JP3482805B2 - ロボットのハンド装置 - Google Patents

ロボットのハンド装置

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JP3482805B2 JP07780897A JP7780897A JP3482805B2 JP 3482805 B2 JP3482805 B2 JP 3482805B2 JP 07780897 A JP07780897 A JP 07780897A JP 7780897 A JP7780897 A JP 7780897A JP 3482805 B2 JP3482805 B2 JP 3482805B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロボットのハン
ド装置に関するもので、例えば紡績工場の製品出荷ヤー
ドにおいて使用されるロボットのハンド装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】まず、紡績工場で製造される糸巻きにつ
いて説明する。図17(イ)は、糸巻きの構造を示す断
面図であって、図中、1は糸巻きの全体を示し、1aは
棒状のボビン、1aaはボビン1aの首、1abはボビ
ン1aのつば、1acはボビン1aのフランジ、1ad
はボビン1aの中央を貫通している貫通穴である。この
ボビン1aは一般にプラスチックで製作されており、こ
のボビン1aにヤーン1bと呼ばれる織り糸を巻いたも
のが糸巻き1である。図17(ロ)に糸巻き1の具体例
3種を示す。糸巻き1の形状、寸法はボビン1aに巻か
れるヤーン1bの種類、太さ、巻かれる長さによって異
なる。また、糸巻き1は紡織機にセットされて使用され
るため、それぞれの紡織機に適合した形状、寸法をして
おり、種類が多く標準化はなされていない。
【0003】さて、紡績工場では、この糸巻き1が製造
されており、これをマテハンするためのロボットのハン
ド装置が使用されている。図14、図15、図16は、
その一例を示したもので、図14は製品出荷ヤードの一
部を示す立面図、図15は図14のA部拡大図、図16
はハンド装置の正面図である。図において、1は糸巻
き、2はロボット、2aはロボット2のアーム、3はキ
ャスタ3aを有する移動式の台車で上下方向にピン3b
が複数個ほぼ等間隔で固定されている。そしてそれぞれ
のピン3bに糸巻き1が保持されている。4は、糸巻き
1を載置する平板状のパレット、5はロボット2のアー
ム2aの先端に取り付けられて糸巻き1をマテハンする
ハンド装置である。
【0004】図15は台車3に糸巻き1が保持されてい
る状態を示す。即ち、台車3に固定されたピン3bにボ
ビン1aの貫通穴1adが嵌合して糸巻き1が保持され
る。また、ハンド装置5は図16に詳細を示すように、
糸巻き1を把持するための一対の把持ツメ5aと、把持
ツメ5aを開閉するための駆動部5bと、把持した糸巻
き1の姿勢を変えるための旋回機構5cとを有してい
る。なお、把持ツメ5aはボビン1aの首1aaを確実
に掴めるよう首1aaの形状に合わせてある。
【0005】従来のロボットのハンド装置5は上記のよ
うに構成されて次のように動作する。まず、紡績工場の
製造ライン(図示せず)から糸巻き1が台車3によって
ロボット2の作業範囲内の所定位置(図14に示す位
置)に搬送されてくる。この状態でロボット2が動作し
ハンド装置5が糸巻き1に対向する。そしてハンド装置
5がさらに糸巻き1に接近して把持ツメ5aが閉じボビ
ン1aの首1aaを把持する。そしてこの把持状態でロ
ボット2が動作し、糸巻き1がピン3bから図15に矢
印Yで示す方向へ引き抜かれる。図16は糸巻き1がピ
ン3bから引き抜かれてハンド5にほぼ水平に把持され
た状態を示す。
【0006】この後、ロボット2が動作し、さらにハン
ド装置5の旋回機構5cが動作して、糸巻き1はフラン
ジ1acを下方にしてパレット4上に垂直な姿勢で載置
される。(図14に鎖線で示す) そしてこの後、以上の動作が繰り返されて所要数の糸巻
き1がパレット4上に整列して載置される。なお、糸巻
き1が載置された後のパレット4は、一旦倉庫(図示せ
ず)に保管される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のロボ
ットのハンド装置は、紡績工場の省力化に役立っている
が反面、次のような問題点があった。まず、前述したよ
うに糸巻き1は種類が多い。従って糸巻き1を構成する
ボビン1aも多種あり、これをロボットのハンド装置5
で確実にマテハンするためには、ボビン1aの首1aa
の形状に合わせて、把持ツメ5aを何種類も用意せねば
ならなかった。このため、把持ツメ5aの製作に費用が
かかり、また糸巻き1の種類が変わる度に把持ツメ5a
を交換せねばならぬという問題点があった。
【0008】さらに、糸巻き1がハンド装置5に図16
に示す姿勢で把持されると、ボビン1aの首1aaに曲
げモーメント M=W・L (Wは糸巻き1の重量、Lはボビン1aの首1aaから
重心Gまでの距離)が加わる。ボビン1aはプラスチッ
ク製で、強度がないため、特にボビン1aの首1aaに
変形、破損が生じないよう注意する必要があり、このた
め従来のロボットのハンド装置5ではボビン1aの首1
aaに大きな曲げモーメントが加わる大型の糸巻き(例
えば重量10KGを越えるもの)はマテハンすることが
できないという問題点があった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解決するため
なされたもので、糸巻きの種類に合わせた把持ツメを必
要とせず、また糸巻きを把持したときボビンの首に曲げ
モーメントが加わらないようにして大型の糸巻きもマテ
ハンができ、さらに糸巻きの脱落や障害物の検出、マテ
ハン作業の効率向上ができるロボットのハンド装置を提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるロボッ
トのハンド装置には、ロボットのアームに設けられ前後
進するロッドを有する駆動シリンダと、ロッドの先端に
設けられて糸巻きの首に係合するV字溝を有する掛け金
と、ロッドの先端に設けられ駆動されて糸巻きのつばを
押圧する押え金と、ロボットのアームに設けられ、駆動
シリンダのロッドの下方に上記ロッドの前後進方向に沿
って配置された受け金と、が設けられる。
【0011】また、この発明にかかるロボットのハンド
装置には、駆動シリンダを所定の方向へ回動する駆動装
置が設けられる。
【0012】また、この発明にかかるロボットのハンド
装置には、受け金に糸巻きまたは障害物を検出する非接
触式検出器が設けられる。
【0013】また、この発明にかかるロボットのハンド
装置には、複数個のハンド部と、ハンド部を移動させる
移動装置とが設けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1を図1〜図10
により説明する。図1はロボットのハンド装置の全体お
よび糸巻きとの関係を示す図、図2はハンド装置の部分
詳細図、図3はハンド装置が糸巻きを把持した状態を示
す正面図、図4、図5はハンド装置の部分詳細図、図
6、図7はハンド装置が糸巻きをパレット上に載置する
図、図8はハンド装置の動作フロー図、図9はハンド装
置が小型の糸巻きを保持した状態を示す図、図10は小
型の糸巻きをパレット上に載置する図である。
【0015】図において、1は糸巻き、2はロボット、
2aはロボット2のアーム、3は台車、3bは台車3の
ピン、4はパレットである。10はロボット2のアーム
2aに取り付けられたハンド装置の全体であり、次の構
成からなっている。即ち、11はフレーム10aに枢持
され駆動装置12により駆動されて回動する駆動シリン
ダ、11aは駆動シリンダ11のロッド、13はロッド
11aの先端に固定された支持体、14は支持体13の
先端側に設けられV字溝14aを有する掛け金、15は
支持体13に固定されたエアシリンダ、15aはエアシ
リンダ15のロッド、16はロッド15aに固定された
押え金、17は一側を駆動シリンダ11に固定されロッ
ド11aの下方にロッド11aとほぼ平行に配置され他
側が開放された断面V字形の受け金である。23はロボ
ット2およびロボットのハンド装置10の動作を制御す
る制御装置である。(図1に示す)
【0016】次に、この発明によるロボットのハンド装
置の動作について説明する。なお、以下の動作は全て制
御装置23によって制御される。最初に、ハンド装置1
0が台車3に保持された糸巻き1を把持するまでの動作
について説明する。
【0017】まず、ロボット2が動作して、ハンド装置
10が台車3に保持された糸巻き1に対向する。(図8
のフローFL01) この対向位置において、 1.駆動シリンダ11は、駆動装置12により駆動され
て回動し、図1に示すとおりロボットのアーム2aと角
度θをなす。これにより、駆動シリンダ11のロッド1
1aの軸芯と台車3のピン3bの軸芯とが平行に配置さ
れる。 2.また、駆動シリンダ11のロッド11aは前進位置
(ロッド11aが突出した位置)にあり、またエアシリ
ンダ15のロッド15aも前進位置(ロッド15aが突
出した位置)にある。また、この状態において、糸巻き
1の首1aa、同じくつば1ab、掛け金14、押え金
16、受け金17のそれぞれの位置関係は図2に示すと
おりとなっている。
【0018】次に掛け金14のV字溝14aが糸巻き1
の首1aaに係合する。(図8のフローFL02) 即ち、アーム2aが動作し、ハンド装置10全体が図1
に示す矢印aの方向へ移動する。そして、掛け金14の
V字溝14aが糸巻き1の首1aaに当接したところで
アーム2aの動作が停止する。
【0019】次に押え金16が糸巻き1のつば1abを
押圧する。(図8のフローFL03) 即ち、エアシリンダ15が動作しロッド15aが図1に
示す矢印bの方向へ後退する。これにより押え金16が
糸巻き1のつば1abを押圧する。この状態を図4に示
す。以上の動作、即ち図8のフローFL01からFL0
3に示す動作により、糸巻き1が把持される。
【0020】次に駆動シリンダ11のロッド11aが引
退し、糸巻き1を受け金17上に載置して保持する。
(図8のフローFL04) 即ち、駆動シリンダ11が動作し、ロッド11aが図1
に示す矢印cの方向へ後退する。これにより糸巻き1を
ピン3bから引き抜いて、断面V字形の受け金17上に
載置して保持する。なお、この時、糸巻き1はピン3b
から引き抜かれる直前に受け金17上に載置されて保持
される。この状態を図3、図5に示す。以上の動作によ
り糸巻き1がハンド装置10に保持される。
【0021】この後、ロボット2が動作して、ハンド装
置10がパレット4の上部へ移動する。(図8のフロー
FL05)
【0022】次にハンド装置10が保持した糸巻き1を
パレット4上に載置完了するまでの動作について説明す
る。
【0023】図3において、まず、駆動装置12が動作
して、駆動シリンダ11が矢印dの如く回動する。これ
により、ハンド装置10が糸巻き1を図6に示す姿勢で
保持する。(図8のフローFL06) 即ち、パレット4上の高さH(例えば、200mm程
度)なる位置において、ハンド装置10の掛け金14が
糸巻き1の首1aaに係合し、押え金16が糸巻き1の
つば1abを押圧して、糸巻き1を吊り下げた状態で保
持する。
【0024】次に、駆動シリンダ11が動作し、ロッド
11aが図7に矢印eで示す如く前進して、糸巻き1を
パレット4上の所定位置に載置する。(図8のフローF
L07) 即ち、駆動シリンダ11のロッド11aが下方へ距離H
だけ前進して、糸巻き1をパレット4上に載置する。
【0025】次に、エアシリンダ15が動作し、ロッド
15aが図7に矢印fで示す如く前進する。これによ
り、押え金16が糸巻き1のつば1abから離れる。
(図8のフローFL08)
【0026】次に、ロボット2のアーム2aが動作し、
ハンド装置10が図7に矢印gで示す如く移動する。即
ち、掛け金14が糸巻き1の首1aaから離れる方向へ
移動し、糸巻き1の首1aaから外れる。(図8のフロ
ーFL09)
【0027】この後、ロボット2のアーム2aが動作
し、ハンド装置10が図7に矢印hで示す如く上昇す
る。(図8のフローFL10) これによって、糸巻き1をパレット4上に載置する動作
が完了する。
【0028】そしてこの後、以上の動作、即ち図8に示
すフローFL01からFL10までの動作が繰り返され
て、所定数の糸巻き1がパレット4上に整列して載置さ
れる。
【0029】次に、ロボットのハンド装置10が例えば
小型の糸巻き1を把持した状態を図9および図10に示
す。即ち、図9に示すとおり駆動シリンダ11のロッド
11aが水平状態にあるときには、糸巻き1はロッド1
1aの軸芯と角度αを成して傾斜し、また図10に示す
とおり駆動シリンダ11のロッド11が垂直状態にある
ときには、糸巻き1は重力によって、ほぼ垂直な姿勢と
なり、糸巻き1と受け金17との間に隙間sが生ずる。
これは押え金16の押圧力を、糸巻き1が掛け金14の
V字溝から逸脱しない程度(例えば5KG程度)に小さ
くして、押え金16がつば1abから受ける力に押し負
けて移動するよう構成してあるためで、(即ち、ロッド
15aが前進するよう構成してあるためで)これにより
大きさの異なる糸巻き1であっても、それぞれが受け金
17に載置して保持される。
【0030】この実施の形態1に示すロボットのハンド
装置は、以上の構成と動作とにより次の効果を有する。
まず、このハンド装置においては、掛け金14のV字溝
14aが糸巻き1の首1aaに係合し、また押し金16
が糸巻き1のつば1abを押圧する。さらに、糸巻き1
の重量は、受け金17により支持される構成にしてあ
る。このため、糸巻き1の首1aaおよびつば1abの
形状が多種あっても、一組の掛け金14と押し金16と
により首1aaを把持することができる。従って、従来
装置のように首1aaの形状に合わせた把持ツメを何種
類も用意する必要がないため、費用の削減および把持ツ
メの交換作業を省略できる。
【0031】また、図3に示すように糸巻き1が水平状
態に保持されているとき、糸巻き1の首1aaには糸巻
き1の自重Wによる曲げモーメントMが加わらないの
で、大型の糸巻き1をマテハンすることが可能である。
また、駆動装置12を設けることにより糸巻き1の姿勢
を変えられるので、フランジ1acを下方にして保持し
てパレット4上に載置することができる。
【0032】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図11および図12により説明する。図11はハンド装
置10が糸巻き1を保持した状態を示す立面図、図12
は図11のXII矢視図である。図において、18は受
け板17上に固定されたビームセンサで、投光器18a
と受光器18bとからなる。即ち、糸巻き1が受け金1
7上に保持されている状態では、光ビーム18cは遮ら
れているが、糸巻き1がマテハンの途中に受け金17か
ら脱落すると受光器18bが光ビーム18cを検知して
動作し、この検知信号に基づいて例えばロボット2を停
止させることができる。
【0033】また、19は受け板17の先端部に固定さ
れた障害物検出用のビームセンサで、ビームセンサ18
と同様に投光器19aと受光器19bとからなり、ハン
ド装置10に障害物(図示せず)が接近した場合にロボ
ット2を緊急停止させることができる。なお、このビー
ムセンサの受け金17への取付け位置を適宜変更するこ
とによって、例えば、糸巻き1が台車3のピン3bに正
常に保持されていない状態を検出することも可能であ
る。
【0034】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
図13により説明する。図13はハンド装置20の側面
図で図5相当図である。図において20a,20bは駆
動シリンダ11、掛け金14、押え金16、受け金17
からなるハンド部、21a,21bはハンドフレーム2
0cに設けられ、ハンド部20a,20bを移動させ
て、その相対距離Pを変化させる移動装置である。即
ち、ハンド部20a,20bはハンドフレーム20cに
移動装置21a,21bを介して取り付けられている。
これにより、複数の糸巻き1(図13では2個)を同時
に保持でき、またハンド部20a,20bを例えば、台
車3のピン3bの配列ピッチPに合わせることができる
ので、ロボットを使用したマテハン作業の効率は向上さ
せることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1のロボットのハンド装置には、ロボットのアームに設
けられ前後進するロッドを有する駆動シリンダと、ロッ
ドの先端に設けられて糸巻きの首に係合するV字溝を有
する掛け金と、ロッドの先端に設けられ駆動されて糸巻
きのつばを押圧する押え金と、ロボットのアームに設け
られ、駆動シリンダのロッドの下方に上記ロッドの前後
進方向に沿って配置された受け金と、が設けられる。こ
れにより、一組の掛け金と押え金と受け金とにより、多
種の形状、寸法の糸巻きを保持できるので、費用の削減
と作業効率が向上する。また、糸巻きの首には糸巻きの
自重による曲げモーメントが加わらず、破損や変形がな
いので、大型の糸巻きをマテハンすることができる。
【0036】また、この発明の請求項2のロボットのハ
ンド装置には、さらに駆動シリンダを所定の方向へ回動
する駆動装置が設けられる。これにより、保持した糸巻
きの姿勢を所定の方向に変えられるので、例えば、糸巻
きのフランジを下方にしパレット上に載置することがで
きる。従って、マテハン作業の作業範囲が拡大する。
【0037】また、この発明にかかる請求項3のロボッ
トのハンド装置には、受け金に糸巻きまたは障害物を検
出する非接触式検出器が設けられる。これにより、保持
した糸巻きが脱落したり、正常な位置にない状態が検出
でき、またハンド装置に障害物が接近するのを検知でき
るので、確実で安全性の高いマテハン作業が可能とな
る。
【0038】また、この発明にかかる請求項4のロボッ
トのハンド装置には、複数個のハンド部と、ハンド部を
移動させる移動装置とが設けられる。これにより、複数
の糸巻きを同時に保持できるので、時間当りのマテハン
数量が増加し作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるロボットのハ
ンド装置と糸巻きとの関係を示す立面図である。
【図2】 図1のII矢視断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるロボットのハ
ンド装置が糸巻きを保持した状態を示す正面図である。
【図4】 図3のIV矢視断面図である。
【図5】 図3のV矢視断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるロボットのハ
ンド装置が糸巻きをパレット上に載置する方法を説明し
た立面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1によるロボットのハ
ンド装置が糸巻きをパレット上に載置する方法を説明し
た立面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1によるロボットのハ
ンド装置の動作フロー図である。
【図9】 この発明の実施の形態1によるロボットのハ
ンド装置が小型の糸巻きを保持した状態を示す立面図で
図3相当図である。
【図10】 この発明の実施の形態1によるロボットの
ハンド装置が小型の糸巻きをパレット上に載置する方法
を説明した図6相当図である。
【図11】 この発明の実施の形態2によるロボットの
ハンド装置が糸巻きを保持した状態を示す立面図で図3
相当図である。
【図12】 図11のXII矢視断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態3によるロボットの
ハンド装置の断面図で図5相当図である。
【図14】 紡績工場の製品出荷ヤードの一部を示す立
面図である。
【図15】 図14のA部拡大図である。
【図16】 従来のロボットのハンド装置の正面図であ
る。
【図17】 糸巻きの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 糸巻き、2 ロボット、10 ハンド装置、11
駆動シリンダ、11aロッド、12 駆動装置、14
掛け金、16 押え金、17 受け金、18ビームセン
サ(非接触式検出器)、19 ビームセンサ(非接触式
検出器)、20 ハンド装置、20a ハンド部、21
a 移動装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 15/08 D01H 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状をなし、一端につば、そのつばに
    沿って溝状の首が設けられ、他端にはフランジが設けら
    れて、上記首と上記フランジとの間に織り糸が巻かれた
    糸巻きを保持するロボットのハンド装置において、 ロボットのアームに設けられ前後進するロッドを有する
    駆動シリンダと、 上記ロッドの先端に設けられて上記糸巻きの首に係合す
    るV字溝を有する掛け金と、 上記ロッドの先端に設けられ駆動されて上記糸巻きのつ
    ばを押圧する押え金と、 上記ロボットのアームに設けられ、上記駆動シリンダの
    ロッドの下方に上記ロッドの前後進方向に沿って配置さ
    れた受け金と、 を備え、上記駆動シリンダのロッドを前進させた状態で
    上記糸巻きの首に上記掛け金のV字溝を係合させ、かつ
    上記糸巻きのつばを上記押え金で押圧して把持し、この
    後、上記駆動シリンダのロッドを後退させて、上記糸巻
    きを上記受け金上に載置して、糸巻きを保持することを
    特徴とするロボットのハンド装置。
  2. 【請求項2】 ロボットのアームに駆動装置が設けら
    れ、上記駆動装置の動作によって、上記アームに枢持さ
    れた駆動シリンダが所定の方向へ回動することを特徴と
    する請求項1に記載のロボットのハンド装置。
  3. 【請求項3】 受け金に糸巻きまたは障害物を検出する
    非接触式検出器を備えたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のロボットのハンド装置。
  4. 【請求項4】 ロボットのアームに複数個のハンド部が
    設けられ、上記ハンド部を移動させる移動装置を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロボ
    ットのハンド装置。
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