JP3472728B2 - 医療検査等における採血管のゴム栓の自動開栓機 - Google Patents
医療検査等における採血管のゴム栓の自動開栓機Info
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Description
て、試薬・検液等の各種液体の試料を所定量採取するよ
うに用いる採血管(テストチューブ)から、それに試料
を採取した後にそれの開口に封栓してあるゴム栓を抜き
取って、開栓するための、採血管の開栓機に関する。
種液体の試料の採取に用いる採血管は、通常、合成樹脂
材により短いテストチューブ状に成形した管体の一端側
の開口に、ゴム栓を嵌合し封栓して、その内部を陰圧に
保持した状態に形成してあって、採血した血液等の試料
が、ゴム栓に突き刺して貫通させる両針の注射針により
管体の内部に採取されるようにしている。
検査するときは、通常、管体の一端の開口に封栓してあ
るゴム栓を、人手により一本づつ抜き取って開栓した状
態とし、それをラックに並列支架せしめて、そのラック
を検査装置にセットし、検査装置の運転稼働によりその
ラックに支架した各採血管内の試料について、順次検査
を行うようにしている。
採血管の一端開口を封栓しているゴム栓を、人手により
一本づつ抜き取る作業が煩わしいことから、この採血管
からのゴム栓の抜き取りが、採血管を5〜10本位並列
させた状態で、一度に抜き取っていけるようにするゴム
栓の開栓機が開発されてきている。
に、機体1にセットしたラックRの上方に、そのラック
Rに支架する複数本の採血管2…が並列する方向に沿う
回転軸aを配位し、機体1に回転自在に軸支して、それ
の一端側に回転作動させる手動のレバーbを設け、その
回転軸aの軸方向の両端部位に、放射方向に突出する回
動アームc・cを一対に設けて、それら回動アームc・
cの突出端側の各端部に前述の回転軸aの軸方向に長い
プレート状の開栓器dを、前記回転軸aの軸方向視にお
いて、回動アームc・cに対して、図2にあるよう略T
字状をなすように取付ける。
り回転軸aを回転させて、回動アームc・cを図2に示
しているよう前面側(図2においた左面側)に突出する
状態に回動させると、プレート状の開栓器dが、前述の
軸方向視において、略垂直な状態となり、この状態位置
から回転軸aの回転で、順次ラックRに支架してある採
血管2…の上端の開口20に封栓してあるゴム栓3…に
向けて下降回動してくると、この開栓器dが前記軸方向
視において略水平な姿勢となりながら、その開栓器dの
回動方向の前縁に形成してある鋸歯状の爪部が、ゴム栓
3の頭部30の周面のくびれ部31に噛み込んでそのゴ
ム栓3…をこじ上げ、さらに、開栓器dが採血管2の上
方を越して後方に回動していくことで、図3・図4の如
くゴム栓3を採血管2の上端の開口20から抜き取り開
栓し、その開栓したゴム栓3…が、機体1に挿脱自在に
嵌挿してある回収箱e内に回収されるようにしてある構
造のものである。
ゴム栓の開栓機Aは、回転軸aの軸方向に沿う長いプレ
ート状の開栓器dの回動方向の前縁の鋸歯状をなす前記
方向に長い爪部が、機体1にセットしたラックRに並列
支架した複数の採血管2…の各開口20に封栓されてい
るゴム栓3…に対して噛み込んでいき、それらゴム栓3
…を一度に一斉に開栓していけるようになる。
軸a中心に回動する回動アームcの突出端部に、その回
動アームcに対して回転軸aの軸方向視においてT字状
をなすように取付けてあるプレート状の開栓器dの、回
動方向の前縁に設けた鋸歯状の爪部を、ゴム栓3の頭部
30の周縁に喰い込ませるように係着させて、回動アー
ムcの回動により強引に跳ね上げるようにすることで行
うことから、採血管2の開口20から外れたゴム栓3
が、跳ね飛ばされるようになることで、回収箱eから飛
び出して飛散するようになったり、ゴム栓3に付着して
いた試料が四周に飛散して、隣接して並列している他の
採血管2内の試料に混入し、コンタミネーションを起こ
すようになる問題がある。
回収することから、その回収箱eが、ゴム栓3に付着し
ていた試料により汚染されるので、洗浄を余儀なくさ
れ、この手間を要する問題がある。
に生じている上述の問題を解消せしめるためになされた
ものであって、採血管のゴム栓が、爪により保持した状
態で採血管の開口から抜き取られ、抜き取られたゴム栓
が開栓器に保持された状態となるようにして、ゴム栓を
飛散させることなく開栓して回収容器に回収していける
ようになる手段、および開栓したゴム栓を回収して集積
せしめる回収容器を、それの洗浄を要さずに、ゴム栓の
回収処理が行えるようにする手段を提供することを目的
とする。
は、上述の目的を達成するための手段として、上下に対
向する二枚の開栓爪板5・6を、それらの前端縁側の対
向間隔が自在に拡縮するよう連結軸51により連結して
開栓器fを組立て、その開栓器fを、機体1に所定の範
囲を前後に自在に移動するよう支架して、機体1に設け
た往復動装置7に、該装置7の作動により前後方向に動
くよう連繋し、その開栓器fの往復動装置7による動き
を、その開栓器fが往復動装置7の押し出し作動により
ラックRに並列支架せしめて機体1に装填される採血管
2の上端開口20を封栓するゴム栓3の手前の位置まで
前進したときに、上位側の開栓爪板6と下位側の開栓爪
板5との対向間隔を拡げながら、直立する姿勢に向け前
方に回動し、その回動を終えたところで前記対向間隔を
搾め、往復動装置7の戻り作動により、前記対向間隔を
搾めた状態のまま後方に向け倒伏回動した後に後方に移
動し、その移動の終期に前述の対向間隔を拡げるように
制御せしめ、かつ、その開栓器fの前進方向の可動範囲
を、往復動装置7の押し出し作動のストロークよりも狭
く設定して、その可動範囲の前進方向の終端において、
引き続いて行われる往復動装置の押し出し作動により開
栓器fを直立姿勢に向け起立回動させ、往復動装置7の
戻り作動により開栓器fを倒伏回動させるようにしたこ
とを特徴とする医療検査等における採血管のゴム栓の自
動開栓機を提起するものである。
の開栓機は、機体を箱状に形成して、その機体の前面側
に、採血管を並列させて支架するラックを装填せしめる
ラック支持枠を装設する。
姿勢として並列支架せしめたラックを、装脱自在に支持
せしめるようになっていればよく、適宜の構造に形成し
てよいが、ラックの底部を嵌合せしめる断面が上向きの
コ字形をもって左右方向に連続するチャンネル状に形成
することが望ましい。
たときは、それの左右方向の一端側を開放して、そこか
らラックを挿し込み、スライドさせることでラックの装
填が行えるようにする。
は、機体に対して上下方向の支軸により前後に回動自在
に支架しておき、この支軸を中心とする機体の前面側へ
の回動により、前述のラックの装入口となる一端側の開
放口が、機体の前面の自由空間に露出してくるように
し、ラックの装填および取出しが楽に行えるようにな
る。
ク支持枠を、機体の前面に閉じ合わせるように回動させ
たとき、その状態に保持せしめる保持機構を、該ラック
支持枠の回動端部とこれに対応する位置の機体の前面部
との間に装設する。
栓してあるゴム栓を抜き取る開栓器を、前述のラック支
持枠に採血管を直立する姿勢として支架せしめたラック
を装填した状態において、そのラックに支架した採血管
の上端開口を封栓しているゴム栓に対応する位置から機
体の奥に向けて略水平に動くように装設する。
ラックに並列して支架される複数本の採血管の並列範囲
に渡る長さのプレート状に形成した二枚の開栓爪板を、
採血管の上端開口を封栓しているゴム栓の外径に略対応
する間隔をおいて上下に対向して並列するように組合わ
せる。
板には、それらの各前縁側に、採血管の上端開口を蓋す
るゴム栓の外周面に喰い込む爪部をそれぞれ対向する方
向に突出するように設ける。この爪部は、開栓爪板の各
前端側を側面視においてアングル状に折り曲げることで
形成してよい。
の開栓爪板は、前縁側の対向間隔が拡縮するように、左
右方向の連結軸により互いに回動自在に連結し、かつ、
常態において、爪部のある前縁側がゴム栓の外径よりも
狭い間隔巾となる閉じ勝手の状態となるようバネを連繋
する。
開栓器は、それの下位側の開栓爪板を、機体に装架する
前後方向の往復動装置に連繋して、前後に往復動するよ
うにし、かつ、その移動を、機体に設けるガイド部材に
より前後方向に正しく動くようガイドさせるとともに、
このガイド部材による前後のガイド範囲が、該開栓器の
前述の往復動装置に対する連結軸が、その往復動装置の
作動により前後に動く作動範囲よりも短くなるように規
制しておいて、往復動装置の作動で前方に押し出されて
きた開栓器が、ガイド部材のガイド範囲のエンドに達し
た状態で、さらに、往復動装置により前方に押し出され
ることにより、この開栓器が、ガイド部材に嵌合してい
る嵌合部の支点軸を中心に上向きの回動して、略直立す
る姿勢に変換していき、下位側の開栓爪板と上位側の開
栓爪板とが前後に対向して並列する直立した状態となる
ようにする。
対し連結軸とバネにより一定の姿勢に保持せしめて、下
位側の開栓爪板と一緒に前述の支点軸中心に回動する上
位側の開栓爪板には、前述のガイド部材の前端側の終端
部の上方の配位して機体に設けておく規制カムに衝合し
ていく衝合部を、該上位側の開栓爪板の後端側に設けて
おいて、これにより、開栓器が、前述のガイド部材の終
端に達した状態での往復動装置による押し出し作動で、
直立する姿勢に変換していくときに、上位側の開栓爪板
の前端縁と下位側の開栓爪板の前端側との対向間隔を拡
張していき、往復動装置の押し出し作動がエンドに達し
て開栓器が略直立する姿勢となったときに、前述の衝合
部が規制カムのカム面から外れて、バネにより対向間隔
を搾め勝手とする状態となるようにする。
の終端において、引き続いて行われる往復動装置の押出
作動によって、開栓器の二枚の開栓爪板が、それぞれ直
立する姿勢に変換しながら、それらの前端側の対向間隔
を拡張させていく作動により、採血管の上端開口に封栓
されているゴム栓に対して、二枚の開栓爪板の各前端縁
の爪部が、そのゴム栓の前後から咥え込む作動を行な
い、さらにその作動の終端において、規制カムによる規
制が解除されて、バネにより上位側の開栓爪板が下位側
の開栓爪板に対し回動するように付勢された状態に戻る
ことで、この二枚の開栓爪板によりゴム栓を噛み込んで
挟持する作動が完了するようにする。
作動で、前述した作動と逆に、二枚の開栓爪板が直立す
る姿勢から後方に向け回動して略水平な姿勢に戻る作動
で、ゴム栓を後方に向け斜めに持ち上げて採血管の上端
開口から引き抜いていくようにする。
位側の開栓爪板の衝合部に対して衝合しない外れた位置
に逃げていくようにしておく。
二枚の開栓爪板よりなる開栓器は、その回動を終えるこ
とで、往復動装置の戻り作動でガイド部材にガイドされ
て後方に引き込まれる。このとき、往復動装置の戻り作
動がエンドに達する前に、上位側の開栓爪板に対し当接
させてその上位側の開栓爪板の後方への動きを停める制
動部材を機体に設けておいて、この戻り作動の終期に
は、下位側の開栓爪板だけが後方に動き、その作動によ
り下位側の開栓爪板を上位側の開栓爪板に対し前縁側の
対向間隔を拡張する方向に回動させて、挟持して後方に
持ち込んできたゴム栓の挟持を解放して落下させるよう
にする。
るゴム栓は、ラック支持枠に装填したラックに並列支架
されている採血管の後方で、二枚の開栓爪板が対向間隔
を拡張させる位置の下方に配位して、機体に装架してお
く回収容器に回収して収集するようにするが、その回収
容器は、機体に対して装脱自在に装架せしめる上下に抜
けた囲い枠状の保持枠と、これに口縁部を掛けとめて吊
り下げるビニール袋とで構成し、収集したゴム栓を、ビ
ニール袋の保持枠からの取り外しで袋ごと廃棄処理する
ようにする。
枚の開栓爪板よりなる開栓器が、往復動装置の押出作動
の終期において、前方に向け起立回動しながら二枚の開
栓爪板の前縁側の対向間隔を拡げ、直立する姿勢に回動
し終えたところで対向間隔を搾めてゴム栓を咥え、その
状態から、前述の回動中心に後方に倒伏回動すること
で、ゴム栓を採血管の上端開口から、斜め後方に引き抜
いていくときに、採血管を安定に支持するための支持機
壁を設けておくようにする。
設けたヒンジ中心に回動自在に機体に軸支し、それを機
体に閉じ合わせ、保定機構により機体に対し固定するよ
うにしたときにあっては、ラックに並列支架した採血管
を、ラックごとラック支持枠に装填して、そのラック支
持枠の回動により機体に対し採血管をセットするとき
に、そのラック支持枠の回動作動によって、並列する採
血管の上半側を受け継いで受け入れ、所定の姿勢に保持
するよう、前面側が開放する平面視においてチャンネル
状の鞘が並列するように形成して機体に設けておくこと
が有効である。
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
る採血管のゴム栓の開栓機Aの全体の斜視図で、同図に
おいて、1は機体、4はその機体1の前面側に装設した
ラック支持枠,Rはそのラック支持枠4に装脱自在に装
填するラック、2…はそのラックRに並列支架せる採血
管、3はそれら採血管2…の上端の開口20に封栓して
あるゴム栓、fはそのゴム栓3…を採血管2から抜き取
り開栓するよう機体1に装備せしめた開栓器,eは採血
管2…から抜き取られたゴム栓3を回収する回収容器、
1aは機体1の下面側に設けた支脚を示す。
てあり、その機体1の前面側に装設したラック支持枠4
は、断面が上向きのコ字状をなして、左右方向に長いチ
ャンネル状に形成してある。
一端側が、断面形状のまま開放し、他端側は上下方向の
支軸40により機体1に対し回動自在に軸架してあり、
回動端となる開放側には、機体1の前面に閉じ合わせる
ように当接したときに、機体1前面に設けておく係止部
材41と係合する係合部42が設けてあり、これら係止
部材41と係止部42とにより、ラック支持枠4を機体
1の前面に閉じあわせた状態に保持する保定機構4aを
構成している。係止部材41は、この例においては、機
体1に取付けたマグネットであり、係止部42はマグネ
ットに吸着する鉄片である。
機Aの要部の一部破断した側面図で、同図において、1
は機体、4はラック支持枠、Rはラック、2は採血管、
3はゴム栓、fは開栓器である。
の開栓爪板6とからなる。これら上下の開栓爪板5・6
は、下位側の開栓爪板5の上面側の前後の略中間部位か
ら立設したアーム50の上端部と上位側の開栓爪板6の
下面側の前後の中間部位とを連結する左右方向の連結軸
51と、その連結軸51より後位側において、下位側の
開栓爪板5の上面と上位側の開栓爪板6の下面との間に
設けたバネ52とにより、互いに連結軸51中心に自在
に回動し、かつ、前端側の対向間隔が閉じ勝手となるよ
うに付勢されている。そして、その閉じ勝手となる前端
側には、それぞれ対向側に突出する爪部5a・6aが設
けてある。
装填したラックRに並列支架せる採血管2…の各上端に
封栓されているゴム栓3…に対し進退させるよう機体1
に装架した往復動装置で、機体1内の後部側に設けたモ
ーターにより駆動される駆動装置の駆動軸70により、
その駆動軸70中心に図6において反時計回りに回動す
るクランクアーム71と、そのクランクアーム71の回
動端部に後端部が連結軸72を介し連結して、そのクラ
ンクアーム71の回動により先端側が前後に往復動する
往復動杆73とからなり、その往復動杆73の先端部
を、開栓器fの下位側の開栓爪板5の後端部に連結軸S
により連結することで、開栓器fを前後に往復動させ
る。
器fの前後の動きを、正しく前後方向にガイドさせると
共に、その前後方向に動く範囲を規制するガイド部材
で、この例では、機体1の左右の側壁1bに開設した前
後方向に長い楕円の長穴に形成してあり、これら左右に
一対のガイド部材である長穴8・8に嵌合する各輪体8
0の支軸81を下位側の開栓爪板5の左右の側端部にそ
れぞれ連結することで、開栓器fの前後の移動範囲を、
これら輪体80がガイド部材である長穴8内を移動する
範囲内に規制している。
器fの前後方向の可動範囲は、前述の往復動装置7の作
動で、往復動杆73の前端部の連結軸Sが前後に動く範
囲よりも前後に短く形成してあって、これにより、輪体
80が長穴8の前端に衝合して前方への動きがストップ
した状態において、往復動装置7の往復動杆73がさら
に前方に動くことで、開栓器fが輪体80の軸81中心
に前方上方に向け起立回動していき、図8・図9・図1
0の如く、直立した姿勢に変換して、採血管2のゴム栓
3に対して上方からかぶさる状態となっていくようにし
てある。
方に位置させて機体1に装架しておく規制カム9は、こ
の開栓器fが直立する状態に起立回動していくときに、
上位側の開栓爪板6の後端側に設けた衝合部60と衝合
して、その上位側の開栓爪板6を、連結軸S中心に逆向
きに回動させて、開栓器fの一対の開栓爪板5と開栓爪
板6との各爪部5a・6aのある前端縁側の対向間隔を
拡張させていくよう作用するものであり、これにより開
栓器fは、図9の如く、一対の開栓爪板5・6の爪部5
a・6aの対向間隔を、ゴム栓3の頭部30の外径より
も拡げた状態となって、そのゴム栓3を上から咥えるよ
うになり、開栓器fの直立回動の作動が終えたところ
で、衝合部60が規制カム9のカム面90から外れるこ
とにより、開栓器fの一対の開栓爪板5・6がバネ52
により閉じ勝手となる状態に戻り、図10の如くゴム栓
3を一対の開栓爪板5・6で噛み込むように咥え込んだ
状態となる。
り回動の作動で、開栓器fが横倒しの姿勢に倒伏回動
し、さらに後方に動いていく作動で、図11・図12に
あるようにゴム栓3を採血管2の上端側の開口20から
引き抜くようになる。
動自在に軸支している支点軸91中心に、開栓器fに対
し追従して回動し、開栓器fを閉じ勝手とする状態に保
持する。そして、開栓器fが該規制カム9から脱出した
ところで、自体の重量により支点軸91中心に戻り回動
し、支点軸91の前方に配位して機体1に支架してある
支え軸92に衝合して、前方への回動が阻止されること
で所定の状態に復元する。
に動く開栓器fは、その動きがエンドに達する前に、上
位側の開栓爪板6に設けた制動アーム61が、機体1に
設けておく制動部材62に突き当たって後方への動きが
阻止され、その状態で下位側の開栓爪板5がさらに後方
に動くことで、一対の開栓爪板5・6の対向間隔を拡げ
て咥えていたゴム栓3を下方に落とすようになる。
よりなる開栓器fで、採血管2…から引き抜いて下方に
落とすゴム栓3…を収集するためのもので、図15およ
び図16に示している如く、上下に抜ける四角な囲い枠
状の保持枠13と、これの内腔に開口部を下方から挿通
して、それの開口を四周に拡げて前記保持枠13の上端
側の開口縁に懸架して吊り下げるビニール袋14とから
なり、それの保持枠13を、機体1に装設しておく取付
口に対し下面側から挿し込んで押し上げ、後面側の底部
に装着してあるマグネット15・15を、機体1に設け
た取付口の周壁の対応する部位に装設しておく吸着部材
16・16に吸着させることで、機体1に対し装脱自在
にセットされるようにしてある。
採血管2…からゴム栓3…を引き抜いて開栓するとき
に、並列する採血管2…を、所定の位置に安定させた状
態に保持させるために機体1側に設けておく支持機壁
で、図15・図16にあるように、機体1に装填した前
述の回収容器eの保持枠13の前面側の周壁の前面の上
半側を横切る位置に、取付板100を横架して、それの
左右の両端部を、機体1の前面側の左右両側に外側に向
けて張り出すように設けた取付機枠11・11に、抜き
差し自在の係止栓12・12により装脱自在に係止し、
この取付板100の前面に板部材101を、採血管2の
外径に対応する内腔巾で、前面側が開放する平面視にお
いて、コ字形をなすチャンネル状に成形して、それの内
腔巾に対応する間隔をおいて並列装着し、かつ、それの
上端側を取付板100の上縁よりも高く立上げた状態と
して装設してある。
クRに並列した状態でラック支持枠4に支持させて、そ
のラック支持枠4の支軸40中心とする回動で、採血管
2…を機体1にセットするときに、ラック支持枠4の回
動で採血管2…を鞘状に形成されて並列する各板部材1
01…の内腔および並列するそれらの間隔内に嵌入させ
て、所定の状態位置に安定させるようにしてある。
る採血管のゴム栓の開栓器は、上下に対向する二枚の開
栓爪板を互いに回動するように連結軸により連結せしめ
て組立てた開栓器が、往復動装置の押し出し作動によ
り、機体にセットした採血管のゴム栓の手前までくる
と、その位置から直立する姿勢に回動しながら、二枚の
開栓爪板の前縁側の対向間隔を拡げて、採血管の上端開
口を封栓しているゴム栓に対し上から被さるようにな
り、直立する姿勢に回動したところで、前記対向間隔を
搾めてゴム栓を咥え込む状態となり、この開栓器が往復
動装置による戻り作動で、直立する姿勢から旧の姿勢に
倒伏回動していくことで、採血管の上端開口からゴム栓
を後方に倒しながら引き抜き、開栓器がそれを咥えた状
態で後方に運び、そこで上下の開栓爪板の前述の対向間
隔を拡げることでゴム栓を落とすようにしているのだか
ら、採血管からのゴム栓の引き抜きが、ゴム栓を飛散さ
せることなく静かに行われるようになる。
た斜視図である。
る作用の説明図である。
用の説明図である。
の斜視図である。
る。
された状態の説明図である。
説明図である。
く状態時の説明図である。
終えた状態時の説明図である。
伏回動し始めた状態時における説明図である。
ら引き抜いた状態時の説明図である。
た状態時の説明図である。
状態時の説明図である。
図である。
バー、c…回動アーム、d…プレート状の開栓器、e…
回収箱(回収容器)、f…開栓器、S…連結軸、1…機
体、1a…支脚、1b…側壁、10…支持機壁、100
…取付板、101…板部材、11…取付機枠、12…係
止栓、13…保持枠、14…ビニール袋、15…マグネ
ット、16…吸着部材、17…取付機枠、2…採血管、
20…開口、3…ゴム栓、30…頭部、31…くびれ
部、4…ラック支持枠、4a…保定機構、40…支軸、
41…係止部材、42…係止部、5…下位側の開栓爪
板、5a…爪部、50…アーム、51…連結軸、52…
バネ、6…上位側の開栓爪板、6a…爪部、60…衝合
部、61…制動アーム、62…制動部材、7…往復動装
置、70…駆動軸、71…クランクアーム、72…連結
軸、73…往復動杆、8…長穴、80…輪体、81…支
軸、9…規制アーム、90…カム面、91…支点軸、9
2…支え軸。
Claims (3)
- 【請求項1】 上下に対向する二枚の開栓爪板5・6
を、それらの前端縁側の対向間隔が自在に拡縮するよう
連結軸51により連結して開栓器fを組立て、その開栓
器fを、機体1に所定の範囲を前後に自在に移動するよ
う支架して、機体1に設けた往復動装置7に、該装置7
の作動により前後方向に動くよう連繋し、その開栓器f
の往復動装置7による動きを、その開栓器fが往復動装
置7の押し出し作動によりラックRに並列支架せしめて
機体1に装填される採血管2の上端開口20を封栓する
ゴム栓3の手前の位置まで前進したときに、上位側の開
栓爪板6と下位側の開栓爪板5との対向間隔を拡げなが
ら、直立する姿勢に向け前方に回動し、その回動を終え
たところで前記対向間隔を搾め、往復動装置7の戻り作
動により、前記対向間隔を搾めた状態のまま後方に向け
倒伏回動した後に後方に移動し、その移動の終期に前述
の対向間隔を拡げるように制御せしめ、かつ、その開栓
器fの前進方向の可動範囲を、往復動装置7の押し出し
作動のストロークよりも狭く設定して、その可動範囲の
前進方向の終端において、引き続いて行われる往復動装
置の押し出し作動により開栓器fを直立姿勢に向け起立
回動させ、往復動装置7の戻り作動により開栓器fを倒
伏回動させるようにしたことを特徴とする医療検査等に
おける採血管のゴム栓の自動開栓機。 - 【請求項2】 機体1の前面側に、採血管2を並列支架
せしめたラックRを装脱自在に装填するようチャンネル
状に形成したラック支持枠4を、それの左右の一端側に
設けた支軸40により、機体1の前面に対し開閉扉状に
回動するよう装架し、機体1の前面側で、前記ラック支
持枠4が機体1前面に閉じ合わされたときのそのラック
支持枠4の上方位置に、支持機壁10の取付板100を
設け、その取付板100の前面に、前記ラック支持枠4
に並列支架せる採血管2…の上半側を嵌入させる平面視
においてコ字形に成形した板部材101を並列装着する
ことを特徴とする請求項1記載の医療検査等における採
血管のゴム栓の自動開栓機。 - 【請求項3】 機体1の前面側に、採血管2を並列支架
せるラックRを支持せしめるラック支持枠4を設け、そ
の後方に、上下に抜ける四角な囲い枠状の保持枠13
を、機体1に装設せる取付口を介し下面側から装脱自在
に挿し込み、マグネット15と吸着部材16とにより機
体1に対し装着し、この保持枠13の内腔に、ビニール
袋14の開口部を下方から挿通してその開口を四周に拡
げて該保持枠13の上端側の開口縁に懸架して吊り下げ
ることを特徴とする請求項1記載の医療検査等の採血管
のゴム栓の自動開栓機。
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