデータ量をs4=s3とする。このように各
画素のデータ量が変遷するとき、まず、原画素S0,S
1間に設けられる補正画素X01,X02のデータ量x01,x
02は、原画素S0,S1のデータ量が等しいために原画
素S0,S1のデータ量に基づいて線形的に求められて
共にs0となる。
【0022】そして、原画素S1,S2間に設けられる
補正画素X11,X12のデータ量x11,x12は、原画素S
1,S2のデータ量の差が大きいため、上述した(1)
式、(2)式より、それぞれ、x11={(d+k)×s1−k
×s0}/d、x12={(d+k)×s2−k×s3}/dとなる。
又、原画素S2,S3間に設けられる補正画素X21,X
22のデータ量x21,x22は、原画素S1,S2のデータ量
の差が大きいため、上述した(1)式、(2)式より、
それぞれ、x21={(d+k)×s2−k×s1}/d、x22=
{(d+k)×s3−k×s4}/dとなる。更に、原画素S
3,S4間に設けられる補正画素X31,X32のデータ量
x31,x32は、原画素S3,S4のデータ量が等しいため
に原画素S3,S4のデータ量に基づいて線形的に求め
られて共にs3となる。
【0023】このように補正画素X01,X02,X11,X
12,X21,X22,X31,X32のデータ量が求められると
き、図2の原画素S1,S2間のデータ量の変化率と、
原画素S2,S3間のデータ量の変化率が等しいものと
し、s2−s1=s3−s2=sとする。このとき、補正画素X
11,X12,X21,X22のデータ量x11,x12,x21,x22
が、それぞれ、x11=s1、x12=s1+(1−k/d)×s、
x21=s1+(1+k/d)×s、x22=s1+2×s、とな
る。よって、図2のように、補正画素X12,X21間のデ
ータ量の変化率が、原画素S1,S2間及び原画素S
2,S3間のデータ量の変化率と等しくなるとともに、
補正画素X11,X12間のデータ量の変化率及び補正画素
X21,X22間のデータ量の変化率がそれぞれ、原画素S
1,S2間及び原画素S2,S3間のデータ量の変化率
と比べて、急峻なものとなる。
【0024】このように、補正画素X11,X12間、補正
画素X12,X21間及び補正画素X21,X22間のデータ量
の変化率が異なるため、エッジ部分にガタツキが生じ
る。よって、画像内に斜め線を再生するときに、この斜
め線がギザギザに見えるジャギーの発生原因となる。よ
って、次に説明する斜めジャギーを除去するための補正
処理が行われる。
【0025】まず、補正画素X11,X12のデータ量x1
1,x12を補正処理を行うとき、原画素S0と原画素S1
のデータ量の差分と原画素S2と原画素S3のデータ量
の差分の差となるエッジ強調成分E1が求められる。即
ち、エッジ強調成分E1は、(3)式によって求められ
る。 E1=(s1−s0)−(s3-s2) …(3)
【0026】そして、補正画素X11,X12のデータ量x1
1,x12のそれぞれに、上述の(3)式で求められたエッ
ジ強調成分E1に外部で設定可能な定数Gが乗算された
値が加算されて、補正される。このように補正された補
正画素X11,X12のデータ量をそれぞれx11a,x12aとす
ると、これらデータ量x11a,x12aが(4)式、(5)式
のようになる。 x11a=x11+G×E1 …(4) x12a=x12+G×E1 …(5)
【0027】次に、補正画素X21,X22のデータ量x2
1,x22を補正処理を行うとき、補正画素X11,X12のデ
ータ量の補正処理と同様に、まず、原画素S1〜S4の
データ量を用い(6)式よりエッジ強調成分E2が求め
られる。 E2=(s2−s1)−(s4-s3) …(6)
【0028】そして、補正画素X21,X22のデータ量x2
1,x22のそれぞれに、上述の(6)式で求められたエッ
ジ強調成分E2に外部で設定可能な定数Gが乗算された
値が加算されて、補正される。このように補正された補
正画素X21,X22のデータ量をそれぞれx21a,x22aとす
ると、これらデータ量x21a,x22aが(7)式、(8)式
のようになる。 x21a=x21+G×E2 …(7) x22a=x22+G×E2 …(8)
【0029】今、上述したように、原画素S0,S1,
S2,S3,S4のデータ量が、それぞれ、s1,s1,s1
+s,s1+2×s,s1+2×sであるとすると、まず、
エッジ強調成分E1,E2が、それぞれ、E1=−s、
E2=sとなる。そして、上記のような補正処理が施さ
れた補正画素X11,X12,X21,X22のデータ量x11a、
x12a、x21a、x22aが、それぞれ、x11a=s1−G×s、x1
2a=s1+{(1−k/d)−G}×s、x21a=s1+{(1+k
/d)+G}×s、x22a=s1+(2+G)×s、となり、図
3のような関係になる。
【0030】このような補正処理を施すことにより、補
正画素X11,X12間、補正画素X12,X21間及び補正画
素X21,X22間のデータ量の変化率を、図3のように等
しくすることができ、斜めジャギーの発生を抑制すると
ともに、そのデータ量の変化率を、原画素S1,S2間
及び原画素S2,S3間のデータ量の変化率よりも急峻
にすることができる。
【0031】しかしながら、図3よりも明らかなよう
に、補正画素X11のデータ量x11aが補正画素X02のデー
タ量x02よりも小さくなるため、この補正画素X11にお
いて、プリシュートが発生するとともに、補正画素X22
のデータ量x22aが補正画素X31のデータ量x31よりも大
きくなるため、この補正画素X22において、オーバーシ
ュートが発生する。よって、次に説明するプリシュート
やオーバーシュートを除去するための補正処理が行われ
る。
【0032】簡単にこのプリシュート又はオーバーシュ
ートを除去するための補正処理の基本動作について説明
する。今、原画素Sa,Sbとこの原画素Sa,Sbの
間に設けられた補正画素Xa,Xbがあるものとすると
ともに、原画素Sa,Sbのデータ量をそれぞれsa,s
b、ジャギー除去を行うための補正処理が施された補正
画素Xa,Xbのデータ量をそれぞれxa,xbとする。
【0033】このとき、まず、原画素Sa,Sbのデー
タ量sa,sbの中間値となる中間データ量Mが求められ
る。即ち、中間データ量M=(sa+sb)/2となる。そし
て、まず、補正画素Xaのデータ量xaが補正処理され
る。今、データ量saと中間データ量Mのうち、値の大き
い方をma1とするとともに値の小さい方をmi1とすると、
まず、補正画素Xaのデータ量xaが、mi1≦xa≦ma1の範
囲にあるか否かが判定される。そして、補正画素Xaの
データ量を、次のような補正処理を施すことによって、
データ量xa1とする。 xa<mi1のとき xa1=mi1 mi1≦xa≦ma1のとき xa1=xa xa>ma1のとき xa1=ma1
【0034】そして、データ量sbと中間データ量Mのう
ち、値の大きい方をma2とするとともに値の小さい方をm
i2とすると、次に、補正画素Xbのデータ量xbが、mi2
≦xb≦ma2の範囲にあるか否かが判定される。そして、
補正画素Xbのデータ量を、次のような補正処理を施す
ことによって、データ量xb1とする。 xb<mi2のとき xb1=mi2 mi2≦xb≦ma2のとき xb1=xb xb>ma2のとき xb1=ma2
【0035】よって、図3のようにジャギー除去を行う
ための補正処理が行われた場合、まず、補正画素X11に
よって生じるプリシュートを除去するために、補正画素
X11,X12に上述したような補正処理が施される。この
とき、原画素S1,S2のデータ量の中間値となる中間
データ量M1が求められる。即ち、中間データ量M1
は、M1=(s1+s2)/2となる。そして、まず、補正画
素X11のデータ量x11aが、s1≦x11a≦M1(s1<s2よ
り)の範囲内にあるか否かが判定される。そして、次の
ように、補正画素X11のデータ量がデータ量x11bとして
補正処理される。 x11a<s1のとき x11b=s1 s1≦x11a≦M1のとき x11b=x11a x11a>M1のとき x11b=M1
【0036】次に、補正画素X12のデータ量x12aが、M
1≦x12a≦s2(s1<s2より)の範囲内にあるか否かが判
定される。そして、次のように、補正画素X12のデータ
量がデータ量x12bとして補正処理される。 x12a<M1のとき x12b=M1 M1≦x12a≦s2のとき x12b=x12a x12a>s2のとき x12b=s2
【0037】このようにして、補正画素X11,X12のデ
ータ量x11b,x12bが求められると、次に、補正画素X22
によって生じるオーバーシュートを除去するために、補
正画素X21,X22に上述したように補正処理が施され
る。このとき、原画素S2,S3のデータ量の中間値と
なる中間データ量M2が求められる。即ち、中間データ
量M2は、M2=(s2+s3)/2となる。そして、まず、
補正画素X21のデータ量x21aが、s2≦x21a≦M2(s2<
s3より)の範囲内にあるか否かが判定される。そして、
次のように、補正画素X21のデータ量がデータ量x21bと
して補正処理される。 x21a<s2のとき x21b=s2 s2≦x21a≦M2のとき x21b=x21a x21a>M2のとき x21b=M2
【0038】次に、補正画素X22のデータ量x22aが、M
2≦x22a≦s3(s2<s3より)の範囲内にあるか否かが判
定される。そして、次のように、補正画素X22のデータ
量がデータ量x22bとして補正処理される。 x22a<M2のとき x22b=M2 M2≦x22a≦s3のとき x22b=x22a x22a>s3のとき x22b=s3
【0039】図3のように、ジャギー除去を行うための
補正処理が施された補正画素X11,X12,X21,X22の
データ量x11a,x12a,x21a,x22aが、それぞれ、x11a<
s1、M1≦x12a≦s2、s2≦x21a≦M2、s3<x22aである
ため、上述したプリシュート又はオーバーシュートを除
去するための補正処理が施されることによって、補正画
素X11,X12,X21,X22のデータ量x11b,x12b,x21
b,x22bが、それぞれ、x11b=s1、x12b=x12a、x21b=x
21a、x22b=s3、となる。
【0040】このような補正処理を施すことによって、
図4のように、プリシュート及びオーバーシュートを除
去するとともに、補正画素X11,X12間、補正画素X1
2,X21間、及び補正画素X21,X22のデータ量の変化
率を、図2と比べてほぼ同等とするとともに、急峻な状
態にすることができ、原画素S1〜S3におけるエッジ
強調を行うことができる。
【0041】尚、このような画像処理方法において、前
記原画素と前記補正画素との間隔kをd/4とすること
によって、前記補正画素の間隔を全てd/2として等し
い間隔とすることができる。以下に、上述した画像処理
動作を行う画像処理装置について説明する。
【0042】<第1の実施形態>本発明の第1の実施形
態について、図面を参照して説明する。図5は、本実施
形態の画像処理装置の内部構成を示すブロック図であ
る。尚、本実施形態の画像処理装置は、上述した基本動
作に基づいた画像処理を行っている。図6は、補正処理
部の内部構成を示すブロック図である。
【0043】図5に示す画像処理装置は、原画素のデー
タ量である原画素信号が与えられるとともに隣接する原
画素のデータ量に基づいて線形的に演算を行うことで補
正画素のデータ量を求め各補正画素のデータ量を線形補
正画素信号として出力する線形補正画素信号演算部1
と、隣接する原画素のデータ量の差を検出するとともに
検出したデータ量の差に基づいて信号切換部4に制御信
号を与える変化値検出部2と、原画素信号が与えられる
とともに上述した画像処理動作を行って各補正画素のデ
ータ量を補正画素信号として出力する補正処理部3と、
変化値検出部2より与えられる制御信号によって出力信
号を線形補正画素信号演算部1から与えられる線形補正
画素信号及び補正処理部3から与えられる補正画素信号
のいずれかに切り換える信号切換部4とを有する。
【0044】又、補正処理部3は、図6のように、原画
素信号が与えられる補正信号演算部5、強調成分演算部
6及び中間値演算部7と、強調成分演算部6より与えら
れるエッジ強調成分に応じて補正信号演算部5より与え
られる補正画素のデータ量を補正するレベル補正部8
と、レベル補正部8で補正された補正画素のデータ量と
中間値演算部7より与えられる中間データ量とを比較す
るとともに比較結果に応じて補正画素のデータ量を補正
する比較/補正部9とから構成される。
【0045】尚、この補正処理部3の画像処理動作は、
上述した基本動作に沿って行われるため、その詳細な説
明を省略し、この補正処理部3を構成する各ブロックの
動作について、以下に説明する。尚、図1の原画素S0
に相当する原画素を「前画素」、図1の原画素S1に相
当する原画素を現画素、図1の原画素S2に相当する原
画素を次画素、図1の原画素S3に相当する原画素を次
々画素とする。
【0046】このような構成の補正処理部3において、
原画素信号が与えられる補正信号演算部5では、まず、
現画素と次画素との間に、現画素及び次画素のそれぞれ
からk離れた位置に補正画素を設ける。そして、現画素
側に位置する補正画素のデータ量を前画素及び現画素の
データ量より求めるとともに、次画素側に位置する補正
画素のデータ量を次画素及び次々画素のデータ量より求
める。又、同じく原画素信号が与えられる強調成分演算
部6では、前画素、現画素、次画素及び次々画素のデー
タ量よりエッジ強調成分を求める。更に、同じく原画素
信号が与えられる中間値演算部7では、現画素及び次画
素のデータ量よりその中間値となる中間データ量を求め
る。
【0047】そして、レベル補正部8では、補正信号演
算部5で求められた補正画素のデータ量と強調成分演算
部6で求められたエッジ強調成分が与えられ、エッジ強
調成分に応じて前記補正画素のデータ量を変化させるこ
とによって、ジャギー除去を行うための補正処理を施
す。
【0048】更に、比較/補正部9では、レベル補正部
8で補正された補正画素のデータ量と中間値演算部7で
求められた中間値データ量が与えられる。そして、ま
ず、現画素側の補正画素のデータ量が現画素のデータ量
と中間データ量で決定される範囲内のデータ量か否かが
判定され、この範囲内にあるときはそのまま補正画素信
号として信号切換部4に出力され、この範囲外にあると
きは現画素のデータ量又は中間データ量のうちその値が
近いデータ量を補正画素信号として信号切換部4に出力
される。
【0049】次に、次画素側の補正画素のデータ量が次
画素のデータ量と中間データ量で決定される範囲内のデ
ータ量か否かが判定され、この範囲内にあるときはその
まま補正画素信号として信号切換部4に出力され、この
範囲外にあるときは次画素のデータ量又は中間データ量
のうちその値が近いデータ量を補正画素信号として信号
切換部4に出力される。このようにして、比較/補正部
9において、プリシュート及びオーバーシュートを除去
するための補正処理が施される。
【0050】このように、補正信号演算部5、強調成分
演算部6、中間値演算部7、レベル補正部8、及び比較
/補正部9が動作することによって、補正処理部3にお
いて、上述した画像処理動作を行うことができる。
【0051】このような動作を行う補正処理部3を有す
る画像処理装置において、線形補正画素信号演算部1で
は、現画素と次画素のデータ量を用いて線形的に、現画
素と次画素の間に設けられる補正画素のデータ量を決定
し、線形補正画素信号として信号切換部4に出力する。
又、変化値検出部2では、現画素と次画素のデータ量の
差を求め、その差が所定の閾値より大きいときは、信号
切換部4より補正処理部3からの補正画素信号が画像信
号として出力されるように、又、その差が所定の閾値よ
り小さいときは、信号切換部4より線形補正画素信号演
算部1からの線形補正画素信号が画像信号として出力さ
れるように、信号切換部4に制御信号を与える。
【0052】このようにすることで、現画素と次画素の
データ量の変化率の低い部分では、原画素より線形的に
求められたデータ量が画像信号(出力信号)として出力
される。又、原画素と次画素のデータ量の変化率の高い
エッジ部分では、エッジ強調を施すために画像処理され
たデータ量が画像信号(出力信号)として出力される。
【0053】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について、図面を参照して説明する。図7は、本実施
形態の画像処理装置の内部構成を示すブロック図であ
る。尚、本実施形態の画像処理装置は、上述した基本動
作に基づいた画像処理を行っている。尚、図7の画像処
理装置において、図5の画像処理装置と同一の目的で使
用する部分については、同一の符号を付してその詳細な
説明は省略する。
【0054】図7の画像処理装置は、線形補正画素信号
演算部1と、補正処理部3と、隣接する原画素のデータ
量の差を検出するとともに検出したデータ量の差に応じ
た検出信号を出力する変化値検出部2aと、変化値検出
部2aより与えられる検出信号に応じて1−cとなる値
を線形補正画素信号に乗算する乗算器10と、変化値検
出部2aより与えられる検出信号に応じてcとなる値を
補正画素信号に乗算する乗算器11と、乗算器10,1
1から出力される信号同士を加算して出力信号とする加
算器12とを有する。尚、線形補正画素信号演算部1及
び補正処理部3は、第1の実施形態(図5)の画像処理
装置内の線形補正画素信号演算部1及び補正処理部3と
同様の動作を行うため、その詳細な説明は省略する。
【0055】このような構成の画像処理装置において、
変化値検出部2aでは、現画素と次画素のデータ量の差
が大きいときは、検出信号の信号レベルcを大きくし、
又、逆に現画素と次画素のデータ量の差が小さいとき
は、検出信号の信号レベルcを小さくする。又、線形補
正画素信号演算部1より与えられる線形補正画素信号の
信号レベルをd1としたとき、乗算器10において、線
形補正画素信号に1−cとなる値が乗算されるため、信
号レベルが(1−c)×d1となる線形補正画素信号が乗
算器10で生成される。又、補正処理部3より与えられ
る補正画素信号の信号レベルをd2としたとき、乗算器
11において、補正画素信号にcとなる値が乗算される
ため、信号レベルがc×d2となる補正画素信号が乗算
器11で生成される。
【0056】このように、乗算器10より信号レベルが
(1−c)×d1となる線形補正画素信号が、又、乗算器
11より信号レベルがc×d2となる補正画素信号が、
それぞれ、加算器12に与えられる。そして、加算器1
2において、この線形補正画素信号及び補正画素信号が
加算されて、信号レベルが(1−c)×d1+c×d2と
なる画像信号が出力される。
【0057】このようにすることで、現画素と次画素の
データ量の変化率の低い部分では、その信号レベルが原
画素より線形的に求められたデータ量に近い信号レベル
となる画像信号(出力信号)が出力される。又、原画素
と次画素のデータ量の変化率の高いエッジ部分では、そ
の信号レベルがエッジ強調を施すために画像処理された
データ量がに近い信号レベルとなる画像信号(出力信
号)が出力される。
【0058】尚、第1、第2の実施形態において、上述
した画像処理を水平方向の原画素に施した後、各補正画
素の信号をラインメモリなどの記憶手段に記憶させると
ともに、水平方向において画像処理が施された補正画素
に対して垂直方向に上述した画像処理を施すことによっ
て、2次元方向に広がりを持つ画像に上述した画像処理
を施すことができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の画像処理方法及び画像処理装置
によると、その間隔を隣接する原画素の間隔に比べて狭
めた補正画素を設けるとともに、この補正画素のデータ
量を隣接する2つの原画素のデータ量によって線形的に
求めるのでなく、この2つの原画素に更に隣接した原画
素のデータ量との関係に基づいて求めることで、隣接す
る2つの原画素間のデータ量の変化率に比べて、その変
化率を大きくすることができる。よって、このような画
像処理を施された信号により、エッジの強調されたコン
トラストの良い高精細な画像を再生することができる。
又、補正画素のデータ量をその隣接する原画素のデータ
量による範囲内に納められるため、プリシュート及びオ
ーバーシュートの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原画素及び補正画素におけるデータ量の関係を
示す図。
【図2】原画素及び補正画素におけるデータ量の関係を
示す図。
【図3】原画素及び補正画素におけるデータ量の関係を
示す図。
【図4】原画素及び補正画素におけるデータ量の関係を
示す図。
【図5】第1の実施形態の画像処理装置の内部構成を示
すブロック図。
【図6】補正処理部の内部構成を示すブロック図。
【図7】第1の実施形態の画像処理装置の内部構成を示
すブロック図。
【図8】ラプラシアン処理を行ったときの各画素のデー
タ量の関係を示す図。
【符号の説明】 1 線形補正画素信号演算部 2 変化値検出部 3 補正処理部 4 信号切換部 5 補正信号演算部 6 強調成分演算部 7 中間値演算部 8 レベル補正部 9 比較/補正部 10,11 乗算器 12 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−63589(JP,A) 特開 平11−168622(JP,A) 特開 平8−38479(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 5/00 - 5/50 H04N 1/40 - 1/409

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定方向で隣接した第1原画素と第2原
    画素の間隔をdとし、前記第1原画素と前記特定方向に
    おいて前記第2原画素とは逆側に隣接した原画素を第3
    原画素、そして、前記第2原画素と前記特定方向におい
    て前記第1原画素とは逆側に隣接した原画素を第4原画
    素としたとき、 前記第1原画素から前記第2原画素に向かってk(0<
    k<d/2)だけ離れた位置に第1補正画素を設けると
    ともに、前記第2原画素から前記第1原画素に向かって
    kだけ離れた位置に第2補正画素を設け、 前記第1原画素のデータ量と前記第3原画素のデータ量
    との相対関係に基づいて、前記第1補正画素のデータ量
    を決定するとともに、 前記第2原画素のデータ量と前記第4原画素のデータ量
    との相対関係に基づいて、前記第2補正画素のデータ量
    を決定する画像処理方法であって、 前記第1〜第4原画素の4画素全ての相対関係を表すエ
    ッジ強調成分に基づいて、前記第1、第2補正画素のデ
    ータ量を変化させ、新たなデータ量として、前記第1、
    第2補正画素のデータ量を決定する ことを特徴とする画
    像処理方法。
  2. 【請求項2】 特定方向で隣接した第1原画素と第2原
    画素の間隔をdとし、前記第1原画素と前記特定方向に
    おいて前記第2原画素とは逆側に隣接した原画素を第3
    原画素、そして、前記第2原画素と前記特定方向におい
    て前記第1原画素とは逆側に隣接した原画素を第4原画
    素としたとき、 前記第1原画素から前記第2原画素に向かってk(0<
    k<d/2)だけ離れた位置に第1補正画素を設けると
    ともに、前記第2原画素から前記第1原画素に向かって
    kだけ離れた位置に第2補正画素を設け、 前記第1原画素のデータ量と前記第3原画素のデータ量
    との相対関係に基づいて、前記第1補正画素のデータ量
    を決定するとともに、 前記第2原画素のデータ量と前記第4原画素のデータ量
    との相対関係に基づいて、前記第2補正画素のデータ量
    を決定する画像処理方法であって、 前記第1補正画素のデータ量が、前記第1原画素のデー
    タ量と、前記第1原画素と前記第2原画素のデータ量の
    平均値である平均データ量とによる第1範囲内のデータ
    量か否かが判定され、 前記第1補正画素のデータ量が第1範囲に存在しないデ
    ータ量であるとき、前記第1補正画素を、前記第1原画
    素のデータ量又は前記平均データ量のうち、そのデータ
    量が近いデータ量とし、 又、前記第2補正画素のデータ量が、前記第2原画素の
    データ量と、前記平均データ量とによる第2範囲内のデ
    ータ量か否かが判定され、 前記第2補正画素のデータ量が第2範囲に存在しないデ
    ータ量であるとき、前記第2補正画素を、前記第2原画
    素のデータ量又は前記平均データ量のうち、そのデータ
    量が近いデータ量とすることを特徴とする 画像処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1原画素、前記第2原画素、前記
    第3原画素及び前記第4原画素のデータ量を、それぞ
    れ、 s1 s2 s3 s4 としたとき、 前記第1補正画素のデータ量 x1 が、 x1 {( d+k ) × s1 −k× s3} /d より求められるとともに、 前記第2補正画素のデータ量 x2 が、 x2 {( d+k ) × s2 −k× s4} /d より求められることを特徴とする請求項1 に記載の画像
    処理方法。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第4原画素の4つの画素の相
    対関係を表すエッジ強調成分をEとしたとき、該エッジ
    強調成分Eを、 E=− s3 s1 s2 s4 より求めるとともに、 前記第1補正画素のデータ量 x1 に、前記エッジ強調成分
    Eに所定の値Gが乗算されたG ×Eが加算された値 x1
    G×Eを、新たに、前記第1補正画素のデータ量 x1a
    し、 前記第2補正画素のデータ量 x2 に、前記エッジ強調成分
    Eに所定の値Gが乗算されたG×Eが加算された値 x2
    G×Eを、新たに、前記第2補正画素のデータ量 x2a
    することを特徴とする請求項3 に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記第1原画素と前記第2原画素のデー
    タ量の中間値となる中間データ量Mが求められ、前記第
    1原画素のデータ量 s1 と前記中間データ量Mのうち、値
    の大きい方を ma1 、値の小さい方を mi1 としたとき、 前記第1補正画素のデータ量 x1a が、 mi1 x1a ma1 の範
    囲内にあるか否か判定され、 前記第1補正画素のデータ量 x1a が、 x1a mi1 のとき、前記第1補正画素のデータ量を mi1
    し、 mi1 x1a ma1 のとき、前記第1補正画素のデータ量を x
    1a とし、 x1a ma1 のとき、前記第1補正画素のデータ量を ma1
    するとともに、 又、前記第2原画素のデータ量 s2 と前記中間データ量M
