JP3477870B2 - 生産計画の変更装置 - Google Patents

生産計画の変更装置

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JP3477870B2
JP3477870B2 JP32962194A JP32962194A JP3477870B2 JP 3477870 B2 JP3477870 B2 JP 3477870B2 JP 32962194 A JP32962194 A JP 32962194A JP 32962194 A JP32962194 A JP 32962194A JP 3477870 B2 JP3477870 B2 JP 3477870B2
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基本稼働カレンダーに
従って計画された基本生産計画を別の特別の稼働カレン
ダーに従った生産計画に変更する装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、製造工程等に適用されている生産計
画の作成方式に関するものとして、例えば特開平4-3095
3 号公報などに記載されるものがある。この公報は、品
目別製造処理部と、製造計画オーダの内容を振り分ける
紐付再編成処理部とを備え、任意に処理された品目につ
いては製番方式に対応した形での紐付製造計画オーダを
得るようにして、MRP(Material Requirements Plan
ning) 方式の利点と製番方式の利点とを享受できるとい
う技術を開示するものである。
【0003】一方、今般の製造工場を見てみると、その
稼働率の向上や労働者の労働時間短縮等の目的から、製
造工場全体、あるいは、その中の製造工程のそれぞれに
あった稼動体制を採るようになってきている。この場
合、製造工場、あるいは、製造工程毎に個別の稼動日程
に合わせた生産計画に変更する必要があるが、他の製造
工場や他の工程における生産計画との関係が問題とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ある製品の製
造工程が工場Aで実行される前工程と工場Bで実行され
る後工程を有する場合に、工場A,B共に共通の基本稼
働カレンダーに従って稼働日が設定されていた状態か
ら、工場Aの方だけ特定稼働カレンダーに変更した場合
に、次のような問題が発生する。
【0005】(1)後工程の方が前工程より稼動日が多
い場合には、単位期間における前工程の製造量を後工程
の製造量に一致させる必要があることから、前工程の変
更後の生産計画において、指示の一部に山(後工程2日
分の指示)ができる。 (2)後工程の方が前工程より稼動日が少ない場合に
は、前工程の変更後の生産計画において、指示の一部に
穴(指示のない日)ができる。
【0006】即ち、稼働カレンダーの変更に伴い、前後
の工程で稼動カレンダーが異なると、前工程の指示に山
または穴が発生することになり、実際の工程への作業指
示のもとになる生産計画としては使えないものになる。
【0007】本発明は上記の課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、ある基本稼働カレンダー
に従って計画された基本生産計画を他のある特定稼働カ
レンダーに従った特定生産計画に変更する場合に、基本
稼働カレンダーに従った生産計画をとる他の後工程と無
駄及び無理なく製造計画の整合がとれるようにすること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明装置の構成は、製品の製造工程が前工程と後工
程とに分かれる製品の生産における後工程の生産計画に
関し、稼働日、非稼働日を特定した基本稼働カレンダー
に基づいて、日々の生産量が決定された基本生産計画か
ら、基本稼働カレンダーに対して稼働日、非稼働日が異
なる特定稼働カレンダーにおける日々の生産量を決定し
た特定生産計画に変更する装置において、基前記前工程
における本生産計画を記憶する基本生産計画記憶手段
と、基本稼働カレンダー及び特定稼働カレンダーを記憶
