JP3477075B2 - パターン位置決定方法及びパターン位置決定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

パターン位置決定方法及びパターン位置決定プログラムを記録した記録媒体

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JP3477075B2
JP3477075B2 JP12303398A JP12303398A JP3477075B2 JP 3477075 B2 JP3477075 B2 JP 3477075B2 JP 12303398 A JP12303398 A JP 12303398A JP 12303398 A JP12303398 A JP 12303398A JP 3477075 B2 JP3477075 B2 JP 3477075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字認識等の画像
認識技術に適用されるパターン位置決定方法及びパター
ン位置決定プログラムを記録した記録媒体に関し、詳し
くは、入力画像として与えられたナンバープレートの映
像上において予め文字等の位置が特定できない場合に、
その文字等の認識対象の位置を正確に決定するためのパ
ターン位置決定方法、及びこの方法をコンピュータによ
り実行させるためのパターン位置決定プログラムを記録
した記録媒体に係わる。
【0002】
【従来の技術】例えば、伝票に記入された文字(手書文
字等)の認識を行おうとする場合、その文字は、所定の
記入枠等に記入されるべき性質のものであるため、所要
の文字認識に先立って当該文字の表示位置(記入位置)
を特定する際には、単に、その記入枠等の位置を特定す
るだけで足りる。
【0003】これに対し、例えば、ビデオカメラにより
撮像した車のナンバープレートの文字(4桁数字等)を
認識しようとする場合には、当該ナンバープレート上
に、上述の記入枠等のような文字の表示位置を示す指標
となるものが一切存在しないため、その個々の文字のパ
ターンを認識する必要があるばかりか、各文字の位置を
も特定する必要があり、この種のナンバープレート認識
にあっては、各文字の存在候補に対し一様に認識処理を
行うのみであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、以上のよう
なナンバープレート認識にあっては、文字の認識率を優
先させようとする場合には、4桁の数字が全て認識でき
たという条件を課すことが望ましいため、1桁の数字が
認識できなければ、ナンバープレート全体の数字が認識
できなくなってしまう。
【0005】逆に、4桁の数字のうち一部が認識できれ
ばよいとする場合には、文字以外(数字以外)の部分を
何らかの文字として認識してしまう誤認識を起こしやす
いという問題があった。
【0006】このように、認識率の向上と誤認識の低減
は、トレードオフの関係にある。
【0007】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は次のとおりである。
【0008】即ち、本発明の第1の目的は、ナンバープ
レート映像の画像認識における認識率を向上させると同
時に誤認識を低減させることの可能なパターン位置決定
方法及びパターン位置決定プログラムを記録した記録媒
体を提供せんとするものである。
【0009】本発明の第2の目的は、所要のパターン位
置の決定を正確に行うことの可能なパターン位置決定方
法及びパターン位置決定プログラムを記録した記録媒体
を提供せんとするものである。
【0010】本発明の第3の目的は、所要のパターン位
置の決定を高速に行うことの可能なパターン位置決定方
法及びパターン位置決定プログラムを記録した記録媒体
を提供せんとするものである。
【0011】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に
特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとな
ろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明方法においては、
ナンバープレートの映像にパターンマッチング技法を適
用して当該ナンバープレートに含まれる数字を認識して
抽出し、当該ナンバープレートのパターンの位置を決定
するパターン位置決定処理と、所定の評価基準に基づき
このパターン位置決定処理において得られる決定処理結
果の正否を評価するパターン位置決定結果評価処理とか
ら成る対処理を実行し、このパターン位置決定結果評価
処理を実行した結果、決定処理結果が、当該評価基準を
満足しなかった場合に、当該評価基準の異なる他の対処
理を実行する、という特徴を有する。
【0013】一方、本発明記録媒体においては、コンピ
ュータに、ナンバープレートの映像にパターンマッチン
グ処理を適用して当該ナンバープレートに含まれる数字
を認識して抽出し、当該ナンバープレートのパターンの
位置を決定するパターン位置決定処理と、所定の評価基
準に基づきこのパターン位置決定処理において得られる
決定処理結果を評価するパターン位置決定結果評価処理
とから成る対処理を実行させ、このパターン位置決定結
果評価処理を実行させた結果、決定処理結果が、当該評
価基準を満足しなかった場合に、当該評価基準の異なる
他の対処理を実行させる、という特徴を有する。
【0014】さらに、具体的詳細に述べると、当該課題
の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概
念にわたる新規な特徴的構成手法及び手段を採用するこ
とにより、前記目的を達成するよう為される。
【0015】即ち、本発明方法の第1の特徴は、入力画
像として与えられたナンバープレートの映像から、当該
ナンバープレートの映像に含まれる4桁数字の位置に基
づき抽出すべき当該ナンバープレートのパターンの位置
を決定するに当り、前記ナンバープレートの映像にパタ
ーンマッチング技法を適用して当該ナンバープレートに
含まれる数字を認識して抽出し、当該ナンバープレート
のパターンの位置を決定するパターン位置決定処理と、
所定の評価基準に基づきこのパターン位置決定処理にお
いて得られる決定処理結果の正否を評価するパターン位
置決定結果評価処理とから成る対処理を実行し、このパ
ターン位置決定結果評価処理を実行した結果、前記決定
処理結果が、当該評価基準を満足しなかった場合には、
当該評価基準の異なる他の対処理を実行し、以下、その
評価基準が満足されるまで、当該評価基準のそれぞれに
異なる複数の対処理を、所定の優先順位に従って実行す
るパターン位置決定方法であって、前記所定の評価基準
は、前記4桁数字の中から抽出すべき桁数の多少を示す
ものであり、前記所定の優先順位は、前記桁数を4桁ま
で全て認識する評価基準を第1位とし、以下、3桁まで
認識する評価基準を第2位、2桁まで認識する評価基準
を第3位、1桁まで認識する評価基準を第4位としてな
るパターン位置決定方法の構成採用にある。
【0016】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における入力画像が、撮像された映像に
ついてのデジタルデータであるパターン位置決定方法の
構成採用にある。
【0017】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第2の特徴における入力画像が、デジタルデータを
2値化アルゴリズムにより変換して得た2値化データで
あるパターン位置決定方法の構成採用にある。
【0018】一方、本発明記録媒体の第1の特徴は、入
力画像として与えられたナンバープレートの映像から、
当該ナンバープレートの映像に含まれる4桁数字の位置
に基づき抽出すべき当該ナンバープレートのパターンの
位置を決定するに当り、コンピュータに、前記ナンバー
プレートの映像にパターンマッチング処理を適用して当
該ナンバープレートに含まれる数字を認識して抽出し、
当該ナンバープレートのパターンの位置を決定するパタ
ーン位置決定処理と、所定の評価基準に基づきこのパタ
ーン位置決定処理において得られる決定処理結果を評価
するパターン位置決定結果評価処理とから成る対処理を
実行させ、このパターン位置決定結果評価処理を実行さ
せた結果、前記決定処理結果が、当該評価基準を満足し
なかった場合には、当該評価基準の異なる他の対処理を
実行させ、以下、その評価基準が満足されるまで、当該
評価基準のそれぞれに異なる複数の対処理を、所定の優
先順位に従って実行させるパターン位置決定プログラム
を記録した記録媒体であって、前記所定の評価基準は、
前記4桁数字の中から抽出すべき桁数の多少を示すもの
であり、前記所定の優先順位は、前記桁数を4桁まで全
て認識する評価基準を第1位とし、以下、3桁まで認識
する評価基準を第2位、2桁まで認識する評価基準を第
3位、1桁まで認識する評価基準を第4位とする優先順
位に従って実行させてなるパターン位置決定プログラム
を記録した記録媒体の構成採用にある。
【0019】本発明記録媒体の第2の特徴は、上記本発
明記録媒体の第1の特徴における入力画像が、撮像され
た映像についてのデジタルデータであるパターン位置決
定プログラムを記録した記録媒体の構成採用にある。
【0020】本発明記録媒体の第3の特徴は、上記本発
明記録媒体の第2の特徴における入力画像が、コンピュ
ータに、デジタルデータについて2値化アルゴリズム変
換処理を実行させて得た2値化データであるパターン位
置決定プログラムを記録した記録媒体の構成採用にあ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態を方法例及び記憶媒体例につき説明す
る。
【0022】(方法例) 図1は、本発明の一実施形態に係るパターン位置決定方
法を説明するためのフローチャートである。
【0023】同図に示すように、この一実施形態に係る
入力画像として与えられたナンバープレートの映像か
ら、当該ナンバープレートの映像に含まれる4桁数字の
位置に基づき抽出すべき当該ナンバープレートのパター
ンの位置を決定するパターン位置決定方法にあっては、
まず、当該パターン位置決定方法の実施に際して使用さ
れるコンピュータ(図示せず)等に具備される処理ファ
イル11に、ナンバープレートの映像にパターンマッチ
ング処理を適用してこのナンバープレートに含まれる数
字を認識して抽出し、ナンバープレートのパターンの位
置を決定する「パターン位置決定処理n」と、事前に特
徴づけられる評価基準に基づきこのパターン位置決定処
理nにおいて得られる決定処理結果を評価する「パター
ン位置決定結果評価処理n」とから成る対処理を格納し
ておき、これを、その実行優先順位の高いものから1つ
読み込む(必要とされる所定の対処理のみを読み出す)
ことによって(ST1)、所要の処理が開始される(S
TART)。
【0024】なお、「n」は1〜N(1以上の自然数)
の可変数であり、若番ほど実行優先順位が高く、従っ
て、この処理において最初に読み込まれるのは、「パタ
ーン位置決定処理“1”」と「パターン位置決定結果評
価処理“1”」とから成る対処理である。
【0025】ここで、上述の実行優先順位は、読み出さ
れる対処理により事前に特徴づけられる評価基準が最も
厳しいものを第1位とし、以下、その評価基準を段階的
に緩和させた順序とする。即ち、この最初の段階では、
パターンの位置を決定するに際して最も厳しい評価基準
を用いる。
【0026】即ち、対処理は、前記桁数を4桁まで全て
認識する評価基準を第1位とし、以下、3桁まで認識す
る評価基準を第2位、2桁まで認識する評価基準を第3
位、1桁まで認識する評価基準を第4位とする優先順位
に従って実行する。
【0027】次に、最初の対処理を読み込むと、処理フ
ァイルから新たに対処理(1〜N)が読み込まれたか否
かを判別するが(ST2)、ここでは、最初の対処理が
読み込まれているので、図示しないビデオカメラ等によ
り撮像された映像についてのデジタルデータであるナン
バープレートの映像の入力画像12から、ナンバープレ
ートの映像に含まれる4桁数字の位置に基づき抽出すべ
きナンバープレートのパターンの位置を決定するため
に、ST1において読み込んだ対処理に含まれる「パタ
ーン位置決定処理n(“1”)」を、パターンマッチン
グの手法を用いてナンバープレートに含まれる数字の認
識、抽出を実行する(ST3)。
【0028】なお、このパターン位置決定処理nにおい
ては、デジタルデータを成す入力画像12から、直接、
パターンの位置を決定するのではなく、そのデジタルデ
ータを2値化アルゴリズムによりさらに変換して得た2
値化データ13を用いて、所要のパターンの位置決定を
行うようにしてもよい。
【0029】次に、ST3においてパターン位置決定処
理nを実行すると、引続き、ST1において読み込んだ
対処理に含まれる「パターン位置決定結果評価処理n
(“1”)」を実行して、ST3におけるパターン位置
決定処理nの決定処理結果が、パターン位置決定結果評
価処理nにより規定される評価基準を満足したか否かを
判別する(ST4)。なお、ST3において決定処理結
果を得るときにパターンマッチングを用いることによ
り、当該決定処理結果の認識桁数を、直接、評価基準と
比較して用いることができる。
【0030】ここで、以上の判別の結果、当該決定処理
結果が、規定される評価基準を満足した場合には、ST
3において実行した入力画像(デジタルデータ)12又
は2値化データ13に関するパターン位置決定処理nが
成功したとして、そのときのパターン位置決定結果14
を図示しないモニタ等に出力して(ST5)、処理を終
了する(END)。
【0031】これに対し、当該決定処理結果が評価基準
を満足しなかった場合、処理をST1へ戻し、今度は、
以上の一連の処理において実行した対処理よりも評価基
準が一段階低い対処理、即ち、「パターン位置決定処理
“2”」と「パターン位置決定結果評価処理“2”」と
から成る対処理を処理ファイル11から読み込んで、そ
れぞれの処理につきST3及びST4において実行し、
以下、ST4において評価基準を満足した場合には引続
きST5にてパターン位置決定結果14を出力し、満足
しなかった場合には再びST1の処理を実行する。
【0032】そして、以上の一連の処理は、ST4にお
いて評価基準を満足し、パターン位置決定処理(1〜
N)が成功する時点まで繰り返し実行され、最終的に、
最後の対処理に含まれるパターン位置決定処理“N”が
ST3において失敗した場合(パターンの位置決定が不
可能な場合)には、ST1において処理ファイル11か
ら読み込むべき対処理がなくなり、この結果、ST2に
おいて新たな対処理が読み込まれていないと判別され、
ここで全ての処理が終了する(END)。
【0033】 以上の結果、パターンの位置決定が、最初の最も厳しい
評価基準のために成功しなくても、段階的に緩和される
評価基準に応じて成功する確率が次第に高くなり、これ
により、エラーを増加させることなく、当該パターンの
位置決定を正確かつ高速に行うことが可能となる。
【0034】(記録媒体例) 以上の図1に示したパターン位置決定方法は、コンピュ
ータ上においてソフトウェア的に実行することが可能で
あるため、これをパターン位置決定プログラムとして、
コンピュータ読み取り可能な任意の記録媒体に記録する
ことができる。
【0035】この場合、当該記録媒体には、少なくと
も、コンピュータに、(1)ナンバープレートの映像に
パターンマッチング処理を適用してこのナンバープレー
トに含まれる数字を認識して抽出し、ナンバープレート
のパターンの位置を決定するパターン位置決定処理n
と、事前に特徴づけられる評価基準に基づきこのパター
ン位置決定処理nにおいて得られる決定処理結果を評価
するパターン位置決定結果評価処理nとから成る対処理
を実行させる手順と、(2)このパターン位置決定結果
評価処理nを実行させた結果、決定処理結果が、当該パ
ターン位置決定結果評価処理nにより事前に特徴づけら
れる評価基準を満足しなかった場合には、当該評価基準
の異なる他の対処理を実行させる手順と、(3)以下、
その評価基準が満足されるまで、当該評価基準のそれぞ
れに異なる複数の対処理を所定の優先順位に従って実行
させる手順とを記録し、これをパターン位置決定プログ
ラムとして、当該コンピュータに実行させるようにす
る。
【0036】なお、前述の方法例で示した複数の対処理
を実行する際の前記桁数を4桁まで全て認識する評価基
準を第1位とし、以下、3桁まで認識する評価基準を第
2位、2桁まで認識する評価基準を第3位、1桁まで認
識する評価基準を第4位とする優先順位や、その対処理
の実行時に必要とされる所定の対処理のみを処理ファイ
ルから読み出すなどの手法は、これをコンピュータ読み
取り可能に手順化してパターン位置決定プログラムに組
み込むことにより、当該記録媒体に記録することができ
る。また、与えられる入力画像12の種別(デジタルデ
ータ、又は2値化データ13)に関する規定や、パター
ン位置決定処理時に用いるべき手法(パターンマッチン
グ)、或いは、パターン位置決定結果評価処理時に用い
る評価基準(パターンマッチングによる決定処理結果)
などについても、同様に、当該記録媒体に記録すること
ができる。
【0037】
【実施例】続いて、以上に説明したパターン位置決定方
法により、ナンバープレートの映像に含まれる4桁数字
に関するパターンの位置決定を行う場合を、実施例とし
て説明する。なお、本例では、入力画像12から得られ
る2値化データ13によりパターンの位置決定を行う場
合を挙げて説明する。
【0038】図2(a)及び(b)は、それぞれ、ナン
バープレートの入力画像(デジタルデータ)12を示す
図、及び、ナンバープレートの2値化データ13を示す
図である。
【0039】同図(a)に示すように、ビデオカメラ等
により撮像された入力画像12であるナンバープレート
位置21には、そのナンバープレート枠22の中に、4
桁数字1文字目(“1”)23、4桁数字2文字目
(“2”)24、4桁数字3文字目(“3”)25、及
び4桁数字4文字目(“7”)26が含まれているもの
とする。
【0040】ここで、以上のように撮像された入力画像
12を、2値化アルゴリズム変換によって2値化データ
13にすると、同図(b)に示すように、2値化前の各
要素が、それぞれ、2値化後ナンバープレート位置3
1、2値化後ナンバープレート枠32、2値化後4桁数
字1文字目33、2値化後4桁数字2文字目34、2値
化後4桁数字3文字目35、及び2値化後4桁数字4文
字目36として表示される。
【0041】このとき、図示のように、各2値化後4桁
数字33,34,35,36のうちの2値化後4桁数字
4文字目36が、表示上、2値化後ナンバープレート枠
32の一部に接触してしまった場合、一般的なラベリン
グを用いたパターンマッチングによる手法では、当該2
値化後4桁数字4文字目36に関しては文字認識を行う
ことが不可能となる。
【0042】このため、図1に示したST4のパターン
位置決定結果評価処理nにおいて、その第1回目の処理
(nが「1」)における第1位の評価基準を、「4桁数
字全ての文字を認識する」とした場合、所要のパターン
の位置決定は必然的に失敗する。
【0043】しかし、これに続く第2回目の処理(nが
「2」)における評価基準を一段階緩和し、これを、
「4桁数字の何れか3桁の文字を認識する」(第2位の
評価基準)とした場合には、そのパターンの位置決定が
成功し、この結果、ナンバープレート21を抽出できる
ようになる。
【0044】なお、以上のように評価基準を「4桁数字
の何れか3桁の文字を認識する」としてもパターンの位
置決定が失敗する場合には、「4桁数字の何れか2桁の
文字を認識する」(第3位の評価基準)とし、これでも
失敗する場合には、「4桁数字の何れか1桁の文字を認
識する」(第4位の評価基準)とすればよい。
【0045】以上、本発明の実施の形態及び実施例につ
き方法例及び記録媒体例を挙げて説明したが、実施例に
挙げたナンバープレートの映像に含まれる4桁数字に関
するパターンの位置決定を行う場合にも、これをコンピ
ュータ読み取り可能に手順化してパターン位置決定プロ
グラムに組み込むことにより、任意の記録媒体に記録す
ることができる。
【0046】また、本発明は、必ずしも上述した手法及
び手段並びに実施例にのみ限定されるものではなく、本
発明にいう目的を達成し、後述する効果を有する範囲内
において、適宜、変更実施することが可能なものであ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パターン位置決定処理とパターン位置決定結果評価処理
とから成る複数の対処理を用意したことから、例えば、
確実性が高いパターンについては、高速かつ正確に位置
決定を行うことが可能となり、その確実性が低いパター
ンについては、確実性が高いパターンが存在しない場合
にのみ位置決定を行うことができる。この結果、高速か
つ正確なパターンの位置決定を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパターン位置決定方
法を説明するためのフローチャートである。
【図2】(a)は、ナンバープレートの入力画像(デジ
タルデータ)を示す図であり、(b)は、ナンバープレ
ートの2値化データを示す図である。
【符号の説明】
11…処理ファイル 12…入力画像(デジタルデータ) 13…2値化データ 14…パターン位置決定結果 21…ナンバープレート位置 22…ナンバープレート枠 23…4桁数字1文字目 24…4桁数字2文字目 25…4桁数字3文字目 26…4桁数字4文字目 31…2値化後ナンバープレート位置 32…2値化後ナンバープレート枠 33…2値化後4桁数字1文字目 34…2値化後4桁数字2文字目 35…2値化後4桁数字3文字目 36…2値化後4桁数字4文字目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 330 G06K 9/62 G06T 7/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像として与えられたナンバープレー