    のうち、値の大きい方を ma2 、値の小さい方を mi2 とした
    とき、前記第2補正画素のデータ量 x2a が、 mi2 x2a m
    a2 の範囲内にあるか否か判定され、 前記第2補正画素のデータ量 x2a が、 x2a mi2 のとき、前記第2補正画素のデータ量を mi2
    し、 mi2 x2a ma2 のとき、前記第2補正画素のデータ量を x
    2a とし、 x2a ma2 のとき、前記第2補正画素のデータ量を ma2
    することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 特定方向で隣接した第1原画素と第2原
    画素の間隔をdとし、前記特定方向において前記第1原
    画素と前記第2原画素とは逆側に隣接した原画素を第3
    原画素、そして、前記特定方向において前記第2原画素
    と前記第1原画素とは逆側に隣接した原画素を第4原画
    素としたとき、 前記第1原画素から前記第2原画素に向かってk(0<
    k<d/2)だけ離れた位置に第1補正画素を設けると
    ともに、前記第2原画素から前記第1原画素に向かって
    kだけ離れた位置に第2補正画素を設け、 前記第1原画素のデータ量と前記第3原画素のデータ量
    との相対関係に基づいて、前記第1補正画素のデータ量
    を決定するとともに、 前記第2原画素のデータ量と前記第4原画素のデータ量
    との相対関係に基づいて、前記第2補正画素のデータ量
    を決定する画像処理装置であって、 前記第1〜第4原画素の4画素全ての相対関係を表すエ
    ッジ強調成分に基づいて、前記第1、第2補正画素のデ
    ータ量を変化させ、新たなデータ量として、前記第1、
    第2補正画素のデータ量を決定することを特徴とする画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 特定方向で隣接した第1原画素と第2原
    画素の間隔をdとし、前記特定方向において前記第1原
    画素と前記第2原画素とは逆側に隣接した原画素を第3
    原画素、そして、前記特定方向において前記第2原画素
    と前記第1原画素とは逆側に隣接した原画素を第4原画
    素としたとき、 前記第1原画素から前記第2原画素に向かってk(0<
    k<d/2)だけ離れた位置に第1補正画素を設けると
    ともに、前記第2原画素から前記第1原画素に向かって
    kだけ離れた位置に第2補正画素を設け、 前記第1原画素のデータ量と前記第3原画素のデータ量
    との相対関係に基づいて、前記第1補正画素のデータ量
    を決定するとともに、 前記第2原画素のデータ量と前記第4原画素のデータ量
    との相対関係に基づいて、前記第2補正画素のデータ量
    を決定する画像処理装置であって、 前記第1補正画素のデータ量が、前記第1原画素のデー
    タ量と、前記第1原画素と前記第2原画素のデータ量の
    平均値である平均データ量とによる第1範囲内のデータ
    量か否かが判定され、 前記第1補正画素のデータ量が第1範囲に存在しないデ
    ータ量であるとき、前記第1補正画素を、前記第1原画
    素のデータ量又は前記平均データ量のうち、そのデータ
    量が近い データ量とし、 又、前記第2補正画素のデータ量が、前記第2原画素の
    データ量と、前記平均データ量とによる第2範囲内のデ
    ータ量か否かが判定され、 前記第2補正画素のデータ量が第2範囲に存在しないデ
    ータ量であるとき、前記第2補正画素を、前記第2原画
    素のデータ量又は前記平均データ量のうち、そのデータ
    量が近いデータ量とする ことを特徴とする画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2補正画素のデータ量を求
    める補正信号演算部を有し、 前記第1原画素、前記第2原画素、前記第3原画素及び
    前記第4原画素のデータ量を、それぞれ、 s1 s2 s3
    s4 としたとき、 前記補正信号演算部において、 前記第1補正画素のデータ量となる補正データ量 x1 が、 x1 {( d+k ) × s1 −k× s3} /d より求められるとともに、 前記第2補正画素のデータ量となる補正データ量 x2 が、 x2 {( d+k ) × s2 −k× s4} /d より求められることを特徴とする請求項6 に記載の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1〜第4原画素の4つの画素の相