するカレンダー記憶手段と、前記カレンダー記憶手段に
記憶された基本稼働カレンダーと特定稼働カレンダー
を読み出して比較する手段を有し、前記両稼働カレンダ
ーにおいて生産量を平均化するための期間を設定する期
間設定手段と、カレンダー記憶手段に記憶された特定稼
働カレンダーと、基本生産計画記憶手段に記憶された基
本生産計画とを読み出し、期間設定手段により設定され
た期間内において、特定生産計画の累積生産量が基本生
産計画の累積生産量よりも遅延しないようにして基本生
産計画の生産量を平均化することで特定稼働カレンダー
の稼働日における生産量を決定する特定生産計画生成手
段とを設け、期間設定手段は、基本稼働カレンダーが非
稼働日且つ特定稼働カレンダーが稼働日であるか又は両
稼働カレンダーが非稼働日であることを開始判定条件と
し、基本稼働カレンダーが稼働日で特定稼働カレンダー
が非稼働日である日を禁止判定条件とする時、開始判定
条件が成立した日に連続して禁止判定条件が成立しない
場合に最初に開始判定条件が成立した日を期間の開始
日、その前日を前期間の終了日とする手段と、開始判定
条件が成立した日に連続して禁止判定条件が成立する場
合には、開始判定条件成立日ではなく禁止判定条件が最
後に成立する日を期間の終了日その翌日を次期間の開始
日として前記生産量を平均化するための期間を設定する
手段とを有し、特定生産計画生成手段は、特定生産計画
の累積生産量が基本生産計画の累積生産量よりも遅延し
ない条件のもと、基本生産計画の生産量を期間設定手段
の設定した期間内で平均化した日々の生産量から成る特
定生産計画を決定することを特徴とする。
【0009】 又、他の発明は、前記特定生産計画生成
手段は、前記期間設定手段が設定した前記生産量を平均
化するための期間内の基本生産計画の生産量の合計を当
該期間内の前記特定稼働カレンダーの稼働日の数で平均
した値の整数部を求める手段と、前記特定稼働カレンダ
ーの最初の稼働日が前記基本稼働カレンダーの稼働日で
ないか、前記特定稼働カレンダーの最初の稼働日が前記
基本稼働カレンダーの稼働日であって当該日の基本生産
計画における生産量が前記平均した値の整数部の値以下
ならば、前記平均した値の整数部の値を前記特定稼働カ
レンダーの最初の稼働日の仮平均生産量とする手段と、
前記特定稼働カレンダーの最初の稼働日が前記基本稼働
カレンダーの稼働日であって当該日の基本生産計画にお
ける生産量が前記平均した値の整数部の値を超える場合
は当該日の基本生産計画における生産量を前記特定稼働
カレンダーの最初の稼働日の仮平均生産量とする手段と
を有する、特定稼働カレンダーの第1稼働日仮平均生産
量決定手段と、前記生産量を平均化するための期間内の
基本生産計画の生産量の合計から、前記生産量を平均化
するための期間の第2稼働日以降の当該稼働日の前日ま
での前記仮平均生産量の合計を減じた後、前記生産量を
平均化するための期間の当該稼働日以降の前記特定稼働
カレンダーの稼働日の数で平均した値の整数部を求める
手段と、前記特定稼働カレンダーの、当該稼働日前日ま
での各稼働日の仮平均生産量の合計と前記平均した値の
整数部との合計が、当該稼働日までの基本生産計画にお
ける生産量の合計を超えるか等しい場合は、前記平均し
た値の整数部の値を前記特定稼働カレンダーの当該稼働
日の仮平均生産量とする手段と、前記特定稼働カレンダ
ーの、当該稼働日前日までの各稼働日の仮平均生産量の
合計と前記平均した値の整数部との合計が、当該稼働日
までの基本生産計画における生産量の合計を下回る場合
は、当該稼働日までの基本生産計画における生産量の合
計から当該稼働日前日までの各稼働日の仮平均生産量の
合計と前記平均した値の整数部とを減じた値を前記特定
稼働カレンダーの当該稼働日までの稼働日の数で除した
商と余りを求めて、前記特定稼働カレンダーの、当該稼
働日前日までの各稼働日の仮平均生産量に対し、各々前
記商を加えるとともに、前記特定稼働カレンダーの最初
の稼働日から前記余りの値に対応する稼働日まで更に1
を加えて当該稼働日前日までの各稼働日の仮平均生産量
を更新し、前記平均した値の整数部の値と前記商との合
計を前記特定稼働カレンダーの第2稼働日以降の当該稼
働日の仮平均生産量とする手段とを有する、特定稼働カ
レンダーの各稼働日仮平均生産量決定及び更新手段とか
ら成ることを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】先ず、基本稼働カレンダーと特
定稼働カレンダーとの間において共通の期間が設定され
る。例えば、1週間単位である。この期間の取り方は、
その期間内において、特定稼働カレンダーにおける最初
の稼働日が基本稼働カレンダーにおける最初の稼働日よ
りも後にはならないように設定される。従って、基本稼
働カレンダーに従う後工程で、期間の最初において、特
定稼働カレンダーによる従う前工程の生産品が不足する
ことはない。
【0011】又、特定生産計画の稼働日における生産量
は、設定された期間内において、特定生産計画の累積生
産量が基本生産計画の累積生産量よりも遅延しないよう
にして基本生産計画の生産量を平均化して決定される。
【0012】このようにして、前工程の生産計画を基本
稼働カレンダーに従った基本生産計画から特定稼働カレ
ンダーに従った特定生産計画へと変更する場合に、前工
程に生産指示のない日を発生させないで、かつ、日々の
生産量を可能な限り平均化し、後工程で前工程の製品が
不足することがないように計画することが可能となる。
このようにして、前後の工程で稼働スケジュールが違う
場合に、前工程の生産指示に生産量の山または穴が出る
という問題が解決される。請求項2の発明は、期間の設
定方法の1つを具体的に規定したものであり、そのよう
に決定することで、期間内において、特定稼働カレンダ
ーにおける最初の稼働日が、基本稼働カレンダーの最初
の稼働日よりも遅れることがない。よって、後工程に不
足を生じることがなく、日々の製造量が平均化された特
定生産計画を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は実施例装置の具体的な構成を示してい
る。CPU10と、基本生産メモリ11と、カレンダー
メモリ12と、特定生産計画メモリ13とで構成されて
いる。カレンダーメモリ12は基本稼働カレンダー、特
定稼働カレンダーを、それぞれ、記憶した基本稼働カレ
ンダーメモリ121、特定稼働カレンダーメモリ122
を有している。CPU10は期間設定手段と特定生産計
画生成手段を構成している。
【0014】基本稼働カレンダーAと特定稼働カレンダ
ーBは、図3に示されている。「o」印は稼働日、
「×」印は非稼働日を表している。図3の例では、特定
稼働カレンダーBは、基本稼働カレンダーAに対して、
3日が稼働日に、10、11、12日が非稼働日に変更
されたものである。基本稼働カレンダーAは、全社、ま
たは、工場全体で使用されるカレンダーであり、基本生
産計画Xはこの基本稼働カレンダーに従って品目毎の日
々の製品の製造数量を規定したものである。本実施例
は、この基本生産計画Xを特定稼働カレンダーBに従っ
た特定生産計画Yに変更することを目的とする。工程が
前工程と後工程とに別れている場合に、両者共に基本稼
働カレンダーAに従って適正な生産計画が作成されてい
る。この場合に、前工程の生産計画のみ特定稼働カレン
ダーBに従った生産計画に変更する場合には、前工程で
処理された製品が後工程に支障を与えることなく供給さ
れる必要があり、前工程の効率的な生産計画の変更が要
求される。
【0015】従来のMRP方式のような単なるリードタ
イム倒しだけでは上述した目的を達成することができな
い。そこで、基本稼働カレンダーAに基づいて作成され
た基本生産計画Xを、前工程の変更後の特定稼動カレン
ダーBに従った特定生産計画Yを作成する当たり、ある
期間毎に、基本生産計画Xを平均化して特定生産計画Y
を作成することとした。この場合に、日々の生産量を平
均化するためには、平均化する期間を決める必要があ
る。しかし、平均化は基本生産計画Xの前倒し(基本稼
働カレンダーAを採用する後工程との関係で日々の基本
生産計画Xより遅延することがない)を条件とするた
め、平均化の期間が長くなる程、死蔵品の発生する危険
が高くなってしまう。つまり、平均化を有効に行うため
には平均化の期間をいかに設定するかということが問題
となる。
【0016】また、前後の工程が共に共通の基本稼働カ
レンダーAに従った基本生産計画Xで実行されている場
合に、前工程のみ特定稼働カレンダーBに従った特定生
産計画Yに変更する場合に、前工程の生産の指示量に山
または穴ができてしまうのは、次のパターンとなる。
【0017】(1)前工程の稼動日>後工程の稼働日→
前工程の指示量に穴ができる。 (2)前工程の稼動日<後工程の稼働日→前工程の指示
量に山ができる。 さらにこのことから、日単位で前工程と後工程の稼動日
の組み合わせを考えると次の結果が得られる。
【0018】
【表1】 つまり、前工程と後工程の稼働日・非稼動日の組み合わ
せをもとに平均化の期間の条件付けができる。
【0019】図2は実施例装置の全体の構成を示してい
る。期間設定手段21により基本稼働カレンダーAと特
定稼働カレンダーBとを用いて平均化のための期間が演
算される。そして、特定生産計画生成手段22により基
本計画Xが設定された期間毎に所定の処理により平均化
されて日々の生産量が決定され、特定生産計画Yが得ら
れる。本発明は、この期間設定の方法と基本生産計画X
を平均化して特定生産計画Yを作成することを特徴とす
る。以下、その期間設定方法、平均化方法について説明
する。
【0020】期間設定方法 図3に示すように、基本稼働カレンダーAと特定稼働カ
レンダーBが与えられており、後工程は基本稼働カレン
ダーAで実行され、前工程が基本稼働カレンダーAから
特定稼働カレンダーBに変更されたものとする。
【0021】図4は、CPU10、即ち、期間設定手段
21の処理手順を示したフローチャートである。ステッ
プ100で平均化期間の初期値としての開始日が決定さ
れる。平均化期間の開始日は、生産計画の平均化が必要
な範囲の先頭日、または、前の平均化期間の終了日の翌
日に決定される。図3のカレンダーの場合には、1日を
平均化期間の初期値としての開始日に決定される。
【0022】次に、ステップ102において、期間の開
始日から日付の若い順に検索が開始され、ステップ10
4で所定の期間開始判定条件に一致するか否かが判定さ
れる。一致するまで、カレンダーの検索が繰返される。
この期間開始判定条件の第1は、基本稼働カレンダーA
と特定稼働カレンダーBが共に非稼働日であること、期
間開始判定条件の第2は、基本稼働カレンダーAが非稼
働日、特定稼働カレンダーBが稼働日であることであ
る。図3の例では、1日から検索されるが1,2日は共
に稼働日であるので、期間開始判定条件が成立しない。
3日は、基本稼働カレンダーAが非稼働日、特定稼働カ
レンダーBが稼働日であるので、期間開始判定条件が成
立する。
【0023】次に、ステップ106において、次の日を
更に検索して期間開始判定条件が成立するか否かが判定
される。期間開始判定条件が成立している間は検索が繰
替えされ、期間開始判定条件が成立しなくなる日を求め
る。図3の例では、3日、4日は判定条件が成立する
が、5日は共に稼働日であるので判定条件は成立しな
い。判定条件が成立しない場合には、ステップ108に
おいて、判定条件が成立しないその日が基本稼働カレン
ダーAが稼働日で、特定稼働カレンダーBが非稼働日で
あるか否かが判定される。この条件は期間開始の禁止判
定条件である。即ち、後工程に製品の不足をもたらさな
いために、期間における最初の稼働日は特定稼働カレン
ダーBが基本稼働カレンダーAに対して遅れることがで
きない。よって、期間開始判定条件が成立している日に
連続して期間開始の禁止判定条件が成立する場合には、
最初の期間開始判定条件を無効として、その条件では期
間の開始日を決定しないようにしている。そして、この
場合には、期間開始の禁止判定条件が成立する最後の日
を期間の終了日としてその翌日を次の期間の開始日に決
定する。
【0024】図3の例では、ステップ108の判定は、
5日に対して実行されるが、共に稼働日であるので、禁
止判定条件は不成立である。よって、この場合には、期
間開始条件の成立を無効とする必要はないので、ステッ
プ110と次のステップ114において、期間開始判定
