JP2002165272A - 通信方法および通信端末 - Google Patents

通信方法および通信端末

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JP2002165272A JP2000361318A JP2000361318A JP2002165272A JP 2002165272 A JP2002165272 A JP 2002165272A JP 2000361318 A JP2000361318 A JP 2000361318A JP 2000361318 A JP2000361318 A JP 2000361318A JP 2002165272 A JP2002165272 A JP 2002165272A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末の数が増加したり、位置登録処理回
数が増加しても、通信制御装置およびサービス制御装置
をふくむ通信システムの処理量や情報の通信量を増加さ
せない通信方法及び通信端末を提供する。 【解決手段】 通信端末を通信端末同士の自律した通信
によってグループ化し、それら複数の通信端末を1つの
通信端末で代表させ、通信制御装置を介して実効的に管
理する通信端末数を削減することで通信システムの処理
量を削減する。各通信端末は前記通信制御装置を介さず
に通信端末同士で情報を送受信する通信手段を有し、こ
の送受信の結果予め定められた条件が充足すると通信端
末は接続されている通信制御装置を介してサービス制御
装置に格納されている通信を行うための接続情報を変更
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信端末同士が自律
的に行う通信手段によって膨大な数の通信端末をグルー
プ化し、このグループ化した通信端末を1台の通信端末
として扱うことによって、通信制御装置を介して実効的
に管理する通信端末数を削減したり、通信量を削減する
通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1を用いて従来の接続情報を利用した
通信方法および代表的な接続情報である位置登録情報を
参照/更新する方法について説明する。従来の通信シス
テムの構成を図1に示す。1〜9は通信端末、11〜1
4は通信制御装置、21および22はサービス制御装置
である。11〜14の各通信制御装置は有線または無線
で接続されている通信端末と他の通信制御装置に接続さ
れている通信端末との間で通信を可能とする交換機能を
有する。21および22のサービス制御装置は図2に示
すディレクトリ情報と図3(a)および図3(b)に示
す接続情報をそれぞれ格納している。
【0003】まず、図1に示すような通信システムにお
いて、例えば利用者3が通信端末3から利用者1の通信
端末1に通信を行う場合の接続方法について説明する。
利用者3が通信端末から通信端末1の通信端末番号を入
力すると通信制御装置12は通信端末1が接続されてい
る通信制御装置を特定するため、サービス制御装置21
または22に問い合わせを行う。サービス制御装置22
に問い合わせを行うと、サービス制御装置22は通信端
末1の通信端末番号をキーとして図2に示すディレクト
リ情報を検索し、通信端末1の接続情報を格納している
サービス制御装置を特定する。この場合、通信端末1の
接続情報を格納しているサービス制御装置はサービス制
御装置21であるため、通信制御装置12からの問い合
わせをサービス制御装置21に転送する。サービス制御
装置21は通信端末1の通信端末番号をキーとしてディ
レクトリ情報を検索し、自装置内に通信端末1の接続情
報が格納されていることを確認すると、通信端末番号を
キーとして図3(a)に示す接続情報を検索して通信端
末1が接続されているのが通信制御装置11であること
を装置情報欄(位置登録情報)から得、これを通信制御
装置12に通知する。通信制御装置12は通信制御装置
11に対して通信端末1との通信を要求し、通信端末1
が通信可能な状態にあれば予め定められた手順にしたが
って通信を開始させる。このような方法で通信システム
を実現することによって移動通信端末に限らずサービス
制御装置のデータを変更することによって固定通信端末
が接続されている通信制御装置も柔軟に変更することが
可能となる。
【0004】次に、図1に示す通信端末1が移動し、他
の通信端末と通信を行うために接続する通信制御装置が
通信制御装置11から通信制御装置14に変更となった
場合の装置情報欄(位置登録情報)の変更方法を説明す
る。通信端末1は近傍の通信制御装置からの電波を定期
的に受信し、例えば通信を行うのに最適な通信制御装置
(最寄りの通信制御装置)が通信制御装置11から通信
制御装置14に変化すると通信制御装置14は通信端末
1の接続情報を変更するため、サービス制御装置21ま
たは22に変更通知を行う。通信制御装置14はサービ
ス制御装置22に問い合わせを行うと、サービス制御装
置22は通信端末1の通信端末番号をキーとして図2に
示すディレクトリ情報を検索し、通信端末1の情報を格
納しているサービス制御装置を特定する。この場合、通
信端末1の接続情報を格納しているサービス制御装置は
サービス制御装置21であるため、通信制御装置12か
らの変更通知をサービス制御装置21に転送する。サー
ビス制御装置21は通信端末1の通信端末番号をキーと
してディレクトリ情報を検索し、自装置内に通信端末1
の接続情報が格納されていることを確認すると、通信端
末番号をキーとして図3(a)に示す接続情報を検索し
て図3(c)に示すように装置情報欄を通信制御装置1
1から通信制御装置14に変更する。
【0005】以上のようにしてサービス制御装置に格納
されている通信制御装置の番号が通信端末の移動位置す
なわち最寄りの通信制御装置となるように更新すること
で移動する通信端末の装置情報(位置登録情報)の変更
が行われ他の通信端末からの接続要求に応じて通信を行
うことが可能となる。一般に、通信制御装置は空間的に
広がっている1つ以上のセル毎に存在しており、移動通
信端末は隣接したセルから新しいセルに移動してきた時
に通信制御装置から受信した電波の強弱を検知してサー
ビス制御装置に格納されている通信制御装置の情報を更
新する。
【0006】移動通信端末と通信制御装置とは無線で接
続されているため、セル内で通信を行っている移動通信
端末数が増加すると通信品質が低下したり通信が途絶し
たりしてしまう。このような問題の対策としてはセルを
小さくすることによってセル内で通信する移動通信端末
数を減少させる方法があるが、反面、セルを小さくする
と通信端末が移動した場合にサービス制御装置に格納さ
れている通信制御装置の番号を更新する位置登録の回数
が増加してしまう。
【0007】従来の位置登録は、通信を行っていない場
合でも異なるセルに移動し、位置登録情報の更新が必要
になった個々の通信端末毎に行う必要があるためこの位
置登録処理回数の増加は通信制御装置およびサービス制
御装置の処理量を増加させることとなり、結果として通
信システムを構築する際の設備を増加させることとな
る。また、同一の情報を複数の通信端末に送信する際に
通信端末毎に情報を転送するため、通信路が無駄に使用
されることにもなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの欠点
を改善するもので、セル内の移動通信端末の数が増加し
たり、位置登録処理回数が増加しても、通信制御装置お
よびサービス制御装置をふくむ通信システムの処理量を
増加させない通信方法および通信端末を提供することを
目的とする。また、複数の通信端末に同一の情報を送信
する際に通信端末間で情報を転送することによって、通
信制御装置と通信端末間の通信路を効率的に利用するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によると、通信制御装置を介して情報の送受信
が可能な複数の通信端末を有し、該通信端末は移動通信
端末及び固定通信端末の少なくとも一方から構成され、
前記通信制御装置は前記通信端末が通信を行うための接
続情報を格納している1台以上のサービス制御装置との
通信手段を有し、前記各通信制御装置は前記通信端末間
で通信を行う交換機能を有し、前記通信端末は前記通信
制御装置の交換機能を介して他の通信端末と通信を行う
場合、通信要求元である通信端末が接続されている通信
制御装置は通信先である通信端末を指定する通信端末番
号に基づいて前記サービス制御装置に問い合わせを行
い、サービス制御装置への問い合わせの結果得られた接
続情報に基づいて接続先の通信端末が接続されている通
信制御装置を特定して通信を行う通信システムにおい
て、通信端末は前記通信制御装置を介さずに通信端末同
士で情報を送受信する通信手段を有し、この送受信の結
果予め定められた条件が充足すると通信端末は接続され
ている通信制御装置を介してサービス制御装置に格納さ
れている通信を行うための接続情報を変更する。
【0010】上述のごとく、通信端末を通信端末同士の
自律した通信によってグループ化し、それら複数の通信
端末を1つの通信端末で代表させ、通信制御装置を介し
て実効的に管理する通信端末数を削減することで通信シ
ステムの処理量を削減する。また、同一のグループに含
まれる通信端末が同じ情報を受信する際には、たとえば
代表通信端末からそれらの通信端末へ情報を転送するこ
とで通信制御装置を介した情報の転送量を削減する。
【0011】好ましくは、前記通信端末は、アンテナ
と、通信制御装置を介して他の通信端末と通信を行うた
めのグローバル通信機能部と、通信制御装置の番号を格
納するとともにグローバル通信機能部から通知される最
も通信に適した通信制御装置の番号との比較を行う機能
を持つ位置変更検出部と、通信制御装置を介さずに他の
通信端末と情報の送受信を行うためのローカル通信機能
部と、該ローカル通信機能部からの入力に応じて前記位
置登録検出部に対して位置登録を行うか否かを指示する
条件判定部と、近くに存在する他の通信端末の通信能力
や電源供給能力の情報を格納する通信端末情報格納部と
を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】図4は本発明の一実施例を説明す
るための通信システムの構成図であり、図5は図4の各
サービス制御装置が格納しているディレクトリ情報であ