    トの映像から、当該ナンバープレートの映像に含まれる
    4桁数字の位置に基づき抽出すべき当該ナンバープレー
    トのパターンの位置を決定するに当り、 前記ナンバープレートの映像にパターンマッチング技法
    を適用して当該ナンバープレートに含まれる数字を認識
    して抽出し、当該ナンバープレートのパターンの位置を
    決定するパターン位置決定処理と、所定の評価基準に基
    づきこのパターン位置決定処理において得られる決定処
    理結果の正否を評価するパターン位置決定結果評価処理
    とから成る対処理を実行し、 このパターン位置決定結果評価処理を実行した結果、前
    記決定処理結果が、当該評価基準を満足しなかった場合
    には、当該評価基準の異なる他の対処理を実行し、 以下、その評価基準が満足されるまで、当該評価基準の
    それぞれに異なる複数の対処理を、所定の優先順位に従
    って実行するパターン位置決定方法であって、 前記所定の評価基準は、 前記4桁数字の中から抽出すべき桁数の多少を示すもの
    であり、 前記所定の優先順位は、 前記桁数を4桁まで全て認識する評価基準を第1位と
    し、以下、3桁まで認識する評価基準を第2位、2桁ま
    で認識する評価基準を第3位、1桁まで認識する評価基
    準を第4位とする、 ことを特徴とするパターン位置決定方法。
  2. 【請求項2】前記入力画像は、 撮像された映像についてのデジタルデータである、 ことを特徴とする請求項1に記載のパターン位置決定方
    法。
  3. 【請求項3】前記入力画像は、 前記デジタルデータを2値化アルゴリズムにより変換し
    て得た2値化データである、 ことを特徴とする請求項2に記載のパターン位置決定方
    法。
  4. 【請求項4】入力画像として与えられたナンバープレー
    トの映像から、当該ナンバープレートの映像に含まれる
    4桁数字の位置に基づき抽出すべき当該ナンバープレー
    トのパターンの位置を決定するに当り、 コンピュータに、 前記ナンバープレートの映像にパターンマッチング処理
    を適用して当該ナンバープレートに含まれる数字を認識
    して抽出し、当該ナンバープレートのパターンの位置を
    決定するパターン位置決定処理と、所定の評価基準に基
    づきこのパターン位置決定処理において得られる決定処
    理結果を評価するパターン位置決定結果評価処理とから
    成る対処理を実行させ、 このパターン位置決定結果評価処理を実行させた結果、
    前記決定処理結果が、当該評価基準を満足しなかった場
    合には、当該評価基準の異なる他の対処理を実行させ、 以下、その評価基準が満足されるまで、当該評価基準の
    それぞれに異なる複数の対処理を、所定の優先順位に従
    って実行させるパターン位置決定プログラムを記録した
    記録媒体であって、 前記所定の評価基準は、 前記4桁数字の中から抽出すべき桁数の多少を示すもの
    であり、 前記所定の優先順位は、 前記桁数を4桁まで全て認識する評価基準を第1位と
    し、以下、3桁まで認識する評価基準を第2位、2桁ま
    で認識する評価基準を第3位、1桁まで認識する評価基
    準を第4位とする優先順位に従って実行させる、 ことを特徴とするパターン位置決定プログラムを記録し
    た記録媒体。
  5. 【請求項5】前記入力画像は、 撮像された映像についてのデジタルデータである、 ことを特徴とする請求項4に記載のパターン位置決定プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】前記入力画像は、 前記コンピュータに、前記デジタルデータについて2値
    化アルゴリズム変換処理を実行させて得た2値化データ
    である、 ことを特徴とする請求項5に記載のパターン位置決定プ
    ログラムを記録した記録媒体。
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