JP3470757B2 - 連結用ブロック及びその関連技術 - Google Patents

連結用ブロック及びその関連技術

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JP3470757B2
JP3470757B2 JP2001134441A JP2001134441A JP3470757B2 JP 3470757 B2 JP3470757 B2 JP 3470757B2 JP 2001134441 A JP2001134441 A JP 2001134441A JP 2001134441 A JP2001134441 A JP 2001134441A JP 3470757 B2 JP3470757 B2 JP 3470757B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略正方形状をな
し、その4辺に連結用の凹凸パターンを有する連結用ブ
ロック及びその関連技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】床面等
の平面を覆うマット又はその他の用途のものにおいて、
種々の面積及び形状の床面等に簡便に対応させる手段と
して、相互に連結することができる連結用ブロックが用
いられている。
【0003】このような連結用ブロックの1種として、
図6に示されるような、略正方形状をなし、その4辺に
外方凸部と内方凹部が交互に繰り返されてなる凹凸パタ
ーンを有し、平面視の輪郭において実質上90度回転対
称な形状をなす連結用ブロックaが知られている。この
連結用ブロックaは、図7に示されるように、一定形状
のものが必要数連結されて使用されるが、連結用ブロッ
クaの連結体bの外周縁は凹凸パターンにより構成され
るので、その連結体bの外周縁に連結した場合に外周側
に凹凸パターンを有さない周縁連結用の専用ブロックを
別に作成し、それを二点鎖線で示されるように連結体b
の外周縁に連結することが要請されていた。
【0004】しかしながら、このような周縁連結用の専
用ブロックを連結用ブロックと別に作成すると、総製造
コストを押し上げることとなるので、この点を解決する
手段が求められていた。。
【0005】本発明は、従来技術に存した上記のような
課題に鑑み行われたものであって、その目的とするとこ
ろは、略正方形状をなし、その4辺に連結用の凹凸パタ
ーンを有する連結用ブロックを連結したものの外周縁に
連結して凹凸パターンを有しない外周縁で囲んだ連結体
を得るための周縁連結用のブロックを低コストで容易に
得ることができる連結用ブロックを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の連結用ブロックは、基準正方形の各辺に沿って外方
凸部と内方凹部が交互に繰り返されてなる凹凸パターン
を有し、平面視の輪郭において実質上90度回転対称な
形状をなす連結用ブロックであって、連結用ブロック同
士のそれぞれ任意の1辺における凹凸パターンの外方凸
部と内方凹部を嵌合させることにより、両連結用ブロッ
クを、それらにおける基準正方形の1辺を共有する状態
で連結し得、何れの凹凸パターンにも、平面視の輪郭に
おいて内方側の横幅が外方側よりも縮小形成された外方
凸部および/または平面視の輪郭において内方側の横幅
が外方側よりも拡大形成された内方凹部を有し、前記各
凹凸パターンにおいて、前記90度回転対称の中心を通
り前記基準正方形の各辺に垂直な直線に沿った部分が、
その直線を含み前記基準正方形に対し垂直な特定面であ
ることを特徴とする。
【0007】連結用ブロックの4辺に、それぞれ別の連
結用ブロックの1辺を連結させることができる。また、
元の連結用ブロックのL字状に隣り合う2辺に連結した
2つの連結用ブロックの各1辺、すなわち凹部を構成す
るL字状の2辺に、更に別の1つの連結用ブロックのL
字状に隣り合う2辺を連結することができる。このよう
な連結は、各連結用ブロックにおける凹凸パターンの外
方凸部と内方凹部を嵌合させることによって、連結用ブ
ロックの基準正方形の1辺と別の連結用ブロックの基準
正方形の1辺を共有する状態で行わせることができる。
このように次々と連結用ブロックを連結させることによ
り、所要平面部を覆う連結体を形成することができる。
【0008】連結用ブロックを、その相対する辺におけ
る両特定面を含む平面で切断することにより、その連結
用ブロックは、90度回転対称の中心を通り基準正方形
の1辺に平行で且つその基準正方形に垂直な分割面で、
外周形状が互いに実質上同一である半ブロックに二分割
される。
【0009】二分割された各半ブロックは、1辺が分割
面及びそれと連続する特定面により構成される。その1
辺の両側で垂直に隣り合う2辺(それぞれ基準正方形の
1辺の2分の1長)は、それぞれ凹凸パターンを特定面
で分割した一方及び他方である一方の半長凹凸パターン
と他方の半長凹凸パターンにより構成される。更に、前
記分割面に相対する辺は、連結用ブロックの1辺全長に
わたる凹凸パターンである全長凹凸パターンにより構成
される。
【0010】半ブロックを、その全長凹凸パターンを備
えた辺における特定面を含む平面で切断することによ
り、その半ブロックは、元の連結用ブロックにおける9
0度回転対称の中心を通り基準正方形の1辺に平行で且
つその基準正方形に垂直な分割面で、外周形状が互いに
実質上同一である四半ブロックに二分割(元の連結用ブ
ロックからみて四分割)される。
【0011】分割された各四半ブロックにおける一方の
L字状に隣り合う2辺(それぞれ基準正方形の1辺の2
分の1長)は、分割面又は分割面及びそれと連続する特
定面により構成される。L字状に隣り合う他の2辺(そ
れぞれ基準正方形の1辺の2分の1長)は、それぞれ凹
凸パターンを特定面で分割した一方の半長凹凸パターン
と他方の半長凹凸パターンにより構成される。
【0012】また、連結用ブロックを、そのL字状に隣
り合う2辺における両特定面を含む平面のうち、両平面
の交線から両特定面に至る部分によって切断することに
より、その連結用ブロックは、前記四半ブロックと、そ
の四半ブロックを切除した形状の四分の三ブロックに分
割される。
【0013】分割された四分の三ブロックは、分割面又
は分割面及びそれと連続する特定面により構成される2
辺、すなわち凹部を構成するL字状の2辺(それぞれ基
準正方形の1辺の2分の1長)と、元の連結用ブロック
における全長凹凸パターンによりそれぞれ構成されるL
字状に隣り合う2辺と、凹凸パターンを特定面で分割し
た一方の半長凹凸パターンと他方の半長凹凸パターンに
よりそれぞれ構成される残りの2辺(それぞれ基準正方
形の1辺の2分の1長)を有してなる。
【0014】前記のような連結用ブロックの連結体(又
は連結用ブロック単体)の外周縁は凹凸パターンにより
構成される。
【0015】連結体(又は連結用ブロック単体)の外周
縁を構成する各連結用ブロックの辺には、半ブロックに
おける全長凹凸パターンにより構成される辺を連結する
ことができる。2以上の連結用ブロックの辺が連結体の
外周縁に直線上に連続する場合、その各辺に連結する隣
接半ブロックにおける一方の半長凹凸パターンと他方の
半長凹凸パターンが連結される。連結体の角部に位置す
る連結用ブロックのうち連結体の角部の外周縁を構成す
るL字状の2辺にそれぞれ半ブロックが連結されると、
その両半ブロックの半長凹凸パターンを構成する2辺
(それぞれ基準正方形の1辺の2分の1長)が、連結体
の角部の外方にL字状の凹部を構成する。そのL字状の
凹部を構成する2辺に、四半ブロックにおいてそれぞれ
半長凹凸パターンを構成するL字状に隣り合う2辺を連
結することができる。
【0016】連結体が凹角部を有する場合(2つの連結
用ブロックにおける2辺がL字状の凹部を構成する場
合)、その凹角部を構成する2辺に、四分の三ブロック
における全長凹凸パターンによりそれぞれ構成されるL
字状に隣り合う2辺を連結し、他の外周縁を構成する各
連結用ブロックの辺に半ブロックにおける全長凹凸パタ
ーンにより構成される辺を連結すると、隣り合う四分の
三ブロックと半ブロックにおいてそれぞれて半長凹凸パ
ターンにより構成されるL字状の凹部に、四半ブロック
においてそれぞれ半長凹凸パターンを構成するL字状に
隣り合う2辺を連結することができる。
【0017】このようにして、連結用ブロックの連結体
(又は連結用ブロック単体)の外周縁に半ブロック(又
は半ブロック及び四分の三ブロック)並びに四半ブロッ
クを連結し、それぞれの分割面及びそれと連続する特定
面、すなわち凹凸パターンを有しない面で囲むことがで
きる。
【0018】連結用ブロックを上記のように二分割、四
分割、又は四分の三分割することにより、又はそのよう
に分割したものに相当するブロックを形成することによ
り、連結用ブロックの連結体(又は連結用ブロック単
体)の外周縁に連結して凹凸パターンを有しない面で囲
むための半ブロック(又は半ブロック及び四分の三ブロ
ック)並びに四半ブロックを、連結体の組立現場で、又
は予め、容易に得ることができる。
【0019】本発明の連結用ブロックは、相互に連結し
得、裏面側において平面上に載置し得るものである。そ
の形状は、平板状であることが最も一般的であるが、表
面側および/または裏面側に凹凸や突条等を有するもの
や、表面側に比較的大きく突出した突出部を有するもの
や、表面と裏面を貫通する貫通部を有するものとするこ
ともできる。色彩や模様等は任意である。
【0020】基準正方形というのは、本発明の連結用ブ
ロックの平面視のサイズの形状及びサイズの基準となる
仮想的な平面図形である。
【0021】凹凸パターンは、基準正方形の各辺に沿っ
て外方凸部と内方凹部が交互に繰り返されてなるもので
ある。何れの凹凸パターンにも、平面視の輪郭において
内方側の横幅(辺に平行な方向の幅)が外方側よりも縮
小形成された外方凸部および/または平面視の輪郭にお
いて内方側の横幅が外方側よりも拡大形成された内方凹
部を有する。各凹凸パターンの外周側面は、基準正方形
面に対し垂直とするのが通常であるが、凹凸パターン同
士の外方凸部と内方凹部の嵌合による連結用ブロックの
連結に支障がなければ、必ずしも凹凸パターンの全外周
側面が基準正方形面に対し垂直であることを要するもの
ではない。
【0022】本発明の連結用ブロックの平面視の輪郭
は、実質上90度回転対称な形状をなし、連結用ブロッ
ク同士のそれぞれ任意の1辺における凹凸パターンの外
方凸部と内方凹部を嵌合させることにより、両連結用ブ
ロックを、それらにおける基準正方形の1辺を共有する
状態で連結し得る。従って、連結用ブロックの平面視の
輪郭は、基準正方形の角の頂点に接するものとはなり得
るが、基準正方形の角の頂点を内側に含むことはない。
例えば4つの連結用ブロックが田字状に隙間なく隣接連
結する状態(右、前、左、後の順、或いはその逆順に隣
接連結する状態)においては、連結された4つの連結用
ブロックの中心点(すなわち基準正方形の角の頂点)に
各連結用ブロックの端部が接することとなる。なお、連
結された4つの連結用ブロックの中心点の周囲が平面視
の輪郭において隙間となるものとすることもできる。
【0023】この連結用ブロックは、基準正方形の中心
を通りその基準正方形面に垂直な軸のまわりに1回転さ
せた場合に、平面視の輪郭が90度中心角毎に4回重な
り合うものであるが、連結用ブロック同士が基準正方形
の1辺を共有する状態で連結する上で実質的に支障とな
らない程度であれば、厳密に90度回転対称な形状でな
くとも実質上90度回転対称な形状と言い得る。
【0024】また、何れの凹凸パターンにも、平面視の
輪郭において内方側の横幅が外方側よりも縮小形成され
た外方凸部および/または平面視の輪郭において内方側
の横幅が外方側よりも拡大形成された内方凹部を有す
る。凹凸パターンの外方凸部と内方凹部を嵌合させて連
結用ブロックを連結した場合に、連結された辺に直交す
る方向に連結用ブロックが離隔して外方凸部と内方凹部
の嵌合が解除されることを防ぐためである。
【0025】各凹凸パターンにおいて、連結用ブロック
の平面視の輪郭の90度回転対称の中心を通り基準正方
形の各辺に垂直な直線に沿った部分が、その直線を含み
基準正方形に対し垂直な特定面である。すなわち、前記
90度回転対称の軸を含み、基準正方形の各辺に垂直な
面に沿って、各辺の凹凸パターンに特定面を有する。各
凹凸パターンの特定面を挟む両側の部分の平面視におけ
る輪郭は、特定面と基準正方形の辺との交点に対し点対
称状をなすと共に外方凸部と内方凹部が逆となる。
【0026】本発明の連結用ブロックの材料は特に限定
されるものではないが、各種連結マット又はその他の用
途にそれぞれ必要な耐久性を備え、且つ切断容易な材料
が好ましい。材料の例としては、発泡合成樹脂(非発泡
合成樹脂層により表面を被覆されたものを含む)、非発
泡合成樹脂、合成ゴム等のエラストマーを挙げることが
できるが、これらに限らない。
【0027】本発明の連結用ブロックの製法として一般
的なのは、平面視において縦横に基準正方形面の数倍以
上の原材(一般的には板状の原材。複数の層からなるも
のでもよい。)又は横幅が基準正方形面の数倍で縦に連
続する帯状の原材(一般的には帯板状の原材。複数の層
からなるものでもよい。)を、連結用ブロックの1辺の
凹凸パターンが縦横に連続した桝目状の切断線により平
面視の方向(原材の平面的広がりの方向に垂直な方向)
に切断して連結用ブロックを得るものであるが、特にこ
れに限定される訳ではない。
【0028】本発明の連結用ブロックは、上記凹凸パタ
ーンにおける端部に位置する外方凸部を除く外方凸部
が、平面視の輪郭において内方側の横幅が外方側よりも
縮小形成されたものであり、上記凹凸パターンにおける
端部に位置する内方凹部を除く全ての内方凹部、平面視
の輪郭において内方側の横幅が外方側よりも拡大形成さ
れたものとすることができる。凹凸パターンの外方凸部
と内方凹部を嵌合させて連結用ブロックを連結した場合
に、連結された辺に直交する辺に平行な方向に連結用ブ
ロックが離隔して外方凸部と内方凹部の嵌合が解除され
ることをより確実に防ぐためである。
【0029】このような嵌合解除を更に確実に防ぐに
は、上記外方凸部のうち、特定面を含む外方凸部又は特
定面を含む外方凸部及び各凹凸パターンの端部に位置す
る外方凸部を除くものが、平面視の輪郭において内方側
の横幅が外方側よりも両側に縮小形成されたものであ
り、上記内方凹部のうち、特定面を含む内方凹部又は特
定面を含む内方凹部及び各凹凸パターンの端部に位置す
る内方凹部を除くものが、平面視の輪郭において内方側
の横幅が外方側よりも両側に拡大形成されたものとする
ことが好ましい。
【0030】上記連結用ブロックがその相対する辺にお
ける両特定面を含む平面で切断された一片の形状をなす
ものが、上記の半ブロックである。
【0031】また上記連結用ブロックがその二組みの相
対する辺それぞれにおける両特定面を含む十字状に交差
した平面で切断された一片の形状をなすものが、上記の
四半ブロックである。なお、この四半ブロックの分割面
が交差する部分に、丸み(平面視)を設けることもでき
る。
【0032】上記連結用ブロックからその二組みの相対
する辺それぞれにおける両特定面を含む十字状に交差し
た平面で切断された一片が除去された形状をなすもの
が、上記の四分の三ブロックである。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1乃至
図5を参照しつつ説明する。
【0034】図1乃至図5は、本発明の実施の形態の一
例としての連結マット形成用の連結用ブロック、半ブロ
ック、四半ブロック、及び四分の三ブロックについての
ものであって、図1(a)及び(b)はそれぞれ連結用ブロッ
クの平面図及び正面図、図2(a)及び(b)はそれぞれ半ブ
ロックの平面図及び正面図、図3(a)及び(b)はそれぞれ
四半ブロックの平面図及び正面図、図4は連結用ブロッ
クの連結体の平面図、図5は連結マットの平面図であ
る。
【0035】連結用ブロック10は、発泡合成樹脂(非
発泡合成樹脂層により表面を被覆されたもの)からなる
板状の原材を、連結用ブロック10の1辺の凹凸パター
ン12が縦横に連続した桝目状の切断線により、原材の
厚み方向に切断することにより得られる。
【0036】各連結用ブロック10は、1枚の連結用ブ
ロック10の平面視のサイズの形状及びサイズの基準と
なる仮想的な平面図形である基準正方形14の各辺に沿
って外方凸部と内方凹部が交互に繰り返されてなる凹凸
パターン12を有する。連結用ブロック10の平面視の
輪郭は、90度回転対称な形状をなすので、各片の凹凸
パターン12は同一である。また、連結用ブロック10
同士のそれぞれ任意の1辺における凹凸パターン12の
外方凸部と内方凹部を嵌合させることにより、両連結用
ブロック10を、それらにおける基準正方形14の1辺
を共有する状態で連結し得る。各凹凸パターン12の外
周側面は、基準正方形14面に対し垂直である。
【0037】各凹凸パターン12は、一方の端部に端部
外方凸部16、他方の端部に端部内方凹部18を有す
る。端部外方凸部16の内側に内側内方凹部20、その
内側に内側外方凸部22、更にその内側に、一方の側面
が特定面24である特定内方凹部26を有する。また端
部内方凹部18の内側に内側外方凸部22、その内側に
内側内方凹部20、更にその内側に、一方の側面が特定
面24である特定外方凸部28を有する。
【0038】特定面24は、各凹凸パターン12におい
て、連結用ブロック10の平面視の輪郭の90度回転対
称の中心を通り基準正方形14の各辺に垂直な直線であ
る中央垂直線30(90度回転対称の中心で十字状に交
差している)に沿った部分であり、その中央垂直線30
を含み基準正方形14に対し垂直な面である。各凹凸パ
ターン12の特定面24を挟む両側の部分の平面視にお
ける輪郭は、特定面24と基準正方形14の辺との交点
に対し点対称状をなすと共に外方凸部と内方凹部が逆と
なる。
【0039】凹凸パターン12の外方凸部と内方凹部を
嵌合させて連結用ブロック10を連結した場合に、連結
された辺に直交する方向に連結用ブロック10が離隔し
て外方凸部と内方凹部の嵌合が解除されることを防ぐた
めに、内側外方凸部22の両側面は、内方側に向かって
狭まるように形成され、平面視の輪郭において内方側の
横幅が外方側よりも両側に縮小形成されている。また内
側内方凹部20の両側面は、内方側に向かって拡がるよ
うに形成され、平面視の輪郭において内方側の横幅が外
方側よりも両側に拡大形成されている。特定外方凸部2
8は、一方の側面が基準正方形14の辺に垂直な特定面
24であり、他方の側面は、内方側に向かって狭まるよ
うに形成されている。特定内方凹部26は、一方の側面
が基準正方形14の辺に垂直な特定面24であり、他方
の側面は、内方側に向かって拡がるように形成されてい
る。また端部外方凸部16の一方の側面は、内方側に向
かって狭まるように形成されており、他方の側面は、直
角二等辺三角形状の尖端部32の二等辺部を構成してお
り、その尖端部32の尖端は基準正方形14の角の頂点
に接する。端部内方凹部18の一方の側面は、内方側に
向かって拡がるように形成されており、他方の側面は、
尖端部32の二等辺部の一方を構成する。
【0040】連結用ブロック10をその相対する辺にお
ける両特定面24を含む平面(すなわち一方の中央垂直
線30を含み基準正方形14に垂直な分割面)で切断す
ることにより、同一形状の半ブロック34に二分割され
る。
【0041】半ブロック34は、図2における左側の1
辺が分割面及びそれと連続する特定面24により構成さ
れる。その1辺の図2における前後両側で垂直に隣り合
う2辺(それぞれ基準正方形14の1辺の2分の1長)
は、それぞれ凹凸パターン12を特定面24で分割した
一方及び他方である一方半長凹凸パターン12aと他方
半長凹凸パターン12bにより構成される。更に、前記
分割面に相対する辺である図(2)における右側の辺は、
連結用ブロック10の1辺全長にわたる凹凸パターン1
2である全長凹凸パターン12により構成される。
【0042】また連結用ブロック10をその二組みの相
対する辺それぞれにおける両特定面24を含む十字状に
交差した平面(すなわち両中央垂直線30をそれぞれ含
み基準正方形14に垂直な両分割面)で切断することに
より、同一形状の四半ブロック36に四分割される。な
お、半ブロック34を、その全長凹凸パターン12を備
えた辺における特定面24を含む平面で切断することに
よって四半ブロック36を得ることも勿論可能である。
【0043】四半ブロック36における一方のL字状に
隣り合う2辺(それぞれ基準正方形14の1辺の2分の
1長)のうち図3における左側の辺は分割面により構成
され、後側の辺は分割面及びそれと連続する特定面24
により構成される。L字状に隣り合う他の2辺(それぞ
れ基準正方形14の1辺の2分の1長)である図3にお
ける前側の辺及び右側の辺は、それぞれ一方半長凹凸パ
ターン12aと他方半長凹凸パターン12bにより構成
される。
【0044】また、連結用ブロック10を、そのL字状
に隣り合う2辺における両特定面24を含む平面のう
ち、両平面の交線から両特定面24に至る部分(すなわ
ち例えば両中央垂直線30のうちその交差点より右側の
部分及び前側の部分をそれぞれ含み基準正方形14に垂
直な両分割面)によって切断することにより、その連結
用ブロック10は、四半ブロック36と、その四半ブロ
ック36を切除した形状の四分の三ブロック38に分割
される。
【0045】四分の三ブロック38は、図5の左後部に
示されるように、分割面又は分割面及びそれと連続する
特定面24により構成される2辺、すなわち図5の左後
部の凹部を構成するL字状の2辺(それぞれ基準正方形
14の1辺の2分の1長)と、元の連結用ブロック10
における全長凹凸パターン12によりそれぞれ構成され
るL字状に隣り合う2辺と、一方半長凹凸パターン12
aと他方半長凹凸パターン12bによりそれぞれ構成さ
れる残りの2辺(それぞれ基準正方形14の1辺の2分
の1長)を有してなる。
【0046】半ブロック34、四半ブロック36及び四
分の三ブロック38は、例えば連結マットの連結作業現
場等で連結用ブロック10を必要に応じ切断して得るこ
とができるほか、原材から直接得ることもできる。
【0047】図4に示されるように、各連結用ブロック
10における凹凸パターン12の外方凸部と内方凹部を
嵌合させることによって、連結用ブロック10の基準正
方形14の1辺と別の連結用ブロック10の基準正方形
14の1辺を共有するように次々と連結用ブロック10
を連結させることにより、所要平面部を覆う連結体Sを
形成することができる。
【0048】このような連結用ブロック10の連結体S
(又は連結用ブロック10単体)の外周縁は凹凸パター
ン12により構成されるが、図5に示されるように、連
結体Sの外周縁を構成する各連結用ブロック10の辺に
は、半ブロック34における全長凹凸パターン12によ
り構成される辺を連結することができる。図4における
連結体Sの左側、右側及び前側の外周縁のように2以上
の連結用ブロック10の辺が連結体Sの外周縁に直線上
に連続する場合、その各辺に連結する隣接半ブロック3
4における一方半長凹凸パターン12aと他方半長凹凸
パターン12bが連結される。連結体Sの角部に位置す
る連結用ブロック10のうち連結体Sの角部の外周縁を
構成するL字状の2辺にそれぞれ半ブロック34が連結
されると、その両半ブロック34の半長凹凸パターン1
2を構成する2辺(それぞれ基準正方形14の1辺の2
分の1長)が、連結体Sの角部の外方にL字状の凹部を
構成する。そのL字状の凹部を構成する2辺に、四半ブ
ロック36においてそれぞれ半長凹凸パターン12を構
成するL字状に隣り合う2辺を連結することができる。
【0049】連結体Sが、図4における左後部のような
凹角部40を有する場合(2つの連結用ブロック10に
おける2辺がL字状の凹部を構成する場合)、その凹角
部40を構成する2辺に、四分の三ブロック38におけ
る全長凹凸パターン12によりそれぞれ構成されるL字
状に隣り合う2辺を連結し、他の外周縁を構成する各連
結用ブロック10の辺に半ブロック34における全長凹
凸パターン12により構成される辺を連結すると、隣り
合う四分の三ブロック38と半ブロック34においてそ
れぞれて半長凹凸パターン12により構成されるL字状
の凹部に、四半ブロック36においてそれぞれ半長凹凸
パターン12を構成するL字状に隣り合う2辺を連結す
ることができる。尤も、連結体は、図4に示されるよう
な凹角部40を有するものではなく方形状とすることが
できることは言うまでもない。
【0050】このようにして、連結用ブロック10の連
結体Sの外周縁に半ブロック34(又は半ブロック34
及び四分の三ブロック38)並びに四半ブロック36を
連結し、それぞれの分割面及びそれと連続する特定面2
4、すなわち凹凸パターン12を有しない面で囲むこと
ができる。
【0051】連結用ブロック10を二分割、四分割、又
は四分の三分割することにより、又はそのように分割し
たものに相当するブロックを形成することにより、連結
用ブロック10の連結体S(又は連結用ブロック10単
体)の外周縁に連結して凹凸パターン12を有しない面
で囲むための半ブロック34(又は半ブロック34及び
四分の三ブロック38)並びに四半ブロック36を、連
結体Sの組立現場で、又は予め、容易に得ることができ
る。
【0052】なお、以上の実施の形態についての記述に
おける構成部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配
置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限り
は、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のもの
ではなく、単なる説明例に過ぎない。略する。
【0053】
【発明の効果】本発明においては、特定面を含む平面に
よって連結用ブロックを二分割、四分割、又は四分の三
分割することにより、又はそのように分割したものに相
当するブロックを形成することにより、連結用ブロック
の連結体(又は連結用ブロック単体)の外周縁に連結し
て凹凸パターンを有しない面で囲むための半ブロック
(又は半ブロック及び四分の三ブロック)並びに四半ブ
ロックを、連結体の組立現場で、又は予め、低コストで
容易に得ることができる。そのため、連結用ブロックの
連結体(又は連結用ブロック単体)の外周縁にこれらの
半ブロック(又は半ブロック及び四分の三ブロック)並
びに四半ブロックを連結することにより、連結用ブロッ
クの連結体(又は連結用ブロック単体)の外周をそれぞ
れの分割面及びそれと連続する特定面、すなわち凹凸パ
ターンを有しない面で囲んだ低コストの連結体を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結用ブロックの平面図及び正面図である。
【図2】半ブロックの平面図及び正面図である。
【図3】四半ブロックの平面図及び正面図である。
【図4】連結用ブロックの連結体の平面図である。
【図5】連結マットの平面図である。
【図6】従来の連結用ブロックの平面図である。
【図7】従来の連結用ブロックの連結体の平面図であ
る。
【符号の説明】
10 連結用ブロック 12 凹凸パターン(全長凹凸パターン) 12a 一方半長凹凸パターン 12b 他方半長凹凸パターン 14 基準正方形 16 端部外方凸部 18 端部内方凹部 20 内側内方凹部 22 内側外方凸部 24 特定面 26 特定内方凹部 28 特定外方凸部 30 中央垂直線 32 尖端部 34 半ブロック 36 四半ブロック 38 四分の三ブロック 40 凹角部 S 連結体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−92906(JP,A) 特開 平2−279803(JP,A) 特開 平8−312109(JP,A) 国際公開97/15725(WO,A2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 5/20 E01C 5/18 E04F 15/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準正方形の各辺に沿って外方凸部と内方
    凹部が交互に繰り返されてなる凹凸パターンを有し、平
    面視の輪郭において実質上90度回転対称な形状をなす
    連結用ブロックであって、連結用ブロック同士のそれぞ
    れ任意の1辺における凹凸パターンの外方凸部と内方凹
    部を嵌合させることにより、両連結用ブロックを、それ
    らにおける基準正方形の1辺を共有する状態で連結し
    得、何れの凹凸パターンにも、平面視の輪郭において内
    方側の横幅が外方側よりも縮小形成された外方凸部およ
    び/または平面視の輪郭において内方側の横幅が外方側
    よりも拡大形成された内方凹部を有し、前記各凹凸パタ
    ーンにおいて、前記90度回転対称の中心を通り前記基
    準正方形の各辺に垂直な直線に沿った部分が、その直線
    を含み前記基準正方形に対し垂直な特定面であることを
    特徴とする連結用ブロック。
  2. 【請求項2】上記凹凸パターンにおける端部に位置する
    外方凸部を除く外方凸部が、平面視の輪郭において内方
    側の横幅が外方側よりも縮小形成されたものであり、上
    記凹凸パターンにおける端部に位置する内方凹部を除く
    全ての内方凹部が、平面視の輪郭において内方側の横幅
    が外方側よりも拡大形成されたものである請求項1記載
    の連結用ブロック。
  3. 【請求項3】上記外方凸部のうち、特定面を含む外方凸
    部又は特定面を含む外方凸部及び各凹凸パターンの端部
    に位置する外方凸部を除き、平面視の輪郭において内方
    側の横幅が外方側よりも両側に縮小形成されたものであ
    り、上記内方凹部のうち、特定面を含む内方凹部又は特
    定面を含む内方凹部及び各凹凸パターンの端部に位置す
    る内方凹部を除き、平面視の輪郭において内方側の横幅
    が外方側よりも両側に拡大形成されたものである請求項
    2記載の連結用ブロック。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の連結用ブロック
    がその相対する辺における両特定面を含む平面で切断さ
    れた一片の形状をなすものである半ブロック。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3記載の連結用ブロック
    がその二組みの相対する辺それぞれにおける両特定面を
    含む十字状に交差した平面で切断された一片の形状をな
    すものである四半ブロック。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は3記載の連結用ブロック
    からその二組みの相対する辺それぞれにおける両特定面
    を含む十字状に交差した平面で切断された一片が除去さ
    れた形状をなすものである四分の三ブロック。
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