JP3474444B2 - 裁断装置 - Google Patents

裁断装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維状の素材(ワ
ーク)を切断する装置に関するものであり、特に、廃材
として排出された化学繊維の束を、まとめて切断する切
断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、化学繊維の製造部門等において
は、繊維状の廃材は産業廃棄物として処理されている。
そして、このような産業廃棄物として処理するに当って
は、その処理(取扱い)を円滑に行なわしめるために、
連続的に産出されるエンドレス状の素材(繊維)を適当
な長さに切断することとしている。この場合、上記繊維
状素材を、まず、例えばボビン等からなる所定の部材に
巻き取る等して作業を行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この場合、
上記繊維状素材(ワーク)が巻取装置に絡み付く等し
て、装置の作動を不能にする等の問題点が生ずる。この
ような問題点を解決するために、産出された繊維の束
を、ギロチンタイプの切断機にて効率良く切断するとと
もに、繊維状素材(ワーク)が可動部に絡み付くと言う
ようなことの無いようにした装置(裁断装置)を提供し
ようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、繊維状
の素材を束ねて切断する装置(裁断装置)に関して、V
字状の形態からなるものであって、内部に多くの空気層
を有した状態にある繊維状物体あるいは線状物体の束か
らなるワークを収納するホッパと、当該ホッパの一方の
端部側に設けられるものであって当該一方の端部との間
にギロチンタイプの切断機構を形成する可動カッタから
なる切断手段と、上記ホッパ内へワークを投入する投入
手段と、当該投入手段にてホッパ内に投入された上記
ークを上方から押え付けてワーク内に形成された空気層
を除去するように作動するワーク圧縮手段と、上記ホッ
パのV字状側壁の内面側に突出するように設けられるピ
ン及び当該ピンの挿入される挿入孔を有するものであっ
て上記ホッパのV字状側壁の内側に設けられるスライド
プレートと、当該スライドプレートを上記切断手段の設
けられる端部側へ一定のピッチで送り出すように作動す
るフィーダ装置と、当該フィーダ装置の作動制御並びに
当該フィーダ装置にて上記ホッパの一方の端部側に送ら
れて来た上記ワークを上記フィーダ装置の作動に連動さ
せた状態で切断加工する上記切断手段の作動制御を行な
制御手段と、からなる構成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、繊維状素材を大量に、かつ、効率良
く切断(裁断)することができるようになる。すなわ
ち、本裁断装置にて繊維状素材の裁断を行なうに当って
は、まず、投入手段内に収納されている素材(ワーク)
を、図1に示す如く、ホッパ内へ投入する。このような
状態において、内部に多くの空気層を有した状態の繊維
状素材(ワーク)を、上方から、上記ワーク圧縮手段を
作動させてV字状ホッパ内へ押し付け、素材(ワーク)
全体を密な状態にする。すなわち、ワークを繊維どうし
密着した束の状態にする。次に、このような状態にお
いて、フィーダ装置のピンをワークの隙間内に挿入し、
繊維状素材からなるワークを保持した状態で、ワーク全
体を、切断手段の設けられているホッパ端部側へ所定量
送り出す。そして、このような状態において、切断手段
を形成するカッタを作動させ、繊維状素材からなる束を
一挙に切断する。これによって、繊維状素材の束からな
るワークが、効率良く、かつ、円滑に切断(裁断)され
ることとなる。また、このようにして切断された素材
(ワーク)は、シュータ等を介してワーク溜めに収納さ
れるようにする。従って、切断された繊維片等が、本裁
断装置の可動部等に絡み付いたりするようなことが無く
なる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、本裁断
装置に用いられるフィーダ装置を、上記ホッパの内面側
に突出してホッパ内に投入されたワークの隙間内へ進入
するように作動する複数のピンと、当該複数のピンを上
記ホッパ内のワークに向かって進入あるいは後退させる
ように作動するものであって所定のリンク機構及びアク
チュエータからなる繰り出し装置と、上記ピン及び繰り
出し装置を一体的に支持するフレームと、当該フレーム
及び上記ピンの挿入されるスライドプレートを上記ピン
がホッパの内面側へ突出した状態で上記ホッパの端部に
設けられた切断手段側へ所定のピッチで移動させるとと
もに上記制御手段からの制御信号に基づいて作動する
ワーユニットと、からなるようにしたことである。
【0007】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、繊維状の素材からなるワークを切断手段の在
る側へ所定のピッチで送り出すフィーダ装置を、ホッパ
内で素材の隙間内へ出入するピンと、当該ピンの出入を
素材(ワーク)の収納されるホッパの外にて駆動する繰
り出し装置等からなるようにするとともに、これらを駆
動するアクチュエータ及びパワーユニットも上記繊維状
素材の存在するホッパの外側に設けるようにしたので、
駆動機構部等に繊維状素材が絡み付いたりするようなこ
とが無くなり、切断作業を円滑に進めることができるよ
うになる。
【0008】次に、請求項3載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項2記載
のものと同じである。その特徴とするところは、上記フ
ィーダ装置を形成する繰り出し装置を、上記複数のピン
を一体的に支持する支持枠と、当該支持枠を上記ホッパ
の中心部側に向かって出し入れさせるように作動するも
のであってX型に組合わされたリンクを主体に形成され
るリンク機構と、当該リンク機構の一部に連結されるも
のであって上記制御手段からの制御信号に基づいて上記
リンク機構を駆動するアクチュエータと、からなるよう
にしたことである。
【0009】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、ピンのホッパ内への出入が円滑に行
なわれることとなり、当該ピンにて繊維状素材(ワー
ク)を確実に捕捉することができるようになる。すなわ
ち、X型に組合わされたリンク機構の一部に連結された
アクチュエータを作動させることによって、X型リンク
の高さを変化させ、この高さの変動するX型リンクから
なるリンク機構のところに取付けられた支持枠を、上記
ホッパの中心部側に向かって移動させるようにすること
ができる。その結果、この支持枠のところに取付けられ
るとともに、上記ホッパの内面側であって、その長手方
向に帯状に設けられたスライドプレートの、そのピン挿
入孔を貫通するように設けられた複数のピンは、上記支
持枠の作動に応じて上記ホッパの中心部に向かって進退
するように作動することとなる。すなわち、上記X型リ
ンクの、その高さが高くなるように作動したときには、
当該X型リンクからなるリンク機構のところに取付けら
れた支持枠が上記ホッパの中心部側に進出し、これによ
って、上記複数のピンも、同時にホッパの中心部側に進
出することとなる。その結果、繊維状素材からなるワー
クの束の内部に侵入して、当該ワークを確実に捕捉する
ことができる。また、逆に、上記X型リンクの高さが低
くなるように上記アクチュエータを作動させることによ
って、上記ピンの先端部を上記スライドプレートの挿入
孔内に後退させ、これによってピンによるワークの捕捉
を解除させるようにすることができる。このような状態
において、フィーダ装置を後退作動させることによって
スライドプレート及びピンを元の状態へと復帰させるこ
とができるようになる。
【0010】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項2また
は請求項3記載のものと同じである。その特徴とすると
ころは、上記請求項2または請求項3記載の裁断装置に
関して、上記フィーダ装置を形成するものであって、上
記繰り出し装置、当該繰り出し装置を支持するフレー
ム、及び上記ホッパのV字状側壁の内側に設けられるス
ライドプレートを上記切断手段側へ所定のピッチで移動
させるように作動するパワーユニットを、上記フレーム
に連結されるものであって油圧力にて作動するパワーシ
リンダと、当該パワーシリンダのいずれか一方のシリン
ダ室内に所定の圧油を導入するように作動するものであ
って上記制御手段からの制御信号に基づいて作動する
換手段と、当該切換手段を経由して上記パワーシリンダ
へ供給される圧油を生成する油圧ポンプと、からなるよ
うにしたことである。
【0011】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、上記パワーシリンダを作動させるこ
とによって、上記ホッパ内に存在する繊維状素材からな
るワークを、切断手段の存在するホッパ端部側へと所定
のピッチで、円滑に、かつ、効率良く送り出すことがで
きるようになる。すなわち、上記繰り出し装置を作動さ
せることによって上記複数のピンを繊維状素材からなる
ワークの隙間内に進入させ、これによって上記ワークを
確実に捕捉することができるようになる。このような状
態において、上記パワーシリンダに圧油を導入し、上記
パワーユニットを作動させると、上記フレームが移動
し、当該フレームに支持される上記繰り出し装置及びピ
ンが、当該ピンの挿入されるスライドプレートととも
に、上記ホッパの切断手段の存在する端部側へと駆動さ
れることとなる。その結果、上記ホッパ内にあって上記
ピンにて捕捉された状態の繊維状素材からなるワーク
は、所定のピッチ分だけ、上記切断手段の存在する方向
に送り出されることとなる。そして、このように、所定
のピッチ分だけ送り出された状態の繊維状素材の束から
なるワークは、上記切断手段にて、まとめて切断される
こととなる。このような切断手段へ向かってのワークの
送り出し作業が、上記油圧機構からなるパワーユニット
の作動によって、円滑に、かつ、確実に行なわれること
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図3を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、V字状の形態から
なるものであって、繊維状物体あるいは線状物体の束か
らなるワーク9を収納するホッパ1と、当該ホッパ1の
一方の端部側に設けられるものであって、往復動カッタ
からなる切断手段2と、上記ホッパ1内へワーク9を投
入する投入手段4と、当該投入手段4にてホッパ1内に
投入されたワーク9を上方から押え付けるように作動す
るワーク圧縮手段8と、上記ホッパ1のV字状側壁11
の内面側に突出するように設けられるピン6及び当該ピ
ン6の挿入される挿入孔151を有するものであって上
記ホッパ1のV字状側壁11の内側に設けられるスライ
ドプレート15を、一緒に上記切断手段2の設けられる
端部側へ一定のピッチで送り出すように作動するフィー
ダ装置3と、当該フィーダ装置3の作動制御を初めとし
て本装置における各種機構の制御を行う制御手段5と、
からなることを基本とするものである。
【0013】このような構成からなるものにおいて、上
記ホッパ1のV字状側壁11の内側のところには、図1
及び図2に示す如く、帯状の部材からなるスライドプレ
ート15が複数枚、平行に設けられるようになってい
る。そして、このスライドプレート15には、その長手
方向に、ほぼ等間隔状に、貫通孔からなる挿入孔151
が複数個設けられるようになっている。そして、このよ
うな挿入孔151内には、上記ピン6が後に述べる繰り
出し装置31の作動によって挿入されるようになってい
るものである。また、このようにピン6が挿入孔151
内に挿入された状態において、上記フィーダ装置3が作
動することによって、上記スライドプレート15は上記
ホッパ1のV字状側壁11に沿って、その長手方向にス
ライド運動をすることができるようになっているもので
ある。
【0014】そして、このような構成からなる上記ホッ
パ1のV字状側壁11の外側のところには、図1及び図
2に示す如く、上記スライドプレート15を所定のピッ
チでその長手方向に駆動するように作動するフィーダ装
置3が設けられるようになっている。このフィーダ装置
3は、具体的には上記ピン6の上記ホッパ1内側への出
入等を担う繰り出し装置31と、当該繰り出し装置31
を一体的に支持するフレーム33と、当該フレーム33
を上記ホッパ1の長手方向に所定のピッチで移動させる
よう作動するパワーユニット35と、からなることを基
本とするものである。
【0015】このような構成からなるものにおいて、上
記繰り出し装置31は、上記複数のピン6の取付けられ
る支持枠315と、当該支持枠315及び当該支持枠3
15に取付けられた複数のピン6を上記ホッパ1の内部
へ出入させるよう作動するものであってX型に組合わさ
れたリンク等からなるリンク機構311と、当該リンク
機構311を作動させるものであって油圧機構あるいは
電動機構等からなるアクチュエータ312等と、からな
るものである。なお、このような構成からなるものにお
いて、上記リンク機構311は、図3に示すようなX型
に組合わされたリンク機構のみに限定されるものではな
く、この外に、例えばパンタグラフ機構等からなるもの
であっても良い。要は、上記支持枠315を、上記ホッ
パ1の内部側に向かって移動させることのできるような
ものであれば良い。また、アクチュエータ312も、必
ずしも油圧シリンダ等からなる油圧機構に限定されるも
のでは無く、この外に、電動モータにて駆動される直線
運動機構あるいはリニアモータ機構等からなるものであ
っても良い。
【0016】次に、このような繰り出し装置31及び当
該繰り出し装置31を一体的に支持するフレーム33を
駆動するパワーユニット35について説明する。このも
のは、図1及び図3に示す如く、上記フレーム33に連
結され、当該フレーム33を駆動するものであって圧油
の導入されるパワーシリンダ351と、当該パワーシリ
ンダ351のいずれか一方のシリンダ室に圧油を導入す
るように切換作動をする切換バルブ等からなる切換手段
355と、当該切換手段355を経由して、上記パワー
シリンダ351に圧油を供給する油圧ポンプ352と、
からなるものである。そして、このような構成からなる
上記切換手段355の切換作動は、次に述べる制御手段
5からの制御信号によって行なわれるようになっている
ものである。
【0017】このような制御手段5は、マイクロプロセ
ッサユニット(MPU)を主体とした演算手段にて形成
されるマイクロコンピュータ及び当該マイクロコンピュ
ータのON/OFF作動等を制御する各種操作手段等か
らなるものである。そして、このような制御手段5から
の制御信号に基づき、上記繰り出し装置31を初めとし
た各種装置の作動が制御されるようになっているもので
ある。
【0018】また、このような制御手段5の制御作用に
基づいて作動するものであって上記ホッパ1の一方の端
部側に設けられる切断手段2は、図1に示す如く、上下
動するカッタ21を主体に形成されるものであって、当
該カッタ21の刃先と上記ホッパ1の先端部に設けられ
た固定刃111とにてギロチンタイプの切断機構が形成
されるようになっているものである。
【0019】また、このような構成からなる上記ホッパ
1内へ繊維状の素材(ワーク)9を投入する投入手段4
は、かご状の形態からなるものである。そして、このよ
うな投入手段4が、図2に示す如く、初めの状態におい
ては下方部に設置されており、所定の素材(ワーク)9
が収納されると、上記制御手段5からの指令(信号)に
基づき上方に引き上げられるとともに、このような状態
において、当該投入手段4は、図2の回転矢印方向に回
転させられるようになっているものである。このように
して所定の素材(ワーク)9がホッパ1の内部に投入さ
れるようになっているものである。
【0020】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作動態様等について説明す
る。まず、図2に示す如く、上記投入手段4を作動させ
ることによって、繊維状の素材からなるワーク9をホッ
パ1の内部に投入する。このような状態において、内部
に多くの空気層を有した状態の繊維状素材(ワーク)9
を、上方から、上記ワーク圧縮手段8を用いてV字状の
ホッパ1内へ押し付け、素材(ワーク)9を全体的に密
の状態にする。すなわち、ワーク9を繊維の束の状態に
する。次に、このような状態において、図3に示す如
く、繰り出し装置31を作動させ、上記フィーダ装置3
のピン6をワーク9内に進入させ、繊維状素材からなる
ワーク9を捕捉する。このような状態において、フィー
ダ装置3のパワーユニット35を作動させ、ワーク9全
体をスライドプレート15と共に、所定量、切断手段2
の設けられているホッパ1の端部側へと送り出す。そし
て、このような状態において、図1に示す如く、切断手
段2を形成するカッタ21を作動させ、繊維状素材から
なる束を一挙に切断する。これによって、繊維状素材の
束からなるワーク9が、効率良く、かつ、円滑に切断
(裁断)されることとなる。また、このようにして切断
された素材(ワーク)9は、シュータ等を介してワーク
溜めに収納される。これによって、切断された繊維片等
が、本裁断装置の可動部、例えばフィーダ装置3等に絡
み付いたりするようなことがなくなる。また、このよう
にして切断手段2によるワーク9の切断作業が完了した
後は、図3に示す繰り出し装置31を作動させて、支持
枠315及びピン6を後退させ、当該ピン6を、上記ス
ライドプレート15の挿入孔151内に後退させる。こ
れによって、ピン6によるワーク9の捕捉が解除される
こととなる。このような状態においてフィーダ装置3を
後退作動させることによってスライドプレート15及び
ピン6が元の状態(位置)へと復帰することとなる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、繊維状の素材からなる
ワークを束ねた状態にて一挙に切断するようにした裁断
装置に関して、V字状の形態からなるものであって、繊
維状物体あるいは線状物体の束からなるワークを収納す
るホッパと、当該ホッパの一方の端部側に設けられるも
のであって可動カッタからなる切断手段と、上記ホッパ
内へワークを投入する投入手段と、当該投入手段にてホ
ッパ内に投入されたワークを上方から押え付けるように
作動するワーク圧縮手段と、上記ホッパのV字状側壁の
内面側に突出するように設けられるピン及び当該ピンの
挿入される挿入孔を有するものであって上記ホッパのV
字状側壁の内側に設けられるスライドプレートを上記切
断手段の設けられる端部側へ一定のピッチで送り出すよ
うに作動するフィーダ装置と、当該フィーダ装置の作動
制御を初めとして本装置における各種機構の制御を行う
制御手段と、からなるようにした構成を採ることとした
ので、上記繊維状素材を、効率良く、かつ、円滑に切断
(裁断)することができるようになった。また、このよ
うな裁断作業に当って、ワークを所定のピッチで切断手
段側へと送り出すフィーダ装置が、ワークの収納される
ホッパの外側に設けられるようになっていることより、
作業中に素材(ワーク)が駆動機構部等に絡み付くよう
なことが無くなり、これによっても作業の効率化を図る
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の全体構成を示す正面図及び投入手段の
作動状態を示す図である。
【図3】本発明にかかるフィーダ装置の全体構成を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 11 V字状側壁 111 固定刃 15 スライドプレート 151 挿入孔 2 切断手段 21 可動カッタ(カッタ) 3 フィーダ装置 31 繰り出し装置 311 リンク機構(X型リンク機構) 312 アクチュエータ 315 支持枠 33 フレーム 35 パワーユニット 351 パワーシリンダ 352 ポンプ 355 切換手段(切換バルブ) 4 投入手段 5 制御手段 6 ピン 8 ワーク圧縮手段 9 ワーク <BR> <BR>

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V字状の形態からなるものであって、
    部に多くの空気層を有した状態にある繊維状物体あるい
    は線状物体の束からなるワークを収納するホッパと、当
    該ホッパの一方の端部側に設けられるものであって当該
    一方の端部との間にギロチンタイプの切断機構を形成す
    可動カッタからなる切断手段と、上記ホッパ内へワー
    クを投入する投入手段と、当該投入手段にてホッパ内に
    投入された上記ワークを上方から押え付けてワーク内に
    形成された空気層を除去するように作動するワーク圧縮
    手段と、上記ホッパのV字状側壁の内面側に突出するよ
    うに設けられるピン及び当該ピンの挿入される挿入孔を
    有するものであって上記ホッパのV字状側壁の内側に設
    けられるスライドプレートと、当該スライドプレート
    上記切断手段の設けられる端部側へ一定のピッチで送り
    出すように作動するフィーダ装置と、当該フィーダ装置
    の作動制御並びに当該フィーダ装置にて上記ホッパの一
    方の端部側に送られて来た上記ワークを上記フィーダ装
    置の作動に連動させた状態で切断加工する上記切断手段
    の作動制御を行なう制御手段と、からなることを特徴と
    する裁断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の裁断装置において、上記
    フィーダ装置を、上記ホッパの内面側に突出してホッパ
    内に投入されたワークの隙間内へ進入するように作動す
    る複数のピンと、当該複数のピンを上記ホッパ内のワー
    クに向かって進入あるいは後退させるように作動するも
    のであって所定のリンク機構及びアクチュエータからな
    る繰り出し装置と、上記ピン及び繰り出し装置を一体的
    に支持するフレームと、当該フレーム及び上記ピンの挿
    入されるスライドプレートを上記ピンがホッパの内面側
    へ突出した状態で上記ホッパの端部に設けられた切断手
    段側へ所定のピッチで移動させるとともに上記制御手段
    からの制御信号に基づいて作動するパワーユニットと、
    からなるようにしたことを特徴とする裁断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の裁断装置において、上記
    フィーダ装置を形成する繰り出し装置を、上記複数のピ
    ンを一体的に支持する支持枠と、当該支持枠を上記ホッ
    パの中心部側に向かって出し入れさせるように作動する
    ものであってX型に組合わされたリンクを主体に形成さ
    れるリンク機構と、当該リンク機構の一部に連結される
    ものであって上記制御手段からの制御信号に基づいて上
    リンク機構を駆動するアクチュエータと、からなるよ
    うにしたことを特徴とする裁断装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の裁断装置
    において、上記フィーダ装置を形成するものであって、
    上記繰り出し装置、当該繰り出し装置を支持するフレー
    ム、及び上記ホッパのV字状側壁の内側に設けられるス
    ライドプレートを上記切断手段側へ所定のピッチで移動
    させるように作動するパワーユニットを、上記フレーム
    に連結されるものであって油圧力にて作動するパワーシ
    リンダと、当該パワーシリンダのいずれか一方のシリン
    ダ室内に所定の圧油を導入するように作動するものであ
    って上記制御手段からの制御信号に基づいて作動する
    換手段と、当該切換手段を経由して上記パワーシリンダ
    へ供給される圧油を生成する油圧ポンプと、からなるよ
    うにしたことを特徴とする裁断装置。
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