JP3474793B2 - 野球又はソフトボール用のfrp製バット - Google Patents
野球又はソフトボール用のfrp製バットInfo
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- Japan
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス繊維強化プ
ラスチック(以下単に,GFRPと省略する。)やカー
ボン繊維強化プラスチック(以下単に,CFRPと省略
する。)等の繊維強化プラスチック(以下単に,FRP
と省略する。)素材により形成されたバットの内部に、
接着阻害層であるウィークバウンダリーレアー(WB
L)層を設けることにより、打撃した時にボールを遠く
まで飛ばすことができるよう、優れた反発性能を付与出
来る野球又はソフトボール用のFRP製バットに関する
ものである。
ラスチック(以下単に,GFRPと省略する。)やカー
ボン繊維強化プラスチック(以下単に,CFRPと省略
する。)等の繊維強化プラスチック(以下単に,FRP
と省略する。)素材により形成されたバットの内部に、
接着阻害層であるウィークバウンダリーレアー(WB
L)層を設けることにより、打撃した時にボールを遠く
まで飛ばすことができるよう、優れた反発性能を付与出
来る野球又はソフトボール用のFRP製バットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の野球又はソフトボール用のFRP
製バットでは、バットの反発性能を改善するために、G
FRPやCFRPなどのFRP素材の繊維の種類や繊維
の方向、使用方法を複雑に組み合わせたり、またはアル
ミニウム合金とFRP素材を組み合わせたりしていた。
製バットでは、バットの反発性能を改善するために、G
FRPやCFRPなどのFRP素材の繊維の種類や繊維
の方向、使用方法を複雑に組み合わせたり、またはアル
ミニウム合金とFRP素材を組み合わせたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のFRP素
材の種類や組み合わせを変えるだけの方法においては、
反発性能を向上させるためにバットの打球部の偏平剛性
をやわらかくすることになり、バットの耐久性に影響を
及ぼす偏平強度自体が大幅に弱くなる欠点を有してい
た。そのため、耐久性を保持するためには、反発性能を
犠牲にしなければならず、結果としてアルミニウム合金
製金属バットに勝る反発性能が発揮できなかった。
材の種類や組み合わせを変えるだけの方法においては、
反発性能を向上させるためにバットの打球部の偏平剛性
をやわらかくすることになり、バットの耐久性に影響を
及ぼす偏平強度自体が大幅に弱くなる欠点を有してい
た。そのため、耐久性を保持するためには、反発性能を
犠牲にしなければならず、結果としてアルミニウム合金
製金属バットに勝る反発性能が発揮できなかった。
【0004】また、アルミニウム合金とFRP素材を組
み合わせる方法においては、アルミニウム合金とFRP
との接着性や密着性が悪いため、製造方法が難しいとい
う欠点があった。さらに、製造方法が解決できたとして
も、反発性能や耐久性をアルミニウム合金製金属バット
以上に向上させることは出来ていなかった。
み合わせる方法においては、アルミニウム合金とFRP
との接着性や密着性が悪いため、製造方法が難しいとい
う欠点があった。さらに、製造方法が解決できたとして
も、反発性能や耐久性をアルミニウム合金製金属バット
以上に向上させることは出来ていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の問題点を解決す
るために、本発明は反発性能と耐久性を高いレベルで両
立させるために、バット本体を形成するFRP素材の層
間に接着阻害層であるウィークバウンダリーレアー(W
BL)層を意識的に設けることで、非常に大きな反発性
能と耐久性に優れたバットを作ることができるものであ
る。
るために、本発明は反発性能と耐久性を高いレベルで両
立させるために、バット本体を形成するFRP素材の層
間に接着阻害層であるウィークバウンダリーレアー(W
BL)層を意識的に設けることで、非常に大きな反発性
能と耐久性に優れたバットを作ることができるものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、FRP製バット本体を
形成するFRP素材内部の特定の層間に離型性を有する
素材や同様の効果を有するフィルムを挿入したり、離型
剤を塗布することにより、接着阻害層であるウィークバ
ウンダリーレアー(WBL)層を意識的に設けることに
