JP3480859B2 - たばこ葉の葉編み装置 - Google Patents
たばこ葉の葉編み装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たばこ葉を乾燥するた
めの葉編み作業を自動的に行う葉編み装置に関する。さ
らに特定すれば、本発明は上記の葉編み装置において、
積み重ねたたばこ葉の間にパイプを自動的に挿入するこ
とができる葉編み装置に関する。
めの葉編み作業を自動的に行う葉編み装置に関する。さ
らに特定すれば、本発明は上記の葉編み装置において、
積み重ねたたばこ葉の間にパイプを自動的に挿入するこ
とができる葉編み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、たばこ葉はたばこ製品に加工さ
れる前に乾燥される。この乾燥の方法は、たばこ葉の品
種によっても相違するが、たとえば黄色種のたばこ葉で
は乾燥室に吊り下げて乾燥させる。このような乾燥をす
るには、図1に示すように、たばこ葉Tをその葉柄を上
にして吊り具となるパイプPの左右に振り分けられるよ
うに糸でこのたばこ葉の葉柄部分を編み込み、このパイ
プPに吊るされたたばこ葉Tを乾燥室に吊り下げて乾燥
させる。このようにパイプPの左右に振り分けてたばこ
葉Tを編み込む作業は葉編み作業と称されている。
れる前に乾燥される。この乾燥の方法は、たばこ葉の品
種によっても相違するが、たとえば黄色種のたばこ葉で
は乾燥室に吊り下げて乾燥させる。このような乾燥をす
るには、図1に示すように、たばこ葉Tをその葉柄を上
にして吊り具となるパイプPの左右に振り分けられるよ
うに糸でこのたばこ葉の葉柄部分を編み込み、このパイ
プPに吊るされたたばこ葉Tを乾燥室に吊り下げて乾燥
させる。このようにパイプPの左右に振り分けてたばこ
葉Tを編み込む作業は葉編み作業と称されている。
【0003】従来、このような葉編み作業は、無端ベル
トを備えた搬送コンベアと、この搬送コンベアの側部に
設けられた葉編みミシンを備えた葉編み機と称される装
置を使用しておこなわれていた。まず、走行している搬
送コンベアの無端ベルト上にたばこ葉をその葉柄側を一
方側に揃えて並べ、第1のたばこ葉の集積層を形成す
る。次に、この第1の集積層の上の葉柄の近傍に所定の
長さのパイプを配置する。そして、さらにその上にたば
こ葉をその葉柄を一方側に揃えて重ね、第2のたばこ葉
の集積層を形成する。次に、このような第1および第2
のたばこ葉の集積層およびパイプはそのままこのコンベ
ア上を搬送され、このコンベアの一方側に配置された上
記の葉編みミシンによってその葉柄の近傍部分が糸で編
み合わされ、図1に示すようにこのパイプの上下すなわ
ち左右に振り分けられた状態で編み合わされる。
トを備えた搬送コンベアと、この搬送コンベアの側部に
設けられた葉編みミシンを備えた葉編み機と称される装
置を使用しておこなわれていた。まず、走行している搬
送コンベアの無端ベルト上にたばこ葉をその葉柄側を一
方側に揃えて並べ、第1のたばこ葉の集積層を形成す
る。次に、この第1の集積層の上の葉柄の近傍に所定の
長さのパイプを配置する。そして、さらにその上にたば
こ葉をその葉柄を一方側に揃えて重ね、第2のたばこ葉
の集積層を形成する。次に、このような第1および第2
のたばこ葉の集積層およびパイプはそのままこのコンベ
ア上を搬送され、このコンベアの一方側に配置された上
記の葉編みミシンによってその葉柄の近傍部分が糸で編
み合わされ、図1に示すようにこのパイプの上下すなわ
ち左右に振り分けられた状態で編み合わされる。
【0004】ところで、従来は上記のような葉編み作業
は人手に頼る部分が多く、非能率的であるとともに、多
くの作業者を必要としていた。たとえば、従来のこの葉
編み作業では、上記のコンベアの上にたばこ葉を並べて
第1の集積層を形成するとともにこの第1の集積層の上
にパイプを配置する作業に2名、このパイプの上にさら
にたばこ葉を並べて第2の集積層を形成する作業に2
名、葉編みミシンでパイプとともに編み込まれたたばこ
葉を受けとり、これを乾燥室に吊り込む作業に2名、合
計6名を必要としていた。
は人手に頼る部分が多く、非能率的であるとともに、多
くの作業者を必要としていた。たとえば、従来のこの葉
編み作業では、上記のコンベアの上にたばこ葉を並べて
第1の集積層を形成するとともにこの第1の集積層の上
にパイプを配置する作業に2名、このパイプの上にさら
にたばこ葉を並べて第2の集積層を形成する作業に2
名、葉編みミシンでパイプとともに編み込まれたたばこ
葉を受けとり、これを乾燥室に吊り込む作業に2名、合
計6名を必要としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、上記のような葉編み作業を自
動化し、能率を向上させるとともに、必要とする作業者
の人数を減少させることができるたばこ葉の葉編み装置
を提供するものである。
基づいてなされたもので、上記のような葉編み作業を自
動化し、能率を向上させるとともに、必要とする作業者
の人数を減少させることができるたばこ葉の葉編み装置
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送コンベア
上に重ねられたたばこ葉の集積層を分離搬送機構によっ
てその略中央部から離して下方の第1の集積層と上方の
第2の集積層に分離するとともに、所定の区間だけ上方
の第2の集積層の少なくとも一側部を上方に分離移動さ
せるとともに上記の搬送コンベアの搬送速度と等しい速
度で搬送し、またこの分離搬送機構によって上下に分離
して搬送される第1の集積層と第2の集積層との間にパ
イプ挿入機構によってパイプを挿入し、さらにこの分離
搬送機構の上記所定の区間を通過して上記のパイプを介
在して重ねられた上記の第1および第2の集積層の一側
部を葉編みミシンによって編み合わせてこれらたばこ葉
をこのパイプの上下に振り分けて編み合わせるものであ
る。
上に重ねられたたばこ葉の集積層を分離搬送機構によっ
てその略中央部から離して下方の第1の集積層と上方の
第2の集積層に分離するとともに、所定の区間だけ上方
の第2の集積層の少なくとも一側部を上方に分離移動さ
せるとともに上記の搬送コンベアの搬送速度と等しい速
度で搬送し、またこの分離搬送機構によって上下に分離
して搬送される第1の集積層と第2の集積層との間にパ
イプ挿入機構によってパイプを挿入し、さらにこの分離
搬送機構の上記所定の区間を通過して上記のパイプを介
在して重ねられた上記の第1および第2の集積層の一側
部を葉編みミシンによって編み合わせてこれらたばこ葉
をこのパイプの上下に振り分けて編み合わせるものであ
る。
【0007】また、本発明の実施例によけば、上記の分
離搬送機構は、傾斜して配置された分離用回転スクリュ
ー部材によってたばこ葉の集積層を第1および第2の集
積層に分離して上方の第2の集積層を上方に移動させ、
この第2の集積層を搬送用回転スクリュー部材によって
水平方向に搬送する。したがって、この分離搬送機構の
構造は簡単になり、また作動も確実になる。
離搬送機構は、傾斜して配置された分離用回転スクリュ
ー部材によってたばこ葉の集積層を第1および第2の集
積層に分離して上方の第2の集積層を上方に移動させ、
この第2の集積層を搬送用回転スクリュー部材によって
水平方向に搬送する。したがって、この分離搬送機構の
構造は簡単になり、また作動も確実になる。
【0008】さらに、本発明の実施例によれば、上記の
パイプ挿入機構は、上記の分離搬送機構によって上下に
分離されて搬送されているたばこ葉の集積層の間に重力
によってパイプを1本ずつ供給するものである。したが
って、このパイプ挿入機構の構造が簡単になり、また作
動の信頼性も高い。
パイプ挿入機構は、上記の分離搬送機構によって上下に
分離されて搬送されているたばこ葉の集積層の間に重力
によってパイプを1本ずつ供給するものである。したが
って、このパイプ挿入機構の構造が簡単になり、また作
動の信頼性も高い。
【0009】
【作用】搬送コンベア上に重ねられたたばこ葉の集積層
は、上記の分離搬送機構によって第1および第2の集積
層に分離して搬送され、この間に上記のパイプ挿入機構
によってこの第1および第2の集積層の間にパイプが挿
入され、この後にこれらたばこ葉は葉編みミシンによっ
てパイプの上下に振り分けられて編み合わされる。した
がって、この搬送コンベア上にはたばこ葉を単一の集積
層として重ねるだけでよく、その後の集積層の分離やパ
イプ挿入が自動的に行われる。したがって、このたばこ
葉を重ねる作業が簡単であり、能率が向上するととも
に、必要な作業者の人数も大幅に低減させることができ
る。
は、上記の分離搬送機構によって第1および第2の集積
層に分離して搬送され、この間に上記のパイプ挿入機構
によってこの第1および第2の集積層の間にパイプが挿
入され、この後にこれらたばこ葉は葉編みミシンによっ
てパイプの上下に振り分けられて編み合わされる。した
がって、この搬送コンベア上にはたばこ葉を単一の集積
層として重ねるだけでよく、その後の集積層の分離やパ
イプ挿入が自動的に行われる。したがって、このたばこ
葉を重ねる作業が簡単であり、能率が向上するととも
に、必要な作業者の人数も大幅に低減させることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図2には本発明のたばこ葉の葉編み装置の全体の構
成を示す。図中のCは、この装置の搬送コンベア機構で
あって、基台C1を備え、またこの基台C1の上面には
無端ベルトC2が設けられている。この無端ベルトC2
は、図示しない駆動機構によって図中の矢印方向に走行
駆動され、その上に載置されたたばこ葉Tの集積層を所
定の速度で搬送する。また、この搬送コンベア機構Cの
上流側部分の側部には、ガイド板44が設けられてい
る。そして、上記の無端ベルトC2上にたばこ葉Tの葉
柄部を一方側に揃えて積み重ねる際に、このたばこ葉T
の葉柄部を上記のガイド板44に当接させることによ
り、これらたばこ葉Tの葉柄部を略一直線状に整列させ
ることができる。
る。図2には本発明のたばこ葉の葉編み装置の全体の構
成を示す。図中のCは、この装置の搬送コンベア機構で
あって、基台C1を備え、またこの基台C1の上面には
無端ベルトC2が設けられている。この無端ベルトC2
は、図示しない駆動機構によって図中の矢印方向に走行
駆動され、その上に載置されたたばこ葉Tの集積層を所
定の速度で搬送する。また、この搬送コンベア機構Cの
上流側部分の側部には、ガイド板44が設けられてい
る。そして、上記の無端ベルトC2上にたばこ葉Tの葉
柄部を一方側に揃えて積み重ねる際に、このたばこ葉T
の葉柄部を上記のガイド板44に当接させることによ
り、これらたばこ葉Tの葉柄部を略一直線状に整列させ
ることができる。
【0011】また、この搬送コンベア機構Cの略中央部
の一側部には、分離搬送機構Sおよびパイプ挿入機構D
が設けられている。そして、上記の無端ベルトC2上に
重ねられたたばこ葉Tの集積層は、この無端ベルトC2
の走行によって搬送され、この分離搬送機構によって略
中央部から第1および第2の集積層に上下に分離されて
搬送され、この際にこの第1および第2の集積層の間に
上記のパイプ挿入機構Dからパイプが挿入される。
の一側部には、分離搬送機構Sおよびパイプ挿入機構D
が設けられている。そして、上記の無端ベルトC2上に
重ねられたたばこ葉Tの集積層は、この無端ベルトC2
の走行によって搬送され、この分離搬送機構によって略
中央部から第1および第2の集積層に上下に分離されて
搬送され、この際にこの第1および第2の集積層の間に
上記のパイプ挿入機構Dからパイプが挿入される。
【0012】また、この搬送機構Cの下流側の部分の一
方側部には葉編みミシンMが設けられており、上記のパ
イプが挿入されたたばこ葉Tの集積層の葉柄部分を糸で
編み込み、これらのたばこ葉Tをこのパイプの上下(左
右)に振り分けた状態で編み込む。
方側部には葉編みミシンMが設けられており、上記のパ
イプが挿入されたたばこ葉Tの集積層の葉柄部分を糸で
編み込み、これらのたばこ葉Tをこのパイプの上下(左
右)に振り分けた状態で編み込む。
【0013】次に、上記の分離搬送機構Sとパイプ挿入
機構Dの部分を図2ないし図6を参照して説明する。こ
の分離搬送機構Sは、分離用回転スクリュー部材1と、
搬送用回転スクリュー部材2とを備えている。これらの
回転スクリュー部材1,2は、円筒状の本体の外周に螺
旋状の搬送用スクリュー部を突設したもので、回転する
ことによりたばこ葉を所定の速度で搬送するものであ
る。なお、この実施例では、これら回転スクリュー部材
1,2の外径は約35mm、スクリュー部のピッチは約
18mmで左巻きである。
機構Dの部分を図2ないし図6を参照して説明する。こ
の分離搬送機構Sは、分離用回転スクリュー部材1と、
搬送用回転スクリュー部材2とを備えている。これらの
回転スクリュー部材1,2は、円筒状の本体の外周に螺
旋状の搬送用スクリュー部を突設したもので、回転する
ことによりたばこ葉を所定の速度で搬送するものであ
る。なお、この実施例では、これら回転スクリュー部材
1,2の外径は約35mm、スクリュー部のピッチは約
18mmで左巻きである。
【0014】なお、これら分離用回転スクリュー部材1
および搬送用回転スクリュー部材2の代わりに、幅の狭
い無端ベルト機構や、無端チエン機構等の搬送機構を代
用することも可能である。
および搬送用回転スクリュー部材2の代わりに、幅の狭
い無端ベルト機構や、無端チエン機構等の搬送機構を代
用することも可能である。
【0015】上記の分離用回転スクリュー部材1は、先
端部が先細状のテーパ状をなしている。そして、この分
離用回転スクリュー部材1は、その先端が下向きに傾斜
して取り付けられており、その先端部は前記の無端ベル
トC2上に積層されたたばこ葉Tの集積層の略中央部分
に位置している。したがって、この分離用回転スクリュ
ー部材1によって、このたばこ葉Tの集積層の葉柄側の
部分は図6に示すようにその中央部から下方の第1の集
積層T1と上方の集積層T2とに分離され、この傾斜し
た分離用回転スクリュー部材1によって上方の集積層T
2は上方に移動される。なお、この分離用回転スクリュ
ー部材1のスクリュー部のピッチ、回転速度等は上記の
搬送コンベア機構Cの搬送速度に対応して設定され、こ
の分離された第2の集積層T2は上記のように上方に移
動するとともに、この搬送コンベア機構Cの搬送速度と
等しい速度で水平方向に搬送されるものである。
端部が先細状のテーパ状をなしている。そして、この分
離用回転スクリュー部材1は、その先端が下向きに傾斜
して取り付けられており、その先端部は前記の無端ベル
トC2上に積層されたたばこ葉Tの集積層の略中央部分
に位置している。したがって、この分離用回転スクリュ
ー部材1によって、このたばこ葉Tの集積層の葉柄側の
部分は図6に示すようにその中央部から下方の第1の集
積層T1と上方の集積層T2とに分離され、この傾斜し
た分離用回転スクリュー部材1によって上方の集積層T
2は上方に移動される。なお、この分離用回転スクリュ
ー部材1のスクリュー部のピッチ、回転速度等は上記の
搬送コンベア機構Cの搬送速度に対応して設定され、こ
の分離された第2の集積層T2は上記のように上方に移
動するとともに、この搬送コンベア機構Cの搬送速度と
等しい速度で水平方向に搬送されるものである。
【0016】また、上記の分離用回転スクリュー部材1
は、その基端部すなわち後端部のみが支持板3によって
回転自在に支承されている。この支持板3は、分離用回
転スクリュー部材1のスクリュー部溝底部分の直径より
狭い幅に形成されている。したがって、このような支持
板3がたばこ葉Tと干渉することが少なく、たばこ葉の
集積層の流れを阻害せず、かつ分離が確実となる。ま
た、この分離用回転スクリュー部材1は、傘歯車6,7
を介してモータ5aによって回転駆動される。上記の支
持板3は、その取付け角度が変更できるように構成され
ている。したがって、この支持板3の角度を調整するこ
とにより、上記の分離用回転スクリュー部材1の角度を
水平から60°の範囲で調整することができ、その先端
部の位置を調整し、たばこ葉Tの集積層の高さの変化に
対応させることができる。
は、その基端部すなわち後端部のみが支持板3によって
回転自在に支承されている。この支持板3は、分離用回
転スクリュー部材1のスクリュー部溝底部分の直径より
狭い幅に形成されている。したがって、このような支持
板3がたばこ葉Tと干渉することが少なく、たばこ葉の
集積層の流れを阻害せず、かつ分離が確実となる。ま
た、この分離用回転スクリュー部材1は、傘歯車6,7
を介してモータ5aによって回転駆動される。上記の支
持板3は、その取付け角度が変更できるように構成され
ている。したがって、この支持板3の角度を調整するこ
とにより、上記の分離用回転スクリュー部材1の角度を
水平から60°の範囲で調整することができ、その先端
部の位置を調整し、たばこ葉Tの集積層の高さの変化に
対応させることができる。
【0017】また、上記の搬送用回転スクリュー部材2
は、略水平に配置され、その前端部は上記の分離用回転
スクリュー部材1の後端部の近傍に位置している。ま
た、この搬送用回転スクリュー部材2の前端部は、少し
先細のテーパ状に形成され、上方に移動されたたばこ葉
Tの第2の集積層T2がこの分離用回転スクリュー部材
1からこの搬送用回転スクリュー部材2に円滑に移送さ
れるように構成されている。
は、略水平に配置され、その前端部は上記の分離用回転
スクリュー部材1の後端部の近傍に位置している。ま
た、この搬送用回転スクリュー部材2の前端部は、少し
先細のテーパ状に形成され、上方に移動されたたばこ葉
Tの第2の集積層T2がこの分離用回転スクリュー部材
1からこの搬送用回転スクリュー部材2に円滑に移送さ
れるように構成されている。
【0018】この搬送用回転スクリュー部材2は、その
長さが後述するパイプPの長さより長く形成されてお
り、その長さは約1.9mである。また、この搬送用回
転スクリュー部材2はスクリュー枠4aによって支持さ
れた支持板4bにより、水平に回転自在に支承されてい
る。
長さが後述するパイプPの長さより長く形成されてお
り、その長さは約1.9mである。また、この搬送用回
転スクリュー部材2はスクリュー枠4aによって支持さ
れた支持板4bにより、水平に回転自在に支承されてい
る。
【0019】この搬送用回転スクリュー部材2は、上記
のスクリュー枠4aの一端部に取付けられたモータ8に
より、ベルト9、プーリ10を介して回転駆動される。
なお、このベルト9は安全のためにカバー11によって
覆われている。また、このスクリュー枠4aは、この搬
送コンベア機構Cの側面に支持棒12を介して上下に移
動可能な固定板13に取付けられており、この搬送用回
転スクリュー部材2の高さ方向の位置が調整自在となっ
ている。
のスクリュー枠4aの一端部に取付けられたモータ8に
より、ベルト9、プーリ10を介して回転駆動される。
なお、このベルト9は安全のためにカバー11によって
覆われている。また、このスクリュー枠4aは、この搬
送コンベア機構Cの側面に支持棒12を介して上下に移
動可能な固定板13に取付けられており、この搬送用回
転スクリュー部材2の高さ方向の位置が調整自在となっ
ている。
【0020】次に、図3、図5および図6を参照して前
記のパイプ挿入機構Dの構成を説明する。上記のスクリ
ュー枠4の長手方向と平行な方向の一方側には、棒材か
らなる直方体枠状のパイプ収容部14が形成されてお
り、このパイプ収容部14の底部の一方から上記の搬送
用回転スクリュー部材2の下方に延長したパイプの供給
案内部すなわちパイプ案内ガイド15,16が設けられ
ている。そして、上記のパイプ収容部14には、多数の
パイプPが上記のスクリュー枠4aと略平行、すなわち
搬送コンベア機構Cの搬送方向と略平行な状態で収容さ
れる。なお、このパイプ収容部14の長さは、吊り具と
なるパイプPの全長1815mmより約15mm程長い
1830mmである。
記のパイプ挿入機構Dの構成を説明する。上記のスクリ
ュー枠4の長手方向と平行な方向の一方側には、棒材か
らなる直方体枠状のパイプ収容部14が形成されてお
り、このパイプ収容部14の底部の一方から上記の搬送
用回転スクリュー部材2の下方に延長したパイプの供給
案内部すなわちパイプ案内ガイド15,16が設けられ
ている。そして、上記のパイプ収容部14には、多数の
パイプPが上記のスクリュー枠4aと略平行、すなわち
搬送コンベア機構Cの搬送方向と略平行な状態で収容さ
れる。なお、このパイプ収容部14の長さは、吊り具と
なるパイプPの全長1815mmより約15mm程長い
1830mmである。
【0021】このパイプ収容部14のスクリュー枠4a
側の底部は開放され、上記のパイプ案内ガイド15、1
6に連続しており、このパイプ案内ガイド15,16の
先端部は、スクリュー枠4aおよび搬送用回転スクリュ
ー部材2の下部と交差し、かつ前記の無端ベルトC2上
に突設された編み込み位置決め杆C3に近接する位置、
たとえば約3cm程突出している。なお、これらパイプ
案内ガイド15,16の下部はその先端部が下方に約1
0°の角度で傾斜しており、上記のパイプ収容部14内
のパイプPは重力によってこのパイプ案内ガイド15,
16上を転動するように構成されている。
側の底部は開放され、上記のパイプ案内ガイド15、1
6に連続しており、このパイプ案内ガイド15,16の
先端部は、スクリュー枠4aおよび搬送用回転スクリュ
ー部材2の下部と交差し、かつ前記の無端ベルトC2上
に突設された編み込み位置決め杆C3に近接する位置、
たとえば約3cm程突出している。なお、これらパイプ
案内ガイド15,16の下部はその先端部が下方に約1
0°の角度で傾斜しており、上記のパイプ収容部14内
のパイプPは重力によってこのパイプ案内ガイド15,
16上を転動するように構成されている。
【0022】上記のパイプ案内ガイド15は、上記のパ
イプ収容部14の長手方向の上部から下方に略L字状に
屈曲しており、その先端部は葉除去ガイド17を保持し
ている。また、下方のパイプ案内ガイド16は、パイプ
収容部14の長手方向の上部から下方に略L字状に屈曲
しており、パイプ収容部固定板19にも支持され、また
その先端部は下方に屈曲され、その先端部では葉除去ガ
イド18を保持している。なお、これらのパイプ案内ガ
イド15,16およびパイプ収容部固定板19は、上記
のパイプ収容部14の長手方向の両端部からそれぞれ約
1/4の位置に設けられている。
イプ収容部14の長手方向の上部から下方に略L字状に
屈曲しており、その先端部は葉除去ガイド17を保持し
ている。また、下方のパイプ案内ガイド16は、パイプ
収容部14の長手方向の上部から下方に略L字状に屈曲
しており、パイプ収容部固定板19にも支持され、また
その先端部は下方に屈曲され、その先端部では葉除去ガ
イド18を保持している。なお、これらのパイプ案内ガ
イド15,16およびパイプ収容部固定板19は、上記
のパイプ収容部14の長手方向の両端部からそれぞれ約
1/4の位置に設けられている。
【0023】また、上記の搬送用回転スクリュー部材2
の下方に位置する葉除去ガイド17,18の先端部は、
分離用回転スクリュー部材1の取付け角度を調整する際
にも干渉しない位置に配置されている。これらの葉除去
ガイド17,18は、搬送コンベア機構Cおよび上記の
分離用回転スクリュー部材1によって搬送されるたばこ
葉Tがこれらパイプ案内ガイド15,16と干渉するの
を防止するものである。また、これら葉除去ガイド1
7,18の上下方向の間隔はパイプPの直径よりやや大
きく形成され、このパイプPが円滑に転動するように構
成されている。
の下方に位置する葉除去ガイド17,18の先端部は、
分離用回転スクリュー部材1の取付け角度を調整する際
にも干渉しない位置に配置されている。これらの葉除去
ガイド17,18は、搬送コンベア機構Cおよび上記の
分離用回転スクリュー部材1によって搬送されるたばこ
葉Tがこれらパイプ案内ガイド15,16と干渉するの
を防止するものである。また、これら葉除去ガイド1
7,18の上下方向の間隔はパイプPの直径よりやや大
きく形成され、このパイプPが円滑に転動するように構
成されている。
【0024】また、このパイプ挿入機構Dには、上記の
パイプPを自動的に供給制御する機構が設けられてお
り、以下この機構を説明する。この機構は繰出し枠20
を備え、この繰出し枠20は、立設された一対の平板2
1aと、その両端部を連結する連結材21bとから構成
され、枠状をなしている。そして、この枠体の内側にパ
イプの供給をなす駆動系統が組み込まれている。
パイプPを自動的に供給制御する機構が設けられてお
り、以下この機構を説明する。この機構は繰出し枠20
を備え、この繰出し枠20は、立設された一対の平板2
1aと、その両端部を連結する連結材21bとから構成
され、枠状をなしている。そして、この枠体の内側にパ
イプの供給をなす駆動系統が組み込まれている。
【0025】この駆動系統は、モータ22の軸に連結さ
れた図示しないスプロケットと、伝達軸23上に設けら
れたスプロケット24との間に掛け渡されたローラーチ
ェン25を備えている。この伝達軸23は、一対のリニ
アシャフト26a,26bに連結されており、これら一
対のリニアシャフト26a,26bはリニアベアリング
27および支持板28によって上下方向に摺動自在に支
承されており、上記の伝達軸23の回動によって交互に
上下に移動するように構成されている。なお、これら一
対のリニアシャフト26a,26bの間隔は、パイプP
の直径よりやや広く設定され、これらの間には1本のパ
イプPだけが存在できるように構成されている。
れた図示しないスプロケットと、伝達軸23上に設けら
れたスプロケット24との間に掛け渡されたローラーチ
ェン25を備えている。この伝達軸23は、一対のリニ
アシャフト26a,26bに連結されており、これら一
対のリニアシャフト26a,26bはリニアベアリング
27および支持板28によって上下方向に摺動自在に支
承されており、上記の伝達軸23の回動によって交互に
上下に移動するように構成されている。なお、これら一
対のリニアシャフト26a,26bの間隔は、パイプP
の直径よりやや広く設定され、これらの間には1本のパ
イプPだけが存在できるように構成されている。
【0026】上記のリニアシャフト26a,26bの上
下動の制御は、フオトセンサ34によって制御される。
このフオトセンサ34はセンサ受け板33に取付けら
れ、このセンサ受け板33は支持軸30およびこれを支
持する支持板31および押さえ材32によって支持され
ている。一方、上記の伝達軸23の略中央部にはボス2
9が設けられ、このボス29には2か所の切欠を有する
鍔が形成されている。そして、上記の伝達軸23が回動
すると、上記のフオトセンサ34が上記のボス29の鍔
に形成された切欠を検出し、上記のモータを正転および
逆転させ、この伝達軸23を所定の角度範囲で回動さ
せ、上記のリニアシャフト26a,26bを交互に上下
に移動させる。したがって、図6に示すように、一方の
リニアシャフト26aが上方に突出している状態では、
パイプPがこのリニアシャフト26aによって停止され
ている。そして、この一方のリニアシャフト26aが下
方に没入するとともに他方のリニアシャフト26bが上
方に突出することにより、1本のパイプPが供給され
る。この後、これらリニアシャフト26a,26bは再
度交互に上下に移動し、図6に示すような待機状態に戻
る。
下動の制御は、フオトセンサ34によって制御される。
このフオトセンサ34はセンサ受け板33に取付けら
れ、このセンサ受け板33は支持軸30およびこれを支
持する支持板31および押さえ材32によって支持され
ている。一方、上記の伝達軸23の略中央部にはボス2
9が設けられ、このボス29には2か所の切欠を有する
鍔が形成されている。そして、上記の伝達軸23が回動
すると、上記のフオトセンサ34が上記のボス29の鍔
に形成された切欠を検出し、上記のモータを正転および
逆転させ、この伝達軸23を所定の角度範囲で回動さ
せ、上記のリニアシャフト26a,26bを交互に上下
に移動させる。したがって、図6に示すように、一方の
リニアシャフト26aが上方に突出している状態では、
パイプPがこのリニアシャフト26aによって停止され
ている。そして、この一方のリニアシャフト26aが下
方に没入するとともに他方のリニアシャフト26bが上
方に突出することにより、1本のパイプPが供給され
る。この後、これらリニアシャフト26a,26bは再
度交互に上下に移動し、図6に示すような待機状態に戻
る。
【0027】また、上記の繰出し枠20の連結材21b
の上面には上記のパイプ収容部14の取付け板19がボ
ルトを介して固定され、このボルトはこの取付け板19
に形成された長孔を貫通している。したがって、これら
のボルトを緩めることにより、このパイプ収容部14の
位置を調整でき、供給されるパイプPの挿入位置の調整
が可能となっている。
の上面には上記のパイプ収容部14の取付け板19がボ
ルトを介して固定され、このボルトはこの取付け板19
に形成された長孔を貫通している。したがって、これら
のボルトを緩めることにより、このパイプ収容部14の
位置を調整でき、供給されるパイプPの挿入位置の調整
が可能となっている。
【0028】また、上記の繰出し枠20は、一対の支持
棒35によって支持されており、これらの支持棒は35
は固定部材36によって任意の位置で固定できるように
支持されている。したがって、上記の繰出し枠20は、
この支持棒35を上下に移動し、上記の固定部材36で
任意の位置に固定することにより、高さ位置が自由に調
整可能となっている。
棒35によって支持されており、これらの支持棒は35
は固定部材36によって任意の位置で固定できるように
支持されている。したがって、上記の繰出し枠20は、
この支持棒35を上下に移動し、上記の固定部材36で
任意の位置に固定することにより、高さ位置が自由に調
整可能となっている。
【0029】また、上記の搬送コンベア機構Cの無端ベ
ルトC2には、位置決め杆C3が突設されており、この
位置決め杆C3が下側に回転してきた際に、この位置決
め杆C3がリミットスイッチ42の作動子に接触して作
動させ、モータ22を作動させて前述したリニアシャフ
ト26a,26bを作動させ、1本のパイプPを供給す
る。なお、このリミットスイッチ42は、レール40に
取付けられたリミットスイッチ支持腕41の先端部に取
付けられている。
ルトC2には、位置決め杆C3が突設されており、この
位置決め杆C3が下側に回転してきた際に、この位置決
め杆C3がリミットスイッチ42の作動子に接触して作
動させ、モータ22を作動させて前述したリニアシャフ
ト26a,26bを作動させ、1本のパイプPを供給す
る。なお、このリミットスイッチ42は、レール40に
取付けられたリミットスイッチ支持腕41の先端部に取
付けられている。
【0030】また、前記のスクリュー枠4aには反射セ
ンサ37が設けられ、上記のパイプ案内ガイド16上で
パイプPに詰まりが発生したことを検出し、またパイプ
収容部14にも反射センサ38が取付けられ、上記のリ
ニアシャフト26a,26bの位置にパイプPが到達し
ないことを検出するように構成されている。また、この
搬送コンベア機構Cの基台部には、反射センサ39が取
付けられ、上記の無端ベルトC2上をたばこ葉Tが搬送
されてくるか否かを検出するように構成されている。こ
れらの反射センサ37,38,39からの信号は制御盤
43に送られ、パイプPの供給に異常が生じた場合、ま
たはたばこ葉Tが正規に送られて来ない場合には、この
装置の作動を自動的に停止するように構成されている。
ンサ37が設けられ、上記のパイプ案内ガイド16上で
パイプPに詰まりが発生したことを検出し、またパイプ
収容部14にも反射センサ38が取付けられ、上記のリ
ニアシャフト26a,26bの位置にパイプPが到達し
ないことを検出するように構成されている。また、この
搬送コンベア機構Cの基台部には、反射センサ39が取
付けられ、上記の無端ベルトC2上をたばこ葉Tが搬送
されてくるか否かを検出するように構成されている。こ
れらの反射センサ37,38,39からの信号は制御盤
43に送られ、パイプPの供給に異常が生じた場合、ま
たはたばこ葉Tが正規に送られて来ない場合には、この
装置の作動を自動的に停止するように構成されている。
【0031】次に、この実施例の装置の作動を説明す
る。まず、前述の如く、この搬送コンベアCの無端ベル
トC2を走行させながら、その上流側部の位置決め杆C
3の間の部分にたばこ葉Tを積み重ね、所定の高さたと
えば13cmの高さの集積層を形成してゆく。なお、こ
のたばこ葉Tの集積は手作業で行われ、前述の如くその
たばこ葉Tの葉柄側を一側方に揃え、かつガイド板44
にこの葉柄の端部を当てて積み重ねることにより、この
葉柄を直線状に整列させる。
る。まず、前述の如く、この搬送コンベアCの無端ベル
トC2を走行させながら、その上流側部の位置決め杆C
3の間の部分にたばこ葉Tを積み重ね、所定の高さたと
えば13cmの高さの集積層を形成してゆく。なお、こ
のたばこ葉Tの集積は手作業で行われ、前述の如くその
たばこ葉Tの葉柄側を一側方に揃え、かつガイド板44
にこの葉柄の端部を当てて積み重ねることにより、この
葉柄を直線状に整列させる。
【0032】このたばこ葉の集積層は、無端ベルトC2
の走行によって連続的に搬送される。そして、前記の分
離搬送機構Sの分離用回転スクリュー部材1によって、
このたばこ葉Tの集積層の葉柄の近傍部分は、その中央
部分で第1および第2の集積層T1,T2に分離され、
上方の第2の集積層T2はこの分離用回転スクリュー部
材1によって上方に移動されるとともに、この無端ベル
トC2の走行速度と等しい速度で水平方向にも移動され
る。そして、この第2の集積層T2は、搬送用回転スク
リュー部材2上に移送され、所定の区間、すなわちこの
搬送用回転スクリュー部材2長さに対応した区間だけ水
平方向に搬送される。
の走行によって連続的に搬送される。そして、前記の分
離搬送機構Sの分離用回転スクリュー部材1によって、
このたばこ葉Tの集積層の葉柄の近傍部分は、その中央
部分で第1および第2の集積層T1,T2に分離され、
上方の第2の集積層T2はこの分離用回転スクリュー部
材1によって上方に移動されるとともに、この無端ベル
トC2の走行速度と等しい速度で水平方向にも移動され
る。そして、この第2の集積層T2は、搬送用回転スク
リュー部材2上に移送され、所定の区間、すなわちこの
搬送用回転スクリュー部材2長さに対応した区間だけ水
平方向に搬送される。
【0033】次に、この状態において、この無端ベルト
C2の下面側に位置している位置決め杆C3が前記のリ
ミットスイッチ42に接触し、前述の如く一対のリニア
シャフト26a,26bが作動し、1本のパイプPがこ
の分離されている第1の集積層T1と第2の集積層T2
の間に挿入される。なお、上記のパイプPの挿入のタイ
ミングは、リミットスイッチ42の支持腕41を移動さ
せ、このリミットスイッチの位置を調整することによっ
て可能である。また、前記の搬送用回転スクリュー部材
2の端部の近傍には、上下方向に垂下されたチエーン4
5が設けられ、この第1の集積層T1の上に落下したパ
イプPが跳ね返ってこの集積層T1の上から脱落するの
が防止されている。
C2の下面側に位置している位置決め杆C3が前記のリ
ミットスイッチ42に接触し、前述の如く一対のリニア
シャフト26a,26bが作動し、1本のパイプPがこ
の分離されている第1の集積層T1と第2の集積層T2
の間に挿入される。なお、上記のパイプPの挿入のタイ
ミングは、リミットスイッチ42の支持腕41を移動さ
せ、このリミットスイッチの位置を調整することによっ
て可能である。また、前記の搬送用回転スクリュー部材
2の端部の近傍には、上下方向に垂下されたチエーン4
5が設けられ、この第1の集積層T1の上に落下したパ
イプPが跳ね返ってこの集積層T1の上から脱落するの
が防止されている。
【0034】そして、この第2の集積層T2がこの搬送
用回転スクリュー部材2の後端部を通過すると、この第
2の集積層T2が第1の集積層T1の上に落下し、これ
らの集積層の間にパイプPが介在された状態となる。そ
して、このたばこ葉の集積層は、さらに無端ベルトC2
とともに搬送され、前述の葉編みミシンMによって糸に
よりこのたばこ葉Tの葉柄部分が編み込まれ、このパイ
プPの上下に振り分けられた状態で葉編みがなされる。
用回転スクリュー部材2の後端部を通過すると、この第
2の集積層T2が第1の集積層T1の上に落下し、これ
らの集積層の間にパイプPが介在された状態となる。そ
して、このたばこ葉の集積層は、さらに無端ベルトC2
とともに搬送され、前述の葉編みミシンMによって糸に
よりこのたばこ葉Tの葉柄部分が編み込まれ、このパイ
プPの上下に振り分けられた状態で葉編みがなされる。
【0035】
【発明の効果】上述の如く本発明は、搬送コンベア上に
重ねられたたばこ葉の集積層は、自動的に第1および第
2の集積層に分離して搬送され、この間にパイプが挿入
され、この後にパイプの上下に振り分けられた状態でて
編み合わされる。したがって、この搬送コンベア上には
たばこ葉を単一の集積層として重ねるだけでよく、たば
こ葉の供給作業が簡単であり、能率が向上するととも
に、必要な作業者の人数も大幅に低減させることができ
る。
重ねられたたばこ葉の集積層は、自動的に第1および第
2の集積層に分離して搬送され、この間にパイプが挿入
され、この後にパイプの上下に振り分けられた状態でて
編み合わされる。したがって、この搬送コンベア上には
たばこ葉を単一の集積層として重ねるだけでよく、たば
こ葉の供給作業が簡単であり、能率が向上するととも
に、必要な作業者の人数も大幅に低減させることができ
る。
【図1】パイプの左右に振り分けられたたばこ葉の状態
の斜視図。
の斜視図。
【図2】本発明の実施例の全体の斜視図。
【図3】分離搬送機構とパイプ挿入機構の部分の斜視
図。
図。
【図4】分離用回転スクリュー部材の部分の平面図。
【図5】パイプ挿入機構の要部のみを示す斜視図。
【図6】分離搬送機構とパイプ挿入機構の部分の横断面
図。
図。
C…搬送コンベア機構
S…分離搬送機構
D…パイプ挿入機構
M…葉編みミシン
1…分離用回転スクリュー部材
2…搬送用回転スクリュー部材
14…パイプ収容部
15,16…パイプ案内ガイド
26a,26b…リニアシャフト
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A24B 1/06
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送コンベア上にたばこ葉を揃えて積層
