JP3485800B2 - テレビジョン受像機 - Google Patents
テレビジョン受像機Info
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- JP3485800B2 JP3485800B2 JP14159898A JP14159898A JP3485800B2 JP 3485800 B2 JP3485800 B2 JP 3485800B2 JP 14159898 A JP14159898 A JP 14159898A JP 14159898 A JP14159898 A JP 14159898A JP 3485800 B2 JP3485800 B2 JP 3485800B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビジョン受
像機に関し、少なくともアナログＢＳ放送番組とデジタ
ルＢＳ放送番組とを受信できるテレビジョン受像機に関
する。 【０００２】 【従来の技術】従来のデジタル衛星放送、たとえば"per
fecTV"対応のテレビジョン受像機においては、地上波ア
ナログ放送に対する選局操作は、リモコン送信機に設け
られた０〜９のテンキーを押下げることによって行われ
る。 【０００３】"perfecTV"のようなＣＳ放送に対する選局
方法には、テンキーの組み合わせによる指定型、番組案
内画面に基づく選択型、ＵＰ／ＤＯＷＮキーによるチャ
ンネルインクリメント・デクリメント型等がある。 【０００４】現行のアナログＢＳ放送では、１つのトラ
ンスポンダ（ＢＳ５、ＢＳ７、ＢＳ９、ＢＳ１１）に対
して１つのチャンネルが割り当てられており、リモコン
送信機に設けられた各トランスポンダに対応する選局キ
ーを押下げることによって行われる。 【０００５】一方、デジタルＢＳ放送では、１つのトラ
ンスポンダ（ＢＳ１、ＢＳ３、ＢＳ１３、ＢＳ１５）に
対して複数チャンネル分のデータが含まれている。この
ため、現行のアナログＢＳ放送のように、リモコン送信
機に各トランスポンダ（ＢＳ１、ＢＳ３、ＢＳ１３、Ｂ
Ｓ１５）に対応する選局キーを設けただけでは、デジタ
ルＢＳ放送番組を選局することはできない。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、アナログ
ＢＳ放送の選局キーと同様な、デジタルＢＳ放送の各ト
ランスポンダに対応する選局キーを利用して、デジタル
ＢＳ放送チャンネルを選局できるテレビジョン受像機を
提供することを目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】この発明によるテレビジ
ョン受像機は、少なくともアナログＢＳ放送番組とデジ
タルＢＳ放送番組とを受信できるテレビジョン受像機に
おいて、アナログＢＳ放送の各トランスポンダに対応す
る複数のアナログＢＳ用の選局キー、デジタルＢＳ放送
の各トランスポンダに対応する複数のデジタルＢＳ放送
用の選局キー、カーソルキーおよび決定キーを少なくと
も備えた操作部、上記選局キーのうちの何れかがユーザ
によって操作されたときに、操作された選局キーがアナ
ログＢＳ用の選局キーであるか、デジタルＢＳ放送用の
選局キーであるかを判定する手段、操作された選局キー
がアナログＢＳ用の選局キーである場合には、操作され
た選局キーに対応するチャンネルを選局させるための手
段、操作された選局キーがデジタルＢＳ放送用の選局キ
ーである場合には、操作された選局キーに対応するトラ
ンスポンダに含まれている全てのチャンネルのリストを
含む番組選択画面を表示させる手段、ならびに番組選択
画面が表示されている状態において、カーソルキーおよ
び決定キー操作によって番組選択画面から特定のチャン
ネルが選択されたときに、選択されたチャンネルを選局
させるための手段を備えていることを特徴とする。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
を、地上波放送、アナログＢＳ放送、デジタルＢＳ放送
およびＣＳ放送を受信できるテレビジョン受像機に適用
