JP3474805B2 - 無線通信端末のソフトウェア変更方法及び無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末のソフトウェア変更方法及び無線通信端末

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JP3474805B2 JP21891899A JP21891899A JP3474805B2 JP 3474805 B2 JP3474805 B2 JP 3474805B2 JP 21891899 A JP21891899 A JP 21891899A JP 21891899 A JP21891899 A JP 21891899A JP 3474805 B2 JP3474805 B2 JP 3474805B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの無
線通信端末を様々な通信方式(PDC,PHS)や通信
プロトコル(PIAFS,HDLCなど)に適応させる
ために用いられる無線通信端末のソフトウェア変更方法
及び無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話などの移動体通信サー
ビスについては、互いに独立した様々な通信事業者によ
って提供されているため、それぞれのサービスの通信方
式や通信プロトコルは同一ではない。特に、移動体通信
サービスの通信方式や通信プロトコルは国毎に大きく異
なる場合が多いため、端末を所有する利用者が航空機な
どを利用して互いに異なる国の間を移動する場合には、
移動先の国で実施されているサービスに適合する端末を
所持していないと移動先では移動体通信サービスを受け
ることができない。
【0003】従って、旅行などで外国に移動する人は、
移動先の国で実施されているサービスに適合する専用の
移動体通信端末を所持する必要がある。もしも、複数の
国のサービスにそれぞれ適合可能なマルチファンクショ
ン型の無線通信端末を所持している場合には、1台の端
末を用いて移動前の国と移動後の国との双方でサービス
を受けることも可能である。
【0004】マルチファンクション型の無線通信端末と
しては、例えばスイッチの切り替えにより携帯電話とP
HSの両方の移動体通信サービスに適応可能な端末が存
在している。この端末は、携帯電話のサービスに適合す
る第1の通信ユニット及び第1の通信制御ユニットとP
HSのサービスに適合する第2の通信ユニット及び第2
の通信制御ユニットとをそれぞれ備え、ユーザが必要に
応じてサービスを選択できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、携帯電
話などの端末の利用者が航空機などで長距離を移動する
場合、移動先で移動体通信サービスを受けるためには移
動先のサービスに適合する専用の端末を所持しなければ
ならない。そのため、例えば利用者が様々な国や地域を
移動する場合には、利用対象となる無線通信サービスの
数が増え、それに伴って利用者が所持しなければならな
い端末の数が増大する。
【0006】複数の国のサービスにそれぞれ適合可能な
マルチファンクション型の無線通信端末を所持している
場合には、1台の端末を用いて移動前の国と移動後の国
との双方でサービスを受けることも可能である。しか
し、多数のサービスに適合可能なマルチファンクション
型の無線通信端末を実現するのは困難である。すなわ
ち、端末が対応するサービスの種類が増えるのに伴っ
て、ハードウェア及びソフトウェアの構成が複雑化し、
端末の容積の増大及び消費電力の増大を招くため、対応
するサービスの種類が増えると実用的ではなくなる。
【0007】また、端末の製造後にそれまでとは種類の
異なる新たなサービスが開始された場合には、そのサー
ビスに対応するための機能を追加することはできない。
本発明は、利用者が所持する1台の端末の機能を移動先
の移動体通信サービスに適合させて、移動先のサービス
に適合する専用端末やマルチファンクション型の無線通
信端末を所持する必要をなくするための無線通信端末の
ソフトウェア変更方法及び無線通信端末を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】例えば、広帯域な周波数
帯で利用可能なアンテナ技術としてマルチバンドアンテ
ナが知られている(文献1:A.Strugatsky, C.H.Walter
“Multimode Multiband Antenna”,Tactical Communica
tions Conference, Vol.1,pp.281-295,1992)。また、
DSP(Digital Signal Processor)を利用することに
より、変復調器やフィルタ等の機能をソフトウェアで実
現することが可能である(文献2:J.Mitola, III“The
Software Radio Architecture”,IEEE Comm. Mag. Vo
l.33,No5,pp.26-38,1995)。
【0009】従って、携帯電話などの1台の端末のソフ
トウェアモジュールを変更するだけで、その端末を様々
な通信方式や様々なプロトコルのサービスに適応させる
ことができる。
【0010】また、利用者が外国などに移動する場合に
は、一般に航空機や船舶などの交通機関を利用すること
になるが、これらの交通機関の運行スケジュール(時刻
表)は予め決定されている。また、仮に悪天候などによ
りスケジュールに変更があった場合でも変更後のスケジ
ュールの情報を入手することはできる。従って、利用者
が交通機関で移動している最中には、その利用者の移動
先を特定することができる。また、移動先が分かればそ
こで行われている移動体通信サービスの通信方式やプロ
トコルも特定することも可能である。
【0011】そこで、本発明では交通機関の運行スケジ
ュールを利用して利用者及び無線通信端末の移動先を特
定し、その移動先で提供されている無線通信サービスに
対応したソフトウェアモジュールを所定のサーバ装置か
ら無線通信端末に対して転送し、無線通信端末のソフト
ウェアを書き換える。これにより、専用端末などを所持
していなくても、利用者が通常利用している無線通信端
末を移動先でもそのまま利用して、異なる無線通信環境
下における無線通信サービスを受けることができる。
【0012】すなわち、請求項1は、無線通信端末が予
め定めた移動スケジュールに従って移動する場合に、前
記無線通信端末の通信方式及び通信プロトコルの少なく
とも一方を決定する無線通信端末に搭載されたソフトウ
ェアモジュールをサーバ装置を用いて変更するための無
線通信端末のソフトウェア変更方法であって、前記サー
バ装置側では、複数のソフトウェアモジュールを保持
し、前記無線通信端末の移動スケジュールに応じた移動
