JP3481178B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3481178B2
JP3481178B2 JP2000002448A JP2000002448A JP3481178B2 JP 3481178 B2 JP3481178 B2 JP 3481178B2 JP 2000002448 A JP2000002448 A JP 2000002448A JP 2000002448 A JP2000002448 A JP 2000002448A JP 3481178 B2 JP3481178 B2 JP 3481178B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留守番電話機能、
及びファクシミリ機能等に関連する多種類のデータを送
受信できる通信装置に関し、特に、受信したデータを保
存するとともに、そのデータの種別に対応してディスプ
レイ等の表示装置の発光態様を変化させることにより、
表示装置を介して保存したデータの種別を報知すること
ができる通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル技術の進展に伴い、通信
機器も従来の電話機能やファクシミリ機能といった単一
機能のみを有する装置だけでなく、各種機能が複合化さ
れた装置が増えてきている。そして、例えば、電話機能
とファクシミリ機能とが複合化された装置では、更に、
受信したファクシミリデータを直ちに印刷するのではな
く、一旦内部の記憶部に蓄積した上で、必要に応じて印
刷指示を与えることで、ファクシミリデータの印刷を実
行するように構成され、省資源や環境保護に配慮された
製品もある。
【0003】また、多種類且つ膨大なデータを管理する
必要性から、受信データは送信側で付与される特定デー
タに対応して、記憶部に設けられる記憶エリア毎に分別
して蓄積できるようになっており、例えば、一つの装置
を複数の利用者が共有して使用する場合を考慮して、利
用者毎に記憶部内に個別の記憶エリアを設定し、各記憶
エリアを指定するための特定データを付与して送信側か
らファクシミリデータを送信することで、受信側でその
特定データを判別し、該当する記憶エリアに受信したフ
ァクシミリデータを記憶させ、利用者のパスワード等の
入力により印刷を開始する装置が提案されている。これ
によれば、一つの装置であっても、各個人のプライバシ
ーを保護することが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たような機能を持つ通信機器では、電話機能の一つであ
る留守番電話機能による音声データに加え、ファクシミ
リ機能による文書データも機器内の記憶部において保管
されており、更に今後、インターネットへの接続に伴う
電子メール等の情報の蓄積も予想されるところであり、
扱うデータは、その情報量のみならず種類についても増
加の一途をたどることが予想される。従って、データを
分別して蓄積しただけでは管理機能が限定されてしまう
ことになり、今後の増大するデータに対して利用者はど
のような種類のデータを蓄積したのかを確認するために
より多くの時間を割かねばならなくなり、データの全て
を把握して管理することは困難となる。その結果、重要
なデータが利用者に確認されないまま長時間放置される
といった不具合が生じることになる。
【0005】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、電話機能やファクシミリ機能
等の多くの機能が複合化された通信装置において、多種
類のデータを種類毎に分別して蓄積する際、蓄積されて
いるデータの種別を目視にて簡単且つ確実に判断するこ
とができる通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に係る通信装置は、外部から通信回線を介
して送信されるデータを蓄積するための記憶手段を備え
た通信装置において、記憶手段は、データに包含、もし
くは付加されて送信される特定データに対応して設けら
れる記憶エリアを少なくとも1つ含み、データに特定デ
ータが包含、もしくは付加されているか否かを検出する
検出手段と、その検出手段により特定データが検出され
た場合、その特定データに対応する記憶エリアにデータ
を蓄積する蓄積手段と、データが蓄積されている記憶エ
リアが存在するか否かを判定する判定手段と、その判定
手段によりデータが蓄積されている記憶エリアが存在す
ると判定された場合、その記憶エリアの種別に応じて発
光表示手段の発光態様を変化させる発光制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0007】請求項1の通信装置によれば、受信したデ
ータは、同データに特定データが包含、もしくは付加さ
れていれば、記憶手段に特定データ毎に割り当てられる
記憶エリアにそれぞれ蓄積される。そして、判定手段に
よりデータが蓄積されている記憶エリアが存在すると判
定された場合、その記憶エリアの種別に応じて発光表示
部の発光態様を変化させる。従って、利用者は、発光表
示部を目視にて確認すれば、どの記憶エリアにデータが
蓄積されているのかを瞬時に判断することができ、複数
の記憶エリアにデータが蓄積されている場合でも迅速、
且つ確実に確認することができる。特に、利用者毎に記
憶エリアを設けた場合、記憶エリア毎に発光表示部の発
光態様を変化させることで、利用者は自分の記憶エリア
にデータが蓄積されているか否かを瞬時に判断すること
ができる。
【0008】また、請求項2に係る通信装置は、請求項
1に記載の通信装置において、検出手段により特定デー
タが検出されない場合、蓄積手段は、記憶手段内の記憶
エリア以外の共通エリアにデータを蓄積し、発光制御手
段は、共通エリアにデータが蓄積されている場合、記憶
エリアと区別可能に発光表示手段の発光態様を変化させ
ることを特徴とする。
【0009】請求項2の通信装置によれば、受信データ
から特定データが検出されず、データが記憶手段の記憶
エリアに割り当てられない場合には、記憶手段の共通エ
リアにデータが蓄積されることとなる。そして、共通エ
リアにデータが蓄積されていることを表示する発光表示
部の発光態様が、各記憶エリア毎にデータが蓄積されて
いることを表示する発光態様と区別可能に発光するた
め、利用者は、発光表示部を目視にて確認すれば、特定
データの検出されない任意のデータの蓄積も瞬時に判断
することができる。
【0010】また、請求項3に係る通信装置は、外部か
ら通信回線を介して送信されるデータを蓄積するための
記憶手段を備えた通信装置において、データに包含、も
しくは付加されて送信される特定データを検出する検出
手段と、その検出手段により特定データが検出された場
合、データを特定データと対応づけた状態で記憶手段に
蓄積する蓄積手段と、記憶手段に特定データと対応づけ
られたデータが蓄積されているか否かを判定する判定手
段と、その判定手段により特定データと対応づけられた
データが蓄積されていると判定された場合、その特定デ
ータの種別に応じて発光表示手段の発光態様を変化させ
る発光制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3の通信装置によれば、受信したデ
ータは、同データに特定データが包含、もしくは付加さ
れていれば、受信データと特定データとを対応付けた状
態で記憶手段に蓄積される。そして、判定手段により特
定データと対応付けられたデータが蓄積されていると判
定された場合、その特定データの種別に応じて発光表示
部の発光態様を変化させる。従って、利用者は、発光表
示部を目視にて確認すれば、特定データが付与されて送
信されてきたデータの蓄積の有無だけでなく、特定デー
タの種別についても瞬時に確認することができる。
【0012】また、請求項4に係る通信装置は、請求項
3に記載の通信装置において、特定データは受信者を特
定する情報であり、発光制御手段は受信者に対応して発
光表示手段の発光態様を変化させることを特徴とする。
【0013】請求項4の通信装置によれば、前記特定デ
ータは、受信者を特定するデータであるので、受信者毎
に発光表示部の発光態様を変化させることができ、利用
者は、発光表示部を目視にて確認すれば、受信者別のデ
ータ蓄積を瞬時に判断することができる。
【0014】また、請求項5に係る通信装置は、請求項
1乃至4に記載の通信装置において、データは音声デー
タ又は文書データを含み、発光制御手段は音声データと
文書データとで、さらに発光表示手段の発光態様を異な
らせることを特徴とする。
【0015】請求項5の通信装置によれば、少なくとも
音声データ、文書データを記憶手段に蓄積することを可
能とし、両者の区別を記憶手段の記憶エリア毎に、ある
いはデータに包含、付加された特定データにより識別し
て、発光表示部の発光態様を変化させることができる。
つまり、データの蓄積がある記憶エリアを発光態様を変
えて表示するだけでなく、また、特定データが付与され
ているデータの蓄積を特定データ別に発光態様を変えて
表示するだけでなく、その蓄積されているデータの種別
が音声データであるか文書データであるかについても確
認することができる。
【0016】また、請求項6に係る通信装置は、請求項
1に記載の通信装置において、発光表示手段は発光色が
異なる少なくとも2つの光源を有し、発光制御手段は各
光源を選択的に発光させることにより発光色を変化させ
ることを特徴とする。
【0017】請求項6の通信装置によれば、発光表示部
の発光態様の変化は、発光色が異なる少なくとも2つの
光源で行うので、光源の種類、数の組み合わせで発光色
の組み合わせを自由に設定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の通信装置につい
て、例えば、通信装置の一例として電話機能が複合され
たファクシミリ装置につき具体化した実施形態に基づ
き、図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形
態に係るファクシミリ装置の概略構成について説明す
る。図1は、本実施形態に係るファクシミリ装置の外観
斜視図である。
【0019】図1において、ファクシミリ装置1は装置
本体2を有し、装置本体2の右側面には、電源コード3
及び子機(不図示)と通話するためのアンテナ4が付設
されている。また、装置本体2の上面には操作パネルユ
ニット5が配設されており、かかる操作パネルユニット
5には液晶ディスプレイ6が配設されている。
【0020】また、操作パネルユニット5の後方位置に
は読取用原稿を積層した状態でスタックする原稿載置台
7が設けられており、更に、原稿載置台7の後方位置に
は用紙サポート8が配置されている。そしてファクシミ
リ機能においては、受信したデータは直接に、あるいは
一旦、記憶部11(図2参照)に文書データとして蓄積
された後に、記録ユニット22(図2参照)により装置
本体2内部に収容されているロール状の記録用紙に印刷
されて排出される。また、原稿載置台7に載置された読
取用原稿は、装置本体2内に取り込まれて読取ユニット
20(図2参照)により読み取られ、符号化された後、
モデムおよびNCU24を介して電話回線25へ送出さ
れる。更に、装置本体2の左側には受話器載置部9が設
けられており、電話機能において使用される受話器10
が載置される。尚、本ファクシミリ装置には、電話機能
の一つとして留守番電話機能も設けられており、記憶部
11(図2参照)に音声メッセージを蓄積可能とし、そ
の蓄積された音声データを再生出力することができる。
【0021】次に、本ファクシミリ装置1の制御系につ
いて図2に基づき説明する。図2は本実施形態に係るフ
ァクシミリ装置1の制御系を示すブロック図である。図
2において、ファクシミリ装置1の制御系は、CPUを