条件が最初に成立した日の前日を期間の終了日とし、期
間開始判定条件が最初に成立した日を次の期間の開始日
とする。図3の例では、2日が期間の終了日で3日が次
の期間の開始日となる。このようにして、図5に示すよ
うに各日付において各条件の判定が実行される。
【0025】そして、ステップ102へ戻り、次の期間
の設定が行われる。尚、次の期間の設定のための日付の
検索は、期間開始条件が成立しない期間の最前の日から
実行される。ステップ108で、期間開始の禁止条件が
成立した場合には、ステップ112へ移行する。図3の
例では、次の期間の検索が5日目から開始されて、8日
目に、ステップ104における期間開始判定条件が成立
し、9日目もステップ106における期間開始判定条件
が成立する。よって、10日目において、期間開始判定
条件が不成立となるので、10日に対してステップ10
8の期間開始の禁止条件の判定が実行される。この時、
基本稼働カレンダーAは稼働日、特定稼働カレンダーB
は非稼働日であるので、禁止条件が成立する。即ち、こ
の10日を期間における稼働日の最初の日とすることは
できない。よって、期間開始判定条件に従う7日を期間
終了日、8日を次の期間開始日とする決定を無効とす
る。その為に、ステップ112で、期間開始の禁止条件
が成立する最後の日を期間の終了日とし、ステップ11
4でその終了日の翌日を次の期間の開始日とする。
【0026】このような処理により、図6に示すように
期間設定が行われる。以上の処理の繰り返しにより、期
間の最初の稼働日が基本稼働カレンダーAにのみ来ると
いうことが防止され、製品の製造量の前倒しが可能とな
る。
【0027】平均化処理 次に、上記のように期間設定が完了した後、特定生産計
画を生成するために、基本生産計画が上記の期間内にお
いて平均化処理される。図7は、期間設定手段21で設
定された平均化期間と基本生産計画Xとから特定生産計
画Yを作成するための特定生産計画生成手段22の構成
を示している。
【0028】1)上記のように設定された若い期間から
順に特定生産計画が生成される。 2)各期間では期間の最初から特定稼働カレンダーの稼
働日に平均化された生産量が割当られる。 3)平均値算出部220において、基本生産計画におけ
る平均化期間内の生産量の平均値を次式で演算し、計画
累積比較部221に与える。
【0029】
【数1】
【0030】但し、平均値は小数点以下を切り捨てる。
これは、平均化期間の開始日に、指示生産量の山ができ
るのを防ぐためである。
【0031】4)計画累計比較部221では、平均値算
出部220から与えられた平均値と基本生産計画Xの平
均化期間の開始日の生産量とを比較して、大きい方の
値、または、等しい場合はその値を平均化期間内の開始
日の仮平均化生産量とする。その理由は下の表の通であ
る。
【0032】
【表2】
【0033】5)計画累計比較部221で算出した仮平
均化生産量を、再度平均値算出部220に与える。 6)平均値算出部220では、計画累計比較部221よ
り与えられた仮平均生産量を基に残りの平均化期間内の
生産量の平均値を算出し、計画累計比較部221に与え
る。
【数2】 但し、平均値は、小数点以下は切り捨てる。
【0034】7)計画累計比較部221では、平均値算
出部220から与えられた、上記6)の平均値、およ
び、基本生産計画Xにおける算出対象日の生産量、およ
び、既に算出した仮平均化生産量の合計を基に、算出対
象日の仮平均化生産量を算出する。 a=開始日から対象日前までの仮平均化生産量の合計+
対象日の平均値 b=基本生産計画における開始日から対象日までの生産
量の合計 但し、aは開始日から対象日までの仮平均化生産量の合
計となる。
【0035】8)a≧bの時は、6)で演算された対象
日の平均値をその日の仮平均化生産量とする。 9)a<bの時は、(b−a)の値を開始日から算出対
象日までの稼動日数で割り、その商を、今までに決定さ
れている開始日から算出対象日までの仮平均化生産量に
それぞれ加算する。そして、割り算の余りは、開始日か
ら順に余りがなくなるまで1ずつさらに加算する。
【0036】10)5)から9)の処理を期間の最終日
まで繰り返す。 11)期間の最終日まで演算が完了すれば、特定生産計
画Yとして、特定生産計画メモリ13に出力する。 図8に各種の基本生産計画を特定生産計画に変更した例
を示す。上記の実施例装置は、平均化期間内における基
本稼働カレンダーAの稼働日合計が特定稼働カレンダー
Bの稼働日合計よりも多くても、少なくとも何方でも対
応可能である。要するに、上記のように期間開始判定条
件と期間開始の禁止判定条件を設定し、しかも、上記の
ような平均化の手法を採用することで、常に、特定生産
計画の生産量の方が基本生産計画の生産量よりも先行す
るように生産計画を変更できる。よって、後工程に対す
る前工程の生産計画を効率的に且つ容易に変更すること
が可能となる。
【0037】上記の生産計画の変更例としては、後工程
が週休2日(土、日曜日が非稼動日)で、前工程が3組
2交替制(日曜日のみ非稼動日)の工程に対する生産計
画の平均化に有効である。更に、生産計画の平均化方式
の上記以外の効果として、生産計画の平均化は、通常の
1週間に1日、または、2日の非稼動日の工程であれ
ば、基本的には、1週間が平均化単位となるようになっ
ているので、平均化のための指示生産量が前倒しによる
死蔵品の発生の危険性を抑制しつつ、平均化が有効に行
われるようになっている。また、平均化単位の作成では
曜日の概念を取り込んでいないので、非稼動日が土曜、
日曜以外になっても、問題なく使用可能である。また、
前後の工程の稼動スケジュールが違う場合はもちろん、
同一の場合でも、生産計画の平均化方式を使用すれば、
前工程の負荷を平均化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例装置の構成を示した構
成図。
【図2】実施例装置における期間設定及び特定生産計画
生成のための装置の構成を示した構成図。
【図3】基本稼働カレンダーと特定稼働カレンダーを示
した説明図。
【図4】CPUによる期間設定の処理手順を示したフロ
ーチャート。
【図5】カレンダーにおける期間設定を示した説明図。
【図6】カレンダーにおいて設定された期間を示した説
明図。
【図7】特定生産計画生成手段の構成を示したブロック
図。
【図8】基本生産計画を特定生産計画に各種変更した結
果を示した説明図。
【符号の説明】
11…基本生産計画メモリ 12…カレンダーメモリ 121…基本稼働カレンダーメモリ 122…特定稼働カレンダーメモリ 10…CPU 13…特定生産計画メモリ 21…期間設定手段 22…特定生産計画生成手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品の製造工程が前工程と後工程とに分か
    れる製品の生産における後工程の生産計画に関し、稼働
    日、非稼働日を特定した基本稼働カレンダーに基づい
    て、日々の生産量が決定された基本生産計画から、前記
    基本稼働カレンダーに対して稼働日、非稼働日が異なる
    特定稼働カレンダーにおける日々の生産量を決定した特
    定生産計画に変更する装置において、前記前工程における 前記基本生産計画を記憶する基本生
    産計画記憶手段と、 前記基本稼働カレンダー及び前記特定稼働カレンダーを
    記憶するカレンダー記憶手段と、前記カレンダー記憶手段に記憶された 前記基本稼働カレ
    ンダーと前記特定稼働カレンダーとを読み出して比較
    る手段を有し、前記両稼働カレンダーにおいて生産量を
    平均化するための期間を設定する期間設定手段と、前記カレンダー記憶手段に記憶された前記特定稼働カレ
    ンダーと、前記基本生産計画記 憶手段に記憶された前記
    基本生産計画とを読み出し、前記期間設定手段により設
    定された期間内において、前記特定稼働カレンダーの
    稼働日における生産量を決定する特定生産計画生成手段
    とを有し、 前記期間設定手段は、 前記基本稼働カレンダーが非稼働日且つ前記特定稼働カ
    レンダーが稼働日であるか又は 前記両稼働カレンダーが
    非稼働日であることを開始判定条件とし、前記基本稼働カレンダーが稼働日で前記特定稼働カレン