した場合の実施の形態について説明する。 【０００９】〔１〕テレビジョン受像機の構成の説明 【００１０】図１は、テレビジョン受像機の構成を示し
ている。 【００１１】地上波放送波は、地上波アンテナ１および
地上波チューナ２を介して映像音声処理回路９に送られ
る。映像音声処理回路９から得られた第１のオーディオ
・ビデオ信号（ＡＶ信号）は、セレクタ１０に送られ
る。 【００１２】放送衛星（ＢＳ）を利用したアナログＢＳ
放送波は、アナログＢＳアンテナ３およびアナログＢＳ
チューナ４を介して映像音声処理回路１１に送られる。
映像音声処理回路１１から得られた第２のオーディオ・
ビデオ信号（ＡＶ信号）は、セレクタ１０に送られる。 【００１３】放送衛星（ＢＳ）を利用したデジタルＢＳ
放送波は、デジタルＢＳアンテナ５、ＢＳデジタルチュ
ーナ４およびデジタル信号処理回路１２を介して映像音
声処理回路１３に送られる。映像音声処理回路１３から
得られた第３のオーディオ・ビデオ信号（ＡＶ信号）
は、セレクタ１０に送られる。デジタル信号処理回路１
２から得られた付加情報は、ＣＰＵ３０に送られる。 【００１４】通信衛星（ＣＳ）を利用したＣＳ放送波
は、ＣＳアンテナ７、ＣＳデジタルチューナ８およびデ
ジタル信号処理回路１４を介して映像音声処理回路１５
に送られる。映像音声処理回路１５から得られた第４の
オーディオ・ビデオ信号（ＡＶ信号）は、セレクタ１０
に送られる。デジタル信号処理回路１４から得られた付
加情報は、ＣＰＵ３０に送られる。 【００１５】ＣＰＵ３０には、ＣＳ放送番組に対する契
約情報等が格納されたＩＣカード２６からの情報が入力
される。さらに、ＣＰＵ３０には、リモコン送信機２４
からのリモコン信号がリモコン信号処理部２５を介して
入力される。 【００１６】ＣＰＵ３０は、各チューナ２、４、６、８
および各デジタル信号処理回路１２、１４に選局のため
の情報等を送るとともセレクタ１０に受信モードに応じ
た切替信号を送る。受信モードには、地上波放送番組受
信モード、アナログＢＳ放送番組受信モード、デジタル
ＢＳ放送番組受信モードおよびＣＳ放送番組受信モード
とがある。 【００１７】さらに、ＣＰＵ３０は、ＣＳ放送およびデ
ジタルＢＳ放送に対する番組案内画面（番組選択画
面）、ＣＳ放送およびデジタルＢＳ放送に対する各種設
定画面等をＣＲＴ２０にオンスクリーン表示させるため
のＯＳＤ信号を、ＯＳＤ生成回路２３に送る。ＯＳＤ生
成回路２３は、オンスクリーン画像情報を、マルチプレ
クサ１６に送る。 【００１８】セレクタ１０は、ＣＰＵ３０から送られて
きた切替信号に基づいて、第１、第２、第３および第４
のＡＶ信号のうちの１つを選択し、選択したＡＶ信号に
含まれている映像信号と音声信号とを出力する。 【００１９】セレクタ１０から出力された映像信号は、
マルチプレクサ１６に送られる。マルチプレクサ１６
は、セレクタ１０から出力された映像信号とＯＳＤ生成
回路２３から送られてきたオンスクリーン画像情報とに
基づいて、選局番組の映像上にオンスクリーン画像がオ
ンスクリーン表示されるような映像信号を生成する。マ
ルチプレクサ１６から出力された映像信号は映像出力回
路１７を介して、偏向回路１８および高圧回路１９を備
えたＣＲＴ２０に送られる。 【００２０】セレクタ１０から出力された音声信号は、
音声出力回路２１を介してスピーカ２２に送られる。 【００２１】〔２〕選局動作の説明 地上波放送に対する選局操作は、従来と同様に、リモコ
ン送信機２４上に設けられた０〜９のテンキーを操作す
ることによって行われる。また、ＣＳ放送に対する選局
操作は、よく知られているように、リモコン送信機２４
上に設けられた番組案内キーを操作して番組案内表をＣ
ＲＴ２０に表示させ、矢印キーと決定キーとによって、
番組が選択される。 【００２２】以下、アナログＢＳ放送に対する選局操作
と、デジタルＢＳ放送に対する選局操作とについて説明
する。 【００２３】アナログＢＳ放送では、よく知られている
ように１つのトランスポンダと１つのチャンネルとが対
応している。つまり、図２に示すように、ＢＳ５チャン
ネル、ＢＳ７チャンネル、ＢＳ９チャンネルおよびＢＳ
１１チャンネルに対して、それぞれ１つのトランスポン
