JP3474929B2 - 増幅回路 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増幅回路に関し、更に詳
しく言えば、信号の大小に応じて変動する電源電圧を供
給することで、アンプの高効率化を図ることが可能とな
る増幅回路に関する物である。 【0002】 【従来の技術】以下で、従来例に係るオーディオアンプ
について図3を参照しながら説明する。従来例に係るオ
ーディオアンプは、図3に示すように、絶対値回路
(1)、PWM回路(2)及びチョッパ電源(3)から
なる電源回路が、入力信号(SI)を増幅して増幅信号
(ZS)を出力するアンプ(4)に、増幅信号(ZS)
の大小に応じて変動する電源電圧(±Vc)を供給する
ことにより、アンプの損失電力を低減してアンプの高効
率化を図っている回路である。 【0003】当該回路によれば、まず増幅信号(ZS)
が絶対値回路(1)によって絶対値化され、PWM回路
(2)に出力される。次いで、それに基づいてチョッパ
電源(3)がスイッチング駆動され、図4に示すように
入力信号(SI)の大小に応じて変動する正負対称の電
源電圧(±Vc)が生成されて、アンプ(4)に供給さ
れるはずであった。 【0004】しかし、実際には図4のグラフに示すよう
な動作をしない。例えば入力信号(SI)が正に振れて
いる場合には、増幅信号(ZS)も当然正に振れている
わけであるが、このとき負荷に流れる電流は全て正の電
源電圧(+Vc)から供給され、負の電源電圧(−V
c)の負荷が殆どない状態になっている。すると、その
とき、チョッパ電源(3)の負の電源電圧(−Vc)を
生成する側のコンデンサは、仮にPMWのデューティが
十分小さくとも、電荷が充電される一方で、負の電源電
圧(−Vc)は入力信号(SI)と全く関係なく、図5
に示すように極めて短時間で最大電圧まで達してしま
う。 【0005】入力信号(SI)が負に振れている場合に
は、同様にして正側の電源電圧(+Vc)が図5のグラ
フに示すように最大電圧にまで達してしまうので、入力
信号(SI)にほとんど依存せず、非常に高い電源電圧
(±Vc)が供給されてしまうために、アンプによる電
力損失が甚だしく大きくなってしまうという問題が生じ
ていた。 【0006】これを解決すべく、電源回路としては図3
に示す絶対値回路(1),PWM回路(2)及びチョッ
パ電源(3)を用いて、アンプを図6に示すようなBT
L(Balanced Transformer-less)回路に代える回路が
提案されている。この回路は、図6に示すように、第1
のアンプ(5)と第2のアンプ(6)との出力の間にス
ピーカなどの負荷が接続されてなる回路である。 【0007】当該回路によれば、第2のアンプ(6)の
入力側にインバータ(7)が接続されていることによ
り、第1のアンプ(5)に入力される入力信号(SI)
の反転信号(SI1)が第2のアンプ(6)に入力され
ることにより、互いに位相が反転している第1,第2の
増幅信号(ZS1,ZS2)が常時出力されている。例
えば、図7のグラフに示すように、入力信号(SI)が
正に振れている間には正に振れている第1の増幅信号
(ZS1)が第1のアンプ(5)から出力され、同時に
負に振れている第2の増幅信号(ZS2)が第2のアン
プ(6)から出力されている。 【0008】よって、不図示のチョッパ電源の負荷とな
る増幅信号(ZS1,ZS2)による負荷電流は常に正
側と負側とで同じ値になっているので、入力信号(S
I)に正しく対応した電源電圧(±Vc)が図7に示す
ように供給されるので、アンプの消費電力を最小限に低
減して、アンプの高効率化を図ることができる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
BTL型の回路をオーディオアンプの場合に用いた場
合、左チャンネルと右チャンネルの各々に図6に示すよ
うなBTL回路を設ける必要があった。BTL回路の場
合、図6に示すように1つのチャンネルについて2つの
アンプが必要であるために、左,右の2チャンネルにつ
いて2×2=4個のアンプが必要となる。従って、素子
数が増大して、特にハイブリッドICに当該回路を搭載
する場合に、高集積化の妨げになるなどの問題が生じて
いた。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、図1に示すように、左チャンネ
ルの入力信号(SL)を増幅し、第1のスピーカ(12
L)に左チャンネルの増幅信号(ZL)を出力する第1
のアンプ(11L)と、右チャンネルの入力信号(S
R)の位相を反転したのちに増幅し、第2のスピーカ
(12R)に右チャンネルの増幅信号(ZL)を出力す
る第2のアンプ(11R)と、左チャンネルの入力信号
(SL)を絶対値化する第1の絶対値化回路(13L)
と、右チャンネルの入力信号(SR)を絶対値化する第
2の絶対値化回路(13R)と、前記絶対値化された左
チャンネルの入力信号(SL)と前記絶対値化された右
チャンネルの入力信号(SR)とのいずれかを選択する
OR回路(14)と、前記OR回路(14)によって選
択された絶対値化された入力信号をPWM変調してチョ
ッパ電源(16)を駆動するPWM回路(15)と、前
記PWM回路(15)の駆動に基づいて、入力信号(S
L.SR)の変動に応じて変動する電源電圧(±Vc)
を前記第1,第2のアンプ(11L,11R)に供給す
るチョッパ電源(16)とを有することにより、従来の
BTL回路に比して素子数を低減しつつ、増幅回路の高
効率化を図ることが可能になる増幅回路を提供するもの
である。 【0011】 【作 用】本発明に係る増幅回路によれば、図1に示す
ように第1のアンプ(11L)と、第2のアンプ(11
R)と、第1のスピーカ(12L)と、第2のスピーカ
(12R)と、第1の絶対値化回路(13L)と、第2
の絶対値化回路(13R)と、OR回路(14)と、P
WM回路(15)と、チョッパ電源(16)とを有す
る。 【0012】すなわち、第1のアンプ(11L)によっ
て左チャンネルの入力信号(SL)が増幅された左チャ
ンネルの増幅信号(ZL)が第1のスピーカ(12L)
に出力され、第2のアンプ(11R)によって右チャン
ネルの入力信号(SR)の位相が反転されたのちに増幅
された右チャンネルの増幅信号(ZL)が、第1のスピ
ーカ(12L)と逆位相になっている第2のスピーカ
(12R)に出力され、第1の絶対値化回路(13L)
によって左チャンネルの入力信号(SL)が絶対値化さ
れ、同時に第2の絶対値化回路(13R)によって右チ
ャンネルの入力信号(SR)が絶対値化され、絶対値化
された左チャンネルの入力信号(SL)と絶対値化され
た右チャンネルの入力信号(SR)とのいずれか大きい
方がOR回路(14)によって選択され、OR回路(1
4)によって選択された絶対値化された入力信号がPW
M回路(15)によってPWM変調されてチョッパ電源
(16)が駆動され、チョッパ電源(16)によって、
入力信号(SL.SR)の変動に応じて変動する電源電
圧(±Vc)が第1,第2のアンプ(11L,11R)
に供給される。 【0013】一般にオーディオ信号の場合、左チャンネ
ルの入力信号(SL)と右チャンネルの入力信号(S
R)とは完全に一致しないまでもある程度の相関性を持
っている。従って、左チャンネルの入力信号(SL)が
正側に振れているときには右チャンネルの入力信号(S
R)も正側に振れているので、左チャンネルの増幅信号
(ZL)は正に振れ、右チャンネルの増幅信号(ZR)
はインバータ(17)によって反転された信号(SR
1)が増幅されているので負に振れている。 【0014】また、逆に左チャンネルの入力信号(S
L)が負側に振れているときには左チャンネルの増幅信
号(ZL)は負に振れ、右チャンネルの増幅信号(Z
R)は正に振れている。よって、BTL回路と同様にチ
ョッパ電源の負荷となる増幅信号(ZL,ZR)の電圧
は常に正側と負側とでほぼ同一になっているので、従来
のように片側の負荷が0になることで図5に示すように
最大電圧が供給されることを抑止することができる。 【0015】これにより、入力信号(SI)に対応した
電源電圧(±Vc)が図2に示すように供給されるの
で、アンプの消費電力を低減して、アンプの高効率化を
図ることが可能になる。しかも、左チャンネルと右チャ
ンネルの2チャンネルにそれぞれ2個のアンプを用いる
ことで素子数が増大していたBTL回路を用いていない
ので、素子数を大幅に減少することができ、当該回路を
ハイブリッドICに搭載するような場合には、集積度を
向上させることができ、コストを低減することができる
ので、特に有効である。 【0016】 【実施例】以下で本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。本発明の実施例に係る増幅回路は、図
1に示すように、第1,第2のアンプ(11L,11
R),第1,第2のスピーカ(12L,12R),第
1,第2の絶対値化回路(13L,13R),OR回路
(14),PWM回路(15)及びチョッパ電源(1
6)からなり、左チャンネルのオーディオ入力信号であ
る左チャンネルの入力信号(SL)と右チャンネルのオ
ーディオ入力信号である右チャンネルの入力信号(S
R)とをそれぞれ増幅して左チャンネルに対応する左チ
ャンネルの増幅信号(ZL)と、右チャンネルに対応す
る右チャンネルの増幅信号(ZR)を生成して、第1、
第2のスピーカ(12L,12R)にそれぞれ出力させ
るオーディオアンプである。 【0017】第1のアンプ(11L)は、左チャンネル
の入力信号(SL)を増幅して左チャンネルの増幅信号
(ZL)を生成し、第1のスピーカ(12L)に出力す
る回路である。第2のアンプ(11R)は、右チャンネ
ルの入力信号(SR)を増幅して右チャンネルの増幅信
号(ZR)を生成し、第1のスピーカ(12L)と逆位
相になっている第2のスピーカ(12R)に出力する回
路である。 【0018】第1の絶対値化回路(13L)は、左チャ
ンネルの入力信号(SL)の絶対値をとり、OR回路
(14)に出力する回路である。第2の絶対値化回路
(13R)は、右チャンネルの入力信号(SR)の絶対
値をとり、OR回路(14)に出力する回路である。O
R回路(14)は、絶対値化された左チャンネルの入力
信号(SL)、右チャンネルの入力信号(SR)とのう
ち、いずれか大きい方を選択してPWM回路(15)に
出力する回路である。 【0019】PWM回路(15)は、OR回路(14)
からの絶対値化された入力信号(SL,SR)をPWM
変調してチョッパ電源(16)に供給する回路である。
チョッパ電源(16)は、スイッチング素子(SW1
1)とトランス(TR11)と整流回路(SC)とを有
し、PWM回路(15)の出力に基づいて、入力信号
(SL,SR)の大小に応じて変動する電源電圧(±V
c)を第1,第2のアンプ(11L,11R)に供給す
る回路である。 【0020】当該回路の動作を以下で説明する。まず、
左チャンネルの増幅信号(ZL)と右チャンネルの増幅
信号(ZR)とが第1の絶対値化回路(13L)、第2
の絶対値化回路(13R)によってそれぞれ絶対値化さ
れ、OR回路(14)に出力される。次いで、絶対値化
された第1、右チャンネルの増幅信号(ZL,ZR)の
うちいずれか大きい方の信号がOR回路(14)によっ
て選択されてPWM回路(15)に出力される。 【0021】その後、OR回路(14)の出力信号がP
WM回路(15)によってPWM変調され、チョッパ電
源(16)に出力される。次いで、チョッパ電源(1
6)によって、スイッチング素子(SW11)がスイッ
チング動作して、トランス(TR11)に電流が供給/
非供給され、整流回路(SC)によって整流されること
により、増幅信号に応じて変動する電源電圧(±Vc)
が生成されて第1,第2のアンプ(11L,11R)に
それぞれ供給される。 【0022】一方、左チャンネルの入力信号(SL)は
第1のアンプ(11L)に入力され、第1のアンプ(1
1L)によって増幅されて左チャンネルの増幅信号(Z
L)が生成される。これと同時に右チャンネルの入力信
号(SR)はインバータ(17)によって反転され、反
転された右チャンネルの入力信号(SR1)が第2のア
ンプ(11R)に入力され、第2のアンプ(11R)に
よって増幅されて右チャンネルの増幅信号(ZR)が生
成される。 【0023】次いで、左チャンネルの増幅信号(ZL)
は第1のスピーカ(12L)に、右チャンネルの増幅信
号(ZR)は第2のスピーカ(12R)にそれぞれ出力
されて、それぞれのチャンネルに対応した音声信号が出
力される。なお、右チャンネルの増幅信号(ZR)は上
述のように位相が反転しているが、上述のように第2の
スピーカ(12R)の位相は反転しているので、結局第
2のスピーカ(12R)から出力される音声信号の位相
は元に戻っている。 【0024】以上説明したように、本実施例に係る増幅
回路によれば、図1に示すように第1のアンプ(11
L)と、第2のアンプ(11R)と、第1のスピーカ
(12L)と、第2のスピーカ(12R)と、第1の絶
対値化回路(13L)と、第2の絶対値化回路(13
R)と、OR回路(14)と、PWM回路(15)と、
チョッパ電源(16)とを有する。 【0025】一般にオーディオ信号の場合、左チャンネ
ルの入力信号(SL)と右チャンネルの入力信号(S
R)とは、図2のグラフに示すように、完全に一致しな
いまでもある程度の相関性を持っている。従って、左チ
ャンネルの入力信号(SL)が正側に振れているときに
は右チャンネルの入力信号(SR)も正側に振れている
ので、増幅信号を見ると、左チャンネルの増幅信号(Z
L)は正に振れ、右チャンネルの増幅信号(ZR)はイ
ンバータ(17)によって反転されているので負に振れ
ている。 【0026】逆に、左チャンネルの入力信号(SL)が
負に振れているときには左チャンネルの増幅信号(Z
L)が負に振れ、右チャンネルの増幅信号(ZR)は正
に振れている。よって、BTL回路と同様に、チョッパ
電源(16)の負荷となる増幅信号(ZL,ZR)の電
圧は常に正側と負側とでほぼ同一になっているので、従
来のように片側の負荷が0になることで図5に示すよう
に最大電圧が供給されることを抑止することができる。 【0027】これにより、入力信号(SI)に対応した
電源電圧(±Vc)が図2に示すように供給されるの
で、アンプの消費電力を低減して、アンプの高効率化を
図ることが可能になる。しかも、左チャンネルと右チャ
ンネルの2チャンネルにそれぞれ2個のアンプを用いる
ことで素子数が増大していたBTL回路を用いていない
ので、素子数を大幅に削減することができ、当該回路を
ハイブリッドICに搭載するような場合には、集積度を
向上させることができ、コストを低減することができる
ので、特に有効である。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る増幅
回路によれば、第1のアンプ(11L)と、第2のアン
プ(11R)と、第1のスピーカ(12L)と、第2の
スピーカ(12R)と、第1の絶対値化回路(13L)
と、第2の絶対値化回路(13R)と、OR回路(1
4)と、PWM回路(15)と、チョッパ電源(16)
とを有する。 【0029】このため、BTL回路と同様にチョッパ電
源の負荷は常に正と負とで同一になっているので、増幅
信号(SI)に対応した電源電圧(±Vc)が供給され
るので、アンプの消費電力を最小限に低減することがで
き、アンプの効率を向上させることが可能になる。しか
も、左チャンネルと右チャンネルの2チャンネルにそれ
ぞれ2個のアンプを用いることで素子数が増大していた
BTL回路を用いていないので、素子数を大幅に減少す
ることができ、当該回路をハイブリッドICに搭載する
ような場合には、集積度を向上させることができ、コス
トを低減することができるので、特に有効である。
しく言えば、信号の大小に応じて変動する電源電圧を供
給することで、アンプの高効率化を図ることが可能とな
る増幅回路に関する物である。 【0002】 【従来の技術】以下で、従来例に係るオーディオアンプ
について図3を参照しながら説明する。従来例に係るオ
ーディオアンプは、図3に示すように、絶対値回路
(1)、PWM回路(2)及びチョッパ電源(3)から
なる電源回路が、入力信号(SI)を増幅して増幅信号
(ZS)を出力するアンプ(4)に、増幅信号(ZS)
の大小に応じて変動する電源電圧(±Vc)を供給する
ことにより、アンプの損失電力を低減してアンプの高効
率化を図っている回路である。 【0003】当該回路によれば、まず増幅信号(ZS)
が絶対値回路(1)によって絶対値化され、PWM回路
(2)に出力される。次いで、それに基づいてチョッパ
電源(3)がスイッチング駆動され、図4に示すように
入力信号(SI)の大小に応じて変動する正負対称の電
源電圧(±Vc)が生成されて、アンプ(4)に供給さ
れるはずであった。 【0004】しかし、実際には図4のグラフに示すよう
な動作をしない。例えば入力信号(SI)が正に振れて
いる場合には、増幅信号(ZS)も当然正に振れている
わけであるが、このとき負荷に流れる電流は全て正の電
源電圧(+Vc)から供給され、負の電源電圧(−V
c)の負荷が殆どない状態になっている。すると、その
とき、チョッパ電源(3)の負の電源電圧(−Vc)を
生成する側のコンデンサは、仮にPMWのデューティが
十分小さくとも、電荷が充電される一方で、負の電源電
圧(−Vc)は入力信号(SI)と全く関係なく、図5
に示すように極めて短時間で最大電圧まで達してしま
う。 【0005】入力信号(SI)が負に振れている場合に
は、同様にして正側の電源電圧(+Vc)が図5のグラ
フに示すように最大電圧にまで達してしまうので、入力
信号(SI)にほとんど依存せず、非常に高い電源電圧
(±Vc)が供給されてしまうために、アンプによる電
力損失が甚だしく大きくなってしまうという問題が生じ
ていた。 【0006】これを解決すべく、電源回路としては図3
に示す絶対値回路(1),PWM回路(2)及びチョッ
パ電源(3)を用いて、アンプを図6に示すようなBT
L(Balanced Transformer-less)回路に代える回路が
提案されている。この回路は、図6に示すように、第1
のアンプ(5)と第2のアンプ(6)との出力の間にス
ピーカなどの負荷が接続されてなる回路である。 【0007】当該回路によれば、第2のアンプ(6)の
入力側にインバータ(7)が接続されていることによ
り、第1のアンプ(5)に入力される入力信号(SI)
の反転信号(SI1)が第2のアンプ(6)に入力され
ることにより、互いに位相が反転している第1,第2の
増幅信号(ZS1,ZS2)が常時出力されている。例
えば、図7のグラフに示すように、入力信号(SI)が
正に振れている間には正に振れている第1の増幅信号
(ZS1)が第1のアンプ(5)から出力され、同時に
負に振れている第2の増幅信号(ZS2)が第2のアン
プ(6)から出力されている。 【0008】よって、不図示のチョッパ電源の負荷とな
る増幅信号(ZS1,ZS2)による負荷電流は常に正
側と負側とで同じ値になっているので、入力信号(S
I)に正しく対応した電源電圧(±Vc)が図7に示す
ように供給されるので、アンプの消費電力を最小限に低
減して、アンプの高効率化を図ることができる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
BTL型の回路をオーディオアンプの場合に用いた場
合、左チャンネルと右チャンネルの各々に図6に示すよ
うなBTL回路を設ける必要があった。BTL回路の場
合、図6に示すように1つのチャンネルについて2つの
アンプが必要であるために、左,右の2チャンネルにつ
いて2×2=4個のアンプが必要となる。従って、素子
数が増大して、特にハイブリッドICに当該回路を搭載
する場合に、高集積化の妨げになるなどの問題が生じて
いた。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、図1に示すように、左チャンネ
ルの入力信号(SL)を増幅し、第1のスピーカ(12
L)に左チャンネルの増幅信号(ZL)を出力する第1
のアンプ(11L)と、右チャンネルの入力信号(S
R)の位相を反転したのちに増幅し、第2のスピーカ
(12R)に右チャンネルの増幅信号(ZL)を出力す
る第2のアンプ(11R)と、左チャンネルの入力信号
(SL)を絶対値化する第1の絶対値化回路(13L)
と、右チャンネルの入力信号(SR)を絶対値化する第
2の絶対値化回路(13R)と、前記絶対値化された左
チャンネルの入力信号(SL)と前記絶対値化された右
チャンネルの入力信号(SR)とのいずれかを選択する
OR回路(14)と、前記OR回路(14)によって選
択された絶対値化された入力信号をPWM変調してチョ
ッパ電源(16)を駆動するPWM回路(15)と、前
記PWM回路(15)の駆動に基づいて、入力信号(S
L.SR)の変動に応じて変動する電源電圧(±Vc)
を前記第1,第2のアンプ(11L,11R)に供給す
るチョッパ電源(16)とを有することにより、従来の
BTL回路に比して素子数を低減しつつ、増幅回路の高
効率化を図ることが可能になる増幅回路を提供するもの
である。 【0011】 【作 用】本発明に係る増幅回路によれば、図1に示す
ように第1のアンプ(11L)と、第2のアンプ(11
R)と、第1のスピーカ(12L)と、第2のスピーカ
(12R)と、第1の絶対値化回路(13L)と、第2
の絶対値化回路(13R)と、OR回路(14)と、P
WM回路(15)と、チョッパ電源(16)とを有す
る。 【0012】すなわち、第1のアンプ(11L)によっ
て左チャンネルの入力信号(SL)が増幅された左チャ
ンネルの増幅信号(ZL)が第1のスピーカ(12L)
に出力され、第2のアンプ(11R)によって右チャン
ネルの入力信号(SR)の位相が反転されたのちに増幅
された右チャンネルの増幅信号(ZL)が、第1のスピ
ーカ(12L)と逆位相になっている第2のスピーカ
(12R)に出力され、第1の絶対値化回路(13L)
によって左チャンネルの入力信号(SL)が絶対値化さ
れ、同時に第2の絶対値化回路(13R)によって右チ
ャンネルの入力信号(SR)が絶対値化され、絶対値化
された左チャンネルの入力信号(SL)と絶対値化され
た右チャンネルの入力信号(SR)とのいずれか大きい
方がOR回路(14)によって選択され、OR回路(1
4)によって選択された絶対値化された入力信号がPW
M回路(15)によってPWM変調されてチョッパ電源
(16)が駆動され、チョッパ電源(16)によって、
入力信号(SL.SR)の変動に応じて変動する電源電
圧(±Vc)が第1,第2のアンプ(11L,11R)
に供給される。 【0013】一般にオーディオ信号の場合、左チャンネ
ルの入力信号(SL)と右チャンネルの入力信号(S
R)とは完全に一致しないまでもある程度の相関性を持
っている。従って、左チャンネルの入力信号(SL)が
正側に振れているときには右チャンネルの入力信号(S
R)も正側に振れているので、左チャンネルの増幅信号
(ZL)は正に振れ、右チャンネルの増幅信号(ZR)
はインバータ(17)によって反転された信号(SR
1)が増幅されているので負に振れている。 【0014】また、逆に左チャンネルの入力信号(S
L)が負側に振れているときには左チャンネルの増幅信
号(ZL)は負に振れ、右チャンネルの増幅信号(Z
R)は正に振れている。よって、BTL回路と同様にチ
ョッパ電源の負荷となる増幅信号(ZL,ZR)の電圧
は常に正側と負側とでほぼ同一になっているので、従来
のように片側の負荷が0になることで図5に示すように
最大電圧が供給されることを抑止することができる。 【0015】これにより、入力信号(SI)に対応した
電源電圧(±Vc)が図2に示すように供給されるの
で、アンプの消費電力を低減して、アンプの高効率化を
図ることが可能になる。しかも、左チャンネルと右チャ
ンネルの2チャンネルにそれぞれ2個のアンプを用いる
ことで素子数が増大していたBTL回路を用いていない
ので、素子数を大幅に減少することができ、当該回路を
ハイブリッドICに搭載するような場合には、集積度を
向上させることができ、コストを低減することができる
ので、特に有効である。 【0016】 【実施例】以下で本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。本発明の実施例に係る増幅回路は、図
1に示すように、第1,第2のアンプ(11L,11
R),第1,第2のスピーカ(12L,12R),第
1,第2の絶対値化回路(13L,13R),OR回路
(14),PWM回路(15)及びチョッパ電源(1
6)からなり、左チャンネルのオーディオ入力信号であ
る左チャンネルの入力信号(SL)と右チャンネルのオ
ーディオ入力信号である右チャンネルの入力信号(S
R)とをそれぞれ増幅して左チャンネルに対応する左チ
ャンネルの増幅信号(ZL)と、右チャンネルに対応す
る右チャンネルの増幅信号(ZR)を生成して、第1、
第2のスピーカ(12L,12R)にそれぞれ出力させ
るオーディオアンプである。 【0017】第1のアンプ(11L)は、左チャンネル
の入力信号(SL)を増幅して左チャンネルの増幅信号
(ZL)を生成し、第1のスピーカ(12L)に出力す
る回路である。第2のアンプ(11R)は、右チャンネ
ルの入力信号(SR)を増幅して右チャンネルの増幅信
号(ZR)を生成し、第1のスピーカ(12L)と逆位
相になっている第2のスピーカ(12R)に出力する回
路である。 【0018】第1の絶対値化回路(13L)は、左チャ
ンネルの入力信号(SL)の絶対値をとり、OR回路
(14)に出力する回路である。第2の絶対値化回路
(13R)は、右チャンネルの入力信号(SR)の絶対
値をとり、OR回路(14)に出力する回路である。O
R回路(14)は、絶対値化された左チャンネルの入力
信号(SL)、右チャンネルの入力信号(SR)とのう
ち、いずれか大きい方を選択してPWM回路(15)に
出力する回路である。 【0019】PWM回路(15)は、OR回路(14)
からの絶対値化された入力信号(SL,SR)をPWM
変調してチョッパ電源(16)に供給する回路である。
チョッパ電源(16)は、スイッチング素子(SW1
1)とトランス(TR11)と整流回路(SC)とを有
し、PWM回路(15)の出力に基づいて、入力信号
(SL,SR)の大小に応じて変動する電源電圧(±V
c)を第1,第2のアンプ(11L,11R)に供給す
る回路である。 【0020】当該回路の動作を以下で説明する。まず、
左チャンネルの増幅信号(ZL)と右チャンネルの増幅
信号(ZR)とが第1の絶対値化回路(13L)、第2
の絶対値化回路(13R)によってそれぞれ絶対値化さ
れ、OR回路(14)に出力される。次いで、絶対値化
された第1、右チャンネルの増幅信号(ZL,ZR)の
うちいずれか大きい方の信号がOR回路(14)によっ
て選択されてPWM回路(15)に出力される。 【0021】その後、OR回路(14)の出力信号がP
WM回路(15)によってPWM変調され、チョッパ電
源(16)に出力される。次いで、チョッパ電源(1
6)によって、スイッチング素子(SW11)がスイッ
チング動作して、トランス(TR11)に電流が供給/
非供給され、整流回路(SC)によって整流されること
により、増幅信号に応じて変動する電源電圧(±Vc)
が生成されて第1,第2のアンプ(11L,11R)に
それぞれ供給される。 【0022】一方、左チャンネルの入力信号(SL)は
第1のアンプ(11L)に入力され、第1のアンプ(1
1L)によって増幅されて左チャンネルの増幅信号(Z
L)が生成される。これと同時に右チャンネルの入力信
号(SR)はインバータ(17)によって反転され、反
転された右チャンネルの入力信号(SR1)が第2のア
ンプ(11R)に入力され、第2のアンプ(11R)に
よって増幅されて右チャンネルの増幅信号(ZR)が生
成される。 【0023】次いで、左チャンネルの増幅信号(ZL)
は第1のスピーカ(12L)に、右チャンネルの増幅信
号(ZR)は第2のスピーカ(12R)にそれぞれ出力
されて、それぞれのチャンネルに対応した音声信号が出
力される。なお、右チャンネルの増幅信号(ZR)は上
述のように位相が反転しているが、上述のように第2の
スピーカ(12R)の位相は反転しているので、結局第
2のスピーカ(12R)から出力される音声信号の位相
は元に戻っている。 【0024】以上説明したように、本実施例に係る増幅
回路によれば、図1に示すように第1のアンプ(11
L)と、第2のアンプ(11R)と、第1のスピーカ
(12L)と、第2のスピーカ(12R)と、第1の絶
対値化回路(13L)と、第2の絶対値化回路(13
R)と、OR回路(14)と、PWM回路(15)と、
チョッパ電源(16)とを有する。 【0025】一般にオーディオ信号の場合、左チャンネ
ルの入力信号(SL)と右チャンネルの入力信号(S
R)とは、図2のグラフに示すように、完全に一致しな
いまでもある程度の相関性を持っている。従って、左チ
ャンネルの入力信号(SL)が正側に振れているときに
は右チャンネルの入力信号(SR)も正側に振れている
ので、増幅信号を見ると、左チャンネルの増幅信号(Z
L)は正に振れ、右チャンネルの増幅信号(ZR)はイ
ンバータ(17)によって反転されているので負に振れ
ている。 【0026】逆に、左チャンネルの入力信号(SL)が
負に振れているときには左チャンネルの増幅信号(Z
L)が負に振れ、右チャンネルの増幅信号(ZR)は正
に振れている。よって、BTL回路と同様に、チョッパ
電源(16)の負荷となる増幅信号(ZL,ZR)の電
圧は常に正側と負側とでほぼ同一になっているので、従
来のように片側の負荷が0になることで図5に示すよう
に最大電圧が供給されることを抑止することができる。 【0027】これにより、入力信号(SI)に対応した
電源電圧(±Vc)が図2に示すように供給されるの
で、アンプの消費電力を低減して、アンプの高効率化を
図ることが可能になる。しかも、左チャンネルと右チャ
ンネルの2チャンネルにそれぞれ2個のアンプを用いる
ことで素子数が増大していたBTL回路を用いていない
ので、素子数を大幅に削減することができ、当該回路を
ハイブリッドICに搭載するような場合には、集積度を
向上させることができ、コストを低減することができる
ので、特に有効である。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る増幅
回路によれば、第1のアンプ(11L)と、第2のアン
プ(11R)と、第1のスピーカ(12L)と、第2の
スピーカ(12R)と、第1の絶対値化回路(13L)
と、第2の絶対値化回路(13R)と、OR回路(1
4)と、PWM回路(15)と、チョッパ電源(16)
とを有する。 【0029】このため、BTL回路と同様にチョッパ電
源の負荷は常に正と負とで同一になっているので、増幅
信号(SI)に対応した電源電圧(±Vc)が供給され
るので、アンプの消費電力を最小限に低減することがで
き、アンプの効率を向上させることが可能になる。しか
も、左チャンネルと右チャンネルの2チャンネルにそれ
ぞれ2個のアンプを用いることで素子数が増大していた
BTL回路を用いていないので、素子数を大幅に減少す
ることができ、当該回路をハイブリッドICに搭載する
ような場合には、集積度を向上させることができ、コス
トを低減することができるので、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る増幅回路の回路図であ
る。 【図2】本発明の実施例に係る増幅回路の動作を説明す
るグラフである。 【図3】従来例に係る増幅回路の回路図である。 【図4】従来例に係る増幅回路の動作を説明する第1の
グラフである。 【図5】従来例に係る増幅回路の動作を説明する第2の
グラフである。 【図6】従来例に係るBTL型の増幅回路の回路図であ
る。 【図7】従来例に係るBTL型の増幅回路の回路の動作
を説明するグラフである。 【符号の説明】 (11L) 第1のアンプ (11R) 第2のアンプ (12L) 第1のスピーカ (12R) 第2のスピーカ (13L) 第1の絶対値化回路 (13R) 第2の絶対値化回路 (14) OR回路 (15) PWM回路 (16) チョッパ電源 (17) インバータ (SC) 整流回路 (SW11)スイッチング素子 (TR11)トランス (SL) 左チャンネルの入力信号 (SR) 右チャンネルの入力信号 (ZL) 左チャンネルの増幅信号 (ZR) 右チャンネルの増幅信号
る。 【図2】本発明の実施例に係る増幅回路の動作を説明す
るグラフである。 【図3】従来例に係る増幅回路の回路図である。 【図4】従来例に係る増幅回路の動作を説明する第1の
グラフである。 【図5】従来例に係る増幅回路の動作を説明する第2の
グラフである。 【図6】従来例に係るBTL型の増幅回路の回路図であ
る。 【図7】従来例に係るBTL型の増幅回路の回路の動作
を説明するグラフである。 【符号の説明】 (11L) 第1のアンプ (11R) 第2のアンプ (12L) 第1のスピーカ (12R) 第2のスピーカ (13L) 第1の絶対値化回路 (13R) 第2の絶対値化回路 (14) OR回路 (15) PWM回路 (16) チョッパ電源 (17) インバータ (SC) 整流回路 (SW11)スイッチング素子 (TR11)トランス (SL) 左チャンネルの入力信号 (SR) 右チャンネルの入力信号 (ZL) 左チャンネルの増幅信号 (ZR) 右チャンネルの増幅信号
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
H04R 3/00 310 H04R 3/00 310
5/04 5/04 Z
(56)参考文献 特開 昭56−136010(JP,A)
特開 昭60−62214(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03F 1/00 - 3/72
H03G 3/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 左チャンネルの入力信号(SL)を増幅
し、第1のスピーカ(12L)に左チャンネルの増幅信
号(ZL)を出力する第1のアンプ(11L)と、 右チャンネルの入力信号(SR)の位相を反転したのち
に増幅し、位相反転された第2のスピーカ(12R)に
右チャンネルの増幅信号(ZR)を出力する第2のアン
プ(11R)と、前記第1のアンプ(11L)で増幅された 左チャンネル
の増幅信号(ZL)を絶対値化する第1の絶対値化回路
(13L)と、 前記第2のアンプ(11R)で増幅された右チャンネル
の増幅信号(ZR)を絶対値化する第2の絶対値化回路
(13R)と、 前記絶対値化された左チャンネルの増幅信号(ZL)と
前記絶対値化された右チャンネルの増幅信号(ZR)と
のいずれか大きい信号を選択するOR回路(14)と、 前記OR回路(14)によって選択された絶対値化され
た増幅信号をPWM変調してチョッパ電源(16)を駆
動するPWM回路(15)と、 前記PWM回路(15)の駆動に基づいて、増幅信号
(ZL、ZR)の変動に応じて変動する電源電圧(±V
c)を前記第1、第2のアンプ(11L、11R)に供
給するチョッパ電源(16)とを有することを特徴とす
る増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17917694A JP3474929B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP17917694A JP3474929B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0846437A JPH0846437A (ja) | 1996-02-16 |
JP3474929B2 true JP3474929B2 (ja) | 2003-12-08 |
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ID=16061272
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006128915A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Nf Corp | 電力増幅器 |
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JP4555109B2 (ja) * | 2005-02-08 | 2010-09-29 | 本田技研工業株式会社 | Dc/dcコンバータ |
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1994
- 1994-07-29 JP JP17917694A patent/JP3474929B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2006128915A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Nf Corp | 電力増幅器 |
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