より、接着阻害層であるWBL層がない従来のFRP製
バットと比べて、偏平剛性を小さくして、ボールの反発
性能を高めるトランポリン効果をより大きくすると共
に、耐久性に係る偏平強度の低下を防止することにより
耐久性に優れた高性能のFRP製バットが提供出来るも
のである。
形成するFRP素材内部の特定の層間に離型性を有する
素材や同様の効果を有するフィルムを挿入したり、離型
剤を塗布することにより、接着阻害層であるウィークバ
ウンダリーレアー(WBL)層を意識的に設けることに
より、接着阻害層であるWBL層がない従来のFRP製
バットと比べて、偏平剛性を小さくして、ボールの反発
性能を高めるトランポリン効果をより大きくすると共
に、耐久性に係る偏平強度の低下を防止することにより
耐久性に優れた高性能のFRP製バットが提供出来るも
のである。
【0007】なお、反発性能向上のためには接着阻害層
であるWBL層を打球部全体のFRP素材内部の層間に
設けることが望ましい。
であるWBL層を打球部全体のFRP素材内部の層間に
設けることが望ましい。
【0008】更に、反発性能を重視するならば接着阻害
層であるWBL層を打球部全体のFRP素材内部の層間
に複数設けることが効果的である。
層であるWBL層を打球部全体のFRP素材内部の層間
に複数設けることが効果的である。
【0009】但し、耐久性との兼ね合いからは、接着阻
害層であるWBL層が打球部全体のFRP素材内部の層
間に1層形成することが現実的である。
害層であるWBL層が打球部全体のFRP素材内部の層
間に1層形成することが現実的である。
【0010】次に、接着阻害層であるWBL層を形成す
る方法としては、バットの成形方法にもよるが、例えば
シート状のプリプレグをマンドレルに巻きつけた後に、
金型に設置し、その筒状プリプレグの内部から圧力を加
えて所望のバット形状に成形する内圧成形方法において
は、前FRP層を形成するプリプレグの半分程度を巻き
付けた後に、耐熱性のあるポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリウレタン、シリコン、テトラフルオロカーボン
等から適宜選択した合成樹脂製のフィルム状素材を重ね
て巻き付けたり乃至は、これらの素材からなる筒状のフ
ィルムを被覆しても良い。
る方法としては、バットの成形方法にもよるが、例えば
シート状のプリプレグをマンドレルに巻きつけた後に、
金型に設置し、その筒状プリプレグの内部から圧力を加
えて所望のバット形状に成形する内圧成形方法において
は、前FRP層を形成するプリプレグの半分程度を巻き
付けた後に、耐熱性のあるポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリウレタン、シリコン、テトラフルオロカーボン
等から適宜選択した合成樹脂製のフィルム状素材を重ね
て巻き付けたり乃至は、これらの素材からなる筒状のフ
ィルムを被覆しても良い。
【0011】更に、その上にプリプレグを巻きつけてか
ら内圧成形することで、FRP層とFRP層の間に接着
阻害層であるWBL層が形成される。
ら内圧成形することで、FRP層とFRP層の間に接着
阻害層であるWBL層が形成される。
【0012】その他、マンドレルにブレード(袋)状の
強化繊維を被せて金型内に配置した後に、マトリックス
樹脂となるエポキシ樹脂やポリエステル樹脂等を金型内
に注入し硬化させるレジン・トランスファー・モールデ
ィング成形法(RTM成形法)においては、内層のブレ
ードを被せた上に筒状のシリコンフィルムを1層被せ、
さらに外層のブレードを被せることで、シリコンフィル
ムが離型性の効果を発揮するために接着阻害層であるW
BL層が形成される。
強化繊維を被せて金型内に配置した後に、マトリックス
樹脂となるエポキシ樹脂やポリエステル樹脂等を金型内
に注入し硬化させるレジン・トランスファー・モールデ
ィング成形法(RTM成形法)においては、内層のブレ
ードを被せた上に筒状のシリコンフィルムを1層被せ、
さらに外層のブレードを被せることで、シリコンフィル
ムが離型性の効果を発揮するために接着阻害層であるW
BL層が形成される。
【0013】上記の成形方法以外にも、フィラメントワ
インディング成形法やレジン・インジェクション・モー
ルディング成形法(RIM成形法)等にも前記の方法を
用いたり、又は前記の方法を応用することにより、FR
P層の内部に接着阻害層であるWBL層を形成すること
が可能である。
インディング成形法やレジン・インジェクション・モー
ルディング成形法(RIM成形法)等にも前記の方法を
用いたり、又は前記の方法を応用することにより、FR
P層の内部に接着阻害層であるWBL層を形成すること
が可能である。
【0014】以上のように様々なFRP成形方法におい
て、本発明を実施することが可能であるが、接着阻害層
であるWBL層の形成方法としては、フィルム状の材料
を2枚以上重ねてFRP層の層間に積層もしくは埋設す
る方法が、簡便であり、効果が確実で、且つコストの点
でも好ましい。
て、本発明を実施することが可能であるが、接着阻害層
であるWBL層の形成方法としては、フィルム状の材料
を2枚以上重ねてFRP層の層間に積層もしくは埋設す
る方法が、簡便であり、効果が確実で、且つコストの点
でも好ましい。
【0015】また、断面としてみた場合に、FRP層全
体に対する接着阻害層であるWBL層の位置は、1層の
場合には、FRP層の肉厚の略中央部に形成させること
が反発性能と耐久性のバランスに優れるため好ましい。
体に対する接着阻害層であるWBL層の位置は、1層の
場合には、FRP層の肉厚の略中央部に形成させること
が反発性能と耐久性のバランスに優れるため好ましい。
【0016】なお、表1に本発明に係るFRP製バット
と、従来から公知のFRP製バット及び金属製バットと
の比較を行った具体的なデータを示す。
と、従来から公知のFRP製バット及び金属製バットと
の比較を行った具体的なデータを示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1に示すように、バット打球部に接着阻
害層であるWBL層が形成されることにより偏平剛性を
抑え、俗に言うところのトランポリン効果が増大し、ボ
ールを遠くに飛ばすための反発性能が大幅に向上する。
害層であるWBL層が形成されることにより偏平剛性を
抑え、俗に言うところのトランポリン効果が増大し、ボ
ールを遠くに飛ばすための反発性能が大幅に向上する。
【0019】また、耐久性に関する強度については、接
着阻害層であるWBL層が形成されるにも係らず、SG
基準値(FRP製バットの破壊荷重値:400kgf)
を満足しており、特に強度度的に問題はないことから、
強度基準を満足させながらも反発性能が従来品に比べて
際立った高性能を発揮するバットが実現できるものであ
る。
着阻害層であるWBL層が形成されるにも係らず、SG
基準値(FRP製バットの破壊荷重値:400kgf)
を満足しており、特に強度度的に問題はないことから、
強度基準を満足させながらも反発性能が従来品に比べて
際立った高性能を発揮するバットが実現できるものであ
る。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照に説明す
ると、図1に示す様に、バット本体がGFRPやCFR
P等のFRP素材で構成されている野球又はソフトボー
ル用のFRP製バット1において、該FRP層5の層間
に接着阻害層であるウィークバウンダリーレアー(WB
L)層6を設けたことを特徴とする野球又はソフトボー
ル用のFRP製バット1である。
ると、図1に示す様に、バット本体がGFRPやCFR
P等のFRP素材で構成されている野球又はソフトボー
ル用のFRP製バット1において、該FRP層5の層間
に接着阻害層であるウィークバウンダリーレアー(WB
L)層6を設けたことを特徴とする野球又はソフトボー
ル用のFRP製バット1である。
【0021】なお、図2に示すように、接着阻害層であ
るウィークバウンダリーレアー(WBL)層6を打球部
2に設けることが望ましいが、シャフト部3あたりまで
延在させることも可能である。
るウィークバウンダリーレアー(WBL)層6を打球部
2に設けることが望ましいが、シャフト部3あたりまで
延在させることも可能である。
【0022】又、図3に示すように接着阻害層であるウ
ィークバウンダリーレアー(WBL)層6を1層だけ設
けることも出来るし、図4に示すように、2層以上設け
ることも可能である。
ィークバウンダリーレアー(WBL)層6を1層だけ設
けることも出来るし、図4に示すように、2層以上設け
ることも可能である。
【0023】本発明の接着阻害層であるウィークバウン
ダリーレアー(WBL)層6に離型効果を有する素材と
して、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、シリコ
ン、テトラフルオロカーボン等からなる離型性フイルム
状素材6Aを積層したり、巻着したり、筒状のものを被
覆することにより形成することが出来るものである。
ダリーレアー(WBL)層6に離型効果を有する素材と
して、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、シリコ
ン、テトラフルオロカーボン等からなる離型性フイルム
状素材6Aを積層したり、巻着したり、筒状のものを被
覆することにより形成することが出来るものである。
【0024】その他実施例としては、接着阻害層である
ウィークバウンダリーレアー(WBL)層6をシリコン
樹脂系やフッ素樹脂系の離型剤を塗布乃至スプレーする
ことにより形成することも可能である。
ウィークバウンダリーレアー(WBL)層6をシリコン
樹脂系やフッ素樹脂系の離型剤を塗布乃至スプレーする
ことにより形成することも可能である。
【0025】本発明の実施例について図面を参照に説明
すると、図1においては、バット打球部2の位置に、接
着阻害層であるWBL層6を形成している例を示してい
る。図3においては、バット断面図のFRP層5の肉厚
の略中央部に相当する位置に、接着阻害層であるWBL
層6を形成している例を示している。
すると、図1においては、バット打球部2の位置に、接
着阻害層であるWBL層6を形成している例を示してい
る。図3においては、バット断面図のFRP層5の肉厚
の略中央部に相当する位置に、接着阻害層であるWBL
層6を形成している例を示している。
【0026】接着阻害層であるWBL層6は、図4に示
すように、離型性フイルム状素材6Aを2枚重ねてFR
P層5内に介在させることで形成した場合の実施例を示
している。
すように、離型性フイルム状素材6Aを2枚重ねてFR
P層5内に介在させることで形成した場合の実施例を示
している。
【0027】なお、本発明においては、バット本体を構
成するガラス繊維強化プラスチックやカーボン繊維強化
プラスチック等の繊維強化プラスチック素材の構成は、
種々の組み合わせが可能であるが、本発明のFRP製バ
ットにおける打球部の部位の積層事例を表2に示す。
成するガラス繊維強化プラスチックやカーボン繊維強化
プラスチック等の繊維強化プラスチック素材の構成は、
種々の組み合わせが可能であるが、本発明のFRP製バ
ットにおける打球部の部位の積層事例を表2に示す。
【0028】
【表2】
なお、表中の項目である繊維の種類に標記した記号GF
はガラス繊維を示し、CFはカーボン繊維を示し、PP
フィルムはポリプロピレンフィルムを示す。
はガラス繊維を示し、CFはカーボン繊維を示し、PP
フィルムはポリプロピレンフィルムを示す。
【0029】又、本発明においては、バット本体の構成
として、前述のごとく中空部を有するFRP製バットで
も良いし、図示はしなかったが、ポリウレタンやポリア
クリルニトリルその他の発泡合成樹脂製芯在が介在した
中実部を有するFRP製バットであっても良い。
として、前述のごとく中空部を有するFRP製バットで
も良いし、図示はしなかったが、ポリウレタンやポリア
クリルニトリルその他の発泡合成樹脂製芯在が介在した
中実部を有するFRP製バットであっても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下のような効果を奏する。バット打球部に接
着阻害層であるWBL層が形成されることにより偏平剛
性が小さくなるため、俗にいうところのトランポリン効
果が大きくなり、ボールを遠くに飛ばすための反発性能
が大幅に向上する。
施され、以下のような効果を奏する。バット打球部に接
着阻害層であるWBL層が形成されることにより偏平剛
性が小さくなるため、俗にいうところのトランポリン効
果が大きくなり、ボールを遠くに飛ばすための反発性能
が大幅に向上する。
【0031】また、耐久性に関する強度については、接
着阻害層であるWBL層が形成されるにも係らず、SG
基準値(FRP製バットの破壊荷重値:400kgf)
を満足しており、特に強度的に問題はないことから、強
度基準を満足させながらも反発性能が従来品に比べて際
立った高性能を発揮するバットが実現できるものであ
る。
着阻害層であるWBL層が形成されるにも係らず、SG
基準値(FRP製バットの破壊荷重値:400kgf)
を満足しており、特に強度的に問題はないことから、強
度基準を満足させながらも反発性能が従来品に比べて際
立った高性能を発揮するバットが実現できるものであ
る。
【図1】本発明に係るFRP製バットの要部断面斜視
図。
図。
【図2】本発明に係るFRP製バットの打球部における
接着阻害層であるWBL層の介在部位を示す説明図。
接着阻害層であるWBL層の介在部位を示す説明図。
【図3】本発明に係るFRP製バットの図2のA−A部
位、B−B部位、C−C部位の断面を示す要部断面図。
位、B−B部位、C−C部位の断面を示す要部断面図。
【図4】本発明に係るその他実施例におけるFRP製バ
ットの図2のA−A部位、B−B部位、C−C部位の断
面を示す要部断面図。
ットの図2のA−A部位、B−B部位、C−C部位の断
面を示す要部断面図。
1FRP製バット
2打球部
3シャフト部
4グリップ部
5FRP層
6接着阻害層であるWBL層
6A離型性フィルム状素材
7中空部
Claims (7)
- 【請求項1】バット本体がガラス繊維強化プラスチック
やカーボン繊維強化プラスック等の繊維強化プラスチッ
ク素材で構成されている野球又はソフトボール用のFR
P製バットにおいて、前記繊維強化プラスチック素材の
層間に接着阻害層であるウィークバウンダリーレアー
(WBL)層を設けたことを特徴とする野球又はソフト
ボール用のFRP製バット。 - 【請求項2】前記接着阻害層であるウィークバウンダリ
ーレアー(WBL)層が打球部に設けられたことを特徴
とする請求項1記載の野球又はソフトボール用のFRP
製バット。 - 【請求項3】前記接着阻害層であるウィークバウンダリ
ーレアー(WBL)層が繊維強化プラスチック素材の層
間に1層だけ設けられたことを特徴とする請求項1又は
2記載の野球又はソフトボール用のFRP製バット。 - 【請求項4】前記接着阻害層であるウィークバウンダリ
ーレアー(WBL)層が繊維強化プラスチック素材の層
間に2層以上設けられたことを特徴とする請求項1又は
2記載の野球又はソフトボール用のFRP製バット。 - 【請求項5】前記接着阻害層であるウィークバウンダリ
ーレアー(WBL)層が離型効果を有する素材により構
成されたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
の野球又はソフトボール用のFRP製バット。 - 【請求項6】前記接着阻害層であるウィークバウンダリ
ーレアー(WBL)層がフィルム状の材料を積層するこ
とにより形成されたことを特徴とする請求項5記載の野
球又はソフトボール用のFRP製バット。 - 【請求項7】前記接着阻害層であるウィークバウンダリ
ーレアー(WBL)層がシリコン樹脂系乃至はフッ素樹
脂系の離型剤より形成されたことを特徴とする請求項5
記載の野球又はソフトボール用のFRP製バット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01132599A JP3474793B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 野球又はソフトボール用のfrp製バット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01132599A JP3474793B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 野球又はソフトボール用のfrp製バット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000202080A JP2000202080A (ja) | 2000-07-25 |
JP3474793B2 true JP3474793B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=11774885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01132599A Expired - Lifetime JP3474793B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 野球又はソフトボール用のfrp製バット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3474793B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI426940B (zh) * | 2004-07-29 | 2014-02-21 | Easton Sports | 最佳化之球棒 |
JP7060945B2 (ja) * | 2017-11-29 | 2022-04-27 | ゼット株式会社 | 軟式野球用バット |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP01132599A patent/JP3474793B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000202080A (ja) | 2000-07-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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