    対関係を表すエッジ強調成分をEとしたとき、 該エッジ強調成分Eを、E=− s3 s1 s2 s4 より求め
    る強調成分演算部と、 前記補正信号演算部より与えられる前記第1補正画素の
    補正データ量 x1 に、前記エッジ強調成分Eに所定の値G
    が乗算されたG×Eが加算された値 x1 +G×Eを、新た
    に、前記第1補正画素の補正データ量 x1a とするととも
    に、前記補正信号演算部より与えられる前記第2補正画
    素の補正データ量 x2 に、前記エッジ強調成分Eに所定の
    値Gが乗算されたG×Eが加算された値 x2 +G×Eを、
    新たに、前記第2補正画素の補正データ量 x2a として、
    前記第1、第2補正画素の補正データ量をそれぞれ補正
    するレベル補正部と、 を有することを特徴とする 請求項8に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1原画素と前記第2原画素のデ
    ータ量の中間値となる中間データ量を求める中間値演算
    部と、 前記第1原画素のデータ量 s1 と前記中間データ量Mのう
    ち、値の大きい方を ma1 、値の小さい方を mi1 としたと
    き、前記第1補正画素のデータ量 x1a が、 mi1 x1a ma1
    の範囲内にあるか否か判定し、前記レベル補正部より与
    えられる前記第1補正画素の補正データ量 x1a が、 x1a
    mi1 のとき、前記第1補正画素のデータ量を mi1 とし、 mi
    1 x1a ma1 のとき、前記第1補正画素のデータ量を x1a
    とし、 x1a ma1 のとき、前記第1補正画素のデータ量を ma1 とする
    とともに、前記第2原画素のデータ量 s2 と前記中間デー
    タ量Mのうち、値の大きい方を ma2 、値の小さい方を mi2
    としたとき、前記第2補正画素のデータ量 x2a が、 mi2
    x2a ma2 の範囲内にあるか否か判定し、前記レベル補正
    部より与えられる前記第2補正画素の補正データ量 x2a
    が、 x2a mi2 のとき、前記第2補正画素のデータ量を mi
    2 とし、 mi 2 x2a ma2 のとき、前記第2補正画素のデータ量を x2a
    とし、 x2a ma2 のとき、前記第2補正画素のデータ量を
    ma2 とする比較/補正部と、 を有することを特徴とする請求項9 に記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1原画素と前記第2原画素との
    データ量の差より、データ量の変化量を検出する画素変
    化量検出部と、 前記第1、第2原画素のデータ量より、前記第1、第2
    補正画素のデータ量を線形的に求める線形補正信号演算
    部と、 前記画素変化量検出部で検出された変化量に応じた比率
    に基づいて、前記第1補正画素の補正データ量と前記線
    形補正信号演算部から送出される前記第1補正画素のデ
    ータ量とを、前記第2補正画素の補正データ量と前記線
    形補正信号演算部から送出される前記第2補正画素のデ
    ータ量とを、それぞれ、加算して前記第1、第2補正画
    素のデータ量を出力する出力信号生成部と、 を有することを特徴とする請求項8〜請求項10のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1原画素と前記第2原画素との
    データ量の差より、データ量の変化量を検出する画素変
    化量検出部と、 前記第1、第2原画素のデータ量より、前記第1、第2
    補正画素のデータ量を線形的に求める線形補正信号演算
    部と、を有し、 前記画素変化量検出部で検出されたデータ量の変化量が
    所定の値より小さいとき、前記線形補正信号演算部で求
    められたデータ量を、前記第1、第2補正画素のデータ
    量として出力し、 又、前記画素変化量検出部で検出されたデータ量の変化
    量が所定の値より大きいとき、前記第1、第2補正画素
    の前記補正データ量を、前記第1、第2補正画素のデー
    タ量として出力することを特徴とする請求項8〜請求項
    10のいずれか に記載の画像処理装置。
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