ダ１０１、１０２、１０３、１０４が対応している。 【００２４】一方、デジタルＢＳ放送では、図３に示す
ように、ＣＳ放送等の一般的なデジタル放送と同様に１
つのトランスポンダ２０１に対して複数チャンネル分の
データ２０１ａ、２０１ｂ、２０１ｃ、２０１ｄが含ま
れている。図３において、２０１〜２０４は、デジタル
ＢＳ放送のＢＳ１、ＢＳ３、ＢＳ１３、ＢＳ１５のトラ
ンスポンダを示している。 【００２５】ところで、現在のＣＳ放送のチャンネル、
例えば"perfecTV"のチャンネルでは、Standard Definit
ion TV( 以下、SDTVという) と呼ばれる現行の地上波レ
ベルの番組が連続して放送されているため、１トランス
ポンダ当たりに含まれているチャンネル数の増減はほと
んどない。これは、１つのトランスポンダ全てを、１つ
の放送業者が使用しているためでもある。 【００２６】しかしながら、デジタルＢＳ放送の場合、
公共の放送という位置づけ（郵政指導）であるため、１
トランスポンダの全てを１業者で占有することが認めら
れておらず、１つのトランスポンダを複数の放送業者で
使用することになる。さらに、デジタルＢＳ放送の場
合、番組のタイプが上記SDTVに限定されておらず、伝送
レートが異なるHigh Definition TV( 以下、HDTVとい
う) 、プログレッシブ方式等が採用されることが考えら
れる。１つのトランスポンダに対して、複数の放送業者
が混在するということは、複数の番組タイプの組み合わ
せによる放送が予測される。 【００２７】図４は、１つのトランスポンダに複数の番
組タイプが混在する例を示している。図４において、縦
軸は伝送容量を示し、横軸は時間を示している。 【００２８】時間帯Ｔ１においては、１つのトランスポ
ンダによって、６チャンネル分のSDTVの番組Ａ〜Ｆが均
等に放送されている。時間帯Ｔ２においては、１つのト
ランスポンダによって、３チャンネル分のSDTVの番組
Ｇ、Ｈ、Ｊと、１チャンネル分のHDTVの番組Ｉとが放送
されている。時間帯Ｔ３においては、１つのトランスポ
ンダによって、２チャンネル分のHDTVの番組Ｋ、Ｌが放
送されている。この例では、SDTVとHDTVとの１番組当た
りの伝送レート比率は１：３である。 【００２９】この実施の形態では、１つのトランスポン
ダ内でのチャンネル数が変動するようなデジタルＢＳ放
送に対しても、ユーザが選局を行えるようになる選局方
式が採用されている。 【００３０】図５に示すように、リモコン送信機２４に
は、ＢＳ選局ボタン５１〜５４、６１〜６４が設けられ
ている。ＢＳ選局ボタン５１〜５４は、アナログＢＳ放
送のチャンネル（ＢＳ５、ＢＳ７、ＢＳ９、ＢＳ１１）
を選択するためのボタンであり、ＢＳ選局ボタン６１〜
６４は、デジタルＢＳ放送のトランスポンダ（ＢＳ１、
ＢＳ３、ＢＳ１３、ＢＳ１５）を選択するためのボタン
である。また、リモコン送信機２１には、矢印キー７１
〜７４、決定キー７５およびキャンセルキー７６が設け
られている。 【００３１】アナログＢＳ放送に対する選局操作は、よ
く知られているように、ＢＳ放送選局ボタン５１〜５４
のいずれかを押下げることによって行われる。デジタル
ＢＳ放送に対する選局操作は、次のように行われる。ま
ず、ＢＳ選局ボタン６１〜６４のいずれかを押下げる。
すると、押下げられたＢＳ選局ボタン６１〜６４に対応
するトランスポンダに含まれている複数のチャンネルリ
ストを含む番組選択画面が表示される。 【００３２】図６は図４の時間帯Ｔ１に対応する番組選
択画面を示し、図７は図４の時間帯Ｔ２に対応する番組
選択画面を示している。ユーザは、番組選択画面が表示
されると、矢印キー７１〜７４によって視聴したい番組
を選択し、決定キー７５を押下げる。これにより、ユー
ザが指定した番組が選局される。 【００３３】図８は、ＢＳ選局ボタン５１〜５４、６１
〜６４のいずれかが押下げられた場合のＣＰＵ３０によ
る選局処理手順を示している。 【００３４】ＢＳ選局ボタン５１〜５４、６１〜６４の
いずれかが押下げられると（ステップ１でＹＥＳ）、押
下げられたボタンがデジタルＢＳ放送用の選局ボタン６
１〜６４であるか否かが判別される（ステップ２）。 【００３５】押下げられたボタンがアナログＢＳ放送用
の選局ボタン５１〜５４である場合には（ステップ２で
ＮＯ）、押下げられたボタンに対応するチャンネルを選
局するように、アナログＢＳチューナ４に対して選局制
御データが送られる（ステップ７）。そして、今回の選
局処理を終了する。 【００３６】押下げられたボタンがデジタルＢＳ放送用
の選局ボタン６１〜６４である場合には（ステップ２で
ＹＥＳ）、押された選局ボタンに対応するトランスポン
ダに含まれている複数のチャンネルリストを含む番組選
択画面が表示される（ステップ３）。そして、リモコン
送信機２４上のボタンからの入力待ち状態となる。 【００３７】入力待ち状態において、リモコン送信機２
４上の決定キー７５が押し下げられると（ステップ４で
ＹＥＳ）、選択されたチャンネルを選局するように、Ｂ
Ｓデジタルチューナ６およびデジタル信号処理回路１２
に対して選局制御データが送られる（ステップ８）。そ
して、今回の選局処理を終了する。 【００３８】入力待ち状態において、リモコン送信機２
４上のキャンセルキー７６が押し下げられると（ステッ
プ５でＹＥＳ）、番組選択画面が消去され（ステップ
６）、今回の選局処理を終了する。 【００３９】 【発明の効果】この発明によれば、アナログＢＳ放送の
選局キーと同様な、デジタルＢＳ放送の各トランスポン
ダに対応する選局キーを利用して、デジタルＢＳ放送チ
ャンネルを選局できるようになる。
像機に関し、少なくともアナログＢＳ放送番組とデジタ
ルＢＳ放送番組とを受信できるテレビジョン受像機に関
する。 【０００２】 【従来の技術】従来のデジタル衛星放送、たとえば"per
fecTV"対応のテレビジョン受像機においては、地上波ア
ナログ放送に対する選局操作は、リモコン送信機に設け
られた０〜９のテンキーを押下げることによって行われ
る。 【０００３】"perfecTV"のようなＣＳ放送に対する選局
方法には、テンキーの組み合わせによる指定型、番組案
内画面に基づく選択型、ＵＰ／ＤＯＷＮキーによるチャ
ンネルインクリメント・デクリメント型等がある。 【０００４】現行のアナログＢＳ放送では、１つのトラ
ンスポンダ（ＢＳ５、ＢＳ７、ＢＳ９、ＢＳ１１）に対
して１つのチャンネルが割り当てられており、リモコン
送信機に設けられた各トランスポンダに対応する選局キ
ーを押下げることによって行われる。 【０００５】一方、デジタルＢＳ放送では、１つのトラ
ンスポンダ（ＢＳ１、ＢＳ３、ＢＳ１３、ＢＳ１５）に
対して複数チャンネル分のデータが含まれている。この
ため、現行のアナログＢＳ放送のように、リモコン送信
機に各トランスポンダ（ＢＳ１、ＢＳ３、ＢＳ１３、Ｂ
Ｓ１５）に対応する選局キーを設けただけでは、デジタ
ルＢＳ放送番組を選局することはできない。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、アナログ
ＢＳ放送の選局キーと同様な、デジタルＢＳ放送の各ト
ランスポンダに対応する選局キーを利用して、デジタル
ＢＳ放送チャンネルを選局できるテレビジョン受像機を
提供することを目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】この発明によるテレビジ
ョン受像機は、少なくともアナログＢＳ放送番組とデジ
タルＢＳ放送番組とを受信できるテレビジョン受像機に
おいて、アナログＢＳ放送の各トランスポンダに対応す
る複数のアナログＢＳ用の選局キー、デジタルＢＳ放送
の各トランスポンダに対応する複数のデジタルＢＳ放送
用の選局キー、カーソルキーおよび決定キーを少なくと
も備えた操作部、上記選局キーのうちの何れかがユーザ
によって操作されたときに、操作された選局キーがアナ
ログＢＳ用の選局キーであるか、デジタルＢＳ放送用の
選局キーであるかを判定する手段、操作された選局キー
がアナログＢＳ用の選局キーである場合には、操作され
た選局キーに対応するチャンネルを選局させるための手
段、操作された選局キーがデジタルＢＳ放送用の選局キ
ーである場合には、操作された選局キーに対応するトラ
ンスポンダに含まれている全てのチャンネルのリストを
含む番組選択画面を表示させる手段、ならびに番組選択
