JP3473159B2 - 紡機におけるニューマノズルの支持構造及びその支持部材 - Google Patents

紡機におけるニューマノズルの支持構造及びその支持部材

Info

Publication number
JP3473159B2
JP3473159B2 JP06316695A JP6316695A JP3473159B2 JP 3473159 B2 JP3473159 B2 JP 3473159B2 JP 06316695 A JP06316695 A JP 06316695A JP 6316695 A JP6316695 A JP 6316695A JP 3473159 B2 JP3473159 B2 JP 3473159B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pneumatic nozzle
pneumatic
fitting
pipe
normal position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06316695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08260259A (ja
Inventor
功哲 辻野
究 新美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP06316695A priority Critical patent/JP3473159B2/ja
Publication of JPH08260259A publication Critical patent/JPH08260259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3473159B2 publication Critical patent/JP3473159B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡機において、糸切
れ時のフリース等を吸引除去するためフロントボトムロ
ーラ前方に吸気口を配置するように支持されるニューマ
ノズルの支持構造及びその支持部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】精紡機運転中に糸切れした錘をそのまま
放置すると、糸切れ時のフリースがフロントボトムロー
ラ等に巻き付いたりしてその後の糸継ぎ作業に支障をき
たす。また、フロントボトムローラ近傍には多くの風綿
が発生し、それが堆積して飛散すると紡出中の糸に触れ
て糸切れを誘発する。そのため、従来、精紡機には、糸
切れ時のフリースや風綿等をフロントボトムローラ前方
で吸引除去するニューマクリアラ装置(以下、ニューマ
装置という)が配備されている。
【0003】ニューマ装置は、機台長手方向に延設され
たニューマダクトからフロントボトムローラに向かって
延出する複数の吸気管を備えている。この吸気管にはそ
の形状の違いにより、ノズルタイプとフルートタイプと
の2種類がある。一般に、繊維長が比較的長い糸を生産
する機台では、フリース等が吸気管路内に詰まることを
考慮し、錘毎に1本ずつパイプが設けられて広い吸気口
を確保し易いノズルタイプのものが使用される。
【0004】図8に示すように、ノズルタイプの吸気管
としてのニューマノズル41は、1本のパイプよりな
り、その基部はニューマダクト42に開口42aを介し
て嵌着されたゴムソケット43の嵌挿口43aに嵌挿さ
れ、ニューマダクト42に対して連通状態に接続されて
いる。通常、パイプの先部には、吸気口41aを絞るた
め筒状のノズル部41bが取付けられている。ニューマ
ノズル41は基部がゴムソケット43を介して支持され
ているため、先端側で支持されていない状態では位置決
めされない。
【0005】ニューマノズル41は、ローラスタンド4
4間に架設された支持ロッド45に固定された支持部材
46によりその胴部にて支持されている。支持部材46
は支持ロッド45から下方へ延出する延出部46aを有
し、延出部46aには長穴をなす挿通孔46bが形成さ
れている。ニューマノズル41は挿通孔46bに挿通さ
れ、挿通孔46b内においてその上端と下端にて延出部
46aに嵌合されて位置決めされるようになっている。
通常、ニューマノズル41は挿通孔46b内上端にて嵌
合して位置決めされ、吸気口41aがフロントボトムロ
ーラ47前方に位置する通常位置に配置される。そし
て、風綿や糸切れ時のフリースはニューマダクト42内
の負圧が及ぶ吸気口41aから吸引されてダクト42内
に回収される。
【0006】ニューマノズル41はフロントボトムロー
ラ47の前方に延出して配置されているため、糸切れし
た錘の糸継ぎをするとき、ニューマノズル41がその糸
継ぎ作業の邪魔になることがある。そのため、この支持
部材46では、ニューマノズルを、糸切れ時のフリース
等を吸引除去するための通常位置より下方側の退避位置
に移動可能となっている。つまり、ニューマノズル41
を通常位置と退避位置との二位置に移動可能に支持して
いる(例えば特開昭63−182427号公報、実開昭
51−230号公報等)。
【0007】つまり、糸継ぎ作業あるいは保全作業時に
は、通常位置に配置されたニューマノズル41を、下方
へ移動させて挿通孔46b内で下端にて嵌合させること
により、ニューマノズル41が糸継ぎ作業の邪魔になら
ないフロントボトムローラ47下方へ離間させた退避位
置に配置できるようになっている。
【0008】また、ニューマノズル41がパイプ状であ
ることから、ニューマダクトの負圧による吸引力や機台
運転時の振動によりその軸方向の位置ずれを規制するた
めゴムソケット43の上側からパイプの基部をクリップ
48で止めていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8に示す
ように、支持部材46の延出部46aは、ニューマノズ
ル41を二位置で位置決めできるような長穴の挿通孔4
6bを有するため、その延出長が長く、ニューマノズル
41を通常位置に配置した状態で、ニューマノズル41
から延出部46aの先端が突出する状態となっていた。
【0010】ドラフト部周辺には風綿が発生し易く、こ
のような突出部があると風綿が付着し易い。特に、支持
部材46による突出部は、挿通孔46bが形成されて環
状をなすため風綿等の繊維が引っ掛かり易い。突出部に
溜まった風綿が飛散すると、紡出中の糸に接触して糸切
れを誘発する。そのため、このような突出部がドラフト
部周辺に存在することは糸の品質を低下させ、糸切れ頻
度の増加による生産効率の面から好ましくなかった。
【0011】また、ニューマノズル41を軸方向に位置
規制するためゴムソケット43の上側から止められたク
リップ48には、通常、図8に示すような把手48aが
突出しており風綿等が溜まり易く、この把手48aに溜
まった風綿が飛散して糸切れを誘発する虞れもあった。
【0012】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、ニューマノズルを通常
位置に支持する支持部材のニューマノズルに対する突出
量を小さくし、支持部材への風綿等の堆積を抑えること
ができる紡機におけるニューマノズルの支持構造及びそ
の支持部材を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、可撓性を有する接続部材
を介してその基部をニューマダクトに接続されたニュー
マノズルを、ローラスタンド間に架設した支持ロッドに
対し、その先端に形成された吸気口をフロントボトムロ
ーラ前方に配置する通常位置にのみ、支持ロッドにその
下方側から近接配置された状態で位置決め可能であると
ともに、通常位置に配置されたニューマノズルをその基
部を中心としてフロントボトムローラから離間する下方
へ変位させることにより位置決めが解除され、自由状態
とすることが可能な支持部材を介して取り外し可能に支
持した。
【0014】請求項2に記載の発明では、前記支持部材
は、前記ニューマノズルを前記支持ロッドに対し、嵌合
により前記通常位置に位置決め可能であるとともに、該
通常位置に配置されたニューマノズルをその基部を中心
としてフロントボトムローラから離間する下方へ変位さ
せることにより嵌合が解除され、自由状態とすることが
可能な嵌合手段を備え、前記支持ロッドと前記ニューマ
ノズルのうち少なくとも一方に固定された。
【0015】請求項3に記載の発明では、前記支持部材
は、前記支持ロッドに固定されるとともに、前記ニュー
マノズルを嵌合する嵌合凹部を前記嵌合手段として備え
た。請求項4に記載の発明では、前記支持部材に係合
し、パイプ状をなす前記ニューマノズルの少なくとも軸
方向におけるニューマダクト側への変位を規制する係止
手段を前記ニューマノズルに設けた。
【0016】請求項5に記載の発明では、前記接続部材
は弾性を有し、前記通常位置から取り外された前記ニュ
ーマノズルが該接続部材の弾性により前記通常位置へ復
元しようとする復元力に基づき、前記嵌合手段の嵌合凹
部と嵌合する嵌合雄側が、該嵌合凹部の開口にて当接可
能な当接部を前記支持部材に設けた。
【0017】請求項6に記載の発明では、支持部材を、
請求項1〜請求項3、請求項5のいずれかに記載の構成
とした。
【0018】
【作用】従って、請求項1及び請求項6に記載の発明に
よれば、可撓性を有する接続部材を介してその基部をニ
ューマダクトに接続されたニューマノズルは、ローラス
タンド間に架設した支持ロッドに対し、その先端に形成
された吸気口をフロントボトムローラ前方に配置する通
常位置にのみ、支持ロッドにその下方側から近接配置す
る状態で支持部材により支持されることにより位置決め
される。通常位置に配置されたニューマノズルをその基
部を中心としてフロントボトムローラから離間する下方
へ変位させることにより支持部材による位置決めが解除
され、自由状態となって取り外される。従って、ニュー
マノズルは通常位置にのみ位置決めされるだけなので、
ニューマノズルを通常位置に配置する状態で、ニューマ
ノズルや支持ロッドに対する支持部材の突出長を短くす
ることが可能となる。そのため、紡出部周辺に風綿等を
堆積し難くすることが可能となる。
【0019】請求項2及び請求項6に記載の発明によれ
ば、支持部材は、支持ロッドとニューマノズルのうち少
なくとも一方に固定され、その嵌合手段によりニューマ
ノズルを支持ロッドに対し、嵌合により通常位置に位置
決め可能である。また、通常位置に配置されたニューマ
ノズルをその基部を中心としてフロントボトムローラか
ら離間する下方へ変位させることにより嵌合手段による
嵌合が解除され、ニューマノズルは自由状態となる。つ
まり、ニューマノズルは嵌合手段による嵌合により通常
位置に位置決めされるので、ニューマノズルをその基部
を中心として通常位置とその下方側への位置とを変位さ
せるだけで、ニューマノズルの通常位置に対する固定及
び固定解除が可能となる。また、支持部材に備えられた
嵌合手段は、ニューマノズルを通常位置に位置決めする
のに必要な突出長があればよいので、通常位置にニュー
マノズルが配置された状態における支持部材の突出長を
小さくすることが可能となる。
【0020】請求項3及び請求項6に記載の発明によれ
ば、ニューマノズルは、支持ロッドに固定された支持部
材に嵌合手段として備えられた嵌合凹部に嵌合された状
態で、通常位置に配置される。支持部材から取り外した
ニューマノズルを、糸継ぎ作業後等に嵌合凹部に取り付
ける際、ニューマノズルは嵌合雄側となるので嵌合凹部
への取り付けのためのコントロールがし易く、取り付け
操作が容易となる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、ニューマ
ノズルを嵌合凹部に嵌合させて通常位置に位置決めした
状態で、支持部材がニューマノズルに設けた係止手段に
係合することにより、ニューマノズルの少なくとも軸方
向におけるニューマダクト側への変位(ずれ)が規制さ
れる。
【0022】請求項5及び請求項6に記載の発明によれ
ば、ニューマノズルを通常位置から下方へ移動して支持
部材による嵌合を解除すると、ニューマノズルは接続部
材の弾性により通常位置へ復元しようとする。このと
き、嵌合雄側が当接部に当接するため、ニューマノズル
は嵌合雄側が嵌合凹部の開口にて当接する状態に保持さ
れる。そのため、糸継ぎ作業等の妨げとならない位置に
ニューマノズルが退避した状態に位置決めされる。ま
た、この退避状態において、嵌合雄側が嵌合凹部の開口
に当接して配置されるので、ニューマノズルを通常位置
に戻すときには、ニューマノズルを通常位置側へ押し込
むだけの操作で、ニューマノズルが通常位置に配置され
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1,
図2に基づいて説明する。図1に示すように、精紡機機
台にその長手方向に沿って配備されたニューマダクト1
には機台長手方向に沿って所定間隔毎に円形の開口2が
形成されている。ニューマノズル3は1本のパイプ4よ
りなり、パイプ4の基部をニューマダクト1の開口2に
嵌着されたゴムソケット5の嵌挿口5aに嵌挿する状態
でその基部側が支持されている。ゴムソケット5はニュ
ーマダクト1に対してエア漏れがないように固定されて
いる。
【0024】ニューマノズル3は、ローラスタンド6間
にその間の錘数に対応する本数(本実施例では6本)だ
け突設されている。ローラスタンド6間には、フロント
ボトムローラ7と平行に延びるように支持ロッド8が架
設されている。支持ロッド8上には、各ニューマノズル
3と対応する位置にプラスチック製の支持部材9が固定
されている。
【0025】図1,図2に示すように、支持部材9は、
支持ロッド8を挿通可能な挿通孔9aを有し、挿通孔9
aに支持ロッド8が挿通された状態でボルト10が螺着
されることにより、支持ロッド8に対してその軸方向に
おける所定位置に取付けられている。支持部材9には延
出部9bが延出して形成され、支持部材9はその延出部
9bを図1に示す左下方へ延出させた姿勢角で固定され
ている。
【0026】延出部9bにはパイプ4が嵌合可能なサイ
ズの内周面を有する凹部9cが形成されている。つま
り、凹部9cはパイプ4の外周よりも若干小さくその内
周面が形成され、プラスチックの可撓性によりパイプ4
の嵌合が可能となっている。
【0027】パイプ4には、2つのリング11がほぼ延
出部9bと対応する位置に延出部9bの厚みにほぼ相当
する所定間隔を開けた状態でパイプ4に嵌め込まれた状
態で接着剤により固着されている。パイプ4は、2つの
リング11間において延出部9bの凹部9cにて嵌合さ
れるようになっている。パイプ4が延出部9bの凹部9
cに嵌合された状態では、パイプ4はその先端に形成さ
れた吸引口4aをフロントボトムローラ7の下方近傍に
配置する通常位置(図1の実線で示す位置)に位置決め
された状態に配置される。この通常位置では、フロント
ボトムローラ7から紡出される糸切れ時のフリースに吸
気口4aからの負圧が充分及ぶ姿勢角となるようにパイ
プ4が位置決めされる。
【0028】パイプ4は、支持部材9以外ではその基部
がゴムソケット5を介して支持されているだけなので、
支持部材9との嵌合が外れた状態では、先端側が位置変
更可能な自由状態となるようになっている。本実施例で
は、パイプ4を延出部9bから外すと、パイプ4はその
自重とゴムソケット5の弾性とのバランスにより、吸気
口4aをフロントボトムローラ7から下方に離間した位
置(図1の鎖線で示す位置)に配置されるようになって
いる。
【0029】次に、このニューマノズル3の支持構造の
作用を説明する。パイプ4は、その基部がゴムソケット
5に嵌挿された状態でニューマダクト1に対して支持さ
れている。通常時には、パイプ4はその胴部にて支持部
材9の凹部9cに嵌合された状態で支持され、糸切れ時
のフリースに吸気口4aの負圧を及ぼし得る図1の実線
で示す通常位置に配置される。このとき、パイプ4は支
持ロッド8に下側から近接した状態に位置し、支持ロッ
ド8に固定された支持部材9の延出部9bは、図1,図
2に示すように、その凹部9cに嵌合されたパイプ4に
対してほとんど突出していない。
【0030】すなわち、糸切れに伴う糸継ぎ作業や保全
作業以外のほとんどの間、パイプ4が配置される通常位
置では、パイプ4に対して延出部9bが突出しておら
ず、ほぼパイプ4に嵌合されてパイプ4の外周に沿うよ
うに配置される。つまり、凹部9cを有する延出部9b
はそれ自体では突出形状を有しているが、その凹部9c
にパイプ4が嵌合されることにより、突出部が無くなっ
た状態となる。
【0031】そのため、通常時には、ドラフト時に発生
する風綿等が付着し易い突出部などの部位が支持部材9
により形成されない。その結果、ニューマノズル3の周
辺に風綿の堆積する部位がなく、堆積風綿の飛散による
糸切れの発生が起こり難くなる。
【0032】また、延出部9bはリング11間にてパイ
プ4の胴部に嵌合し、リング11と、その間に嵌合され
た延出部9bとの係合により、パイプ4はその軸方向の
移動が規制される。そのため、ゴムソケット5に嵌挿さ
れたパイプ4は、ゴムソケット5にクリップを装着しな
くてもその軸方向へは位置ずれしない。よって、本実施
例のように、クリップを無くすことが可能となり、クリ
ップの把手に風綿等が堆積することも回避される。
【0033】糸切れが発生して糸継ぎ作業をするときに
は、通常位置に配置されたパイプ4をその基部を中心に
その下方(凹部9cの開口方向)へ移動させ、支持部材
9の凹部9cとの嵌合を解除させ、パイプ4を糸継ぎ作
業の妨げとならない位置に退避させる。パイプ4はその
自重とゴムソケット5の弾性とのバランスにより、吸気
口4aをフロントボトムローラ7から下方に離間する図
1の鎖線で示す位置に配置される。このとき、延出部9
bからパイプ4が外されて、延出部9bが突出するそれ
自体の形状がさらされるが、糸継ぎ作業等をする間の短
時間だけのことなので、風綿が付着する心配はない。ま
た、パイプ4は通常時に通常位置に位置決めされていれ
ば、取り外したときに所定位置に位置決めされず自由状
態となっても糸継ぎ作業に支障はない。
【0034】このとき、パイプ4は自由状態となって、
その基部側のみで支持された片持ち状態となるが、ゴム
ソケット5にはそれに見合った強度と、ニューマダクト
1に対する嵌着力が確保されている。また、パイプ4が
片持ち状態とされるには一時的なことなので、糸継ぎ作
業時等にパイプ4が片持ち状態とされても、ゴムソケッ
ト5にかかる負荷はさほど問題とならない。
【0035】また、支持部材9の凹部9cは、糸継ぎ作
業をする作業者からその凹部9cの円弧面がほぼ直交方
向から見える向きに配置されているので、パイプ4を凹
部9cに嵌合し易い。また、凹部9cに対してパイプ4
を差し込んで嵌合させる構成で、パイプ4を操作しさえ
すればよいので凹部9cに嵌合させ易い。
【0036】以上詳述したように本実施例によれば、パ
イプ4を支持部材9の凹部9cに嵌合して通常位置に位
置決めし、糸継ぎ作業時等にはパイプ4を下方へ移動さ
せて凹部9cとの嵌合を解除した自由状態とし、糸継ぎ
作業の妨げとならない位置に退避させるようにした。つ
まり、通常位置にパイプ4が位置決めされるだけなの
で、凹部9cを有する支持部材9の延出部9bの長さ
(延出長)が、一つの凹部9cの形成に必要な長さだけ
で済ませることができる。そのため、支持部材9を従来
用いられていた二位置で位置決めする支持部材より短く
することができる。そして、パイプ4が長時間配置され
る通常位置では、それ自体が凹部9cを有して突出形状
を有する延出部9bが、凹部9cにパイプ4が嵌合され
ることによりパイプ4に対するその突出が無くなった状
態とすることができる。そのため、突出部が無くなるこ
とにより、支持部材9の周辺に風綿が堆積することを防
止することができ、ひいては堆積風綿の飛散に起因する
糸切れを減少させることができる。
【0037】また、パイプ4が支持部材9の凹部9cに
嵌合された状態では、延出部9bがパイプ4に対してリ
ング11間にて配置され、リング11との係止によりパ
イプ4の軸方向の移動が規制されるため、従来使用して
いたクリップを取付けなくて済む。そのため、クリップ
の把手に堆積していた風綿を無くすことができる。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)図3に示すように、パイプ4に形成した切込み凹
部4bにて延出部9bと嵌合することにより、パイプ4
の軸方向の移動を規制する構成としてもよい。この構成
によれば、リング11が不要となり、リング11をパイ
プ4に固着する手間が不要となる。凹部4bはパイプ4
の成形時に形成すればよい。
【0039】(2)図4に示すように、パイプ4側に支
持部材12を固定し、支持部材12に形成した凹部12
aに支持ロッド8を嵌合して通常位置に位置決めする構
成としてもよい。このとき、支持ロッド8の軸方向にお
ける位置規制は、支持ロッド8に一対のリングを固着
し、支持部材12をリング間で嵌合することにより行え
ばよい。凹部12aを有する支持部材12はそれ自体で
は突出形状を有しているが、通常位置では凹部12aに
支持ロッド8が嵌合することにより、風綿が堆積するよ
うな突出が無くなった状態とされる。
【0040】(3)図5に示すように、凸部13aを有
する支持部材13をパイプ4に固着するとともに、その
凸部13aに嵌合可能な凹部14aを有する支持部材1
4を支持ロッド8に取付け、凸部13aと凹部14aと
を嵌合させることにより、パイプ4を通常位置に位置決
めする構成としてもよい。この構成によれば、支持部材
13の凸部13aが凹部14aに嵌合して隠れる。
【0041】(4)図6に示すように、支持部材15
に、パイプ4に嵌着されたリング11と嵌合可能な凹部
15aを形成するとともに、凹部15aの間にパイプ4
を磁着させる磁石15bを取付け、強磁性の金属材料よ
り形成したパイプ4を通常位置に位置決めする構成とし
てもよい。この構成によれば、支持部材15それ自体に
風綿が引っ掛かるような突出部がないので、パイプ4の
配置位置に拘わらず風綿が堆積し易い突出部のない状態
とすることができる。
【0042】(5)図7に示すように、ゴムソケット5
の弾性が強く、パイプ4がゴムソケット5の復元力によ
り通常位置に復元して戻ろうとする場合、支持部材16
の凹部16aの開口近傍に、パイプ4が外周で当接可能
な円弧状面を有する当接部16aを形成する。そして、
パイプ4を当接部16bに当接させることにより開口に
対峙する状態に保持させ、糸継ぎ作業等の妨げとならな
い退避位置にパイプ4を配置する構成としてもよい。ま
た、故意に弾性力の強いゴムソケット5を使用して当接
部16bに当接させることにより退避位置にパイプ4を
配置させてもよい。この構成によれば、糸継ぎ作業時等
に自由状態とならないようにパイプ4を所定の退避位置
に位置決めすることができる。また、図2の支持部材9
を用いてパイプ4をその凹部9cの開口に当接させて保
持してもよい。さらに図4の支持部材12に、その凹部
12aの開口近傍に支持ロッド8と当接する当接部を形
成してもよい。
【0043】(6)ダクト1の吸引作用によるパイプ4
のダクト1側へのずれだけを防止する位置決め機構とし
てもよい。例えば、図1において、2個のリング11の
うちパイプ基部側のものを無くし、リング11を吸気口
4a側のみの1個としてダクト1側へのずれのみを規制
する。また、パイプ4の基部寄りに固着した1個のリン
グ11を、ゴムソケット5の先端面に当接させて位置決
めする。さらに、ゴムソケット5に嵌挿される部位だけ
パイプ4の径を細くし、径が変化する段差部をゴムソケ
ット5の先端面に当接させて位置決めする。また、図3
において、凹部4bに代え、パイプ4を延出部9bと対
応する部位からダクト1側にて径を細く形成し、径が変
化する段差部に延出部9bを当接させることによりダク
ト1側へのずれのみを規制する。さらに、ゴムソケット
5の嵌挿通路内に段差部を設け、パイプ4の基端部をそ
の段差部に当接させて位置決めする。
【0044】(7)パイプ4を通常位置から取り外す際
の取り外し方向が、フロントボトムローラ7の軸線に直
交する面内でなく、その面に対して傾斜した面内を通る
斜め方向となるように凹部9c,16aの開口位置を設
定してもよい。
【0045】(8)前記実施例において、リング11を
無しにし、従来技術で述べたようにクリップによりパイ
プ4を軸方向に位置規制する構成としてもよい。前記実
施例から把握され、特許請求の範囲に記載されていない
発明を、その効果とともに以下に記載する。
【0046】(イ)請求項1に記載の発明において、前
記ニューマノズルは強磁性材料より形成され、前記支持
部材には前記ニューマノズルを通常位置にて磁着可能な
磁石が設けられた。この構成によれば、ニューマノズル
は通常位置に磁着されるので、位置決めのための突出部
が支持部材自体にない構造とすることができ、ニューマ
ノズルを退避させた状態でも風綿が堆積し難い。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
6に記載の発明によれば、支持部材はニューマノズルを
通常位置にのみ位置決め可能な突出長であればよいの
で、ニューマノズルを通常位置に配置したときの支持部
材のニューマノズルに対する突出量を小さくし、支持部
材への風綿等の堆積を抑えることができるという優れた
効果を奏する。
【0048】請求項2及び請求項6に記載の発明によれ
ば、支持部材に備えられた嵌合手段は、ニューマノズル
を通常位置にのみ位置決め可能な突出長であればよく、
さらにニューマノズルを通常位置に配置したとき、その
嵌合凹部に嵌合雄側が嵌合されてほとんど突出がない状
態とすることができるという優れた効果を奏する。
【0049】請求項3及び請求項6に記載の発明によれ
ば、取り外したニューマノズルを嵌合凹部に取り付ける
際、ニューマノズルは嵌合雄側となるので嵌合凹部への
嵌合操作を容易とすることができるという優れた効果を
奏する。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、ニューマ
ノズルが嵌合凹部に嵌合された状態で、その係止手段が
支持部材と係合するので、少なくともニューマノズルの
軸方向におけるニューマダクト側へのずれを防止するこ
とができる。
【0051】請求項5及び請求項6に記載の発明によれ
ば、ニューマノズルが取り外され、接続部材の弾性によ
り通常位置へ復元しようとするときに嵌合雄側が当接部
に当接してその状態に保持されることにより、糸継ぎ作
業等の妨げとならない退避位置にニューマノズルを位置
決めすることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のニューマノズルの支持構造の一部破
断側面図。
【図2】支持部材の平面図。
【図3】別例の支持構造を示す要部側断面図。
【図4】別例の支持構造を示す要部側断面図。
【図5】別例の支持構造を示す要部側断面図。
【図6】別例の支持構造を示す要部側断面図。
【図7】別例の支持構造を示す要部平面図。
【図8】従来技術におけるニューマノズルの支持構造の
一部破断側面図。
【符号の説明】
1…ニューマダクト、3…ニューマノズル、4…パイ
プ、4b…係止手段としての切込み凹部、5…接続部材
としてのゴムソケット、6…ローラスタンド、7…フロ
ントボトムローラ、8…支持ロッド、9…支持部材、9
b…嵌合手段を構成する延出部、9c…嵌合手段を構成
する凹部、11…係止手段としてのリング、12…支持
部材、12a…嵌合手段を構成する凹部、13…支持部
材、13a…嵌合手段を構成する凸部、14…支持部
材、14a…嵌合手段を構成する凹部、15…支持部
材、16…支持部材、16a…嵌合手段を構成する凹
部,16b…当接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 5/66 D01H 5/68

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する接続部材を介してその基
    部をニューマダクトに接続されたニューマノズルを、ロ
    ーラスタンド間に架設した支持ロッドに対し、その先端
    に形成された吸気口をフロントボトムローラ前方に配置
    する通常位置にのみ、支持ロッドにその下方側から近接
    配置された状態で位置決め可能であるとともに、通常位
    置に配置されたニューマノズルをその基部を中心として
    フロントボトムローラから離間する下方へ変位させるこ
    とにより位置決めが解除され、自由状態とすることが可
    能な支持部材を介して取り外し可能に支持した紡機にお
    けるニューマノズルの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記ニューマノズルを
    前記支持ロッドに対し、嵌合により前記通常位置に位置
    決め可能であるとともに、該通常位置に配置されたニュ
    ーマノズルをその基部を中心としてフロントボトムロー
    ラから離間する下方へ変位させることにより嵌合が解除
    され、自由状態とすることが可能な嵌合手段を備え、前
    記支持ロッドと前記ニューマノズルのうち少なくとも一
    方に固定された請求項1に記載の紡機におけるニューマ
    ノズルの支持構造。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、前記支持ロッドに固定
    されるとともに、前記ニューマノズルを嵌合する嵌合凹
    部を前記嵌合手段として備えた請求項2に記載の紡機に
    おけるニューマノズルの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記支持部材に係合し、パイプ状をなす
    前記ニューマノズルの少なくとも軸方向におけるニュー
    マダクト側への変位を規制する係止手段を前記ニューマ
    ノズルに設けた請求項3に記載の紡機におけるニューマ
    ノズルの支持構造。
  5. 【請求項5】 前記接続部材は弾性を有し、前記通常位
    置から取り外された前記ニューマノズルが該接続部材の
    弾性により前記通常位置へ復元しようとする復元力に基
    づき、前記嵌合手段の嵌合凹部と嵌合する嵌合雄側が、
    該嵌合凹部の開口にて当接可能な当接部を前記支持部材
    に設けた請求項2〜請求項4のいずれかに記載の紡機に
    おけるニューマノズルの支持構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項3、請求項5のいずれ
    かに記載のニューマノズル支持用の支持部材。
JP06316695A 1995-03-22 1995-03-22 紡機におけるニューマノズルの支持構造及びその支持部材 Expired - Fee Related JP3473159B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06316695A JP3473159B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 紡機におけるニューマノズルの支持構造及びその支持部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06316695A JP3473159B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 紡機におけるニューマノズルの支持構造及びその支持部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08260259A JPH08260259A (ja) 1996-10-08
JP3473159B2 true JP3473159B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=13221398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06316695A Expired - Fee Related JP3473159B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 紡機におけるニューマノズルの支持構造及びその支持部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3473159B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH706546A1 (de) * 2012-05-21 2013-11-29 Rieter Ag Maschf Befestigungsmittel für ein Verdichtungsmodul an einer Spinnmaschine.
JP2014019989A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Toyota Industries Corp 紡機におけるニューマクリアラ装置
JP2014214403A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 株式会社豊田自動織機 紡機におけるニューマ装置の吸気管を支持するゴムソケット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08260259A (ja) 1996-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5042844A (en) Hose fixture device
KR100919853B1 (ko) 리테이너용 콘을 구비한 백 필터용 리테이너
JP3473159B2 (ja) 紡機におけるニューマノズルの支持構造及びその支持部材
JP7121125B2 (ja) 工作機械の工具グリッパ
EP1614780A2 (en) Cleaning apparatus for draft roller
JP4829948B2 (ja) 碍子保護カバー
EP0836104A1 (en) Fiber optic connector
KR101599208B1 (ko) 착탈형 집진후드
US4590646A (en) Aspirator systems
JP2010259978A (ja) バグフィルタ
JPH0711165U (ja) 振出釣竿
US5857317A (en) Cotton fibres suction pipe of spinning machine
CN223214230U (zh) 一种环锭纺细纱机
CN217539243U (zh) 一种紧固锁扣
KR970005633Y1 (ko) 연사기용 실린더
JP2504633B2 (ja) パット型クリヤラ―の取付ブラケット
JPS63182427A (ja) 破断糸排除用個別サクシヨンパイプ
KR100282722B1 (ko) 청소기의 정전기방지구조
JPH1077529A (ja) 紡機におけるマグネット式クリアラローラの脱落防止装置及び脱落防止具
JPH04112820U (ja) ベルトコンベア装置
JPH0724979U (ja) 精紡機におけるトップローラ清掃装置
KR830001413Y1 (ko) 오픈엔드 정방기에 있어서의 수성홈 형성부재의 장착장치
JPH0530717Y2 (ja)
JP3071487U (ja) ダスト処理装置
JPH03295525A (ja) 電気掃除機用吸込具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees