JP3475348B2 - 曳船用ホイール駆除機 - Google Patents

曳船用ホイール駆除機

Info

Publication number
JP3475348B2
JP3475348B2 JP08540999A JP8540999A JP3475348B2 JP 3475348 B2 JP3475348 B2 JP 3475348B2 JP 08540999 A JP08540999 A JP 08540999A JP 8540999 A JP8540999 A JP 8540999A JP 3475348 B2 JP3475348 B2 JP 3475348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extermination
link
frame
wheel
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08540999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000270752A (ja
Inventor
重安 谷川
實 西舘
芳 高寺
Original Assignee
道東建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 道東建設株式会社 filed Critical 道東建設株式会社
Priority to JP08540999A priority Critical patent/JP3475348B2/ja
Publication of JP2000270752A publication Critical patent/JP2000270752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3475348B2 publication Critical patent/JP3475348B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底の雑海藻駆除
に好適な曳船用ホイール駆除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、海底の雑海藻駆除は、下記のよう
な方式のものとなっている。 1.ウォータージェットカッター工法による海底の雑海
藻駆除 台船を固定しウォータージェットカッターで、超高圧の
ビーム状水流を海底に当てて雑海藻を海底から除去す
る。 2.水中ブルドーザーによる海底の雑海藻駆除 水中ブルドーザーを無線操縦で海底を自走させて、雑海
藻を海底から取る。平坦な地形専用である。 3.フープ回転式の海底の雑海藻駆除 作業船を固定させ、数本のチェーンを機械で回転させ雑
海藻を海底から取る。 4.流水システムの海底の雑海藻駆除 ドラグラインは鉄枠にチェーンを取付け、3〜4t重量
があり、クレーン船にて投入して引き寄せて雑海藻を海
底から取る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.ウォータージェット式のものは、工事費が高価で、
作業効率が悪い。 2.水中ブルドーザーは、海底を自走して平坦な地形に
し、自然な漁場を破壊し、起伏のある場所では使用でき
ない。 3.フープ回転式のものは、雑海藻が取れないと共に、
作業船固定のため波が高い時、工事の作業効率が悪い。 4.流水システムは、周りの岩石、砂等を一カ所に集め
てしまう。 5.チェーンを曳航しても起伏の多い所では、チェーン
が引っ掛かり作業効率が極めて悪い。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、次のようなことのできるものを提供しようとする
ものである。 1.岩盤、大割石に機械、駆除チェーンが引っ掛からな
い。すなわち、タイヤに空気を入れて浮力を付けてある
ので、岩、大割石に接しても水中にタイヤが浮く。 2.海底を駆除チェーンで曳くので、海底の石等を引起
こすことがなく、海底を自然のままで保持することがで
きる。 3.タイヤには高さがあるので、起伏のある所でも駆除
チェーンが海底に引っ掛からない。 4.曳船にて曳くので、波高が多少ある時でも施工でき
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本発明のものは、フレーム2と、車輪3と、駆除チェー
ン群4から構成され、 A.フレーム2は、正面左右に長い角柱状に構成された
フレーム本体2Aと、フレーム本体の左右端に連設され
た左右の車輪軸2D、2Dから構成され、 B.車輪3は、左右の車輪単体3A、3Aから構成さ
れ、これら左右の車輪単体は、左右の車輪軸2D、2D
に回転自在に取付けられた大型タイヤホイール3A1、
3A1と、大型タイヤホイールに装着されたタイヤ3A
2、3A2から構成され、タイヤには空気が充填され、 C.駆除チェーン群4は、適数本の駆除チェーン単体4
A、4A...から構成され、 D.フレーム2の前面には、曳船5に連結される左右の
牽引索5Aが連結され、フレーム2の後面には、適数本
の駆除チェーン単体4A、4A...が連結されている
曳船用ホイール駆除機である。
【0006】この場合、下記のように構成することがで
きる。 第1.駆除チェーン単体4Aは、適数個のリンク4A
1、...を連結して構成され、各リンク4A1は、リ
ンク体4A11の内側中央には当該リンク体の長手方向
と直交する状態で仕切り杆4A12が張設され、リンク
体の外周面には駆除用突起4A13が添着され、駆除用
突起4A13は、リンク体の外周面に固着されたリンク
体の長手方向に角部を向けた状態の平面方形の基盤4A
14と、基盤の中央にリンク体の長手方向と直交する状
態で固着された角柱状突起4A15から構成されてい
る。 第2.フレーム本体2Aの長さは2500mm、タイヤ
3A2の直径は幅1500mm、タイヤの幅は500m
m、駆除チェーン単体4Aの長さは5000mm、駆除
チェーン単体4Aの本数は10本、リンク4A1の長手
方向の長さイは220mm、リンク4A1の短手方向の
長さロは130mmである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。1は曳船用ホイ
ール駆除機で、フレーム2と、車輪3と、駆除チェーン
群4から構成されている。 A.フレーム2は、正面左右に長い角柱状に構成された
フレーム本体2Aと、フレーム本体の正面部に、当該フ
レーム本体の長手方向に沿って添設された前方取付け縁
2Bと、フレーム本体の背面部に、当該フレーム本体の
長手方向に沿って添設された後方取付け縁2Cと、フレ
ーム本体の左右端に連設された左右の車輪軸2D、2D
から構成されている。 B.車輪3は、左右の車輪単体3A、3Aから構成さ
れ、これら左右の車輪単体は、左右の車輪軸2D、2D
に回転自在に取付けられた大型タイヤホイール3A1、
3A1と、大型タイヤホイールに装着されたタイヤ3A
2、3A2から構成されている。当然、タイヤには空気
が充填されている。
【0008】C.駆除チェーン群4は、適数本の駆除チ
ェーン単体4A、4A...から構成され、駆除チェー
ン単体4Aは、適数個のリンク4A1、...を連結し
て構成され、各リンク4A1は、リンク体4A11の内
側中央には当該リンク体の長手方向と直交する状態で仕
切り杆4A12が張設され、リンク体の外周面には駆除
用突起4A13が添着され、駆除用突起4A13は、リ
ンク体の外周面に固着されたリンク体の長手方向に角部
を向けた状態の平面方形の基盤4A14と、基盤の中央
にリンク体の長手方向と直交する状態で固着された角柱
状突起4A15から構成されている。なお、リンク4A
1は公知の丸チェーンに用いるリンクと同様に構成され
ているものである。 D.フレーム2の前方取付け縁2Bの左右端部分には、
曳船5に連結される左右の牽引索5Aが連結されてい
る。フレーム2の後方取付け縁2Cには、所定間隔をも
って連結用穴(図示略)が開設され、この連結用穴に取
付けられた連結金物6、6...を介して適数本の駆除
チェーン単体4A、4A...が連結されている。
【0009】
【実施例】さらに、以下のような条件で実験した結果、
極めて良好な結果が得られた。 1.フレーム本体2Aの長さ〜2500mm。 2.タイヤ3A2の直径〜幅1500mm、タイヤの幅
〜500mm。 3.駆除チェーン単体4Aの長さ〜5000mm。 4.駆除チェーン単体4Aの本数〜10本。 5.リンク4A1の長手方向の長さイ〜220mm。 6.リンク4A1の短手方向の長さロ〜130mm。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.大型タイヤホイールの装着されているタイヤの中に
空気が入っているので、岩に触れるだけでタイヤが浮く
ことになる。 この結果、 A.起伏のある海底でも施工できる。 B.雑海藻駆除の時に岩石、中割石を回転させない。 C.海底の中割石、小石、砂等を1カ所に集める弊害を
防止できる。 2.駆除チェーン群4の各駆除チェーン単体4Aの後端
が開放されている。 この結果、 A.起伏のある海底でも施工できる。 B.雑海藻駆除の時に岩石、中割石を回転させない。 C.海底の中割石、小石、砂等を1カ所に集める弊害を
防止できる。 3.駆除チェーン単体4Aには駆除用突起4A13が添
着されているから、駆除効果が良く、特に雑海藻、石灰
を根こそぎ取除き、漁場を長持ちさせることができる。 4.曳船を固定する必要がないため、波浪の影響が少な
く作業できるので、作業効率が極めて良い。 5.漁場を自然のままにして施工できる。 6.このほか、安価に製造できる、部品点数が少ないの
で組立が容易である、経済的である、故障がない、など
の効果をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の略図的斜視図である。
【図2】駆除チェーン単体の要部拡大斜視図である。
【図3】使用状態を説明する略図的側面図である。
【図4】使用状態を説明する略図的正面図である。
【符号の説明】
1 曳船用ホイール駆除機 2 フレーム 3 車輪 4 駆除チェーン群
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 21/02 A01G 33/00 A01D 44/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(2)と、車輪(3)と、駆除
    チェーン群(4)から構成され、フレーム(2)は、正
    面左右に長い角柱状に構成されたフレーム本体(2A)
    と、フレーム本体の左右端に連設された左右の車輪軸
    (2D、2D)から構成され、車輪(3)は、左右の車
    輪単体(3A、3A)から構成され、これら左右の車輪
    単体は、左右の車輪軸(2D、2D)に回転自在に取付
    けられた大型タイヤホイール(3A1、3A1)と、大
    型タイヤホイールに装着されたタイヤ(3A2、3A
    2)から構成され、タイヤには空気が充填され、駆除チ
    ェーン群(4)は、適数本の駆除チェーン単体(4A、
    4A...)から構成され、フレーム(2)の前面に
    は、曳船(5)に連結される左右の牽引索(5A)が連
    結され、フレーム(2)の後面には、適数本の駆除チェ
    ーン単体(4A、4A...)が連結されていることを
    特徴とする曳船用ホイール駆除機。
  2. 【請求項2】 駆除チェーン単体(4A)は、適数個の
    リンク(4A1、...)を連結して構成され、各リン
    ク(4A1)は、リンク体(4A11)の内側中央には
    当該リンク体の長手方向と直交する状態で仕切り杆(4
    A12)が張設され、リンク体の外周面には駆除用突起
    (4A13)が添着され、駆除用突起(4A13)は、
    リンク体の外周面に固着されたリンク体の長手方向に角
    部を向けた状態の平面方形の基盤(4A14)と、基盤
    の中央にリンク体の長手方向と直交する状態で固着され
    た角柱状突起(4A15)から構成されている請求項1
    記載の曳船用ホイール駆除機。
  3. 【請求項3】 フレーム本体(2A)の長さは2500
    mm、タイヤ(3A2)の直径は幅1500mm、タイ
    ヤの幅は500mm、駆除チェーン単体(4A)の長さ
    は5000mm、駆除チェーン単体(4A)の本数は1
    0本、リンク(4A1)の長手方向の長さ(イ)は22
    0mm、リンク(4A1)の短手方向の長さ(ロ)は1
    30mmである請求項1あるいは請求項2記載の曳船用
    ホイール駆除機。
JP08540999A 1999-03-29 1999-03-29 曳船用ホイール駆除機 Expired - Fee Related JP3475348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08540999A JP3475348B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 曳船用ホイール駆除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08540999A JP3475348B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 曳船用ホイール駆除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000270752A JP2000270752A (ja) 2000-10-03
JP3475348B2 true JP3475348B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=13858013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08540999A Expired - Fee Related JP3475348B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 曳船用ホイール駆除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3475348B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000270752A (ja) 2000-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4663879A (en) Method and apparatus for harvesting crawfish and like living things
US5010837A (en) Floating raceway, floating water storage tank, composite floating raceway, marine paddy farming device, floating hydroponic farming device, and vessel
CN1074804C (zh) 水面漂浮物清理船
US4872413A (en) Crayfish harvester boat apparatus
US4416106A (en) Method and apparatus for removal of aquatic plant growth
JP3475348B2 (ja) 曳船用ホイール駆除機
US5435083A (en) Aquatic weed eradicator
JP2007143535A (ja) 水草除去具および水草集束具、並びにこれらを用いた水草除去方法
CA1106190A (en) Weed harvester
JP4423511B1 (ja) 有機物漁礁
JP2835311B2 (ja) 雑海草駆除船
FI87822C (fi) Dikesgraevmaskin
JP2005226441A (ja) 水草処理装置
KR101820724B1 (ko) 수중 갯벌 경운장치
CN105850919B (zh) 一种沙虫采收播种机
US3463240A (en) Power dragger
KR102202717B1 (ko) 로프릴 견인 갯벌 경운장치
US3469377A (en) Apparatus for cutting marine plants
JP2004068355A (ja) 海底耕耘による海底堆積物採取装置
JPH0423045B2 (ja)
JP2926481B2 (ja) 海底洗耕装置
RU2473204C1 (ru) Способ сбора штормовых выбросов морских водорослей
KR20120056343A (ko) 해양의 갯벌용 운행장치
KR101137508B1 (ko) 해안가 청소차
JPH0965749A (ja) 昆布漁場における雑海藻駆除装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150926

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees