JP3471121B2 - 両側波帯測定から単側波帯雑音指数を求めるための装置及び方法 - Google Patents

両側波帯測定から単側波帯雑音指数を求めるための装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気信号を測定するた
めの電子計器及び技法に関し、特に、被試験装置の雑音
指数を測定するための電子計器及び技法に関するもので
ある。特定として、本発明の一実施例は、両側波帯測定
から、被試験装置の単側波帯雑音指数を求めるための装
置及び方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】無線(例えば、マイクロ波)周波数にお
ける雑音指数の測定には、一般に、局部発振器(LO)及
びミキサを利用して、測定周波数を受信機による検出に
適した中間周波数(IF)にダウン・コンバートすること
が必要になる。被試験装置に関する従来の雑音指数測定
時には、被試験装置からの無線周波数(RF)入力信号
が、ミキサによってダウン・コンバートされる。ミキサ
は、RF入力信号と、LOによって生じる信号、または、LO
からの信号の高調波を組み合わせて、受信機による後続
の処理に適した周波数の、所定のIF出力信号を発生す
る。これによって、所望の信号だけでなく、イメージ信
号のダウン・コンバートも行われる。中間周波数の、結
果得られる雑音電力は、一般に、2つの側波帯における
電力平均であると考えられる。しかし、このイメージ信
号は、被試験装置の周波数応答がフラットでなければ、
かなりの測定エラーの発生源になる可能性がある。Hewl
ett-Packard Application Note 57-2、「雑音指数測定確
度(Noise Figure MeasurementAccuracy)」を参照され
たい。
【0003】図1のグラフには、ミキサによるダウン・
コンバートの結果が示されており、LO、RF、及び所定の
IFの間の関係が明らかにされている。図1において、縦
軸は信号電力を表し、横軸は信号周波数を表している。
所定のIF信号25は、LO信号(または高調波)27とRF
入力信号29の差に等しい周波数を備えているので、RF
入力信号は、fRF=(n)fLO−fIFの、LO信号周波数
未満の設定IF周波数をモニタすることによって測定され
る。しかし、f’RF=(n)fLO+fIFのLO信号周波数
を超えるイメージRF信号も、モニタされるIF周波数の信
号を発生する。この曖昧さを解決するため、図1に示す
破線の曲線31によって示された、fR EFを含む周波数
範囲にわたって、アナログ帯域フィルタを設けることに
よって、f’REFのイメージ信号33を減衰させるのが
普通である。望ましくないミキシング結果が測定されな
いようにするためには、帯域フィルタが不可欠である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】イメージ雑音を除去す
るための従来の技法では、信号のダウン・コンバートを
行う前に、被試験装置からの信号にフィルタリングが施
される。望ましくない側波帯を除去するため、ある周波
数範囲にわたって、雑音指数測定が実施される場合、帯
域フィルタの通過帯域は、通過帯域の中心周波数が、IF
信号周波数だけ、LO周波数(または高調波)から離隔す
るようにして、掃引LO信号に追随しなければならない。
これには、適合するフィルタが必要であり、広帯域測定
の場合には、磁気的に同調可能なイットリウム・イオン
・ガーネット(YIG)、またはバリウム・フェライトに
よるフィルタのような、同調可能帯域フィルタ、又は、
多重変換を伴う固定同調フィルタのいずれかを利用する
ことが必要になる。しかし、これには、通過帯域の異な
る多くのフィルタ、及び極めて高価な同調可能フィルタ
のいずれかが必要になるため、時間を浪費し、コストが
高くつく可能性がある。
【0005】さらに、周波数変換技法の解析が、以前
に、マイクロ波トランジスタ雑音測定に適用されてい
る。1977年11月の、IEEE Trans.on Microwave Th
eory andTechniques,vol.MTT-25,no.11,pp.870-873にお
ける、G.Caruso及びM.Sanninoによる「マイクロ波トラ
ンジスタ雑音温度の測定における周波数変換技法の解析
(Analysis of Frequensy-Conversion Techniques in M
easurements of MicrowaveTransistor Noise Temperatu
res)」、及び、1979年9月の、IEEE Trans.on Mic
rowave Theory and Techniques,vol.MTT-27,no.9,pp.77
9-783における、G.Caruso及びM.Sanninoによる「コンピ
ュータ支援周波数変換技法によるマイクロ波2ポート・
パラメータの決定(Determination of Microwave Two-P
ort NoiseParameters Through Computer-Aided Frequen
sy-Conversion Techniques)」を参照されたい。しか
し、報告された技法は、2つの側波帯の間における雑音
源インピーダンスの変化による雑音指数の変化を補正す
るだけのものである。また、適用された仮定には、可能
性のある全ての試験装置に当てはまるというわけにはい
かないものもある。
【0006】本発明の目的は、被試験装置に対する単側
波帯雑音指数測定の実施時に、イメージ周波数における
雑音電力を除去するための、アナログ・フィルタリング
に対する代替技法を提供することにある。さらに、本発
明のもう1つの目的は、これらの単側波帯雑音指数測定
に、雑音源の出力インピーダンスの変化、及び受信機と
の雑音源インピーダンス不整合に対して補正を加えるこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例の1つに
よれば、両側波帯測定を実施するダウン・コンバータを
利用して、被試験装置に関する単側波帯雑音指数を求め
るための装置及び方法が提供される。雑音源、ミキサ、
局部発振器、及び、雑音指数メータのような、同調可能
中間周波数受信機としての受信機から構成される、雑音
測定システムが提供される。被試験装置に対して、3つ
の独立した測定が実施される(1つ目は、RF測定周波数
の高い側における局部発振器周波数による測定、2つ目
は、RF測定周波数の低い側における局部発振器周波数に
よる測定、及び3つ目は、RF測定周波数の局部発振器周
波数と、その先行周波数の2倍の周波数に当たる中間周
波数による測定)。この結果、3つの未知数による3つ
の独立した式が得られることになり、この式からイメー
ジ雑音電力を求め、相殺することによって、被試験装置
に関する単側波帯雑音指数測定が可能になる。
【0008】本発明によれば、高価なフィルタリング装
置を必要とせずに、3つの独立した両側波帯(DSB)雑
音電力測定から、試験下の能動装置または受動装置の単
側波帯(SSB)雑音指数を求めるための装置及び方法が
提供される。正確な単側波帯雑音指数測定を達成するた
めには、完全な雑音源インピーダンス不整合補正が行え
ることも望ましい。雑音指数が周波数依存した能動試験
装置及び受動試験装置の両方に関して、さまざまな周波
数で得られる結果から、単側波帯雑音指数測定の精度が
立証されている。
【0009】
【実施例】図2には、全体が番号100で表示された、
本発明による雑音測定システムの実施例の1つに関する
ブロック図が示されている。本発明の望ましい実施例に
よれば、雑音測定システム100は、雑音源102、マ
イクロ波ミキサ104、局部発振器106、及び、同調
可能中間周波数(IF)受信機108から構成される。受
信機108は、カリフォルニア州パロアルトのヒューレ
ット・パッカード社から同調可能IF受信機として入手可
能な、HP8970A雑音指数メータとすることが可能であ
る。受信機108を用いて、非補正雑音電力測定が実施
される。アイソレータ110は、さらに詳細に後述する
ように、雑音源のインピーダンス不整合による受信機の
雑音指数及び利得の変化を処理するための、単純な補正
が容易になるので、受信機108の入力に設けることが
望ましい。1986年4月の、IEEE Trans. Microwave
Theory Tech.,vol.MTT-34,no.4,pp.451-453における、
M.W.Pospieszalskiによる「On the Measurement of Iso
lator and Receiver with Isolator at the Input」、
1989年の、Arch.Elektron.Ubertragungstechn.,vo
l.43,no.2,pp.125-128における、U.Meierによる「Measu
rements of Non-Matched Twoports with Automatic Noi
se Figure Meters」、及び、1989年の、Kleinheuba
cher Berichte,vol.32,pp.137-145における、U.Meier、
J.H.Hinken、及びM.Ikonomouによる「Rauschparameter
von GaAs-MESFETs in Flossenleitungstechnik」を参照
されたい。雑音測定システム100は、さらに、下記の
ように、出力雑音電力を測定し、被試験装置の単側波帯
雑音指数を求めるため、HPIB(IEEE488)計器制御バス
によって雑音源102(図3)及び局部発振器106
に、また、バス(図2及び図3)によって受信機108
に接続されるのが望ましい、例えば、デスク・トップ・
パーソナル・コンピュータのようなコントローラ112
も具備している。
【0010】特定の周波数で雑音源102とミキサ10
4の間に接続される、図2に示す被試験装置(DUT)の
雑音指数は、 (a)入力終端の雑音温度が290Kの場合の、DUTの
出力ポートにおいて有効な単位帯域幅当たりの全雑音電
力 対 (b)入力周波数における入力終端に起因する(a)の
部分 の比として定義される。
【0011】1960年1月の、Proc.IRE,vol.48,pp.6
0-68における「IRE Standards on Methods of Measurin
g Noise in Linear Two-Parts,1959」を参照されたい。
この定義から下記の式が導き出される: (1)雑音指数=F=No/GNi ここで、No及びGNiは、ワットを単位とし、それぞれ、
雑音電力出力及び入力を表しており、Gは、DUTの利得を
表している。
【0012】本発明の実施例の1つによる方法では、3
つの出力雑音電力測定を用いて、所望のRF測定周波数に
おける単側波帯出力雑音電力が得られる。第1の測定
は、図4に示す番号200により表されるように、コン
トローラ112によって所望のRFの高い側に設定された
局部発振器106を用いて実施される。図4に示す番号
202により表されるように、中間周波数(IF1)が、
コントローラ112によって、2つの測定側波帯が所望
のRF及びRF+2IF1において生じるように、選択される。
図4に示す番号204により表されるように、式(1)
を利用すると、この結果、 (2) N1=(FGNiRF+(FGNiRF+2IF1 の第1の出力雑音電力測定値が得られる。尚、N 1 ,N ,N
等(N 及びN 等については後述)の式の右辺に現れ
る添字の2IF1は、実際には、2IF 1 であるが、表記の都合
上、本明細書においては、2IF1と記載している
【0013】第2の測定の場合、図4に示す番号206
により表されるように、局部発振器106は、所望のRF
の低い側に設定される。図4に示す番号208により表
されるように、中間周波数は、測定側波帯が所望のRF及
びRF−2IF1において生じるように、同じままである。図
4に示す番号210により表されるように、再び、式
(1)を利用すると、この結果、 (3)N2=(FGNiRF+(FGNiRF-2IF1 の第2の出力雑音電力測定値が得られる。
【0014】第3の測定は、図4に示す番号212によ
り表されるように、所望のRFに設定された局部発振器1
06を用いて実施される。図4に示す番号214により
表されるように、中間周波数は、2つの側波帯がRF+2I
F1及びRF−2IF1において生じるように、前述の周波数の
2倍(IF2=2×IF1)として選択される。図4に示す番
号216により表されるように、再び、式(1)を利用
すると、この結果、 (4)N3=(FGNiRF+2IF1+(FGNiRF-2IF1 の第3の出力雑音電力測定値が得られる。
【0015】式(2)、(3)、及び(4)において、
N1、N2、及びN3は、ワットを単位とする。これらの出力
雑音電力測定値のうち、最初の2つは互いに加算され、
第3の測定値は減算され、 (5)N1+N2−N3=2(FGNiRF となり、この結果、望ましくない側波帯から電力が除去
され、所望のRF測定周波数における雑音電力だけが残さ
れる。従って、 (6)単側波帯雑音指数=(N1+N2−N3)/2GNi となる。図5には、第3の測定値によって、2つの先行
測定値から望ましくない側波帯を相殺する方法がグラフ
で示されている。
【0016】ところで、「ホット」状態と「コールド」
状態の間における雑音源出力インピーダンスの変化が及
ぼす測定値の精度に対する影響については、既に調査が
行われている。1975年9月の、IEEE Trans.Instru
m.Meas.,vol.IM-24,no.3,pp239-242における、G.Mamola
及びM.Sanninoによる「Source Mismatch Effects on Me
asurements of Linear Two-Port Noise Temparature
s」、及び、1984年6月の、Microwave Journal,pp8
5-98における、N.J.Kuhnによる「Curing a Subtlebut S
ignificant Causes of Noise Figure Error」を参照さ
れたい。受信機の雑音指数及び利得に対する雑音源イン
ピーダンスの不整合による影響についても、発表されて
いる。1988年の、18th European Microwave Confer
ence,pp.924-929における、L.Pradell、A.Comeron、及び
A.Ramirezによる「A General Analysis of Errors in N
oise Measurement Systems」、1986年4月の、IEEE
Trans.Microwave Theory Tech.,vol.MTT-34,no.4,pp.4
51-453における、M.W.Pospieszalskiによる「On the Me
asurement of Isolator and Receiver with Isolatorat
the Input」、及び1989年の、Arch.Elektron.Uber
tragungstechn.,vol.43,no.2,pp.125-128における、U.M
eierによる「Measurements of Non-Matched Twoports w
ith Automatic Noise Figure Meters」を参照された
い。
【0017】本発明の方法の望ましい実施例によれば、
出力雑音電力測定は、雑音源102の出力インピーダン
スの変化と、受信機108との雑音源インピーダンスの
不整合の両方について、補正が施される。まず、DUT及
びアイソレータ110のSパラメータ、並びに、「ホッ
ト」状態及び「コールド」状態における雑音源出力反射
係数が、図6に示す番号298により表されるように、
ベクトル・ネット・ワーク解析器を利用して、問題とな
る周波数範囲にわたって、従来の方法で特性づけられ
る。雑音源102がコールド状態の場合は、雑音源に組
み込まれた雑音ダイオードが「オフ」のため、雑音源
は、室温において、その値が、例えば、50Ωといっ
た、雑音測定システム100の残りの部分の特性インピ
ーダンスに等しい、抵抗器として見られる。雑音源10
2がホット状態の場合は、雑音ダイオードが「オン」の
ため、雑音源は、高温における抵抗器として見られる。
ホット出力雑音電力測定とコールド出力雑音電力測定の
両方が、図3に示すように、受信機108を較正するた
め、雑音源102をアイソレータ110の入力に接続し
て、実施される。次に、図2に示すように、雑音源10
2とアイソレータ110の間にDUTを挿入して、コール
ド出力雑音電力測定が実施される。
【0018】本発明の方法の望ましい実施例によれば、
各周波数毎に、DUTに関する単側波帯雑音指数を得るた
め、較正モード時には、3回のホット出力雑音電力測定
と3回のコールド出力雑音電力測定が実施され、測定モ
ード時には、雑音源102とアイソレータ110の間に
DUTを挿入して、3回の出力雑音電力測定が実施され
る。図6に示す番号300により表されるように、各場
合とも、最初の測定は、コントローラ112によって、
局部発振器106を所望のRFの高い側に設定して実施さ
れる。図6に示す番号302により表されるように、中
間周波数(IF1)は、コントローラ112によって、2
つの測定側波帯が所望のRF及びRF+2IF1において生じる
ように、選択される。この結果、ホット較正出力雑音電
力(NH1)、コールド較正出力雑音電力(NC1)、及び第
1の測定出力雑音電力(NMEAS1)の測定値が、図6に示
す番号304により表されるように、 (7)NH1=[(kBTH+kBTR)GR(0)MHRF+[(kBTH
kBTR)GR(0)MHRF+2IF1 図6に示す番号306により表されるように、 (8)NC1=[(kBTC+kBTR)GR(0)MCRF+[(kBTC
kBTR)GR(0)MCRF+2IF1 図6に示す番号308により表されるように、 (9)NMEAS1=[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)
MDUTRF+[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)
MDUTRF+2IF1 として得られることになる。
【0019】TH及びTCは、コントローラ112によって
選択されたホット状態及びコールド状態における雑音源
102の温度であり(THは、雑音源の過剰雑音比から計
算される)、TR及びTEは、それぞれ、受信機108及び
DUTの実効入力雑音温度である。Bは測定帯域幅を表
し、kはボルツマン定数である。
【0020】GR(0)は、ゼロの反射係数が、受信機10
8の入力に関連づけられた場合における、受信機108
の有効利得である。この反射係数がゼロでない場合、受
信機108の有効利得は、不整合係数によってGR(0)に
関連づけられる。1989年の、Arch.Elektron.Ubertr
agungstechn.,vol.43,no.2,pp125-128における、U.Meie
rによる「Measurements of Non-Matched Twoports with
Automatic Noise Figure Meters」、及び1989年
の、Kleinheubacher Berichte,vol.32,pp137-145におけ
る、U.Meier、J.H.Hinken、及びM.Ikonomouによる、「Ra
uschparameter von GaAs-MESFETs in Flossenleitungst
echnik」を参照されたい。この不整合係数は、次の通り
である: (10)
【0021】
【数1】
【0022】ここで、ΓOUTは、雑音源102に接続さ
れた場合の、試験装置の出力反射係数であり、ΓSH及び
ΓSCは、それぞれ、ホット状態及びコールド状態におけ
る雑音源出力反射係数であり、S11ISLは、アイソレータ
110のS11を表している。
【0023】GDUTは、特定の周波数におけるDUTの有効
利得であり、周知の関係式を利用して、そのSパラメー
タ及び雑音源出力反射係数から次のように計算される。
【0024】(11)
【0025】
【数2】
【0026】第2の測定の場合、図5に示す番号310
により表されるように、局部発振器106は、所望のRF
の低い側に設定される。中間周波数は、図6に示す番号
312により表されるように、中間周波数は同じままで
あり、測定側波帯が、所望のRF及びRF−2IF1において生
じるようになっている。この結果、ホット較正出力雑音
電力(NH2)、コールド較正出力雑音電力(NC2)、及び
第2の測定出力雑音電力(NMEAS2)の測定値が、図6に
示す番号314により表されるように、 (12)NH2=[(kBTH+kBTR)GR(0)MHRF+[(kBTH
+kBTR)GR(0)MHRF-2IF1 図6に示す番号316により表されるように、 (13)NC2=[(kBTC+kBTR)GR(0)MCRF+[(kBTC
+kBTR)GR(0)MCRF-2IF1 図6に示す番号318により表されるように、 (14)NMEAS2=[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕G
R(0)MDUTRF+[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)M
DUTRF-2IF1 として得られることになる。
【0027】第3の測定は、図6に示す番号320によ
り表されるように、局部発振器106を所望のRFに設定
して実施される。図6に示す番号322により表される
ように、中間周波数は、2つの側波帯がRF+2IF1及びRF
−2IF1において生じるように、その先行周波数の2倍
(IF2=2×IF1)として選択される。この結果、ホット
較正出力雑音電力(NH3)、コールド較正出力雑音電力
(NC3)、及び第3の測定出力雑音電力(NMEAS3)の測
定値が、図6に示す番号324により表されるように、 (15)NH3=[(kBTH+kBTR)GR(0)MHRF+2IF1
[(kBTH+kBTR)GR(0)MHRF-2IF1 図6に示す番号326により表されるように、 (16)NC3=[(kBTC+kBTR)GR(0)MCRF+2IF1
[(kBTC+kBTR)GR(0)MCRF-2IF1 図6に示す番号328により表されるように、 (17)NMEAS3=[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕G
R(0)MDUTRF+2IF1+[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕G
R(0)MDUTRF-2IF1 として得られることになる。雑音電力は、全て、単位が
ワットである。これら出力雑音電力測定値のうち最初の
2つを合計し、第3の測定値を引くと、 (18)NH=NH1+NH2−NH3=2[(kBTH+kBTR)GR(0)M
HRF (19)NC=NC1+NC2−NC3=2[(kBTC+kBTR)GR(0)M
CRF (20)NMEAS=NMEAS1+NMEAS2−NMEAS3=2[〔(kBTC
+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)MDUTRF として得られる。
【0028】この方法によって、望ましくない側波帯か
らの電力が排除され、必要なRF周波数における雑音電力
だけが残される。図5には、これがグラフ形式で示され
ている。
【0029】さらに、受信機108の雑音温度TRは、同
じ不整合係数によって、GR(0)としてゼロ出力反射係数
の被試験装置に関連づけられると、受信機雑音係数と関
連することになり、以下の式で示される。
【0030】(21)
【0031】
【数3】
【0032】1989年の、Arch.Elektron.Ubertragun
gstechn.,vol.43,no.2,pp125-128における、U.Meierに
よる「Measurements of Non-Matched Twoports with Au
tomatic Noise Figure Meters」、及び1989年の、K
leinheubacher Berichte,vol.32,pp137-145における、
U.Meier、J.H.Hinken、及びM.Ikonomouによる、「Rausch
parameter von GaAs-MESFETs in Flossenleitungstechn
ik」を参照されたい。
【0033】式(21)を式(18)、(19)、及び
(20)と組み合わせると、次のようになる。
【0034】 (22)NH=2kBGR(0)[T0FR(0)+MH(TH−T0)] (23)NC=2kBGR(0)[T0FR(0)+MC(TC−T0)] (24)NMEAS=2kBGR(0)[T0FR(0)+MDUT(T0FDUTGDUT
+TCGDUT−T0GDUT−T0)] 式(22)から式(23)を引いて、再整理すると、次
のようになる。
【0035】(25)
【0036】
【数4】
【0037】簡単にするため、TCが、T0に等しいものと
仮定すると、式(23)、(24)、及び(25)から
次のようになる。
【0038】(26)
【0039】
【数5】
【0040】図6に示す番号330により表されるよう
に、試験装置の雑音指数は、dBで表現される単なる雑
音係数である。
【0041】以上の導出には、いくつかの仮定が含まれ
ている。その仮定とは、次の通りである。
【0042】第1の仮定は、受信機108の通過帯域の
形状が、2つの中間周波数(IF1及びIF2)の間で変化し
ないということである。受信機108として用いられる
HP8970A雑音指数メータは、帯域幅が約4MHzであ
る。図5には、理想の同じ帯域幅を有する測定雑音電力
が示されている。通過帯域の形状は、理想的である必要
はないが、2つの中間周波数の間において通過帯域の形
状が変化すると、これは、望ましくない側波帯の相殺に
悪影響を及ぼすため、エラーが生じる。
【0043】第2の仮定は、ミキサ104が、各IF毎
に、同じ割合で、両方の側波帯をダウン・コンバートす
るということである。ミキサによってダウン・コンバー
トされた電力は、一般に、両側波帯における電力の平均
と仮定される。各側波帯は、同じ割合でダウン・コンバ
ートする必要はないが、中間周波数が異なることによっ
て、不平衡が変化すると、エラーが生じることになる。
【0044】受信機108の中間周波数が、受信機の帯
域幅に比較して高ければ、最初の2つの仮定はおそらく
有効である。例えば、4MHzの帯域幅は、10MHz
のIFのかなりの割合を占めることになり、従って、通過
帯域の形状変化は、100MHz及び200MHzの中
間周波数を利用する場合より、10MHz及び20MH
zの中間周波数を利用する場合のほうが、おそらく重大
になる。
【0045】第3の仮定は、受信機108は、RF測定周
波数に対して正確に同調するということである。受信機
108として用いられるHP8970A雑音指数メータは、最
大同調エラーが±6MHzである。カリフォルニア州パ
ロアルトのヒューレット・パッカード社の、HP Part N
o.08970-90015の「HP8790A Operating and Service Man
ual」を参照されたい。受信機の同調エラーは、やは
り、望ましくない側波帯の相殺に悪影響を及ぼしうる。
また、受信機108が、Sパラメータの測定のために用
いられるベクトル・ネットワーク解析器と同じ周波数に
正確に同調しない場合、インピーダンス不整合の補正に
エラーを生じることになる。合成局部発振器を備えた最
新の測定受信機の場合、この仮定は有効である。不整合
の極めてひどい装置の測定における同調の不正確さによ
って生じるエラーについては、1993年12月の、IE
EE Trans.Microwave Theory Tech.,vol.MTT-42,no.6,pp
983-989における、E.C.Valk、D.Routledge、J.F.Vaneldi
k、及びT.L.Landeckerらによる「Microwave Noise Meas
urement Errors Caused by Frequency Discrepancies a
nd Nonzero Bandwidth」において究明されているが、お
そらくこの場合は無視してもよい。
【0046】さらに、周囲測定温度が、290Kで安定
しているものと仮定される。290K以外の温度は、導
出時に簡単に処理されるが、温度が、異なる中間周波数
で実施される出力雑音電力測定間において変化すること
になる場合、エラーが生じることになる。この影響は無
視しうると仮定される。1986年6月の、IEEE Tran
s.Instrum.Meas.,vol.IM-35,no.2,pp228における、M.W.
Pospieszalskiによる「Comments on ‘Simultaneous De
termination of Transistor Noise,Gain and Scatterin
g Parameters for Amplifier Design Through Noise Fi
gure Measurements Only' and reply by G.Martines an
d M.Sannino」、及び1988年1月の、IEEE Trans. M
icrowave Theory Tech.,vol.MTT-36,no.1,pp170-172に
おける、M.W.Pospieszalskiによる「Comments on ‘A M
ethod for Measurement of Lossesin the Noise-Matchi
ng Microwave Network While Measuring Transistor No
iseParameters' and reply by G.Martines and M.Sanni
no」を参照されたい。
【0047】最後の仮定は、アイソレータ110が理想
的であるということである。実際のアイソレータの使用
によって生じるエラーは、問題となる周波数範囲にわた
っては無視し得るものと仮定される。
【0048】本発明による両側波帯測定から単側波帯雑
音指数を求める方法は、3GHz〜4GHzの周波数範
囲で、IF1=200MHz、IF2=400MHzとして、
能動装置と受動装置の両方について試験が実施された。
周波数の関数としての各DUTの利得は、カリフォルニア
州パロアルトのヒューレット・パッカード社から入手可
能なHP 8510Cベクトル・ネットワーク解析器を利用して
測定され、出力雑音電力は、HP 8970A雑音指数メータに
よって測定された。6dB減衰器、及びパッケージMMIC
増幅器が、試験装置として用いられた。本発明による方
法が正確であることを立証するため、雑音指数が周波数
に応じて激しく変動する試験装置が測定された。これを
達成するため、減衰器、及び増幅器の入力に複数の長さ
の導波管(WR−187)を接続し、結果生じるカスケ
ードの雑音指数が、減衰率が急激に変化する、導波管の
ほぼカット・オフ周波数において測定された。
【0049】図7には、周波数応答がフラットでない試
験装置の場合、DSB雑音指数測定が、特定の周波数に
おいて、期待値からどれほどの偏差を生じるかというこ
と、及び、予測通り、その結果がIFに依存することを立
証するため、導波管/減衰器カスケードの両側波帯雑音
指数、及び有効減衰率が示されている。この雑音指数
は、受動装置の有効減衰率に等しくなるのが望ましい。
【0050】図8には、導波管/減衰器カスケードに関
する式(26)を利用して計算された雑音指数、及び試
験装置の有効減衰率が示されている。本発明の方法に従
って、両側波帯測定から単側波帯雑音指数を求める方法
によれば、図7に示す同等の両側波帯測定とは異なり、
有効減衰値のほぼ上に位置する雑音指数が得られるの
は、明らかである。
【0051】図9には、導波管/増幅器カスケードに関
する式(26)を利用して計算された雑音指数が示され
ている。比較のため、IFを低くしたDSB雑音電力測定
値によって計算した同等の雑音指数、及び有効減衰率も
示されている。導波管のカット・オフ周波数より低い周
波数における雑音指数は、導波管によって付加される損
失のため、高くなる。試験装置の雑音指数は、減衰率と
同じ形状をたどるべきであるが、雑音指数は、増幅器に
よって付加される雑音のため、より高い値を有すること
になる。
【0052】最後に、インピーダンス不整合補正手順の
試験として、図10には、入力及び出力の整合が不十分
になるように調整した、受動機械式同調器の有効利得及
び雑音指数が示されている。図示の測定雑音指数は、式
(26)から求められ、完全に整合した試験装置である
と仮定して計算されたものである(すなわち、全ての不
整合係数は1に等しく、GDUTは|S212に等しい)。完
全に整合した試験装置であるという仮定による結果に
は、かなりのエラーが生じるが、不整合を補正した結果
得られる雑音指数は、期待値に近い(ジッタによって生
じるエラー範囲内)ということが分かる。
【0053】要するに、周知のように、試験装置の周波
数応答がフラットでなければ、両側波帯雑音指数測定
は、エラーを生じやすい。図7から明らかなように、6
dB導波管/減衰器カスケードにおけるDSB雑音指数
測定は、その雑音指数が周波数に依存する場合、導波管
のほぼカット・オフ周波数において期待値との相違が生
じ、応答が予測通りより平坦な場合には、より高い周波
数において期待値と一致することになる。本発明によ
る、両側波帯測定から単側波帯雑音指数を求める方法
は、較正と測定の両方に適用して、高価なフィルタを必
要とせずに、測定周波数範囲全体にわたって、望ましく
ない側波帯を相殺し、単側波帯雑音指数を得ることに成
功した。この方法には、完全なインピーダンス不整合補
正を含めることが可能であり、図10に示すように、こ
れによって、不整合試験装置に関する測定の精度が向上
する。
【0054】本発明による、両側波帯測定から単側波帯
雑音指数を求める方法は、周波数ポイント毎に、3つの
雑音電力測定値を利用することが必要になる。これは、
従来の技法よりも時間がかかるように思えるが、ある周
波数範囲にわたる測定の場合、IF及び周波数ステップを
慎重に選択すれば、従来の測定回数の2倍をほんの少し
超えるだけの測定で済む。追加測定は、ほとんどが、従
来の技法で必要とされる周波数と同じ周波数で実施さ
れ、周波数スパンにおいて2つの周波数ポイントを追加
するだけで済む。この方法には、いくつかの仮定が含ま
れているが、中間周波数が受信機の帯域幅に比較して高
い場合には、これらの仮定に起因するエラーは、無視し
うると考えられる。
【0055】上述の本発明の実施例は、さまざまな修
正、変更、及び適応が可能であることが理解され、認識
されるであろう。例えば、図2及び図3には、外部コン
トローラ112が示されているが、該コントローラは、
代わりに、受信機108に組み込まれる、マイクロプロ
セッサのような、内部コントローラとすることも可能で
ある。さらに、雑音源102に組み込まれる雑音ダイオ
ードは、代わりに、それぞれ、雑音源のホット状態及び
コールド状態が得られるように、オーブンによって加熱
され、液体窒素によって冷却される、抵抗器とすること
も可能である。雑音源102は、それぞれ、ホット状態
及びコールド状態が得られるように、オン・オフされる
ガス放電管、又は交互に、大地(またはラジオ星)及び
何もない空に向けられるアンテナとすることも可能であ
る。全ては、特許請求項の等価物の意味及び範囲内に包
含されることを意図するものである。
【0056】以下に、本発明の実施態様を列挙する。
【0057】1.所定のRF測定周波数で被試験装置に関
する単側波帯雑音指数を求めるための装置において、該
装置が、出力を備えたノイズ源と、第1の入力、第2の
入力、及び出力を備えたミキサと、ノイズ源の出力に接
続された入力と、ミキサの第1の入力に接続された出力
を備える、被試験装置と、ミキサの第2の入力に接続さ
れた出力を備える、可変周波数の局部発振器信号を発生
するための局部発振器と、被試験装置の出力雑音電力を
測定するために、ミキサの出力に接続された入力を備え
る、同調可能中間周波数受信機と、局部発振器、及び受
信機に接続されたコントローラと、から構成され、コン
トローラにより制御され、所定のRF測定周波数の高い側
の周波数を有する第1の局部発振器信号と、所定のRF測
定周波数の低い側の周波数を有する第2の局部発振器信
号と、所定のRF測定周波数の周波数を有する第3の局部
発振器信号とから構成される、3つの局部発振器信号を
別個に発生する、局部発振器と、コントローラにより制
御され、局部発振器が第1の局部発振器信号を発生する
場合には、第1の所定の中間周波数で、被試験装置の第
1の出力雑音電力を測定し、局部発振器が第2の局部発
振器信号を発生する場合には、第1の所定の中間周波数
で、被試験装置の第2の出力雑音電力を測定し、局部発
振器が第3の局部発振器信号を発生する場合には、第1
の中間周波数の2倍に等しい第2の所定の中間周波数
で、被試験装置の第3の出力雑音電力を測定する、受信
機と、被試験装置の単側波帯雑音指数測定値が得られる
ように、イメージ雑音電力を相殺するために、第1、第
2、及び第3の出力雑音電力測定値を組み合わせるため
のコントローラと、からなる装置。
【0058】2.同調可能中間周波数受信機が、雑音指
数メータであることを特徴とする、前項1に記載の装
置。
【0059】3.コントローラが、被試験装置の非補正
単側波帯雑音指数測定値が得られるようにするやり方
で、第1の出力雑音電力測定値と、第2の出力雑音電力
測定値とを加算し、第3の出力雑音電力測定値を減算し
て、第1、第2、及び第3の出力雑音電力測定値を組み
合わせて、イメージ雑音電力を相殺し、被試験装置の単
側波帯雑音指数測定値が得られるようにするということ
を特徴とする、前項1に記載の装置。
【0060】4.雑音源インピーダンスの不整合によ
る、受信機の雑音指数及び利得の変化を処理するための
補正を容易にするために、被試験装置の出力に接続され
た入力と、ミキサの第1の入力に接続された出力を備え
る、アイソレータから更になることを特徴とする、前項
1に記載の装置。
【0061】5.コントローラが、外部コントローラで
あることを特徴とする、前項1に記載の装置。
【0062】6.コントローラが、同調可能中間周波数
受信機に組み込まれた内部コントローラであることを特
徴とする、前項1に記載の装置。
【0063】7.所定のRF測定周波数(RF)で、被試験
装置の単側波帯雑音指数を求めるための方法において、
被試験装置の入力を雑音源の出力に接続するステップ
と、被試験装置の出力をミキサの第1の入力に接続する
ステップと、局部発振器をミキサの第2の入力に接続す
るステップと、ミキサの出力を同調可能中間周波数受信
機に接続するステップと、所定のRF測定周波数の高い側
の周波数を有する、第1の局部発振器信号を発生するス
テップと、2つの測定側波帯が、所定のRF測定周波数と
RF+2IF1において生じるように、第1の受信機中間周波
数(IF1)を選択するステップと、第1の局部発振器信
号が発生され、第1の受信機中間周波数が選択される間
に、受信機によって、第1の出力雑音電力: N1=(FGNiRF+(FGNiRF+2IF1 を測定するステップと、所定のRF測定周波数の低い側の
周波数を有する、第2の局部発振器信号を発生するステ
ップと、2つの測定側波帯が、所定のRF測定周波数とRF
−2IF1において生じるように、第1の受信機中間周波数
(IF1)を選択するステップと、第2の局部発振器信号
が発生され、第1の受信機中間周波数が選択される間
に、受信機によって、第2の出力雑音電力: N2=(FGNiRF+(FGNiRF-2IF1 を測定するステップと、所定のRF測定周波数に等しい周
波数を有する、第3の局部発振器信号を発生するステッ
プと、2つの測定側波帯が、RF+2IF1及びRF−2IF1にお
いて生じるように、第1の中間周波数の2倍の第2の受
信機中間周波数(IF2)(IF2=2×IF1)を選択するステ
ップと、第3の局部発振器信号が発生され、第2の受信
機中間周波数が選択される間に、受信機によって、第3
の出力雑音電力: N3=(FGNiRF+2IF1+(FGNiRF-2IF1 を測定するステップと、第1と第2の雑音電力測定値を
加算し、第3の雑音電力測定値を減算することにより、
第1、第2、及び第3の雑音電力測定値を組み合わせ、 N1+N2−N3=2(FGNiRF として、望ましくない側波帯から電力を排除し、所定の
RF測定周波数における雑音電力だけを残すステップと、
被試験装置の単側波帯雑音指数を: 単側波帯雑音指数=(N1+N2−N3)/2GNi として求めるステップ(ここで、Niは雑音電力入力を表
し、Gは被試験装置の利得を表す)と、を含む方法。
【0064】8.雑音源の出力から被試験装置の入力を
切断し、ミキサの第1の入力から被試験装置の出力を切
断するステップと、アイソレータの入力を雑音源の出力
に接続し、アイソレータの出力をミキサの第1の入力に
接続するステップと、有効な利得データを得るために、
ベクトル・ネットワーク解析器を用いて、被試験装置の
Sパラメータを測定するステップと、第1の較正データ
を得るために、ベクトル・ネットワーク解析器を用い
て、アイソレータのSパラメータを測定するステップ
と、第2の較正データを得るために、ベクトル・ネット
ワーク解析器を用いて、ホット状態、及びコールド状態
における雑音源の出力反射係数を測定するステップと、
有効な利得データ、及び第1と第2の較正データを用い
て、雑音源の出力インピーダンスの変化、及び受信機と
の雑音源のインピーダンス不整合の両方に関して、出力
雑音電力測定値に補正を加えるステップと、を更に含む
ことを特徴とする、前項7に記載の方法。
【0065】9.雑音源がコールド状態の場合は、雑音
源に組み込まれた雑音ダイオードがオフのため、雑音源
は、室温における、その値が特性インピーダンスに等し
い、抵抗器の働きをし、雑音源がホット状態の場合は、
雑音ダイオードがオンのため、雑音源は、高温における
抵抗器の働きをするということを特徴とする、前項8に
記載の方法。
【0066】10.特性インピーダンスが、50Ωであ
ることを特徴とする、前項9に記載の方法。
【0067】11.所定のRF測定周波数(RF)で、被試
験装置に関する単側波帯雑音指数を求めるための方法に
おいて、該方法は、ベクトル・ネットワーク解析器を用
いて、被試験装置のSパラメータを測定するステップ
と、ベクトル・ネットワーク解析器を用いて、アイソレ
ータのSパラメータを測定するステップと、ベクトル・
ネットワーク解析器を用いて、ホット状態及びコールド
状態における雑音源の出力反射係数を測定するステップ
と、アイソレータの入力を雑音源の出力に接続し、アイ
ソレータの出力をミキサの第1の入力に接続するステッ
プと、局部発振器をミキサの第2の入力に接続するステ
ップと、ミキサの出力を同調可能中間周波数受信機に接
続するステップと、所定のRF測定周波数の高い側の周波
数を有する、第1の局部発振器信号を発生するステップ
と、2つの測定側波帯が、所定のRF測定周波数とRF+2I
F1において生じるように、第1の受信機中間周波数(IF
1)を選択するステップと、受信機によって、第1のホ
ット較正測定(NH1): NH1=[(kBTH+kBTR)GR(0)MHRF+[(kBTH+kBTR
GR(0)MHRF+2IF1 を実施するステップと、受信機によって、第1のコール
ド較正測定(NC1): NC1=[(kBTC+kBTR)GR(0)MCRF+[(kBTC+kBTR
GR(0)MCRF+2IF1 を実施するステップと、被試験装置の入力を雑音源の出
力に接続し、被試験装置の出力をアイソレータの入力に
接続するステップと、受信機によって、第1の出力雑音
電力測定(NMEAS1): NMEAS1=[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)MDUT
RF+[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)MDUT
RF+2IF1 を実施するステップと、雑音源の出力から被試験装置の
入力を切断し、ミキサの第1の入力から被試験装置の出
力を切断するステップと、雑音源の出力をアイソレータ
の入力に接続するステップと、所定のRF測定周波数の低
い側の周波数を有する、第2の局部発振器信号を発生す
るステップと、2つの測定側波帯が、所定のRF測定周波
数とRF−2IF1において生じるように、第1の受信機中間
周波数(IF1)を選択するステップと、受信機によっ
て、第2のホット較正測定(NH2): NH2=[(kBTH+kBTR)GR(0)MHRF+[(kBTH+kBTR
GR(0)MHRF-2IF1 を実施するステップと、受信機によって、第2のコール
ド較正測定(NC2): NC2=[(kBTC+kBTR)GR(0)MCRF+[(kBTC+kBTR
GR(0)MCRF-2IF1 を実施するステップと、被試験装置の入力を雑音源の出
力に接続し、被試験装置の出力をアイソレータの入力に
接続するステップと、受信機によって、第2の出力雑音
電力測定(NMEAS2): NMEAS2=[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)MDUT
RF+[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)MDUT
RF-2IF1 を実施するステップと、雑音源の出力から被試験装置の
入力を切断し、ミキサの第1の入力から被試験装置の出
力を切断するステップと、雑音源の出力をアイソレータ
の入力に接続するステップと、所定のRF測定周波数に等
しい周波数を有する、第3の局部発振器信号を発生する
ステップと、2つの測定側波帯が、RF+2IF1及びRF−2I
F1において生じるように、第1の中間周波数の2倍(IF
2=2×IF1)として選択される第2の受信機中間周波数
(IF2)を選択するステップと、受信機によって、第3
のホット較正測定(NH3): NH3=[(kBTH+kBTR)GR(0)MHRF+2IF1+[(kBTH+k
BTR)GR(0)MHRF-2IF1 を実施するステップと、受信機によって、第3のコール
ド較正測定(NC3): NC3=[(kBTC+kBTR)GR(0)MCRF+2IF1+[(kBTC+k
BTR)GR(0)MCRF-2IF1 を実施するステップと、被試験装置の入力を雑音源の出
力に接続し、被試験装置の出力をアイソレータの入力に
接続するステップと、受信機によって、第3の出力雑音
電力測定(NMEAS3): NMEAS3=[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)MDUT
RF+2IF1+[〔(kBTC+kBTE)GDUT+kBTR〕GR(0)MDUT
RF-2IF1 を実施するステップと、被試験装置に関する単側波帯雑
音指数を
【0068】
【数6】
【0069】によって求めるステップと、を含み、ここ
で、NMEAS=NMEAS1+NMEAS2−NMEAS3,NH=NH1+NH2−N
H3,NC=NC1+NC 2−NC3であり、GR(0)は、ゼロの反射係
数が受信機の入力に関連づけられた場合における受信機
の有効利得であり、TH及びTC=T0は、ホット状態及びコ
ールド状態における雑音源の温度であり、TR及びTEは、
それぞれ、受信機及び被試験装置の実効入力雑音温度で
あり、CDUTは、関係式
【0070】
【数7】
【0071】を利用して、そのSパラメータと雑音源出
力の反射係数から計算される、特定の周波数における被
試験装置の有効利得であり、Bは測定帯域幅を表し、kは
ボルツマン定数であることを特徴とする、方法。
【0072】12.雑音源がコールド状態の場合は、雑
音源に組み込まれた雑音ダイオードが「オフ」のため、
雑音源は、室温における、その値が特性インピーダンス
に等しい、抵抗器の働きをし、雑音源がホット状態の場
合は、雑音ダイオードが「オン」のため、雑音源は、高
温における抵抗器の働きをするということを特徴とす
る、前項10に記載の方法。
【0073】13.特性インピーダンスが、50Ωであ
ることを特徴とする、前項12に記載の方法。
【0074】14.反射係数がゼロでない場合、受信機
の有効利得は、不整合係数
【0075】
【数8】
【0076】によってGR(0)に関連づけられ、ここで、
ΓOUTは、雑音源に接続された場合の、被試験装置の出
力反射係数であり、ΓSH及びΓSCは、それぞれ、ホット
状態及びコールド状態における雑音源の出力反射係数で
あり、S11ISLは、アイソレータのS11を表していること
を特徴とする、前項10に記載の方法。
【0077】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、イ
メージ雑音を除去するための高価なフィルタリング装置
を必要とせずに、3つの独立した両側波帯(DSB)雑音
電力測定から、試験下の能動装置または受動装置の単側
波帯(SSB)雑音指数を求めることにより、不要なイメ
ージ雑音を除去することが可能となり、また、雑音源の
出力インピーダンスの変化、及び受信機との雑音源イン
ピーダンス不整合に対して補正を加えることにより、高
精度の単側波帯雑音指数の測定が可能となる、という効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダウン・コンバータにおけるRF、LO、及びIF信
号の関係を示すグラフである。
【図2】測定構成で示す、本発明に基づいて構成された
雑音測定システムの1つの実施例に関するブロック図で
ある。
【図3】較正構成で示す、本発明に基づいて構成された
雑音測定システムの1つの実施例に関するブロック図で
ある。
【図4】被試験装置における3回の両側波帯測定から単
側波帯雑音指数を求めるための、本発明の方法の実施例
の1つに基づくフロー・チャートである。
【図5】本発明の方法に基づいて実施される3回の両側
波帯測定を組み合わせて、単側波帯雑音指数測定をもた
らす際の、望ましくない側波帯の相殺を示すグラフであ
る。
【図6】単側波帯雑音指数測定に、完全な雑音源インピ
ーダンス不整合補正が含まれる、被試験装置における3
回の両側波帯測定から単側波帯雑音指数を求めるため
の、本発明の方法のもう1つの実施例に基づくフロー・
チャートである。
【図7】中間周波数が異なる場合における、導波管/減
衰器カスケードの両側波帯(DSB)雑音指数の周波数に
よる変動を示す図である。
【図8】本発明による方法によって求められる導波管/
減衰器カスケードの雑音指数、及び、3GHz〜4GH
zの有効減衰率を示す図である。
【図9】本発明による方法によって求められる導波管/
増幅器カスケードの雑音指数、中間周波数が低い場合の
DSB雑音指数、及び、3GHz〜4GHzの有効減衰率
を示す図である。
【図10】整合の不十分な受動試験装置の不整合補正を
施した場合と、施さない場合の、本発明による方法によ
って求められる減衰率及び雑音指数を示す図である。
【符号の説明】
100 雑音測定システム 102 雑音源 104 マイクロ波ミキサ 106 局部発振器(LO) 108 可変IF受信機 110 アイソレータ 112 コントローラ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−253325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 29/26 G01R 31/00 H04B 1/10 - 1/14 H04B 1/26 - 1/28 H04B 15/00 - 15/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所与のRF測定周波数において被試験装置に
    関する単側波帯雑音指数を求めるための装置であって、 出力を備えたノイズ源と、 第1の入力、第2の入力、及び出力を備えたミキサと、 ノイズ源の出力に接続された入力と、ミキサの第1の入
    力に接続された出力を備える、被試験装置と、 ミキサの第2の入力に接続された出力を備える、可変周
    波数の局部発振器信号を発生するための局部発振器と、 被試験装置の出力雑音電力を測定するために、ミキサの
    出力に接続された入力を備える、同調可能中間周波数受
    信機と、 局部発振器、及び受信機に接続されたコントローラと、 から構成され、 前記局部発振器は、前記コントローラにより制御され
    て、前記所与のRF測定周波数の高い側における周波数を
    有する第1の局部発振器信号と、前記所与のRF測定周波
    数の低い側における周波数を有する第2の局部発振器信
    号と、前記所与のRF測定周波数における周波数を有する
    第3の局部発振器信号とから構成される、3つの局部発
    振器信号を別個に発生し、 前記受信機は、前記コントローラにより制御されて、前
    記局部発振器が前記第1の局部発振器信号を発生する場
    合には、第1の所定の中間周波数において、被試験装置
    の第1の出力雑音電力を測定し、前記局部発振器が前記
    第2の局部発振器信号を発生する場合には、前記第1の
    所定の中間周波数において、被試験装置の第2の出力雑
    音電力を測定し、前記局部発振器が前記第3の局部発振
    器信号を発生する場合には、前記第1の中間周波数の2
    倍に等しい第2の所定の中間周波数において、被試験装
    置の第3の出力雑音電力を測定し、 前記コントローラは、イメージ雑音電力を相殺して、被
    試験装置の単側波帯雑音指数測定値を得るために、第
    1、第2、及び第3の出力雑音電力測定値を組み合わせ
    ることからなる、装置。
  2. 【請求項2】所与のRF測定周波数(RF)において被試験
    装置の単側波帯雑音指数を求めるための方法であって、 被試験装置の入力を雑音源の出力に接続するステップ
    と、 被試験装置の出力をミキサの第1の入力に接続するステ
    ップと、 局部発振器をミキサの第2の入力に接続するステップ
    と、 ミキサの出力を同調可能中間周波数受信機に接続するス
    テップと、 前記所与のRF測定周波数の高い側における周波数を有す
    る、第1の局部発振器信号を発生するステップと、 第1の受信機中間周波数(IF1)を選択して、2つの測
    定側波帯が、前記所与のRF測定周波数とRF+2IF1におい
    て生じるようにするステップと、 前記第1の局部発振器信号が発生され、前記第1の受信
    機中間周波数が選択されている間に、前記受信機によっ
    て、N1=(FGNiRF+(FGNiRF+2IF1で表される第1
    の出力雑音電力N1を測定するステップと、 前記所与のRF測定周波数の低い側における周波数を有す
    る、第2の局部発振器信号を発生するステップと、 前記第1の受信機中間周波数(IF1)を選択して、2つ
    の測定側波帯が、前記所与のRF測定周波数とRF−2IF1
    おいて生じるようにするステップと、 前記第2の局部発振器信号が発生され、前記第1の受信
    機中間周波数が選択されている間に、前記受信機によっ
    て、N2=(FGNiRF+(FGNiRF-2IF1で表される第2
    の出力雑音電力N2を測定するステップと、 前記所与のRF測定周波数に等しい周波数を有する、第3
    の局部発振器信号を発生するステップと、 前記第1の中間周波数の2倍の第2の受信機中間周波数
    (IF2)(IF2=2×IF1)を選択して、2つの測定側波帯
    が、RF+2IF1及びRF−2IF1において生じるようにするス
    テップと、 前記第3の局部発振器信号が発生され、前記第2の受信
    機中間周波数が選択されている間に、前記受信機によっ
    て、N3=(FGNiRF+2IF1+(FGNiRF-2IF1で表される
    第3の出力雑音電力を測定するステップと、 前記第1の雑音電力測定値と前記第2の雑音電力測定値
    を加算し、前記第3の雑音電力測定値を減算することに
    より、前記第1、第2、及び第3の雑音電力測定値を組
    み合わせて、N1+N2−N3=2(FGNiRFとして、望まし
    くない側波帯から電力を排除し、前記所与のRF測定周波
    数における雑音電力だけを残すステップと、 被試験装置の単側波帯雑音指数を、単側波帯雑音指数=
    (N1+N2−N3)/2GNi(ここで、Niは雑音電力入力を表
    し、Gは被試験装置の利得を表す)として求めるステッ
    プを含む、方法。
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