画面が表示されている状態において、カーソルキーおよ
び決定キー操作によって番組選択画面から特定のチャン
ネルが選択されたときに、選択されたチャンネルを選局
させるための手段を備えていることを特徴とする。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
を、地上波放送、アナログＢＳ放送、デジタルＢＳ放送
およびＣＳ放送を受信できるテレビジョン受像機に適用
した場合の実施の形態について説明する。 【０００９】〔１〕テレビジョン受像機の構成の説明 【００１０】図１は、テレビジョン受像機の構成を示し
ている。 【００１１】地上波放送波は、地上波アンテナ１および
地上波チューナ２を介して映像音声処理回路９に送られ
る。映像音声処理回路９から得られた第１のオーディオ
・ビデオ信号（ＡＶ信号）は、セレクタ１０に送られ
る。 【００１２】放送衛星（ＢＳ）を利用したアナログＢＳ
放送波は、アナログＢＳアンテナ３およびアナログＢＳ
チューナ４を介して映像音声処理回路１１に送られる。
映像音声処理回路１１から得られた第２のオーディオ・
ビデオ信号（ＡＶ信号）は、セレクタ１０に送られる。 【００１３】放送衛星（ＢＳ）を利用したデジタルＢＳ
放送波は、デジタルＢＳアンテナ５、ＢＳデジタルチュ
ーナ４およびデジタル信号処理回路１２を介して映像音
声処理回路１３に送られる。映像音声処理回路１３から
得られた第３のオーディオ・ビデオ信号（ＡＶ信号）
は、セレクタ１０に送られる。デジタル信号処理回路１
２から得られた付加情報は、ＣＰＵ３０に送られる。 【００１４】通信衛星（ＣＳ）を利用したＣＳ放送波
は、ＣＳアンテナ７、ＣＳデジタルチューナ８およびデ
ジタル信号処理回路１４を介して映像音声処理回路１５
に送られる。映像音声処理回路１５から得られた第４の
オーディオ・ビデオ信号（ＡＶ信号）は、セレクタ１０
に送られる。デジタル信号処理回路１４から得られた付
加情報は、ＣＰＵ３０に送られる。 【００１５】ＣＰＵ３０には、ＣＳ放送番組に対する契
約情報等が格納されたＩＣカード２６からの情報が入力
される。さらに、ＣＰＵ３０には、リモコン送信機２４
からのリモコン信号がリモコン信号処理部２５を介して
入力される。 【００１６】ＣＰＵ３０は、各チューナ２、４、６、８
および各デジタル信号処理回路１２、１４に選局のため
の情報等を送るとともセレクタ１０に受信モードに応じ
た切替信号を送る。受信モードには、地上波放送番組受
信モード、アナログＢＳ放送番組受信モード、デジタル
ＢＳ放送番組受信モードおよびＣＳ放送番組受信モード
とがある。 【００１７】さらに、ＣＰＵ３０は、ＣＳ放送およびデ
ジタルＢＳ放送に対する番組案内画面（番組選択画
面）、ＣＳ放送およびデジタルＢＳ放送に対する各種設
定画面等をＣＲＴ２０にオンスクリーン表示させるため
のＯＳＤ信号を、ＯＳＤ生成回路２３に送る。ＯＳＤ生
成回路２３は、オンスクリーン画像情報を、マルチプレ
クサ１６に送る。 【００１８】セレクタ１０は、ＣＰＵ３０から送られて
きた切替信号に基づいて、第１、第２、第３および第４
のＡＶ信号のうちの１つを選択し、選択したＡＶ信号に
含まれている映像信号と音声信号とを出力する。 【００１９】セレクタ１０から出力された映像信号は、
マルチプレクサ１６に送られる。マルチプレクサ１６
は、セレクタ１０から出力された映像信号とＯＳＤ生成
回路２３から送られてきたオンスクリーン画像情報とに
基づいて、選局番組の映像上にオンスクリーン画像がオ
ンスクリーン表示されるような映像信号を生成する。マ
ルチプレクサ１６から出力された映像信号は映像出力回
路１７を介して、偏向回路１８および高圧回路１９を備
えたＣＲＴ２０に送られる。 【００２０】セレクタ１０から出力された音声信号は、
音声出力回路２１を介してスピーカ２２に送られる。 【００２１】〔２〕選局動作の説明 地上波放送に対する選局操作は、従来と同様に、リモコ
ン送信機２４上に設けられた０〜９のテンキーを操作す
ることによって行われる。また、ＣＳ放送に対する選局
操作は、よく知られているように、リモコン送信機２４
上に設けられた番組案内キーを操作して番組案内表をＣ
ＲＴ２０に表示させ、矢印キーと決定キーとによって、
番組が選択される。 【００２２】以下、アナログＢＳ放送に対する選局操作
と、デジタルＢＳ放送に対する選局操作とについて説明
する。 【００２３】アナログＢＳ放送では、よく知られている
ように１つのトランスポンダと１つのチャンネルとが対
応している。つまり、図２に示すように、ＢＳ５チャン
ネル、ＢＳ７チャンネル、ＢＳ９チャンネルおよびＢＳ
１１チャンネルに対して、それぞれ１つのトランスポン
ダ１０１、１０２、１０３、１０４が対応している。 【００２４】一方、デジタルＢＳ放送では、図３に示す
ように、ＣＳ放送等の一般的なデジタル放送と同様に１
つのトランスポンダ２０１に対して複数チャンネル分の
データ２０１ａ、２０１ｂ、２０１ｃ、２０１ｄが含ま
れている。図３において、２０１〜２０４は、デジタル
ＢＳ放送のＢＳ１、ＢＳ３、ＢＳ１３、ＢＳ１５のトラ
ンスポンダを示している。 【００２５】ところで、現在のＣＳ放送のチャンネル、
例えば"perfecTV"のチャンネルでは、Standard Definit
ion TV( 以下、SDTVという) と呼ばれる現行の地上波レ
ベルの番組が連続して放送されているため、１トランス
ポンダ当たりに含まれているチャンネル数の増減はほと
んどない。これは、１つのトランスポンダ全てを、１つ
の放送業者が使用しているためでもある。 【００２６】しかしながら、デジタルＢＳ放送の場合、
公共の放送という位置づけ（郵政指導）であるため、１
トランスポンダの全てを１業者で占有することが認めら
れておらず、１つのトランスポンダを複数の放送業者で
使用することになる。さらに、デジタルＢＳ放送の場
合、番組のタイプが上記SDTVに限定されておらず、伝送
レートが異なるHigh Definition TV( 以下、HDTVとい
う) 、プログレッシブ方式等が採用されることが考えら
れる。１つのトランスポンダに対して、複数の放送業者
が混在するということは、複数の番組タイプの組み合わ
せによる放送が予測される。 【００２７】図４は、１つのトランスポンダに複数の番
組タイプが混在する例を示している。図４において、縦
軸は伝送容量を示し、横軸は時間を示している。 【００２８】時間帯Ｔ１においては、１つのトランスポ
ンダによって、６チャンネル分のSDTVの番組Ａ〜Ｆが均
等に放送されている。時間帯Ｔ２においては、１つのト
ランスポンダによって、３チャンネル分のSDTVの番組
Ｇ、Ｈ、Ｊと、１チャンネル分のHDTVの番組Ｉとが放送
されている。時間帯Ｔ３においては、１つのトランスポ
ンダによって、２チャンネル分のHDTVの番組Ｋ、Ｌが放
送されている。この例では、SDTVとHDTVとの１番組当た
りの伝送レート比率は１：３である。 【００２９】この実施の形態では、１つのトランスポン
ダ内でのチャンネル数が変動するようなデジタルＢＳ放
送に対しても、ユーザが選局を行えるようになる選局方
式が採用されている。 【００３０】図５に示すように、リモコン送信機２４に
は、ＢＳ選局ボタン５１〜５４、６１〜６４が設けられ
ている。ＢＳ選局ボタン５１〜５４は、アナログＢＳ放
送のチャンネル（ＢＳ５、ＢＳ７、ＢＳ９、ＢＳ１１）
を選択するためのボタンであり、ＢＳ選局ボタン６１〜
６４は、デジタルＢＳ放送のトランスポンダ（ＢＳ１、
ＢＳ３、ＢＳ１３、ＢＳ１５）を選択するためのボタン
である。また、リモコン送信機２１には、矢印キー７１
〜７４、決定キー７５およびキャンセルキー７６が設け
られている。 【００３１】アナログＢＳ放送に対する選局操作は、よ
く知られているように、ＢＳ放送選局ボタン５１〜５４
のいずれかを押下げることによって行われる。デジタル
ＢＳ放送に対する選局操作は、次のように行われる。ま
ず、ＢＳ選局ボタン６１〜６４のいずれかを押下げる。
すると、押下げられたＢＳ選局ボタン６１〜６４に対応
するトランスポンダに含まれている複数のチャンネルリ
ストを含む番組選択画面が表示される。 【００３２】図６は図４の時間帯Ｔ１に対応する番組選
択画面を示し、図７は図４の時間帯Ｔ２に対応する番組
選択画面を示している。ユーザは、番組選択画面が表示
されると、矢印キー７１〜７４によって視聴したい番組
を選択し、決定キー７５を押下げる。これにより、ユー
ザが指定した番組が選局される。 【００３３】図８は、ＢＳ選局ボタン５１〜５４、６１
〜６４のいずれかが押下げられた場合のＣＰＵ３０によ
る選局処理手順を示している。 【００３４】ＢＳ選局ボタン５１〜５４、６１〜６４の
いずれかが押下げられると（ステップ１でＹＥＳ）、押
下げられたボタンがデジタルＢＳ放送用の選局ボタン６
１〜６４であるか否かが判別される（ステップ２）。 【００３５】押下げられたボタンがアナログＢＳ放送用
の選局ボタン５１〜５４である場合には（ステップ２で
ＮＯ）、押下げられたボタンに対応するチャンネルを選
局するように、アナログＢＳチューナ４に対して選局制
御データが送られる（ステップ７）。そして、今回の選
局処理を終了する。 【００３６】押下げられたボタンがデジタルＢＳ放送用
の選局ボタン６１〜６４である場合には（ステップ２で
ＹＥＳ）、押された選局ボタンに対応するトランスポン
ダに含まれている複数のチャンネルリストを含む番組選
択画面が表示される（ステップ３）。そして、リモコン
送信機２４上のボタンからの入力待ち状態となる。 【００３７】入力待ち状態において、リモコン送信機２
４上の決定キー７５が押し下げられると（ステップ４で
ＹＥＳ）、選択されたチャンネルを選局するように、Ｂ
Ｓデジタルチューナ６およびデジタル信号処理回路１２
に対して選局制御データが送られる（ステップ８）。そ
して、今回の選局処理を終了する。 【００３８】入力待ち状態において、リモコン送信機２
４上のキャンセルキー７６が押し下げられると（ステッ
プ５でＹＥＳ）、番組選択画面が消去され（ステップ
６）、今回の選局処理を終了する。 【００３９】 【発明の効果】この発明によれば、アナログＢＳ放送の
選局キーと同様な、デジタルＢＳ放送の各トランスポン
ダに対応する選局キーを利用して、デジタルＢＳ放送チ
ャンネルを選局できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】テレビジョン受像機の構成を示すブロック図で
ある。 【図２】アナログＢＳ放送のトランスポンダとチャンネ
ルとの関係を説明するための模式図である。 【図３】デジタルＢＳ放送のトランスポンダとチャンネ
ルとの関係を説明するための模式図である。 【図４】デジタルＢＳ放送の１つのトランスポンダに複
数の番組タイプが混在する例を示している。 【図５】リモコン送信機の操作部の一部を示す模式図で
ある。 【図６】番組選択画面の一例示す模式図である。 【図７】番組選択画面の一例示す模式図である。 【図８】ＢＳ選局ボタンのいずれかが押下げられた場合
のＣＰＵによる選局処理手順を示すフローチャートであ
る。 【符号の説明】 ６ ＢＳデジタルチューナ １２ デジタル信号処理回路 １６ マルチプレクサ １７ 映像出力回路 ２０ ＣＲＴ ３０ ＣＰＵ ２３ ＯＳＤ制御回路 ２４ リモコン送信機
ある。 【図２】アナログＢＳ放送のトランスポンダとチャンネ
ルとの関係を説明するための模式図である。 【図３】デジタルＢＳ放送のトランスポンダとチャンネ
ルとの関係を説明するための模式図である。 【図４】デジタルＢＳ放送の１つのトランスポンダに複
数の番組タイプが混在する例を示している。 【図５】リモコン送信機の操作部の一部を示す模式図で
ある。 【図６】番組選択画面の一例示す模式図である。 【図７】番組選択画面の一例示す模式図である。 【図８】ＢＳ選局ボタンのいずれかが押下げられた場合
のＣＰＵによる選局処理手順を示すフローチャートであ
る。 【符号の説明】 ６ ＢＳデジタルチューナ １２ デジタル信号処理回路 １６ マルチプレクサ １７ 映像出力回路 ２０ ＣＲＴ ３０ ＣＰＵ ２３ ＯＳＤ制御回路 ２４ リモコン送信機
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04N 5/38 - 5/46
H04N 7/08
H04N 7/20
H04B 1/06
H04B 1/16
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 少なくともアナログＢＳ放送番組とデジ
タルＢＳ放送番組とを受信できるテレビジョン受像機に
おいて、アナログＢＳ放送の各トランスポンダに対応する複数の
アナログＢＳ用の選局キー、デジタルＢＳ放送の各トラ
ンスポンダに対応する複数のデジタルＢＳ放送用の選局
キー、カーソルキーおよび決定キーを少なくとも備えた
操作部、 上記選局キーのうちの何れかがユーザによって操作され
たときに、操作された選局キーがアナログＢＳ用の選局
キーであるか、デジタルＢＳ放送用の選局キーであるか
を判定する手段、 操作された選局キーがアナログＢＳ用の選局キーである
場合には、操作された選局キーに対応するチャンネルを
選局させるための手段、 操作された選局キーがデジタルＢＳ放送用の選局キーで
ある場合には、操作された選局キーに対応するトランス
ポンダに含まれている全てのチャンネルのリストを含む
番組選択画面を表示させる手段、ならびに 番組選択画面
が表示されている状態において、カーソルキーおよび決
定キー操作によって番組選択画面から特定のチャンネル
が選択されたときに、選択されたチャンネルを選局させ
るための手段、 を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14159898A JP3485800B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | テレビジョン受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14159898A JP3485800B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | テレビジョン受像機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11341383A JPH11341383A (ja) | 1999-12-10 |
| JP3485800B2 true JP3485800B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=15295742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14159898A Expired - Fee Related JP3485800B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | テレビジョン受像機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3485800B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4552333B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2010-09-29 | 船井電機株式会社 | デジタル／アナログ放送受信機のチャンネル選択装置及び同装置を備えたデジタル／アナログ放送受信機 |
| JP2002232793A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Funai Electric Co Ltd | デジタル／アナログ放送受信機のチャンネル選択装置及び同装置を備えたデジタル／アナログ放送受信機 |
| US20020140871A1 (en) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Seamless control of input TV signals |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP14159898A patent/JP3485800B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11341383A (ja) | 1999-12-10 |
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