JP3484303B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
有し、耐汗性、耐皮脂性に優れ、且つ皮膚への付着性が
高く、化粧料成分が他の箇所へ再付着するのを防止しう
る化粧料に関する。
れた粉体やジメチルポリシロキサン等のシリコーン油を
目的に合せた配合量で配合することにより、化粧料に撥
水性を付与して汗や水分による化粧くずれを防止してい
た。しかし、皮脂や油に対しては化粧くずれしてしまう
という問題点を有している。そこで近年、耐皮脂対策と
してフッ素化合物で処理された粉体や液状のフッ素化合
物を配合して化粧料に撥水性、撥油性を付与することが
なされてきている。しかし、フッ素化合物は肌へのなじ
みが悪いため、フッ素化合物を含有し、且つ他の箇所へ
の再付着が防止された化粧料に関しては未だに満足のい
くものは提案されていない。
は、撥水性、撥油性を有し、耐汗性、耐皮脂性に優れ、
且つ皮膚への付着性が高く、他の箇所へ再付着のしにく
い化粧料を提供することにある。
発明者らは鋭意研究を行った結果、フッ素系油剤と、親
水性セグメント及びオルガノポリシロキサンを含み、水
又は低級アルコールに溶解又は分散する共重合体から選
ばれる1種又は2種以上の高分子化合物を併用すること
によって、撥水性、撥油性を有し、耐汗性、耐皮脂性に
優れ、且つ皮膚への付着性の高い化粧料となることを見
出し、本発明を完成した。
(B); (A)フッ素系油剤 (B)次のi)〜iii)の群から選ばれる共重合体 i)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖
のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むア
ルキレン基を介して、後記一般式(1)で表わされる繰
り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)か結合したN−アシルアルキレンイミン変性シリコ
ーン、 ii)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖
のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むア
ルキレン基を介して、後記一般式(2)で表わされる繰
り返し単位からなるポリ(N−プロピレンカルボベタイ
ン)が結合したカルボベタイン変性シリコーン、 iii)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側
鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、後記一般式(4)
で表わされる基が結合したアルキルピロリドン変性シリ
コーン、を含有する化粧料を提供するものである。
系油剤としては、常温で液体のパーフルオロ有機化合物
であるパーフルオロポリエーテル、フッ素変性シリコー
ンが好ましく、例えばパーフルオロデカリン、パーフル
オロアダマンタン、パーフルオロブチルテトラハイドロ
フラン、パーフルオロオクタン、パーフルオロノナン、
パーフルオロペンタン、パーフルオロデカン、パーフル
オロドデカン、フッ素変性シリコーン、一般式(13)
でも異なってもよく、それぞれフッ素原子、パーフルオ
ロアルキル基又はパーフルオロアルキルオキシ基を示
し、R22はフッ素原子又はパーフルオロアルキル基を示
し、a、b及びcは分子量が500〜100,000と
なる0以上の数を示す。ただし、a=b=c=0となる
ことはない。)で表されるパーフルオロポリエーテルな
どが挙げられる。ここで、かっこ内に示される各パーフ
ルオロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダ
ム重合でもブロック重合でもかまわない。かかるパーフ
ルオロポリエーテルとしては、特に粘度が5〜5,00
0cs(センチストークス)の液体状のものが好ましく、
例えば次の一般式(14)
0,000となる数を示し、d/eは0.2〜2であ
る。)で表されるFOMBLIN HC−04(平均分
子量1,500)、同HC−25(同3,200)及び
同HC−R(同6,600)(以上モンテフロス社製)
や、次の一般式(15)
表されるデムナムS−20(重量平均分子量25,00
0)、同S−65(同4,500)、同S−100(同
5,600)及び同S−200(同8,400)(以上
ダイキン工業社製)などの市販品を使用することができ
る。
えば下記一般式(16)〜(19)で表される構造単位
の1以上と、下記一般式(20)で表される構造単位と
を有するものを挙げることができる。
っていてもよく、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のパ
ーフルオロアルキル基又は次式:H(CF2)g−(gは
1〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフルオ
ロアルキル基を示し;R26、R 29及びR30は、同一又は
異なっていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分
岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式若
しくは芳香族炭化水素基を示し;R27は、水素原子、炭
素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素
基、炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素
基、炭素数1〜20のパーフルオロアルキル基又は次
式:H(CF2)g−(gは1〜20の整数を示す)で表
されるω−H−パーフルオロアルキル基を示し;R
28は、炭素数2〜6の二価の炭化水素基を示し;X2 及
びY2 は、単結合、−CO−又は炭素数1〜6の二価の
炭化水素基を示し;iは2〜16の数を示し、j及びk
はそれぞれ1〜16の数を示し、hは1〜200の数を
示し、wは0〜20の数を示し、vは0〜200の数を
示す〕
単位において、Rf及びRf′で示されるパーフルオロ
アルキル基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれのものも
用いることができ、例えば、CF3−、C2F5−、C4F
9−、C6F13−、C8F17−、C10F21−、H(CF2)
2−、H(CF2)4−、H(CF2)6−、H(CF2)8
−、(C3F7)C(CF3)2−などを挙げることができ
る。また、H(CF2)g−におけるgとしては、6〜2
0の整数が好ましい。R26、R29及びR30で示される炭
化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基等の直鎖アルキル
基;イソプロピル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ネ
オペンチル基、1−エチルプロピル基、2−エチルヘキ
シル基等の分岐鎖アルキル基;シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基等の環状アルキル基;フェニルナフチル基
等の芳香族炭化水素基などを挙げることができる。ま
た、R28で示される二価の炭化水素基としては、炭素数
2〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特
にエチレン基、プロピレン基が好ましい。
リコーンとしては、例えば、下記一般式(21)
一般式(16)〜(19)から選ばれる構造単位を示
し、残余は単結合を示し、v、R29及びR30は前記と同
じ意味を示す〕で表されるもの、又は下記一般式(2
2)
9)から選ばれる構造単位を示し、R31は炭素数1〜2
0の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数
5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水素基を示し、
pは0〜200の数を示し、v、R29及びR30は前記と
同じ意味を示す〕で表されるものを挙げることができ
る。
単位及び一般式(21)、(22)で表されるフッ素変
性シリコーンにおける各式中の基としては、化粧くずれ
防止及び使用性を考慮した場合、下記のものが好まし
い。Rf及びRf′としては、炭素数6〜20の直鎖若
しくは分岐鎖のパーフルオロアルキル基又は次式;H
(CF2)q−(qは6〜20の整数を示す)で表される
ω−H−パーフルオロアルキル基が好ましい。R26、R
29及びR30としては、同一又は異なっていてもよく、炭
素数1〜4の直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基が好ま
しい。R27としては、水素原子、炭素数6〜20のパー
フルオロアルキル基又は次式;H(CF2)q −(qは
6〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフルオ
ロアルキル基が好ましい。R28としては、炭素数2〜4
の二価の炭化水素基が好ましい。X2 及びY2 は、単結
合、−CO−又は炭素数1〜4の二価の炭化水素基が好
ましく、iは2〜10、特に2〜5の数が好ましく、j
及びkは、それぞれ2〜10、特に1〜6の数が好まし
く、hは1〜100、特に1〜10の数が好ましく、w
は0〜20、特に0〜5の数が好ましく、vは0〜10
0、特に0〜10の数が好ましい。なお、一般式(2
2)で表されるフッ素変性シリコーンの構造単位の配列
は、交互でもブロックでもランダムでもよい。
としては、一般式(17)及び一般式(20)で表され
る構造単位を有する、特開平5−247214号公報に
記載された重合度2〜200のフッ素変性シリコーン、
一般式(18)で表される構造単位を有する特開平6−
184312号公報に記載された重合度2〜200のフ
ッ素変性シリコーン、市販品である旭硝子社製のFSL
−300、信越化学工業社製のX−22−819、X−
22−820、X−22−821、X−22−822及
びFL−100、東レダウコーニングシリコーン社製の
FS−1265などを挙げることができる。
組合せて用いることができ、全組成中に2〜98重量
%、更に5〜60重量%配合すると、使用感が良好とな
るため、好ましい。
ノポリシロキサンセグメントを含み、水又は低級アルコ
ールに溶解又は分散する共重合体としては、特に制限さ
れないが、共有結合以外の結合により分子間架橋を生じ
る常温・常圧で粘性液体状あるいは固体状の共重合体で
あり、好ましくは、温度20℃相対湿度65%における
伸長率が0〜15%の範囲で破断又は塑性変形を生じな
い物性を示す常温・常圧で固体である共重合体である。
低級アルコールとしてはC1〜C6アルコールが好まし
い。
アルコール中で容易に解裂する結合、例えばイオン結
合、水素結合、疎水性相互作用、双極子−双極子相互作
用、ファンデルワールス引力による結合などが挙げられ
るが、イオン結合、水素結合及び双極子−双極子相互作
用が好ましく、成分(B)は、それらの結合を生ぜしめ
る官能基を1種又は2種以上有する。
対湿度65%における伸長率が0〜15%の範囲で破断
又は塑性変形を生じないという性質を有する。通常、ポ
リマーは、変形が小さいときには元の形に回復するが、
変形が大きくなると回復しにくくなることが知られてい
る。このような元の形に戻らない変形は塑性変形と呼ば
れる。硬くてもろいポリマーには、塑性変形が生じる前
に破断するものもある。従って、本発明の油水界面に配
向性を有する高分子の上記性質は、いわゆるゴム弾性で
あることが必要である。
じるか否かは、例えば次の様な簡単な実験で確かめるこ
とができる。すなわち、厚さ約0.2mm、長さ20mm、
幅5mmの試料片を用意し、温度20℃、相対湿度65%
の条件下で応力−歪み曲線を記録しながらクロスヘッド
速度20mm/分で3mm伸長(15%)し、その後直ちに
同じ速度で元の位置までクロスヘッドを戻す。10分
後、再度伸長し、2回目の伸長時の応力−歪み曲線が1
回目の曲線と同じ軌跡をたどれば、完全に回復してお
り、塑性変形が生じていないことになる。これに対し、
塑性変形が起こる場合には、1回目の往復運動ですでに
伸びてしまっているため、2回目の伸長では遅れて応力
がかかり、結果として応力−歪み曲線は同じ軌跡をたど
らない。
分子内及び分子間架橋を生じるものであれば特に制限さ
れないが、共有結合以外により分子内及び分子間架橋を
生じさせるためには、共重合体中の末端又は側鎖に何ら
かの極性官能基を持つ必要があり、オルガノポリシロキ
サンと極性官能基の間に別の高分子化合物を連結基とし
て用いてもかまわない。
極子相互作用を生じるものではN−アシルアルキレンイ
ミンやピロリドン等が挙げられ、水素結合を生じるもの
では糖類、ポリビニルアルコール等の水酸基を持つもの
や、ポリ(メタ)アクリルアミド及びポリジメチルアク
リルアミド、ポリジエチルアクリルアミド等のC1〜C4
のモノ又はジアルキル(メタ)アクリルアミド重合体、
ポリ−N−モルホリン(メタ)アクリルアミド、ポリ−
N−ビニルピロリドン、ポリ−N−ビニルアセトアミ
ド、ポリアミノ酸等のアミド基を持つもの等が挙げられ
る。またイオン結合を生じるものではカルボベタイン、
スルホベタイン、ホスホベタイン等のベタイン系ポリマ
ーや(メタ)アクリル酸等のアニオン性モノマーとN,
N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートやN,
N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等
のカチオン性モノマーの共重合体等の両性イオノマー及
びアミンオキシド等が挙げられる。
いて、成分(B)中に含まれる親水性セグメントの働き
により、成分(B)がW/Oエマルションの水滴と連続
相(外相=油相)の界面に配向し、水滴の合一や沈降等
を防止することができる。また、このとき、水滴に対し
成分(B)はエラスティックな性質の保護膜となる。エ
タノール及びシリコーン油を含むW/Oエマルションに
おいて、通常の乳化剤で起こりやすい界面膜の破壊によ
る水滴の合一や沈降による分離に対して、成分(B)は
エラスティックな性質の保護膜となるため、水滴の合一
や沈降が抑制されて安定な乳化物を得ることができる。
このような水滴に対するエラスティックな性質の保護膜
を得るためには、重合体中に特別な性質を示す親水性セ
グメントを含むことが好ましい。
相の界面に配向し、耐低級アルコール(油相にシリコー
ン油を含有する場合には更に耐シリコーン性)の強い水
滴の保護膜を形成することが好ましい。成分(B)単独
の物性として常温・常圧でゴム弾性を示すものが好まし
いが、単独でゴム弾性を示さないものでも、低級アルコ
ール・シリコーン油等の化粧料、特に乳化化粧料を構成
する物質と共存させた時に、水滴と油相の界面に配向
し、同様の効果が得られるものであれば、単独での常温
・常圧の物性は特に制限されるものではない。
を封鎖されたN−アシルアルキレンイミン、ポリアルキ
レングリコール、ポリアルキレングリコールモノアルキ
ルエーテル、アクリル酸、メタクリル酸、N,N−ジメ
チルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、四級ジメチルアミノエチルメタクリレート、メタ
クリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、マレイ
ン酸、無水マレイン酸、無水マレイン酸の半エステル
類、クロトン酸、イタコン酸、アクリルアミド、アクリ
レートアルコール類、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ビニル
ピロリドン、ビニルエーテル類、ビニルピリジン、ビニ
ルイミダゾール、スチレンスルホネート、アリルアルコ
ール、ビニルアルコール、ビニルカプロラクタム、N−
アルキレンカルボベタイン及び糖由来残基から選ばれる
1種又は2種以上から誘導されるセグメントが挙げられ
る。好ましくはN−アシルアルキレンイミン、ポリアル
キレングリコール、ポリアルキレングリコールモノアル
キルエーテル、アクリル酸、N,N−ジメチルアクリル
アミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、四級ジ
メチルアミノエチルメタクリレート、ビニルピロリド
ン、N−アルキレンカルボベタイン及び糖由来残基で示
されるものから選ばれる1種又は2種以上から誘導され
るものである。
比率は、親水性セグメントと親水性セグメント以外のセ
グメント(オルガノポリシロキサンを含む)の重量比が
1/50〜20/1、好ましくは、1/40〜2/1で
あり、分子量が500〜500,000、好ましくは
1,000〜300,000のものが本発明の効果が高
くなるので好ましい。更に、親水性セグメントがN−ア
シルアルキレンイミンから誘導されるものとしては、分
子内に式(1);
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基のいずれかを表し、nは2又は3である。)で表
される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレ
ンイミン)のセグメントと、オルガノポリシロキサンの
セグメントとを有し、オルガノポリシロキサンのセグメ
ントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個にヘ
テロ原子を含むアルキレン基を介して、前記式(1)で
表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキ
レンイミン)のセグメントが結合してなるものが好まし
い。かかるポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シ
リコーンは、該ポリ(N−アシルアルキレンイミン)の
セグメントとオルガノポリシロキサンのセグメントとの
重量比が1/50〜20/1、好ましくは、1/40〜
2/1で、分子量が500〜500,000、好ましく
は1,000〜300,000のものが本発明の効果が
高くなるので好ましい。
アルキル基としては炭素数3〜6のものが挙げられ;ア
ラルキル基としてはフェニルアルキル、ナフチルアルキ
ル等が挙げられ;アリール基としてはフェニル、ナフチ
ル、アルキル置換フェニル等が挙げられる。前記オルガ
ノポリシロキサンのセグメントの末端又は側鎖のケイ素
原子の少なくとも1個に結合するヘテロ原子を含むアル
キレン基としては、窒素原子、酸素原子又はイオウ原子
を1〜3個含む炭素数2〜20のアルキレン基が挙げら
れ、その具体例としては、式(3);
ン)変性シリコーンの好ましい例としては、ポリ(N−
ホルミルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−
アセチルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−
プロピオニルエチレンイミン)変性シリコーン、ポリ
(N−n−オクタノイルエチレンイミン)変性シリコー
ン、ポリ(N−n−ドデカノイルエチレンイミン)変性
シリコーン、ポリ(N−ホルミルプロピレンイミン)変
性シリコーン、ポリ(N−アセチルプロピレンイミン)
変性シリコーン、ポリ(N−プロピオニルプロピレンイ
ミン)変性シリコーン、ポリ(N−n−オクタノイルプ
ロピレンイミン)変性シリコーン、ポリ(N−n−ドデ
カノイルプロピレンイミン)変性シリコーン等が挙げら
れる。
変性シリコーンは、公知の方法(特開平2−27682
4号公報、特開平4−85334号公報、特開平4−8
5335号公報、特開平5−112423号公報、特開
平7−133352号公報等)により得ることができ、
例えば以下の方法で合成される。まず、前記式(1)で
表される繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキ
レンイミン)のセグメントは、式(23);
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基のいずれかを表し、nは2又は3である。)で表
される環状イミノエーテル化合物を開環重合することに
より得られる。式(23)で表される環状イミノエーテ
ル化合物は、以下に例示するような2−オキサゾリン類
あるいは2−オキサジン類である。すなわち、2−オキ
サゾリン、2−メチル−2−オキサゾリン、2−エチル
−2−オキサゾリン、2−プロピル−2−オキサゾリ
ン、2−ブチル−2−オキサゾリン、2−ペンチル−2
−オキサゾリン、2−ヘプチル−2−オキサゾリン、2
−オクチル−2−オキサゾリン、2−ノニル−2−オキ
サゾリン、2−デシル−2−オキサゾリン、2−ウンデ
シル−2−オキサゾリン、2−ドデシル−2−オキサゾ
リン、2−トリデシル−2−オキサゾリン、2−テトラ
デシル−2−オキサゾリン、2−ペンタデシル−2−オ
キサゾリン、2−ヘキサデシル−2−オキサゾリン、2
−ヘプタデシル−2−オキサゾリン、2−オクタデシル
−2−オキサゾリン、2−ノナデシル−2−オキサゾリ
ン、2−エイコシル−2−オキサゾリン、2−ヘンエイ
コシル−2−オキサゾリン、2−ドコシル−2−オキサ
ゾリン、2−ベンジル−2−オキサゾリン、2−フェニ
ル−2−オキサゾリン、2−ナフチル−2−オキサゾリ
ン、2−アンスリル−2−オキサゾリン、2−ピレニル
−2−オキサゾリン、2−ペリレニル−2−オキサゾリ
ン、2−シクロヘキシル−2−オキサゾリン、2−オキ
サジン、2−メチル−2−オキサジン、2−エチル−2
−オキサジン、2−プロピル−2−オキサジン、2−ブ
チル−2−オキサジン、2−ペンチル−2−オキサジ
ン、2−ヘキシル−2−オキサジン、2−ヘプチル−2
−オキサジン、2−オクチル−2−オキサジン、2−ノ
ニル−2−オキサジン、2−デシル−2−オキサジン、
2−ウンデシル−2−オキサジン、2−ドデシル−2−
オキサジン、2−トリデシル−2−オキサジン、2−テ
トラデシル−2−オキサジン、2−ペンタデシル−2−
オキサジン、2−ヘキサデシル−2−オキサジン、2−
ヘプタデシル−2−オキサジン、2−オクタデシル−2
−オキサジン、2−ノナデシル−2−オキサジン、2−
エイコシル−2−オキサジン、2−ヘンエイコシル−2
−オキサジン、2−ドコシル−2−オキサジン、2−ベ
ンジル−2−オキサジン、2−フェニル−2−オキサジ
ン、2−ナフチル−2−オキサジン、2−アンスリル−
2−オキサジン、2−ピレニル−2−オキサジン、2−
ペリレニル−2−オキサジン、2−シクロヘキシル−2
−オキサジンなどが挙げられる。
ebigs Ann.Chem.,p996〜p100
9(1974)に記載の方法によって作ることができ
る。これらの化合物は、開環重合のモノマーとして1種
のみを単独で用いてもよいし、2種以上を組合わせて用
いてもよい。
重合開始剤は、例えばトルエンスルホン酸アルキルエス
テル、硫酸ジアルキルエステル、トリフルオロメタンス
ルホン酸アルキルエステル又はアルキルハライド等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。これら
開始剤は単独あるいは混合物で用いることができる。
表される環状イミノエーテル化合物を開環重合させるこ
とによりポリ(N−アシルアルキレンイミン)の分子鎖
を得ることができるが、この分子鎖は単独重合体鎖でも
共重合体鎖でもよく、該共重合体鎖はランダム共重合体
鎖でもブロック共重合体鎖でもよい。
の分子鎖の分子量は150以上、50,000以下が好
ましいが、更に好ましくは500以上、10,000以
下が適当である。分子量が150より小さいと、ポリ
(N−アシルアルキレンイミン)の性質を失い、また5
0,000より大きいと製造が困難になり、好ましくな
い。
N−アシルアルキレンイミンから誘導されるものは、式
(23)で表される環状イミノエーテル化合物を開環重
合させることにより生成する重合活性種と、これと反応
し得る官能基を有するオルガノポリシロキサンとを反応
させることにより得ることができる。
は、一級、二級又は三級アミノ基、メルカプト基、ヒド
ロキシル基、カルボキシレート基等が挙げられるが、中
でもアミノ基又はメルカプト基が好適である。分子内に
アミノ基又はメルカプト基を含有するオルガノポリシロ
キサンは分子量が300以上400,000以下が好ま
しいが、更に好ましくは800以上250,000以下
が適当であり、直鎖状であっても分岐鎖を有するもので
もよい。オルガノポリシロキサンの分子量が300より
小さいと、皮膚への付着性に劣るため好ましくなく、ま
た、400,000より大きいとゲル状となり反応しに
くいため好ましくない。含有されるアミノ基又はメルカ
プト基は主鎖及び側鎖の何れの部位に導入されていても
よい。
ガノポリシロキサンと、環状イミノエーテルのカチオン
重合で得たポリ(N−アシルアルキレンイミン)の反応
性末端との反応は以下のようにして行うことができる。
ル、バレロニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチ
レン、酢酸エチル、酢酸メチル等の単独溶媒、あるいは
必要に応じて他の溶媒との混合溶媒に溶かし、40〜1
50℃、好適には60〜100℃に昇温する。そこに上
記一般式(23)で表される環状イミノエーテルを一括
投入、あるいは反応が激しい場合には滴下し、重合を行
う。重合の進行はガスクロマトグラフィーなどの分析機
器でモノマーである環状イミノエーテルの残存量を定量
することにより追跡することができる。環状イミノエー
テルが消費され重合が終了しても、生長末端の活性種は
反応性を維持している。ポリマーを単離することなく、
引き続き、このポリマー溶液と分子内にアミノ基又はメ
ルカプト基を含有するオルガノポリシロキサンとを混合
し、5〜100℃、好ましくは20〜60℃の条件で反
応させる。混合割合は所望により適宜選ぶことができる
が、オルガノポリシロキサン中のアミノ基又はメルカプ
ト基1モルに対してポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)0.1〜1.3モル当量の割合で反応させるのが好
ましい。0.1モル当量より小さいと、変性率が小さい
ため本発明で意図するポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)の性質を付与させにくく、また、1.3モル当量よ
り多くは不要である。
ロキサンに親水性セグメントとしてポリ(N−アシルア
ルキレンイミン)セグメントの付いたブロックコポリマ
ー又はグラフトポリマーを得ることができる。
ロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少な
くとも1個に、下記一般式(4);
れる基が結合してなる共重合体を用いることもできる。
示される基が結合するケイ素原子数が分子内全ケイ素原
子数の10〜90%(より好ましくは40〜80%)で
あり、重量平均分子量1,000〜500,000(よ
り好ましくは5,000〜300,000)であるのが
好ましい。
重量平均分子量が1,000よりも小さいときには、本
発明の効果が発揮されず、重量平均分子量が500,0
00を超えるものは、製造が困難である。一般式(4)
で示される基の結合しているケイ素原子数が分子内全ケ
イ素原子数の10%より少ない場合には、皮膚への付着
性が十分でなく、90%を超える場合には、撥水性が悪
くなる。
シロキサンは、例えば前駆体として下記一般式(24)
で表されるようなオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンを用い、これと下記一般式(25)で表されるような
N−アルキレンピロリドンとを反応させる、いわゆるヒ
ドロシリル化反応によって合成することができる。この
ヒドロシリル化反応は、ジクロロメタン、クロロホル
ム、あるいは1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン
系の溶媒、又はテトラヒドロフラン、ジイソプロピルエ
ーテル、あるいはジブチルエーテルのような脂肪族のエ
ーテル類を反応溶媒として、室温〜100℃にて塩化白
金酸などの遷移金属錯体を触媒として、行うことができ
る。
1〜22の飽和アルキル基又はフェニル基を示し、
R12、R13及びR14はそれぞれR11と同一の基を示すか
又は炭素数1〜22の飽和アルキル基又はフェニル基か
ら選ばれる基を示し、p2 は30〜3,000の整数を
示し、q2 は60〜1,500の整数を示し、mは前記
と同じ)
サンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくと
も1個に、糖由来残基が結合してなる共重合体を用いる
こともできる。
由来残基としては糖ラクトンアミドアルキル基(糖ラク
トン化合物とアミノアルキル基がアミド結合した基)が
挙げられる。また、オルガノポリシロキサンとしては、
シリコーン鎖が40〜97重量%(より好ましくは50
〜95重量%)存在し、重量平均分子量が1,000〜
500,000(より好ましくは5,000〜300,
000)であるものが好ましい。シリコーン鎖が40重
量%未満では撥水性が悪くなり、一方、97重量%を超
えると皮膚への付着性が悪くなる。また、重量平均分子
量が1,000未満では本発明の効果が発揮されず、重
量平均分子量が500,000を超えるものは製造が困
難である。
ロキサンは、例えばアミノアルキル基を少なくとも1個
有するオルガノポリシロキサンに糖ラクトン化合物(ア
ルドン酸又はウロン酸を分子内で脱水環化させたもの)
を反応させてアミド結合を生成せしめることにより製造
される。
1〜20のアミノアルキル基、特に炭素数1〜8のアミ
ノアルキル基が好ましい。アルドン酸あるいはウロン酸
が分子内環化したラクトン化合物としては、D−グルコ
ース、D−ガラクトース、D−アロース、D−アルドー
ス、D−マンノース、D−グロース、D−イドース、D
−タロース等の還元性単糖に由来するアルドン酸のラク
トン;マルトース、セロビオース、ラクトース、キシロ
ビオース、イソマルトース、ニゲロース、コージビオー
ス等の還元性二糖に由来するアルドン酸のラクトン;マ
ルトトリオース、パノース、イソマルトトリオース等の
還元性三糖に由来するアルドン酸のラクトン;四糖以上
の還元性オリゴ糖に由来するアルドン酸のラクトン;D
−グルクロン酸、L−イズロン酸、マンヌロン酸等のウ
ロン酸のラクトン等が挙げられる。これらは単独あるい
は混合物として反応に供することができる。
ロキサン前駆体と糖ラクトンとの反応は、好適には糖ラ
クトンをオルガノポリシロキサン前駆体のアミノ基に対
して1.0〜1.3倍モル用いて溶媒中で混合し、溶液
濃度5〜30重量%で加熱還流下に3〜20時間攪拌す
ることによって達成できる。この際用いる溶媒としては
メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロ
パノールなどの低級アルコールが適している。
末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ
原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(2);
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基又はアルコキシカルボニルアルキル基を示し、r
は1〜5の数を示す)で表わされる繰り返し単位からな
るポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してな
る共重合体を用いることもできる。
シロキサンセグメントと該ポリ(N−プロピレンカルボ
ベタイン)セグメントとの重量比が、98/2〜40/
60(より好ましくは95/5〜60/40)であり重
量平均分子量が1,000〜500,000(より好ま
しくは5,000〜300,000)であるのが好まし
い。オルガノポリシロキサンセグメントとポリ(N−プ
ロピレンカルボベタイン)セグメントとの重量比が、9
8/2より大きい時、若しくは40/60未満の時、又
は重量平均分子量が1,000未満のときは、弾性が生
じなく、皮膚への付着性が不十分となり好ましくない。
一方、重量平均分子量が500,000を超えるような
ものは製造が困難である。
(N−プロピレンカルボベタイン)セグメントとの結合
において介在するヘテロ原子を含むアルキレン基として
は、窒素原子、酸素原子及び/又はイオウ原子を1〜3
個含む炭素数2〜20のアルキレン基が挙げられ、その
具体例としては、
クロアルキル基としては炭素数3〜6のものが挙げら
れ;アラルキル基としてはフェニルアルキル、ナフチル
アルキル等が挙げられ;アリール基としてはフェニル、
ナフチル、アルキル置換フェニル等が挙げられる。
と下記式(26);
状アミンを開環重合して得られる末端反応性ポリ(N−
プロピレンイミン)とを反応させて、まずポリ(N−プ
ロピレンイミン)が結合してなるオルガノポリシロキサ
ンを製造する。これにクロル酢酸ナトリウムやβ−プロ
ピオラクトン、γ−ブチロラクトン、ε−カプロラクト
ンを更に反応させることによりポリ(N−プロピレンカ
ルボベタイン)が結合してなるオルガノポリシロキサン
が製造される。
(N−プロピレンイミン)が結合してなるオルガノポリ
シロキサンに、炭素数1〜22のアルキルハライド、シ
クロアルキルハライド、アリールハライド等で四級化反
応を行った後、塩基性条件下、アルコキシカルボニルエ
チル基又はアルコキシカルボニルメチル基の加水分解反
応を行うことにより、ポリ(N−プロピレンカルボベタ
イン)が結合してなるオルガノポリシロキサンが製造さ
れる。
酸、プロトン酸、アルキル化剤等の化合物、例えばトリ
エチルオキソニウムテトラフルオロボレート、塩化ベン
ジル、臭化ベンジル、ヨウ化ベンジル、臭化メチル、ヨ
ウ化メチル、臭化エチル、ヨウ化エチル、ジメチル硫
酸、ジエチル硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ト
リフルオロメタンスルホン酸メチル、トリフルオロメタ
ンスルホン酸エチル、ベンゼンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸エチル、p−トル
エンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸メチル、p−
トルエンスルホン酸エチル等を開始剤として用い行なわ
れる。環状アミンとして、例えばN−置換−アゼチジン
を用いれば、ポリ(N−置換−プロピレンカルボベタイ
ン)が得られる。
共重合体の製造に用いる溶媒としては、酢酸エチル、酢
酸プロピル等の酢酸エステル類、ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、クロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン溶
媒、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶
媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性
極性溶媒を用いることができる。
リコーン鎖との連結方法は、前記ポリ(N−アシルアル
キレンイミン)鎖とシリコーン鎖の連結方法と同じ方法
が利用できる。
ポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してなる
オルガノポリシロキサンと同類のベタイン基を有するシ
ロキサン及びその製造法が開示されているが、その実施
例においても、皮膚への付着性の向上、及び他の箇所へ
の再付着を抑制する効果は示されていない。更に、成分
(B)として、以下の3つのセグメント(i)、(i
i)、(iii)からなる共重合体であるものも、皮膚への
付着性を向上させる効果があるので使用できる。
i)からなる共重合体は、特開平3−128311号公
報、特開平3−128312号公報、WO95/060
78、WO95/06079等に同類の共重合体及びそ
の製造法が開示されているが、当該共重合体の利用分野
は毛髪化粧料に関するものであり、付着性が高く、他の
箇所に再付着しにくいという効果については示されてい
ない。
(iii)からなる共重合体について説明する。
れるラジカル重合性ビニル系モノマーの代表例として
は、アクリル酸並びにその塩、エステル及びアミドが挙
げられる。アクリル酸塩としては、通常の無毒の金属イ
オン、アンモニウムイオン又は置換アンモニウムイオン
から導かれるものが挙げられる。アクリル酸エステルと
しては、C1−C40の直鎖の、C3−C40の分岐鎖の、又
はC3−C40の環状構造を有するアルコールから導かれ
るもの、2〜8個のヒドロキシル基を有するC2−C8の
多価アルコール(例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリ
コール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール
等)から導かれるもの、アミノアルコール(例えば、ア
ミノエタノール、ジメチルアミノエタノール、ジエチル
アミノエタノール、それらの四級化誘導体等)から導か
れるもの、アルコールエーテル(例えば、メトキシエタ
ノール、エトキシエタノール等)から導かれるものが挙
げられる。アクリル酸アミドとしては、無置換のアクリ
ルアミド、N−アルキルモノ置換又はN−アルキルアミ
ノモノ置換アクリルアミド、N,N−ジアルキルジ置換
又はN,N−ジアルキルアミノジ置換アクリルアミド
(当該アルキル基又はアルキルアミノ基としてはC1−
C40の直鎖の、C3−C40の分岐鎖の、又はC3−C40の
環状構造を有するものが挙げられ、また当該アルキルア
ミノ基は四級化されていてもよい。)が挙げられる。
に、C1−C4アルキル基、シアノ基及びカルボキシル基
から選ばれる置換基が結合した、置換アクリル酸(例え
ば、メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、3−シアノ
アクリル酸等)、並びにその塩、エステル及びアミドも
使用できる。これら置換アクリル酸の塩、エステル及び
アミドとしては、アクリル酸の塩、エステル及びアミド
で挙げたものと同様のものを挙げることができる。その
他の使用し得るラジカル重合性ビニル系モノマーとして
は、C1−C40の直鎖の、C3−C40の分岐鎖の、又はC
3−C40の環状構造を有するカルボン酸のビニルエステ
ル又はアリルエステル、ビニルハライド又はアリルハラ
イド(例えば塩化ビニル、塩化アリル等)、ビニル置換
又はアリル置換ヘテロ環状化合物(例えばビニルピリジ
ン、アリルピリジン等)、塩化ビニリデン、少なくとも
1つの炭素−炭素二重結合を有する炭化水素(例えば、
スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、
ブタジエン、イソプレン、シクロヘキサジエン、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレ
ン、ビニルトルエン等)、これらの混合物等が挙げられ
る。
ニル系モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、
α−エチルアクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸デシル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸デシル、α−エチルア
クリル酸メチル、α−エチルアクリル酸エチル、α−エ
チルアクリル酸n−ブチル、α−エチルアクリル酸イソ
ブチル、α−エチルアクリル酸t−ブチル、α−エチル
アクリル酸2−エチルヘキシル、α−エチルアクリル酸
デシル、アクリル酸2,3−ジヒドロキシプロピル、メ
タクリル酸2,3−ジヒドロキシプロピル、アクリル酸
2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロ
ピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、α−エチル
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸グリセリ
ル、メタクリル酸グリセリル、アクリル酸2−メトキシ
エチル、メタクリル酸2−メトキシエチル、α−エチル
アクリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−エトキ
シエチル、メタクリル酸2−エトキシエチル、α−エチ
ルアクリル酸2−エトキシエチル、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、α−エチルアクリルアミド、N−メチ
ルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、
N,N−ジメチルメタクリルアミド、N−エチルアクリ
ルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−ブチ
ルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、
N,N−ジ−n−ブチルアクリルアミド、N,N−ジエ
チルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N
−オクタデシルアクリルアミド、N−フェニルアクリル
アミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメタ
クリルアミド、N−ドデシルメタクリルアミド、N,N
−ジメチルアミノエチルアクリルアミド、四級化N,N
−ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N,N−ジメ
チルアミノエチルメタクリルアミド、四級化N,N−ジ
メチルアミノエチルメタクリルアミド、アクリル酸N,
N−ジメチルアミノエチル、四級化アクリル酸N,N−
ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチル
アミノエチル、四級化メタクリル酸N,N−ジメチルア
ミノエチル、マレイン酸、マレイン酸無水物、マレイン
酸ハーフエステル、クロトン酸、イタコン酸、アンゲリ
カ酸、塩化ジアリルジメチルアンモニウム、ビニルピロ
リドン、メチルビニルエーテル、メチルビニルケトン、
マレイミド、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビ
ニルフラン、スチレンスルホン酸、アリルアルコール、
ビニルアルコール、ビニルカプロラクタム、これらの混
合物が挙げられる。より好ましいラジカル重合性モノマ
ーとしては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、
α−エチルアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタ
クリル酸エチル、エチルアクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、α−エチルアク
リル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、α−エチルアクリル酸
2−エチルヘキシル、N−オクチルアクリルアミド、ア
クリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、
四級化アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、これ
らの混合物が挙げられ、最も好ましいラジカル重合性モ
ノマーとしては、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、N−オクチルアクリルアミド、アク
リル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、四
級化アクリル酸N,N−ジメチルアクリルアミド、これ
らの混合物が挙げられる。
れる好ましいラジカル重合性モノマーを一般式で示せ
ば、下記一般式(5);
+、K+、Mg2+、Ca2+、Zn2+、NH4 +、アルキルア
ンモニウム、ジアルキルアンモニウム、トリアルキルア
ンモニウム、テトラアルキルアンモニウム等の陽イオン
を示す)、-OR3、-NHR3及び-N(R3)2(R3 は炭素数1〜
8の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、N,N−ジメチ
ルアミノエチル基、メチル四級化N,N−ジメチルアミ
ノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−メトキシエ
チル基又は2−エトキシエチル基を示す)から選ばれる
基を示し、R4 及びR5 は水素原子、炭素数1〜8の直
鎖又は分岐鎖のアルキル基、メトキシル基、エトキシル
基、2−ヒドロキシエチル基、2−メトキシエチル基及
びエトキシエチル基から選ばれる基を示す〕で表される
1種又は2種以上が挙げられる。
と同様のものが挙げられる。
るセグメントとしては、下記一般式(6); E(Y)sSi(R6)3-t(Z)t (6) 〔式中、Eはセグメント(i)又は(ii)を構成するモ
ノマー又はそのマクロモノマーと共重合し得るビニル基
(置換基を有していてもよい)を示し、Yは二価の連結
基を示し、R6 は水素原子、低級アルキル基、アリール
基又はアルコキシル基を示し、Zは平均分子量500以
上の一価シロキサンポリマー部分を示し、sは0又は1
を示し、tは1〜3の整数を示す〕で表されるオルガノ
ポリシロキサンが挙げられる。このオルガノポリシロキ
サン(6)の重量平均分子量は約1,000〜約50
0,000が好ましく、約5,000〜約400,00
0が特に好ましく、約5,000〜約300,000が
更に好ましい。オルガノポリシロキサン(6)としては
下記式(7)〜(12)で示すジメチルポリシロキサン
が挙げられる。
示し、R8 は水素原子又はカルボキシル基(好ましくは
水素原子)を示し、R9 は水素原子、メチル基又はカル
ボキシメチル基(好ましくはメチル基)を示し、R10は
アルキル基、アルコキシル基、アルキルアミノ基、アリ
ール基又はヒドロキシル基(好ましくはアルキル基)を
示し、xは2〜6の整数を示し、yは5〜700の整数
(好ましくは約250)を示し、uは0又は1を示し、
tは1〜3の整数を示す〕
らなる共重合体は、セグメント(i)1〜98重量%
(好ましくは1〜90重量%、更に好ましくは50〜9
0重量%)、セグメント(ii)1.5〜60重量%(好
ましくは7.5〜50重量%)及びセグメント(iii)
0.1〜90重量%(好ましくは0.5〜90重量%、
更に好ましくは2〜60重量%)の構成比を有するもの
である。
らなる共重合体において、セグメント(i)はt−ブチ
ルアクリレート、t−ブチルメタクリレート及びそれら
の混合物から選択されることが好ましいが、それはかか
るポリマーが共溶媒を必要とせずに直接シクロメチコン
溶媒に溶解するためである。
含む特に好ましい共重合体としては以下が挙げられる
(下記重量%は重合反応に加えられた反応剤の量に関
し、必ずしも最終ポリマー中での量に関するものではな
い)。
ポリジメチルシロキサン(PDMS)マクロマー−分子
量20,000(10/70/20v/v/v)(I) N,N−ジメチルアクリルアミド/イソブチルメタクリ
レート/PDMSマクロマー−分子量20,000(2
0/60/20v/v/v)(II) t−ブチルアクリレート/t−ブチルメタクリレート/
PDMSマクロマー−分子量10,000(56/24
/20v/v/v)(III) n−ブチルアクリレート/2−メトキシエチルアクリレ
ート/ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)/ポリ
ジメチルシロキサン 36/22/40/2(IV) n−ブチルアクリレート/2−メトキシエチルアクリレ
ート/ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)/ポリ
ジメチルシロキサン 33/22/40/5(V) n−ブチルアクリレート/2−メトキシエチルアクリレ
ート/ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)/ポリ
ジメチルシロキサン 30.5/22/40/7.5
(VI) n−ブチルアクリレート/2−メトキシエチルアクリレ
ート/ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)/ポリ
ジメチルシロキサン 28/22/40/10(VII) n−ブチルアクリレート/2−メトキシエチルアクリレ
ート/ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)/ポリ
ジメチルシロキサン 23/22/40/15(VIII) n−ブチルアクリレート/ポリ(N−プロピオニルエチ
レンイミン)/ポリジメチルシロキサン53/40/7
(IX) n−ブチルアクリレート/2−エチルヘキシルメタクリ
レート/ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)/ポ
リジメチルシロキサン 35/20/40/5(X) n−ブチルアクリレート/2−メトキシエチルアクリレ
ート/ポリ(エチレングリコール)/ポリジメチルシロ
キサン 36/22/40/2(XI)
i)を含む共重合体は一括してラジカル重合法で合成す
ることもでき、また、各マクロモノマーをそれぞれ、あ
らかじめ重合しておき、最後に共重合体にすることもで
きる。例えば以下のようにラジカル重合法で合成するこ
とができる。
えば、オジアン(Odian);「重合の原理」、第2版、
ジョン・ウィリー&サンズ(John Wiley & Sons)、1
981年、第179、318頁参照〕。所望のモノマー
は、反応が完了した場合に反応液の粘度が妥当であるよ
う十分な量の相互溶媒と共にすべて反応器内に入れられ
る。典型的モノマー濃度は約20〜約50重量%であ
る。望ましくない停止剤、特に酸素は除去するのが望ま
しい。これはアルゴン又は窒素のような不活性ガスによ
るパージング又は排気により行われる。開始剤が導入さ
れるが、熱開始剤が用いられる場合、反応液は開始に必
要な温度とされる。一方、レドックス又はラジカル開始
も所望により適用可能である。重合は高レベルの変換が
達成される上で必要に応じて、数時間〜数日間にわたり
進められる。次いで溶媒が通常蒸発によるか又は非溶媒
の添加でポリマーを沈澱させて除去される。ポリマーは
必要に応じて更に精製される。
は、0.05〜30重量%が好ましく、より好ましくは
0.1〜10重量%、更に好ましくは0.1〜5重量%
である。この範囲内であれば、付着性の効果が高く使用
時にべたつきが生じず、使用感も良好である。
えて、疎水化処理粉体(C)を配合することができる。
かかる(C)成分の疎水化処理粉体としては、通常の疎
水性顔料のほか、表面を疎水化処理した顔料も含まれ
る。表面処理法としては、例えば顔料表面に油脂を吸着
させたり、水酸基等の官能基を利用し、エステル化やエ
ーテル化を起こさせ顔料を親油的にする油脂処理法、脂
肪酸の亜鉛塩やマグネシウム塩を用いた金属石鹸処理
法、ジメチルポリシロキサン又はメチル水素ポリシロキ
サンを用いたシリコーン処理法、パーフルオロアルキル
基を有する次のようなフッ素化合物で処理する方法(こ
こでフッ素化合物とは、例えば〔CmF2m+1CnH2nO〕
yPO(OH)3-y(式中、mは4〜18の整数、nは1
〜12の整数、yは1〜3の数を示す)で表されるポリ
フルオロアルキルリン酸(米国特許第3632744
号)、フルオロアルキルジ(オキシエチル)アミンリン
酸エステル(特開昭62−250074号公報)、パー
フルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭55−167
209号公報)、四フッ化エチレン樹脂、パーフルオロ
アルコール、パーフルオロエポキシ化合物、スルホアミ
ド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫酸塩、パーフルオ
ロカルボン酸塩、パーフルオロアルキルシラン(特開平
2−218603号公報)等が挙げられる)などが挙げ
られる。
質的に不溶なものであれば特に制限されず、例えば酸化
チタン、酸化鉄、群青、亜鉛華、酸化マグネシウム、酸
化ジルコニウム、マイカ、セリサイト、タルク、シリ
カ、カオリン、水酸化クロム等の無機顔料;ナイロンパ
ウダー、カーボンブラック、ポリメチルメタクリレー
ト、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチレ
ン粉末等の有機粉体及び有機色素などが挙げられる。
上を組合せて用いることができ、全組成中に、0.01
〜70重量%、特に0.1〜40重量%配合すると安定
なものが得られ好ましい。
必要に応じて、本発明の目的、効果を損なわない質的、
量的範囲内で通常の化粧料に配合される成分を配合しう
る。このような成分としては、例えばワセリン、ラノリ
ン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナ
バロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコー
ル等の固形・半固形油分;オリーブ油、ホホバ油、ヒマ
シ油、スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジグ
リセライド、トリグリセライド、シリコーン油等の流動
油分;水溶性及び油溶性ポリマー;無機及び有機顔料、
有機染料等の色剤;カチオン性活性剤、アニオン性活性
剤及び非イオン性活性剤等の界面活性剤;エタノール、
防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、
紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、
皮膚賦活剤などが挙げられる。
て製造することができ、クリーム、乳液、ファンデーシ
ョン、アイシャドウ、ほほ紅、口紅等とすることができ
る。
し、耐汗性、耐皮脂性に優れ、且つ且つ皮膚への付着性
が高く、化粧成分の他の箇所への再付着を防止しうると
いう特性を有する。
るが、本発明は、これらに制限されるものではない。
尚、例中の%は特記しない限り重量基準である。また、
本合成例において、重量平均分子量はゲル浸透型液体ク
ロマトグラフ法によりクロロホルムを展開溶媒として求
めたものであり、値はポリスチレン換算値である。
イミン)変性シリコーンの合成) メチル−p−トルエンスルホネート(メチルトシレー
ト)13.03g(0.070モル)、2−メチル−2
−オキサゾリン70g(0.82モル)、アセトニトリ
ル10ml、クロロホルム30mlの混合物を6時間還流
し、ポリ(N−アセチルエチレンイミン)の末端反応性
ポリマー(分子量1,000)を合成した。この反応液
に、両末端3−アミノプロピル置換ポリジメチルシロキ
サン(チッソ社製,FM3311,分子量1,000)
31.8gをクロロホルム50mlに溶解した溶液を入
れ、55℃で24時間反応させた。溶媒を減圧留去する
ことにより、ポリジメチルシロキサンの両末端にポリ
(N−アセチルエチレンイミン)鎖の付いたブロック共
重合体(分子量3,000)が得られた。この共重合体
は、淡黄色のもろい固体であった(収量110.2g、
収率96%)。
プロピレンイミン)変性シリコーンの合成) メチルトシレート1.45g(7.8×10-3モル)、
2−n−ウンデシル−2−オキサジン7.8g(0.0
33モル)、ジメチルアセトアミド10mlの混合物を1
00℃に24時間保ち、ポリ(N−n−ドデカノイルプ
ロピレンイミン)(分子量1,000)を合成した。こ
の反応液に、両末端3−アミノプロピル置換ポリジメチ
ルシロキサン(チッソ社製,FM3325,分子量1
0,000)38.9gをクロロホルム50mlに溶解し
た溶液を入れ、72時間還流した。次いでメタノールに
て再沈澱し、残渣を減圧乾燥した。得られた重合体は黄
色の粘稠な液体であり、分子量は12,000であった
(収量45.7g、収率95%)。
ミン)変性シリコーンの合成) メチルトシレート3.26g(0.018モル)、2−
メチル−2−オキサゾリン70g(0.82モル)、ア
セトニトリル10ml、クロロホルム40mlの混合物を6
時間還流し、ポリ(N−アセチルエチレンイミン)(分
子量4,000)を合成した。この反応液に、側鎖に3
−アミノプロピル基の置換したポリジメチルシロキサン
(信越化学工業社製,KF865,アミン当量4,40
0,分子量2,000)63.6gをクロロホルム15
0mlに溶解した溶液を入れ、55℃で24時間反応させ
た。溶媒を減圧留去することにより、ポリジメチルシロ
キサンにポリ(N−アセチルエチレンイミン)鎖の付い
たグラフト重合体(分子量6,000)と分子量2,0
00のシリコーンの混合体が生成した。この重合体は淡
黄色のもろい固体であった(収量134.1g、収率9
8%)。
ン)・(N−n−オクタノイルエチレンイミン)ランダ
ム共重合体変性シリコーンの合成) メチルトシレート1.86g(0.01モル)、2−n
−ヘプチル−2−オキサゾリン10g(0.059モ
ル)、2−メチル−2−オキサゾリン10g(0.11
74モル)、クロロホルム20mlの混合物を6時間還流
し、(N−アセチルエチレンイミン)・(N−n−オク
タノイルエチレンイミン)ランダム共重合体(分子量
2,000)を合成した。側鎖に2−アミノエチルアミ
ノプロピル基の置換したポリジメチルシロキサン(信越
化学工業社製,KF857,アミン当量830,粘度7
0cs(25℃))43.34gをクロロホルム150g
に溶解した溶液に、上記ランダム共重合体溶液を入れ、
10時間還流した。溶媒を減圧留去することにより、ポ
リジメチルシロキサンにポリ(N−アシルエチレンイミ
ン)のグラフトした共重合体(分子量19,000)が
得られた。この共重合体は淡黄色の粘稠な液体であった
(収量64.5g、収率99%)。
ンイミン)変性シリコーンの合成) メチルトシレート13.03g(0.070モル)、2
−オキサジン70g(0.82モル)、アセトニトリル
10ml、クロロホルム30mlの混合物を6時間還流し、
ポリ(N−ホルミルプロピレンイミン)の末端反応性ポ
リマー(分子量1,000)を合成した。この反応液に
側鎖に3−メルカプトプロピル基の置換したポリジメチ
ルシロキサン(信越化学工業社製,X−22−980,
イオウ含有量1.7%,粘度150cs(25℃))50
gをクロロホルム100mlに溶解した溶液を入れ、30
℃で3時間、次いで60℃で24時間反応した。溶媒を
減圧留去することにより、ポリジメチルシロキサンにポ
リ(N−ホルミルプロピレンイミン)鎖の付いたグラフ
ト重合体(分子量6,200)が得られた。この共重合
体は淡黄色の粘稠液体であった(収量129.0g、収
率97%)。
ミノ変性シリコーン(合成例7の前駆体)の合成) N,N−ジメチルアミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン6.00g(0.031モル)と水1.46g(0.
081モル)の混合物を60℃で5時間加熱後、生成す
るメタノール及び水を60℃、2〜5mmHgにて減圧除去
する。80℃に昇温後、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン228g(0.769モル)、ヘキサメチルジシ
ロキサン1.92g(1.18×10-2モル)及び重合
触媒0.90g(テトラメチルアンモニウムハイドロオ
キサイド0.12g(1.32×10-3モル)含有;テ
トラメチルアンモニウムハイドロオキサイド5水和物を
オクタメチルシクロテトラシロキサン及びトルエンに溶
かし、80℃で12時間反応後、80℃/2mmHgにて真
空乾燥することにより調製した。テトラメチルアンモニ
ウムハイドロオキサイド含有量は、塩酸滴定法により求
めた。)を加え、72時間窒素雰囲気下で加熱する。1
20℃、2〜5mmHgの真空下でオリゴマーを除去するこ
とにより、下記式で表される側鎖に3級アミノ基を含む
アミノ変性シリコーンを合成した。生成物は無色透明の
オイル(225g)であった。重量平均分子量は22,
000であった。アミン当量を塩酸滴定法にて求めたと
ころ7,200であった。
レンイミン)変性シリコーンの合成) 硫酸ジエチル2.36g(0.0153モル)と2−エ
チル−2−オキサゾリン30.3g(0.306モル)
をクロロホルム43mlに溶解し、窒素雰囲気下、5時間
加熱還流し、ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)
の末端反応性ポリマー(分子量2,000)を合成し
た。ここに、合成例6で合成した3級アミノ変性シリコ
ーン100g(アミノ基として0.0139モル)のク
ロロホルム270ml溶液を一括して加え、16時間加熱
還流した。反応混合物を減圧濃縮し、下記式で表される
ポリジメチルシロキサンにN−プロピオニルエチレンイ
ミン鎖の付いたグラフト共重合体(分子量28,90
0)が得られた。この重合体は淡黄色ゴム状固体であっ
た(収量129g、収率97%)。
レンイミン)変性シリコーンの合成) 硫酸ジエチル3.55g(0.0230モル)と2−エ
チル−2−オキサゾリン27.4g(0.276モル)
を脱水した酢酸エチル60gに溶解し、窒素雰囲気下4
時間加熱還流し、ポリ(N−プロピオニルエチレンイミ
ン)の末端反応性ポリマー(分子量1,200)を合成
した。ここに、側鎖1級アミノプロピル変性ポリジメチ
ルシロキサン(分子量110,000,アミン当量2
0,800)400g(アミノ基にして0.0192モ
ル)の50%酢酸エチル溶液を一括して加え、8時間加
熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、ポリジメチルシ
ロキサンにN−プロピオニルエチレンイミン鎖の付いた
グラフト共重合体(分子量115,000)が得られ
た。この共重合体は淡黄色ゴム状固体であった(収量4
27g,収率99%)。
レンイミン)変性シリコーンの合成) 硫酸ジエチル3.77g(0.0244モル)と2−エ
チル−2−オキサゾリン48.4g(0.488モル)
を脱水したクロロホルム107gに溶解し、窒素雰囲気
下5時間加熱還流し、ポリ(N−プロピオニルエチレン
イミン)の末端反応性ポリマー(分子量2,000)を
合成した。ここに、側鎖1級アミノプロピル変性ポリジ
メチルシロキサン(分子量110,000,アミン当量
9,840)400g(アミノ基にして0.0407モ
ル)の50%酢酸エチル溶液を一括して加え、13時間
加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、ポリジメチル
シロキサンにN−プロピオニルエチレンイミン鎖の付い
たグラフト共重合体(分子量137,000)が得られ
た。得られた共重合体は淡黄色ゴム状固体(収量444
g,収率98%)であった。
リコーンの合成) メチルハイドロジェンポリシロキサン500g(SiH
にして2.91モル、重量平均分子量100,000、
SiH当量172)に塩化白金酸の5%イソプロピルア
ルコール溶液2.0gを加えて窒素雰囲気下で攪拌しな
がら、ここにN−(3−プロペニル)ピロリドン382
g(3.06モル)を系内の温度が60℃を超えないよ
うな速度で滴下した。滴下終了後系内を65℃に保ち、
更に3時間攪拌を続けて室温に戻した。これにエタノー
ル3,530gを加えて均一溶液にし、更に活性炭粉末
10gを加えて30分間室温で攪拌した後活性炭を濾別
した。得られた溶液を減圧下で濃縮し、エタノール及び
未反応のN−(3−プロペニル)ピロリドンを留去し
て、アルキルピロリドン基を側鎖に有するメチルポリシ
ロキサン847g(収率98%)を無色透明ゴム状固体
として得た。重量平均分子量は155,000であっ
た。また、FT−IRスペクトルにおいて、Si−H伸
縮振動吸収(2125cm-1)は見られなかった。
の合成) アミン当量が996、重量平均分子量が108,000
であるγ−アミノプロピル変性ジメチルポリシロキサン
200g(アミノ基にして0.201モル)、δ−グル
コノラクトン39.3g(0.221モル)、及びメタ
ノール200gを混合し、窒素雰囲気下で激しく攪拌し
ながら、8時間加熱還流した。この溶液をメタノールで
3倍に希釈し、室温で激しく攪拌している10リットル
の水に滴下した。攪拌を止めて沈澱を濾取し、水洗後減
圧乾燥して、糖由来残基含有ジメチルポリシロキサンを
無色透明弾性固体として204g(収率86%)得た。
溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の
結果、アミノ基は残存していないことがわかった。ま
た、シリコーンセグメントの含有率は86%であった。
ーンの合成) 硫酸ジエチル30.6g(0.198モル)と1−(2
−カルボエトキシエチル)アゼチジン1498.2g
(9.53モル)を脱水した酢酸エチル3,058gに
溶解し、窒素雰囲気下15時間加熱還流し、末端反応性
ポリ(N−プロピレンイミン)を合成した。ここに、側
鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(分
子量110,000、アミン当量4,840)800g
(アミノ基にして0.165モル)の50%酢酸エチル
溶液を一括して加え、12時間加熱還流した。反応混合
物を減圧濃縮し、N−プロピレンイミン−ジメチルシロ
キサン共重合体を淡黄色固体(2,212g、収率95
%)として得た。得られた反応混合物をジエチルエーテ
ル5,000gに溶解し、β−プロピオラクトン824
g(11.4モル)を室温で添加し、一昼夜室温で反応
させた。得られた溶液を減圧濃縮し、N−プロピレンカ
ルボベタイン−ジメチルシロキサン共重合体を淡黄色固
体として得た。
されたポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)マクロモ
ノマー(合成例14の前駆体)の合成〕 2−エチル−2−オキサゾリン50g(0.5044モ
ル)、メタ・パラビニルベンジルクロライド0.381
6g(0.0025モル)〔アルドリッヒ ケミカル社
製〕、ヨウ化ナトリウム0.562g(0.0037モ
ル)、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン
0.06g(0.00023モル)、アセトニトリル5
0mlの混合物を16時間90℃で還流し、ジクロロメタ
ン100mlを添加して反応を終了させた。合成物が入っ
ている混合溶液を濾過し、更にエーテル800ml中にて
析出させて、吸引濾過して取り出し、真空乾燥すること
によりポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)マクロモ
ノマーが得られた(収量40g,収率90%)。
2−メトキシエチルアクリレート/ポリ(N−プロピオ
ニルエチレンイミン)/ポリジメチルシロキサン共重合
体(36/22/40/5)の合成〕 n−ブチルアクリレート3.6g(0.0281モ
ル)、2−メトキシエチルアクリレート2.2g(0.
0169モル)、ジメチルポリシロキサン(Mw=10,
000 チッソ社製)0.2g(0.00002モ
ル)、合成例13で作ったポリ(2−エチル−2−オキ
サゾリン)マクロモノマー4.0g(0.001モ
ル)、アセトン90mlの混合物に開始剤としてアゾビス
イソブチロニトリル(AIBN)0.015g(0.0
001モル)を加え、24時間還流し、メタノール5ml
を加えて合成を停止させた。反応混合物をテフロンコー
トパンに注ぎ真空乾燥機に入れ室温にてアセトンを乾燥
させる。得られた合成物をエタノールに溶解させ、不溶
物を濾過し、濾液を取り出しエタノールを減圧留去する
ことにより、〔n−ブチルアクリレート/2−メトキシ
エチルアクリレート/ポリ(N−プロピオニルエチレン
イミン)/ポリジメチルシロキサン共重合体〕を得た。
この共重合体はゴム状固体であった(収量9.0g)。
タクリレート/ポリジメチルシロキサン共重合体(10
/70/20)の合成〕 ポリマーI:フラスコ内にアクリル酸10部、n−ブチ
ルメタクリレート70部及び20K PDMSマクロマ
ー20部を入れた。40%の最終モノマー濃度を得るた
めに十分な酢酸エチルを加える。モノマー量と比較して
0.1重量%のレベルまで開始剤過酸化ベンゾイルを加
えた。容器を排気し、窒素で再充填した。60℃に加熱
し、この温度を攪拌下で48時間維持した。室温まで冷
却することで反応を終結させ、反応混合物をテフロンコ
ートパンに注ぎ真空オーブンに入れることで酢酸エチル
を乾燥除去し、アクリル酸/n−ブチルメタクリレート
/ポリジメチルシロキサン(=10/70/20)(分
子量100,000)を得た。
合しながら60℃まで加熱した。これに、(C8F17C2
H4O)2P(O)OH 13gをイソプロピルアルコー
ル1500gに加熱溶解(50℃)しておいたものを加
え、60℃で4時間混合した。その後、50〜60℃で
イソプロピルアルコールを減圧留去し、乾燥してフッ素
化合物処理粉体157gを得た。
二口フラスコに、次式;
芝シリコーン社製)を6.0g(14.0mmol)、(C
6F13−CH2CH2−O−CH2)2CH−O−CH2CH
=CH 2 27.6g(33.5mmol)、塩化白金酸の2
%イソプロピルアルコール溶液110.5μl(4.0
×10-3mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、
目的とする上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A
−1)23.2gを無色透明の液状油剤として得た(収
率80%)。
キシレン12ml、メチル水素ポリシロキサン(HMD4
MH)12.0g(27.8mmol)、C10F21−CH2C
H2−O−CH2CH=CH2 40.4g(66.8mmo
l)、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液1
01μl(3.1×10-3mmol)を加え、製造例3と同
様の方法により、目的とするDSCによる最大吸熱ピー
ク37.0℃の上記式で表されるフッ素変性シリコーン
(A−2)41.0gを白色の固体脂として得た(収率
90%)。
シロキサン(MD2DH 2M)(東芝シリコーン社製)を
19.0g(44.1mmol)、C8F17−CH2CH2−
O−CH2CH=CH2 53.3g(105.8mmol)
を仕込んだ。次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温し
たのち、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液
174.5μlを加え、5時間攪拌した。反応混合物を
室温まで冷却したのち、ヘキサン50ml及び活性炭
2.2gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、活性
炭を濾別し、溶媒を留去した。未反応の化合物を減圧留
去し、目的とする上記式で表されるフッ素変性シリコー
ン(A−3)49.4gを無色透明の液状油剤として得
た(収率78%)。
シロキサン(MD2DH 2M)(東芝シリコーン社製)を
25.0g(58.0mmol)、CH2=CH−CH2−C
(CF3)2C3F7 50.1g(139.2mmol)を仕
込んだ。次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温したの
ち、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液23
0.0μl(7.0×10-3mmol)を加え、5時間攪拌
した。以下、製造例6と同様にして、目的とする上記式
で表されるフッ素変性シリコーン(A−4)58.3g
を無色透明の液状油剤として得た(収率87%)。
l、メチル水素ポリシロキサン(MD 2DH 2M)6.4g
(14.9mmol)、C6F13−CH2CH2−O−CH2C
H(OCOC7F15)−CH2−O−CH2CH=CH2
31.2g(35.6mmol)、塩化白金酸の2%イソプ
ロピルアルコール溶液58.9μl(0.89×10 -3
mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、目的とす
る上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A−5)2
5.2gを無色透明の液状油剤として得た(収率78
%)。
ファンデーション) 表1に示す組成の二層型液状ファンデーションを下記製
法により製造し、化粧持ち、油浮き及び塗布後の皮膚か
らのとれにくさについて下記評価方法により評価した。
結果を表1に示す。
料を添加し、ディスパーで分散させた。次に、水相を攪
拌しながら加え、二層型液状ファンデーションを得た。
価を行い、次の基準で5段階評価した。 5:10〜12人が良いと判断。 4:8〜9人が良いと判断。 3:6〜7人が良いと判断。 2:4〜5人が良いと判断。 1:0〜3人が良いと判断。
状ファンデーションの一定量を男性の額部中央に薄く均
一に塗布し、4時間後ティッシュペーパーで塗布した部
分を200g/cm2 の圧力で押さえた。そのとき、ティ
ッシュペーパーに移行したファンデーションによりティ
ッシュペーパーが着色した程度で化粧料のとれにくさを
評価した。評価基準は、次のとおりである。 ◎:ほとんど着色しない。 ○:やや着色した。 △:着色した。 ×:かなり着色した。
は、化粧持ち、油浮き(油浮きがない)及び塗布後の皮
膚からのとれにくさのすべてにおいて優れていた。これ
らの結果は、本発明の化粧料が耐水性、耐皮脂性及び再
付着のしにくさが優れていることを示している。これに
対して、比較例1〜3の化粧料は、すべての試験結果が
優れているものはなかった。
実施例1と同様にして以下に示す組成のクリーム状ファ
ンデーションを得た。
オニルエチレンイミン)変性シリコーンを混合し、粉砕
機を通して粉砕した。これを高速ブレンダーに写し、そ
の他の成分を混合し、均一にしたものを顔料に加えて更
に混合して均一にした。これを粉砕機で処理し、ふるい
を通して粒度を揃えたのち、数日間放置してから金皿等
の容器中で圧縮成形し、パウダーファンデーションを得
た。
た。
チタンを混合した。その他は実施例10と同様にして、
以下に示す組成のパウダーアイシャドウを得た。
乳液を得た。
12のものを用いた以外は実施例13と同様にしてサン
スクリーン乳液を調製した。
として製造例6のフッ素変性シリコーン(A−5)を用
いた以外は実施例13と同様にしてサンスクリーン乳液
を調製した。
脂性及び再付着のしにくさが優れたものであった。
Claims (5)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B); (A)フッ素系油剤 (B)次のi)〜iii)の群から選ばれる共重合体 i)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖
のケイ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むア
ルキレン基を介して、一般式(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を
示し、nは2又は3の数を示す)で表される繰り返し単
位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)が結合
したN−アシルアルキレンイミン変性シリコーン、ii)
オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケ
イ素原子の少なくとも1個に、ヘテロ原子を含むアルキ
レン基を介して、一般式(2) 【化2】 (式中、R2は水素原子、炭素数1〜22のアルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基又は
アルコキシカルボニルアルキル基を示し、rは1〜5の
数を示す)で表される繰り返し単位からなるポリ(N−
プロピレンカルボベタイン)が結合したカルボベタイン
変性シリコーン、 iii)オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側
鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、一般式(4) 【化3】 (式中、mは1〜8の整数を示す)で表わされる基が結
合したアルキルピロリドン変性シリコーン、を含有する
化粧料。 - 【請求項2】 オルガノポリシロキサンのセグメントの
末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に結合する
ヘテロ原子を含むアルキレン基が、式(3) 【化4】 で表される基の中から選ばれるものである請求項1記載
の化粧料。 - 【請求項3】 成分(B)の一般式(1)、(2)又は
(4)で表わされるセグメントとオルガノポリシロキサ
ンのセグメントとの重量比が1/50〜20/1であ
り、共重合体の重量平均分子量が500〜500,00
0である請求項1又は2記載の化粧料。 - 【請求項4】 成分(B)の一般式(4)で示される基
が結合するケイ素原子数が分子内全ケイ素原子数の10
〜90%であり、重量平均分子量1,000〜500,
000の共重合体である請求項1記載の化粧料。 - 【請求項5】 更に(C)成分として疎水化処理粉体を
含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の化粧料。
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