り、図5(a)および図5(b)はそれぞれサービス制
御装置21に格納されているグループ情報および接続情
報であり、図5(c)および図5(d)はそれぞれサー
ビス制御装置22に格納されているグループ情報および
接続情報である。
【0013】図6は本発明による移動通信端末の構成例
であり、100は通信制御装置を介して他の通信端末と
通信を行うためのグローバル通信機能部であり、101
は位置変更検出部であり内部に通信制御装置の番号を格
納するとともにグローバル通信機能部から通知される最
も通信に適した(たとえば電波の強い、たとえば通信の
ための周波数に余裕のある)通信制御装置の番号との比
較を行う機能を持つ。102は通信制御装置を介さずに
他の通信端末と情報の送受信を行うためのローカル通信
機能部であり、103はローカル通信機能部102から
の入力に応じて位置登録検出部101に対して位置登録
を行うか否かを指示する条件判定部であり、200は通
信制御装置および他の通信端末と無線通信を行うための
アンテナである。104は近くに存在する他の通信端末
の通信能力(速度)や電源供給能力を格納する通信端末
情報格納部である。
【0014】以下本発明の実施例を説明するが、その中
でサービス制御装置に格納されている情報を更新する際
のサービス制御装置の特定方法は従来技術の説明と同じ
であるので以下の説明では省略し、サービス制御装置が
特定された後の処理について説明している。
【0015】図4に示す通信システムにおいて、図6に
示す移動通信端末を使用した場合の接続情報(位置登録
情報)の更新方法について説明する。図6に示す移動通
信端末のローカル通信機能部102はアンテナ200を
介して近くに存在する他の移動通信端末や固定通信端末
と定期的に信号を送受信する。通信機能部102は受信
した信号を条件判定部103に入力し、条件判定部10
3は入力された信号の情報から予め定められた手続きに
従って接続情報(位置登録情報)を変更する必要がある
か否かを判定する。条件判定部103は接続情報を変更
する必要がないと判定した場合には、通信機能部102
から入力した信号を破棄し、通信機能部102から入力
された次の信号に対する判定を行う。
【0016】条件判定部103は接続情報を変更する必
要があると判定すると位置登録検出部101に接続情報
を変更する必要が生じたことを通知する。位置登録検出
部101は自移動通信端末の通信端末番号とともに位置
登録を行なう旨を指示する信号をグローバル通信機能部
100およびアンテナ200を介して通信制御装置に通
知する。通信制御装置を介して当該移動通信端末の接続
情報を格納しているサービス制御装置を特定して格納さ
れている情報を特定する方法は従来の技術の説明で説明
した通りである。
【0017】図4に示す通信システムにおいて、図6に
示す移動通信端末を使用した場合の代表通信端末の決定
方法と各通信端末の接続情報の登録方法について説明す
る。移動通信端末のローカル通信機能部102はアンテ
ナ200を介して近くに存在する他の移動通信端末や固
定通信端末と定期的に通信端末情報格納部104に格納
されている通信能力(速度)や電源供給能力の情報を送
受信するとともに受信した他の通信端末の通信端末情報
を条件判定部103に入力し、条件判定部103は入力
された他の通信端末の通信端末情報と通信端末情報格納
部104に格納されている情報から予め定められた手続
きに従って接続情報を変更する必要があるか否かを判定
する。条件判定部103は一例として以下に示す条件が
成立し、現在の代表通信端末と異なる通信端末が代表通
信端末になると判断すると接続情報の更新を行う。 (a)他の通信端末の電源供給能力が自通信端末の電源
供給能力より優れている。 (b)他の通信端末の通信能力(速度)が自通信端末の
通信能力(速度)より優れている。 (c)代表通信端末となっている他の通信端末の電源供
給能力より自通信端末の電源供給能力が優れている。 (d)代表通信端末となっている他の通信端末の通信能
力(速度)より自通信端末の通信能力(速度)が優れて
いる。
【0018】上記(a)および(b)の場合には電源供
給能力や通信能力(速度)がより優れている他の通信端
末を代表通信端末とし、その通信端末の配下となるよう
に接続情報の更新を行う(ケースA)。一方、上記
(c)および(d)の場合には電源供給能力や通信能力
(速度)がより優れている自通信端末を代表通信端末と
し、他の通信端末が配下となるように接続情報の更新を
行う(ケースB)。
【0019】条件判定部103は接続情報を変更する必
要があると判定すると位置登録検出部101に接続情報
を変更する必要が生じたことを通知する。位置登録検出
部101は自移動通信端末の通信端末番号とともに位置
登録を行なう旨を指示する信号とをグローバル通信機能
部100およびアンテナ200を介して通信制御装置に
通知する。通信制御装置を介して当該移動通信端末の接
続情報を格納しているサービス制御装置を特定して格納
されている情報を特定する方法は上記従来の技術の説明
で説明した通りである。
【0020】ここで、複数の通信端末をサービス制御装
置で管理するための情報格納の実現例について説明す
る。図4に示すように複数の通信端末のまとまりをグル
ープと呼び、グループに含まれる1つの通信端末が代表
通信端末となるものとする。図4に示すようなグループ
で各通信端末の接続情報を管理するための実現例を図5
に示す。図5(a)および図5(c)は各通信端末に対
してグループポインタ欄の値がNULLの場合には装置
情報欄に当該通信端末と接続するために経由する通信制
御装置名を格納している対応表であり、グループポイン
タ欄の値がNULL以外の場合にはそれぞれ図5(b)
および図5(d)に示すグループ情報のポインタ番号欄
の値に一致する行を指定している。図5(b)および
(d)はグループとしてまとめられた複数の通信端末を
管理するための情報であり、フラグ欄は後述する装置情
報欄に格納されている値が通信制御装置である場合は値
“0”、サービス制御装置である場合は値“1”を格納
する。
【0021】この例では、通信端末1、通信端末6およ
び通信端末7によって1つのグループ(グループ1)が
構成されており、代表通信端末は通信端末6である。図
5のサービス制御装置21には通信端末1および通信端
末6の接続情報が格納されており、図5(a)に示す各
通信端末のグループポインタ欄の値は“1”となってい
る。サービス制御装置21に格納されている図5(b)
に示すグループ情報にはポインタ番号欄の値が“1”で
ある通信端末のグループ番号は“1”であり、接続のた
めに経由する通信制御装置は通信制御装置11であるこ
とおよび代表通信端末は通信端末6であることを示す情
報が格納されている。この例のように同一のグループに
含まれる通信端末の接続情報が複数のサービス制御装置
に分割して格納される場合、グループ情報の装置情報欄
に格納されているサービス制御装置をそのグループの
「ホーム情報を格納しているサービス制御装置」と呼
ぶ。
【0022】上記ケースA(自通信端末が他の代表通信
端末の配下となる場合)の接続情報の変更方法について
具体的に説明する。図4の例でグループ1に新たに通信
端末8が追加される場合、通信端末8はグループ1内の
通信端末1、通信端末6または通信端末7の何れかとロ
ーカル通信機能部を介して通信端末情報を相互にやり取
りすることで、通信端末6を代表通信端末とした状態で
通信端末8がグループ1に加わることを判定する。この
時、通信端末8はローカル通信機能部を介してグループ
1のホーム情報を格納しているサービス制御装置の番号
H(この例ではサービス制御装置21)とグループ番号
G(この例ではグループ1)を受け取る。
【0023】通信端末8は通信制御装置11を介してサ
ービス制御装置22に格納されている接続情報を図7に
示すフローチャートに従って更新する。サービス制御装
置22はサービス制御装置の番号Hが自装置の番号と一
致するか否かを判定(フロー1)する。フロー1での判
定結果が一致である場合、グループ情報を格納している
テーブルのグループ番号欄がGと一致する行のポインタ
番号Pを読み出す(フロー2)。フロー1での判定結果
が不一致である場合、グループ情報を格納しているテー
ブルのグループ番号欄の値が追加されるグループの番号
Gと一致し、かつ装置情報欄の値がホームであるサービ
ス制御装置Hと一致している行が存在するか否かを判定
(フロー3)する。フロー3での判定を満足する行が存
在する場合、その行のポインタ番号欄に格納されている
Pを読み出す(フロー4)。フロー3での判定を満足す
る行が存在しない場合、グループ情報に新しい行を追加
し、ポインタ番号欄にサービス制御装置内で重複しない
番号Pを割り当て、フラグ欄に値“1”、グループ番号
欄にグループ番号G、装置情報欄にホームのサービス制
御装置番号Hおよび代表通信端末番号欄にNULLを設
定(フロー5)する。接続情報を格納しているテーブル
の通信端末番号欄が通信端末Tと一致する行のグループ
ポインタ欄にフロー2、4および5での処理結果得られ
たポインタ番号Pを設定するとともに装置情報欄にNU
LLを設定(フロー6)する。以上のようにして新しい
通信端末がグループに追加された場合の管理情報の更新
を実現することができる。
【0024】上記ケースB(自通信端末が代表通信端末
となる場合)の接続情報の変更方法について具体的に説
明する。図4の例でグループ1に新たに通信端末8が追
加される場合、通信端末8はグループ1内の通信端末
1、通信端末6または通信端末7の何れかとローカル通
信機能部を介して通信端末情報を相互にやり取りするこ
とで、通信端末8がグループ1に加わるとともに通信端
末8が新たな代表通信端末となると判定する。この時、
通信端末8はローカル通信機能部を介してグループ1の
ホーム情報を格納しているサービス制御装置の番号H
(この例ではサービス制御装置21)とグループ番号G
(この例ではグループ1)を受け取る。
【0025】通信端末8は通信制御装置11を介してサ
ービス制御装置22に格納されている接続情報を図8に
示すフローチャートに従って更新する。サービス制御装
置22はサービス制御装置の番号Hが自装置の番号と一
致するか否かを判定(フロー1)する。フロー1での判
定結果が一致である場合、グループ情報を格納している
テーブルのグループ番号欄がGと一致する行のポインタ
番号Pを読み出すとともに代表通信端末番号欄に自通信
端末番号Tを設定(フロー2)する。フロー1での判定
結果が不一致である場合、グループ情報を格納している
テーブルのグループ番号欄の値が追加されるグループの
番号Gと一致し、かつ装置情報欄の値がホームであるサ
ービス制御装置Hと一致している行が存在するか否かを
判定(フロー3)する。フロー3での判定を満足する行
が存在する場合、その行のポインタ番号欄に格納されて
いるPを読み出す(フロー4)。フロー3での判定を満
足する行が存在しない場合、グループ情報に新しい行を
追加し、ポインタ番号欄にサービス制御装置内で重複し
ない番号Pを割り当て、フラグ欄に値“1”、グループ
番号欄にグループ番号G、装置情報欄にホームのサービ
ス制御装置番号Hおよび代表通信端末番号欄にNULL
を設定(フロー5)する。フロー4およびフロー5の処
理を行った後、他のサービス制御装置に格納されている
グループ情報の代表通信端末番号欄に通信端末Tの情報
を格納するように指示(フロー6)する。接続情報を格
納しているテーブルの通信端末番号欄が通信端末Tと一
致する行のグループポインタ欄にフロー2および6での
処理結果得られたポインタ番号Pを設定するとともに装
置情報欄にNULLを設定(フロー7)する。以上のよ
うにして新しい通信端末がグループに追加されるととも
にその通信端末が代表通信端末となる場合の管理情報の
更新を実現することができる。
【0026】次に、通信端末の移動や電波状態の変化に
よって1つのグループとして管理されていた通信端末が
グループから取り除かれる場合の処理例を説明する。グ
ループから削除される通信端末は通信制御装置を介して
自通信端末の接続情報を格納しているサービス制御装置
に対してグループからの削除を指示する。サービス制御
装置は接続情報を格納しているテーブルの通信端末番号
欄が削除される通信端末と一致している行を検索し、当
該行のグループポインタ欄にNULLを設定するととも
に装置情報欄に通信端末が他の通信端末と通信を行うた
めに使用する通信制御装置の情報を設定する。グループ
から削除される通信端末が代表通信端末である場合は、
グループ内の残りの通信端末同士が新たに代表通信端末
を決定し、図8に示すフローチャートによって当該通信
端末がグループの代表通信端末となるようにサービス制
御装置内の管理情報を更新する。
【0027】図4に示す通信システムにおいて、図6に
示す移動通信端末を使用した場合の代表通信端末の接続
情報の更新方法について説明する。図4において代表通
信端末である通信端末6は近傍の通信制御装置からの電
波を定期的に受信し、例えば通信を行うのに最適な通信
制御装置(最寄りの通信制御装置)が通信制御装置11
から通信制御装置14に変化すると通信制御装置14は
通信端末6の接続情報を変更するため、通信制御装置を
介してサービス制御装置21にアクセスする。
【0028】通信端末の移動による接続情報の更新のた
めにサービスアクセス装置内で行われる処理のフローチ
ャートを図9に示す。サービス制御装置はサービス制御
装置の番号Hが自装置の番号と一致するか否かを判定
(フロー1)する。フロー1での判定結果が一致した場
合、接続情報の通信端末番号欄の値が移動した通信端末
の番号Tと一致している行のグループポインタ欄の値P
を読み出す(フロー2)。次にグループ情報のポインタ
番号欄がPと一致する行の装置情報欄に移動先の通信制
御装置Cを設定(フロー3)する。フロー1での判定結
果が不一致である場合、グループのホームであるサービ
ス制御装置Hに対してグループ情報のグループ番号欄が
Gである行の装置情報欄に移動先の通信制御装置Cを設
定するように指示(フロー4)する。以上のようにして
代表通信端末が移動した場合の管理情報の更新を実現す
ることができる。
【0029】図4に示す通信システムにおいて、図6に
示す移動通信端末を使用した場合の代表通信端末を経由
した通信方法について説明する。他の通信端末との通信
方法としては通信端末が他の通信端末を呼び出して通信
を行う場合と他の通信端末から呼び出されて通信を行う
場合とがある。まず、他の通信端末を呼び出して通信を
行う場合について説明する。グループ内に属する通信端
末同士はローカル通信機能部により相互に通信を行うこ
とが可能であるので、例えば通信端末7が通信端末3と
通信する場合にはグループ1の代表通信端末である通信
端末6まではローカル通信機能部を介して接続要求を送
信する。この時、必要であればグループ内の他の通信端
末(例えば通信端末1)を経由して通信端末6に接続要
求を送信する。通信端末6は従来技術の説明で説明した
方法によって通信端末3との間で通信を開始するための
処理を行い、通信開始後は通信端末7から受信したデー
タを通信端末3へ転送し、通信端末3から受信したデー
タは通信端末7へ転送する。
【0030】次に、他の通信端末から呼び出されて通信
を行う場合について説明する。通信端末3がグループ1
に含まれる通信端末7を呼び出して通信を行う例を説明
する。通信端末3から通信制御装置12に対して通信端
末7との通信を要求すると、通信制御装置12はサービ
ス制御装置に対して通信端末7が接続されている通信制
御装置を問い合わせる。この問い合わせに対してサービ
ス制御装置22が行う処理のフローチャートを図10に
示す。サービス制御装置22は接続情報の通信端末番号
欄の値が接続先通信端末の番号T(この例では通信端末
7)と一致している行を検索し、その行のグループポイ
ンタ欄の値Pを読み出す(フロー1)。フロー1で読み
だしたグループポインタPの値がNULLであるか否か
を判定(フロー2)する。グループポインタPの値がN
ULLである場合、当該通信端末Tはグループに属して
いるため、グループ情報のポインタ番号欄がPと一致す
る行のフラグ欄の値Fを読み出す(フロー3)。フロー
3で読み出したフラグFが“0”であるか否か判定(フ
ロー4)する。フロー3で読み出したフラグFが“0”
である場合、装置情報欄には通信相手先の通信端末Tが
属するグループの代表通信端末が接続する通信制御装置
名が格納されているので、この通信制御装置名と代表通
信端末番号欄に格納されている代表通信端末番号の情報
を問い合わせ元の通信制御装置に通知(フロー5)す
る。フロー3で読み出したフラグFが“0”でない場
合、装置情報欄にはグループ情報を格納しているサービ
ス制御装置名が格納されているので、グループ情報のグ
ループ番号欄の値Gを読み出すとともに装置情報欄に格
納されているサービス制御装置に対して下記フロー7の
問い合わせ(フロー6)を行う。問い合わせを受けたサ
ービス制御装置はグループ情報のグループ番号欄の値が
Gである行の装置情報欄に格納されている通信制御装置
の情報と代表通信端末番号欄に格納されている代表通信
端末番号の情報を問い合わせ元の通信制御装置に通知
(フロー7)する。フロー2での判定の結果グループポ
インタPの値がNULLでない場合、当該通信端末Tは
グループに属しておらず、接続情報の装置情報欄には接
続先通信端末が接続されている通信制御装置の情報が格
納されているため、これを読み出して問い合わせ元の通
信制御装置に通知(フロー8)する。この例ではフロー
1、2、3、4、6、7によって処理が行われ、通信制
御装置12には通信制御装置11と通信端末6の情報が
通知される。通信制御装置12は通信制御装置11に対
して代表通信端末6を介して通信端末7と通信を行いた
い旨要求する。通信制御装置11は通信端末6に対して
通信制御装置を介して接続されている通信端末から通信
端末7との通信要求が発生している旨伝える。通信端末
6はローカル通信機能部を介して通信端末7と通信を開
始するための処理を行う。通信端末6は通信開始後には
通信端末7から受信したデータを通信端末3へ転送し、
通信端末3から受信したデータは通信端末7へ転送す
る。このようにサービス制御装置に格納されている接続
情報を参照することで図4に示した通信端末同士で代表
通信端末を介した通信を行うことが可能となる。
【0031】図4に示す通信システムにおいて、図6に
示す移動通信端末を使用した場合の通信情報の制限方法
について説明する。上記実施例でグループ内に属してい
る全ての通信端末の発着信は代表通信端末を経由して行
われることからグループ内の通信端末の発着信時に接続
先や接続元の種類(接続先通信端末の番号や接続元通信
端末の番号)に応じて接続を取りやめたり、通信開始後
も送受信される情報に付加されている種類に応じてその
情報の転送を規制したりすることが可能となる。例え
ば、グループ1の代表通信端末である通信端末に通信端
末3への接続を規制する設定を行うことで、通信端末7
から通信端末3への接続要求が発生した場合に通信端末
6は接続ができない旨の通知を通信端末7に応答する。
逆に、通信端末3から通信端末7への接続要求が発生し
た場合には、通信制御装置11からの通信端末6を経由
した通信要求に対して通信端末6は接続ができない旨の
通知を通信制御装置11を介して通信端末3に応答す
る。
【0032】図4に示す通信システムにおいて、図6に
示す移動通信端末を使用した場合の通信情報の制限方法
について説明する。利用者が通信端末の通信端末情報格
納部104にキーコードを設定可能な手段を提供し、条
件判定部103でのサービス制御装置に格納されている
接続情報を変更する判定条件として通信端末間でやり取
りする通信端末情報に含まれるキーコードが一致するこ
とを追加することで実現することができる。例えば、図
4でグループ1の各通信端末の通信端末情報格納部には
キーコードK1が設定されており、通信端末8にはキー
コードK2が設定されている場合、通信端末はグループ
1に属することはなくなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように通信端末を構成する
ことによって、通信端末同士が通信制御装置を経由する
ことなく情報を交換して予め設定された条件が成立する
とサービス制御装置に格納されている接続情報を更新す
る制御を実現することが可能となる。この方法によれ
ば、通信端末間の相互の通信によって接続情報の変更が
必要であるか否かの判定が可能となるので、通信制御装
置やサービス制御装置の負荷を大幅に削減することが可
能となる。
【0034】さらに、グループとしてまとめられた通信
端末の中から予め定められた条件に最も適した1つの通
信端末を選択してサービス制御装置に登録することが可
能となる。この方法によれば、様々な通信能力(ビット
レートや雑音に対する耐性等)や電源種別(バッテリ残
量、AC電源か否か等)を有した通信端末が混在してい
る場合に、最も適した通信端末を選択してサービス制御
装置に登録することが可能となる。
【0035】さらに、通信端末の移動による接続情報の
更新を代表通信端末の移動時のみ行うようにすること
で、まとまって移動する通信端末のそれぞれに対して接
続情報の更新を行うことが不要となり、通信制御装置お
よびサービス制御装置の負荷を大幅に削減することが可
能となる。たとえば、電車の乗客が通信端末を所持して
いた場合に接続情報(位置登録)の変更を行う境界を電
車が通過した場合、従来は通信端末毎に通信制御装置を
介してサービス制御装置に格納されている接続情報を更
新していたが、本発明を用いることで電車内の通信端末
を1つの通信端末で代表させる事も可能であり、この場
合の接続情報の更新は1つの通信端末に対してのみとな
る。
【0036】さらに、代表通信端末を経由して通信を行
うことによって様々な通信能力(ビットレートや雑音に
対する耐性等)や電源種別(バッテリ残量、AC電源か
否か等)を有した通信端末の中から最適な通信端末を通
信制御装置との通信に利用でき、他の通信端末はその通
信能力や電源をローカル通信を介して利用することが可
能となる。一般に短距離の無線通信に比べて長距離の無
線通信ではビットレートは低く電力消費量も大きいた
め、これを改善するための装置は高価になるか大きくな
る。本発明を用いることによって、例えば有線通信端末
でAC電源から電力の供給を受けている通信端末を代表
通信端末とすれば、他の通信端末は短距離の比較的高速
な無線通信で有線通信端末と同等の通信を安定して行う
ことが可能となる。また、代表通信端末に通信が集中し
た場合には、グループの構成を変更、すなわちグループ
を分割して新たな代表通信端末を経由して通信を行うよ
うにすることも容易に可能である。また、このように代
表通信端末を経由して通信を行うことでグループ内の複
数の通信端末が同じ情報をネットワーク内のサーバから
読み出すような場合にこれらの情報をまとめて転送する
ことで通信制御装置を介した通信量を削減することも可
能となる。
【0037】さらに、通信可能情報を制限することによ
って、公共の場ではデータ通信のみを可能とし、音声通
信ができないように規制を行ったり、特定の電話番号
(110や119番等の緊急電話)のみへの接続を可能
としたりするといった制限を代表通信端末への設定によ
り実現することが可能となる。
【0038】さらに、キーコードが一致した通信端末同
士でグループを構成するようにすることによって、不特
定多数の通信端末がグループとなってしまうことを制限
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術を説明するための通信システムの構
成例である。
【図2】サービス制御装置に格納されているディレクト
リ情報の例である。
【図3】従来のサービス制御装置に格納されている接続
情報の例である。
【図4】本発明の実施例を説明するための通信システム
の構成例である。
【図5】本発明の実施例を説明するためのサービス制御
装置に格納されている接続情報の例である。
【図6】本発明の実施例を説明するための移動通信端末
の構成例である。
【図7】グループに追加される通信端末が代表通信端末
とはならない場合のサービス制御装置での処理フローの
例である。
【図8】グループに追加される通信端末が代表通信端末
となる場合のサービス制御装置での処理フローの例であ
る。
【図9】通信端末の移動による接続情報の更新処理理の
ためのサービス制御装置での処理フローの例である。
【図10】接続先通信端末の接続情報を取得するための
サービス制御装置での処理フローの例である。
【符号の説明】
G1〜G6 グループ1〜グループ6 11〜14 通信制御装置 21〜22 サービス制御装置 100 グローバル通信機能部 101 位置登録検出部 102 ローカル通信機能部 103 条件判定部 104 通信端末情報格納部 200 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中根 良樹 東京都千代田区大手町二丁目3番1号日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 名古屋 彰 東京都千代田区大手町二丁目3番1号日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K034 AA01 DD03 EE03 GG03 HH01 HH02 MM18 5K051 AA03 CC07 DD01 FF16 GG01 KK01 KK06 KK10 5K067 AA11 BB04 DD17 EE02 EE10 EE16 HH21 HH22 HH23 JJ64

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信制御装置を介して情報の送受信が可
    能な複数の通信端末を有し、該通信端末は移動通信端末
    及び固定通信端末の少なくとも一方から構成され、前記
    通信制御装置は前記通信端末が通信を行うための接続情
    報を格納している1台以上のサービス制御装置との通信
    手段を有し、前記各通信制御装置は前記通信端末間で通
    信を行う交換機能を有し、前記通信端末は前記通信制御
    装置の交換機能を介して他の通信端末と通信を行う場
    合、通信要求元である通信端末が接続されている通信制
    御装置は通信先である通信端末を指定する通信端末番号
    に基づいて前記サービス制御装置に問い合わせを行い、
    サービス制御装置への問い合わせの結果得られた接続情
    報に基づいて接続先の通信端末と接続可能な通信制御装
    置を特定して通信を行う通信システムにおいて、 前記通信端末は前記通信制御装置を介さずに通信端末同
    士又は特定の通信端末を介して情報を送受信する通信手
    段を有し、この送受信の結果予め定められた条件が充足
    すると通信端末は接続されている通信制御装置を介して
    サービス制御装置に格納されている通信を行うための接
    続情報を変更することを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 通信端末同士の通信手段によって予め定
    められた条件が充足した複数の通信端末の中から予め定
    められた方法によって1つの通信端末を選択して代表通
    信端末とすることを特徴とする請求項1記載の通信方
    法。
  3. 【請求項3】 代表通信端末を含む通信端末が移動した
    ことによって当該通信端末が通信を行う際に接続する通
    信制御装置が変更となった場合、前記代表通信端末のみ
    が通信制御装置を介してサービス制御装置に格納されて
    いる通信を行うための接続情報を変更することを特徴と
    する請求項2記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 代表通信端末とならなかった通信端末は
    通信制御装置を介した通信を行う際に前記代表通信端末
    を経由して通信制御装置と通信することを特徴とする請
    求項2記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 送受信可能な情報の種類を代表通信端末
    に設定可能とし、代表通信端末とならなかった通信端末
    が通信制御装置を介して送受信可能な情報の種類を代表
    通信端末に設定されている情報の種類に制限することを
    特徴とする請求項4記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 通信端末に予め1つ以上のキーコードを
    設定可能とし、通信端末同士で情報を送受信してキーコ
    ードが一致しかつ予め定められた条件が充足すると通信
    端末は接続されている通信制御装置を介してサービス制
    御装置に格納されている通信を行うための接続情報を変
    更したり予め定められた方法によって1つの通信端末を
    選択して代表通信端末とすることを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 通信制御装置を介して情報の送受信が可
    能な複数の通信端末を有し、該通信端末は移動通信端末
    及び固定通信端末の少なくとも一方から構成され、前記
    通信制御装置は前記通信端末が通信を行うための接続情
    報を格納している1台以上のサービス制御装置との通信
    手段を有し、前記各通信制御装置は前記通信端末間で通
    信を行う交換機能を有し、前記通信端末は前記通信制御
    装置の交換機能を介して他の通信端末と通信を行う場
    合、通信要求元である通信端末が接続されている通信制
    御装置は通信先である通信端末を指定する通信端末番号
    に基づいて前記サービス制御装置に問い合わせを行い、
    サービス制御装置への問い合わせの結果得られた接続情
    報に基づいて接続先の通信端末と接続可能な通信制御装
    置を特定して通信を行う通信システムにおいて、 前記通信端末は前記通信制御装置を介さずに通信端末同
    士又は特定の通信端末を介して情報を送受信する通信手
    段と、この送受信の結果予め定められた条件が充足する
    と前記通信端末は接続されている通信制御装置を介して
    サービス制御装置に格納されている通信を行うための接
    続情報を変更する手段とを有し、 前記通信端末は、アンテナと、通信制御装置を介して他
    の通信端末と通信を行うためのグローバル通信機能部
    と、通信制御装置の番号を格納するとともにグローバル
    通信機能部から通知される最も通信に適した通信制御装
    置の番号との比較を行う機能を持つ位置変更検出部と、
    通信制御装置を介さずに他の通信端末と情報の送受信を
    行うためのローカル通信機能部と、該ローカル通信機能
    部からの入力に応じて前記位置登録検出部に対して位置
    登録を行うか否かを指示する条件判定部と、近くに存在
    する他の通信端末の通信能力や電源供給能力の情報を格
    納する通信端末情報格納部とを有することを特徴とする
    通信端末。
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