JP3472447B2 - 乗客コンベヤーの異物検出装置 - Google Patents

乗客コンベヤーの異物検出装置

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JP3472447B2 JP19974097A JP19974097A JP3472447B2 JP 3472447 B2 JP3472447 B2 JP 3472447B2 JP 19974097 A JP19974097 A JP 19974097A JP 19974097 A JP19974097 A JP 19974097A JP 3472447 B2 JP3472447 B2 JP 3472447B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、桟が設けられた
踏板が主枠を移動する乗客コンベヤーの異物検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図8は、例えば特開昭63−27
2772号公報に示されたエスカレーターに類似した乗
客コンベヤーを示す図で、図5は概念的に示す側面図、
図6は図5の乗降口箇所の拡大図、図7は図6の左側面
図、図8は図6の櫛板の斜視図である。図において、1
は乗客コンベヤーの主枠、2は主枠1の端部に設けられ
た乗降口、3は乗降口2を形成した床板である。
【0003】4は多数が無端状に連結されて主枠1を循
環移動する踏段、5は踏段4の上面を形成する踏板で、
長手が移動方向に沿って配置された多数の桟6が設けら
れて桟6の相互間には溝7が構成されている。8は乗降
口2の床板3の主枠1中間寄り縁部に締結された櫛であ
り、取付板9及び取付板9に形成されて先端が溝7内に
配置された歯10によって構成されている。なお、歯1
0はそれぞれの溝7に対して形成されている。
【0004】乗客コンベヤーは上記のように構成され、
踏段4が主枠1を循環移動して踏板5上の乗客が搬送さ
れ、踏段4は乗降口2の床板3の下側を通過する。そし
て、桟6の相互間の溝7内に先端が下方に傾斜した櫛8
の歯10が配置されていて、踏板5が乗降口2の床板3
の下側に進入する前に、踏板5上の乗客、すなわち乗客
の履物を歯10を介して乗降口2に掬い上げるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような乗客コン
ベヤーにおいて、溝7に小石等の異物が嵌着した場合
に、踏段4が移動して乗降口2に接近して櫛8を通過す
るときに、溝7に嵌着した異物が歯10に衝突する。こ
れによって、異物が衝突した歯10に破損が発生するこ
とがある。このような歯10の破損発生時に新しい櫛8
に取り替えられる。しかし、多数の踏段4が設けられて
いるため、踏段4の踏板5において溝7に嵌着した異物
を発見することは容易でなく、異物を見落として新しい
櫛8の歯10に同じ異物による破損が再度発生するとい
う問題点があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、乗降口に要時に仮設されて、踏
板の桟の間に嵌着した異物を検出する乗客コンベヤーの
異物検出装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗客コン
ベヤーの異物検出装置においては、多数の桟が設けられ
て主枠を移動し乗降口の床板の下側を通過する踏板、床
板の主枠中間寄りの縁部に装着された取付板と、桟相互
間の溝に対応してそれぞれに配置されて一側が取付板
に枢着され他側は対応した一つの溝内に配置され、常時
は床板上面よりも下方に配置されて対応した一つの溝内
の異物に押されて上昇変位する検出板とが設けられる。
【0008】また、この発明に係る乗客コンベヤーの異
物検出装置においては、取付板に設けられて検出板の
変位を介して作動する作動棒、この作動棒の作動によ
って動作する検出スイッチ及びこの検出スイッチの動作
によって付勢される報知器からなる報知装置とが設けら
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1及び図2は、この発明の実施の形態の一例を示す図
で、図1は櫛に相当する検出具の斜視図、図2は図1の
検出具の異物検出状態を説明する斜視図である。なお、
図1及び図2の他は前述の図5〜図8と同様に乗客コン
ベヤーが構成されている。図において、5は踏段4の上
面を形成する踏板で、長手が移動方向に沿って配置され
た多数の桟6が設けられて桟6の相互間には溝7が構成
されている。
【0010】11は溝7に嵌着した小石等の異物、12
は乗降口2の床板3の主枠中間寄りの縁部に要時に仮設
される検出具で、前述の図8に示す櫛8と同じ寸法に製
作されて床板3縁部に締結される取付板13、取付板1
3の踏板5の桟6対向縁部に凹設されてそれぞれの溝7
に対応してそれぞれ配置された凹所14及び一側が凹所
14に配置されて軸15によって凹所14側壁に枢着さ
れて他側は桟6の間の溝7内に配置された検出板16に
よって構成されている。
【0011】上記のように構成された乗客コンベヤーの
異物検出装置において、前述の図5〜図8の乗客コンベ
ヤーの櫛8の歯10に破損が発生した場合に、破損した
櫛8を取り外してその位置に検出具12が仮設される。
この状態で乗客コンベヤーを運転すると溝7に嵌着した
異物11によって、異物11が存在する溝7に対応した
検出板16が図2に示すように押し上げられて変位す
る。
【0012】これによって、溝7に嵌着した異物11の
存在を容易、かつ確実に認知することができ、嵌着した
異物11を適確に除去することができる。したがって、
異物11の衝突により櫛8の歯10に破損が発生した場
合に、嵌着した異物11を見落として、取り替えた新し
い櫛8の歯10に同じ異物11による破損が再度発生す
る不具合を解消することができる。これにより、乗客コ
ンベヤーの保守作業の能率を向上することができる。
【0013】実施の形態2. 図3及び図4は、この発明の他の実施の形態の一例を示
す図で、図3は櫛に相当する検出具の斜視図であり前述
の図1相当図、図4は図3の検出具により構成された検
出回路図である。なお、図3及び図4の他は前述の図5
〜図8と同様に乗客コンベヤーが構成されている。図に
おいて、図1及び図2と同符号は相当部分を示し、17
は長手が検出具12の複数の凹所14それぞれの底面部
に沿って配置された作動棒である。
【0014】18は回動腕で、作動棒17の長手両端に
それぞれ配置されて一端が作動棒17の端面に固定され
て他端は取付板13の側面にピン19によって枢着され
ている。20は取付板13に装着されて作動部を作動棒
17に対向させて配置された検出スイッチ、21は検出
スイッチ20に接続されたブザーからなる報知器、22
は検出スイッチ20、報知器21が配置された回路に設
けられた電池、23は作動棒17、検出スイッチ20及
び報知器21を主要部として構成された報知装置であ
る。
【0015】上記のように構成された乗客コンベヤーの
異物検出装置においても、溝7に嵌着した異物11によ
って異物11が存在する溝7に対応した検出具12の検
出板16が押し上げられて変位する。したがって、詳細
な説明を省略するが図3及び図4の実施の形態において
も図1及び図2の実施の形態と同様な作用を得ことが
できる。
【0016】また、図3及び図4の実施の形態におい
て、溝7に嵌着した異物11によって対応した検出板1
6が押し上げられて変位すると、複数の検出板16のい
ずれが変位した場合であっても作動棒17が押されて動
作する。この作動棒17の動作によって検出スイッチ2
0が押圧されて閉成して、図4に示す回路により報知器
21が付勢される。
【0017】したがって、異物11の存在が報知器21
による聴覚によって自動的に報知される。これによっ
て、溝7に嵌着した異物11の存在を一層容易、かつ確
実に認知することができ、嵌着した異物11を適確に除
去することができる。したがって、異物11の衝突によ
り櫛8の歯10に破損が発生した場合に、嵌着した異物
11を見落として、取り替えた新しい櫛8の歯10に同
じ異物11による破損が再度発生する不具合を解消する
ことができる。これにより、乗客コンベヤーの保守作業
の能率をさらに向上することができる。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、多数の
桟が設けられて主枠を移動し乗降口の床板の下側を通過
する踏板、床板の主枠中間寄りの縁部に装着された取付
板と、桟相互間の溝に対応してそれぞれに配置されて
一側が取付板に枢着され他側は対応した一つの溝内に配
置され、常時は床板上面よりも下方に配置されて対応し
た一つの溝内の異物に押されて上昇変位する検出板とを
設けたものである。
【0019】これによって、踏板の桟相互間の溝に嵌着
した異物により櫛の歯が破損した場合に、破損した櫛を
取り外してその位置に検出具を仮設する。この状態で乗
客コンベヤーを運転すると溝の異物によって、異物が存
在する溝に対応した検出板が押されて変位する。このた
め、溝に嵌着した異物の存在を容易、かつ確実に認知す
ることができ、嵌着した異物を適確に除去することがで
きる。したがって、異物の衝突により櫛の歯に破損が発
生した場合に、嵌着した異物を見落として取り替えた新
しい櫛の歯に、同じ異物による破損が再度発生する不具
合を解消することができる。これにより、乗客コンベヤ
ーの保守作業の能率を向上する効果がある。
【0020】また、この発明は以上説明したように、
付板に設けられて検出板の上昇変位を介して作動する作
動棒、この作動棒の作動によって動作する検出スイッチ
及びこの検出スイッチの動作によって付勢される報知器
からなる報知装置とを設けたものである。
【0021】これによって、踏板の桟相互間の溝に嵌着
した異物により櫛の歯が破損した場合に、破損した櫛を
取り外してその位置に検出具を仮設する。この状態で乗
客コンベヤーを運転すると溝の異物によって、異物が存
在する溝に対応した検出板が押されて変位する。そし
て、この検出板の変位により報知装置が動作して異物の
存在が報知器によって自動的に報知される。これによ
り、溝に嵌着した異物の存在を一層容易、かつ確実に認
知することができ、嵌着した異物を適確に除去すること
ができる。したがって、異物の衝突により櫛の歯に破損
が発生した場合に、嵌着した異物を見落として、取り替
えた新しい櫛の歯に同じ異物による破損が再度発生する
不具合を解消することができる。このため、乗客コンベ
ヤーの保守作業の能率をさらに向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、櫛に相
当する検出具の斜視図。
【図2】 図1の検出具の異物検出状態を説明する斜視
図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図で、櫛に相
当する検出具の斜視図。
【図4】 図3の検出具により構成された検出回路図。
【図5】 乗客コンベヤーを概念的に示す側面図。
【図6】 図5の乗降口箇所の拡大図。
【図7】 図6の左側面図。
【図8】 図6の櫛板の斜視図。
【符号の説明】
1 主枠、2 乗降口、3 床板、5 踏板、6 桟、
7 溝、11 異物、13 取付板、16 検出板、
7 作動棒、20 検出スイッチ、21 報知器、23
報知装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の桟が設けられて主枠を移動し乗降
    口の床板の下側を通過する踏板、上記床板の上記主枠中
    間寄りの縁部に装着された取付板と、上記桟相互間の溝
    に対応してそれぞれに配置されて一側が上記取付板に
    枢着され他側は対応した一つの上記溝内に配置され、
    時は上記床板上面よりも下方に配置されて対応した一つ
    上記溝内の異物に押されて上昇変位する検出板とを備
    えた乗客コンベヤーの異物検出装置。
  2. 【請求項2】 取付板に設けられて検出板の上昇変位を
    介して作動する作動棒、この作動棒の作動によって動作
    する検出スイッチ及びこの検出スイッチの動作によって
    付勢される報知器からなる報知装置を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の乗客コンベヤーの異物検出装置。
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