JP3476869B2 - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

Info

Publication number
JP3476869B2
JP3476869B2 JP22784593A JP22784593A JP3476869B2 JP 3476869 B2 JP3476869 B2 JP 3476869B2 JP 22784593 A JP22784593 A JP 22784593A JP 22784593 A JP22784593 A JP 22784593A JP 3476869 B2 JP3476869 B2 JP 3476869B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irradiation
laser
setting
time
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22784593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0759811A (ja
Inventor
正次 木島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP22784593A priority Critical patent/JP3476869B2/ja
Publication of JPH0759811A publication Critical patent/JPH0759811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3476869B2 publication Critical patent/JP3476869B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Surgery Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は疾患部にレーザ光を照
射して治療するレーザ治療装置に関する。 【0002】 【従来の技術】レーザ治療装置で治療を行う場合には、
治療目的に合せて予めレーザ光の照射条件を設定しなけ
ればならない。従来のレーザ治療装置では、照射条件設
定の際にレーザ光の照射時間と照射パワーを別々に設定
する構成になっている。設定動作に関する限り、照射時
間と照射パワーは独立して設定され、両者の間には何ら
関連性がなかった。 【0003】眼科用の光凝固装置における適正凝固条件
は、凝固斑(凝固された組織、いわば“斑点”のような
もの)の色や状態に基づいて適宜決定されるが、時間と
パワーの2条件の組み合わせが複雑に絡み合って煩雑と
なっていた。 【0004】例えば眼内光凝固では、患部及びその周辺
へのダメージ(直接治療したい層以外の層や周囲の組織
へのダメージ等)を極力抑えるために、照射パワーを低
く抑え、照射時間を長くして穏やかな熱凝固を行ってい
る。一方、同じ照射エネルギーでも多数のレーザ照射を
行う場合には、手術時間を短くして患者の負担を減らし
ている。このように、前者の場合には照射パワーを優先
的に決定し、後者の場合には照射時間を優先的に決定し
ているのである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
レーザ治療装置ではレーザ照射エネルギーを一定にして
レーザ照射時間を変更した場合に、これに合わせて照射
パワーを変更する必要があり、その設定に手間を要して
いた。また、その時に設定ミスが生じる可能性も皆無で
はなかった。 【0006】そこで、本発明は上記問題点を解決し、レ
ーザ光の照射エネルギー、照射時間及び照射パワーのい
ずれか2つを設定した場合に他の条件が自動的に設定さ
れ、これによって設定の手間を省くことができるレーザ
治療装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、レーザ光を
患者の疾患部に照射して治療するレーザ治療装置におい
て、上記レーザ光の照射エネルギーを設定するための照
射エネルギー設定手段と、上記レーザ光の照射時間を設
定するための照射時間設定手段と、上記レーザ光の照射
パワーを設定するための照射パワー設定手段とを具備
し、(照射エネルギー)=(照射時間)×(照射パワ
ー)の関係をもたせて、上記照射エネルギー、照射時間
および照射パワーのうちいずれか2つの条件を設定する
ことで残りの条件を設定する制御手段を設けたことを特
徴とするレーザ治療装置を要旨としている。 【0008】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1はレーザ治療装置を示しており、これは眼科
用として経瞳孔光凝固装置、眼内光凝固装置、経強膜光
凝固装置等に適用可能である。 【0009】レーザ治療装置10は、操作部11と制御
部12から構成されている。 【0010】操作部11はスリットランプを有し、被検
眼の眼底を高倍率で立体的に観察することができる。操
作部11は内部に導光光学系を備え、被検眼の疾患部に
レーザ光を導いて照射する構成になっている。レーザ発
信器13から出たレーザ光は光ファイバ14を介して操
作部11に導かれ、導光光学系まで送られる。オペレー
タは図示しないマニピュレータを手で操作して疾患部の
治療を行う。 【0011】制御部12は、入力された設定条件に基づ
いてレーザ発振器13をコントロールする構成になって
いる。制御部12は制御回路17を有し、制御回路17
には、レーザ光の照射エネルギーを設定するための照射
エネルギー設定手段18、同じく照射時間を設定するた
めの照射時間設定手段19、同じく照射パワーを設定す
るための照射パワー設定手段20、及び表示回路21が
接続されている。 【0012】表示回路21はCRTディスプレイ等であ
り、設定された照射エネルギー、照射時間、照射パワー
をそれぞれ表示するための照射エネルギー表示部21
a、照射時間表示部21b、照射パワー表示部21cを
備えている。 【0013】制御回路17は、照射エネルギー、照射時
間、照射パワーの3つの条件のうちの2つが当該設定手
段18〜20によって設定された場合に、(照射エネル
ギー)=(照射時間)×(照射パワー)の関係に基づい
て他の1つの条件を自動的に設定する構成になってい
る。自動的に設定された3つ目の条件は、直ちに表示回
路21の対応する表示部21a〜21cに表示される。
なお、予め設定した2つの条件も、入力と同時に当該表
示部21a〜21cに表示される。 【0014】制御回路17は、このようにして設定され
た照射エネルギー、照射時間、照射パワーの3つの条件
に基づく制御信号をレーザ発振器13に送る。レーザ発
振器13はこの制御信号に従って設定条件に応じたレー
ザ光を発射する。 【0015】なお、操作部11には、レーザ光のスポッ
トサイズを設定するためのスポットサイズ設定手段(図
示せず)も設けてある。 【0016】次に、図1のレーザ治療装置を径瞳孔光凝
固装置に適用する場合を例にとって、その動作を説明す
る。 【0017】オペレータは、まず治療を行う眼症疾患の
種類及び治療部位の状態に応じた照射エネルギーを照射
エネルギー設定手段18によって設定する。設定エネル
ギー値は照射エネルギー表示部21aに表示される。 【0018】次に、照射時間設定手段19でレーザ照射
時間の設定を行う。照射時間表示部21bには設定時間
が表示される。この時、設定された照射エネルギーと照
射時間の値に基づいて照射パワーが算出され、照射パワ
ー表示部21cに表示される。照射パワーは前記関係式
から(照射エネルギー)÷(照射時間)によって算出さ
れる。 【0019】レーザ照射時間を設定するかわりに、照射
パワー設定手段20でレーザ照射パワーを設定してもよ
い。この場合には照射エネルギーと照射パワーの値に基
づいて照射時間が設定され、この値が照射時間表示部2
1bに表示される。 【0020】これらの設定値に基づく制御信号が制御回
路17からレーザ発振器13に送られ、レーザ発振器1
3が駆動される。そして、レーザ発振器13から出たレ
ーザ光が、スリットランプを通じて患眼に照射されるの
である。 【0021】通常の糖尿病性網膜症、網膜静脈分枝閉塞
症、網膜裂孔等の眼底治療の標準的レーザ光照射条件の
一例を述べれば、一照射当りの照射エネルギーが0.0
4ジュールの照射時間が0.2秒、照射パワーが0.2
ワットである。また、スポットサイズは症状に応じて3
00〜500μmの範囲で設定する。 【0022】 【発明の効果】本発明のレーザ治療装置は、レーザ光を
患者の疾患部に照射して治療するレーザ治療装置におい
て、上記レーザ光の照射エネルギーを設定するための照
射エネルギー設定手段と、上記レーザ光の照射時間を設
定するための照射時間設定手段と、上記レーザ光の照射
パワーを設定するための照射パワー設定手段とを具備
し、(照射エネルギー)=(照射時間)×(照射パワ
ー)の関係をもたせて、上記照射エネルギー、照射時間
および照射パワーのうちいずれか2つの条件を設定する
ことで残りの条件を設定する制御手段を設けた構成にな
っているので、レーザ光の照射エネルギーと、照射時間
あるいは照射パワーの間に明確な相関関係を持つように
なり、これによって照射条件の設定が容易となり、設定
の手間が省けるとともにケアレスによる照射条件設定ミ
スを防止することができる。従って、本発明のレーザ治
療装置を用いることによって、手術時間を短縮でき、ま
た手術の安全性を高めることができる。 【0023】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば、自動的に設定される3つ目の条件を確認す
るための確認手段を設けることによって設定条件のダブ
ルチェックが可能となり手術の安全性をよりいっそう高
めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のレーザ治療装置の実施例を示す図。 【符号の説明】 10 レーザ治療装置 11 操作部 12 制御部 13 レーザ発振器 14,15 光ファイバ 16 ハンドピース 17 制御回路 18 照射エネルギー設定手段 19 照射時間設定手段 20 照射パワー設定手段 21 表示回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−1858(JP,A) 特開 平4−197351(JP,A) 特開 平5−146517(JP,A) 特開 昭62−49844(JP,A) 特開 平5−131032(JP,A) 特開 平6−105864(JP,A) 特開 平6−132593(JP,A) 特開 平1−33427(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 9/007

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 レーザ光を患者の疾患部に照射して治療
    するレーザ治療装置において、 上記レーザ光の照射エネルギーを設定するための照射エ
    ネルギー設定手段と、 上記レーザ光の照射時間を設定するための照射時間設定
    手段と、 上記レーザ光の照射パワーを設定するための照射パワー
    設定手段とを具備し、 (照射エネルギー)=(照射時間)×(照射パワー)の
    関係をもたせて、上記照射エネルギー、照射時間および
    照射パワーのうちいずれか2つの条件を設定することで
    残りの条件を設定する制御手段を設けたことを特徴とす
    るレーザ治療装置。
JP22784593A 1993-08-23 1993-08-23 レーザ治療装置 Expired - Fee Related JP3476869B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22784593A JP3476869B2 (ja) 1993-08-23 1993-08-23 レーザ治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22784593A JP3476869B2 (ja) 1993-08-23 1993-08-23 レーザ治療装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0759811A JPH0759811A (ja) 1995-03-07
JP3476869B2 true JP3476869B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=16867277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22784593A Expired - Fee Related JP3476869B2 (ja) 1993-08-23 1993-08-23 レーザ治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3476869B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070337A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Nidek Co Ltd レーザ手術装置
JP4666821B2 (ja) * 2001-06-29 2011-04-06 キヤノン株式会社 眼科装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0759811A (ja) 1995-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6342053B1 (en) Apparatus for cornea reshaping
US5300063A (en) Ophthalmic laser apparatus
US20220387107A1 (en) Enhanced fiber probes for elt
US20080027519A1 (en) Method of treatment of ocular compartment syndromes
US20140121651A2 (en) Ophthalmic laser system
KR920017625A (ko) 환자 자료 카드를 사용하는 안과 수술 방법 및 시스템
JPH08196561A (ja) 網膜光凝固レーザーシステム
US10786390B2 (en) Apparatus for eye laser surgery and method for performing a transepithelial photorefractive keratectomy
JP2001514534A (ja) 身体組織を治療するための装置
D'AMICO et al. Initial clinical experience with an erbium: YAG laser for vitreoretinal surgery
Zweng et al. Argon laser photocoagulation of diabetic retinopathy
JP4046937B2 (ja) レーザ手術装置
IL265926B1 (en) Therapeutic laser with reflex mirror and safety lock
JP3476869B2 (ja) レーザ治療装置
JPH031882A (ja) レーザ治療装置
Augsburger et al. Indirect ophthalmoscope argon laser treatment of retinoblastoma
JP3105536B2 (ja) 半導体レーザ治療装置
JP2876555B2 (ja) レーザ装置
JP2004041335A (ja) 眼科用レーザ治療装置
JP2813985B2 (ja) レーザ発光装置
RU2739698C1 (ru) Способ лечения периферической тракционной отслойки сетчатки при диабетической ретинопатии
JP2561210Y2 (ja) 眼科手術装置
JP3939953B2 (ja) レーザー治療装置
Miller et al. Pars plana transvitreal carbon dioxide laser photocautery: A new surgical technique
Novack The evolution of laser technology for retinal applications

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees