JP3471662B2 - 送受信装置及びその送信電力制御方法 - Google Patents

送受信装置及びその送信電力制御方法

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    • H04W52/44TPC being performed in particular situations in connection with interruption of transmission

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA方式を用
いた移動体通信の送受信装置及びその送信電力制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体通信の送受信装置及びその
送信電力制御方法について図20を用いて説明する。図
20は、従来の送受信装置の概略構成を示す要部ブロッ
ク図である。
【0003】フレーム構成部2001は、送信データと
TPCビットを多重させる。拡散部2002は、多重化
データを拡散変調し、BPF2003は、拡散変調され
た信号のうち不要な信号を除去する。送信アンプ200
4は、不要な信号を除去された送信信号を増幅し、共用
器2005は、アンテナ2006への入出力信号を制御
し、アンテナ2006は、増幅された送信信号を放射す
る。
【0004】アンテナ2006は受信も行い、逆拡散部
2007が受信信号を復調する。この時、受信品質検知
部2008は、逆拡散部2007の行った逆拡散の結果
から信号成分と雑音成分の比(Signal Inte
rference Ratio;以下、SIRという)
を計算することで受信品質を検知する。
【0005】TPCビット生成部2009は、受信品質
検知部2008の検知結果を受け取り、受信品質が所望
品質以下であれば送信電力を上げ、所望品質以上であれ
ば他のユーザーへの干渉を低減させるために送信電力を
下げるように相手局に伝えるTPCビットを生成する。
例えば、所望品質以下であれば1を、所望品質以上であ
れば0をTPCビットとする。生成されたTPCビット
はフレーム構成部2001に送られ、送信データと共に
多重化される。
【0006】判定部2010は、復調後の受信信号の中
から受信データを得ると同時に相手局が生成し送信して
きたTPCビットを抽出し、TPCビットが0か1かを
判定する。累積部2011は、判定部2010の判定結
果を受け取り、その結果に対応して送信アンプ2004
に送信電力の増減を指示する。例えば、判定結果が0の
時は相手局からの指示が送信電力を下げることであると
判断して現在の増幅量を1dB下げ、判定結果が1なら
1dB上げる、というように予め定めておく。
【0007】このように従来の送受信装置及び送信電力
制御方法は、基地局及び移動局双方の送受信装置で受信
信号中のTPCビットに基づいて送信電力制御を行うこ
とによって、適切な送信電力を保つようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
送受信装置及びその送信電力制御方法においては、送信
電力制御時の増減量、すなわち受信した1ビットから成
るTPCビットを基に増減させる送信電力の幅が予め設
定した一定値(上記例では±1dB)であるため、この
一定値が大きく設定されていると振幅の変化が小さい状
況(低速フェージング時)において適切に制御できず安
定性を欠くこととなり、小さく設定されていると振幅の
変化が大きい状況(高速フェージング時)での追随性が
悪くなるという問題がある。振幅の変化が大きい状況と
しては、例えばコンプレストモード(Compress
ed Mode)使用時が考えられる。コンプレストモ
ード等の休止区間を設けるシステムにおいては、休止区
間中に制御送信電力値と目標値である所要送信電力値に
大きな差が生じる。
【0009】又、上記例ではTPCビットが1ビットで
あるが故に二値、すなわち「増加」又は「減少」、しか
送受信できない点を鑑み、1スロット内のTPCビット
への割当を増やすことによって送受信できる情報量を増
やし、送信電力の増減だけでなく増減量を細かく制御す
ることも考えられる。しかし、1スロットのビット数は
決まっているため、TPCビットに用いるビット数を増
やすと、データの伝送効率が低下するという問題があ
る。
【0010】更に、送信電力が適正で現在の値を維持し
たい場合でも制御方法の選択肢が増加か減少に限られる
ため、一定値を保つことができず適正値周辺での変動を
余儀なくされる。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、データ伝送効率を落とさずに高速フェージング時
及びコンプレストモード適用時の追随性と低速フェージ
ング時の安定性とを兼ね備える送受信装置及びその送信
電力制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る送受信装置
は、受信信号の受信品質を検知する検知手段と、受信信
号中の受信TPCビットの符号を判定するビット判定手
段と、前記受信TPCビットと他の受信信号の振幅比
読み取る読取手段と、前記受信TPCビットの符号に基
づいて送信電力の増加/減少を決定し、前記受信TPC
ビットと他の受信信号の振幅比に基づいて送信電力の増
減量を決定する送信電力制御手段と、前記受信品質に基
づいて送信TPCビットを生成するTPCビット生成手
段と、送信データに前記送信TPCビットを多重させる
フレーム構成手段と、前記送信電力制御手段の決定結果
に基づいて前記送信TPCビット以外の送信信号の振幅
を設定し、受信品質に基づいて前記送信TPCビットと
他の送信信号の振幅比を設定する制御手段と、送信信号
を前記制御手段にて設定した振幅に増幅して送信する送
信手段と、を具備する。さらに、本発明に係る送受信装
置における前記検知手段は、受信信号のSIRを受信品
質として測定し、前記TPCビット生成手段は、前記検
知手段にて測定されたSIRと予め設定された基準SI
Rとの大小関係に基づいて送信TPCビットを生成し、
前記制御手段は、前記検知手段にて測定されたSIRと
前記基準SIRとの比に基づいて前記送信TPCビット
の振幅を設定する。
【0013】本発明によれば、受信信号中の1ビットか
ら成るTPCビットの符号によって送信電力を増加させ
るのか減少させるのかの指示を送ることができ、TPC
ビットの振幅によって送信電力をどの程度増加若しくは
減少させるのかの指示を送ることができるため、データ
伝送効率を下げることなく送信電力の増減及び増減量の
情報を送ることができ、通信相手局は一定値の増減のみ
を行う送信電力制御に比べて高速フェージングにも低速
フェージングにも対応できる送信電力制御がが可能とな
る。又、増減量を示す振幅を0にすることにより、TP
Cビットの符号が示す増減支持の意味が実質的に没却さ
れ、一定値の増減のみを行う場合には不可能であった送
信電力の現状値維持の指示を送ることができる。このよ
うに、通信相手局からの送信電力制御要求を受信し、そ
れに合わせて送信電力を変え、更に受信品質から算出し
た通信相手局への送信電力制御要求を送信することがで
きるため、通信品質を良好に保つことができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】本発明に係る送受信装置は、送信信号の振
を制御する振幅制御値の制限を行うリミタを具備す
る。
【0025】本発明によれば、移動局がフェージングの
谷に位置するため通信品質が劣化し、結果として送信ア
ンプに過剰な送信電力増加要求がなされる場合、リミタ
で振幅値を制限することによって敢えて品質劣化を許容
し、過剰な送信電力にならないようにすることができ
る。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】本発明に係る送受信装置は、信号に対する
拡散率を減少させるコンプレストモードであるかどうか
を認識する認識手段を具備し、前記送信電力制御手段
は、前記コンプレストモード時にコンプレストモード用
の送信電力制御を行い、前記コンプレストモード解除時
前記受信TPCビットの符号に基づいて送信電力の増
加/減少を決定し、前記受信TPCビットと他の受信信
号の振幅比に基づいて送信電力の増減量を決定する。
【0037】本発明によれば、送信電力信号の符号及び
振幅で送信電力制御を行うので、コンプレストモードに
おいて送信電力制御ができなかったために生じた大きな
送信電力制御誤差を短時間に小さくすることができ、回
線品質の変動に迅速に対応することができる。
【0038】本発明に係る送受信装置は、前記送信電力
制御手段は、コンプレストモード時に、休止区間前の所
定期間における送信電力値を所定量又は所定割合増加さ
せる休止区間前振幅制御部を有する。
【0039】本発明によれば、休止区間に入る直前に送
信電力制御により算出される振幅値よりも大きい送信振
幅値で送信を行う期間を設けるため、休止区間終了後の
測定SIRの落ち込みによる受信品質の劣化の影響を軽
減することができる。
【0040】本発明に係る送受信装置は、前記送信電力
制御手段は、コンプレストモード時に、休止区間後の所
定期間の送信電力制御における目標値を所要送信電力値
以上に設定する余剰振幅設定部を有する。
【0041】本発明によれば、休止区間終了後に所要送
信電力を満たした後もさらに送信電力を過剰に修正にす
るため、休止区間終了後の受信側測定SIRの落ち込み
分による受信品質の劣化の影響を軽減することができ
る。
【0042】本発明に係る送受信装置は、前記送信電力
制御手段は、コンプレストモード時に、休止区間開始直
前の送信電力値にオフセット値を加えた値を休止区間後
送受信再開時の送信電力値とする休止区間後振幅設定部
と、休止区間終了直後の所要送信電力値を予測し、この
予測値と休止区間開始直前の送信電力値との差を前記オ
フセット値として設定するオフセット設定部と、を有す
る。
【0043】本発明によれば、休止区間終了後、送受信
再開時の最初の制御送信電力値を、休止区間開始直前の
制御送信電力値に算出されたオフセット値を加えた値と
することによって、送受信再開時の所要送信電力値と制
御送信電力値との差を最小限にすることができ、測定S
IRが落ち込んでいる期間を短縮化できるため、休止区
間後の受信品質の劣化を軽減することができる。
【0044】本発明に係る送受信装置は、前記送信電力
制御手段は、休止区間以前の受信TPCビットの符号の
個数又は増減量を基準として予測値を決定する。
【0045】本発明によれば、送信電力制御に用いるT
PCビットの符号の個数又は増減量を基準として予測値
を決定するため、休止区間後の所要送信電力値を簡易に
予測することができる。
【0046】本発明に係る送受信装置は、拡散された送
信データに対してチップインターリーブ処理を行うチッ
プインターリーブ手段と、受信データに対してチップ毎
にデインターリーブ処理を行うチップデインターリーブ
手段と、を具備する。
【0047】本発明によれば、チップインターリーブを
行うことによって各シンボルの受信品質を平均化するた
め、休止区間後の受信品質の劣化を軽減することができ
る。
【0048】本発明に係る通信端末装置は、上記いずれ
かの送受信装置を具備する。
【0049】本発明によれば、TPCビットの符号及び
振幅で送信電力の増減及び増減量を示すようにするの
で、データ伝送効率を落とさずに高速フェージング時及
びコンプレストモード時の追随性と低速フェージング時
の安定性とを向上させることができる。
【0050】
【0051】
【0052】本発明に係る基地局装置は、上記いずれか
の送受信装置を具備する。
【0053】本発明によれば、TPCビットの符号及び
振幅で送信電力の増減及び増減量を示すようにするの
で、データ伝送効率を落とさずに高速フェージング時及
びコンプレストモード時の追随性と低速フェージング時
の安定性とを向上させることができる。
【0054】
【0055】
【0056】本発明に係る送信電力制御方法は、受信信
号の受信品質を検知する検知工程と、受信信号中の受信
TPCビットの符号を判定するビット判定工程と、前記
受信TPCビットと他の受信信号の振幅比を読み取る読
取工程と、前記受信TPCビットの符号に基づいて送信
電力の増加/減少を決定し、前記受信TPCビットと他
の受信信号の振幅比に基づいて送信電力の増減量を決定
する送信電力制御工程と、前記受信品質に基づいて送信
TPCビットを生成するTPCビット生成工程と、送信
データに前記送信TPCビットを多重させるフレーム構
成工程と、前記送信電力制御工程の決定結果に基づいて
前記送信TPCビット以外の送信信号の振幅を設定し、
受信品質に基づいて前記送信TPCビットと他の送信信
号の振幅比を設定する制御工程と、を具備する。さら
に、本発明に係る送信電力制御方法の前記検知工程は、
受信信号のSIRを受信品質として測定し、前記TPC
ビット生成工程は、前記検知工程にて測定されたSIR
と予め設定された基準SIRとの大小関係に基づいて送
信TPCビットを生成し、前記制御工程は、前記検知工
程にて測定されたSIRと前記基準SIRとの比に基づ
いて前記送信TPCビットの振幅を設定する。
【0057】本発明によれば、受信信号中の1ビットか
ら成るTPCビットの符号によって送信電力を増加させ
るのか減少させるのかの指示を送ることができ、TPC
ビットの振幅によって送信電力をどの程度増加若しくは
減少させるのかの指示を送ることができるため、データ
伝送効率を下げることなく送信電力の増減及び増減量の
情報を送ることができ、通信相手局は一定値の増減のみ
を行う送信電力制御に比べて高速フェージングにも低速
フェージングにも対応できる送信電力制御がが可能とな
る。又、増減量を示す振幅を0にすることにより、TP
Cビットの符号が示す増減支持の意味が実質的に没却さ
れ、一定値の増減のみを行う場合には不可能であった送
信電力の現状値維持の指示を送ることができる。このよ
うに、通信相手局からの送信電力制御要求を受信し、そ
れに合わせて送信電力を変え、更に受信品質から算出し
た通信相手局への送信電力制御要求を送信することがで
きるため、通信品質を良好に保つことができる。
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】本発明に係る送信電力制御方法は、信号に
対する拡散率を減少させるコンプレストモード時にコン
プレストモード用の送信電力制御を行い、前記コンプレ
ストモード解除時に前記受信TPCビットの符号に基づ
いて送信電力の増加/減少を決定し、前記受信TPCビ
ットと他の受信信号の振幅比に基づいて送信電力の増減
量を決定する。
【0069】本発明によれば、送信電力信号の符号及び
振幅で送信電力制御を行うので、コンプレストモードに
おいて送信電力制御ができなかったために生じた大きな
送信電力制御誤差を短時間に小さくすることができ、回
線品質の変動に迅速に対応することができる。
【0070】本発明に係る送信電力制御方法は、コンプ
レストモード時に、休止区間前の所定期間における送信
電力値を所定量又は所定割合増加させる。
【0071】本発明によれば、休止区間に入る直前に送
信電力制御により算出される振幅値よりも大きい送信振
幅値で送信を行う期間を設けるため、休止区間終了後の
測定SIRの落ち込みによる受信品質の劣化の影響を軽
減することができる。
【0072】本発明に係る送信電力制御方法は、コンプ
レストモード時に、休止区間後の所定期間の送信電力制
御における目標値を所要送信電力値以上に設定する。
【0073】本発明によれば、休止区間終了後に所要送
信電力を満たした後もさらに送信電力を過剰に修正にす
るため、休止区間終了後の受信側測定SIRの落ち込み
分による受信品質の劣化の影響を軽減することができ
る。
【0074】本発明に係る送信電力制御方法は、コンプ
レストモード時に、休止区間終了直後の所要送信電力値
を予測し、この予測値と休止区間開始直前の送信電力値
との差をオフセット値として、休止区間開始直前の送信
電力値に前記オフセット値を加えた値を休止区間後送受
信再開時の送信電力値とする。
【0075】本発明によれば、休止区間終了後、送受信
再開時の最初の制御送信電力値を、休止区間開始直前の
制御送信電力値に算出されたオフセット値を加えた値と
することによって、送受信再開時の所要送信電力値と制
御送信電力値との差を最小限にすることができ、測定S
IRが落ち込んでいる期間を短縮化できるため、休止区
間後の受信品質の劣化を軽減することができる。
【0076】本発明に係る送信電力制御方法は、休止区
間以前のTPCビットの符号の個数又は増減量を基準と
して前記予測値を決定する。
【0077】本発明によれば、送信電力制御に用いるT
PCビットの符号の個数又は増減量を基準として予測値
を決定するため、休止区間後の所要送信電力値を簡易に
予測することができる。
【0078】本発明に係る送信電力制御方法は、拡散さ
れた送信データに対してチップインターリーブ処理を行
い、受信データに対してチップ毎にデインターリーブ処
理を行う。
【0079】本発明によれば、チップインターリーブを
行うことによって各シンボルの受信品質を平均化するた
め、休止区間後の受信品質の劣化を軽減することができ
る。
【0080】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、TPCビットの
振幅を他の送信信号とは別に設定できるようにすること
であり、特に、符号のみならず振幅をもパラメータとす
ることで、符号が増減を示し、振幅が増減量を示すよう
にし、1ビットから成るTPCビットで送信電力の単な
る一定量の増減制御のみならず任意の増減量で増減させ
る制御を伝達することである。
【0081】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0082】(実施の形態1)最初に図1を用いて本発
明の実施の形態1に係る送受信装置及びその送信電力制
御方法について図1及び図2を用いて説明する。図1
は、本発明の実施の形態1に係る送受信装置の概略構成
を示すブロック図である。
【0083】フレーム構成部101は送信データとTP
Cビットを多重させる。拡散部102は多重化データを
拡散・変調し、BPF103は余分な信号を除去する。
送信アンプ104は送信信号を増幅し、共用器105を
通って、アンテナ106が放射する。
【0084】アンテナ106は受信も行い、逆拡散部1
07が受信信号を復調する。この時、受信品質検知部1
08は逆拡散部107のSIRから受信品質を検知す
る。受信品質検知部108の構成は後述する。TPCビ
ット生成部109はこの受信品質を基にTPCビットを
生成し、フレーム構成部101へ伝達する。
【0085】判定部110は、ビット判定部111と振
幅読取部112とから成る。判定部110は復調後の受
信信号の中から受信データを得、出力する。ビット判定
部111は受信信号中のTPCビットを抽出し、TPC
ビットが0か1かを判定する。一方、振幅読取部112
は、受信信号中のTPCビット以外の信号の振幅とTP
Cビットの振幅との割合を読み取る。
【0086】累積部113は、判定部110から受信信
号のTPCビットの符号と振幅値割合を得る。符号は送
信電力の増加指示又は減少指示を表わし、振幅値割合は
送信電力の増減量を表わす。累積部113は、これら2
つの条件を組み合わせることによって、任意の増減量の
送信電力増減を送信アンプ104に指示する振幅制御値
を得ることができる。
【0087】このようにTPCビットの振幅を可変と
し、符号のみならず振幅をもパラメータとすることによ
って、送信電力を単なる一定量の増減制御のみならず任
意の増減量で増減するきめ細かい制御をすることができ
る。よって、振幅の変化が大きい高速フェージング時に
も振幅の変化が小さい低速フェージング時にも対応する
ことができる。
【0088】又、受信したTPCビットの振幅が0であ
るならば、累積部113の出力である振幅制御値は±0
となり、TPCビットの符号が示す増減指示の意味が実
質的に没却され、送信アンプ104に現状値維持という
指示を送ることになる。
【0089】乗算部114は、送信信号中のTPCビッ
トを、他のビットと同じ累積部113が算出した振幅制
御値による振幅ではなく、受信品質に基づいて可変な振
幅で送信するように送信アンプ104に指示する機能を
有する。すなわち、TPCビットの送信電力制御時のみ
受信品質検知部108が検知した受信品質から算出した
補正値を振幅制御値に掛けることによって、受信品質を
加味することができる。
【0090】この補正値は、受信品質と所望品質との差
に比例する。すなわち、受信品質が所望品質から大きく
離れていれば大きく、差が小さければ1に近づく。よっ
て、通信相手への送信電力制御要求増減量に比例した振
幅を送信信号中のTPCビットに持たせることができ
る。補正値の算出方法は後述する。
【0091】切替部115は、予め蓄積されている値
「1」と受信品質検知部108からの受信品質を表わす
数値とを切り替え、どちらか一方だけを乗算部114へ
送る機能を有する。この切替部115の働きにより、T
PCビット以外のビットの送信電力制御時には補正値を
常に1に保ち、TPCビットの送信電力制御時だけ受信
品質検知部108からの補正値を乗算部114へ送るこ
とができる。
【0092】このようにして、一定の振幅である送信信
号1スロット中のTPCビットのみ振幅を可変とするこ
とができ、通信相手の判定部が符号及び振幅を読み取れ
るようにすることができる。なお、TPCビットの振幅
が小さい場合は誤りが多くなるが、これは送信電力制御
量が小さいことを意味するため、影響は少なくて済む。
【0093】次いで図2を用いて受信品質検知部108
の構成を詳述する。図2は、実施の形態1に係る受信品
質検知部の概略構成を示す要部ブロック図である。
【0094】受信品質検知部108に入った逆拡散信号
は、最初にSIR測定部201においてSIRが測定さ
れる。減算部202は、測定された受信信号のSIR
(以下、測定SIRという)から蓄積部203が保持す
る基準SIRを減算し、結果を正負判定部204へ送
る。正負判定部204は、減算結果の正負を判定し、結
果をTPCビット生成部109へ伝える。これによって
TPCビット生成部109は0か1か、すなわち送信電
力を上げる指示か下げる指示いずれを送信するかを判断
しビットを生成することができる。
【0095】除算部205は、測定SIRと基準SIR
の比を計算し、振幅変換部206へ送る。振幅変換部2
06は入力である除算結果を入力と出力が一対一対応の
単調増加関数となるように変換し、出力を振幅制御補正
値として切替部115を介して乗算部114へ送る。
【0096】この振幅変換部206の行う変換方法とし
て、例えば以下のような方法が一実施例として考えられ
る。
【0097】振幅変換部206への入力をX、出力をY
と置き、Yを以下のように定める。 Y = SQRT{ABS(10*Log10X)} ここで、SQRT(Z)はZの平方根を返す関数であ
り、ABS(Z)はZの絶対値を返す関数である。
【0098】乗算部114へ送られたYは累積部113
の出力である振幅制御値をTPCビットの送信電力制御
時のみ受信品質に合わせて補正する役割を果たすが、上
記数式で定めたようにログと平方根を用いることによっ
て、誤差に直接的に比例させるような補正よりも振幅の
変動を小さく抑えることができる。すなわち、誤差Xが
大きい時に補正値Yが必要以上に大きくなり過ぎるのを
抑えることができるため、送信アンプ104への負荷を
軽減することができる。
【0099】このように、従来1ビットのTPCビット
では0か1かの二値情報しか送信できなかったのに対
し、本実施の形態によれば、1スロット中のTPCビッ
トの送信時の振幅を可変とすることにより、振幅の値と
いうパラメータが増え、同じ1ビットのままでより多く
の情報を送ることができ、通信相手への送信電力増減要
求のみならず、増減量要求をも1ビットのTPCビット
で送信できるため、データ伝送効率を落とさずに高速フ
ェージング時の追随性と低速フェージング時の安定性と
を向上させることができる。
【0100】(実施の形態2)本実施の形態に係る送受
信装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但しリミ
タを付加し、送信アンプに過剰な送信電力増加要求が行
われることを防ぐものである。
【0101】リミタの配置場所としては、1)乗算部と
送信アンプの間、2)受信品質検知部と切替部の間、
3)累積部と乗算部の間、4)判定部と累積部の間、が
考えられる。以下、1)から4)の各々の場合について
図3から図6を用いて説明する。なお、実施の形態1と
同様の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省略す
る。
【0102】リミタを1)乗算部と送信アンプの間に設
けた場合の送受信装置の構成を図3に示す。図3では、
乗算部114から送信アンプ104に送る送信電力の振
幅制御値をリミタ301で制限することができる。した
がって、移動局がフェージングの谷に位置するため通信
品質が劣化し、結果として送信アンプ104に過剰な送
信電力増加要求がなされる場合、リミタ301で振幅制
御値を制限することによって敢えて品質劣化を許容し、
過剰な送信電力にならないようにすることができる。
【0103】リミタを2)受信品質検知部と切替部の間
に設けた場合の送受信装置の構成を図4に示す。図4で
は、受信品質検知部108から切替部115を介して乗
算部114に送る振幅制御補正値をリミタ401で制限
することができる。したがって、雑音や干渉によって受
信品質検知部108の検知結果が乱れ、実際に必要な補
正値よりも過剰な値が乗算部114へ出力されることを
防ぎ、過剰な送信電力増加要求を回避することができ
る。
【0104】リミタを3)累積部と乗算部の間に設けた
場合の送受信装置の構成を図5に示す。図5では、累積
部113から乗算部114に送る振幅制御値をリミタ5
01で制限することができる。したがって、雑音や干渉
によって累積部113が出力する振幅制御値が実際に必
要な制御値よりも過剰な値が乗算部114へ出力される
ことを防ぎ、過剰な送信電力増加要求を回避することが
できる。又、この3)では乗算部114での補正前にリ
ミタ501による制限を行うことから、受信した元々の
振幅制御値が大きい場合、乗算部114での補正後に制
御を行う1)の場合よりも正確な送信電力制御を行うこ
とができる。
【0105】リミタを4)判定部と累積部の間に設けた
場合の送受信装置の構成を図6に示す。図6では、振幅
読取部112から累積部113に送る振幅値をリミタ6
01で制限することができる。したがって、雑音や干渉
によって実際の振幅値よりも過剰な値が乗算部114へ
出力されることを防ぎ、過剰な送信電力増加要求を回避
することができる。
【0106】なお、上記リミタの配置1)から4)は、
すべて同時に成り立つことができるものであるから、任
意の組み合わせで用いることができる。
【0107】このように実施の形態2においては、送信
アンプ104に過剰な負荷がかかることを防止すること
ができ、装置安全性が向上する。
【0108】(実施の形態3)本実施の形態では、コン
プレストモード時に、TPCビットの符号及び振幅で送
信電力の増減及び増減量を示すようにする場合について
説明する。ここで、コンプレストモードとは、図8及び
図9に示すように、連続送信していたデータに対する拡
散率を下げ、その代わりに拡散率を変えた部分のパワー
を上げて送信して、送信時間を圧縮するモードをいう。
コンプレストモードは、スロッテッドモード(Slot
ted Mode)と呼ばれる場合もある。
【0109】コンプレストモードでは、送信時間を圧縮
することにより、空いた時間で他のキャリアをモニタす
ることができる。したがって、通信中に、伝送する情報
量を下げずに、異キャリアの情報をモニタすることがで
きる。この場合、通信及び異キャリアのモニタを1つの
受信部で行うことができる。
【0110】例えば、図9(a)に示すような通常のス
ロット801に対する拡散率がCである場合に、コンプ
レストモードにおいては拡散率をC/2として、図9
(b)に示すような圧縮スロット802を設ける。すな
わち、コンプレストモードでは、図8(a)に示すよう
な連続送信しているフレームa,bについて、図8
(b)に示すように、フレームaの前半及びフレームb
の後半を圧縮スロット(例えば、拡散率がC/2、パワ
ーが通常スロット801の2倍)とする。
【0111】このとき、送信がストップする期間(休止
区間;ここでは例えば10ms)が生じるので、この期
間を用いて異キャリアをモニタする。すなわち、圧縮ス
ロット802の期間では、周波数f1で受信しており、
送信がストップしている期間に周波数f2をモニタす
る。
【0112】図7は、本発明の実施の形態3に係る送受
信装置の概略構成を示す要部ブロック図である。なお、
実施の形態1と同様の構成について同一の符号を付し、
詳しい説明は省略する。又、送信側のコンプレストモー
ドと受信側のコンプレストモードは、非同期(独立の事
象)で考えるものとする。
【0113】図7に示す送受信装置では、コンプレスト
モードであるかどうかを認識するコンプレストモード制
御部(受信側)702と、コンプレストモード時に送信
電力制御のステップ幅を制御すると共に、コンプレスト
モードが解除されたときに、送信電力の増減及び増減量
を示す送信電力制御ビットの符号及び振幅を用いて送信
電力制御を行うコンプレストモード時ステップ幅制御器
703と、コンプレストモードであることを指示するコ
ンプレストモード制御部(送信側)701と、を有す
る。
【0114】なお、コンプレストモード制御部(受信
側)702は、コンプレストモード時にコンプレストモ
ード用の送信電力制御を行うと共に、コンプレストモー
ド解除時に送信電力制御信号の符号及び振幅に基づいて
送信電力制御を行うように、コンプレストモード時ステ
ップ幅制御器703を制御する。
【0115】上記構成を有する送受信装置の動作につい
て説明する。まず、送信側では、コンプレストモード制
御部(送信側)701が、コンプレストモードの送信を
行うことを決定すると、その指示をフレーム構成部10
1、拡散部102、及び送信アンプ104にそれぞれ出
す。
【0116】フレーム構成部101では、図8(b)に
示すように、圧縮スロット802のためのフレームフォ
ーマットを行い、さらに拡散部102に対して、拡散率
が通常スロット801の半分の拡散コードを指定して、
圧縮スロット802を作成させる。さらに、送信アンプ
104に出す指令にて、コンプレストモード中は送信を
行わないようにする。
【0117】受信側では、コンプレストモード制御部
(受信側)702がコンプレストモードであることを認
識して決定すると、その間は送信電力制御ビットを受け
取れないため、その指令をコンプレストモード時ステッ
プ幅制御器703に与え、コンプレストモード中は特別
な送信電力制御を行う。
【0118】この特別な送信電力制御とは、例えばコン
プレストモード中は送信電力制御ビットとして0を出力
して、コンプレストモードに入る前の値を変化させない
ようにしたりする制御、過去の変動から予測した変化を
与える制御、送信電力を徐々に下げる制御などが考えら
れる。このコンプレストモード中における特別の送信電
力制御については、特に制限はない。
【0119】コンプレストモード間は送信電力制御が適
切に行われないので、コンプレストモード解除時には、
送信電力制御誤差が通常の連続送信時よりより遙かに大
きくなる。しかしながら、本実施の形態によれば、送信
電力信号の符号及び振幅を用いて送信電力制御の増減及
び増減量を制御するので、特に、送信電力制御ビットの
振幅で送信電力制御のステップを可変にできるので、コ
ンプレストモード解除後に、早急に送信電力制御誤差を
補償することができ、他ユーザへの干渉の低減と、自ら
の送信信号の品質確保を行うことができる。
【0120】図10及び図11を用いて、本実施の形態
における回線変動に対する送信電力制御の追従状態につ
いて説明する。図10及び図11における(a)の曲線
は、回線品質の変動を示す。従来の送信電力制御方法に
おいては、(b)に示す送信側の送信電力制御及び
(c)に示す受信側の受信品質変動となる。この場合、
図10(c)に示すように、コンプレストモード解除後
の過剰品質に対して、適正な品質に戻るまでに長い期間
を要し、図11(c)に示すように、コンプレストモー
ド解除後の品質が保証されない期間が長くなる。
【0121】一方、本実施の形態の送信電力制御方法に
よれば、(d)に示す送信側の送信電力制御及び(e)
に示す受信側の受信品質変動となる。この送信電力制御
方法は、実施の形態1及び2と同様であるので、具体的
な説明は省略する。すなわち、送信側では、送信電力制
御ビットの振幅で送信電力制御のステップを可変にでき
るので、コンプレストモード解除後の大きな送信電力制
御誤差に対してダイナミックに誤差補償を行うことがで
き、所望品質に素早く収束させることができる。
【0122】このように、本実施の形態に係る送受信装
置によれば、1ビットから成るTPCビットの符号及び
振幅をパラメータとして任意増減量の送信電力制御を行
うので、コンプレストモードにおいて送信電力制御がで
きなかったために生じた大きな送信電力制御誤差を短時
間に小さくする追従性を有することができ、回線品質の
変動に迅速に対応することができる。
【0123】(実施の形態4)本実施の形態に係る送受
信装置は、実施の形態3と同様の構成を有し、但し休止
区間に入る直前に送信電力制御より算出される振幅値よ
りも大きい送信振幅値で送信を行う期間を設けるもので
ある。
【0124】以下、図12及び図13を用いて、本実施
の形態に係る送受信装置について説明する。図12は、
本発明の実施の形態4に係る送受信装置の概略構成を示
す要部ブロック図であり、図13は、本発明の実施の形
態4における送信電力制御を説明するための送信電力及
びSIRの変動を示すグラフである。なお、実施の形態
3と同様の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省
略する。
【0125】図12において、休止区間前振幅設定部1
201は、休止区間が始まる直前のある一定期間、制御
送信電力が、所要送信電力の大きさと無関係に、通常の
制御時よりも大幅に大きくする指令を生成し、切替部1
15を介して乗算部114に伝達する。
【0126】コンプレストモードにおいては、休止区間
の開始時期・終了時期は既知であるため、休止区間前振
幅設定部1201及び切替部115は、コンプレストモ
ード制御部(受信側)702から容易に休止区間開始時
期を知ることができ、上記制御が可能となる。
【0127】次いで、図13を用いて本実施の形態にお
ける送信電力制御について説明する。図13(a)は、
従来の制御量が一定の送信電力制御を行った場合の制御
送信電力及び測定SIRの変動を表わすグラフであり、
図13(b)は、本実施の形態に係る送信電力制御を行
った場合の制御送信電力及び測定SIRの変動を示すグ
ラフである。
【0128】図13(a)に示すように、従来の送信電
力制御では、休止区間の間に所要送信電力が増加し続け
たとすると、休止区間が終了し送受信が再開された時点
ではSIRを大きく劣化している。この劣化をなるべく
短時間に解消することを目的としたのが実施の形態3で
あった。
【0129】本実施の形態では、更に、休止区間に入る
直前の一定期間、送信電力制御より算出される振幅値、
すなわち所要送信電力値に近づけるための振幅値、より
も大きい送信振幅値で送信を行い、休止区間終了後の送
受信再開時に制御送信電力が所要送信電力に大幅に満た
ないためにSIRに落ち込みがあり制御送信電力が所要
送信電力に追従するまでに受信品質の劣化がある場合に
おいても,予め測定SIRが基準SIRを大きく上回る
区間を作っておくことによって、全体として品質を維持
することができる.
【0130】このように、本実施の形態によれば、休止
区間に入る直前に送信電力制御により算出される振幅値
よりも大きい送信振幅値で送信を行う期間を設けるた
め、休止区間終了後の測定SIRの落ち込みによる受信
品質の劣化の影響を軽減することができる。
【0131】(実施の形態5)本実施の形態に係る送受
信装置は、実施の形態3と同様の構成を有し、但し休止
区間終了直後には所要送信電力を超える送信電力で送信
する区間を設けるものである。
【0132】以下、図14及び図15を用いて、本実施
の形態に係る送受信装置について説明する。図14は、
本発明の実施の形態5に係る送受信装置の概略構成を示
す要部ブロック図であり、図15は、本発明の実施の形
態5における送信電力制御を説明するための送信電力及
びSIRの変動を示すグラフである。なお、実施の形態
3と同様の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省
略する。
【0133】図14において、余剰振幅設定部1401
は、逆拡散部107から測定SIRを得、又、コンプレ
ストモード制御部(受信側)702から休止区間の始期
・終期タイミングを得、休止区間がある場合、休止区間
後の所定期間に対して、制御送信電力が所要送信電力を
満たしたあともさらに制御送信電力を増加させる制御を
行うようにTPCビットの符号と振幅の補正値を設定
し、符号についてはTPCビット生成部109に出力
し、補正値については切替部115に出力する。TPC
ビット生成部109は余剰振幅設定部1401の出力を
もとにTPCビットを生成し、フレーム構成部101へ
伝達する。
【0134】次いで、図15を用いて、本実施の形態に
おける電力制御について説明する。図15は、本実施の
形態に係る電力制御を行った場合の制御送信電力及び測
定SIRの変動を示すグラフである。
【0135】図15に示すように、本実施の形態では、
休止区間終了後の所定期間、制御送信電力が所要送信電
力を満たした後も更に送信電力を増加させるように送信
電力制御を行う。又、その時の送信電力の増減量は可変
である。
【0136】上記電力制御を行うことによって、図示す
るように、測定SIRが基準SIRを満たした後もさら
に過剰に送信電力が修正されるため、、休止区間終了後
の送受信再開時に制御送信電力が所要送信電力に大幅に
満たないためにSIRに落ち込みがあり制御送信電力が
所要送信電力に追従するまでに受信品質の劣化がある場
合においても,全体として品質を維持することができ
る.
【0137】このように、本実施の形態によれば、休止
区間終了後に所要送信電力を満たした後もさらに送信電
力を過剰に修正にするため、休止区間終了後の受信側測
定SIRの落ち込み分による受信品質の劣化の影響を軽
減することができる。
【0138】(実施の形態6)本実施の形態に係る送受
信装置は、実施の形態3と同様の構成を有し、但し休止
区間終了直後の送信電力値にオフセット値を加えるもの
である。
【0139】以下、図16及び図17を用いて、本実施
の形態に係る送受信装置について説明する。図16は、
本発明の実施の形態6に係る送受信装置の概略構成を示
す要部ブロック図であり、図17は、本発明の実施の形
態6における送信電力制御を説明するための制御送信電
力及びSIRの変動を示すグラフである。なお、実施の
形態3と同様の構成には同一の符号を付し、詳しい説明
は省略する。
【0140】図16において、所要送信電力予測部16
01は、コンプレストモード制御部(受信側)702か
ら休止区間の始期・終期タイミングを得、休止区間があ
る場合、休止区間終了後に受信側で基準SIRを満たす
ために必要な送信電力を予測し、オフセット設定部16
02に出力する。オフセット設定部1602は、予測結
果を基づいて送信電力のオフセット値を設定し累積部1
13へ出力する。
【0141】次いで、図17を用いて、本実施の形態に
おける電力制御について説明する。図17は、本実施の
形態に係る電力制御を行った場合の制御送信電力及び測
定SIRの変動を示すグラフである。
【0142】図17に示すように、本実施の形態では、
休止区間終了後、送受信再開時の最初の制御送信電力値
を、休止区間開始直前の制御送信電力値に算出されたオ
フセット値を加えた値とする。すなわち、オフセット値
は、休止区間終了後送受信再開時の所要送信電力値を予
測し、再開時の制御送信電力値が所要送信電力値に一致
するように算出される。よって、送受信再開時の所要送
信電力値と制御送信電力値との差を最小限にすることが
でき、測定SIRが落ち込んでいる期間を短縮化でき
る。
【0143】このように、本実施の形態によれば、休止
区間終了後、送受信再開時の最初の制御送信電力値を、
休止区間開始直前の制御送信電力値に算出されたオフセ
ット値を加えた値とすることによって、送受信再開時の
所要送信電力値と制御送信電力値との差を最小限にする
ことができ、測定SIRが落ち込んでいる期間を短縮化
できるため、休止区間後の受信品質の劣化を軽減するこ
とができる。
【0144】なお、本実施の形態において、休止区間終
了直後の所要送信電力を予測する方法は任意であるが、
一例として、休止区間以前のTPCビットの符号の個数
又は増減量の和を基準とする方法が考えられる。
【0145】(実施の形態7)本実施の形態に係る送受
信装置は、実施の形態3と同様の構成を有し、但しチッ
プインターリーブを行うものである。
【0146】以下、図18及び図19を用いて、本実施
の形態に係る送受信装置について説明する。図18は、
本発明の実施の形態7に係る送受信装置の概略構成を示
す要部ブロック図であり、図19は、チップインターリ
ーブを説明するためのフレームフォーマットの一例を示
す模式図である。なお、実施の形態3と同様の構成には
同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0147】図18において、チップインターリーブ部
1801は、拡散された送信信号の各チップをインター
リーブを行い、チップデインターリーブ部1802は、
受信信号を送信のチップインターリーブと逆の並び換え
を行う。
【0148】次いで、図19を用いて、チップインター
リーブが行われた場合のフレームフォーマットについて
説明する。図19は、1スロット8シンボルで16倍拡
散の場合の一例を示している。
【0149】図19において、シンボル0は拡散されて
16チップになる。このとき、16チップは連続した位
置に置かれるのではなく、8チップ毎に配置される。こ
れにより1つのシンボルについてのチップが複数のスロ
ットに振り分けられた状態となっているので、1つのシ
ンボルについてのチップが信号品質の良いスロットと悪
いスロットに分散するため、受信側において各シンボル
を一定のレベルの品質に保つことができる。よって、休
止区間終了後の所要送信電力と制御送信電力とに差があ
り、信号品質の悪いスロットが生じた場合でも、そのス
ロットのシンボルの劣化分を信号品質の良いスロットの
シンボルが補うため,信号品質を保つことができる。
【0150】このように、本実施の形態によれば、任意
の増減量の送信電力制御を行うことによりコンプレスト
モードにおいて送信電力制御ができなかったために生じ
た大きな送信電力制御誤差を短時間に小さくする追従性
を有することができ、更に、チップインターリーブを行
うことによって各シンボルの受信品質を平均化するた
め、休止区間後の受信品質の劣化を軽減することができ
る。
【0151】なお、チップインターリーブの本発明への
適用に際し、チップインターリーブ/チップデインター
リーブの具体的は方法については任意であり、ここで挙
げた数値に限定されるものではない。
【0152】なお、本発明は、上記実施の形態1〜7に
限定されず、種々変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態1〜7は、適宜組み合わせて実
施することが可能である。
【0153】又、実施の形態4〜7は、コンプレストモ
ード使用下における送信電力制御であれば適用すること
ができ、実施の形態1〜3に示した任意増減量の送信電
力制御とは独立して適用することも可能である。
【0154】更に、本発明は、ハンドオーバ時の送信電
力制御による干渉低減を目的としたFBI(Feed
Back Information)ビットが用いられ
るシステムにおいても適用可能である。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
TPCビットの符号及び振幅で送信電力の増減及び増減
量を示すようにするので、データ伝送効率を落とさずに
高速フェージング時及びコンプレストモード時の追随性
と低速フェージング時の安定性とを向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る送受信装置の概略
構成を示す要部ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る受信品質検知部の
概略構成を示す要部ブロック図
【図3】本発明の実施の形態2に係るリミタを乗算部と
送信アンプの間に設けた送受信装置の概略構成を示す要
部ブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係るリミタを受信品質
検知部と切替部の間に設けた送受信装置の概略構成を示
す要部ブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係るリミタを累積部と
乗算部の間に設けた送受信装置の概略構成を示す要部ブ
ロック図
【図6】本発明の実施の形態2に係るリミタを判定部と
累積部の間に設けた送受信装置の概略構成を示す要部ブ
ロック図
【図7】本発明の実施の形態3に係る送受信装置の概略
構成を示す要部ブロック図
【図8】コンプレストモードを説明するための送信タイ
ミング図
【図9】コンプレストモードを説明するためのスロット
を示す図
【図10】本発明の実施の形態3における送信電力制御
を説明するための回線品質の変動を示す図
【図11】本発明の実施の形態3における送信電力制御
を説明するための回線品質の変動を示す図
【図12】本発明の実施の形態4に係る送受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図13】(a)従来の制御送信電力及びSIRの変動
を示すグラフ (b)本発明の実施の形態4における送信電力制御を説
明するための制御送信電力及びSIRの変動を示すグラ
【図14】本発明の実施の形態5に係る送受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図15】本発明の実施の形態5における送信電力制御
を説明するための制御送信電力及びSIRの変動を示す
グラフ
【図16】本発明の実施の形態6に係る送受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図17】本発明の実施の形態6における送信電力制御
を説明するための制御送信電力及びSIRの変動を示す
グラフ
【図18】本発明の実施の形態7に係る送受信装置の概
略構成を示す要部ブロック図
【図19】チップインターリーブを説明するためのフレ
ームフォーマットの一例を示す模式図
【図20】従来の送受信装置の概略構成を示すブロック
【符号の説明】
108 受信品質検知部 109 TPCビット生成部 110 判定部 111 ビット判定部 112 振幅読取部 113 累積部 114 乗算部 115 切替部 301、401、501、601 リミタ 701 コンプレストモード制御部(送信側) 702 コンプレストモード制御部(受信側) 703 コンプレストモード時ステップ幅制御器 1201 休止区間前振幅設定部 1401 余剰振幅設定部 1601 所要送信電力予測部 1602 オフセット設定部 1801 チップインターリーブ部 1802 チップデインターリーブ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マキス カサピディス デイトナ ドライブ、 コルスロップ レーン、 タットチャム、 バークス、 RG13 4MN イギリス国 イギリ ス松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−22978(JP,A) 特開 平10−108249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号の受信品質を検知する検知手段
    と、受信信号中の受信TPCビットの符号を判定するビ
    ット判定手段と、前記受信TPCビットと他の受信信号
    の振幅比を読み取る読取手段と、前記受信TPCビット
    の符号に基づいて送信電力の増加/減少を決定し、前記
    受信TPCビットと他の受信信号の振幅比に基づいて送
    信電力の増減量を決定する送信電力制御手段と、前記受
    信品質に基づいて送信TPCビットを生成するTPCビ
    ット生成手段と、送信データに前記送信TPCビットを
    多重させるフレーム構成手段と、前記送信電力制御手段
    の決定結果に基づいて前記送信TPCビット以外の送信
    信号の振幅を設定し、受信品質に基づいて前記送信TP
    Cビットと他の送信信号の振幅比を設定する制御手段
    と、送信信号を前記制御手段にて設定した振幅に増幅し
    て送信する送信手段と、を具備することを特徴とする送
    受信装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は、受信信号のSIRを受
    信品質として測定し、前記TPCビット生成手段は、前
    記検知手段にて測定されたSIRと予め設定された基準
    SIRとの大小関係に基づいて送信TPCビットを生成
    し、前記制御手段は、前記検知手段にて測定されたSI
    Rと前記基準SIRとの比に基づいて前記送信TPCビ
    ットの振幅を設定することを特徴とする請求項1記載の
    送受信装置。
  3. 【請求項3】 送信信号の振幅を制御する振幅制御値の
    制限を行うリミタを具備することを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の送受信装置。
  4. 【請求項4】 信号に対する拡散率を減少させるコンプ
    レストモードであるかどうかを認識する認識手段を具備
    し、前記送信電力制御手段は、前記コンプレストモード
    時にコンプレストモード用の送信電力制御を行い、前記
    コンプレストモード解除時に前記受信TPCビットの符
    号に基づいて送信電力の増加/減少を決定し、前記受信
    TPCビットと他の受信信号の振幅比に基づいて送信電
    力の増減量を決定することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれかに記載の送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記送信電力制御手段は、コンプレスト
    モード時に、休止区間前の所定期間における送信電力値
    を所定量又は所定割合増加させることを特徴とする請求
    項4記載の送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信電力制御手段は、コンプレスト
    モード時に、休止区間後の所定期間の送信電力制御にお
    ける目標値を所要送信電力値以上に設定することを特徴
    とする請求項4又は請求項5記載の送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記送信電力制御手段は、コンプレスト
    モード時に、休止区間開始直前の送信電力値にオフセッ
    ト値を加えた値を休止区間後送受信再開時の送信電力値
    とし、休止区間終了直後の所要送信電力値を予測し、こ
    の予測値と休止区間開始直前の送信電力値との差を前記
    オフセット値として設定することを特徴とする請求項4
    から請求項6のいずれかに記載の送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記送信電力制御手段は、休止区間以前
    の受信TPCビットの符号の個数又は増減量を基準とし
    て予測値を決定することを特徴とする請求項7記載の送
    受信装置。
  9. 【請求項9】 拡散された送信データに対してチップイ
    ンターリーブ処理を行うチップインターリーブ手段と、
    受信データに対してチップ毎にデインターリーブ処理を
    行うチップデインターリーブ手段と、を具備することを
    特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の送
    受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の送受信装置を具備することを特徴とする通信端末装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の送受信装置を具備することを特徴とする基地局装
    置。
  12. 【請求項12】 受信信号の受信品質を検知する検知工
    程と、受信信号中の受信TPCビットの符号を判定する
    ビット判定工程と、前記受信TPCビットと他の受信信
    号の振幅比を読み取る読取工程と、前記受信TPCビッ
    トの符号に基づいて送信電力の増加/減少を決定し、前
    記受信TPCビットと他の受信信号の振幅比に基づいて
    送信電力の増減量を決定する送信電力制御工程と、前記
    受信品質に基づいて送信TPCビットを生成するTPC
    ビット生成工程と、送信データに前記送信TPCビット
    を多重させるフレーム構成工程と、前記送信電力制御工
    程の決定結果に基づいて前記送信TPCビット以外の送
    信信号の振幅を設定し、受信品質に基づいて前記送信T
    PCビットと他の送信信号の振幅比を設定する制御工程
    と、を具備することを特徴とする送信電力制御方法。
  13. 【請求項13】 前記検知工程は、受信信号のSIRを
    受信品質として測定し、前記TPCビット生成工程は、
    前記検知工程にて測定されたSIRと予め設定された基
    準SIRとの大小関係に基づいて送信TPCビットを生
    成し、前記制御工程は、前記検知工程にて測定されたS
    IRと前記基準SIRとの比に基づいて前記送信TPC
    ビットの振幅を設定することを特徴とする請求項12記
    載の送信電力制御方法。
  14. 【請求項14】 信号に対する拡散率を減少させるコン
    プレストモード時にコンプレストモード用の送信電力制
    御を行い、前記コンプレストモード解除時に前記受信T
    PCビットの符号に基づいて送信電力の増加/減少を決
    定し、前記受信TPCビットと他の受信信号の振幅比に
    基づいて送信電力の増減量を決定することを特徴とする
    請求項12又は請求項13記載の送信電力制御方法。
  15. 【請求項15】 コンプレストモード時に、休止区間前
    の所定期間における送信電力値を所定量又は所定割合増
    加させることを特徴とする請求項14記載の送信電力制
    御方法。
  16. 【請求項16】 コンプレストモード時に、休止区間後
    の所定期間の送信電力制御における目標値を所要送信電
    力値以上に設定することを特徴とする請求項14又は請
    求項15記載の送信電力制御方法。
  17. 【請求項17】 コンプレストモード時に、休止区間終
    了直後の所要送信電力値を予測し、この予測値と休止区
    間開始直前の送信電力値との差をオフセット値として、
    休止区間開始直前の送信電力値に前記オフセット値を加
    えた値を休止区間後送受信再開時の送信電力値とするこ
    とを特徴とする請求項14から請求項16のいずれかに
    記載の送信電力制御方法。
  18. 【請求項18】 休止区間以前の受信TPCビットの符
    号の個数又は増減量を基準として前記予測値を決定する
    ことを特徴とする請求項17記載の送信電力制御方法。
  19. 【請求項19】 拡散された送信データに対してチップ
    インターリーブ処理を行い、受信データに対してチップ
    毎にデインターリーブ処理を行うことを特徴とする請求
    項12から請求項18のいずれかに記載の送信電力制御
    方法。
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