JP3476107B2 - 自発光表示パネルの駆動方法 - Google Patents

自発光表示パネルの駆動方法

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JP3476107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
パネル、ELパネル等の自発光画像表示パネルの駆動方
法及び自発光画像表示パネルを用いた階調表示方法並び
にこれらの方法における偽輪郭判定方法に関する。自発
画像表示パネルとして、例えば、プラズマディスプレイ
は放電現象を利用しているために、発光量の制御を連続
的に行う事が出来ない。そのため発光をパルスで行い、
そのパルス数、すなわち発光の頻度で明るさを表現す
る。視覚的には単位時間当りの発光回数すなわち発光頻
度が高いほど明るく見えるので、これによって階調が表
現できるのである。
【0002】プラズマディスプレイでは自然画像を表現
するのにサブフィールド法と言う方法を用いる。これは
ディジタル化した映像信号データを各画素単位で点順次
に表示するのではなく、画素毎の各ビットの重みがビッ
トプレーン単位で面順次に繰り返し表示することで階調
を表現する点である。ディジタル化を8ビットで行った
として、図1(A)に示す如く1フレームを8つのサブ
フレームに分割し、最も重みの多いビットからD8,D
7,……D1とする。この場合は一枚の画像を完結する
のにD8用の画面、D7用の画面……最後にD1用の画
面と合計8回の面順次走査が必要となる。
【0003】例えばD8サブフィールドに対応する画素
データ第8桁の値が論理“1”すなわち発光論理値であ
ったとするとその画素は128回発光する。又、第8桁
の値が“0”すなわち消光論理値のときはD8サブフィ
ールドは全く発光しない。同様にD7サブフィールドに
対応する画素データの第7桁の論理値が“1”の画素は
64回発光するが、“0”の画素は発光しない。この様
に発光回数は、図1(B)に示した如く、順に128,
64,32,16,8,4,2,1となる。全部で8回
の面順次走査を行うと、各画素は8回のサブフィールド
でパルス点灯した数の合計に相当した明るさで視覚的に
認識される。即ちゼロから255までの任意の階調が表
現できるのである。図1(C)は、8ビットの単位画素
データ(1,1,1,1,1,1,1,1),(1,
0,0,0,0,0,0,0)及び(0,0,0,0,
0,0,0,1)の各々に対応したサブフィールド期間
内の発光期間を示している。
【0004】ところで上記したサブフィールド法は1と
0の二つの階調しか表現できない単階調ディスプレイで
も多階調表現が出来る技術として優れた方法であるが、
「偽輪郭」という画質上の問題を解決する必要に迫られ
ている。偽輪郭発生現象は視覚の特性から来るもので、
平坦な映像でその信号レベルが上記の128,64,3
2,16など、2のn乗境界を横切る付近に沿って、あ
たかも階調が失われた映像のような縞状の偽輪郭が視認
される現象である。特に平坦な物体が動いたときに顕著
に認められる。しかし画像が完全に静止している場合、
すなわち映像のメモリーに蓄積した静止画像を表示した
場合には偽輪郭は感知されない。映像の動きのある部分
で且つ上記レベルの周辺でのみ感知されるのが偽輪郭の
特徴である。又、静止していても画像信号に含まれるノ
イズによって信号レベルに揺らぎがある場合は動きのあ
る場合と同じように上記レベル周辺で偽輪郭が感知され
るのである。
【0005】サブフィールド法による階調表現方式で偽
輪郭が何故発生するかについて図2を用いて説明する。
例えば、ある画素の階調が画像の動きによって128の
レベルから127に変化したとする。図2(A)に図示
するようにこの時サブフィールドD8がある画面を境に
してD7〜D1サブフィールドの集団と入れ替わること
になる。各画面で見る限りサブフィールドのパルスの合
計値は128から127に変化し、その階調差は1LS
Bである。しかし視覚的にはAの部分でパルスの途絶え
る期間が過渡的に発生する為、人間の目には一瞬である
が階調が暗くなったように感じるのである。このように
所定のレベルの信号境界は画像中では天気図の等圧線を
引いたように縞状になる事は容易に理解できる。しかも
動きに伴ってこの(等圧)線が移動していくので、それ
が通過する画素は過渡的に一回だけ階調が落ちて感じる
のである。画素毎に見れば過渡的に階調落ちが感じられ
るとは言え、等圧線状に形を保って階調落ちが発生する
と視覚的には極めてはっきりとその形を認識できるよう
になる。これが偽輪郭の発生理由である。
【0006】図2(B)は偽輪郭部分が明るい縞として
認識される場合を示す。これは黒い縞が見える場合と逆
にBの部分を境にして階調が127から128に変化し
た場合である。この時は過渡的にBの部分で発光密度が
増える為、明るい縞として感じるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる偽輪郭発生現象
を回避することを目的とした技術が既に特開平第2−29
1597号公報、特開平第3−145691号公報及び特開平第4
−211294号公報、等によって知られている。しかし乍
ら、かかる従来技術においては、サブフィールドの並び
順を入れ替えること、例えば、最上位ビットに対応する
サブフィールドの時間的に前と後にそれより下位のビッ
トに対応するサブフィールドを配置することにより、特
に最上位ビットのレベルでの輝度変化を少なくさせてい
るが、本願発明者による実験によれば、最上位ビットの
レベルのみならず、それより下位のビットに対応するサ
ブフィールドの輝度変化が生じた場合にも偽輪郭が視認
されることが判明した。
【0008】よって、上記従来例によっても偽輪郭の防
止は十分ではないことが判った。
【0009】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、偽輪郭の発生
を十分に抑制することの出来る発光表示パネルの駆動方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明による自発光表示パネルの駆動方法にお
いては、輝度レベルに対応して重み付けされたN(Nは
自然数)ビットの単位画素データの複数からなる入力画
像データ信号に対応して画像を表示する1つのフレーム
をN個のサブフィールドに分割し、前記サブフィールド
の各々において前記単位画素データのビット桁毎に重み
付けされた回数の発光を対応する各画素位置において行
なって各画素を階調表示することを前提として、1の画
素に対応する単位画素データの今回値と前記1の画素に
対応しかつ前記今回値よりもM(Mは自然数)フレーム
期間だけ前に現れた前記単位画素データの前回値とを比
較し、前記今回値における発光論理値をとるビットの
内、最も高輝度に対応したビットの桁位置が前記前回値
のそれとは1桁異なることを判別したときは、前記今回
値を所定データに置換する。
【0011】
【作用】上記した構成の本発明による自発光表示パネル
の駆動方法によれば、同一画素位置における画素データ
の今回値と前回値の発光論理値をとる最上位ビットの桁
位置の変化があっても今回値を所定データに置換するこ
とによって前回値及び今回値の属するフレーム間におい
て輝度の強調又は減退を抑制して偽輪郭の発生を抑制す
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図3以下の図面を参
照しつつ説明する。図3において、ビデオ信号処理回路
1は、供給された複合ビデオ信号から赤色映像成分に対
応したRビデオ信号、緑色映像成分に対応したGビデオ
信号、及び青色映像成分に対応したBビデオ信号を夫々
分離抽出して、これらをA/D変換器3に供給する。同
期分離回路5は、かかる複合ビデオ信号中から水平及び
垂直同期信号を抽出してこれらをタイミングパルス発生
回路6に供給する。タイミングパルス発生回路6は、こ
れら水平及び垂直同期信号に基づいた種々のタイミング
パルスを発生する。A/D変換器3は、タイミングパル
ス発生回路6から供給されたタイミングパルスに同期し
て、上記Rビデオ信号、Gビデオ信号及びBビデオ信号
各々を1画素毎に対応した単位画素データからなる画像
データ信号に変換してこれをデータ補正回路7に供給す
る。データ補正回路7は、同一画素に対応する単位画素
データの今回値とその少なくとも1フレーム期間前の前
回値との各々における発光論理値(本例の場合論理
“1”)をとる最上位ビットの桁位置が互いに異なるこ
とを判別したときは、該今回値に対し補正データを加算
若しくは減算して、偽輪郭発生現象を抑制するのであ
る。なお、データ補正回路7の具体的構成及び動作につ
いては後述する。データ補正回路7によって補正された
画像データ信号は単位画素データ毎に順次フレームメモ
リ8に供給される。メモリ制御回路9は、タイミングパ
ルス発生回路6から供給されたタイミングパルスに同期
した書込信号及び読出信号をフレームメモリ8に供給す
る。フレームメモリ8は、かかる書込信号に応じて、デ
ータ補正回路7から供給された各画素データを順次取り
込む。又、フレームメモリ8は、かかる読出信号に応じ
て、このフレームメモリ8内に記憶されている画素デー
タを順次読み出して次段の出力処理回路10へ供給す
る。
【0013】読出しタイミング信号発生回路20は、放
電発光を開始させるための走査パルス、放電状態を維持
するための維持パルス、及び放電発生を停止させるため
の消去パルス各々の供給タイミングに対応したタイミン
グ信号を発生してこれらを行電極駆動パルス発生回路1
1に供給する。更に、読出しタイミング信号発生回路2
0は、画素データパルスの供給タイミングに対応したタ
イミング信号を発生してこれを出力処理回路10に供給
する。出力処理回路10は、フレームメモリ8から供給
