JP3474403B2 - Mrヘッドのオフトラック特性検査装置および検査方法 - Google Patents

Mrヘッドのオフトラック特性検査装置および検査方法

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JP3474403B2
JP3474403B2 JP21589997A JP21589997A JP3474403B2 JP 3474403 B2 JP3474403 B2 JP 3474403B2 JP 21589997 A JP21589997 A JP 21589997A JP 21589997 A JP21589997 A JP 21589997A JP 3474403 B2 JP3474403 B2 JP 3474403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MRヘッドのオ
フトラック特性の検査装置および検査方法に関し、詳し
くは、MRヘッドのオフトラック特性を短時間に測定す
ることができ、検査効率を向上させることができるよう
な検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRヘッドは、高記録密度に対応できる
ハードディスクドライブの磁気ヘッドとして使用されて
いる。MRヘッドは、磁界強度により抵抗が変化する磁
気抵抗効果素子を利用するヘッドであって、磁気ディス
クに書込まれたデータを読出すためのものである。デー
タ書込ヘッドは、従来の電磁誘導型(インダクティブ)
の磁気ヘッドが用いられる。このようなMRヘッドは、
実際には複合型MR磁気ヘッドである。
【0003】図5は、インダクティブヘッド薄膜(以下
インダクティブヘッド)1aとMRヘッド1bとを組み
合わせた複合型MR磁気ヘッド(インダクティブヘッド
1a+MRヘッド1b、以下単にヘッド)1の概要であ
る。(a) は、ヘッド1の外観斜視図であり、インダクテ
ィブヘッド1aは、2個の磁極片(pole)と、両者
の間に設けられた書込み用のギャップ(GWR)と、誘導
線輪(coil)とよりなる。その書込幅はWWRであ
る。そして、MRヘッド1bは、バイアス用の磁気フィ
ルム(B・F)と絶縁膜(INS)、MR素子とが積層
されたものである。MRヘッド1bは、インダクティブ
ヘッド1aの一方のpoleの先端に接近して配置され
る。MRヘッド1bの読出幅はWRDであって、インダク
ティブヘッド1aの書込幅WWRよりも小さい。しかも、
それぞれの読出幅あるいは書込幅からみたヘッドの中心
線CM とCI はずらしてある(その理由は後述)。
【0004】(b) は、ディスクドライブにおけるヘッド
1の書込/読出についての動作説明図である。ここで
は、ヘッド1をトラックを横断する方向に移動させるヘ
ッド移動機構はロータリ方式(図示せず。その回転中心
をO’とする。)であるとする。磁気ディスク(以下単
にディスク)20は、スピンドルモータ21に装着され
てθ方向に回転し、このディスク20には複数本(m
本)のトラックTR1〜TRmが同心円状に設定されてい
る。ヘッド1はヘッドアーム4の先端に取付られてい
て、回転機構の回転中心O’を中心とする円弧Ca 上を
移動する。トラックTR1〜TRm上へのデータの書込み
は、インダクティブヘッド1aがあるトラックTRに位
置決めされて行われる。一方、あるトラックTR からの
データの読出は、MRヘッド1bにより行われる。この
読出の場合には、MRヘッド1bがトラックTR に再度
位置決めされる場合もある。
【0005】ここで、先の両中心線CM とCI がずれて
いる理由を説明すると、シーク移動するヘッド1は、各
トラックTR に対して直交することが好ましい。しか
し、ロータリ回転方式では、ヘッドアーム4は、ディス
ク20の図示の半径Rに対して直角でなく、やや斜め方
向になる。そのため、ヘッド1の描く円弧Ca はすべて
のトラックTR に直交しない。あるいは、そのうち、た
とえ1本のトラックTRに直交することがあっても他の
トラックTR には直交しない。このようにトラックが円
弧Ca に直交しないときは、インダクティブヘッド1a
とMRヘッド1bとはヘッド1のアクセストラック位置
に応じてそれぞれがトレースするトラックの場所がずれ
る。そのために、ヘッド1aの書込トラック位置に対し
てヘッド1bは、いわゆるオフトラックの状態となる。
これが過大のときは読出エラーが発生する。あるいは隣
接のトラックのデータが誤って読出されてしまう。これ
を防止するために、中心線CM,CI をずらしてできるだ
けオフトラック量を小さく抑えている。
【0006】さて、MRヘッド1bのオフトラックが発
生する原因には、上記の円弧Ca とトラックTR とが直
交しない原因のほかに、MRヘッド1bの寸法や取付位
置の不正確さ、MR素子の感度の不均一などがある。そ
こで、これらによる総合的なオフトラック特性の良否が
ヘッドテスターにより検査されている。図6は、従来の
オフトラック特性の検査方法の説明図である。MRヘッ
ド1bのオフトラック特性検査(以下オフトラック検
査)に先立って、MRヘッド1bには適切なセンス電流
が供給される。また、各トラックTR のなかから適切な
ものを選定して検査トラックTRとする。このトラック
選択条件は、通常、設計上からみてオフトラック特性が
最悪のトラックとされるものである。オフトラック検査
においては、スピンドルモータ21に装着したディスク
20を、インダクティブヘッド1aによりテストトラッ
クTRと、その両サイドのトラックの各々に位置決め
し、各トラックをイレーズする。この両サイドのイレー
ズによってMRヘッド1bがオフトラックしているとき
に、両サイドに残留しているデータが読出されることを
防ぐ。
【0007】次に、ディスク20のテストトラックTR
の1周に対してテストデータ(通常オール“1”ビッ
ト)が書込まれる。このとき、図6(a) のように、イン
ダクティブヘッド1aの中心線CI の両側において、書
込幅WWRより少し広い斜線の範囲に亘ってテストデータ
が記録される。次に、上記により記録されたテストデー
タは、MRヘッド1bにより読出される。この読出は、
ヘッドの位置を順次ずらして行われる。すなわち、(a)
に示されるように、トラック1周分のテストデータを読
出す毎にヘッドの位置決め位置をR1,R2,…と順次更
新して、図示の半径Rの方向にMRヘッド1bをピッチ
ΔRづつステップ移動させる。半径R1,R2 ……の各点
において同心円状に複数回データが読出される。ここ
で、R0 は、前記したインダクティブヘッド1aがテス
トデータを書込んだトラックTRの中心の半径に対応し
ている。これが実質的にインダクティブヘッド1aの中
心線CIの位置に対応する。半径方向の各測定点R1,R2
……での読出信号は正弦波類似の波形であって、それ
ぞれの波形の振幅(ピーク値)が検出される。次に、ト
ラックの1周分づつ各振幅(ピーク値)の平均電圧値T
AA(TAAはトラック・アベレッジ・アンプリチュードの
略であり、平均電圧値TAAを以下では単に平均値TAAと
いう。)が検出される。
【0008】そして、半径Rを横軸、平均値TAAを縦軸
として、図6(b) に示すMRヘッドのオフトラックプロ
ファイル曲線(以下単にプロファイルという)がデータ
として採取されて、それがメモリ上に記憶される。次
に、このプロファイルデータに基づいて、検査ヘッドに
ついてトラック1周分の平均値TAAについてそれが最大
値となる半径が、MRヘッドの中心線CMに対応する半
径Rmとして求められる。次に、このときの半径Rmとイ
ンダクディブヘッド1bの中心線CIに対応する半径Ro
とによりこれら半径の間隔ΔG、そして平均値TAAが5
0%となる実効トラック幅TWなどが算出される。これ
ら算出値は、次に所定基準値あるいは所定の範囲と比較
されて、許容範囲内のときは検査ヘッドのオフトラック
特性は良好、許容範囲外のときは不良と判定される。な
お、図6(c)に示すように、プロファイルの両側の傾斜
を求めて、その交点から読出トラックの中心を求め、こ
れをMRヘッドのトラックの中心線に対応する半径Rm
としてもよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のオフトラック特性の検査方法においては、精度のよ
いプロファイル曲線が必要なために、MRヘッド1bを
ΔRという微小な距離で最低でも50回以上もステップ
移動をさせる必要がある。しかも、読出時と半径方向の
各測定位置への位置決めとは独立に行わなければならな
ず、オフトラック検査にはかなりの長時間が要求され
る。この発明の目的は、このような従来技術の問題点を
解決するものであって、MRヘッドのオフトラック特性
を短時間に測定することができ、検査効率を向上させる
ことができるMRヘッドのオフトラック特性検査装置を
提供することにある。この発明の他の目的は、MRヘッ
ドのオフトラック特性を短時間に測定することができ、
検査効率を向上させることができるMRヘッドのオフト
ラック特性検査方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明のMRヘッドのオフトラック特性検査
装置の特徴は、オフトラックプロファイル曲線のデータ
を得るために必要なディスクの半径方向の最大測定ピッ
チをΔRとした場合の測定ピッチΔRの間を複数回通る
半径方向の移動量でMRヘッドを移動させてトラックを
螺旋走査してMRヘッドによりテストデータを読出す螺
旋走査による読出手段と、テストデータの読出信号に応
じて螺旋走査におけるディスク1回転毎の平均値TAAを
算出する平均値算出手段と、この平均値算出手段により
算出された1回転毎の平均値TAAをその1回転について
の半径方向の測定位置に対応して記憶する記憶手段とを
備えていて、この記憶手段に記憶されたトラックについ
ての1回転毎の半径方向の測定位置と平均値TAAとのデ
ータをオフトラックプロファイル曲線のデータとするも
のである。また、この発明のオフトラック特性検査方法
の特徴は、前記の測定ピッチΔRの間を複数回通る半径
方向の移動量で前記MRヘッドを移動させてトラックを
螺旋走査してMRヘッドによりテストデータを読出して
その読出信号を得る工程と、得られた読出信号に対して
螺旋走査におけるディスク1回転毎の平均値TAAを算出
する工程と、算出された1回転毎の平均値TAAをその1
回転についての半径方向の測定位置に対応して記憶する
工程と、記憶された1回転毎の半径方向の測定位置と平
均値TAAとのデータをオフトラックプロファイル曲線の
データとしてオフトラック検査をする工程とを備えるも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】さて、同心円走査では、オフトラ
ックプロファイル曲線のデータがディスクの半径位置に
対応してΔRのピッチで正確に得られる。しかし、ΔR
のピッチで螺旋走査をすると、得られた1回転分の平均
値データは、ΔRの範囲で採取されたものになるので、
特定の半径位置のものではない。そのためオフトラック
プロファイル曲線のデータとして使用できない。しか
し、幅ΔRの間に2回の螺旋走査を行い、それぞれの1
回転で得られる1回転毎の平均値データを2個得て、こ
れらをそれぞれの螺旋走査のときの半径位置に対応する
プロファイルデータとした場合の特性は、ΔRの幅の中
間位置で同心円走査をして採取したときのプロファイル
データの特性に近似される。前記の2回をさらに3回、
4回と、その回数を多くしていくと、オフトラックプロ
ファイル曲線全体としてデータが同心円走査のΔRのピ
ッチで採取したデータによるオフトラックプロファイル
曲線と同等かそれ以上のものになる。
【0012】したがって、ΔRのピッチの幅において複
数回の螺旋走査により得られるデータをプロファイルデ
ータとして利用可能である。この場合の幅ΔRにおける
螺旋走査の回数は、同心円走査の場合よりも検査の効率
が低下しないものであれば多いほどよい。このとき、Δ
Rのピッチの幅での複数回の螺旋走査は、ΔRのピッチ
で2カ所同心円走査をしてそれぞれが終了するときのデ
ータの採取時間よりも時間的に短ければよい。螺旋走査
では、スタート位置からトラックの読出が終了する最終
位置までは、走査を停止させないで済む。この間、テス
トデータの読出を継続できる。一方、同心円走査では、
各測定個所で走査の中断とデータ読出処理の中断とが発
生し、かつ、それらの再開に時間が必要になる。
【0013】実際には、次の実施例で示すように、ΔR
のピッチ幅の範囲で10回転以上の螺旋走査をするよう
にしても従来の測定よりも十分高速なオフトラックプロ
ファイル測定ができ、十分なオフトラックプロファイル
曲線のデータを採取することができる。その結果、MR
ヘッドのオフトラック特性を短時間に測定することがで
き、検査効率を向上させることができる。
【0014】
【実施例】図1において、図5と同一の構成要素は同一
の符号で示す。検査対象とされるヘッド1のインダクテ
ィブヘッド1aは、書込/読出回路2における書込回路
2aを介してテストデータ生成回路3からのテストデー
タを受けてディスク20の所定の検査トラックTRにテ
ストデータを書込む。なお、22は、ディスク20のイ
ンデックス信号(INDX信号)とその回転量を示す角
度信号とをそれぞれパルスで出力するエンコーダ(EN
C)である。4は、消去回路回路であって、制御装置5
からの制御信号Scに応じてDC電流を信号を書込/読
出回路2の書込回路2aに加える。これにより検査トラ
ックTR(図3(a)参照)とその前後のトラック(こ
れらトラックをトラックRSとして示す。)のデータが
インダクティブヘッド1aにより消去される。
【0015】6は、ヘッド駆動機構であり、ディスク2
0の指定されたトラック(検査トラックTR)へヘッド
1を移動させるキャリッジ等の位置決め移動機構を含
む。ヘッド駆動機構6は、内部に光学スケーラ等のディ
スク20の半径方向のヘッド移動に応じてヘッドが所定
量移動したときにパルスを発生するヘッド移動量検出回
路(以下検出回路)6aと、カウンタ6bと制御回路6
c等が設けられている。検出回路6aは、ロータリエン
コーダを直線状に展開したものであって、ここでは、最
大検出分解能として0.01μmの移動に1パルスを発
生する。この分解能は、制御装置5からの信号により設
定可能である。カウンタ6bは、この検出回路6aから
のパルスをカウントしてトータル移動量を算出する。こ
のカウンタ6bのカウント値が後述するタイミング信号
発生回路14のレジスタ14aに半径位置データRdと
して記憶される。なお、検出回路6aの検出分解能は、
プロファイル測定の最大測定ピッチΔRの幅において複
数回螺旋走査をする関係で、ΔR=0.1μmとすれ
ば、0.05μm以下の検出分解能を持つものである。
そこで、前記の検出分解能の設定は0.05μm以下に
なる。
【0016】MRヘッド1bは、インダクティブヘッド
1aにより検査トラックTRに書込まれたテストデータ
を書込/読出回路2における読出回路2bの駆動に応じ
て読出す。読出回路2bは、MRヘッド1bからの信号
を読出信号として増幅する。増幅された読出信号は、ロ
ーパスフィルタ(LPF)7を経て高周波ノイズ成分が
除去され、差動アンプ(AMP)8に加えられる。読出
信号は、AMP8により増幅されて位相が180度相違
する2つの信号として出力される。AMP8の正相と逆
相の出力信号は、ピーク追従型の検出回路9にそれぞれ
入力される。ピーク追従型の検出回路9は、正側ピーク
に追従する正極ピーク追従検出回路9aと負側ピークに
追従する負極ピーク追従検出回路9bとからなる。正極
ピーク追従検出回路9aが正相側出力をAMP8から受
け、負極ピーク追従検出回路9bが逆相側出力をAMP
8から受ける。それぞれの出力電圧値は、A/D変換回
路(A/D)10aと10bにそれぞれ入力され、タイ
ミング信号発生回路14からのサンプリング信号SL
(図4(b)参照)に応じてそれぞれの信号が所定の周
期でサンプリングされ、加算回路11a,11bに送出
される。なお、タイミング信号発生回路14は、サンプ
リング信号SLをエンコーダ(ENC)22からのディ
スク20の回転量を示すパルスあるいはこれに同期して
生成した内部クロックを分周する形で、そのパルスの立
上がりと立下がりのタイミングが正極、負極のピークに
それぞれ対応するようなパルスとして発生する。
【0017】加算回路11aは、A/D変換された正極
ピーク値の電圧値、例えば、8ビットを内部のALUが
受けて、1つ前の加算結果が記憶されたレジスタと受け
た値とを加算してその結果を再びレジスタに記憶する。
このことで各正極側ピークの電圧値(A/D変換値)を
順次加算していく。これによりディスク20が1回転し
たときに1回転分の加算値を発生する。この加算値は、
ディスク20が1回転後に発生するINDX信号に対応
して発生するタイミング信号発生回路14からの取込制
御信号SE(図4(c)参照)の立下がりタイミングで
リセットされて、次の1回転についての加算が再び開始
される。割算回路12aは、前記加算回路11aからの
加算値を受けて、これをトラック1周分に発生する正極
側のピークの数で割算した結果値を平均値TAAとして発
生する。1ビットシフトすると、加算値は、1/2の値
になるので、この割算は、所定の桁以上の値を得れば済
む。例えば、ディスク1回転で1024個分のA/D変
換値をサンプリングするときには、10ビットシフトさ
せれば1024で割った値が得られるので、10桁以下
を使用しなければよい。11桁目以上のデータが割算し
た結果になる。
【0018】メモリ回路13aは、内部にアドレスカウ
ンタを有し、タイミング信号発生回路14からの取込制
御信号SE(図4(c)参照)の立上がりタイミングに
応じてアドレスカウンタをインクリメントしながら割算
回路12aの11桁目から18桁目の出力値8ビットを
メモリ回路13aが受けてそれを内部メモリの各アドレ
スに記憶していく。加算回路11b、割算回路12b、
メモリ回路13bは、負極ピーク側に対応してそれぞれ
設けられた前記加算回路11a、割算回路12a、メモ
リ回路13aにそれぞれ対応する回路である。すなわ
ち、加算回路11bは、A/D変換された負極ピーク値
の電圧値についてディスク20が1回転したときに1回
転分の加算値を発生し、割算回路12bは、トラック1
周分に発生する負極側のピーク値の平均値TAAを発生
し、メモリ回路13bは、トラック1周分の平均値TAA
を順次各アドレスに記憶していく。
【0019】タイミング信号発生回路14は、ロータリ
エンコーダ22が出力する回転量を示すパルスとIND
X信号とを受けて、サンプリング信号SLを発生すると
ともに、INDX信号を起点として、次のINDX信号
を受けたときにディスク20が1回転したものとして、
取込制御信号SEをメモリ回路13a,13bに送出す
る。これによりメモリ回路13a,13bに1周分の平
均値TAAデータと半径位置データRdとが記憶される。
その後のタイミングで制御信号S1(図4(d)参照)
を制御装置5に送出する。制御装置5は、タイミング信
号発生回路14からの制御信号S1に応じてメモリ回路
13a,13bに記録された1回転開始時のディスク2
0上の半径位置データRdとともにトラック1周分(デ
ィスク1回転分)の正極,負極ピーク値の平均値TAAを
読込み、メモリ52に記録する。タイミング信号発生回
路14は、内部にヘッド1が位置決めされる半径位置デ
ータRdを記憶するレジスタ14aを有していて、螺旋
走査の1回転におけるスタート時点の半径位置データR
dを制御信号S1の立下がりタイミングをラッチ信号と
して、ヘッド移動機構6のカウンタ6bから送出された
半径位置データRdをラッチしてレジスタ14aに記憶
する。この記憶された半径位置データRdがメモリ回路
13a,13bにレジスタ14aから送出される。これ
を1回転後のINDX信号に応じて発生する取込制御信
号SEに応じてメモリ回路13a,13bが記憶するこ
とになる。そして、半径位置データRdは、制御信号S
1の立下がりに応じてレジスタ14aに順次記憶される
ことで更新される。
【0020】制御装置5は、ヘッド駆動機構6を制御し
て、検査トラックTRの手前の位置からヘッド1を半径
方向に順次連続的に移動させて、螺旋走査を行い、検査
トラックTRを含め前後を消去し、テストデータを検査
トラックTRに書込み、テストデータをMRヘッド1b
により読出してオフトラックプロファイル曲線のデータ
を採取する。この処理を行うために、制御装置5は、M
PU(マイクロプロセッサ)51とメモリ52とディス
プレイ53等を有し、これらがバス54を介して相互に
接続され、さらに、メモリ回路13a,13bもバス5
4に接続されている。メモリ52には、螺旋走査による
プロファイルデータ採取プログラム52aとヘッド合否
判定プログラム52b、プロファイルデータ領域52c
等を有している。
【0021】MPU51は、螺旋走査によるプロファイ
ルデータ採取プログラム52aを実行して、図2に示す
処理をする。まず、検査対象とされるヘッド1が検査装
置に装着され、検査のための初期値を検査装置に設定す
る。このときにΔRのピッチの幅を複数回螺旋走査する
ために検査トラックTRに対する全螺旋走査数nが入力
され、検査トラックTRの位置(半径Ro)が入力されて
決定される(ステップ101)。そして、MPU51
は、検査開始のキー入力があると、制御信号Scをまず
発生して消去回路4を動作させ、ヘッド駆動機構6に所
定の制御信号S2を送出してヘッド駆動機構6を制御し
て検査トラックTRの手前側から検査トラックTRの後ま
で、前後のトラックを含む適当な範囲までヘッド1を移
動させて検査トラックTRとその前後のトラックを螺旋
走査によりDC電流で消去する(ステップ102)。こ
の場合の消去は、個別的に同心円走査で行われてもよ
い。これにより図3(a)に斜線で示す検査トラックT
Rとその前後の範囲を含むトラックTRS部分がこの螺旋
走査により消去される。
【0022】次に、MPU51は、制御信号STをテス
トデータ生成回路3に送出し、これによりテストデータ
生成回路3が所定のテストデータを生成する。MPU5
1は、制御装置5からの制御信号S3をタイミング信号
発生回路14に送出してこれを動作させて、検査トラッ
クTR全体にテストデータを書込む(ステップ10
3)。次に、MPU51は、トラックTRの螺旋走査開
始位置にMRヘッド1bを位置決めして(ステップ10
4)、制御信号S6をタイミング信号発生回路14に送
出してこれを動作させて、図3(b)に示すように、螺
旋走査による読出を検査トラックTRに対して行い(ス
テップ105)、タイミング信号発生回路14からの制
御信号S1に応じて平均値TAAと半径位置データRdの
データをメモリ回路13a,13bから得て(ステップ
106)、プロファイルデータ領域52cへデータを順
次書込む(ステップ107)。
【0023】ここで、ステップ104のMRヘッド1a
の螺旋走査開始位置への位置決めについて説明する。M
PU51は、螺旋走査によるプロファイルデータ採取プ
ログラム52aを実行して、検査トラックTRにヘッド
1を位置決めしてテストデータを書き込んだ後に、螺旋
走査を行うために螺旋走査開始位置までバックする。そ
のために、まず、ヘッド駆動機構6の検出回路6aの検
出分解能を、この実施例では、MPU51は、0.01
μmに設定する制御信号S4をヘッド駆動機構6に送出
する。次に、MPU51は、6.5μm分、ディスク半
径方向へヘッド1を移動させる制御信号S2を送出す
る。さらに、MPU51は、ヘッド駆動機構6のカウン
タ6cを“0”にリセットする。これにより、このカウ
ンタ6cには、ディスク20の回転に応じて0.01μ
mの分解能で半径位置データRdが螺旋走査の1回転ご
とに得られる。その後、MPU51が制御信号S6をタ
イミング信号発生回路14に送出して螺旋走査の読出動
作に入る。
【0024】ところで、この例では、検査トラックTR
(1トラック)の幅を10μm程度とした場合に、前後
を多少含めて13μm程度の幅において読出信号を得る
ことになる。この場合、前記の螺旋走査数nを、n=1
300とすると、測定ピッチΔRを0.1μmとした場
合にこの間に10本程度の螺旋走査をすることになる。
そのために、MPU51は、ヘッド駆動機構6の検出回
路6aの検出分解能を0.01μmに設定する信号をヘ
ッド駆動機構6に送出するものである。この螺旋走査に
よる読出のときには、被検査のMRヘッド1bには予め
調べてある適切なセンス電流が供給されている。そし
て、(b) に示すように矢印Rの方向に連続的にMRヘッ
ド1bが移動して、1トラックに対するテストデータが
螺旋走査において読出される。
【0025】先に説明したように、通常、最大測定ピッ
チΔRは、0.1μm程度であるので、ここでは、n=
1300により、MRヘッド1bは、0.1μmの幅に
おいて10回転か、それ以上ディスク20が回転するよ
うな送り速度で半径方向Rに移動する。このような移動
速度になるように、前記のステップ105の螺旋走査で
は、制御装置5のMPU51からヘッド駆動機構6の制
御回路6cに移動速度のデータが設定されて螺旋走査が
行われる。その結果、ヘッド1は、ディスク20の1回
転で半径方向に0.01μmの移動することになる。図
3(b)では、この走査状態を拡大してある。このと
き、ディスク20は、図3(a)に示すθ方向に回転し
ている。タイミング信号発生回路14が制御装置5から
制御信号S3を受けたときには、タイミング信号発生回
路14は、書込/読出回路2とテストデータ生成回路3
とに所定の制御信号S5を送出して、インデンクス信号
INDX(図4(a)参照)に応じてテストデータを検
査トラックTRに書込ませる。次に、タイミング信号発
生回路14が制御装置5から制御信号S6を受けてサン
プリング信号SL,取込制御信号SE,半径位置データR
dを発生して、ディスク20の1回転ごとのINDX信
号に応じて1回転ごとの平均電圧値をメモリ回路13
a,13bに記憶していく。
【0026】制御装置5は、INDX信号が発生する都
度、1回転分の平均値データと半径位置データRdとを
1300回転分をメモリ回路13a,13bから得てメ
モリ52のプロファイルデータ領域52cに記憶する。
そして、初期設定された1300回転分以上採取した
か、否かを判定して(ステップ108)、これにより検
査トラックTRの検査の終了を判定して、この処理を終
了する。前記の判定でNOのときには、ステップ105
へと戻る。以上の処理によりMPU51は、螺旋走査の
プロファイルデータ採取処理を終了する。なお、ここで
プロファイルデータとしての平均値TAAは、正極側ピー
ク値の平均値TAA−負極側ピーク値の平均値として正負
を含めたものとして算出する。
【0027】次に、MPU51は、ヘッド合否判定プロ
グラム52bを実行して、次のような処理をする。図3
(c)は、採取されたプロファイルデータを示すもので
あるが、全部を示すと、データと全体との関係が不明確
になるので、データを1/3程度に間引いた状態のもの
を示してある。プロファイルデータのグラフは、ディス
ク20の半径を横軸、平均値TAAを縦軸として示してあ
る。各プロット点p1,p2 ……は、それぞれディスク2
0の半径R1,R2 ……に対応し、平均値TAAが最大値と
なる半径Rmは、MRヘッドの中心線CMに対応する。こ
れに対して先に入力された半径Roは、検査トラックTR
の中心であり、インダクティブヘッド1aの中心線CI
に対応する。なお、ここでは、図3(c)に示す半径Ro
は、プロファイルデータのグラフ上の半径に換算された
ものであり、この場合の半径Roの位置は、螺旋走査の
スタート点から6.5μmの位置である。先に説明した
ように、検査トラックTRの中心位置から6.5μmバ
ックして螺旋走査が開始されているからである。
【0028】まず、プロファイルデータ領域52cのプ
ロファイルのデータに基づいてMPU51は、トラック
1周分の平均値TAAが最大値となる半径Rmを検出する
(ステップ109)。次に、図3(b)に示すように、
MPU51は、半径Rmと半径Ro(検査トラックTRの
中心の位置)との間隔ΔGを算出し(ステップ11
0)、さらに平均値TAAが50%となる実効トラック幅
TWなどを算出する(ステップ111)。そして、MP
U51は、間隔ΔG,実効トラック幅TWを、それぞれ
所定基準値あるいは所定の範囲と比較して(ステップ1
12)、比較結果に応じてこれらが許容範囲内のときは
オフトラック特性は良好、許容範囲外のときは不良とす
る検査ヘッド1について合否判定を行う(ステップ11
3)。そして、プロファイルデータによりオフトラック
プロファイル曲線を生成して、これと判定結果とともに
ディスプレイ53に出力し、あるいはプリンタ(図示せ
ず)にプリントアウトする(ステップ114)。なお、
ステップ107におけるMRヘッド1bの中心線CM
位置として従来技術として示す図6(c)のように、プロ
ファイルの両側の傾斜を求めて、その交点から中心を求
めてこれをMRヘッド1bの半径位置Rmとしてもよ
い。また、検査トラックTRとしては、従来と同様に、
オフトラック特性の最悪のトラックを採用するとよい。
【0029】ところで、先のステップ104のMRヘッ
ド1bの螺旋走査開始位置への位置決めにおいて、カウ
ンタ6cを先にリセットしてから6.5μmディスク半
径方向へバックして螺旋走査の開始位置にMRヘッド1
bを位置決めして螺旋走査により読出を開始するように
することができる。このようにすれば、検査トラックT
Rの中心位置が半径位置データRd=0となる位置に対応
する。このとき、螺旋走査の開始位置は、戻り方向を負
に採ったときには−6.5μmとして半径位置データR
dが与えられ、戻り方向を正に採ったときには+6.5
μmとして半径位置データRdが与えられる。このよう
な場合には、ステップ109で検出されるトラック1周
分の平均値TAAが最大値となる半径Rmがそのまま間隔
ΔGになる。
【0030】さて、以上の処理は、この発明の検査方法
にも対応するものである。検査方法の全体的な処理の流
れについて図3に従って説明すると、イレーズ工程とし
て、図(a) に示すように、スピンドルモータ21に装着
されたディスク20をθ方向に回転し、インダクティブ
ヘッド1aにDCイレーズ電流を供給して、これを図示
の矢印Rの方向に連続的に移動する。これにより、検査
トラックTRの両側の適当な範囲を含めてトラックTRS
をスパイラル状にイレーズする。この後、テストデータ
書込み工程として、スピンドルモータ21に設けたロー
タリエンコーダ22が出力するINDX信号を起点とし
て、インダクティブヘッド1aにより検査トラックTR
の1周にテストデータを書込む。
【0031】螺旋走査によるテストデータ読出工程とし
て、MRヘッド1bには、予め調べてある適切なセンス
電流を供給し、図3(b) に示すように、ヘッド1を矢印
Rの方向に連続的に移動させて、最大測定ピッチΔRの
間に複数回の走査がなされる螺旋走査によりテストデー
タを読出す。そして、平均値算出工程として、読出信号
の正側ピークと負側ピークの1回転の平均値TAAを検出
して、ディスクの半径位置データRdとともにメモリ回
路13a,13bに記憶される。この螺旋走査による読
出は連続しているので、従来の検査方法におけるMRヘ
ッド1aのステップ移動中の読出中断はされない。その
分検査時間が短縮される。前記したように、最大測定ピ
ッチΔRの幅において10回転以上行われても、従来よ
り短時間にデータを採取することが可能である。
【0032】次に、プロファイルデータを記憶する工程
として、メモリ回路13a,13bに記憶された平均値
TAAとディスク半径位置データRdをディスク1回転ご
とにプロファイルデータとして読込み、メモリ52に記
憶する。そして、オフトラック検査をする工程として、
メモリ52に記憶されたプロファイル曲線データに基づ
いてMRヘッドの中心と検査トラックの中心の両者の半
径位置Rm,Roの間隔を算出して、間隔が許容範囲内の
とき、このオフトラック特性は良好、許容範囲を越えた
とき不良と判定する。このとき,合否判定に実行幅Tw
を加えなくてもよい。
【0033】以上説明したきたが、前記の平均値算出工
程として、実施例では、加算回路と割算回路とを設けて
行っているが、これは、ディスク1回転(トラック1周
分)ごとのピーク値をそのままメモリに記憶して、メモ
リに記憶された1回転ごとのデータに基づいてMPUが
平均値算出のプログラムを実行することで、プログラム
処理によりディスク1回転ごとの平均値TAAが算出され
てもよい。また、実施例では、ディスク1回転ごとの振
幅の平均値TAAを正極側ピーク値と負極側ピーク値とを
含めたものとして採取しているが、これはいずれか一方
のピーク値についてのものであってもよい。実施例で
は、タイミング信号発生回路のレジスタ14aに螺旋走
査の1回転におけるスタート時点の半径位置データRd
を記憶するようにしているが、これは、螺旋走査1回転
の終了時点でINDX信号に応じてカウンタ6cのデー
タをラッチするようにすれば、終了時点の半径位置デー
タRdとなり、これを採用してもよい。また、これら2
つの半径位置データを採って、その平均値をさらに採る
ことで中間位置を算出し、これを半径位置データRdと
してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明のオフト
ラック特性検査装置および検査方法においては、MRヘ
ッドによるテストデータの読出しがスパイラル状に連続
してなされるので、従来の検査におけるMRヘッドのス
テップ移動中の読出し中断をさせないで済む。その結
果、検査時間が短縮されるもので、インダクティブヘッ
ドとMRヘッドを組み合わせた磁気ヘッドの検査効率の
向上に寄与する効果には大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のMRヘッドのオフトラック
特性検査装置を適用した検査装置のブロック図である。
【図2】図2は、その検査処理のフローチャートであ
る。
【図3】図3は、この発明の検査方法の説明図であっ
て、(a) はトラックのイレーズとテストデータの書込み
についての説明図、(b) はテストデータの読出トラック
についての説明図、(c) はオフトラック特性の良否の判
定についての説明図である。
【図4】図4は、平均値TAAを採取するタイミング信号
の説明図である。
【図5】図5は、複合型MR磁気ヘッドと磁気ディスク
との関係の説明図であり、(a)は、複合型MR磁気ヘ
ッドの斜視図、(b)は、複合型MR磁気ヘッドのトラ
ックのトレース状態の説明図である。
【図6】図6は、従来のオフトラック特性の検査方法の
説明図であって、(a) はトラックのイレーズとテストデ
ータの書込みについての説明図、(b) はプロファイル曲
線の説明図、(c)は、MRヘッドにおける読出トラック
中心をプロファイルの傾斜の交点から求める場合の説明
図である。
【符号の説明】
1…複合型の磁気ヘッド、1a…インダクティブヘッ
ド、1b…MRヘッド、2…磁気ディスク、3…スピン
ドル、4…ヘッドアーム、TR…テストトラック、IN
DX…インデックス信号、R…ディスクの半径、または
その方向、ΔR…ステップ移動のピッチ、ΔG…間隔。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インダクティブヘッドとMRヘッドとを組
    み合わせた磁気ヘッドの前記インダクティブヘッドによ
    りテストデータを書込んだ磁気ディスク上のトラックに
    対して前記磁気ディスクの半径方向の多数の測定箇所で
    前記テストデータを読出し、前記トラックの1周分の読
    出信号の振幅の平均値を前記測定個所に対応して算出し
    て前記MRヘッドのオフトラックプロファイル曲線のデ
    ータを得て前記MRヘッドのオフトラック特性を検査す
    るMRヘッドのオフトラック特性検査装置において、 前記オフトラックプロファイル曲線のデータを得るため
    に必要な前記半径方向の最大測定ピッチをΔRとした場
    合の前記測定ピッチΔRの間を複数回通る前記半径方向
    の移動量で前記MRヘッドを移動させて前記トラックを
    螺旋走査して前記MRヘッドにより前記テストデータを
    読出す螺旋走査による読出手段と、前記テストデータの
    読出信号に応じて前記螺旋走査における前記磁気ディス
    ク1回転毎の前記平均値を算出する平均値算出手段と、
    この平均値算出手段により算出された1回転毎の前記平
    均値をその1回転についての前記半径方向の測定位置に
    対応して記憶する記憶手段とを備え、この記憶手段に記
    憶された前記トラックについての前記1回転毎の前記半
    径方向の測定位置と前記平均値とのデータを前記オフト
    ラックプロファイル曲線のデータとするMRヘッドのオ
    フトラック特性検査装置。
  2. 【請求項2】さらに、前記MRヘッドの移動に応じて前
    記半径方向の測定位置を示す位置データを発生する位置
    データ発生手段を有し、前記記憶手段は、前記1回転の
    前記半径方向の測定位置を前記位置データ発生手段から
    前記位置データとして得て、この位置データを前記1回
    転毎の前記平均値とともに記憶するものであり、前記1
    回転の前記半径方向の測定位置は、前記1回転の開始点
    の半径位置、前記1回転の終了点の半径位置、そして前
    記開始点の半径位置と前記終了点の半径位置との中間位
    置の中から選択されたものである請求項1記載のMRヘ
    ッドのオフトラック特性検査装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記MRヘッドの移動に応じて前
    記MRヘッドが所定量移動したときにパルスを発生する
    検出回路を有するヘッド移動機構を備え、前記ΔRは、
    0.1μm以下であり、前記検出器の移動量における検
    出分解能が0.05μm以下であり、前記位置データ発
    生手段は、前記検出器からパルスをカウントすることに
    より前記位置データを発生する請求項2記載のMRヘッ
    ドのオフトラック特性検査装置。
  4. 【請求項4】インダクティブヘッドとMRヘッドとを組
    み合わせた磁気ヘッドの前記インダクティブヘッドによ
    りテストデータを書込んだ磁気ディスク上のトラックに
    対して前記磁気ディスクの半径方向の多数の測定箇所で
    前記テストデータを読出し、前記トラックの1周分の読
    出信号の振幅の平均値を前記測定個所に対応して算出し
    て前記MRヘッドのオフトラックプロファイル曲線のデ
    ータを得て前記MRヘッドのオフトラック特性を検査す
    るMRヘッドのオフトラック特性検査方法において、 前記オフトラックプロファイル曲線のデータを得るため
    に必要な前記半径方向の最大測定ピッチをΔRとした場
    合の前記測定ピッチΔRの間を複数回通る前記半径方向
    の移動量で前記MRヘッドを移動させて前記トラックを
    螺旋走査して前記MRヘッドにより前記テストデータを
    読出してその読出信号を得る工程と、 前記読出信号に対して前記螺旋走査における前記磁気デ
    ィスク1回転毎の前記平均値を算出する工程と、算出さ
    れた1回転毎の前記平均値をその1回転についての前記
    半径方向の測定位置に対応して記憶する記憶工程と、記
    憶された前記1回転毎の前記半径方向の測定位置と前記
    平均値とのデータを前記オフトラックプロファイル曲線
    のデータとしてオフトラック検査をする工程とを備える
    MRヘッドのオフトラック特性検査方法。
  5. 【請求項5】さらに、前記MRヘッドの移動に応じて前
    記半径方向の位置を示す位置データを発生し、前記1回
    転の前記半径方向の測定位置を前記位置データとして得
    て、この位置データを前記1回転毎の前記平均値ととも
    に記憶するものであり、前記1回転の前記半径方向の測
    定位置は、前記1回転の開始点の半径位置、前記1回転
    の終了点の半径位置、そして前記開始点の半径位置と前
    記終了点の半径位置との中間位置の中から選択されたも
    のである請求項4記載のMRヘッドのオフトラック特性
    検査方法。
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