先の情報を保持するデータベースを利用して前記無線通
信端末の移動先を把握し、その移動先に予め関連付けら
れた特定のソフトウェアモジュールを選択し、選択した
ソフトウェアモジュールを前記無線通信端末に対して送
出し、前記サーバ装置が送出したソフトウェアモジュー
ルによって前記無線通信端末に搭載されたソフトウェア
モジュールの少なくとも一部分を自動的に書き換えるこ
とを特徴とする。
【0013】前記サーバ装置側には、複数のソフトウェ
アモジュールが予め保持されている。そして、前記サー
バ装置は無線通信端末の移動スケジュールに応じた移動
先の情報を保持するデータベースを利用して前記無線通
信端末の移動先を把握する。利用者及び無線通信端末が
航空機で移動する場合、例えば前記航空機にサーバ装置
を搭載しておけば、サーバ装置を搭載した航空機を特定
することにより、その移動スケジュールを入手すること
が可能であり、その移動スケジュールに基づいて利用者
及び無線通信端末の移動先も特定できる。
【0014】そこで、サーバ装置は、特定した移動先に
予め関連付けられた特定のソフトウェアモジュールを選
択し、そのソフトウェアモジュールを前記無線通信端末
に対して送出する。このソフトウェアモジュールを前記
無線通信端末で受信し、無線通信端末のソフトウェアモ
ジュールと入れ替える(書き換える)ことにより、移動
先で前記無線通信端末をそのまま利用できるように、前
記無線通信端末の機能を変更することができる。
【0015】無線通信端末のソフトウェアモジュールを
入れ替えることで移動先のサービスに適応可能にするの
で、ハードウェア構成の複雑化,端末の容積の増大,消
費電力の増大などを避けることができる。しかも、移動
先に応じて適切なソフトウェアモジュールが自動的に選
択されるので操作が簡単である。請求項2は、請求項1
の無線通信端末のソフトウェア変更方法において、前記
サーバ装置が送出するソフトウェアモジュールを受信し
てそのソフトウェアモジュールを前記無線通信端末に転
送する中継装置を利用するとともに、前記中継装置と前
記無線通信端末とを有線もしくは無線で接続することを
特徴とする。
【0016】請求項2では、中継装置を介して前記サー
バ装置から前記無線通信端末にソフトウェアモジュール
を転送するので、例えば航空機の機内のように、ソフト
ウェアモジュールの書き換え対象となる無線通信端末が
多数存在する場合には、多数の中継装置を並列に用いる
ことにより同時に複数の無線通信端末にソフトウェアモ
ジュールを転送することができるので、各無線通信端末
のデータ転送速度が遅い場合であっても短時間でソフト
ウェアモジュールを転送できる。
【0017】請求項3は、請求項1の無線通信端末のソ
フトウェア変更方法において、前記サーバ装置と前記無
線通信端末との間を書き換え専用の無線チャネルを用い
て接続し、前記ソフトウェアモジュールを前記サーバ装
置から無線通信端末に転送することを特徴とする。請求
項3では、書き換え専用の無線チャネルを用いてサーバ
装置から無線通信端末にソフトウェアモジュールを転送
するので、例えば放送のような形態を用いれば1台のサ
ーバ装置から多数の無線通信端末に対して同時にソフト
ウェアモジュールを転送できる。また、ソフトウェアモ
ジュールを無線チャネルで転送するので中継装置を設け
る必要もない。
【0018】請求項4は、請求項1の無線通信端末のソ
フトウェア変更方法において、前記サーバ装置側では、
前記無線通信端末がソフトウェアの更新を要求した時刻
に基づいて前記無線通信端末の移動先を識別することを
特徴とする。例えば航空機の場合、1つの機体で様々な
地点を経由しながら順次に移動する場合もあるので、同
一の機体に搭載された無線通信端末やサーバ装置であっ
てもその移動先は時刻に応じて変化する可能性がある。
無線通信端末がソフトウェアの更新を要求した時刻に基
づいて移動スケジュールを参照することにより、前記無
線通信端末の適切な移動先を識別できる。
【0019】請求項5は、無線通信端末が予め定めた移
動スケジュールに従って移動する場合に、前記無線通信
端末の通信方式及び通信プロトコルの少なくとも一方を
決定する無線通信端末に搭載されたソフトウェアモジュ
ールをサーバ装置を用いて変更するための無線通信端末
のソフトウェア変更方法であって、前記無線通信端末か
らサーバ装置に向かって書き換え要求信号を送出し、前
記書き換え要求信号に対する応答として前記サーバ装置
が送出したソフトウェアモジュールを前記無線通信端末
で受信し、前記無線通信端末では、前記ソフトウェアモ
ジュールに関する受信が完了した後で前記無線通信端末
が利用しているソフトウェアモジュールを受信した別の
ソフトウェアモジュールで書き換えることを特徴とす
る。
【0020】請求項5では、無線通信端末はサーバ装置
からのソフトウェアモジュールの受信が完了した後で前
記無線通信端末が利用しているソフトウェアモジュール
を受信した別のソフトウェアモジュールで書き換える。
従って、通常は利用する単一の移動体通信サービスに適
合する1組のソフトウェアモジュールだけが無線通信端
末上に配置される。複数組のソフトウェアモジュールを
保持する必要がないので、無線通信端末の消費電力の低
減などに役立つ。
【0021】請求項6の無線通信端末は、移動体通信サ
ービスを受けるための無線通信手段と、前記無線通信手
段の通信方式及び通信プロトコルの少なくとも一方を決
定するソフトウェアを保持するメモリ手段と、前記メモ
リ手段に保持されたソフトウェアとは異なるソフトウェ
アモジュールを受信するための外部インタフェースと、
前記メモリ手段に保持したソフトウェアを前記外部イン
タフェースから受信したソフトウェアモジュールによっ
て書き換える書き換え手段とを設けるとともに、前記書
き換え手段には、前記外部インタフェースを介して前記
ソフトウェアモジュールの送出元に対し所定の書き換え
開始要求信号を送出し、当該書き換え開始要求信号に対
する応答信号を受信した後に前記ソフトウェアモジュー
ルを受信し、受信に失敗した場合には再度書き換え開始
要求信号を送出する手段を設けたことを特徴とする。
【0022】請求項6の無線通信端末は、外部インタフ
ェースから受信したソフトウェアモジュールによってそ
れ自身のソフトウェアを書き換えることができるので、
実施されている移動体通信サービスに応じて通信方式や
通信プロトコルを変更することができる。更に、受信に
失敗した不完全なソフトウェアモジュールによって無線
通信端末のソフトウェアが書き換えられるのを防止でき
るため、誤動作の発生を防止できる。請求項7の無線通
信端末のソフトウェア変更方法は、無線通信端末が予め
定めた移動スケジュールに従って移動する場合に、前記
無線通信端末の通信方式及び通信プロトコルの少なくと
も一方を決定する無線通信端末に搭載されたソフトウェ
アモジュールを、無線通信端末を運搬する交通機関に搭
載したサーバ装置を用いて変更するための無線通信端末
のソフトウェア変更方法であって、前記サーバ装置と所
定のセンタ装置との間を通信回線で無線接続し、前記セ
ンタ装置側では、複数のソフトウェアモジュールを保持
し、前記交通機関の移動スケジュールに応じた移動先の
情報を保持するデータベースを利用して前記無線通信端
末の移動先を把握し、その移動先に予め関連付けられた
特定のソフトウェアモジュールを選択し、選択したソフ
トウェアモジュールを前記サーバ装置に対して送出し、
前記サーバ装置側では、前記センタ装置から受信したソ
フトウェアモジュールを蓄積し、蓄積された少なくとも
一部のソフトウェアモジュールを前記無線通信端末に対
して送出し、前記サーバ装置が送出したソフトウェアモ
ジュールによって前記無線通信端末に搭載されたソフト
ウェアモジュールの少なくとも一部分を自動的に書き換
えることを特徴とする。
【0023】請求項7では、請求項1と同様にソフトウ
ェアモジュールがサーバ装置から無線通信端末に対して
転送される。また、サーバ装置が保持するソフトウェア
モジュールは、センタ装置から転送される。無線通信端
末の移動先の把握及びソフトウェアモジュールの選択は
センタ装置で実施される。例えばサーバ装置を航空機な
どの交通機関に搭載する場合には、サーバ装置を特定す
ることにより航空機を特定しその移動先を特定できる。
サーバ装置には多数の地域のそれぞれで必要とされるソ
フトウェアモジュールの一部分だけ(移動先に対応する
もののみ)を蓄積すればよいので、サーバ装置の構造の
簡略化や消費電力の低減に役立つ。
【0024】請求項8は、請求項7の無線通信端末のソ
フトウェア変更方法において、前記サーバ装置が送出す
るソフトウェアモジュールを受信してそのソフトウェア
モジュールを前記無線通信端末に転送する中継装置を利
用するとともに、前記中継装置と前記無線通信端末とを
有線もしくは無線で接続することを特徴とする。請求項
8では、中継装置を介して前記サーバ装置から前記無線
通信端末にソフトウェアモジュールを転送するので、例
えば航空機の機内のように、ソフトウェアモジュールの
書き換え対象となる無線通信端末が多数存在する場合に
は、多数の中継装置を並列に用いることにより同時に複
数の無線通信端末にソフトウェアモジュールを転送する
ことができるので、各無線通信端末のデータ転送速度が
遅い場合であっても短時間でソフトウェアモジュールを
転送できる。
【0025】請求項9は、請求項7の無線通信端末のソ
フトウェア変更方法において、前記サーバ装置と前記無
線通信端末との間を書き換え専用の無線チャネルを用い
て接続し、前記ソフトウェアモジュールを前記サーバ装
置から無線通信端末に転送することを特徴とする。請求
項9では、書き換え専用の無線チャネルを用いてサーバ
装置から無線通信端末にソフトウェアモジュールを転送
するので、例えば放送のような形態を用いれば1台のサ
ーバ装置から多数の無線通信端末に対して同時にソフト
ウェアモジュールを転送できる。また、ソフトウェアモ
ジュールを無線チャネルで転送するので中継装置を設け
る必要もない。
【0026】請求項10は、請求項7の無線通信端末の
ソフトウェア変更方法において、前記サーバ装置では、
それに蓄積されたソフトウェアモジュールの有無を識別
し、蓄積されたソフトウェアモジュールが存在しない場
合には前記サーバ装置から前記センタ装置に対して要求
信号を送出し、前記サーバ装置が前記無線通信端末から
要求信号を受けた場合に蓄積されたソフトウェアモジュ
ールが前記サーバ装置上に存在する場合には、前記セン
タ装置に対する要求信号の送出を省略することを特徴と
する。
【0027】請求項10では、必要なソフトウェアモジ
ュールがサーバ装置に存在しない場合だけサーバ装置と
センタ装置との間で通信を行えばよいので、サーバ装置
とセンタ装置との間の無駄なデータ伝送を省略できる。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の無
線通信端末のソフトウェア変更方法及び無線通信端末の
1つの実施の形態について図1〜図9,図17及び図1
8を参照して説明する。この形態は、請求項1,請求項
2,請求項4〜請求項6に対応する。
【0029】図1はこの形態の書き換えシステムの構成
を示すブロック図である。図2は無線通信端末の構成例
を示すブロック図である。図3はこの形態の書き換えサ
ーバの構成例を示すブロック図である。図4は書き換え
端末の構成例を示すブロック図である。図5は無線通信
端末及び書き換え端末の動作を示すフローチャートであ
る。図6はこの形態の書き換えサーバの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0030】図7は時刻表データベースの構成例を示す
模式図である。図8は行き先別モジュール指定テーブル
の構成例を示す模式図である。図9は書き換えサーバ及
び書き換え端末の配置例を示す平面図である。図17は
無線通信端末の移動例を示す模式図である。図18は移
動時の無線通信端末の状態を示すタイムチャートであ
る。
【0031】この形態では、請求項1の無線通信端末及
びサーバ装置はそれぞれ無線通信端末10及び書き換え
サーバ30に対応し、請求項2の中継装置は書き換え端
末20に対応する。また、請求項6の無線通信手段,メ
モリ手段,外部インタフェース及び書き換え手段は、そ
れぞれ無線通信回路11,通信制御用メモリ12,外部
インタフェース14及び書き換え制御ユニット13に対
応する。
【0032】図1に示す書き換えシステムは、無線通信
端末10,書き換え端末20及び書き換えサーバ30で
構成されている。書き換えサーバ30は、多数の書き換
え端末20(1)〜20(N)との間でそれぞれ通信すること
ができる。また、書き換え端末20(1)〜20(N)にはそ
れぞれ1つの無線通信端末10を接続してある。無線通
信端末10は、携帯電話やPHS端末などに相当する。
【0033】この書き換えシステムは、例えば図9に示
すような旅客機や船舶などの交通機関に搭載される。図
9の例では、旅客機に1台の書き換えサーバ30が搭載
され、乗客が利用する各シートにそれぞれ書き換え端末
20が配置されている。従って、それぞれのシートを利
用する乗客は、各自が携帯する無線通信端末10を書き
換え端末20と接続することができる。全ての書き換え
端末20は、同一の構成になっている。
【0034】図2に示すように、無線通信端末10は無
線通信回路11,通信制御用メモリ12,書き換え制御
ユニット13及び外部インタフェース14を備えてい
る。無線通信回路11は、一般的な携帯電話などと同様
の無線通信機能を実現するためのハードウェアである。
但し、無線通信回路11における通信方式(PDC,P
HSなど)や通信プロトコル(PIAFS,HDLCな
ど)についてはソフトウェアで実現されている。例え
ば、前記文献2の技術を採用することにより、通信方式
に応じた変復調やフィルタの処理をソフトウェアで実現
できる。
【0035】無線通信回路11の動作を決定するソフト
ウェア(プログラムやデータ)は、ソフトウェアモジュ
ールとして通信制御用メモリ12に保持されている。従
って、通信制御用メモリ12に保持するソフトウェアモ
ジュールの内容を書き換えれば、各地域で実施されてい
る様々な種類の移動体通信サービスに適応するように、
無線通信端末10の通信方式や通信プロトコルを変更す
ることができる。
【0036】通信制御用メモリ12に保持するソフトウ
ェアモジュールの内容を書き換えるために、書き換え制
御ユニット13が設けてある。書き換え制御ユニット1
3は、マイクロコンピュータのような制御装置であり、
通信機能,メモリなどを内蔵している。書き換え制御ユ
ニット13は、通信制御用メモリ12及び外部インタフ
ェース14と接続されている。この例では、無線通信端
末10の外部インタフェース14は、所定のコネクタを
介して有線で書き換え端末20と接続できるように構成
されている。
【0037】図4に示すように、書き換え端末20は外
部インタフェース21,バッファメモリ22,通信回路
23及び制御ユニット24を備えている。外部インタフ
ェース21には、所定のコネクタを介して何れか1つの
無線通信端末10を有線で接続することができる。通信
回路23は、書き換えサーバ30との間で通信するため
の回路である。この例では通信回路23と書き換えサー
バ30とが有線で接続されている。もちろん、無線で通
信するように通信回路23の機能を変更しても良い。
【0038】バッファメモリ22は、書き換えサーバ3
0から受信したソフトウェアモジュールを一時的に保持
するために備わっている。制御ユニット24はマイクロ
コンピュータのような制御装置であり、通信機能,メモ
リなどを内蔵している。制御ユニット24は、無線通信
端末10と書き換えサーバ30との間でソフトウェアモ
ジュールの転送を行う際の中継の制御を行う。
【0039】図3に示すように、書き換えサーバ30に
は行き先別モジュール指定テーブル31,便名保持回路
32,時刻表データベース33,ソフトウェアデータベ
ース34,制御ユニット35,通信回路36,外部イン
タフェース37及び時計回路38が備わっている。ソフ
トウェアデータベース34には、様々な地域で実施され
ているそれぞれの移動体通信サービスに対応する多数の
ソフトウェアモジュール39が保持されている。
【0040】ソフトウェアデータベース34に保持する
ソフトウェアモジュール39については、必要に応じて
更新,追加,削除などをすることができる。ソフトウェ
アモジュール39を更新する場合には、適当な入力装置
やコンピュータの端末を外部インタフェース37に接続
すればよい。行き先別モジュール指定テーブル31は、
例えば図8に示すように、行き先とモジュール番号との
関連がそれぞれの行き先について保持されている。この
例では、行き先は旅客機の各便の目的地(空港)の区別
を表している。
【0041】行き先別モジュール指定テーブル31のモ
ジュール番号からソフトウェアデータベース34に保持
された1つのソフトウェアモジュール39を特定し、そ
れをソフトウェアデータベース34から取り出すことが
できる。便名保持回路32は、書き換えサーバ30を搭
載した旅客機の便名を保持するメモリである。便名保持
回路32に保持する便名を更新する場合には、適当な入
力装置やコンピュータの端末を外部インタフェース37
に接続すればよい。
【0042】時刻表データベース33は、例えば図7に
示すように、便名,出発時刻,到着時刻及び行き先の情
報が対象となる旅客機の各便について保持されている。
つまり、この時刻表データベース33の内容は旅客機の
運行スケジュールを表す時刻表と同様の内容になってい
る。従って、外部インタフェース37を介して各空港の
運行状況を管理するコンピュータと接続することによ
り、時刻表データベース33の内容を最新の時刻表に合
わせて更新することが可能である。
【0043】制御ユニット35は、マイクロコンピュー
タのような制御装置であり、通信機能,メモリなどを内
蔵している。制御ユニット35は、行き先に相当する地
域で無線通信端末10を利用するために必要になる何れ
か1つのソフトウェアモジュール39を、書き換え端末
20を介して無線通信端末10に転送するための制御を
行う。
【0044】通信回路36は、信号を送受信するための
回路であり、多数の書き換え端末20のそれぞれと有線
で接続されている。外部インタフェース37には、コン
ピュータ端末などを接続することができる。時計回路3
8は、現在の日付や時刻の情報を生成する回路である。
以下、各無線通信端末10のソフトウェアの書き換えを
行う場合の無線通信端末10,書き換え端末20及び書
き換えサーバ30の動作について、図5及び図6を参照
して説明する。
【0045】この例では、無線通信端末10を書き換え
端末20のコネクタに接続すると、書き換え制御ユニッ
ト13が接続されたことを検出し、無線通信端末10の
制御はステップS10に進む。なお、無線通信端末10
上の特定のキーの押下に応答してステップS10を実行
するように変更することもできる。ステップS10で
は、外部インタフェース14を介して無線通信端末10
から書き換え端末20に対し所定の書き換え開始要求信
号を送出する。
【0046】書き換え端末20は、無線通信端末10か
らの書き換え開始要求信号を受信すると、ステップS2
0からS21の処理に進む。ステップS21では、制御
ユニット24は、書き換え端末20から書き換えサーバ
30に対してモジュール転送要求信号を送出する。書き
換えサーバ30は、書き換え端末20からのモジュール
転送要求信号を受信すると、ステップS30からS31
の処理に進む。ステップS31では、ステップS30で
検出したモジュール転送要求信号に対する応答信号(A
CK)を書き換え端末20に対して送出する。
【0047】ステップS32では、時計回路38から現
在時刻を入力する。次のステップS33では、便名保持
回路32が保持する便名と、ステップS32で入力した
現在時刻とを用いて時刻表データベース33を参照し、
無線通信端末10の利用者の行き先(利用者が搭乗して
いる旅客機の行き先)を識別する。例えば、図7に示す
時刻表データベース33を参照する場合に、便名保持回
路32が保持している便名が「JL6601」であれ
ば、出発時刻,到着時刻及び行き先として、それぞれ
「0925」,「1830」及び「ロサンゼルス」を抽
出することができる。
【0048】この例では、ステップS32で入力した現
在時刻が出発時刻「0925」と到着時刻「1830」
との間にあるか否かを識別し、そのデータが有効である
か確認する。有効であれば、便名「JL6601」に対
応する行き先「ロサンゼルス」を書き換えサーバ30を
搭載している旅客機の行き先として識別する。
【0049】なお、便名だけでその旅客機の行き先を一
意に特定できる場合には、時刻の比較を行う必要はな
く、時刻表データベース33には便名と行き先との対応
関係だけを保持しておけばよい。また、外国に移動する
場合には時計の時刻や日付を変更する必要があるため、
時間の比較を行う際には時計回路38の生成する時刻と
時刻表データベース33の出発時刻及び到着時刻とを同
じ国の時刻に統一する必要がある。次の1〜4の何れか
の方法を用いれば時刻を統一できる。
【0050】1.時計回路38が出力する時刻に対応す
る国と時刻表データベース33に保持された時刻に対応
する国とが一致しない場合には、比較する前に、何れか
一方の時刻を他方の国に合わせて変換する。 2.出発地の国に合わせた時刻を管理する時計と行き先
の国に合わせた時刻を管理する時計とをそれぞれ設け、
時刻表データベース33の時刻に対応する国と一致する
時計から現在時刻を取得して比較する。
【0051】3.時計回路38の時刻及び時刻表データ
ベース33の時刻をいずれもグリニッジ標準時に合わせ
て管理する。 4.国に合わせて時計回路38の時刻を校正する際に、
時計回路38と一致するように時刻表データベース33
の時刻も校正する。図6のステップS34では、ステッ
プS33で識別した行き先に対応する1つのソフトウェ
アモジュール39を選択する。具体的には、行き先別モ
ジュール指定テーブル31を参照し、特定された行き先
に対応するモジュール番号を取得する。
【0052】ステップS35では、選択した1つのソフ
トウェアモジュール39をソフトウェアデータベース3
4から入力する。つまり、ステップS34で取得したモ
ジュール番号に対応するソフトウェアモジュール39を
入力する。
【0053】ステップS36では、ステップS35で入
力した1つのソフトウェアモジュール39を通信回路3
6を介して書き換え端末20に送出する。書き換えサー
バ30がステップS36で送出するソフトウェアモジュ
ール39は、図5のステップS23で書き換え端末20
によって受信される。書き換え端末20が受信したソフ
トウェアモジュール39はバッファメモリ22上に一時
的に保持される。
【0054】書き換え端末20がソフトウェアモジュー
ル39の受信に成功した場合には、ステップS24から
S25に進む。また、受信に失敗した場合にはステップ
S21に戻り、書き換えサーバ30に対して再びモジュ
ール転送要求を送出する。ステップS25では、無線通
信端末10がステップS10で送出した書き換え開始要
求に対する応答(ACK)を無線通信端末10に送出す
る。
【0055】ステップS26では、書き換え端末20が
書き換えサーバ30から受信した1つのソフトウェアモ
ジュール39を、無線通信端末10に対して送出する。
書き換え端末20が送出したソフトウェアモジュール3
9は、ステップS12で無線通信端末10によって受信
される。無線通信端末10がソフトウェアモジュール3
9の受信に成功した場合には、ステップS13からS1
4に進む。また、受信に失敗した場合にはステップS1
0に戻り、書き換え端末20に対して再び書き換え開始
要求を送出する。
【0056】ステップS14では、書き換え制御ユニッ
ト13はステップS12で受信したソフトウェアモジュ
ール39を通信制御用メモリ12に転送し、通信制御用
メモリ12上にそれまであった別のソフトウェアモジュ
ールを上書きする。すなわち、通信制御用メモリ12上
のソフトウェアモジュールの内容を書き換える。この書
き換えによって、無線通信端末10の通信方式や通信プ
ロトコルが自動的に変更される。
【0057】この例では、無線通信端末10が書き換え
端末20からのソフトウェアモジュール39の受信に成
功した場合に限ってステップS13からS14に進むの
で、受信に失敗した不完全なソフトウェアモジュール3
9によって無線通信端末10のソフトウェアが書き換え
られるのを防止できる。携帯電話などの無線通信端末1
0の利用者が図1の書き換えシステムを搭載した旅客機
に搭乗し、図17に示すように無線通信サービス(A)
の実施されている第一国のサービスエリアから無線通信
サービス(B)の実施されている第二国のサービスエリ
アに移動する場合、図18に示すように状態が変化す
る。
【0058】すなわち、移動を開始する前は無線通信サ
ービス(A)のサービスエリア内に存在するので、無線
通信端末10は無線通信サービス(A)との間で通信が
可能であるが、無線通信サービス(B)との通信は不可
能である。移動を開始すると、無線通信サービス(A)
のサービスエリアを外れるので無線通信端末10は無線
通信サービス(A),無線通信サービス(B)の何れと
も通信不可能になる。
【0059】また、移動開始後に利用者が無線通信端末
10を書き換え端末20に接続すると、書き換え動作が
開始される。すなわち、無線通信端末10から書き換え
端末20に対して書き換え開始要求が送出され、書き換
え端末20から書き換えサーバ30に対してモジュール
転送要求が送出される。この場合、書き換えサーバ30
は移動先(行き先)で実施されている無線通信サービス
(B)に対応する特定のソフトウェアモジュール39を
選択し、それを書き換え端末20を介して無線通信端末
10に転送する。このソフトウェアモジュール39によ
って無線通信端末10の移動体通信の通信方式や通信プ
ロトコルに関するソフトウェアが書き換えられる。
【0060】つまり、書き換えによって無線通信端末1
0は無線通信サービス(B)の通信機能を備えることに
なる。但し、無線通信サービス(B)のサービスエリア
の外にいる間は、無線通信端末10が無線通信サービス
(B)と通信することは不可能である。
【0061】旅客機が目的地に近づき無線通信端末10
が無線通信サービス(B)のサービスエリア内に入る
と、無線通信端末10と無線通信サービス(B)との通
信が可能になる。この例では、書き換えサーバ30が利
用者の行き先を自動的に識別し、その行き先に対応した
特定のソフトウェアモジュール39を自動的に選択して
転送するので、利用者は簡単な操作を行うだけで無線通
信端末10のソフトウェアを書き換えることができる。
これにより、出発地とは異なる種類の移動先の移動体通
信サービスを無線通信端末10を取り替えることなく利
用することができる。
【0062】(第2の実施の形態)本発明の無線通信端
末のソフトウェア変更方法の1つの実施の形態について
図10〜図13を参照して説明する。この形態は、請求
項7,請求項8,請求項10に対応する。図10はこの
形態の書き換えシステムの構成を示すブロック図であ
る。図11はこの形態の書き換えサーバの構成例を示す
ブロック図である。図12はこの形態の書き換えセンタ
の構成例を示すブロック図である。図13はこの形態の
書き換えサーバ及び書き換えセンタの動作を示すフロー
チャートである。
【0063】この形態は、第1の実施の形態の変形例で
ある。各図において第1の実施の形態と同一の要素は同
一の符号を付けて示してある。無線通信端末10及び書
き換え端末20の構成及び動作は第1の実施の形態と同
一である。この形態では、図10に示すように多数の書
き換えサーバ30B(1)〜30B(K)を管理するために書
き換えセンタ40を用いる。書き換えセンタ40は、シ
ステムを適用する交通機関の種類に応じて空港,港,駅
などに配置すればよい。書き換えセンタ40と各書き換
えサーバ30Bとはそれぞれ所定の無線回線を介して通
信可能になっている。
【0064】書き換えサーバ30B(1)〜30B(K)は、
例えば図9に示すような形態でそれぞれ異なる便の旅客
機に搭載される。従って、それぞれの書き換えサーバ3
0Bはそれと同じ旅客機に搭載された特定の書き換え端
末20だけを管理する。例えば、書き換えサーバ30B
(1)はそれに接続されたN台の書き換え端末20(1,1)〜
20(1,N)を管理する。また、書き換えサーバ30B(K)
はそれに接続されたN台の書き換え端末20(K,1)〜2
0(K,N)を管理する。
【0065】図11に示すように、書き換えサーバ30
Bには便名保持回路32,制御ユニット35B,通信回
路36,通信回路61及びモジュール蓄積メモリ62が
備わっている。通信回路36は各書き換え端末20と接
続される。また、通信回路61は書き換えセンタ40と
の間で無線通信を行うために備わっている。モジュール
蓄積メモリ62は、実際に必要になる特定のソフトウェ
アモジュール39だけを保持するためのメモリであり、
記憶容量は比較的小さい。制御ユニット35Bはマイク
ロコンピュータのような制御装置であり、書き換え端末
20にソフトウェアモジュール39を転送するための制
御を行う。
【0066】図12に示すように、書き換えセンタ40
には行き先別モジュール指定テーブル31,時刻表デー
タベース33,ソフトウェアデータベース34,通信回
路51,制御ユニット52,外部インタフェース53及
び時計回路54が備わっている。通信回路51は各書き
換えサーバ30Bとの間で無線通信を行うために備わっ
ている。制御ユニット52はワークステーションのよう
な制御装置であり、各書き換えサーバ30Bに対して必
要なソフトウェアモジュール39を転送するための制御
を行う。
【0067】書き換えサーバ30Bの制御ユニット35
Bの動作及び書き換えセンタ40の制御ユニット52の
動作が図13に示されている。以下、図13を参照して
書き換えサーバ30B及び書き換えセンタ40の動作を
説明する。
【0068】何れかの書き換え端末20からのモジュー
ル転送要求を受けると、書き換えサーバ30Bの処理は
ステップS50からS51に進む。ステップS51で
は、モジュール蓄積済フラグの状態を参照して、モジュ
ール蓄積メモリ62にソフトウェアモジュール39が蓄
積済か否かを識別する。なお、初期状態ではモジュール
蓄積メモリ62は空になっている。また、書き換えサー
バ30Bを搭載した旅客機が目的地に到着した時には、
モジュール蓄積メモリ62の内容は自動的に初期化され
る。
【0069】モジュール蓄積メモリ62にソフトウェア
モジュール39が蓄積済であればステップS58に進
み、蓄積済でなければステップS52に進む。ステップ
S52では、モジュール転送要求と便名保持回路32に
保持された便名とを書き換えセンタ40に対して送出す
る。書き換えセンタ40が書き換えサーバ30Bからの
モジュール転送要求を受けると、処理はステップS40
からS41に進む。ステップS41では、要求に対する
応答信号(ACK)を書き換えサーバ30Bに対して送
出する。
【0070】ステップS42では、時計回路54から現
在時刻を入力する。ステップS43では、ステップS4
2で入力した時刻と書き換えサーバ30Bから入力され
た便名とに基づいて、その書き換えサーバ30Bを搭載
した旅客機の行き先を識別する。すなわち、図6のステ
ップS33と同様の処理により時刻表データベース33
から該当する便名の旅客機の行き先を識別する。
【0071】ステップS44では、行き先に対応する1
つのソフトウェアモジュール39を選択する。すなわ
ち、行き先別モジュール指定テーブル31を参照して、
ステップS43で検出した行き先に対応するモジュール
番号を取得する。ステップS45では、ステップS44
で選択したソフトウェアモジュール39をソフトウェア
データベース34から入力する。ステップS46では、
ステップS45で入力したソフトウェアモジュール39
を書き換えサーバ30Bに対して送出する。
【0072】書き換えセンタ40がステップS46で送
出したソフトウェアモジュール39は、書き換えサーバ
30BがステップS54で受信する。書き換えサーバ3
0Bがこのソフトウェアモジュール39の受信に成功し
た場合には、処理はステップS55からS56に進む。
受信に失敗した場合には、ステップS52に戻り、再び
モジュール転送要求を書き換えセンタ40に送出する。
【0073】書き換えサーバ30Bが受信したソフトウ
ェアモジュール39は、ステップS56でモジュール蓄
積メモリ62に蓄積される。また、ステップS57では
蓄積が完了したことを表すモジュール蓄積済フラグをセ
ットする。ステップS58では、書き換えサーバ30B
は書き換え端末20からのモジュール転送要求に対して
応答信号(ACK)を送出する。ステップS59では、
モジュール蓄積メモリ62に保持された1つのソフトウ
ェアモジュール39を書き換え端末20に対して送出す
る。
【0074】図10に示す書き換えシステムでは、書き
換えサーバ30Bのモジュール蓄積メモリ62に多数の
ソフトウェアモジュール39を蓄積する必要がなく、書
き換えサーバ30Bの構成を簡略化できる。また、モジ
ュール蓄積メモリ62にソフトウェアモジュール39が
既に蓄積されている場合には書き換えセンタ40から書
き換えサーバ30Bへのソフトウェアモジュール39の
転送が省略されるため、書き換えセンタ40における通
信の負担が小さい。しかも、書き換え端末20からのモ
ジュール転送要求に対して短時間でソフトウェアモジュ
ール39を転送することができる。
【0075】(第3の実施の形態)本発明の無線通信端
末のソフトウェア変更方法の1つの実施の形態について
図14及び図15を参照して説明する。この形態は、請
求項1及び請求項3に対応する。
【0076】図14はこの形態の書き換えシステムの構
成を示すブロック図である。図15はこの形態の書き換
えサーバの構成例を示すブロック図である。この形態
は、第1の実施の形態の変形例である。各図において第
1の実施の形態と同一の要素は同一の符号を付けて示し
てある。書き換え端末20の構成及び動作は第1の実施
の形態と同一である。
【0077】図14に示すように、この形態では書き換
えサーバ30Cと各無線通信端末10との間で専用無線
チャネルを利用して直接通信を行う。従って、第1の実
施の形態の書き換え端末20は省略されている。図15
に示すように、書き換えサーバ30Cには専用無線チャ
ネルで通信するために無線通信回路36Cが備わってい
る。無線通信回路36Cと同様の回路が各無線通信端末
10にも備わっている。
【0078】書き換えサーバ30Cと各無線通信端末1
0との間で直接通信を行うように変更された以外は、書
き換えサーバ30C及び各無線通信端末10は第1の実
施の形態と同様に動作する。なお、専用無線チャネルと
しては、利用する交通機関における通信や航行の妨げと
ならない周波数帯を利用する必要がある。
【0079】(第4の実施の形態)本発明の無線通信端
末のソフトウェア変更方法の1つの実施の形態について
図16を参照して説明する。この形態は、請求項7及び
請求項9に対応する。図16はこの形態の書き換えシス
テムの構成を示すブロック図である。この形態は、第1
の実施の形態及び第3の実施の形態の変形例である。図
16において、既に説明した要素と同一の要素は同一の
符号を付けて示してある。
【0080】この形態では、書き換えサーバ30D(1)
は専用無線チャネルを介して各無線通信端末10(1,1)
〜10(1,N)と通信する。また、書き換えサーバ30D
(K)は専用無線チャネルを介して各無線通信端末10(K,
1)〜10(K,N)と通信する。
【0081】書き換えセンタ40との間の通信によって
ソフトウェアモジュール39を転送するので、書き換え
サーバ30D(1)〜30D(K)の構成は図11のようにな
っている。但し、専用無線チャネルで各無線通信端末1
0と通信するので書き換えサーバ30D(1)〜30D(K)
はそれぞれ図15と同様に無線通信回路36Cを内蔵し
ている。
【0082】なお、以上の説明では移動するための交通
機関として旅客機を利用する場合を想定しているが、船
舶や列車を用いて移動する場合であっても行き先は予め
定まっているので同様に本発明を実施できる。また、例
えば列車で移動する無線通信端末のソフトウェアを書き
換える場合には、書き換えサーバを列車に搭載せずに駅
周辺などに配置することもできる。
【0083】また、上記説明では利用する交通機関を特
定する便名から行き先を特定しているが、独自の識別番
号を用いて行き先を管理してもよい。例えば、書き換え
サーバを特定する番号からその行き先を特定してもよ
い。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、無線通信端末のソフト
ウェアを書き換えることによって利用する通信方式や通
信プロトコルを変更できるので、1台の無線通信端末を
用いて移動先の各国でそれぞれ移動体通信サービスを受
けることができる。同時に複数のサービスに対応する機
能を無線通信端末に備える必要がないため、無線通信端
末の構成を簡略化できる。また、書き換えシステムが行
き先を自動的に識別して適切なソフトウェアモジュール
を選択するので、ソフトウェアの書き換えの操作が容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の書き換えシステムの構成を
示すブロック図である。
【図2】無線通信端末の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】第1の実施の形態の書き換えサーバの構成例を
示すブロック図である。
【図4】書き換え端末の構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】無線通信端末及び書き換え端末の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】第1の実施の形態の書き換えサーバの動作を示
すフローチャートである。
【図7】時刻表データベースの構成例を示す模式図であ
る。
【図8】行き先別モジュール指定テーブルの構成例を示
す模式図である。
【図9】書き換えサーバ及び書き換え端末の配置例を示
す平面図である。
【図10】第2の実施の形態の書き換えシステムの構成
を示すブロック図である。
【図11】第2の実施の形態の書き換えサーバの構成例
を示すブロック図である。
【図12】第2の実施の形態の書き換えセンタの構成例
を示すブロック図である。
【図13】第2の実施の形態の書き換えサーバ及び書き
換えセンタの動作を示すフローチャートである。
【図14】第3の実施の形態の書き換えシステムの構成
を示すブロック図である。
【図15】第3の実施の形態の書き換えサーバの構成例
を示すブロック図である。
【図16】第4の実施の形態の書き換えシステムの構成
を示すブロック図である。
【図17】無線通信端末の移動例を示す模式図である。
【図18】移動時の無線通信端末の状態を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
10 無線通信端末 11 無線通信回路 12 通信制御用メモリ 13 書き換え制御ユニット 14 外部インタフェース 20 書き換え端末 21 外部インタフェース 22 バッファメモリ 23 通信回路 24 制御ユニット 30 書き換えサーバ 31 行き先別モジュール指定テーブル 32 便名保持回路 33 時刻表データベース 34 ソフトウェアデータベース 35,52 制御ユニット 36,51,61 通信回路 37,53 外部インタフェース 38,54 時計回路 39 ソフトウェアモジュール 40 書き換えセンタ 62 モジュール蓄積メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 周治 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−331911(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信端末が予め定めた移動スケジュ
    ールに従って移動する場合に、前記無線通信端末の通信
    方式及び通信プロトコルの少なくとも一方を決定する無
    線通信端末に搭載されたソフトウェアモジュールをサー
    バ装置を用いて変更するための無線通信端末のソフトウ
    ェア変更方法であって、 前記サーバ装置側では、複数のソフトウェアモジュール
    を保持し、前記無線通信端末の移動スケジュールに応じ
    た移動先の情報を保持するデータベースを利用して前記
    無線通信端末の移動先を把握し、その移動先に予め関連
    付けられた特定のソフトウェアモジュールを選択し、選
    択したソフトウェアモジュールを前記無線通信端末に対
    して送出し、 前記サーバ装置が送出したソフトウェアモジュールによ
    って前記無線通信端末に搭載されたソフトウェアモジュ
    ールの少なくとも一部分を自動的に書き換えることを特
    徴とする無線通信端末のソフトウェア変更方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の無線通信端末のソフトウェア
    変更方法において、前記サーバ装置が送出するソフトウ
    ェアモジュールを受信してそのソフトウェアモジュール
    を前記無線通信端末に転送する中継装置を利用するとと
    もに、前記中継装置と前記無線通信端末とを有線もしく
    は無線で接続することを特徴とする無線通信端末のソフ
    トウェア変更方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の無線通信端末のソフトウェア
    変更方法において、前記サーバ装置と前記無線通信端末
    との間を書き換え専用の無線チャネルを用いて接続し、
    前記ソフトウェアモジュールを前記サーバ装置から無線
    通信端末に転送することを特徴とする無線通信端末のソ
    フトウェア変更方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の無線通信端末のソフトウェア
    変更方法において、前記サーバ装置側では、前記無線通
    信端末がソフトウェアの更新を要求した時刻に基づいて
    前記無線通信端末の移動先を識別することを特徴とする
    無線通信端末のソフトウェア変更方法。
  5. 【請求項5】 無線通信端末が予め定めた移動スケジュ
    ールに従って移動する場合に、前記無線通信端末の通信
    方式及び通信プロトコルの少なくとも一方を決定する無
    線通信端末に搭載されたソフトウェアモジュールをサー
    バ装置を用いて変更するための無線通信端末のソフトウ
    ェア変更方法であって、 前記無線通信端末からサーバ装置に向かって書き換え要
    求信号を送出し、 前記書き換え要求信号に対する応答として前記サーバ装
    置が送出したソフトウェアモジュールを前記無線通信端
    末で受信し、 前記無線通信端末では、前記ソフトウェアモジュールに
    関する受信が完了した後で前記無線通信端末が利用して
    いるソフトウェアモジュールを受信した別のソフトウェ
    アモジュールで書き換えることを特徴とする無線通信端
    末のソフトウェア変更方法。
  6. 【請求項6】 移動体通信サービスを受けるための無線
    通信手段と、 前記無線通信手段の通信方式及び通信プロトコルの少な
    くとも一方を決定するソフトウェアを保持するメモリ手
    段と、 前記メモリ手段に保持されたソフトウェアとは異なるソ
    フトウェアモジュールを受信するための外部インタフェ
    ースと、 前記メモリ手段に保持したソフトウェアを前記外部イン
    タフェースから受信したソフトウェアモジュールによっ
    て書き換える書き換え手段とを設けるとともに、前記書き換え手段には、前記外部イ
    ンタフェースを介して前記ソフトウェアモジュールの送
    出元に対し所定の書き換え開始要求信号を送出し、当該
    書き換え開始要求信号に対する応答信号を受信した後に
    前記ソフトウェアモジュールを受信し、受信に失敗した
    場合には再度書き換え開始要求信号を送出する手段を設
    けたこ とを特徴とする無線通信端末。
  7. 【請求項7】 無線通信端末が予め定めた移動スケジュ
    ールに従って移動する場合に、前記無線通信端末の通信
    方式及び通信プロトコルの少なくとも一方を決定する無
    線通信端末に搭載されたソフトウェアモジュールを、無
    線通信端末を運搬する交通機関に搭載したサーバ装置を
    用いて変更するための無線通信端末のソフトウェア変更
    方法であって、 前記サーバ装置と所定のセンタ装置との間を通信回線で
    無線接続し、 前記センタ装置側では、複数のソフトウェアモジュール
    を保持し、前記交通機関の移動スケジュールに応じた移
    動先の情報を保持するデータベースを利用して前記無線
    通信端末の移動先を把握し、その移動先に予め関連付け
    られた特定のソフトウェアモジュールを選択し、選択し
    たソフトウェアモジュールを前記サーバ装置に対して送
    出し、 前記サーバ装置側では、前記センタ装置から受信したソ
    フトウェアモジュールを蓄積し、蓄積された少なくとも
    一部のソフトウェアモジュールを前記無線通信端末に対
    して送出し、 前記サーバ装置が送出したソフトウェアモジュールによ
    って前記無線通信端末に搭載されたソフトウェアモジュ
    ールの少なくとも一部分を自動的に書き換えることを特
    徴とする無線通信端末のソフトウェア変更方法。
  8. 【請求項8】 請求項7の無線通信端末のソフトウェア
    変更方法において、前記サーバ装置が送出するソフトウ
    ェアモジュールを受信してそのソフトウェアモジュール
    を前記無線通信端末に転送する中継装置を利用するとと
    もに、前記中継装置と前記無線通信端末とを有線もしく
    は無線で接続することを特徴とする無線通信端末のソフ
    トウェア変更方法。
  9. 【請求項9】 請求項7の無線通信端末のソフトウェア
    変更方法において、前記サーバ装置と前記無線通信端末
    との間を書き換え専用の無線チャネルを用いて接続し、
    前記ソフトウェアモジュールを前記サーバ装置から無線
    通信端末に転送することを特徴とする無線通信端末のソ
    フトウェア変更方法。
  10. 【請求項10】 請求項7の無線通信端末のソフトウェ
    ア変更方法において、前記サーバ装置では、それに蓄積
    されたソフトウェアモジュールの有無を識別し、蓄積さ
    れたソフトウェアモジュールが存在しない場合には前記
    サーバ装置から前記センタ装置に対して要求信号を送出
    し、前記サーバ装置が前記無線通信端末から要求信号を
    受けた場合に蓄積されたソフトウェアモジュールが前記
    サーバ装置上に存在する場合には、前記センタ装置に対
    する要求信号の送出を省略することを特徴とする無線通
    信端末のソフトウェア変更方法。
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