    ダーが非稼働日である日を禁止 判定条件とする時、前記開始判定条件が成立した日に連続して前記禁止判定
    条件が成立しない場合に最初に 前記開始判定条件が成立
    した日を期間の開始日、その前日を前期間の終了日とす
    る手段と、前記開始判定条件が成立した日に連続して前記禁止判定
    条件が成立する場合には、前記 開始判定条件成立日では
    なく前記禁止判定条件が最後に成立する日を期間の終了
    日その翌日を次期間の開始日として前記生産量を平均化
    するための期間を設定する手段とを有し、前記特定生産計画生成手段は、前記特定生産計画の累積
    生産量が前記基本生産計画の累 積生産量よりも遅延しな
    い条件のもと、前記基本生産計画の生産量を前記期間設
    定手段の設定した期間内で平均化した日々の生産量から
    成る特定生産計画を決定することを特徴とする生産計画
    の変更装置。
  2. 【請求項2】前記特定生産計画生成手段は、 前記期間設定手段が設定した前記生産量を平均化するた
    めの期間内の基本生産計画の生 産量の合計を当該期間内
    の前記特定稼働カレンダーの稼働日の数で平均した値の
    整数部を求める手段と、前記特定稼働カレンダーの最初の稼働日が前記基本稼働
    カレンダーの稼働日でないか、 前記特定稼働カレンダー
    の最初の稼働日が前記基本稼働カレンダーの稼働日であ
    って当該日の基本生産計画における生産量が前記平均し
    た値の整数部の値以下ならば、前記平均した値の整数部
    の値を前記特定稼働カレンダーの最初の稼働日の仮平均
    生産量とする手段と、前記特定稼働カレンダーの最初の稼働日が前記基本稼働
    カレンダーの稼働日であって当 該日の基本生産計画にお
    ける生産量が前記平均した値の整数部の値を超える場合
    は当該日の基本生産計画における生産量を前記特定稼働
    カレンダーの最初の稼働日の仮平均生産量とする手段と
    を有する、特定稼働カレンダーの第1稼働日仮平均生産
    量決定手段と、前記生産量を平均化するための期間内の基本生産計画の
    生産量の合計から、前記生産量 を平均化するための期間
    の第2稼働日以降の当該稼働日の前日までの前記仮平均
    生産量の合計を減じた後、前記生産量を平均化するため
    の期間の当該稼働日以降の前記特定稼働カレンダーの稼
    働日の数で平均した値の整数部を求める手段と、前記特定稼働カレンダーの、当該稼働日前日までの各稼
    働日の仮平均生産量の合計と前 記平均した値の整数部と
    の合計が、当該稼働日までの基本生産計画における生産
    量の合計を超えるか等しい場合は、前記平均した値の整
    数部の値を前記特定稼働カレンダーの当該稼働日の仮平
    均生産量とする手段と、前記特定稼働カレンダーの、当該稼働日前日までの各稼
    働日の仮平均生産量の合計と前 記平均した値の整数部と
    の合計が、当該稼働日までの基本生産計画における生産
    量の合計を下回る場合は、当該稼働日までの基本生産計
    画における生産量の合計から当該稼働日前日までの各稼
    働日の仮平均生産量の合計と前記平均した値の整数部と
    を減じた値を前記特定稼働カレンダーの当該稼働日まで
    の稼働日の数で除した商と余りを求めて、前記特定稼働
    カレンダーの、当該稼働日前日までの各稼働日の仮平均
    生産量に対し、各々前記商を加えるとともに、前記特定
    稼働カレンダーの最初の稼働日から前記余りの値に対応
    する稼働日まで更に1を加えて当該稼働日前日までの各
    稼働日の仮平均生産量を更新し、前記平均した値の整数
    部の値と前記商との合計を前記特定稼働カレンダーの第
    2稼働日以降の当該稼働日の仮平均生産量とする手段と
    を有する、特定稼働カレンダーの各稼働日仮平均生産量
    決定及び更新手段とから成ることを特徴とする請求項1
    に記載の生産計画の変更装置。
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