し、このたばこ葉の集積層の間にパイプを挿入し、上記
のたばこ葉の集積層の一側部を編み合わせてこれらたば
こ葉を上記のパイプの上下に振り分けて編み合わせる葉
編み装置であって、 上記の搬送コンベア上に集積されたたばこ葉の集積層を
略中央部から上下に分離して下方の第1の集積層と上方
の第2の集積層に分離するとともに、所定の区間だけ上
方の第2の集積層の少なくとも一側部を上方に分離移動
させるとともに上記の搬送コンベアの搬送速度と等しい
速度で水平方向に搬送する分離搬送機構と、 上記の分離搬送機構によって上下に分離して搬送される
第1の集積層と第2の集積層との間にパイプを挿入する
パイプ挿入機構と、 上記の分離搬送機構の搬送方向下流側に配置され、上記
の分離搬送機構の上記所定の区間を通過して上記のパイ
プを介在して重ねられた上記の第1および第2の集積層
の一側部を編み合わせてこれらたばこ葉をこのパイプの
上下に振り分けた状態で編み合わせる葉編みミシンとを
備えたことを特徴とするたばこ葉の葉編み装置。 - 【請求項2】 前記の分離搬送機構は、分離用回転スク
リュー部材と、搬送用回転スクリュー部材とを備えてお
り、上記の分離用回転スクリュー部材は外周に搬送用ス
クリュー部を有するとともに先端部が先細のテーパ状に
形成されており、この分離回転スクリュー部材は先端部
が下向きに傾斜して配置され、その先端部の位置は前記
の搬送コンベア上のたばこ葉の集積層の略中央部に位置
しており、この集積層を第1の集積層と第2の集積層と
に分離するとともにこの上方の第2の集積層を前記の搬
送コンベアの搬送速度と等しい速度で移動させつつ上方
に移動させてこの第2の集積層を第1の集積層から分離
移動させるものであり、また上記の搬送用回転スクリュ
ー部材は外周に搬送用スクリュー部を有し、上記の分離
用回転スクリューの搬送方向下流側に近接して略水平に
配置され、上記の分離用回転スクリュー部材によって上
方に分離移動された第2の集積層を所定の区間だけ搬送
コンベアの搬送速度と等しい速度で水平方向に搬送する
ものであることを特徴とする請求項1のたばこ葉の葉編
み装置。 - 【請求項3】 前記のパイプ挿入機構は、複数のパイプ
を収容するパイプ収容部と、このパイプ収容部と連続
し、重力によって上記のパイプを前記の分離搬送機構に
よって上下に分離された第1の集積層と第2の集積層と
の間に供給する供給部ガイド部と、この供給ガイド部か
らパイプを1本ずつ供給する供給制御機構とを備えてい
ることを特徴とする請求項1のたばこ葉の葉編み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29997894A JP3480859B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | たばこ葉の葉編み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29997894A JP3480859B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | たばこ葉の葉編み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154646A JPH08154646A (ja) | 1996-06-18 |
JP3480859B2 true JP3480859B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=17879280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29997894A Expired - Fee Related JP3480859B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | たばこ葉の葉編み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3480859B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103393207A (zh) * | 2013-08-22 | 2013-11-20 | 肖国明 | 一种钩挂式编杆机及其操作方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103231926B (zh) * | 2013-04-21 | 2015-12-09 | 湖北星源机械有限责任公司 | 一种烟叶上料装置 |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP29997894A patent/JP3480859B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103393207A (zh) * | 2013-08-22 | 2013-11-20 | 肖国明 | 一种钩挂式编杆机及其操作方法 |
CN103393207B (zh) * | 2013-08-22 | 2015-07-08 | 肖国明 | 一种钩挂式编杆机及其操作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08154646A (ja) | 1996-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |