JP3476930B2 - 生体埋入部材 - Google Patents
生体埋入部材Info
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Description
は薬物徐放のための生体埋入部材に関する。
おいて、骨腫瘍等の疾患の処置や骨折等の外傷が原因と
なって生じる骨欠損部に移植し、生体硬組織の機能修復
を行わせる人工材料である。
和性が良く、骨形成の足場となるリン酸カルシウム系の
材料が用いられており、水酸化アパタイト(以下、HA
Pという)やβ−リン酸三カルシウム(以下、β−TC
Pという)はその代表的な物質である。このうちHAP
は、骨組織と直接結合するが、非吸収性で長期的に自家
骨の移植部位に残存してしまう。これに対して、β−T
CPは、骨組織中では経時的に吸収され、自家骨に置換
されるという性質を有している。これらの材料は骨補て
んの用途に応じて適宜選択して使われている。
を徐放させ、患部付近のみ局所的に薬物を供給し、薬物
の全身投与による治療法に比べ、副作用を抑えることが
できるものである。上記骨補てん材に用いられるリン酸
カルシウム系セラミックスは、優れた生体親和性を有す
ることから、薬物徐放剤においても薬物を含有するため
の担体として用いられている。
Pは、経時的に吸収され、自家骨に置換されていくこと
から、将来的に自家骨中に骨補てん材が残らないという
点で優れている。しかしながら、β−TCPは骨誘導能
を有さないため、軟組織中では骨を形成せず単に吸収さ
れるだけである。すなわち、骨欠損部で骨皮質や骨膜も
欠損している症例において、β−TCPを骨組織で完全
に覆うことができない場合、また、その他何らかの理由
でβ−TCPが軟組織と接触している場合等には、β−
TCPが骨組織中にある部分では骨形成が進行するが、
軟組織との接触部分ではβ−TCPが骨形成を伴わない
で吸収されてしまう。この結果、骨欠損部の全領域にわ
たって円滑な骨の修復が行われない。
る薬物徐放剤では、担体の吸収性が薬物の放出特性を左
右する。従って、β−TCPからなる薬物徐放担体を例
えば軟組織中に埋入した場合、β−TCPは経時的に軟
組織に吸収され、含浸された薬物が短時間で放出されて
しまうことがある。従来、薬物徐放剤では、例えば、リ
ン酸カルシウム系セラミックス多孔体からなる薬物担体
の気孔に薬物を含浸させた薬物徐放剤において、この多
孔体の表面上により緻密質(低気孔率)の外層を形成
し、含浸された薬物の放出を長期間持続させることが行
われている。しかし、上述のようにリン酸カルシウム系
セラミックスが吸収されて多孔質体の外層がなくなり、
薬物の放出が制御できなくなる。このような問題を回避
するために生体吸収性セラミックスの吸収性を制御する
手段が要望されている。
であり、生体吸収性セラミックスが骨以外の生体組織に
吸収されるのを抑制することができる生体埋入部材を提
供する。
ラミックスからなる生体埋入部材であって、前記生体吸
収性セラミックスの少なくとも一部に骨吸収抑制物質を
複合したことを特徴とする生体埋入部材に関する。
からなる骨補てん材であって、前記生体吸収性セラミッ
クスの少なくとも一部に骨吸収抑制物質を複合したこと
を特徴とする骨補てん材に関する。
収性セラミックスからなる薬物徐放剤であって、前記生
体吸収性セラミックスの表面部に骨吸収抑制物質を複合
したことを特徴とする薬物徐放剤に関する。
スからなり且つ薬物を含浸させた多孔質部および前記多
孔質部の表面上に前記多孔質部よりも緻密な生体吸収性
セラミックスからなり且つ骨吸収抑制物質を複合させた
外層部を具備することを特徴とする薬物徐放剤に関す
る。
明の生体埋入部材は、生体内に埋入される部材を全て包
含し、例えば、骨補てん材または薬物徐放剤を含む。
ミックスをベースとする。生体吸収性セラミックスは、
生体親和性に優れ、生体内で組織に吸収される性質を有
するセラミックスをいう。生体吸収性セラミックスは、
例えば、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、若しくは
これらの複合物である。これらのうち、リン酸カルシウ
ム(例えば、HAP、β−TCP)および炭酸カルシウ
ム並びにこれらの複合物は、骨伝導能を有し、骨形成の
足場として優れている。
性セラミックスの少なくとも一部には骨吸収抑制物質が
複合されている。骨吸収抑制物質は、骨の代謝の一環と
して起こる骨の吸収を抑制する物質である。骨吸収抑制
物質は、例えば、ビスホスホネート等が挙げられる。ビ
スホスホネートとしては、例えば、1−ヒドロキシエチ
リデン−1,1−ジホスホン酸またはそのナトリウム塩
若しくはカリウム塩のような無機塩が使用できる。
への複合は、例えば、生体吸収性セラミックスを多孔質
体とし、この多孔質体に骨吸収抑制物質を含浸させるこ
とにより行うこともできる。
ラミックスの部分は、例えば、生体吸収性セラミックス
の生体内に埋入する際に軟組織に接する部分である。こ
のような本発明の生体埋入部材は、生体内に埋入した後
に軟組織等と接する部分で骨吸収抑制物質により生体吸
収性セラミックスの吸収が抑制される。これにより、生
体埋入部材が、例えば骨補てんや薬物徐放等の生体埋入
部材の初期の目的を十分に達成する前に吸収により消失
するのを防止できる。
材として使用する場合には、骨欠損部をこの骨補てん材
で補てんしたときに生体吸収性セラミックスの軟組織等
の骨組織以外の生体組織と接触する部分に骨吸収抑制物
質を複合させておく。これにより、軟組織等と接触する
部分では骨吸収抑制物質により骨の吸収が抑制されるの
で、骨補てん材が残留する。一方、骨組織と接する部分
では生体吸収性セラミックスは自家骨に置換され、骨形
成が良好に進行する。
に含有させた後、生体吸収性セラミックスに複合させる
こともできる。生分解性有機物質は、生体内で分解およ
び吸収される有機物質をいう。例えば、乳酸、グリコー
ル酸およびラクトンのポリマーあるいはコポリマー、コ
ラーゲンおよびキチンが使用できる。
たは冷却して、液状またはペースト状にした後、骨吸収
抑制物質を適当量混合し、この混合物を生体吸収性セラ
ミックスの一部に塗布または含浸させて、本発明の生体
埋入部材を得ることができる。
解性有機物質を用いることにより、生体埋入部材の弾性
が向上し、外的な応力に対する耐久性が改善できる。ま
た、本発明は、生体吸収性セラミックスからなる生体埋
入部材本体と、この生体埋入部材本体を生体内に埋入す
る際にこの生体埋入部材本体の一部に付与される骨吸収
抑制物質を含有する生分解性有機物質とからなる生体埋
入部材キットも提供する。骨吸収抑制物質を含有する生
分解性有機物質は、生体吸収性セラミックスからなる生
体埋入部材本体に、例えば、塗布、含浸または付着させ
ることにより付与できる形態にする。例えば、液状のコ
ラーゲンであって、生体埋入部材本体の表面に塗布した
後ゲル化するものや、ペースト状のキチン、シート状の
ポリ乳酸などがある。
した後軟組織と部分的に接するような症例において、生
体埋入部材本体をまず骨欠損部分に配置し、次に生体埋
入部材本体が軟組織と接する部分に、骨吸収抑制物質を
含有させた生分解性有機物質を付与する。付与する方法
は、例えば、コラーゲンは冷却して液状に保ち、これを
付与したい部分に塗布、含浸させ、体温付近で放置すれ
ば直ちにゲル化する。また、ペースト状のキチンやシー
ト状のポリ乳酸は、付与したい部分に大きさや形状に適
宜合わせながら配置させる。
生体埋入部材本体の軟組織と接する部分は骨吸収抑制物
質により生体吸収性セラミックスの吸収が抑制され、一
方、骨組織と接する部分では生体吸収性セラミックスが
骨に置換され、骨形成が進行し、良好に骨を修復させる
ことができる。また、生体内に埋入する際に、骨吸収抑
制物質を含有する生分解性有機物質を生体埋入部材本体
に付与するので、軟組織等と接触する部分がどのような
大きさや形状であっても対応が可能である。例えば、生
体埋入部材を埋入する箇所が不定形である場合や術前に
埋入する箇所がが予測できないときでも確実に対応でき
る。
剤として用いられる。薬物徐放剤は、薬物を含浸させた
生体吸収性セラミックスからなり、この生体吸収性セラ
ミックスの表面部に骨吸収抑制物質を複合されている。
より具体的には、薬物徐放剤は、生体吸収性セラミック
スからなり且つ薬物を含浸させた多孔質部と、この多孔
質部の表面上に多孔質部よりも緻密な生体吸収性セラミ
ックスからなり且つその少なくとも一部に骨吸収抑制物
質が複合された外層部からなる。
定されないが、例えば、抗生物質、抗癌剤である。より
具体的には、ジベカシンまたはシスプラチン等である。
上述のような薬物徐放剤は、患部に埋入した後に薬物の
放出を制御することができると共に、生体吸収セラミッ
クスの表面部は骨吸収抑制物質に吸収が抑制される。こ
の結果、生体吸収性セラミックスの吸収に伴う薬物の放
出が抑えられ、骨吸収抑制物質を用いない場合に比べて
薬物放出期間を延長することができる。
スの少なくとも一部に骨吸収抑制物質が複合されてい
る。これにより、骨吸収抑制物質と複合された部分の生
体吸収セラミックスは、生体内に埋入された後に軟組織
等への吸収が抑制される。
セラミックスの少なくとも一部に骨吸収抑制物質が複合
されている。これにより、この骨補てん材で骨欠損部を
補てんした際に、骨吸収抑制物質と複合された部分の生
体吸収セラミックスは、軟組織等への吸収が抑制され
る。一方、骨吸収抑制物質と複合されていない部分の生
体吸収セラミックスは骨への置換が進行して自家骨化す
る。
させた生体吸収性セラミックスの表面部に骨吸収抑制物
質が複合されている。これにより、例えば軟組織等に埋
入した後に生体吸収性セラミックスの吸収が抑制される
ため、生体吸収性セラミックスの吸収に伴う薬物の放出
が抑えられる。
する。 実施例1 図1は、本発明の骨補てん材の一実施例を示す斜視図で
ある。図中11は、β−TCPの多孔質体からなる補て
ん材本体である。補てん材本体11は、断面弧状のブロ
ックに形成されている。ただし、補てん材本体11の形
状は特に限定されるものではなく、骨の欠損部分の形状
に応じた形状に形成される。
部分12には、骨吸収抑制物質として1−ヒドロキシエ
チリデン−1,1−ジホスホン酸が吸着されている(以
下、複合部分12という)。
質や骨膜が欠損している症例で骨補てん材10を骨組織
で完全に覆うことができない場合、またその他何らかの
理由で骨補てん材10が軟組織と接する場合等に、骨欠
損部の補てんに用いる。骨補てん材10を生体内に埋入
する際に、骨補てん材10の複合部分12が骨組織で覆
えない軟組織と接触するように骨補てん材10を骨欠損
部に配置する。このため、生体内に埋入した後に骨補て
ん材10と軟組織が接触したとしても、複合部分12の
β−TCPには骨吸収抑制物質である1−ヒドロキシエ
チリデン−1,1−ジホスホン酸が吸着されているの
で、β−TCPの軟組織への吸収が抑制される。一方、
複合部分12以外の骨補てん材本体11は骨組織で覆わ
れており、β−TCPが自家骨へ置換され、骨形成が進
行する。この結果、骨欠損部の修復が良好に行われる。
図である。図中21は、β−TCPの多孔質体からなる
骨補てん材本体である。骨補てん材本体21は、断面台
形状のブロックに形成されている。
面部23ならびに前面部24および背面部25の表層部
には、骨吸収抑制物質として1−ヒドロキシエチリデン
−1,1−ジホスホン酸3ナトリウムを含有した生分解
性有機物質であるポリ乳酸が含浸されている(以下、複
合部分26という)。この複合部分26は、まず、ポリ
乳酸を加熱して融解させる。この溶解物に1−ヒドロキ
シエチリデン−1,1−ジホスホン酸3ナトリウム粉末
を加えて混合する。この混合物を骨補てん材21の上面
部22および下面部23ならびに前面部24および背面
部25に夫々含浸させる。この結果、骨補てん材20が
得られる。
柱管拡大術の棘突起スペーサとして適したものである。
棘突起縦割式脊柱管拡大術は、脊柱管狭窄症に対して棘
突起を縦割し、その間にスペーサをかませて脊柱管を拡
大する手術である。このときスペーサは、それが骨組織
と接するのは棘突起の縦割面に当たる部分だけである。
従って、骨補てん材20のポリ乳酸を含浸させていない
側面部27、28を棘突起の縦割面に当たるように配置
し、スペーサとして用いる。
複合部分26が軟組織と接するので、骨吸収抑制物質で
ある1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸
3ナトリウムによりβ−TCPの骨への吸収が抑制され
る。一方、複合部分26がない骨補てん材20の側面部
27、28が棘突起縦割面と接しているので、ここでは
β−TCPが自家骨に置換され、骨形成が進行し、将来
的に全ての骨補てん材20が自家骨になる。また、骨補
てん材本体21にポリ乳酸を含浸させているので、骨補
てん材20の弾性が向上し、外的な応力に対する耐久性
も改善される。
明する。本実施例の骨補てん材キットは、β−TCPの
多孔質体からなる骨補てん材本体と、骨吸収抑制物質と
して1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸
を含有させた生分解性有機物質のコラーゲンからなる骨
吸収抑制組成物とで構成される。
できる。骨補てん材本体の形状は特に限定されず、骨欠
損部の形状に合わせて種々の形状に作製できる。骨補て
ん材本体の形状は手術時に加工してもよい。
例えばリン酸緩衝液のような溶媒に溶解したものを用い
る。この溶液は低温では液状であり、体温付近になると
ゲル化するという性質を示す。冷却して液状になったコ
ラーゲン溶液に1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジ
ホスホン酸を添加して、骨吸収抑制組成物を得る。この
吸収抑制組成物は、骨補てん手術まで冷却して液状に保
っておく。
物を骨補てん材本体に塗布または含浸してゲル化させ
る。例えば、骨補てん材本体を骨欠損部に配置した際に
骨補てん材本体の一部が軟組織と接するような症例にお
いて、骨補てん材本体の軟組織と接する部分に液状の吸
収抑制組成物を塗布または含浸する。液状の吸収抑制組
成物は、体温付近で放置することにより直ちにゲル化す
る。
ん手術後、骨補てん材本体の軟組織と接触する部分は、
ゲル化した骨吸収抑制組成物により覆われているので、
骨吸収性抑制物質である1−ヒドロキシエチリデン−
1,1−ジホスホン酸によりβ−TCPの軟組織への吸
収が抑制される。一方、骨補てん材本体の骨組織と接す
る部分ではβ−TCPが自家骨へ置換され、骨形成が進
行し、良好に骨の修復が行われる。また、骨吸収抑制組
成物は、骨補てん手術の際に骨補てん材本体に付与され
る。このため、骨補てん材本体の軟組織との接触部分が
どのような大きさや形状でも任意に骨吸収抑制組成物を
塗布または含浸することができる。また、骨欠損部が不
定形な場合や、骨補てん手術前に、骨欠損部の様子が予
測できないときでも確実に対応できる。
ゲンに代えてキチンを用い、ペースト状の骨吸収抑制組
成物とすることもできる。 実施例4 本実施例では、実施例3の骨補てん材キットの変形例に
ついて説明する。
Pの多孔質体からなる骨補てん材本体と、骨吸収抑制物
質として1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ
ン酸3ナトリウムを含有させた生分解性有機物質である
ポリ乳酸シートとで構成される。
施例1と同様の手順に従って作製でき、その形状は特に
限定されず、骨欠損部の形状に合わせて種々の形状に作
製できる。また、骨補てん材本体の形状は手術時に加工
してもよい。
トは、ポリ乳酸を加熱して融解させた後、粉末状の1−
ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸3ナトリ
ウムを加えて混合し、シート状に成形して冷却して得ら
れる。
骨欠損部に配置した後、骨補てん材本体の軟組織と接触
する部分をポリ乳酸シートで覆う。このとき、軟組織と
の接触部分の大きさや形状に適宜合うようにポリ乳酸シ
ートを切断する等の加工を施し、ポリ乳酸シートを骨補
てん材本体に良く密着させる。
ん手術後、骨補てん材本体の軟組織と接触する部分は、
骨吸収抑制物質を含有するポリ乳酸シート(以下、骨吸
収抑制物質含有シートという)により覆われているの
で、骨吸収性抑制物質である1−ヒドロキシエチリデン
−1,1−ジホスホン酸によりβ−TCPの軟組織への
吸収が抑制される。一方、骨補てん材本体の骨組織と接
する部分ではβ−TCPが自家骨へ置換され、骨形成が
進行し、良好に骨の修復が行われる。また、骨吸収抑制
物質含有シートは、骨補てん手術の際に骨補てん材本体
に付与される。このため、骨補てん材本体の軟組織との
接触部分がどのような大きさや形状でも任意に骨吸収抑
制物質含有シートを付与することができる。また、骨欠
損部が不定形な場合や、骨補てん手術前に、骨欠損部の
様子が予測できないときでも確実に対応できる。また、
実施例3に比べて冷蔵する必要がなく、保存や取り扱い
が容易である。
は、本発明の薬物徐放剤の一実施例を示す断面図であ
る。図中31は、β−TCPの多孔質体からなる担体で
ある。担体31の中心は、薬物を保持するための気孔率
80%の多孔質部32である。多孔質部32の外周面上
には、気孔率25%の外層部33が設けられている。外
層部33の表層部には、骨吸収抑制物質として、1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸を吸着され
た複合部分34が形成されている。
抗生物質、抗癌剤等の治療の目的に応じたものを用い、
特に限定されるものではない。本実施例では、ジベカシ
ンを用いた。
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸を吸着させ
る前の担体31を薬物溶液に浸漬した状態で減圧雰囲気
中に放置し、薬物溶液が外層部33から多孔質部32へ
互いに連通した気孔を経て含浸させる。
近傍の軟組織内に埋入して使用される。埋入後、薬物徐
放剤30の外層部33は軟組織と接触するが、複合部分
34が形成されているので、骨吸収抑制物質によりβ−
TCPの吸収が抑制される。この結果、生体吸収性セラ
ミックスのみからなる担体を用いた薬物徐放剤に比べて
長期間にわたり薬物の徐放が継続される。
シエチリデン−1,1−ジホスホン酸を吸着させる代わ
りに、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸を含有させた生分解性有機物質であるポリ乳酸を用い
ることもできる。
たが、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能で
ある。ここで、本発明の要旨をまとめると次のようにな
る。
体埋入部材であって、前記生体吸収性セラミックスの少
なくとも一部に骨吸収抑制物質を複合したことを特徴と
する生体埋入部材。
セラミックスの少なくとも一部に骨吸収抑制物質が複合
されている。これにより、骨吸収抑制物質と複合された
部分の生体吸収セラミックスは、生体内に埋入された後
に軟組織等への吸収が抑制される。
吸収セラミックスの吸収を抑制することができるので、
例えば骨補てんや薬物徐放等の生体埋入部材の初期の目
的を十分に達成することができる。
体埋入部材であって、前記生体吸収性セラミックスの少
なくとも一部に骨吸収抑制物質を含有する生分解性有機
物質を複合したことを特徴とする生体埋入部材。
生体埋入部材は、生体吸収セラミックスの少なくとも一
部に骨吸収抑制物質を含有する生分解性有機物質が複合
されている。これにより、骨吸収抑制物質と複合された
部分の生体吸収セラミックスは、生体内に埋入された後
に軟組織等への吸収が抑制される。また、生分解性有機
物質により生体埋入部材の弾性が向上する。
吸収セラミックスの吸収を抑制することができるので、
例えば骨補てんや薬物徐放等の生体埋入部材の初期の目
的を十分に達成することができる。また、生分解性有機
物質により、生体埋入部材の外的な応力に対する耐久性
が改善できる。
体埋入部材本体と、この生体埋入部材本体を生体内に埋
入する際にこの生体埋入部材本体の一部に付与される骨
吸収抑制物質を含有する生分解性有機物質とからなる生
体埋入部材キット。
体埋入部材本体の軟組織と接する部分は骨吸収抑制物質
により生体吸収性セラミックスの吸収が抑制される。ま
た、生体内に埋入する際に、骨吸収抑制物質を含有する
生分解性有機物質を生体埋入部材本体に付与するので、
軟組織等と接触する部分がどのような大きさや形状であ
っても対応が可能である。
吸収セラミックスの吸収を抑制することができるので、
例えば骨補てんや薬物徐放等の生体埋入部材の初期の目
的を十分に達成することができる。また、生体に埋入す
る時に骨吸収抑制物質を含有する生分解性有機物質を生
体埋入部材本体に付与するので、生体埋入部材を埋入す
る箇所が不定形である場合や術前に埋入する箇所がが予
測できないときでも確実に対応できる。
補てん材であって、前記生体吸収性セラミックスの少な
くとも一部に骨吸収抑制物質を複合したことを特徴とす
る骨補てん材。
セラミックスの少なくとも一部に骨吸収抑制物質が複合
されている。これにより、この骨補てん材で骨欠損部を
補てんした際に、骨吸収抑制物質と複合された部分の生
体吸収セラミックスは、軟組織等への吸収が抑制され
る。一方、骨吸収抑制物質と複合されていない部分の生
体吸収セラミックスは骨への置換が進行して自家骨化す
る。
セラミックスが吸収され難いので、骨欠損部の全体にわ
たって円滑な骨の修復が行われる。 (5)生体吸収性セラミックスからなる骨補てん材であ
って、前記生体吸収性セラミックスの少なくとも一部に
骨吸収抑制物質を含有する生分解性有機物質を複合した
ことを特徴とする骨補てん材。
セラミックスの少なくとも一部に骨吸収抑制物質を含有
する生分解性有機物質が複合されている。これにより、
この骨補てん材で骨欠損部を補てんした際に、骨吸収抑
制物質と複合された部分の生体吸収セラミックスは、軟
組織等への吸収が抑制される。一方、骨吸収抑制物質と
複合されていない部分の生体吸収セラミックスは骨への
置換が進行して自家骨化する。また、生分解性有機物質
により骨補てん材の弾性が向上する。
セラミックスが吸収され難いので、骨欠損部の全体にわ
たって円滑な骨の修復が行われる。また、生分解性有機
物質により、骨補てん材の外的な応力に対する耐久性が
改善できる。
ックスからなる薬物徐放剤であって、前記生体吸収性セ
ラミックスの表面部に骨吸収抑制物質を複合したことを
特徴とする薬物徐放剤。
生体吸収性セラミックスの表面部に骨吸収抑制物質が複
合されている。これにより、例えば軟組織等に埋入した
後に生体吸収性セラミックスの吸収が抑制される。
に伴う薬物の放出が抑えられ、薬物の徐放期間がより延
長される。 (7)薬物を含浸させた生体吸収性セラミックスからな
る薬物徐放剤であって、前記生体吸収性セラミックスの
表面部に吸収抑制物質を含有する生分解性有機物質を複
合したことを特徴とする薬物徐放剤。
生体吸収性セラミックスの表面部に吸収抑制物質を含有
する生分解性有機物質が複合されている。これにより、
例えば軟組織等に埋入した後に生体吸収性セラミックス
の吸収が抑制される。また、生分解性有機物質により薬
物徐放剤の弾性が向上する。
に伴う薬物の放出が抑えられ、薬物の徐放期間がより延
長される。また、生分解性有機物質により、薬物徐放剤
の外的な応力に対する耐久性が改善できる。
つ薬物を含浸させた多孔質部および前記多孔質部の表面
上に前記多孔質部よりも緻密な生体吸収性セラミックス
からなり且つその少なくとも一部に骨吸収抑制物質が複
合された外層部を具備することを特徴とする薬物徐放
剤。
外層部の少なくとも一部に骨吸収抑制物質が複合されて
いる。これにより、例えば軟組織等に埋入した後に生体
吸収性セラミックスの吸収が抑制されるため、生体吸収
性セラミックスの吸収に伴う薬物の放出が抑えられる。
により薬物の放出速度を制御する外層部が消失するのを
防止できるので、薬物の徐放期間がより延長される。 (9)生体吸収性セラミックスからなり且つ薬物を含浸
させた多孔質部および前記多孔質部の表面上に前記多孔
質部よりも緻密な生体吸収性セラミックスからなり且つ
その少なくとも一部に吸収抑制物質を含有する生分解性
有機物質が複合された外層部を具備することを特徴とす
る薬物徐放剤。
外層部の少なくとも一部に吸収抑制物質を含有する生分
解性有機物質が複合されている。これにより、例えば軟
組織等に埋入した後に生体吸収性セラミックスの吸収が
抑制されるため、生体吸収性セラミックスの吸収に伴う
薬物の放出が抑えられる。また、生分解性有機物質によ
り薬物徐放剤の弾性が向上する。
により薬物の放出速度を制御する外層部が消失するのを
防止できるので、薬物の徐放期間がより延長される。ま
た、生分解性有機物質により、薬物徐放剤の外的な応力
に対する耐久性が改善できる。
吸収性を有するリン酸カルシウムあるいは炭酸カルシウ
ムまたはその複合物である(1)および(2)記載の生
体埋入部材。
ミックスが生体吸収性を有するリン酸カルシウムあるい
は炭酸カルシウムまたはその複合物であるので、生体親
和性に優れている。
吸収性を有するリン酸カルシウムあるいは炭酸カルシウ
ムまたはその複合物である(3)記載の生体埋入部材キ
ット。
性セラミックスが生体吸収性を有するリン酸カルシウム
あるいは炭酸カルシウムまたはその複合物であるので、
生体親和性に優れている。
吸収性を有するリン酸カルシウムあるいは炭酸カルシウ
ムまたはその複合物である(4)および(5)記載の骨
補てん材。
ミックスが生体吸収性を有するリン酸カルシウムあるい
は炭酸カルシウムまたはその複合物であるので、生体親
和性に優れている。
吸収性を有するリン酸カルシウムあるいは炭酸カルシウ
ムまたはその複合物である(6)ないし(9)記載の薬
物徐放剤。
ミックスが生体吸収性を有するリン酸カルシウムあるい
は炭酸カルシウムまたはその複合物であるので、生体親
和性に優れている。
リン酸三カルシウムである(1)および(2)記載の生
体埋入部材。(14)の生体埋入材は、生体吸収性セラ
ミックスがβ−リン酸三カルシウムであるので、生体親
和性および骨置換性に優れている。
リン酸三カルシウムである(3)記載の生体埋入部材キ
ット。(15)の生体埋入材キットは、生体吸収性セラ
ミックスがβ−リン酸三カルシウムであるので、生体親
和性および骨置換性に優れている。
リン酸三カルシウムである(4)および(5)記載の骨
補てん材。(16)の骨補てん材は、生体吸収性セラミ
ックスがβ−リン酸三カルシウムであるので、生体親和
性および骨置換性に優れている。
リン酸三カルシウムである(6)ないし(9)記載の薬
物徐放剤。(17)の薬物徐放剤は、生体吸収性セラミ
ックスがβ−リン酸三カルシウムであるので、生体親和
性および骨置換性に優れている。
リン酸三カルシウム若しくは水酸化アパタイトまたはこ
れらの複合物である(1)および(2)記載の生体埋入
部材。
ミックスがβ−リン酸三カルシウム若しくは水酸化アパ
タイトまたはこれらの複合物であるので、生体親和性に
優れている。
リン酸三カルシウム若しくは水酸化アパタイトまたはこ
れらの複合物である(3)記載の生体埋入部材キット。
(19)の生体埋入材キットは、生体吸収性セラミック
スがβ−リン酸三カルシウム若しくは水酸化アパタイト
またはこれらの複合物であるので、生体親和性に優れて
いる。
リン酸三カルシウム若しくは水酸化アパタイトまたはこ
れらの複合物である(4)および(5)記載の骨補てん
材。(20)の骨補てん材は、生体吸収性セラミックス
がβ−リン酸三カルシウム若しくは水酸化アパタイトま
たはこれらの複合物であるので、生体親和性に優れてい
る。
吸収性を有するリン酸カルシウムあるいは炭酸カルシウ
ムまたはその複合物である(6)ないし(9)記載の薬
物徐放剤。
ミックスがβ−リン酸三カルシウム若しくは水酸化アパ
タイトまたはこれらの複合物であるので、生体親和性に
優れている。
コール酸およびラクトンのポリマーおよびこれらのコポ
リマー、コラーゲンならびにキチンからなる群から選択
される1つである(2)記載の生体埋入部材。
質が、乳酸、グリコール酸およびラクトンのポリマーお
よびこれらのコポリマー、コラーゲンならびにキチンか
らなる群から選択される1つであるので、生体内での分
散性に優れている。
コール酸およびラクトンのポリマーおよびこれらのコポ
リマー、コラーゲンならびにキチンからなる群から選択
される1つである(5)記載の骨補てん材。
質が、乳酸、グリコール酸およびラクトンのポリマーお
よびこれらのコポリマー、コラーゲンならびにキチンか
らなる群から選択される1つであるので、生体内での分
散性に優れている。
コール酸およびラクトンのポリマーおよびこれらのコポ
リマー、コラーゲンならびにキチンからなる群から選択
される1つである(7)または(9)記載の薬物徐放
剤。
質が、乳酸、グリコール酸およびラクトンのポリマーお
よびこれらのコポリマー、コラーゲンならびにキチンか
らなる群から選択される1つであるので、生体内での分
散性に優れている。
有機物質がシート状の形態である(3)記載の生体埋入
部材キット。(25)の生体埋入部材キットによれば、
吸収抑制物質を含有する生分解性有機物質がシート状の
形態であるので、切断等の加工を施して生体埋入部材本
体の軟組織と接触する部分の形状に適宜合わせて密着さ
せることができる。また、保存および取扱が容易であ
る。
トである(1)および(2)記載の生体埋入部材。(2
6)の生体埋入材は、骨吸収抑制物質がビスホスホネー
トであるので、優れた骨吸収抑制作用を示し、生体吸収
性セラミックスの吸収を顕著に抑制することができる。
トである(3)記載の生体埋入部材キット。(27)の
