JP3478511B2 - 建設機械の伸縮アーム - Google Patents
建設機械の伸縮アームInfo
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Description
て掘削作業などに使用されるテレスコープ式伸縮アーム
の改良に関し、詳細にはラックとピニオンを用いて伸縮
ストロークを付与する伸縮アームに関する。
双方に強制的な力を付与するようにした多段伸縮アーム
には、ベースアームと内側アーム間に、油圧シリンダを
架設したものや、特公昭63−47849のように、内
側アームに固定した引き側と押し側の二系統のワイヤロ
ープを、巻き取り側とくり出し側に相補的に働く二系統
の巻き取り装置に巻き回したものがある。
ーム間に架設したシリンダで伸縮するものはシリンダの
ストロークの長さしか伸縮しないので深堀りができない
という致命的な欠点がある。他方、二系統のロープを使
用するものは、力の伝達がロープを介してなされるので
ロスが大きく、また、ロープ切断事故などが生ずるおそ
れが多くなる。
なく、しかも長い伸縮ストロークが安全に得られる伸縮
アームを提供することにある。
ームの内側に伸縮可能に組み込まれる複数の内側アーム
が相互のアーム間に滑車を介して掛け渡された同調ワイ
ヤロープによって伸縮するようにしてあるが、この構造
ではワイヤロープが滑車を通る際に疲労し易く、同調ワ
イヤロープの切断による落下事故をおこすおそれがあ
る。
ム相互間を安全な同調手段で連繋させた上記伸縮アーム
を提供することにある。
るために、本発明は、建設機械本体に取付けられるベー
スアームに1本以上の内側アームをテレスコープ式に挿
嵌し、各アームが外側のアームに対して多段に伸縮する
ようにした建設機械の伸縮アームにおいて、ベースアー
ムの軸方向に設けられた固定ラックと;いずれかの内側
アームの軸方向に、前記ベースアームの固定ラックと平
行に設けられた可動ラックと;ベースアームの固定ラッ
クと前記内側アームの可動ラックの双方に噛み合い係合
するピニオンと;このピニオンをベースアームの固定ラ
ックに沿って転動させる駆動手段と;を含む伸縮手段を
具備することを特徴とする。
車部と、内側アームの可動ラックに係合する第2歯車部
の二系統の歯車を一体に具備し、好ましくは、可動ラッ
クに係合する第2歯車の径を、固定ラックに係合する第
1歯車の径よりも大にする。
動ラックの背面を両側からはさむように摺動する係合部
材を組み付けてもよい。
ニオン間に架設した油圧シリンダでもよいが、好ましく
は、一端をベースアームに固定し、可動部をこの固定部
よりも後方に配設した油圧シリンダと、該油圧シリンダ
の可動部とピニオンを連結するアームで構成する。
体に回動力を与える油圧モータでもよい。
ームは、好ましくは多角形の中空筒体に形成して伸縮自
在に内外嵌挿し、各筒体は端部付近周廻りに隣接の筒体
周面に向けた複数のスライドガイド部材を具備し、各筒
体が、隣接筒体の前記スライドガイド部材先端のスライ
ドシューに摺接して相互に中心位置決めがなされるよう
にしてもよい。
ームと複数の内側アームを八角形の中空筒体に形成して
各対応辺が向き合うように嵌挿し、前記スライドガイド
部材を、直交する二本の対角線上の4ヶ所の対角面に取
付けてもよい。
される支持金具と、この支持金具を貫通して隣接の筒体
に対して進退自在に螺着された調整ボルトと、この調整
ボルトの先端側に嵌め込まれたスライドシューと、前記
調整ボルトの位置を固定するロックナットとを具備し、
前記調整ボルトの回転によりスライドシューを相対する
筒体に対して進退移動可能にするのが望ましい。
ームの同調伸縮手段は、可動ラックを有する内側アーム
の両端に取付けた一対のスプロケットと、ベースアーム
から前記いずれかのスプロケットを介して可動ラックを
有しない内側アームに掛け渡した一対のチェーンで構成
するのが望ましい。
可動ラックに噛み合わせたピニオンを固定ラックに沿っ
て伸縮アームの伸長方向に転動させると、このピニオン
の他側に噛合係合している中間内側アームの可動ラック
が伸長方向に繰り出され、中間内側アームが伸長方向に
押し出される。また、可動ラックを有する中間内側アー
ムと可動ラックを有しない先端内側アームは同調伸縮手
段で伸縮し、ピニオンの移動に伴って伸縮アーム全体が
伸縮する。他方、ピニオンを固定ラックの逆方向(後
方)に逆転させるとピニオンと可動ラックの係合により
中間内側アームが後方に引き戻され、これに伴って先端
内側アームも後退して伸縮アーム全体が最短縮状態に縮
まる。
一の共通歯車部が固定ラックと可動ラックに係合する構
造のものは、可動ラックを介して移動する中間内側アー
ムはピニオンの移動ストロークの2倍のストロークで伸
縮する。また、ピニオンに径の異なる二系統の歯車部を
一体に形成し、小径の歯車部を固定ラックに係合すると
ともに、大径の歯車部を可動ラックに係合させた請求項
2の伸縮アームは、二つの歯車部のギヤ比をnとする
と、中間内側アームはピニオンのストロークに対して
(n+1)倍のストロークで伸縮する。
の固定部よりも後方に配設した油圧シリンダと、該油圧
シリンダの可動部とピニオンを連結するアームでピニオ
ンを駆動する請求項4の伸縮アームは、油圧シリンダが
伸長ストロークのときにアームが縮むのでピストンの受
圧面積が大きい方のストロークで伸縮アームが縮むこと
になる。従って、伸縮アームの先端にクラムシエルなど
を取付けて掘削作業を行う際に土砂の引上げ時に大きな
油圧が作用する。
付けた係合部材が、固定ラックと可動ラックの背両側か
ら挟持するようにして摺動するのでピニオンの歯車部が
固定ラックと可動ラックに正確に噛み合い係合する。
側アームを八角形等の多角形中空筒体に形成し、各筒体
の対角方向の対応面間にスライドガイド部材を介在させ
ることにより、各アームが同芯位置に規制され、円滑に
伸縮する。
ボルトによりスライドシューの先端位置を調整すること
により、各アームの同芯位置調整がなされる。
アームと先端内側アームの同調手段が、チェーンとスプ
ロケットで構成されているので、延びや疲労が少なく、
力が確実に伝わる。
て説明する。図1乃至図3に示すように、伸縮アーム1
は、中空のベースアーム2内に同じく中空の中間内側ア
ーム3を摺動自在に挿嵌するとともに、中間内側アーム
3内に先端内側アーム4を摺動自在に挿嵌して全体がス
テレスコープ式に伸縮する構成になっている。この伸縮
アーム1はパワーショベルなどの建設機械のブームに連
結して使用するもので、ベースアーム2にブームへの連
結ステイ5が固定されており、また、図は省略したが、
先端内側アーム4の先端ロッド4’にクラムシエルなど
のアタッチメントが取付けられるようになっている。
ーム2aを一体に有しており、このフレーム2aの長手
方向に固定ラック6が固定されている。
は前記ベースアーム2の固定ラック6と平行に可動ラッ
ク7が固設されている。
アーム3の可動ラック7間にピニオン8が介装されてお
り、ピニオン8の歯車部が固定ラック6と可動ラック7
の各々の歯に噛合係合して固定ラック6と可動ラック7
を連係させている。
に示すように、固定ラック6、可動ラック7が伸縮アー
ム1の長手方向に左右一対設けられており、これに対向
して左右一対のピニオン8、8が支軸9に軸支されてい
る。
ック6に沿って転動するようになっている。この駆動手
段10は図4のように油圧シリンダ11の両端をベース
アーム2とピニオン8の支軸9に連結した構成でももち
ろんよいが、図1乃至図3の実施例は油圧シリンダ11
の伸長ストロークで伸縮アーム1が縮むようにするた
め、特殊の構造になっている。すなわち、図1乃至図3
の駆動手段10はベースアーム2に固定された油圧シリ
ンダ11の可動部11a(図の実施例ではシリンダ本体
側)がベースアーム2への固定部11bの後方にくるよ
うにして配設するとともに、油圧シリンダ11の可動部
11a(図の実施例ではシリンダロッド側)とピニオン
8の支軸9を連結フレーム12で結合した構成にしてあ
る。
可動ラック7を噛合係合により送り出すのでピニオン8
が共通の歯車部を固定ラック6と可動ラック7に係合さ
せている場合は、可動ラックと一体の中間内側アーム3
はピニオン8の移動ストロークの2倍のストロークで伸
縮する。本発明はもちろん上記の構成を含むが、ピニオ
ン8のストロークに対する中間内側アーム3のストロー
クをより大にするため、図の実施例のピニオン8は以下
に述べる構成になっている。すなわち、ピニオン8は径
の異なる二系統の歯車部8a、8bを二段同軸に一体結
合した構成になり、小さい径の歯車部8aを固定ラック
6に係合させるとともに、大きい径の歯車部8bを可動
ラック7に係合させてある。この構成により、小径歯車
部8aに対する大径歯車部8bのギヤ比(円周の長さ
比)をnとすると、可動ラック7と一体の中間内側アー
ム3はピニオン8の移動ストロークの(n+1)倍のス
トロークで伸縮する。従って、小径歯車部8aと大径歯
車部8bのギヤ比が2倍の場合は中間内側アーム3の伸
縮ストロークはピニオンの移動ストロークの3倍にな
る。
限定されるものではなく、ピニオン8を固定ラック6に
沿って往復転動させる機能を有するものであればいかな
る構造でもよい。例えば、油圧モータ(図は省略)を用
いてピニオン8自体に回転力を付与するようにしてもよ
い。
で中間内側アームに連動して伸縮するようにしてある。
ちなみに、図の実施例では中間内側アーム3の前後に一
対のスプロケット13、14を設けるとともに、ベース
アーム2に係止させた二系統の同調チェーン15、16
をスプロケット13、14に巻き返して先端内側アーム
4に固定し、これにより、中間内側アーム3に連動して
先端内側アーム4が伸縮するようになっている。勿論ス
プロケットとチェーンに代えてシーブとワイヤによって
同調させることもできるが、チェーンはワイヤのような
伸びや外れがなく、力を正確に伝達することができる。
る。図3に示すように駆動手段10でピニオン8をラッ
ク6に沿って前方(図1の位置から図3の位置)へ押し
出すとピニオン8は歯車部8aを介して固定ラック6に
沿って前方へ転動するとともに、歯車部8bを介して可
動ラック7を前方へ送り出し、中間内側アーム3を伸長
させる。中間内側アーム4が伸長方向に作動すると同調
チェーン15によって先端内側アーム4が延び、伸縮ア
ーム1全体がテレスコープ式に伸長する。ピニオン8を
逆方向へ移動させると、中間内側アーム3がベースアー
ム2側に引き戻され、これに伴って同調チェーン16に
より伸縮アーム1全体が縮む(図2参照)。図の実施例
では可動ラック7に係合するピニオン歯車部8bの径が
固定ラック6に係合するピニオン歯車部8aよりも大径
になっているので、中間内側アーム3はピニオン8のス
トローク(伸縮シリンダストローク)の2倍以上(例え
ば2.5倍)のストロークで伸縮する。
もので、すでに述べたように支軸9に取り付けたピニオ
ン8の小径歯車部8a、8aがベースアーム2の固定ラ
ック6、6にギヤ係合しているとともに、ピニオン8の
大径歯車部8b、8bが中間内側アーム3の可動ラック
7、7にギヤ係合している。これらのギヤ係合はピニオ
ン8の転動中、常に確実に噛み合っている必要がある。
このために、図6の実施例ではピニオンの支軸9に固定
ラック6、6の背面と可動ラック7、7の背面を両外側
から挟むようにして摺動する係合部材18を組み付けて
ある。
a、8bと平行で且つ支軸9と直交するフレーム19の
両端に一対の水平プレート19a、19bを一体に結合
するとともに、固定ラック6、6側の水平プレート19
aに、固定ラック6、6の背面に摺接するラックスライ
ドシュー20、20を固定し、他方、可動ラック7、7
側の水平プレート19bに、可動ラック7、7の背面に
摺接するラックスライドシュー21、21を固定した構
造になっている。
支軸9に取付けた係合部材18が固定ラック6、6と可
動ラック7、7を両側からはさむようにして支えている
ので、外力が作用しても歪が生じにくく、固定ラック6
と小径歯車部8a及び、可動ラック7と大径歯車部8b
の確実なギヤ係合が保証される。
アーム3、先端内側アーム4は、同芯位置決めを容易に
するために、断面多角形の中空筒体に形成するととも
に、各筒体の対向面間にスライドガイド部材22を介装
し、各アーム2、3、4の筒体が、隣接の筒体の前記ス
ライドガイド部材22先端のスライドシュー23に摺接
して相互に中心位置を保持しながら伸縮するようにする
のが望ましい。
ム2、中間内側アーム3及び先端内側アーム4の各々を
概略相似形をなす八角形の中空筒体に形成し、各対応辺
が向き合うようにして内外嵌挿するとともに、直交する
2本の対角線上の4ヶ所の対角面間に前記スライドガイ
ド部材22を介装してある。
うに、ベースアーム2に取付けた前記4ヵ所のスライド
ガイド部材22(a)の先端スライドシュー23を中間
内側アーム3の外面に当接させるとともに、先端内側ア
ーム4に取り付けた前記4ヶ所のスライドガイド部材2
2(b)の先端スライドシュー23を中間内側アーム3
の内面に当接させて中間内側アーム3を内外から挟持す
るようにしてある。また、中間内側アーム3には、スラ
イドシュー23をベースアーム2の内面に当接させたス
ライドガイド部材22(c)と、スライドシュー23を
先端内側アームの外面に当接させたスライドガイド部材
22(d)が、軸方向に位置を変えて前記4ヵ所にそれ
ぞれ取付けてある。このようにして、各アーム2、3、
4は隣接のアームに取付けられたスライドガイド部材で
相互に位置規制して伸縮するようになっている。
可動ラック7を有する中間内側アーム3はピニオン8の
転動の際に受ける外力によって、特に上下方向の歪を受
け易い。この対策として、図6のように、ベースアーム
2と中間内側アーム3の下辺の対向面間に別のスライド
ガイド部材22(e)を設けることがより好ましい。ち
なみに、図の実施例ではベースアーム2の下辺にこのス
ライドガイド22(e)を2個取付け、その先端スライ
ドシュー23が中間内側アーム3の下辺の外面に当接す
るようにしてある。
実施例を示すもので、アームに固定される支持金具24
の凹部に押圧コマ25を進退自在に嵌装し、支持金具2
4を貫通して螺合させた調整ボルト26を押圧コマ25
に係合させるとともに、表面側にスライドシュー23を
交換可能に保持したシューホルダ27の裏面凹部に前記
押圧コマ25の先端を凹凸係合させた構造になってい
る。
らロックナット28が螺合されており、ロックナット2
8を緩めて、ボルト26を回転することによりポルト2
6を押圧コマ25に対して進退させ、これによりスライ
ドシュー23の先端位置もしくは摺接圧力を調整するよ
うにしてある。尚、図中、参照数字29はキャップであ
る。
数の押圧コマ25、25でシューホルダー27を押圧す
るようにするのが好ましい。
4の同調チェーン15、16の拡大詳細図であり、チェ
ーン15、16の基端はチェーン15、16の張力を調
整するチェーンテンショナー30を介してベースアーム
2の取付金具31に固定されている。このようなチェー
ン15、16及びスプロケット13、14はそれぞれ2
列又は3列以上の複数列構成にし、万一、一方が切断し
ても他方のチェーンで落下が防止されるようにするのが
望ましい。
ームを直接伸縮駆動するので力のロスが少なく効率が良
い。また、ラックとピニオンがギヤで係合しているので
ロープ切断による事故のおそれが減少し、安全面にも大
きく貢献できる。
ームの伸縮ストロークを大きくとることができる。特
に、可動ラックに係合する歯車部を大きくすることによ
り、伸縮ストローク差が一層増長され、小型で作業範囲
の広い伸縮アームが得られる。
連結し、可動部を固定部の後方に配するようにして駆動
手段を構成すると、シリンダの伸長行程で伸縮アームが
縮むので土砂の引上げなどに必要な大きな油圧力が得ら
れる。
ックと可動ラックの背面を両側から挟持しているので、
ラックとピニオンが常にしっかりと噛み合い、ピニオン
転動時の外力に対して歪が生じない。
ムの対応面間にスライドガイド部材がバランス良く配設
されているので、各アームは同芯位置を保持して円滑に
伸縮する。
整ボルトによって進退自在に配設されているので、アー
ムの位置合わせが容易であるとともに、調整ボルトの位
置でスライドシューの交換時期を知ることができる。
縮を同調させるので、ワイヤロープのような延びがな
く、駆動力が安全且つ確実に伝達される。また、ワイヤ
ロープはたとえ2本を使用してもプーリの湾曲部を通る
過程で同時に疲労が進行するため、同時に切断するおそ
れがあるのに対し、チェーンとスプロケットの係合はチ
ェーンの疲労が少ないから、2本のチェーンを使用した
場合はたとえ一方が切断しても他方のチェーンで荷重を
支えるのでアーム落下のおそれがない。
断面図
アーム、4…先端内側アーム、 5…ステイ、 6…固
定ラック、 7…可動ラック、 8…ピニオン、 8
a、8b…歯車部、 9…支軸、 10…駆動手段、
11…油圧シリンダ、 12…連結フレーム、 13、
14…スプロケット、 15、16…同調チェーン、
18…係合部材、 19a、19b…水平プレート、
20、21…ラックスライドシュー、 22…スライド
ガイド部材、 23…スライドシュー、 24…支持金
具、 25…押圧コマ、 26…調整ボルト、 27…
シューホルダー、 28…ロックナット、 29…キャ
ップ。
Claims (10)
- 【請求項1】 建設機械本体に取付けられるベースアー
ムに1本以上の内側アームをテレスコープ式に挿嵌し、
各アームが外側のアームに対して多段に伸縮するように
した建設機械の伸縮アームにおいて、ベースアームの軸
方向に設けられた固定ラックと;ベースアームに隣接す
る中間側アームの軸方向に、前記ベースアームの固定ラ
ックと平行に設けられた可動ラックと;ベースアームの
固定ラックと前記内側アームの可動ラックの双方に噛み
合い係合するピニオンと;このピニオンをベースアーム
の固定ラックに沿って転動させる駆動手段と;を含む伸
縮手段を具備する建設機械の伸縮アームであって、ピニ
オンが、固定ラックに係合する第1歯車部と、内側アー
ムの可動ラックに係合する第2歯車部の二系統の歯車を
一体に具備し、可動ラックに係合する第2歯車部の径
が、固定ラックに係合する第1歯車部の径よりも大であ
ることを特徴とする建設機械の伸縮アーム - 【請求項2】 ピニオンの駆動手段が、ベースアームと
ピニオン間に軸着架設された油圧シリンダであることを
特徴とする請求項1記載の建設機械の伸縮アーム - 【請求項3】 ピニオンの駆動手段が、一端をベースア
ームに固定し、可動部をこの固定部よりも後方に配設し
た油圧シリンダと、該油圧シリンダの可動部とピニオン
を連結するアームからなることを特徴とする請求項1記
載の建設機械の伸縮アーム - 【請求項4】 ピニオンの駆動手段が、ピニオン自体に
回動力を与える油圧モータである請求項1記載の建設機
械の伸縮アーム - 【請求項5】 ピニオンの支軸に、固定ラックの背面と
可動ラックの背面を両外側からはさむようにして摺動す
る係合部材を組み付けたことをさらに特徴とする請求項
1、2、3または4記載の建設機械の伸縮アーム - 【請求項6】 伸縮アームが、複数の多角形中空筒体を
伸縮自在に内外嵌挿してなり、各筒体は端部付近周廻り
に隣接の筒体周面に向けた複数のスライドガイド部材を
具備し、各筒体が、隣接筒体の前記スライドガイド部材
先端のスライドシューに摺接して相互に中心位置決めが
なされていることをさらに特徴とする請求項1、2、
3、4または5記載の建設機械の伸縮アーム - 【請求項7】 伸縮アームが、複数の八角形筒体を、各
対応辺が向き合うようにして嵌挿してなり、前記スライ
ドガイド部材が、直交する二本の対角線上の4ヶ所の対
角面に取り付けられている請求項6記載の建設機械の伸
縮アーム - 【請求項8】 スライドガイド部材が、各筒体に固定さ
れる支持金具と、この支持金具を貫通して隣接の筒体に
対して進退自在に螺着された調整ボルトと、この調整ボ
ルトの先端側に嵌め込まれたスライドシューと、前記調
整ボルトの位置を固定するロックナットとを具備し、前
記調整ボルトの回転によりスライドシューを相対する筒
体に対して進退移動可能にしたことをさらに特徴とする
請求項6または7記載の建設機械の伸縮アーム - 【請求項9】 ベースアーム内に嵌挿された複数の内側
アームの同調伸縮手段が、可動ラックを有する内側アー
ムの両端に取付けた上下のスプロケットと、ベースアー
ムから前記いずれかのスプロケットを介して可動ラック
を有しない内側アームに掛け渡した一対のチェーンで構
成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、
5、6、7または8記載の建設機械の伸縮アーム - 【請求項10】 同調伸縮手段のチェーン及びスプロケ
ットが複数列構成である請求項9記載の建設機械の伸縮
アーム
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1995
- 1995-05-12 JP JP13841995A patent/JP3478511B2/ja not_active Expired - Fee Related
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