JP3470572B2 - 収納家具 - Google Patents

収納家具

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JP3470572B2
JP3470572B2 JP31407097A JP31407097A JP3470572B2 JP 3470572 B2 JP3470572 B2 JP 3470572B2 JP 31407097 A JP31407097 A JP 31407097A JP 31407097 A JP31407097 A JP 31407097A JP 3470572 B2 JP3470572 B2 JP 3470572B2
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  • Drawers Of Furniture (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス等におい
て好適に利用される収納家具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時のオフィスには、空間利用効率を向
上させる観点より、或いは空間使用形態の汎用化の観点
より、自席を限定しないオフィスが急速に導入され、普
及しつつある。例えば、通常オフィスや、営業マンが随
時出先で立ち寄って利用できるような営業拠点等となる
オフィスなどにおいて、このような自席を限定しないオ
フィス形態を導入すると、多数の者が内部の什器等を共
用することができ、ミーティング等があればテーブルを
適宜集合させて必要な環境を整えることができるなど、
目的・用途に応じて多様な機能空間を容易に構成するこ
とができる利点がある。しかし、反面、各自が自席を持
たないため、ファイルや書類などの置き場に困る事態を
生じる。
【0003】そこで、このようなオフィス形態を採用す
る際には、オフィスの壁際等に、ファイルや書類を収納
しておけるようなロッカーを設置するのが通例となって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ロッカーのみでは、各人宛のメール等を机の上に置くな
どして受け渡すことができなくなり、また、営業拠点と
なる様なオフィス等では不特定多数の者がロッカーを共
用するため、各自が自己の占有スペースを全く持てず、
ファイル等を適切に管理することができなくなるという
不都合を生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、自席を限定しないオフィス形態にお
いても、各人が書類やメール等の管理を適切に行い得る
ようにした収納家具を提供しようとするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の収納家具は、
テーブルを適宜集合させて必要な環境を整えることがで
きるなどの自席を限定しない形式のオフィス、または、
机やテーブル等の什器が不特定多数者の利用に供され自
席を限定しない形式のオフィスに適用され、占有期間を
限定して使用できるものであって、内部に収納空間を有
する家具本体と、この家具本体の収納空間を開閉する位
置に配設される施錠機構を備えた鏡板と、この鏡板に設
けられる投函口とを具備してなり、家具本体の内部にト
レー受けを設けるとともに、該トレー受けに支持されて
収納空間に対して出し入れ可能なトレーを前記投函口か
ら投函されるメール等の投函物を収容し得る位置に設
け、前記施錠機構が、OPEN/LOCK状態を切り替
えるレバーと、施錠、解錠時に番号設定を行うためのダ
イヤル部を有するとともに、1回の開閉操作ごとにキ
ーを用いることなく前記ダイヤル部で設定した暗証番号
を通じて施錠、解錠を行えるものであり、且つその暗証
番号が1回の開閉操作ごとに設定可能であって、1回の
占有期間が同一暗証番号が続いている期間に対応してい
るものであることを特徴とする。
【0007】このように構成すれば、収納家具を特定の
者が継続して使用する時は勿論のこと、収納家具をたと
え不特定多数の者の共用とするような場合にもその収納
家具を特定の者が一定期間占有することができるので、
施錠機構も利用して、自己の書類やファイル等を他者の
それとは確実に区別して適切に管理することができる。
しかも、この収納家具の鏡板には投函口が開口している
ため、たとえ施錠状態にあっても、メール等をその投函
口に投函すれば確実に相手方に届けることができ、それ
までのメール等の守秘性も維持することができる。
た、開閉操作時にキーを用いずに暗証番号を通じて施
錠、解錠が行えるので、キー紛失の恐れがなく、また、
1回の開閉操作ごとに暗証番号の設定が可能であるた
め、頻繁に利用者が入れ替わるような場合にも、キーの
受け渡しのような占有者の変更のための手続等をする煩
わしさがなく、盗難防止も図れて、不特定多数の者が利
用する際の利便性を有効に向上させることが可能とな
る。
【0008】メール等の投函物に対する取扱いの便を向
上させるためには、家具本体の収納空間内にあって投函
口から投函されるメール等の投函物を収容し得る位置
に、該収納空間に対して出し入れ可能なトレーを設けて
おくことが望ましい。内部構造を簡略化するためには、
投函口が、鏡板の上縁近傍に設けられ、トレーの上面が
家具本体の頂板若しくは仕切板に近接して対向する位置
に配置されていることが望ましい。
【0009】収納以外の機能を付加するためには、家具
本体の頂板の上面が、起立した者が利用できる高さの作
業面に設定されていることが有効となる。占有期間を限
定する上で好ましい形態としては、施錠機構が、1回の
開閉操作ごとにキーを用いることなく暗証番号を通じて
施錠、解錠を行えるものであり、その暗証番号が1回の
開閉操作ごとに設定可能であって、1回の占有期間が同
暗証番号が続いている期間に対応しているものを挙げ
ることができる。
【0010】また、本発明は、テーブルを適宜集合させ
て必要な環境を整えることができるなどの自席を限定し
ない形式のオフィス、または、机やテーブル等の什器が
不特定多数者の利用に供され自席を限定しない形式のオ
フィスに適用すされ、占有期間を限定して使用できる
のであって、内部に収納空間を有する家具本体と、この
家具本体の収納空間を開閉する位置に配設される施錠機
構を備えた鏡板と、この鏡板に開口する投函口とを具備
してなり、前記投函口を鏡板の上縁近傍に設け、家具本
体の内部にトレー受けを設けるとともに、該トレー受け
に支持されて収納空間に対して出し入れ可能なトレーを
家具本体の収納空間内にあって該投函口から投函される
メール等の投函物を収容し得る位置に設け、このトレー
の上面を家具本体の頂板若しくは仕切板に近接して対向
する位置に配置し、前記施錠機構OPEN/LOC
K状態を切り替えるレバーと、暗証番号を通じて施錠解
錠を行い得るダイヤル部とを具備していることを特徴と
する。このようにすることで、メール等の投函物に対す
る取扱いの便や、別途にトレーに蓋部材等を付帯して設
けることを不要にすることに基づく内部構造の簡略化が
図れる。さらに、開閉操作時にキーを用いずに暗証番号
を通じて施錠、解錠が行えるので、キー紛失の恐れがな
く、また、1回の開閉操作ごとに暗証番号の設定が可能
であるため、頻繁に利用者が入れ替わるような場合に
も、キーの受け渡しのような占有者の変更のための手続
等をする煩わしさがなく、盗難防止も図れて、不特定多
数の者が利用する際の利便性を有効に向上させることが
可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1は、本実施例の収納家具たるロッカー1
を自席を有しない形態のオフィスに適用した例を示すも
のであり、このオフィスは、机aやテーブルb等の什器
が不特定多数者の利用に供され、特定の者の占有とはさ
れないようにしたものである。そして、このように各自
が自席を持たないことによる不都合を解消するために、
ファイルや書類などの置き場を確保すべく、ワークエリ
アの妨げにならない位置にロッカー1を配列している。
【0012】このロッカー1は、図2に示すように、左
右の側板11、背板12、頂板13及び底板17からな
るロッカー本体1Aによって前面側に開口部1b、1c
を有する空間を形成し、この空間を、図3に示す仕切板
16によって上下に二分された収納空間Sに区成すると
ともに、各々区成された収納空間Sに対応する前面開口
部1b、1cを個別に開閉し得る位置にそれぞれ上鏡板
14及び下鏡板15を配設している。また、各々仕切板
16によって区成された収納空間S内は、図3に示すよ
うに更に可動棚18によって上収納部S1と下収納部S
2に区成されており、上収納部S1には携帯電話Pやノ
ート型のパーソナルコンピュータ端末Q等を載置でき、
下収納部S2にはファイルボックスR等を載置すること
ができるようになっている。なお、このロッカー1は、
前記携帯電話Pやノート型のパーソナルコンピュータ端
末Q等に対してロッカー本体1A内で充電のための給電
等を行うことができるように内部に図示しない配線機能
が備えられている。この配線機能は、ロッカー本体1A
のベース部分に電力線を引き込み、その電力線を前記収
納部S1やS2の壁面に棚保持用に開口しているフック
孔を利用して取り付けたコンセントに接続して構成され
ているものであり、そのコンセントは他のフック孔に掛
け替えることで位置変更が容易であるほか、レールに沿
って前後に移動可能とされているものである。
【0013】このような構成において、本実施例は、図
2〜図5に示すように、前記鏡板14、15に施錠機構
2及び投函口3を設けている。施錠機構2は、OPEN
/LOCK状態を切替えるレバー21と、施錠、解錠時
に番号設定を行うためのダイヤル部22とを具備してな
るもので、このダイヤル部22の暗証番号は同ダイヤル
部22を通じてその都度セットすることができるワンタ
イム方式のものとされている。具体的に説明すると、レ
バー21がOPEN位置にある解錠状態でダイヤル部2
2を所望の暗証番号にセットし、しかる後、レバー21
をLOCK位置に回転させれば、この施錠機構2はその
暗証番号で施錠される。したがって、施錠後にダイヤル
部22の番号を狂わせば、再度先の暗証番号にセットし
ない限り、レバー21をOPEN位置に回転させること
ができないものである。勿論、一人の者が継続して特定
のロッカー1を使用するような場合には、解錠後にダイ
ヤル部22を操作せずにそのままLOCKすることで同
暗証番号を維持できるものとなる。なお、図において
符号23で示すものはマスターキーの差込口であり、利
用者が暗証番号を忘れた場合等に管理者がマスターキー
を差し込んで解錠することもできるようになっている。
【0014】また、投函口3は、前記鏡板14、15の
左上コーナー部付近に設けられ、通常程度の大きさのメ
ールや書類、社内伝言メモ等の投函物Xを投函できる幅
寸法及び上下寸法の開口とされている。この投函口3に
対応するロッカー本体1Aの上収納部S1には、左右に
支持面41aを有したトレー受け41が設けられ、投函
物Xよりも大きい内容積のトレー42が出し入れ自在に
配置されていて、前記投函口3からメール等の投函物X
を投函した場合に、投函物Xをこのトレー42に収容
し、且つ容易に引き出して取り出し得るようにしてい
る。このトレー42は、上面がロッカー本体1Aの頂板
13若しくは仕切板16に近接して対向する位置に配置
されている。
【0015】なお、このロッカー本体1Aの頂板13の
上面13aは、標準体格の成人の腰から胸にかけての高
さに位置され、該上面13aが筆記等を行うことのでき
る作業面として設定されている。以上のように、本実施
例のロッカー1は、内部に収納空間Sを有するロッカー
本体1Aと、このロッカー本体1Aの収納空間Sを開閉
する位置に配設される施錠機構2を備えた鏡板14、1
5と、これらの鏡板14、15に開口する投函口3とを
備えているものである。
【0016】このため、ロッカー1を特定の者が継続し
て使用する時は勿論のこと、ロッカー1を不特定多数の
者が共用するような場合にもそのロッカー1を特定の者
が一定期間占有することができるので、施錠機構2も利
用して、自己の書類やファイル等を他者のそれとは確実
に区別して適切に管理することができる。しかも、この
ロッカー1の鏡板14、15には投函口3が開口してい
るため、メール等の投函物Xをその投函口3に投函すれ
ば確実に相手方に届けることができ、メール等の守秘性
も維持することができる。なお、本実施例では、図示し
ないが、占有者を示すマグネット式の名札を鏡板14、
15に貼りつけることでその占有者を明確化している。
【0017】また、ロッカー本体1Aの収納空間S内に
あって投函口3から投函されるメール等の投函物Xを収
容し得る位置に、該収納空間Sに対して出し入れ可能な
トレー42を設けているため、メール等の投函物Xに対
する取扱いの便を有効に向上させることができる。さら
に、投函口3が、鏡板14、15の上縁近傍に設けら
れ、トレー42の上面がロッカー本体1Aの頂板13や
仕切板16に近接して対向する位置に配置されているた
め、別途に蓋部材等を設けずとも収容状態を良好なもの
にすることができ、内部構造の簡略化を図ることができ
る。
【0018】さらにまた、ロッカー本体1Aの頂板13
の上面13aが、起立した者が利用できる高さの作業面
に設定され、この上面13a上で筆記や打合せ等をする
こともできるので、収納以外の機能も付加して、効率の
良いオフィス作りの利用に供することができる。以上に
加え、本実施例のロッカー1は、占有期間を限定する手
法として、施錠機構2を1回の開閉操作ごとにキーを用
いることなく暗証番号を通じて施錠、解錠の可能なワン
タイム方式のものとし、その暗証番号を1回の開閉操作
ごとに設定可能として、1回の占有期間が同一暗証番号
が続いている期間に対応しているように構成しているも
のである。この場合、同一の者が、1回の占有期間終了
後、引き続き同じロッカーで暗証番号を異ならせて、次
の占有期間に移行してもよいのは言うまでもない。
【0019】このため、開閉操作時にキーを用いずに
番号のみで施錠、解錠を行うことができ、キー紛失の
恐れがないばかりか、1回の開閉操作ごとに暗証番号の
設定も可能であるため、頻繁に利用者が入れ替わるよう
な場合にも、キーの受け渡しといった占有者の変更の手
続等をする煩わしさがなく、盗難防止も図れて、不特定
多数の者が利用する際の利便性を有効に向上させること
が可能となる。
【0020】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、占有期
間は実施例のものに限定されず、会社の組織変更時毎な
ど適宜都合に合わせて設定することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明した形態で実施さ
れ、以下に記載されるような効果を奏する。すなわち、
本発明の収納家具は、テーブルを適宜集合させて必要な
環境を整えることができるなどの自席を限定しない形式
のオフィス、または、机やテーブル等の什器が不特定多
数者の利用に供され自席を限定しない形式のオフィスに
適用され、占有期間を限定できるものであって、収納空
間を有する家具本体と、この家具本体の収納空間を開閉
する位置に配設される施錠機構を備えた鏡板と、これら
の鏡板に開口する投函口とを備えているものである。
た、家具本体の内部にはトレー受けを設け、該トレー受
けに支持されて収納空間に対して出し入れ可能なトレー
を前記投函口から投函されるメール等の投函物を収容し
得る位置に設けている。さらにこの施錠機構は、OPE
N/LOCK状態を切り替えるレバーと、施錠、解錠時
に番号設定を行うためのダイヤル部を有するととも
に、1回の開閉操作ごとにキーを用いることなく前記ダ
イヤル部で設定した暗証番号を通じて施錠、解錠を行え
るものであり、且つその暗証番号が1回の開閉操作ごと
に設定可能であって、1回の占有期間が、同一暗証番号
が続いている期間に対応しているものである。
【0022】このため、収納家具を特定の者が継続して
使用する時は勿論のこと、収納家具をたとえ不特定多数
の者の共用とするような場合にもその収納家具を特定の
者が一定期間占有することができるので、施錠機構も利
用して、自己の書類やファイル等を他者のそれとは確実
に区別して適切に管理することができる。しかも、この
収納家具の鏡板には投函口が開口しているため、たとえ
施錠状態にあっても、メール等をその投函口に投函すれ
ば確実に相手方に届けることができ、それまでのメール
等の守秘性も維持することができる。さらに、占有期間
を限定する手法として、施錠機構が、1回の開閉操作ご
とにキーを用いることなく暗証番号を通じて施錠、解錠
を行えるものであり、その暗証番号が1回の開閉操作ご
とに設定可能であって、1回の占有期間が同一暗証番号
が続いている期間に対応しているように構成した場合に
は、開閉操作時にキーを用いずに暗証番号を通じて施
錠、解錠を行うことができるので、キー紛失の恐れがな
く、また、1回の開閉操作ごとに暗証番号の設定が可能
であるため、頻繁に利用者が入れ替わるような場合に
も、占有者の変更の手続等をする煩わしさがなく、盗難
防止も図れて、不特定多数の者が利用する際の利便性を
有効に向上させることが可能となる。
【0023】また、投函口からの投函物を収容し得るよ
うにトレーを家具本体の収納空間内に出し入れ可能に設
けた場合には、メール等の投函物に対する取扱いの便を
有効に向上させることができる。さらに、トレーの上面
を家具本体の頂板や仕切板に近接させて配置すれば、別
途にトレーに蓋部材等を付帯して設けることを不要にし
て内部構造の簡略化を図ることができる。さらにまた、
家具本体の頂板の上面を作業面として利用できる高さに
設定すれば、収納以外の機能も加えて、什器としての利
用価値を有効に高めることができる。
【0024】また、本発明は、テーブルを適宜集合させ
て必要な環境を整えることができるなどの自席を限定し
ない形式のオフィス、または、机やテーブル等の什器が
不特定多数者の利用に供され自席を限定しない形式のオ
フィスに適用され、占有期間を限定して使用できるもの
であって、内部に収納空間を有する家具本体と、この家
具本体の収納空間を開閉する位置に配設される施錠機構
を備えた鏡板と、この鏡板に開口する投函口とを具備し
てなるものである。そして、投函口を鏡板の上縁近傍に
設けている。さらに、家具本体の内部にトレー受けを設
るとともに、該トレー受けに支持されて収納空間に対
して出し入れ可能なトレーを家具本体の収納空間内にあ
って該投函口から投函されるメール等の投函物を収容し
得る位置に設け、このトレーの上面を家具本体の頂板若
しくは仕切板に近接して対向する位置に配置しているこ
とから、メール等の投函物に対する取扱いの便を有効に
向上させることができ、別途にトレーに蓋部材等を付帯
して設けることを不要にして内部構造の簡略化を図るこ
とができる。さらに、前記施錠機構に、OPEN/LO
CK状態を切り替えるレバーと、暗証番号を通じて施錠
解錠を行い得るダイヤル部を設けているため、キー紛失
の恐れがない。また、家具本体の頂板の上面を作業面と
して利用できる高さに設定すれば、収納以外の機能も加
えて、什器としての利用価値を有効に高めることができ
る。さらに施錠機構が、1回の開閉操作ごとにキーを用
いることなく暗証番号を通じて施錠、解錠を行えるもの
であり、その暗証番号が1回の開閉操作ごとに設定可能
であって、1回の占有期間が同一暗証番号が続いている
期間に対応しているように構成した場合には、開閉操作
時にキーを用いずに暗証番号を通じて施錠、解錠を行う
ことができるので、1回の開閉操作ごとに暗証番号の設
定が可能であり、頻繁に利用者が入れ替わるような場合
にも、占有者の変更の手続等をする煩わしさがなく、盗
難防止も図れて、不特定多数の者が利用する際の利便性
を有効に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したオフィスの概要を
示す模式的な平面図。
【図2】本発明の一実施例に係るロッカーを示す斜視
図。
【図3】同実施例の鏡板を省略した正面図。
【図4】同実施例の施錠機構を拡大して示す図。
【図5】図3の模式的な右側断面図。
【符号の説明】
1…収納家具(ロッカー) 1A…家具本体(ロッカー本体) 2…施錠機構 3…投函口 13…頂板 14…上鏡板 15…下鏡板 16…仕切板 42…トレー S…収納空間 X…投函物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 67/00 A47G 29/00 - 29/30

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブルを適宜集合させて必要な環境を整
    えることができるなどの自席を限定しない形式のオフィ
    ス、または、机やテーブル等の什器が不特定多数者の利
    用に供され自席を限定しない形式のオフィスに適用さ
    れ、占有期間を限定して使用できるものであって、内部
    に収納空間を有する家具本体と、この家具本体の収納空
    間を開閉する位置に配設される施錠機構を備えた鏡板
    と、この鏡板に設けられる投函口とを具備してなり、
    具本体の内部にトレー受けを設けるとともに、該トレー
    受けに支持されて収納空間に対して出し入れ可能なトレ
    ーを前記投函口から投函されるメール等の投函物を収容
    し得る位置に設け、前記施錠機構が、OPEN/LOC
    K状態を切り替えるレバーと、施錠、解錠時に番号設定
    を行うためのダイヤル部を有するとともに、1回の開
    閉操作ごとにキーを用いることなく前記ダイヤル部で設
    定した暗証番号を通じて施錠、解錠を行えるものであ
    り、且つその暗証番号が1回の開閉操作ごとに設定可能
    であって、1回の占有期間が同一暗証番号が続いている
    期間に対応しているものであることを特徴とする収納家
    具。
  2. 【請求項2】テーブルを適宜集合させて必要な環境を整
    えることができるなどの自席を限定しない形式のオフィ
    ス、または、机やテーブル等の什器が不特定多数者の利
    用に供され自席を限定しない形式のオフィスに適用さ
    れ、占有期間を限定して使用できるものであって、内部
    に収納空間を有する家具本体と、この家具本体の収納空
    間を開閉する位置に配設される施錠機構を備えた鏡板
    と、この鏡板の上縁近傍に設けられる投函口とを具備し
    てなり、家具本体の内部にトレー受けを設けるととも
    に、該トレー受けに支持されて収納空間に対して出し入
    れ可能なトレーを前記投函口から投函されるメール等の
    投函物を収容し得る位置に設け、且つ該トレーの上面を
    家具本体の頂板若しくは仕切板に近接して対向するよう
    に設け、前記施錠機構が、OPEN/LOCK状態を切
    り替えるレバーと、施錠、解錠時に番号設定を行うため
    のダイヤル部とを有するとともに、1回の開閉操作ごと
    にキーを用いることなく前記ダイヤル部で設定した暗証
    番号を通じて施錠、解錠を行えるものであり、且つその
    暗証番号が1回の開閉操作ごとに設定可能であって、1
    回の占有期間が同一暗証番号が続いている期間に対応し
    ているもので あることを特徴とする収納家具。
  3. 【請求項3】家具本体の頂板の上面が、起立した者が利
    用できる高さの作業面に設定されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の収納家具。
  4. 【請求項4】テーブルを適宜集合させて必要な環境を整
    えることができるなどの自席を限定しない形式のオフィ
    ス、または、机やテーブル等の什器が不特定多数者の利
    用に供され自席を限定しない形式のオフィスに適用さ
    れ、占有期間を限定して使用できるものであって、内部
    に収納空間を有する家具本体と、この家具本体の収納空
    間を開閉する位置に配設される施錠機構を備えた鏡板
    と、この鏡板に開口する投函口とを具備してなり、前記
    投函口を鏡板の上縁近傍に設け、家具本体の内部にトレ
    ー受けを設けるとともに、該トレー受けに支持されて収
    納空間に対して出し入れ可能なトレーを家具本体の収納
    空間内にあって前記投函口から投函されるメール等の投
    函物を収容し得る位置に設け、このトレーの上面を家具
    本体の頂板若しくは仕切板に近接して対向する位置に配
    置し、前記施錠機構が、OPEN/LOCK状態を切り
    替えるレバーと、暗証番号を通じて施錠解錠を行い得る
    ダイヤル部とを具備することを特徴とする収納家具。
  5. 【請求項5】家具本体の頂板の上面が、起立した者が利
    用できる高さの作業面に設定されていることを特徴とす
    る請求項4記載の収納家具。
  6. 【請求項6】施錠機構が、1回の開閉操作ごとにキーを
    用いることなく前記ダイヤル部への操作により設定され
    る暗証番号を通じて施錠、解錠を行えるものであり、そ
    の暗証番号が1回の開閉操作ごとに設定可能であって、
    1回の占有期間が同一暗証番号が続いている期間に対応
    していることを特徴とする請求項4又は5記載の収納家
    具。
  7. 【請求項7】前記トレー受けが、左右に支持面を有する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    の収納家具。
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