JP3484496B2 - レーダアンテナ調整誤差補正方法 - Google Patents

レーダアンテナ調整誤差補正方法

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JP3484496B2
JP3484496B2 JP2001155273A JP2001155273A JP3484496B2 JP 3484496 B2 JP3484496 B2 JP 3484496B2 JP 2001155273 A JP2001155273 A JP 2001155273A JP 2001155273 A JP2001155273 A JP 2001155273A JP 3484496 B2 JP3484496 B2 JP 3484496B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレーダ及び
複数レーダと通信回線で連接した目標統合処理装置にお
ける、目標統合処理した航空機等の目標位置の高精度化
技術であって、複数レーダの測位データを用いた距離交
会法によるレーダアンテナ調整誤差補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来の目標統合処理方式
では、複数レーダから得られる同時刻の測位データを用
いて目標統合処理を実施する際、目標統合処理装置では
「ゲートサイズ」という、指定した範囲の中に存在する
各レーダからの測位データを同一の航空機と見なす方式
により、目標統合処理を実施している。
【0003】しかしながら、図8に示すように、各レー
ダ(図中A,B,Cで示す)にはそれぞれ測位誤差、特
にレーダアンテナ調整誤差があるため、目標統合処理装
置で同一の航空機を表示した場合に複数の点として表示
されるため、目標統合処理するためには、図8右下のよ
うに「ゲートサイズ」を大きく設定して目標統合処理を
実施する必要があり、目標位置の精度低下をまねいた
り、異なる航空機を同一の航空機として誤って目標統合
処理を実施する場合がある。また、図8左下のように目
標位置の精度低下を避けるために「ゲートサイズ」を大
きく設定しなかった場合は、同一の航空機を異なる航空
機として誤って目標統合処理を実施する場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】目標統合処理システム
側で、複数レーダから得られる同時刻の測位データを用
いて目標統合処理を実施する際、図7のように各レーダ
(図中A,B,Cで示す)のレーダアンテナ調整誤差を
補正できれば、「ゲートサイズ」を必要以上に大きく設
定する必要がなく、統合した航空機位置の高精度化を図
ることが可能であり、また異なる航空機を同一の航空機
として誤って目標統合処理を実施したり、同一の航空機
を異なる航空機として誤って目標統合処理を実施する危
険性を低下させることが期待できる。
【0005】本発明では、上記課題を解決し、各レーダ
のレーダアンテナ調整誤差の影響を除去して、目標統合
処理を実施可能にしたレーダアンテナ調整誤差補正方法
を提供することを目的とする。
【0006】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明に係るレーダアンテナ調整誤差
補正方法は、2つのレーダの重複領域を移動する同一目
標を当該2つのレーダで同時刻に観測した測位データを
用い、前記2つのレーダの距離情報同士の組み合わせを
距離交会法で処理して、前記2つのレーダの円の接点又
は交点を算出し、接点又は交点が存在しない場合は、各
レーダの距離精度により各々円の半径を延長して接点又
は交点を算出し、算出した前記接点又は交点の1つを採
用交点としてレーダアンテナ調整誤差補正の基準点とす
ることを特徴としている。
【0008】
【0009】本願請求項の発明に係るレーダアンテナ
調整誤差補正方法は、2つのレーダの重複領域を移動す
る同一目標を当該2つのレーダで同時刻に観測した測位
データを用い、前記2つのレーダの距離情報同士の組み
合わせを距離交会法で処理して、前記2つのレーダの円
の交点を2点算出するが、少なくとも各レーダの測位デ
ータの情報を利用して採用交点を算出しようとしたとき
に前記2点の交点のどちらかに決められない場合、両方
の交点を採用交点として、両方の採用交点を結ぶ線分の
中点をレーダアンテナ調整誤差補正の基準点とすること
を特徴としている。
【0010】本願請求項の発明に係るレーダアンテナ
調整誤差補正方法は、3つのレーダの重複領域を移動す
る同一目標を当該3つのレーダで同時刻に観測した測位
データを用い、前記3つのレーダのうちの2つのレーダ
の距離情報同士の組み合わせを距離交会法で処理して前
記2つのレーダの円の接点又は交点を算出し、算出した
前記接点又は交点の1つを採用交点としてそれぞれ2つ
のレーダの組み合わせで1点ずつ合計3点の採用交点を
得、それら3点からなる三角形の内心点をレーダアンテ
ナ調整誤差補正の基準点とすることを特徴としている。
【0011】本願請求項の発明に係るレーダアンテナ
調整誤差補正方法は、3つのレーダの重複領域を移動す
る同一目標を当該3つのレーダで同時刻に観測した測位
データを用い、前記3つのレーダのうちの2つのレーダ
の距離情報同士の組み合わせを距離交会法で処理して前
記2つのレーダの円の接点又は交点を算出するが、ある
2つのレーダの円の交点が2点存在し、少なくとも各レ
ーダの測位データの情報を利用して採用交点を算出しよ
うとしたときに前記2点の交点のどちらかに決められな
い場合、両方の交点を採用交点とし、当該両方の交点の
一方の採用交点と残りの組み合わせによる2点の採用交
点からなる第1の三角形の内心点と、当該両方の交点の
他方の採用交点と前記残りの組み合わせによる2点の採
用交点からなる第2の三角形の内心点とを求め、前記第
1及び第2の三角形の内心点を結ぶ線分の中点をレーダ
アンテナ調整誤差補正の基準点とすることを特徴として
いる。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレーダアンテ
ナ調整誤差補正方法の実施の形態を図面に従って説明す
る。
【0015】まず、個々の実施の形態の説明に入る前
に、図1で複数のレーダ及び複数レーダと通信回線で連
接した目標統合処理装置における、目標統合処理につい
て説明する。図1で左側がレーダ側の処理、右側が目標
統合処理装置側での処理である。また、2重線で囲まれ
た部分が本発明に関わる処理の部分である。
【0016】図1に示すように、複数レーダによる目標
の捕捉後、複数のレーダから同一目標に対する測位デー
タを目標統合処理装置に送信する。目標統合処理装置で
は、各レーダからの同一目標に対する同時刻の測位デー
タを用いた、レーダアンテナ調整誤差補正量算出のため
の基準点を算出する。
【0017】*2つのレーダの測位データを用いる場
合、 2つのレーダからの同一目標に対する同時刻の測位デ
ータを用いた距離交会法により基準点を算出する(図2
で第1の実施の形態として詳述する)。 交点が得られない場合、半径を延長後、距離交会法に
より基準点を算出する(図3で第2の実施の形態として
詳述する)。 2つの交点が得られる場合、両交点の中点により基準
点を算出する(図4で第3の実施の形態として詳述す
る)。 *3つのレーダの測位データを用いる場合、 3つのレーダのうち、2つのレーダの組み合わせ(3
通り)において、それぞれ2つのレーダからの同一目標
に対する同時刻の測位データを用いた距離交会法による
交点の算出により、合計3つの交点を算出し、それら3
つの交点からなる三角形abcに内接する円の中心点に
より基準点を算出する(図5で第4の実施の形態として
詳述する)。 2つのレーダの組み合わせのうち、ある組み合わせに
おいて、2つのレーダからの同一目標に対する同時刻の
測位データを用いた距離交会法による交点の算出におい
て2つの交点が得られる場合、両交点と他のレーダの組
み合わせから得られる交点からなる三角形abc及び
a’bcにそれぞれ内接する円の中心点を結ぶ線分の中
点により基準点を算出する(図6で第5の実施の形態と
して詳述する)。
【0018】次いで、目標統合処理装置において、算
出した基準点に基づき、各レーダ毎のレーダアンテナ調
整誤差補正量を算出する。
【0019】それから、目標統合処理装置から各レーダ
に向けて、レーダアンテナ調整誤差補正量を送り、レ
ーダ側にて各レーダ毎測位データの補正を行って目標統
合処理装置に送り、目標統合処理装置にて全レーダの測
位データの補正を実行する。あるいは、統合処理装置か
らレーダアンテナ調整誤差補正量をレーダ側に送信する
代わりに、各レーダの全測位データの送付を目標統合処
理装置に向けて実行し、目標統合処理装置にて全レーダ
の測位データの補正を実行するようにしてもよい。
【0020】ここまでが、本発明に関わる処理の部分で
あり、以後統合処理装置において全レーダの補正後の測
位データを用いた目標統合処理を実行する。
【0021】図2は本発明に係るレーダアンテナ調整誤
差補正方法の第1の実施の形態であって、2つのレーダ
A及びレーダBで、それらの重複領域を移動する同一の
航空目標を同時刻に探知した場合における、距離交会法
で2個のレーダからの交会点である基準点を算出する手
順を示している。
【0022】まず、2つのレーダA,Bで同時刻に目標
である航空機Pを観測した測位データから、レーダAの
測位位置P1とレーダBの測位位置P2が得られる。こ
れらの測位位置P1,P2には、各レーダのレーダアン
テナ調整誤差等が含まれているため、位置にずれがあ
る。
【0023】一般に、レーダは方位精度よりも距離精度
の方が精度が良好であることから、距離交会法では、各
レーダの測位データのうち、距離データだけを用いて、
各レーダの位置を中心とし距離データを半径とする円を
それぞれ描き、その交点を求める。つまり、レーダAを
中心として、レーダAによる目標Pの測位位置P1を通
る円の軌跡D1、及びレーダBを中心として、レーダB
による測位位置P2を通る円の軌跡D2をそれぞれ描
く。これらの円の交点を航空機Pの真の位置を推定した
基準点Qとする。すなわち、レーダA,Bを中心とし
て、距離データを半径とする円の方程式を導き、それぞ
れの方程式を連立させ、レーダAから同一距離の円D
1、レーダBから同一距離の円D2の交点を求める。こ
の際、円D1、円D2が接する場合は1個の接点が得ら
れ、交点の場合は2点得られるが、レーダAの測位位置
P1及びレーダBの測位位置P2、あるいは航空機のそ
れまでの航跡データ(過去のレーダA,Bの測位データ
等)から推定される予想位置等に近い方の交点を解とす
る。この解とする交点又は前記接点を採用交点と呼ぶこ
とにする。
【0024】このように、2つのレーダA,Bの距離情
報同士の組み合わせを距離交会法で処理して得た採用交
点をレーダアンテナ調整誤差補正の基準点Qとし、レー
ダA,Bから基準点Qを見た角度とレーダA,Bの測位
データの中の測位角度とが成す角α,βを求め、補正角
度すなわちレーダアンテナ調整誤差補正量とする。そし
て、図1のに示すように、レーダA,Bに対するレー
ダアンテナ調整誤差補正量を用いて、レーダA,Bの測
位データの角度情報を目標統合処理装置にて一括して補
正する、又は、通信回線にてそれぞれのレーダA,Bに
レーダアンテナ調整誤差補正量を送信し、各レーダ側に
て補正処理することにより、各レーダが探知した全ての
測位データを補正することが可能となり、各レーダの測
位誤差、すなわちレーダアンテナ調整誤差を除去した目
標統合処理が可能となる。
【0025】上記第1の実施の形態では、レーダAから
同一距離の円D1、レーダBから同一距離の円D2の交
点又は接点が得られた場合を示したが、距離交会法では
状況により交点又は接点が得られない場合ある。図3は
本発明の第2の実施の形態であって、前記交点又は接点
が得られなかった場合の処理要領を示している。交点又
は接点が得られなかった場合、距離誤差の標準偏差量の
x倍の距離を各レーダの距離データに加算する等の方法
により、各レーダA,Bを中心とする円D1,D2の半
径を延伸し、当該延伸した円D1’,D2’の採用交点
を得て、基準点Qとする。すなわち、各レーダA,Bを
中心として、(距離+x倍の標準偏差量)を半径とする
円の方程式を導き、それぞれの方程式を連立させ、円D
1’,D2’の交点を求める。この際、交点は2点得ら
れるが、レーダAの測位位置P1及びレーダBの測位位
置P2、あるいは、航空機Pのそれまでの航跡データか
ら推定される予想位置に近い方の交点を解とする。つま
り、採用交点とする。基準点Qが得られた後、角α,β
(レーダA,Bのレーダアンテナ調整誤差補正量)を求
める処理等は前述の第1の実施の形態の場合と同様であ
る。
【0026】図4は本発明の第3の実施の形態であっ
て、各レーダA,Bからの円D1,D2の交点がレーダ
Aの測位位置P1及びレーダBの測位位置P2、あるい
は、航空機Pのそれまでの航跡データから推定しても、
その2点のうち、どちらの交点を採用すべきか決定でき
ない場合の処理要領を示している。レーダAから同一距
離の円D1、レーダBから同一距離の円D2の交点が2
点あり、それら2点の中、どちらの交点を採用すべきか
決定できない場合には、両方の交点を両採用交点とし、
この両採用交点を結ぶ線分の中点を基準点Qとする。基
準点Qが得られた後、角α,β(レーダA,Bのレーダ
アンテナ調整誤差補正量)を求める処理等は前述の第1
の実施の形態の場合と同様である。
【0027】図5は本発明の第4の実施の形態であっ
て、3つのレーダA,B,Cで、それらの重複領域を移
動する同一の航空目標を同時刻に探知した場合、距離交
会法で各々2個のレーダからの交会点より基準点を算出
する手順を示している。各レーダの測位データのうち、
距離データだけを用いて各レーダA,B,Cの位置を中
心とし距離データを半径とする円D1,D2,D3をそ
れぞれ描き、これらの円の交点を求める。すなわち、各
レーダA,B,Cを中心として、距離データを半径とす
る円の方程式を導き、それぞれの方程式を連立させ、円
D1とD2、円D2とD3、円D3とD1の交点をそれ
ぞれ求める。この際、各2つの円の組み合わせ毎交点は
それぞれ2点得られるが、各レーダの測位位置P1,P
2,P3あるいは、航空機Pのそれまでの航跡データか
ら推定される予想位置に近い方の交点a,b,cをそれ
ぞれの解とする。ここで、a:レーダAとレーダBの各
測位データを用いて距離交会法により算出した交点、
b:レーダBとレーダCの各測位データを用いて距離交
会法により算出した交点、c:レーダCとレーダAの各
測位データを用いて距離交会法により算出した交点であ
る。これらの交点からなる三角形abcの内接円を求
め、この内接円の中心を基準点Qとする。
【0028】レーダA,B,Cから基準点Qを見た角度
とレーダA,B,Cの測位データの中の測位角度とが成
す角α,β,γを求め、補正角度すなわちレーダアンテ
ナ調整誤差補正量とする。そして、図1のに示すよう
に、レーダA,B,Cに対するレーダアンテナ調整誤差
補正量を用いて、レーダA,B,Cの測位データの角度
情報を目標統合処理装置にて一括して補正する、又は、
通信回線にてそれぞれのレーダA,B,Cにレーダアン
テナ調整誤差補正量を送信し、各レーダ側にて補正処理
することにより、各レーダが探知した全ての測位データ
を補正することが可能となり、各レーダの測位誤差、す
なわちレーダアンテナ調整誤差を除去した目標統合処理
が可能となる。
【0029】図6は本発明の第5の実施の形態であっ
て、3つのレーダA,B,Cで、それらの重複領域を移
動する同一の航空目標を同時刻に探知した場合である
が、図4と同様に、各レーダA,B,Cからの円D1,
D2,D3の交点が各レーダの測位位置P1,P2,P
3あるいは、航空機Pのそれまでの航跡データから推定
しても、その2点の中、どちらの交点を採用すべきか決
定できない場合の処理要領を示している。2点の中、ど
ちらの交点を採用すべきか決定できない場合には、両方
の交点a,a’(但し、a’:レーダAとレーダBの各
測位データを用いて距離交会法により算出した交点のう
ち、a以外のもう一方の交点)を両採用交点とし、この
両採用交点と他のレーダの組み合わせから得られる2つ
の交点からなる2つの三角形(三角形abc及び三角形
a’bc)のそれぞれの内接円を求め、これらの両内接
円の中心を結ぶ線分の中点を基準点Qとする。基準点Q
が得られた後、角α,β,γ(レーダA,B,Cのレー
ダアンテナ調整誤差補正量)を求める処理等は前述の第
4の実施の形態の場合と同様である。
【0030】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各レーダの測位誤差、すなわちレーダアンテナ調整誤差
を除去した目標統合処理が可能となるため、目標統合処
理を実施した航空機等の目標のより精度の高い位置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーダアンテナ調整誤差補正処理
を含む目標統合処理要領を示す説明図である。
【図2】本発明によるレーダアンテナ調整誤差補正方法
の第1の実施の形態であって、2つのレーダによる測位
データを用いた距離交会法によるレーダアンテナ調整誤
差補正の基準点を求める要領、及びレーダアンテナ調整
誤差補正量の算出を示す概略図である。
【図3】本発明によるレーダアンテナ調整誤差補正方法
の第2の実施の形態であって、2つのレーダによる測位
データを用いた距離交会法において交点が得られなかっ
た場合に半径を延伸して交点を求める要領、及びレーダ
アンテナ調整誤差補正量の算出を示す概略図である。
【図4】本発明によるレーダアンテナ調整誤差補正方法
の第3の実施の形態であって、2つのレーダによる測位
データを用いた距離交会法において2つの交点のうち、
どちらかに決められなかった場合の処理要領、及びレー
ダアンテナ調整誤差補正量の算出を示す概略図である。
【図5】本発明によるレーダアンテナ調整誤差補正方法
の第4の実施の形態であって、3つのレーダによる測位
データを用いた距離交会法によるレーダアンテナ調整誤
差補正の基準点を求める要領、及びレーダアンテナ調整
誤差補正量の算出を示す概略図である。
【図6】本発明によるレーダアンテナ調整誤差補正方法
の第5の実施の形態であって、3つのレーダによる測位
データを用いた距離交会法において、ある2つのレーダ
の交点のうち、どちらかに決められなかった場合の処理
要領、及びレーダアンテナ調整誤差補正量の算出を示す
概略図である。
【図7】本発明による目標統合処理要領を示す説明図で
ある。
【図8】現状の目標統合処理要領を示す説明図である。
【符号の説明】
A,B,C レーダ D1 レーダAを中心として、レーダAによる測位位置
を通る円の軌跡 D1’ 円D1の半径を伸延した円 D2 レーダBを中心として、レーダBによる測位位置
を通る円の軌跡 D2’ 円D2の半径を伸延した円 D3 レーダCを中心として、レーダCによる測位位置
を通る円の軌跡 P 航空機 P1 レーダAによる測位位置 P2 レーダBによる測位位置 P3 レーダCによる測位位置 Q 基準点 a レーダAとレーダBの各測位データを用いて距離交
会法により算出した交点 b レーダBとレーダCの各測位データを用いて距離交
会法により算出した交点 c レーダCとレーダAの各測位データを用いて距離交
会法により算出した交点 a’レーダAとレーダBの各測位データを用いて距離交
会法により算出した交点のうち、a以外のもう一方の交
点 α レーダAのレーダアンテナ調整誤差補正量 β レーダBのレーダアンテナ調整誤差補正量 γ レーダCのレーダアンテナ調整誤差補正量
フロントページの続き (56)参考文献 特開2002−341026(JP,A) 特開2002−267746(JP,A) 特開2002−267745(JP,A) 特開 平10−319108(JP,A) 特開 平8−271619(JP,A) 特開 平6−94823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのレーダの重複領域を移動する同一
    目標を当該2つのレーダで同時刻に観測した測位データ
    を用い、前記2つのレーダの距離情報同士の組み合わせ
    を距離交会法で処理して、前記2つのレーダの円の接点
    又は交点を算出し、接点又は交点が存在しない場合は、
    各レーダの距離精度により各々円の半径を延長して接点
    又は交点を算出し、算出した前記接点又は交点の1つを
    採用交点としてレーダアンテナ調整誤差補正の基準点と
    することを特徴とするレーダアンテナ調整誤差補正方
    法。
  2. 【請求項2】 2つのレーダの重複領域を移動する同一
    目標を当該2つのレーダで同時刻に観測した測位データ
    を用い、前記2つのレーダの距離情報同士の組み合わせ
    を距離交会法で処理して、前記2つのレーダの円の交点
    を2点算出するが、少なくとも各レーダの測位データの
    情報を利用して採用交点を算出しようとしたときに前記
    2点の交点のどちらかに決められない場合、両方の交点
    を採用交点として、両方の採用交点を結ぶ線分の中点を
    レーダアンテナ調整誤差補正の基準点とすることを特徴
    とするレーダアンテナ調整誤差補正方法。
  3. 【請求項3】 3つのレーダの重複領域を移動する同一
    目標を当該3つのレーダで同時刻に観測した測位データ
    を用い、前記3つのレーダのうちの2つのレーダの距離
    情報同士の組み合わせを距離交会法で処理して前記2つ
    のレーダの円の接点又は交点を算出し、算出した前記接
    点又は交点の1つを採用交点としてそれぞれ2つのレー
    ダの組み合わせで1点ずつ合計3点の採用交点を得、そ
    れら3点からなる三角形の内心点をレーダアンテナ調整
    誤差補正の基準点とすることを特徴とするレーダアンテ
    ナ調整誤差補正方法。
  4. 【請求項4】 3つのレーダの重複領域を移動する同一
    目標を当該3つのレーダで同時刻に観測した測位データ
    を用い、前記3つのレーダのうちの2つのレーダの距離
    情報同士の組み合わせを距離交会法で処理して前記2つ
    のレーダの円の接点又は交点を算出するが、ある2つの
    レーダの円の交点が2点存在し、少なくとも各レーダの
    測位データの情報を利用して採用交点を算出しようとし
    たときに前記2点の交点のどちらかに決められない場
    合、両方の交点を採用交点とし、当該両方の交点の一方
    の採用交点と残りの組み合わせによる2点の採用交点か
    らなる第1の三角形の内心点と、当該両方の交点の他方
    の採用交点と前記残りの組み合わせによる2点の採用交
    点からなる第2の三角形の内心点とを求め、前記第1及
    び第2の三角形の内心点を結ぶ線分の中点をレーダアン
    テナ調整誤差補正の基準点とすることを特徴とするレー
    ダアンテナ調整誤差補正方法。
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