核として構成された制御部17を有する。制御部17に
は、読み出し専用の不揮発性メモリであるROM18、
及び揮発性メモリであるRAMあるいはフラッシュメモ
リ等の書換可能な不揮発性メモリから成るメモリエリア
19が接続されている。ここに、ROM18は、ファク
シミリ装置1の読み取り動作、送受信動作または記録動
作等の基本的の動作用制御プログラムを蓄積する他に、
後述するバックライト発光パターン制御プログラムが蓄
積されている。
【0022】また、メモリエリア19は、CPUを介し
てROM18に格納されている各種のプログラムにより
設定・演算された各種のデータを一時的に蓄積するため
のものである。具体的には、予め、定められたデータ種
別毎のバックライトの発光色や発光パターン情報を設定
しておくバックライトカラー設定フラグ19A、受信デ
ータを記憶部11(後述)に蓄積する際、利用者毎にあ
るいはその他の種別毎に専用の記憶エリアを設けて蓄積
するか否かの設定をする記憶エリア設定フラグ19B、
記憶エリア設定フラグ19Bにより分別された記憶エリ
ア(以下、メールBOXと称する。)毎に蓄積データの
有無、データ数、データ種類、受信時期等の情報を記憶
する個別情報記憶フラグ19C、バックライトカラー設
定フラグ19Aに基づき、個別情報記憶フラグ19Cの
情報を表示するためバックライトの発光色、発光パター
ンを設定するバックライト発光設定フラグ19Dで構成
されている。この他にも留守番電話機能をオンすると設
定される留守番電話機能フラグ19E、文書データの一
時的な蓄積機能(以下、文書データメモリ代行と称す
る。)をオンすると設定される文書データメモリ代行フ
ラグ19F等の領域も有している。
【0023】制御部17には、原稿の文字、図形等を読
み取るための読取スキャナを含む読取ユニット20が接
続されている。更に、制御部17には、カッタ駆動モー
タを介してカッタを駆動して記録紙をカットする記録紙
カッタユニット21、電話回線25を介して受信した画
像データを記録紙上に印刷する印字ヘッドを含む記録ユ
ニット22、及び、印字ヘッドを駆動する駆動機構、記
録紙の送り制御を行う記録紙送り機構等を含む駆動ユニ
ット23が接続されている。
【0024】また、制御部17には、液晶ディスプレイ
6を有する操作パネルユニット5が接続され、テンキー
やモード設定キー等の複数のキーが設けられている。そ
して、これらのキーを介して制御部17に対して制御デ
ータの入力を行ったり、制御部17からの制御データに
基づいて液晶ディスプレイ6に制御状態等の表示を行
う。この液晶ディスプレイ6はバックライト発光部13
を有し、液晶表示の視認性を高めると共に、バックライ
ト発光設定フラグ19Dの設定に基づき、バックライト
駆動ユニット12によって駆動制御されて、バックライ
トの発光色、発光パターンを変えることができる。本実
施形態においては、バックライト発光部13として、赤
色発光ダイオード13R、緑色発光ダイオード13G、
及び青色発光ダイオード13Bの3原色の発光ダイオー
ドを設けているので、各々の発光ダイオード点灯の組み
合わせにより7色のバックライト発光色を実現すること
ができる。即ち、各発光ダイオード単独での点灯の他、
緑色発光ダイオード13Gと青色発光ダイオード13B
との点灯によりシアン色の発光色が、青色発光ダイオー
ド13Bと赤色発光ダイオード13Rとの点灯によりマ
ゼンダ色の発光色が、赤色発光ダイオード13Rと緑色
発光ダイオード13Gとの点灯により黄色の発光色がそ
れぞれ得られ、更に、全ての発光ダイオードを点灯する
ことにより、白色の発光色が得られる。
【0025】本実施形態のファクシミリ装置1は、NC
U(NetworkControlUnit)24及び
電話回線25を介して、交換機(図示せず)ひいては相
手側装置との間でデータの送受信を行う。データを受信
した際にはメモリエリア19の各種設定に基づく処理が
行われる。即ち、留守番電話機能フラグ19Eや文書デ
ータメモリ代行フラグ19Fの設定がされていない場合
には、制御部17は、送信されてくるデータが音声デー
タであるか否かを判断し、音声データである場合には、
受話器10をオフフックすることにより発呼者との通話
を確立し、文書データの場合には、記録ユニット22に
より記録用紙に印刷するように制御する。また、留守番
電話機能フラグ19Eと文書データメモリ代行フラグ1
9Fとが共に設定がされている場合には、制御部17
は、送信されてくるデータを記憶部11に蓄積するが、
この時、記憶エリア設定フラグ19Bが設定されていれ
ば、データと共に送信されてくる特定データに対応して
設けられるメールBOXに分別して蓄積される。従っ
て、例えば特定データを利用者毎、発信者毎等に割り当
てておけば、ある利用者宛のデータは1つのメールBO
Xにまとめて蓄積されることになり、そのメールBOX
を専用的に使用することができる。そして、そのときの
記憶データ情報は個別情報記憶フラグ19Cに蓄積さ
れ、データ蓄積の有無、データ数、データ種類、受信時
期等を管理する。待機時には、制御部17はバックライ
ト発光設定フラグ19Dの設定に基づき個別情報記憶フ
ラグ19Cに蓄積されている内容に従い、バックライト
駆動ユニット12がバックライト発光部13を駆動制御
して、バックライトを各記憶エリアに従った発光色およ
び発光パターン等にて発光制御する。
【0026】次に、バックライト発光色を設定する制御
方法につき、図3乃至図7に基づき説明する。図3乃至
図4は、メールBOX機能を持つ場合に呼出信号が着信
した際の処理フローを表し、図5乃至図6は、メールB
OX機能を持つ場合に蓄積されたデータの再生時の処理
フローを表し、図7は、待機時に記憶部11に蓄積され
ているデータに基づきバックライトが発光する際の処理
フローを表す。尚、以下の説明では、利用者別に3つの
メールBOXが設定されている場合を例にとって説明す
る。また、メモリエリア19のデータとして、記憶エリ
ア設定フラグ19B、留守番電話機能フラグ19E、文
書データメモリ代行フラグ19Fが設定されているもの
とする。
【0027】まず最初に、呼出信号が着信した場合の処
理フローにつき、図3乃至図4を参照して説明する。電
話回線を介して呼出信号の着信があると、まず、留守番
電話機能フラグ19Eが設定されているか否かを判断
し、設定されている場合、ステップ(以下、Sと略記す
る)1以下の処理を開始する。尚、呼出信号の着信時
に、上記フラグが設定されていない場合は、相手先が電
話機能による通話であれば、呼出音の鳴動を開始し、フ
ァクシミリ機能によるFAXデータであれば、そのFA
Xデータを手動操作に基づいて、もしくは自動的に受信
して記録ユニット22により印刷する処理を行う。ステ
ップ1においては、回線を閉結し、メールBOXへのデ
ータ蓄積を指示する特定データが送信されてきているか
否かを判断し、特定データが送信されてきていない場
合、即ち、メールBOXが指定されていない場合(S
1:NO)には、S2以下の処理に、指定されている場
合(S1:YES)には、S11以下の処理に分岐す
る。
【0028】先ず、メールBOXが指定されていない場
合(S1:NO)を説明する。S2において、送信され
てくるデータがFAXデータであるか否かを判断する。
FAXデータである場合(S2:YES)には、FAX
受信処理を実行する(S3)。そして記録ユニット22
によりデータ印刷が可能な場合(S4:YES)には、
FAXデータを記憶部11に蓄積すべき設定(以下、メ
モリ代行と称する。)がされているか否かを文書データ
メモリ代行フラグ19Fに基づいて判断したうえで(S
9)、設定がされていなければ(S9:NO)、印刷を
実行する(S10)。また、データ印刷が可能でなく
(S4:NO),可能であってもメモリ代行が設定され
ている場合(S9:YES)には、メモリ代行を行いF
AXデータを記憶部11内のメールBOXとして使用さ
れる以外の共用のエリアに蓄積した後(S5)、液晶表
示部のバックライト点灯色の設定として緑色発光ダイオ
ードの点灯フラグをセットする(S6)。
【0029】また、送信されてくるデータがFAXデー
タでなく音声データである場合(S2:NO)には、音
声メッセージを録音した後(S7)、液晶表示部のバッ
クライト点灯色の設定として、赤色発光ダイオードの点
灯フラグをセットする(S8)。
【0030】メールBOXが指定されている場合(S
1:YES)には、S11、S19、S27のそれぞれ
の判断部において特定データに基づき何番のメールBO
Xが指定されているかを判断する。即ち、メールBOX
No.1が指定されていれば(S11:YES)、S
12からS18の処理に分岐し、BOX No.2が指
定されていれば(S11:NO、S19:YES)、S
20からS26の処理に分岐し、BOX No.3が指
定されていれば(S19:NO、S27:YES)、S
28からS34の処理に分岐する。更に、これ以外の指
定の場合には(S27:NO)、該当するメールBOX
が存在しないので、S2からS10の処理を実行する。
メールBOX No.1指定時のS12からS18の処
理、BOXNo.2指定時のS20からS26の処理、
及びBOX No.3指定時のS28からS34の処理
は、データ蓄積のあるメールBOXを表示するために液
晶表示部のバックライト点灯色を設定するための処理を
含み、これ以外の処理については各ルーチンで同様の処
理を行う。ここで、メールBOX No.1指定時に
は、青色発光ダイオードの点灯フラグをセット(S1
6)して青色発光ダイオード13Bを点灯してバックラ
イトを青色にする。メールBOX No.2指定時に
は、青色及び赤色の発光ダイオードの同時点灯フラグを
セット(S24)して青色発光ダイオード13Bと赤色
発光ダイオード13Rとを共に点灯してバックライトを
マゼンダ色にする。更に、メールBOX No.3指定
時には、緑色及び青色の発光ダイオードの同時点灯フラ
グをセット(S32)して緑色発光ダイオード13Gと
青色発光ダイオード13Bとを共に点灯してバックライ
トをシアン色にする。
【0031】以下、メールBOX毎にデータを分別して
蓄積する処理、及び液晶表示部のバックライト点灯色設
定のためのフラグの処理について、S12からS18を
例にとって説明する。送信されてくるデータがメールB
OX No.1指定のデータである場合(S11:YE
S)には、そのデータがFAXデータであれば(S1
2:YES)受信処理を実行し(S13)、メールBO
X No.1にデータのメモリ代行を行う(S14)。
そして、FAXデータ消去フラグをリセットしてメール
BOX No.1にFAXデータが蓄積された状態であ
ることを設定する(S15)。送信されてくるデータが
FAXデータでなければ(S12:NO)音声データと
判断し、音声メッセージを録音する(S17)。そし
て、音声データ消去フラグをリセットしてメールBOX
No.1に音声データが蓄積された状態であることを
設定する(S18)。更に、メールBOX No.1に
音声データあるいはFAXデータが蓄積されたことを表
示するために、バックライト点灯色を青色に設定するた
め、青色発光ダイオード点灯フラグをセットする(S1
6)。尚、以上説明したメールBOX No.1につい
てのS12からS18の処理は前述したとおり、メール
BOX No.2についてのS20からS26の処理、
及びメールBOX No.3についてのS28からS3
4の処理と、バックライト点灯色設定のためのフラグ処
理以外は全く同様の処理であるので、詳細な説明につい
ては省略するが、メールBOX No.2に音声データ
あるいはFAXデータが蓄積された場合には、青色及び
赤色の発光ダイオードの同時点灯フラグをセット(S2
4)して青色発光ダイオード13Bと赤色発光ダイオー
ド13Rとを共に点灯させて、バックライト点灯色をマ
ゼンダ色にする。更に、BOX No.3に音声データ
あるいはFAXデータが蓄積された場合には、緑色及び
青色の発光ダイオードの同時点灯フラグをセット(S3
2)して緑色発光ダイオード13Gと青色発光ダイオー
ド13Bとを共に点灯させて、バックライト点灯色をシ
アン色にする。
【0032】次に、記憶部11に蓄積されているデータ
を再生する場合の処理フローにつき、図5乃至図6を参
照して説明する。データ再生処理においては、先ず再生
指示に伴ってメールBOXが指定されたか否かを判断す
る(S35)。指定されていない場合(S35:NO)
には、S36以下の処理に、指定されている場合(S3
5:YES)には、S45以下の処理に分岐する。
【0033】先ず、メールBOXが指定されていない場
合(S35:NO)を説明する。S36において、記憶
部11のメールBOX以外の共用エリアに記憶されてい
る再生すべきデータがFAXデータであるか否かを判断
する。FAXデータである場合(S36:YES)には
印刷処理を実行する(S37)。印刷終了後、全FAX
データが印刷済みか否かを判断し、未印刷データが残っ
ている場合(S38:NO)には、印刷処理を継続し
(S37)、残っていなければ(S38:YES)、緑
色発光ダイオード点灯フラグをリセットして(S39)
バックライトの緑色点灯の設定を解除する。また、再生
すべきデータがFAXデータでない場合(S36:N
O)には音声再生処理を実行する(S41)。再生終了
後、再生されたデータを消去するか否かの判断を促し、
利用者が操作パネル5上のキーを介して消去する旨を制
御部17に指示した場合(S42:YES)は、全音声
データが消去されていることを条件として(S43:Y
ES)、赤色発光ダイオード点灯フラグをリセットして
(S44)バックライトの赤色点灯の設定を解除する。
再生されたデータを消去しない旨の指示があった場合
(S42:NO)、あるいは消去する旨の指示があった
が(S42:YES)、他の音声データが消去されずに
残っている場合(S43:NO)には、データ残存を表
示しておく必要があるので赤色発光ダイオード点灯フラ
グはセットしたままにしておく。この処理は再生処理を
終了する旨の指令を受ける(S40:YES)まで続け
られる(S40:NO)。
【0034】メールBOXが指定されている場合(S3
5:YES)には、S45、S57、S69のそれぞれ
の判断部において何番のメールBOXが指定されている
かを判断する。即ち、メールBOX No.1が指定さ
れていれば(S45:YES)、S46からS56の処
理に分岐し、BOX No.2が指定されていれば(S
45:NO、S57:YES)、S58からS68の処
理に分岐し、BOX No.3が指定されていれば(S
57:NO、S69:YES)、S70からS80の処
理に分岐する。更に、これ以外の指定の場合には(S6
9:NO)、該当するメールBOXが存在しないので、
S36からS44の処理を実行する。メールBOX N
o.1指定時のS46からS56の処理、BOX N
o.2指定時のS58からS68の処理、及びBOX
No.3指定時のS70からS80の処理は、メールB
OX毎に蓄積されているデータを再生するための処理で
ありメールBOX毎に同等の処理を行う。また、再生処
理に加えて、再生後の残存データの有無を検出してバッ
クライト点灯の設定を行う処理を含んでいる。即ち、メ
ールBOX No.1に蓄積されているデータが全て消
去された場合(S50:YES)には、青色発光ダイオ
ードの点灯フラグをリセット(S51)してバックライ
トの青色点灯を消灯する。メールBOX No.2に蓄
積されているデータが全て消去された場合(S62:Y
ES)には、青色及び赤色の発光ダイオードの同時点灯
フラグをリセット(S63)してバックライトのマゼン
ダ色点灯を消灯する。更に、メールBOX No.3に
蓄積されているデータが全て消去された場合(S74:
YES)には、緑色及び青色の発光ダイオードの同時点
灯フラグをリセット(S75)してバックライトのシア
ン色点灯を消灯する。
【0035】上記の処理について、以下、S46からS
56を例にとって説明する。メールBOX No.1に
蓄積されているデータを再生する場合(S45:YE
S)には、再生すべきデータがFAXデータであれば
(S46:YES)、印刷処理を実行する(S47)。
印刷終了後、全FAXデータが印刷済みか否かを判断
し、未印刷データが残っている場合(S48:NO)に
は、印刷処理を継続し(S47)、残っていなければ
(S48:YES)、メールBOX No.1にFAX
データは残存していないことを設定するメールBOXN
o.1のFAXデータ消去フラグをセットする(S4
9)。また、再生すべきデータがFAXデータでない場
合(S46:NO)には、音声再生処理を実行する(S
53)。再生終了後、再生されたデータを消去するか否
かの判断を促し、利用者が消去する旨を制御部17に指
令した場合(S54:YES)は、他に音声データが残
存していないことを確認して(S55:YES)、メー
ルBOX No.1に音声データは残存していないこと
を設定するメールBOX No.1の音声データ消去フ
ラグをセットする(S56)。
【0036】また、再生されたデータを消去しない旨の
指示があった場合(S54:NO)、あるいは消去する
旨の指示があったが(S54:YES)、他の音声デー
タが消去されずに残っている場合(S55:NO)に
は、データ残存を表示しておく必要があるのでメールB
OX No.1の音声データ消去フラグをセットせずに
おく。
【0037】以上の処理によりメールBOX No.1
のFAX及び音声データの消去フラグが共にセットされ
れば(S50:YES)、青色発光ダイオード点灯フラ
グをリセットして(S51)、バックライトの青色点灯
の設定を解除する。逆に、音声データあるいはFAXデ
ータの消去フラグのうち少なくとも何れかがセットされ
ていなければ(S50:NO)、メールBOX No.
1にはデータが残存しているので、青色発光ダイオード
点灯フラグはセットのままにしておき、バックライトの
青色点灯の設定を維持する。これら一連の処理は再生処
理を終了する旨の指令を受ける(S52:YES)まで
続けられる(S52:NO)。
【0038】尚、以上説明したメールBOX No.1
についてのS46からS56の処理は前述したとおり、
メールBOX No.2についてのS58からS68の
処理、及びメールBOX No.3についてのS70か
らS80の処理と同様の処理であるので、メールBOX
No.2及び3についての説明は省略する。
【0039】更に、図7により、データの着信、及び再
生処理を行っていない待機時における液晶表示部のバッ
クライト点灯処理について説明する。待機時において、
メモリエリア19内のバックライト発光設定フラグ19
Dを参照し、赤色発光ダイオードの点灯フラグのみがセ
ットされており、他の発光ダイオードの点灯フラグはセ
ットされていない場合(S81:YES)には、バック
ライト点灯用の赤色発光ダイオードを点灯しバックライ
トを赤色で点灯する(S82)。赤色以外の発光ダイオ
ードの点灯フラグも合わせてセットされているか、ある
いは赤色発光ダイオードの点灯フラグがセットいない場
合(S81:NO)、緑色発光ダイオードの点灯フラグ
のみがセットされており、他の発光ダイオードの点灯フ
ラグはセットされていなければ(S83:YES)、バ
ックライト点灯用の緑色発光ダイオードを点灯しバック
ライトを緑色で点灯する(S84)。また、緑色以外の
発光ダイオードの点灯フラグも合わせてセットされてい
るか、あるいは緑色発光ダイオードの点灯フラグがセッ
トいない場合(S83:NO)、青色発光ダイオードの
点灯フラグのみがセットされており、他の発光ダイオー
ドの点灯フラグはセットされていなければ(S85:Y
ES)、バックライト点灯用の青色発光ダイオードを点
灯しバックライトを青色で点灯する(S86)。更に、
青色以外の発光ダイオードの点灯フラグも合わせてセッ
トされているか、あるいは青色発光ダイオードの点灯フ
ラグがセットされていない場合(S85:NO)、青色
及び赤色発光ダイオードの同時点灯フラグがセットされ
ており、緑色発光ダイオードの点灯フラグはセットされ
ていなければ(S87:YES)、バックライト点灯用
の青色及び赤色発光ダイオードを点灯しバックライトを
マゼンダ色で点灯する(S88)。また、緑色の発光ダ
イオードの点灯フラグも合わせてセットされているか、
あるいは青色か赤色の少なくとも何れか1つの発光ダイ
オードの点灯フラグがセットされていない場合(S8
7:NO)、緑色及び青色発光ダイオードの同時点灯フ
ラグがセットされており、赤色発光ダイオードの点灯フ
ラグはセットされていなければ(S89:YES)、バ
ックライト点灯用の緑色及び青色発光ダイオードを点灯
しバックライトをシアン色で点灯する(S90)。
【0040】バックライトの黄色点灯、及び白色点灯に
ついても同様の処理を行う。即ち、黄色点灯には赤及び
緑色の発光ダイオードを共に点灯させ、白色点灯には赤
色、緑色及び青色の全ての発光ダイオードを共に点灯さ
せることにより行うことができる。
【0041】以上詳細に説明したように、本実施形態の
ファクシミリ装置は、ファクシミリ機能に加えて留守番
電話機能を有しており、また、音声データやFAXデー
タが蓄積される記憶部11内に予め複数の記憶エリアを
設けておき、相手先から送られてくる特定データに基づ
いて、その特定データに対応づけられている記憶エリア
に送信されてくる音声データあるいはFAXデータを蓄
積する、いわゆるメールBOX機能を有するものであ
り、その場合、データ蓄積のあるメールBOXを確認す
るために、液晶表示部のバックライトの点灯色をメール
BOX毎に色分けして点灯することにより、簡単且つ確
実にデータ蓄積のあるメールBOXを判断することがで
きる。例えば、特定データをファクシミリ装置の利用者
毎に対応付けて設定しておけば、1つのメールBOXに
蓄積されるデータは全てその利用者宛のデータとなるた
め、1つのファクシミリを複数人で共用する場合に非常
に有効であるが、この場合も、メールBOX毎に異なる
色が点灯されると、誰のメールBOXにデータが蓄積さ
れているかを容易に判断できる。特定データが発信者を
特定するもので、メールBOXを発信者毎に対応付けて
設定しておけば、1つのメールBOXに蓄積されるデー
タは全てその発信者からのデータとなるため、蓄積デー
タの管理がし易くなり、この場合も、メールBOX毎に
異なる色が点灯されると、誰用のメールBOXにデータ
が蓄積されているかを容易に判断できる。また、相手先
から特定データが送られてこない場合、記憶部11内の
共用エリアに受信したデータを蓄積するが、その場合、
蓄積したデータが音声であるかFAXであるかといった
データ種別毎に液晶表示部のバックライトの点灯色を色
分けすることにより、データが蓄積されていることだけ
でなく、そのデータの種別についてもバックライトの点
灯色の違いにより判別することができる。そして、本実
施形態では、3色の発光ダイオードを使用しているの
で、各発光ダイオード発光の組み合わせを任意に選べば
7色の点灯色が実現できるので、7種類のデータ種別を
バックライト点灯色の違いにより判別することができ
る。
【0042】尚、本発明は本実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、
上記実施形態においては、特定データに対応してメール
BOXを固定的に設けた場合について説明したが、特定
データと受信データとを対応付けた状態で記憶させてお
き、特定データと対応付けられたデータが蓄積されてい
る場合、その特定データの種別に応じて液晶表示部のバ
ックライトの点灯色を色分けするように構成してもよ
い。この構成においては、特定データを有するデータの
蓄積があれば、特定データ毎に予め設定されている点灯
色のフラグをセットすれば良く、また、再生の場合は特
定データ、もしくは特定データに関わる情報を指定する
ことで、指定された特定データが対応付けられている蓄
積データのみを選択的に再生する。この構成によれば、
メールBOX用の記憶エリアのために記憶部11の一部
を常に確保しておく必要がなく、記憶部11全体を各機
能により使用可能となる。また、本実施形態において
は、メールBOX毎のデータ種別を識別できるように構
成されているが、複数種類のデータが蓄積されている場
合には、データ種別毎の点灯表示をサイクリックに繰り
返す処理をしてやれば全てのデータ蓄積状況を確認する
ことができる。そしてこの処理は、図7の点灯処理に複
数の点灯フラグがセットされた場合に、順次、点灯する
発光ダイオードを切り替える処理を加えるだけで実現す
ることができる。尚、視認性向上のために、発行後、一
旦全てのダイオードを所定時間消灯してから次の発光に
移るようにしてもよい。さらに、各メールBOX内に蓄
積されたデータの種別を判別可能に構成してもよく、例
えば、メールBOX内に蓄積されたデータが音声データ
であるかFAXデータであるかによって、発光色、発光
パターンを変えることにより蓄積されたデータの種別に
ついても判別可能となる。
【0043】また、各メールBOXに蓄積されているデ
ータ数を表示するため、各点灯色の点滅の回数をデータ
数に一致させることも可能であり、更に、各メールBO
Xに割り当てられた蓄積容量の残量が規定値を下回った
場合に、各メールBOX毎の表示色での点滅等の発光パ
ターンを変えることにより警告をすることもできる。デ
ータ数に応じた点滅については、データの着信毎に計数
値を増加させ、データの消去毎に計数値を減少させるカ
ウンタを備えておき、カウンタの出力数に応じて点滅さ
せる処理を図7の点灯処理に追加してやることにより実
現できる。また、記憶容量の警告については、予め警告
を表す点滅パターンをバックライトカラー設定フラグ1
9Aに蓄積しておき、制御部17が検出した場合に発光
パターンを警告表示に変更するように、図7に警告検出
の判断部分を追加することで実現できる。
【0044】更に上述したように、識別するためには点
灯色のみならず、点滅、強弱等の点灯パターンを、視認
性が低下しない範囲内で利用することもできる。設置ス
ペース、コスト等の要因で発光ダイオードの搭載色が制
限される場合でも発光パターンを変えてやれば、蓄積デ
ータ情報の識別について同様の効果を実現できる。
【0045】以上の識別すべきデータの内容や表示の態
様は、それぞれ単独で実現することも可能であるが、そ
れぞれを種々組み合わせることもできる。加えて、発光
体については、本実施形態においては、発光ダイオード
を例にとって説明したが、これに限定されるものではな
く、ランプ、ELデバイス等の他の発光デバイスを使用
することでも実現できることは言うまでもない。また、
表示装置についても、本実施形態では液晶表示部のバッ
クライトを利用しているが、専用の表示部を設けてやる
こともできるし、バックライトと組み合わせてやれば、
更に様々な表現を実現することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1の通信装
置では、受信したデータに特定データが包含、もしくは
付加されていれば、受信したデータは、特定データ毎に
割り当てられる記憶手段内の記憶エリアにそれぞれ蓄積
される。そして、判定手段によりデータが蓄積されてい
る記憶エリアが存在すると判定された場合、その記憶エ
リアの種別に応じて発光表示部の発光態様を変化させ
る。従って、利用者は、発光表示部を目視にて確認すれ
ば、どの記憶エリアにデータが蓄積されているのかを瞬
時に判断することができ、特に、利用者毎に記憶エリア
を設けた場合、記憶エリア毎に発光表示部の発光態様を
変化させることで、利用者は自分の記憶エリアにデータ
が蓄積されているか否かを瞬時に判断することができ
る。
【0047】請求項2の通信装置では、受信データから
特定データが検出されず、記憶手段の記憶エリアに割り
当てられない場合には、記憶手段の共通エリアにデータ
が蓄積されることとなる。そして、共通エリアにデータ
が蓄積されていることを表示する発光表示部の発光態様
が、各記憶エリアにデータが蓄積されていることを表示
する発光態様と区別可能に発光するため、利用者は、発
光表示部を目視にて確認すれば、特定データの検出され
ない任意のデータの蓄積も瞬時に判断することができ
る。
【0048】請求項3の通信装置では、受信したデータ
に特定データが包含、もしくは付加されていれば、受信
したデータは、受信データと特定データとを対応付けた
状態で記憶手段に蓄積される。そして、判定手段により
特定データと対応付けられたデータが蓄積されていると
判定された場合、その特定データの種別に応じて発光表
示部の発光態様を変化させる。従って、利用者は、発光
表示部を目視にて確認すれば、特定データが付与されて
送信されてきたデータの蓄積の有無だけでなく、特定デ
ータの種別についても瞬時に確認することができる。
【0049】請求項4の通信装置では、前記特定データ
は、受信者を特定するデータであるので、受信者毎に発
光表示部の発光態様を変化させることができ、利用者
は、発光表示部を目視にて確認すれば、受信者別のデー
タ蓄積を瞬時に判断することができる。
【0050】請求項5の通信装置では、少なくとも音声
データ、文書データを記憶手段に蓄積することができ、
両者の区別を記憶部の記憶エリア毎に、あるいはデータ
に包含、付加された特定データにより識別して、発光表
示部の発光態様が変化させることができるので、データ
の蓄積がある記憶エリアを発光態様を変えて表示するだ
けでなく、また、特定データが付与されているデータの
蓄積を特定データ別に発光態様を変えて表示するだけで
なく、その蓄積されているデータの種別が音声データで
あるか文書データであるかについても確認することがで
きる。
【0051】請求項6の通信装置では、発光表示部の発
光態様の変化は、発光色が異なる少なくとも2つの光源
で行うので、光源の種類、数の組み合わせで発光色の組
み合わせを自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るファクシミリ装置の外観斜視
図である。
【図2】ファクシミリ装置の制御系を示すブロック図で
ある。
【図3】メールBOX機能を持つファクシミリ装置にお
いてデータ着信処理のフローチャートの前半部分であ
る。
【図4】メールBOX機能を持つファクシミリ装置にお
いてデータ着信処理のフローチャートの後半部分であ
る。
【図5】メールBOX機能を持つファクシミリ装置にお
いて記憶データの再生処理のフローチャートの前半部分
である。
【図6】メールBOX機能を持つファクシミリ装置にお
いて記憶データの再生処理のフローチャートの後半部分
である。
【図7】メールBOX機能を持つファクシミリ装置にお
いて待機時の記憶データに基づくバックライト発光処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
1ファクシミリ装置 5操作パネルユニット 6液晶ディスプレイ 11記憶部 12バックライト駆動ユニット 13バックライト発光部 17制御部 18ROM 19メモリエリア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/21

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から通信回線を介して送信されるデ
    ータを蓄積するための記憶手段を備えた通信装置におい
    て、 前記記憶手段は、前記データに包含、もしくは付加され
    て送信される特定データに対応して設けられる記憶エリ
    アを少なくとも1つ含み、 前記データに特定データが包含、もしくは付加されてい
    るか否かを検出する検出手段と、 その検出手段により特定データが検出された場合、その
    特定データに対応する記憶エリアにデータを蓄積する蓄
    積手段と、 データが蓄積されている前記記憶エリアが存在するか否
    かを判定する判定手段と、 その判定手段によりデータが蓄積されている記憶エリア
    が存在すると判定された場合、その記憶エリアの種別に
    応じて発光表示手段の発光態様を変化させる発光制御手
    段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段により前記特定データが検
    出されない場合、前記蓄積手段は、記憶手段内の前記記
    憶エリア以外の共通エリアにデータを蓄積し、 前記発光制御手段は、前記共通エリアにデータが蓄積さ
    れている場合、前記記憶エリアと区別可能に前記発光表
    示手段の発光態様を変化させることを特徴とする請求項
    1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 外部から通信回線を介して送信されるデ
    ータを蓄積するための記憶手段を備えた通信装置におい
    て、 前記データに包含、もしくは付加されて送信される特定
    データを検出する検出手段と、 その検出手段により特定データが検出された場合、前記
    データを特定データと対応づけた状態で前記記憶手段に
    蓄積する蓄積手段と、 前記記憶手段に特定データと対応づけられたデータが蓄
    積されているか否かを判定する判定手段と、 その判定手段により特定データと対応づけられたデータ
    が蓄積されていると判定された場合、その特定データの
    種別に応じて前記発光表示手段の発光態様を変化させる
    発光制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 前記特定データは受信者を特定する情報
    であり、発光制御手段は受信者に対応して前記発光表示
    手段の発光態様を変化させることを特徴とする請求項3
    記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記データは音声データ又は文書データ
    を含み、 前記発光制御手段は音声データと文書データとで、さら
    に前記発光表示手段の発光態様を異ならせることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記発光表示手段は発光色が異なる少な
    くとも2つの光源を有し、 前記発光制御手段は前記各光源を選択的に発光させるこ
    とにより発光色を変化させることを特徴とする請求項1
    に記載の通信装置。
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