生体埋入材キットは、骨吸収抑制物質がビスホスホネー
トであるので、優れた骨吸収抑制作用を示し、生体吸収
性セラミックスの吸収を顕著に抑制することができる。
トである(4)および(5)記載の骨補てん材。(2
8)の骨補てん材は、骨吸収抑制物質がビスホスホネー
トであるので、優れた骨吸収抑制作用を示し、生体吸収
性セラミックスの吸収を顕著に抑制することができる。
トである(6)ないし(9)記載の薬物徐放剤。(2
9)の薬物徐放剤は、骨吸収抑制物質がビスホスホネー
トであるので、優れた骨吸収抑制作用を示し、生体吸収
性セラミックスの吸収を顕著に抑制することができる。
部材によれば、生体吸収セラミックスの少なくとも一部
に骨吸収抑制物質が複合されている。これにより、骨吸
収抑制物質と複合された部分の生体吸収セラミックス
は、生体内に埋入された後に軟組織等への吸収が抑制さ
れる。この結果、本発明の生体埋入部材は、生体吸収セ
ラミックスの吸収を抑制することができるので、例えば
骨補てんや薬物徐放等の生体埋入部材の初期の目的を十
分に達成することができる。
吸収性セラミックスの少なくとも一部に骨吸収抑制物質
が複合されている。これにより、この骨補てん材で骨欠
損部を補てんした際に、骨吸収抑制物質と複合された部
分の生体吸収セラミックスは、軟組織等への吸収が抑制
される。一方、骨吸収抑制物質と複合されていない部分
の生体吸収セラミックスは骨への置換が進行して自家骨
化する。この結果、軟組織と接していても生体吸収セラ
ミックスが吸収され難いので、骨欠損部の全体にわたっ
て円滑な骨の修復が行われる。
させた生体吸収性セラミックスの表面部に骨吸収抑制物
質が複合されている。これにより、例えば軟組織等に埋
入した後に生体吸収性セラミックスの吸収が抑制され
る。この結果、生体吸収性セラミックスの吸収に伴う薬
物の放出が抑えられ、薬物の徐放期間がより延長され
る。
図。
体、12,26,34…複合部分、30…薬物徐放剤、
31…担体、32…多孔質部、33…外層部。
Claims (4)
- 【請求項1】生体吸収性セラミックスからなる生体埋入
部材であって、前記生体吸収性セラミックスを生体内に
埋入する際に軟組織と接する部分に骨吸収抑制物質を複
合したことを特徴とする生体埋入部材。 - 【請求項2】生体吸収性セラミックスからなる骨補填材
であって、前記生体吸収性セラミックスを生体内に埋入
する際に骨組織とは接しない部分に骨吸収抑制物質を複
合したことを特徴とする骨補填剤。 - 【請求項3】 薬物を含浸させた生体吸収性セラミック
スからなる薬物徐放剤であって、前記生体吸収性セラミ
ックスの表面部に骨吸収抑制物質を複合したことを特徴
とする薬物徐放剤。 - 【請求項4】 生体吸収性セラミックスからなり且つ薬
物を含浸させた多孔質部および前記多孔質部の表面上に
前記多孔質部よりも緻密な生体吸収性セラミックスから
なり且つその少なくとも一部に骨吸収抑制物質が複合さ
れた外層部を具備することを特徴とする薬物徐放剤。
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JP28203594A JP3476930B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 生体埋入部材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28203594A JP3476930B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 生体埋入部材 |
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JPH08141067A JPH08141067A (ja) | 1996-06-04 |
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- 1994-11-16 JP JP28203594A patent/JP3476930B2/ja not_active Expired - Fee Related
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