された画像データ信号のフレーム毎にその輝度階調に対
応した第1〜第8モード画素データを生成し、これらを
読出しタイミング信号発生回路20からのタイミング信
号に同期して画素データパルス発生回路13に供給す
る。行電極駆動パルス発生回路11は、読出しタイミン
グ信号発生回路20から供給された各タイミング信号に
応答して、放電発光を開始させるための走査パルス、及
び放電状態を維持するための維持パルスを夫々発生して
PDP(プラズマディスプレイパネル)12の行電極Y
1,Y2,Y3…Yn-1,Yn及びX1,X2,X3…Xn-1,
Xnに供給する。
【0014】画素データパルス発生回路13は、出力処
理回路10から供給された1フレーム分の画素データの
論理「1」又は「0」夫々に対応した電圧値を有する画
素データパルスを発生してこれを各行毎に分割し、この
分割した各行毎の画素データパルスを時分割にて列電極
D1,D2,D3…Dm-1,Dmへ印加する。かかる列電極
及び行電極各々の交差部分にて1画素を形成している。
【0015】かかるプラズマディスプレイパネル自身の
動作については、既に知られているので、ここでは詳述
しない。次に、図4及び図5を参照して、データ補正回
路7の構成及び動作について説明する。図4に示したデ
ータ補正回路7においては、A/D変換器3からの画像
データ信号が、単位画素データ毎に第1単位画素データ
メモリ30に供給される。第1単位画素データメモリ3
0は、単一の画素の輝度を表わす例えば8ビットのデー
タであり、(d8,d7,…d1)と表わし得る。ここ
で、dn(n:1〜8)はn番目桁のビット値を表わす
ものであり、例えば、nが大なるほど高輝度レベルを示
すものとなる。第1単位画素データメモリ30に記憶さ
れた単位画素データは、1フレーム遅延回路31を経て
画像データ信号の1フレーム期間だけ遅延せしめられて
第2単位画素データメモリ32に転送される。従って、
第2単位画素データメモリ32に保持される単位画素デ
ータは、常に第1画素データメモリ30に保持される単
位画素データの今回値に対して1フレーム期間だけ先に
第1画素データ30に供給されて同一画素に対応する前
回値である。
【0016】こうして、得られる1つの画素に対応する
画像データの今回値及び前回値は上位4ビット一致検出
回路331,332,…336及び341,342…346
各々供給される。上位4ビット一致検出回路331,3
2,…336及び341,34 2,…346は、各々次に
示す表の如く各々の入力データ上位4桁とプリセットデ
ータとの一致を判定し、一致を判別する論理“1”を出
力する。
【0017】
【表1】
【0018】すなわち、例えば、ある1つの画素に対す
る単位画素データの今回値が(1000)であり、前回
値が(0111)であることが判別されるとアンドゲー
ト351の両入力端子に論理“1”が供給され、アンド
ゲート351は論理“1”を出力する。アンドゲート3
2ないし356についても同様なことが言える。そし
て、加減算回路36はアンドゲート351ないし356
いずれか1からの論理“1”信号に応じた大きさの補正
データを遅延回路37を経て所定時間だけ遅延せしめら
れた第1単位画素データメモリ30からの単位画素デー
タの今回値に対して加算あるいは減算する。なお、遅延
回路37の遅延時間は、上位4ビット一致検出回路33
1〜336若しくは341〜346及びアンドゲート351
〜356の動作による遅延を補償するように定められ
る。
【0019】また、上位4ビット一致検出回路は、入力
単位画素データの上位4ビットとプリセットデータとの
対応するピット値各々の排他的論理和を取る4つの排他
的論理和(EOR)ゲートとこれら4つの排他的論理和
ゲートの出力を否定論理和する否定論理和(NOR)ゲ
ートによって実現することが可能である。上記した加減
算回路36における補正データ及び加減算の態様は図5
に示している。
【0020】例えば、同一画素における単位画素データ
のパターン変化が図5のA1の場合、すなわち、単位画
素データの前回値(n−1番フレームの画素データ)及
び今回値(n番フレームの画素データ)が夫々、(10
000000)及び(01111111)となる場合に
は、黒の偽輪郭が発生して今回の発光が暗く感じられ
る。そこで、これを防止するために(0000001+
1)なる補正データとして(00100000)を上
記の今回値(01111111)に加算するのである。
よって、かかる補正により、画素データの今回値は(1
0011111)に置換されるのである。
【0021】換言すれば、図4の上位4ビット検出回路
33と34とは図5の表中のパターン変化A,A
を検出し、33と34とはパターン変化B,B
を検出し、33と34とはパターン変化C,C
を検出するのである。また、上位4ビット検出回路3
,34;33,34;33,34の各組
み合せによってパターン変化A,A;B,B
,Cが各々検出される。そして、図5の表におい
て、A1〜C1及びA2〜C2の場合は、サブフィール
ドの配列順がD8で始まってD1で終る順序である一
方、A3〜C3及びA4〜C4のパターン変化検出は、
サブフィールドの配列順がD1に始まってD8で終る順
序になっている方式のとき用いられる。すなわち、加減
算回路36においては、図5に示される補正データを予
めメモリに記憶しておいて、サブフィールドD1〜D8
の配列順に応じて検出されるパターン変化A1〜C4に
対応して図5の表に示す対応関係に従って、今回値に対
して補正データを加算又は減算するのである。尚、かか
る補正データを用いた演算を行わずとも、予め、図5の
パターン変化A1〜C4に対応づけて図5の最右覧に示
される置換データを上記メモリに記憶しておき、上記パ
ターン変化A1〜C4の検出に応じて、対応した置換デ
ータをかかるメモリから読み出してこれを上記今回値に
置き換えるようにしても良いのである。
【0022】ここで、図5に示されるA1〜C2の場合
と、A3〜C4の場合とにおいては、偽輪郭の見え方及
び加算、減算が逆になっている。この際、サブフィール
ドの配列順が重み付けの大なる方から小なる方に並んで
いる場合には、発光論理値をとる最上位ビットの桁位置
が前回値と今回値との間において1桁だけ下位に変化し
たとき(A1〜C1)には、今回値に補正データを加算
することにより、かかる今回値を図5の最右覧に示され
る置換データに置き換え、一方、1桁だけ上位に変化し
たとき(A2〜C2)には、今回値から補正データを減
算することにより、かかる今回値を図5の最右覧に示さ
れる置換データに置き換えるのである。この際、図5に
示されるが如く、かかる置換データにおける発光論理値
をとるビットの内、少なくとも最も高輝度に対応したビ
ットの桁位置は、前回値(n−1フレームの画素デー
タ)のものと同一である。例えば、図5のA1の場合、
置換前の今回値(nフレームの画素データ)は、(01
111111)であり、置換後の今回値は、(1001
1111)である。すなわち、置換前の今回値において
最も高輝度に対応したビットの桁位置はd7であるが、
置換後の今回値ではd8となる。つまり、前回値(10
000000)の最も高輝度に対応したビットの桁位置
と同一となるのである。これは、図5の表におけるパタ
ーン変化A1〜C2のいずれにおいてもいえることであ
る。
【0023】一方、サブフィールドの配列順が重み付け
の小なる方が先に現われる配列となっている場合には、
発光論理値をとる最上位ビットの前回値と今回値との間
における桁位置変化が下位方向に1桁であるとき(A3
〜C3)は、今回値から補正データを減算することによ
りかかる今回値を図5の最右覧に示される置換データに
置き換え、一方、上位方向に1桁であるとき(A4〜C
4)は、今回値に補正データを加算することによりかか
る今回値を図5の最右覧に示される置換データに置き換
えるのである。この際、図5に示されるが如く、かかる
置換データの下位ビットの論理値は、今回値の下位ビッ
トの論理値を反転したものである。例えば、図5のA3
の場合、置換前の今回値(nフレームの画素データ)
は、(01111111)であり、置換後の今回値は、
(01100000)である。すなわち、置換後の今回
値は、置換前の今回値の下位5ビット分の論理を反転し
たものである。又、図5のB3の場合は、置換前の今回
値(nフレームの画素データ)が、(0011111
1)であり、置換後の今回値は、(00110000)
である。すなわち、置換後の今回値は、置換前の今回値
の下位4ビット分の論理を反転したものである。
【0024】又、図5に示されているa1〜a4,b1
4,c1〜c4の値は単位画素データの前回値の半値よ
り小とする。なお、データ補正回路7の全体又は、少な
くとも加減算回路36をマイクロプロセッサによって形
成することが出来ることは当業者にとっては自明であ
る。図6(A)〜(C)は、上記した補正データ加減算
処理による画質改善効果について例を挙げて説明する図
である。
【0025】図6(A)の上段に示した例においては、
補正データ加減算処理をなす前の単位画素データの変化
は、(n−2)フレームから(n+1)フレームに亘っ
て、(10000000),(10000000),
(01111111),(01111111)のように
なっている。このような場合、(n−1)フレームにお
ける画素データの最上位ビットに対応する発光期間D8
とnフレームにおける画素データに対応する発光期間D
7〜D1の間が(n−2)フレームと(n−1)フレー
ムとの間の消光期間及びnフレームと(n+1)フレー
ムとの間の消光期間より長いので、この期間において人
間の目の残像効果によって暗く感じ暗い偽輪郭が生ずる
のである。
【0026】そこで、本発明による上述した如き単位画
素データに対する補正処理を行なえば、図6(A)の下
段に示した如く単位画素データの如く、(100000
00),(10000000),(10000000+
1),(01111111)のように変化し、補正処
理前の如き暗部が表われないのである。a1の値は例え
ば期間D6〜D1に対応する(111111)である。
【0027】又、図6(B)の上段に示した例において
は、データ補正前の単位画素データの変化は(n−2)
フレームから(n+1)フレームに亘って、(0111
1111),(01111111),(1000000
0),(10000000)のようになっている。従っ
て、(n−2)及び(n−1)フレームにおける発光期
間はD7〜D1であるのにn及び(n+1)フレームに
おいては、発光期間がD8に変化し、(n−1)フレー
ムとnフレームとの間における消光期間が他のフレーム
間における消光期間より短くなって、この部分が明るく
感ぜられて白い偽輪郭が発生するのである。
【0028】これに対して、本発明によるデータ補正処
理によれば、nフレームにおける単位画素データすなわ
ち今回値に対して(a2+1)が減算されるのであり、
補正後の今回値は、(01111111−a2)とな
り、これに対応する発光期間[(D7〜D1)−a2
が生ずる。よって(n−1)フレームとnフレームとの
間の発光期間の接近が解消されるので白い偽輪郭の発生
が抑制されることになる。
【0029】図6(C)の上段に示した例においては、
データ補正前の単位画素データの変化は、(n−2)フ
レームから(n+1)フレームに亘って(010000
00),(01000000),(0011111
1),(00111111)のようになっている。従っ
て、(n−2)及び(n−1)フレームにおける発光期
間はD7であるのに対し、n及び(n+1)フレームに
おいては、D6〜D1である。従って、(n−1)フレ
ームとnフレームとの間において消光期間が他のフレー
ム間におけるより長くなってこの部分が暗く感ぜられて
黒い偽輪郭が生ずるのである。
【0030】これに対して、本発明によるデータ補正処
理によれば、nフレームにおける単位画素データすなわ
ち今回値に対して(b1+1)が加算されるのであり、
補正後の今回値は、(01000000+b1)とな
る。この補正後の今回値に対応する発光期間はサブフィ
ールドD7とデータb1に対応するサブフィールドが発
光することになり、(n−1)及びnフレーム間の長い
消光期間が解消されて黒い偽輪郭の生成が抑制されるこ
とになるのである。
【0031】上記した例からも解るように、補正データ
の大きさは、“1”の値をとる最上位ビットの桁位置が
第8桁である場合のa1は第7桁が“1”の値をとる最
上位ビットである場合のb1に比して大きくなってい
る。すなわち、補正データの値は、前回値又は今回値の
1の値をとる最上位ビットの桁位置が高い程大きくする
のが好ましいと言える。
【0032】又、上記した実施例においては、上位4ビ
ット内における“1”の値をとる最上位ビットの桁位置
変化を検出して偽輪郭の発生予測をしているが、これに
限定されず、上位3ビットだけについて、同様な判定を
することも考えられるし、上位5ビットあるいは全ビッ
トについて同様な判定をすることも考えられる。但し、
本発明者による実験によれば、上位4ビットを監視すれ
ば、十分に偽輪郭の発生を抑制出来ることが解った。
【0033】更に、前回値と今回値との間における
“1”の値をとる最上位ビットの桁位置変化の検出方法
としては、マイクロプロセッサによるプログラムによっ
てなすことも出来る。更に、上記した実施例において
は、単位画素データの今回値に対して、1フレーム期間
だけ前の単位画素データの値を前回値としたが、2フレ
ームあるいは3等の整数フレーム期間前の値を前回値と
することも考えられる。また、単位画素データを8ビッ
トとし、1フレームを8つのサブフィールドに分割する
こととしたが、本発明は単位画素データをN(Nは自然
数)ビットとし、1つのフレームをN個のサブフィール
ドに分割する方式に適用出来るのは自明である。
【0034】以上の如く、上記実施例によれば、(N−
1)フレームからNフレームへの画素データ上の輝度変
化が、例えば図5のパターン変化A1に示されているよ
うに128から127へと緩やかであるにも拘わらず、
その発光期間及び消光期間の割合が図6(A)の上段に
示されるが如く変化してしまう場合に生じる偽輪郭の発
生を防止することが出来るのである。
【0035】ところが、かかる状態以外の要因によって
も、偽輪郭が発生することが確認された。図7は、画素
データd8〜d1が夫々(11111111)となる場
合、すなわち、1フレーム内の全てのサブフィールドD
8〜D1を発光状態とした場合における視覚応答を示す
図である。
【0036】かかる図7に示されるが如く、各サブフィ
ールドは、斜線部にて示される発光期間と、画素データ
書き込みの為に非発光状態となる非発光期間WCとから
なる。この際、発光期間が長くなるにつれ高輝度感が強
くなって行くので、視覚応答Sは上昇する。一方、非発
光期間WC中においては、上記の高輝度感が徐々に弱く
なって行くので、視覚応答Sは下降して行く。
【0037】図8は、前述した図6(A)の下段の(N
−1)フレーム〜(N+1)フレームにおける視覚応答
特性を示す図である。尚、Nフレームの画素データは、
図5のパターン変化A1に応じて、(1001111
1)に補正されているものとする。先ず、図6(A)の
下段に示されるが如く、(N−1)フレームにおける発
光動作においては、サブフィールドD8のみが発光状態
となるので、その視覚応答は図8のS(N+1)となる。次
に、Nフレーム目においては、サブフィールドD8、及
びD5〜D1が発光状態となるので、その視覚応答は図
8のS(N)となる。次に、(N+1)フレーム目におい
ては、サブフィールドD7〜D1が発光状態となるの
で、その視覚応答は図8のS(N+1)となる。
【0038】この際、前回フレームの発光による残存光
が、今回フレームの発光に影響を与えることが知られて
いる。図9は、図8にて示されている(N+1)フレー
ム目の視覚応答S(N+1)に、残存光としてのNフレーム
目の視覚応答S(N)を重ね合わせて示す図である。図9
に示されるが如く、フレーム開始点から時間t1経過時
点においては、視覚応答S(N)及びS(N+1)が交差してい
るので同一の輝度感が得られることになるが、一方は、
高輝度感が弱くなる方への推移中であり、他方は、高輝
度感が強くなる方への推移中となっている。
【0039】この際、かかる状況下において偽輪郭が発
生することが確認されたのである。そこで、図10に示
されるが如く、Nフレーム目の視覚応答S(N)の減衰ス
ロープに、(N+1)フレーム目の視覚応答S(N+1)
減衰スロープの一部を強制的に合わせ込むことにより、
両者の輝度推移傾向を一致させて上記偽輪郭の発生を防
止するのである。
【0040】かかる図10にて示される実施例において
は、(N+1)フレーム目の発光動作時において、その
サブフィールドD7の非発光期間をWCよりも短いWC1
とし、更に、サブフィールドD6及びD5の非発光期間
をWCよりも長いWC2とすることにより、Nフレーム目
の視覚応答S(N)の減衰スロープに、(N+1)フレー
ム目の視覚応答S(N+1)の減衰スロープの一部を強制的
に合わせ込んでいる。
【0041】尚、かかる実施例においては、サブフィー
ルドD8〜D1の内、D7、D6及びD5の非発光期間
を調整するようにしているが、この非発光期間の調整対
象となるサブフィールドは、これらの組み合わせに限定
されるものではない。要するに、前述した如き図6
(A)〜(C)各々の下段に示される補正を施しても完
全に偽輪郭の発生を防止することが出来なかった場合に
は、かかる偽輪郭が除去されるように、各サブフィール
ドの非発光期間を調整すれば良いのである。
【0042】又、上記実施例においては、発光期間の長
い順に各サブフィールドを配列したフレームフォーマッ
トに採用した例を示したが、図11に示されるが如き発
光期間の短い順に各サブフィールドを配列したフレーム
フォーマットに対しても、同様に採用できることは言う
までもない。
【0043】
【発明の効果】上記したことから明らかな如く本発明に
よる自発光表示パネルの駆動方法、階調表示方法及び偽
輪郭判定方法によれば、1の単位画素データの今回値と
これの整数フレーム前の前回値とを比較して、双方にお
ける発光論理値をとる最上位ビットの桁位置が1桁だけ
異なる場合に今回値を補正するので、輝度の強調あるい
は減退が抑制されて偽輪郭の発生が抑制出来るのであ
る。更に、各サブフィールドの非発光期間を調整するこ
とにより、より確実に偽輪郭の発生を抑制出来て好まし
いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 各サブフィールドの発光期間及び単位画素デ
ータと発光期間との対応関係を示す説明図。
【図2】 偽輪郭の発生する状態の例を示す図。
【図3】 本発明による駆動方法を実行するプラズマデ
ィスプレイパネル及びその駆動装置を示すブロック図。
【図4】 図3に示した駆動装置中のデータ補正回路の
部分の具体例を示すブロック図。
【図5】 図3に示したデータ補正回路のデータ補正の
態様を示す図表。
【図6】 本発明による駆動方法におけるデータ補正処
理を施したことによる偽輪郭の発生抑制現象を説明する
ためのフレーム毎の発光期間の変化を示す図。
【図7】 1フレーム内の全てのサブフィールドD8〜
D1を発光状態とした場合における視覚応答を示す図。
【図8】 本発明による駆動方法におけるデータ補正処
理を施した際の視覚応答を示す図。
【図9】 偽輪郭が発生する際の視覚応答特性を示す
図。
【図10】 偽輪郭を防止すべく非発光期間を調整して
得られた視覚応答特性を示す図。
【図11】 発光期間の短い順に各サブフィールドが配
列されたフレームフォーマットを示す図。
【主要部分の符号の説明】
3 A/D変換器 12 プロズマディスプレイパネル 351〜356 アンドゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/22 G09G 3/30

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度レベルに対応して重み付けされたN
    (Nは自然数)ビットの単位画素データの複数からなる
    入力画像データ信号に対応して画像を表示する1つのフ
    レームをN個のサブフィールドに分割し、前記サブフィ
    ールドの各々において前記単位画素データのビット桁毎
    に重み付けされた回数の発光を対応する各画素位置にお
    いて行なって各画素を階調表示する発光表示パネルの駆
    動方法であって、 1の画素に対応する単位画素データの今回値と前記1の
    画素に対応しかつ前記今回値よりもM(Mは自然数)フ
    レーム期間だけ前に現れた前記単位画素データの前回値
    とを比較し、前記今回値における発光論理値をとるビッ
    トの内、最も高輝度に対応したビットの桁位置が前記前
    回値のそれとは1桁異なることを判別したときは、前記
    今回値を所定データに置換する、ことを特徴とする自発
    光表示パネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記サブフィールドのうち重み付けの大
    きい方が先に現われるサブフィールド配列の下では、前
    記所定データにおける発光論理値をとるビットの内、少
    なくとも最も高輝度に対応したビットの桁位置は前記前
    回値のそれと同一であることを特徴とする請求項1記載
    の自発光表示パネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記サブフィールドのうち重み付けの小
    さい方が先に現われるサブフィールド配列の下では、前
    記所定データの下位ビットの論理値は、前記今回値の下
    位ビットの論理値を反転したものであることを特徴とす
    る請求項1記載の自発光表示パネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記サブフィールドのうち重み付けの大
    きい方が先に現われるサブフィールド配列の下では、前
    記前回値と前記今回値とにおける発光論理値をとる最上
    位ビットの桁位置変化が下位方向のときは前記今回値に
    補正データを加算したものを前記所定データとする一
    方、上位方向のときは前記今回値に補正データを減算し
    たものを前記所定データとし、 前記サブフィールドのうちの重み付けの小さい方が先に
    現われるサブフィールド配列の下では、前記桁位置変化
    が下位方向のときは前記今回値に補正データを減算した
    ものを前記所定データとする一方、上位方向のときは前
    記今回値に補正データを加算したものを前記所定データ
    とする、ことを特徴とする請求項1〜3記載の自発光表
    示パネルの駆動方法。
  5. 【請求項5】 前記サブフィールドのうちの重み付けの
    大きい方が先に現われるサブフィールド配列の下では、
    前記前回値と前記今回値とにおける発光論理値をとる最
    上位ビットの桁位置変化が下位方向のときは前記所定デ
    ータの値は、前記前回値及び前記今回値よりも大なる値
    である一方、前記桁位置変化が上位方向のときは前記所
    定データの値は、前記前回値及び前記今回値よりも小な
    る値である、ことを特徴とする請求項1〜4記載の自発
    光表示パネルの駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記サブフィールドのうちの重み付けの
    小さい方が先に現われるサブフィールド配列の下では、
    前記前回値と前記今回値とにおける発光論理値をとる最
    上位ビットの桁位置変化が下位方向のときは前記所定デ
    ータの値は、前記前回値及び前記今回値よりも小なる値
    である一方、前記桁位置変化が上位方向のときは前記所
    定データの値は、前記前回値及び前記今回値よりも大な
    る値である、ことを特徴とする請求項1〜4記載の自発
    光表示パネルの駆動方法。
  7. 【請求項7】 輝度レベルに対応して重み付けされたN
    (Nは自然数)ビットの単位画素データの複数からなる
    入力画像データに信号に対応して画像を表示する1つの
    フレームをN個のサブフィールドに分割し、前記サブフ
    ィールドの各々において前記単位画素データのビット桁
    毎に重み付けされた回数の発光を対応する各画素位置に
    おいて行なって各画素を階調表示する発光表示パネルの
    駆動方法であって、 前記サブフィールドの各々は発光期間と非発光期間とか
    らなり、前記N個のサブフィールドから所望に選択した
    少なくとも1のサブフィールドにおける前記非発光期間
    の時間長を調整することにより偽輪郭を除去するように
    したことを特徴とする自発光表示パネルの駆動方法。
  8. 【請求項8】 輝度レベルに対応して重み付けされたN
    (Nは自然数)ビットの単位画素データの複数からなる
    入力画像データに信号に対応して画像を表示する1つの
    フレームをN個のサブフィールドに分割し、前記サブフ
    ィールドの各々において前記単位画素データのビット桁
    毎に重み付けされた回数の発光を対応する各画素位置に
    おいて行なって各画素を階調表示する階調表示方法であ
    って、 1の画素に対応する単位画素データの今回値と前記1の
    画素に対応しかつ前記今回値よりもM(Mは自然数)フ
    レーム期間だけ前に現れた前記単位画素データの前回値
    とを比較し、前記今回値における発光論理値をとるビッ
    トの内、最も高輝度に対応したビットの桁位置が前記前
    回値のそれとは異なることを判別したときは、前記今回
    値を所定データに置換する、ことを特徴とする階調表示
    方法。
  9. 【請求項9】 前記サブフィールドのうち重み付けの大
    きい方が先に現われるサブフィールド配列の下では、前
    記所定データにおける発光論理値をとるビットの内、少
    なくとも最も高輝度に対応したビットの桁位置は前記前
    回値のそれと同一であることを特徴とする請求項8記載
    の階調表示方法。
  10. 【請求項10】 前記サブフィールドのうち重み付けの
    小さい方が先に現われるサブフィールド配列の下では、
    前記所定データの下位ビットの論理値は、前記今回値の
    下位ビットの論理値を反転したものであることを特徴と
    する請求項8記載の階調表示方法。
  11. 【請求項11】 前記サブフィールドのうち重み付けの
    大きい方が先に現われるサブフィールド配列の下では、
    前記前回値と前記今回値とにおける発光論理値をとる最
    上位ビットの桁位置変化が下位方向のときは前記今回値
    に補正データを加算したものを前記所定データとする一
    方、上位方向のときは前記今回値に補正データを減算し
    たものを前記所定データとし、 前記サブフィールドのうちの重み付けの小さい方が先に
    現われるサブフィールド配列の下では、前記桁位置変化
    が下位方向のときは前記今回値に補正データを減算した
    ものを前記所定データとする一方、上位方向のときは前
    記今回値に補正データを加算したものを前記所定データ
    とする、 ことを特徴とする請求項8〜10記載の階調表示方法。
  12. 【請求項12】 前記サブフィールドのうちの重み付け
    の大きい方が先に現われるサブフィールド配列の下で
    は、前記前回値と前記今回値とにおける発光論理値をと
    る最上位ビットの桁位置変化が下位方向のときは前記所
    定データの値は、前記前回値及び前記今回値よりも大な
    る値である一方、前記桁位置変化が上位方向のときは前
    記所定データの値は、前記前回値及び前記今回値よりも
    小なる値である、ことを特徴とする請求項8〜11記載
    の階調表示方法。
  13. 【請求項13】 前記サブフィールドのうちの重み付け
    の小さい方が先に現われるサブフィールド配列の下で
    は、前記前回値と前記今回値とにおける発光論理値をと
    る最上位ビットの桁位置変化が下位方向のときは前記所
    定データの値は、前記前回値及び前記今回値よりも小な
    る値である一方、前記桁位置変化が上位方向のときは前
    記所定データの値は、前記前回値及び前記今回値よりも
    大なる値である、ことを特徴とする請求項8〜11記載
    の階調表示方法。
  14. 【請求項14】 各々がN(Nは自然数)ビットの単位
    画素データの複数からなる入力画像データ信号に応じた
    画像を表示する1つのフレームをN個のサブフィールド
    に分割し、前記サブフィールドの各々において前記単位
    画素データのビット桁毎に重み付けされた回数の発光を
    対応する各画素位置において行って各画素を階調表示す
    る階調表示方法における偽輪郭判定方法であって、 1の画素に対応する単位画素データの今回値と前記1の
    画素に対応しかつ前記今回値よりもM(Mは自然数)フ
    レーム期間だけ前に表われた前記単位画素データの前回
    値とを比較し、 前記今回値における発光論理値をとるビットのうちの最
    上位ビットの桁位置が前記前回値のそれとは1桁異なる
    ことを判別したときは偽輪郭が発生したものと判定する
    ことを特徴とする偽輪郭判定方法。
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