JP3470371B2 - ダイヤモンドの合成法 - Google Patents

ダイヤモンドの合成法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度、大面積のダイ
ヤモンドの合成に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドの化学的気相合成(CV
D)法が確立されて以来、様々な気相合成プロセスが報
告されており、種々の熱CVD法、プラズマCVD法、
レーザーCVD法、イオンビーム法等が公知となってい
る。これらの多種多様なCVDのなかで、代表的なもの
は熱フィラメントCVD法とマイクロ波プラズマCVD
法である。熱フィラメントCVD法では2000℃程度
に加熱した金属フィラメントによりメタン(CH4 )や
水素(H2 )等の原料ガスを分解しラジカルを生成しダ
イヤモンドを成膜するものである。この方法では、ダイ
ヤモンドを大面積にわたって均一に成膜させることがで
き、高温大面積の成長が可能であるが、成長したダイヤ
モンド膜内にフィラメントからの金属不純物の混入が避
けられず、膜質の点ではマイクロ波プラズマCVD法に
及ばなかった。熱フィラメントCVD法のこの弱点を克
服する為の方法として、黒鉛フィラメンを用いる方法が
考えられている(特開平4−254496公報)。これ
は通常用いられるタングステン(W)やタンタル(T
a)のフィラメントの代わりに黒鉛のフィラメントを用
いるものであり、金属不純物の混入の除去という点では
効果のある方法であった。しかし、黒鉛のフィラメント
を用いた場合には金属フィラメントの場合と比べて成長
速度が遅いだけでなく、膜質も十分によいものが得られ
ない。これは、ダイヤモンドの合成には活性種、特に原
子状水素が必要不可欠とされているが、黒鉛表面では、
金属フィラメント表面で得られるほど十分な量の活性種
が得られないためである。また、成長雰囲気下において
フィラメントの劣化が激しくフィラメントの温度の制御
等が困難であった。また、黒鉛フィラメントでは大量の
電流を流す必要があり電極等の構造が大がかりなものと
なる等の問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、熱フィ
ラメントCVD法においては、大面積合成は可能である
ものの、高純度ダイヤモンドの合成に関しては、マイク
ロ波プラズマCVDに及ばないと云わざるを得ない状態
であった。これを改善すべく開発された黒鉛フィラメン
トを用いる方法も問題を解決できてはいない状況であっ
た。本発明の目的は、熱フィラメントCVD法によるダ
イヤモンド合成の利点、即ち大面積形成と、マイクロ波
プラズマCVD法で得られる高純度ダイヤモンドの合成
との2つを両立させる方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは原料ガスを
分解するために加熱する材質としてダイヤモンドを用い
ることにより大面積にわたって、均一かつ高純度で結晶
性に優れたダイヤモンドを成膜することができることを
見いだし、本発明を完成した。即ち、本発明は基材上に
ダイヤモンドを気相から合成させる方法であって、加熱
したダイヤモンド表面において、原料ガスからラジカル
を発生させることを含むことを特徴とするダイヤモンド
の合成法である。ここで、加熱したダイヤモンド表面と
しては、例えば、ダイヤモンドフィラメント又は周囲を
ダイヤモンドでコーティングした導体、例えば、0.1
μm〜1mmの厚さ、好ましくは1μm〜100μmに
コーティングした導体を通電加熱または誘導加熱したも
の、半導体ダイヤモンドを通電加熱もしくは誘導加熱し
たもの、その表面層0.01μm以上、好ましくは、1
μm〜100μmは絶縁体のダイヤモンドであって、内
部に半導体ダイヤモンド領域を設けたものを通電加熱ま
たは誘導加熱したもの等が挙げられる。上記の加熱され
るダイヤモンドは、通常は気相合成によって得ることが
でき、半導体ダイヤモンドは、例えば、硼素をドープす
ることによって得られる。又、ダイヤモンド表面の加熱
温度は、一般に2000〜2300℃の範囲が好まし
い。ダイヤモンドフィラメントを用いる場合には、フィ
ラメント温度を2000℃以下にすることが望ましい。
これは、ダイヤモンドが黒鉛化するのを防ぐためであ
る。原料ガスとしては、通常はメタン(CH4 )と水素
(H2 )の混合ガスを用いる。その混合比は特に限定は
されないが、一般的には、CH4 濃度を0.5容積%以
上、好ましくは、1〜2容積%とする。ダイヤモンドで
コーティングすべき導体としては、タングステン
(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)等が挙
げられる。
【0005】
【作用】黒鉛フィラメントを用いた場合には、前述のよ
うにフィラメントからの不純物の混入は起こらないが、
成膜速度、膜質としては十分なものが得られない。これ
は、黒鉛表面が活性種をつくるのに適していないこと、
成膜雰囲気下において黒鉛が安定ではないことが原因で
あった。黒鉛はダイヤモンドと同じ炭素(C)原子から
できているため、ダイヤモンド成膜時に表面からC原子
がエッチングされても、不純物として成膜されるダイヤ
モンドに混入されることはない。しかしながら、成膜条
件の重要なパラメータであるガス内の炭素、水素の濃度
比が黒鉛フィラメントの変質により大きく影響され、成
膜条件の制御を複雑かつ困難なものとし、結果的に成膜
されたダイヤモンドの膜質を悪化させる。これに対し
て、本発明によりダイヤモンドを加熱し、これによりガ
スを分解せしめた場合には、膜内部への炭素以外の不純
物の混入を阻止できる点は同様であるが、黒鉛に対して
エッチングレートが小さいため成膜条件が安定となる。
また、ダイヤモンドは硼素等の添加により抵抗値を精度
よく制御できるが、黒鉛あるいは金属フィラメントに比
べて抵抗値は高いため、通電する電流は小さい。その結
果、加熱体に電流を供給する電極等の温度上昇等に消耗
される無駄な電力を少なく抑えることができる。
【0006】半導体ダイヤモンドを用いる場合には、そ
の外側に0.01μm以上のアンドープ層を設けること
がより望ましい。これには2つの理由がある。第一は、
ダイヤモンドフィラメントが成膜中にわずかにエッチン
グされる際に、表面層からエッチングされるので、内部
の半導体ダイヤモンドは影響を受けず、フィラメントの
抵抗値は全く変わらないことである。第二の理由は、半
導体ダイヤモンドフィラメントに含まれる不純物の、成
膜されるダイヤモンドへの混入をふせぐ点である。
【0007】以下本発明の好ましい実施態様を添付の図
面に従って説明する。タングステンフィラメントを用い
た熱フィラメント法により多結晶Si上に、所定の厚さ
にダイヤモンドを成長させる。ただし、最初と最後の所
定時間はドープせずに成長させてアンドープダイヤモン
ド層1とし、中間はBをドープして半導体領域2とする
(図1)。Bのドープ量は一般的には10〜3000p
pmである。次いで、Si基材を弗硝酸によりエッチン
グして除去し、厚さ100〜500μm程度の自立ダイ
ヤモンド膜を得る。得られたダイヤモンド膜1、2を図
2に示すように、チャンバー内でSi基材3上に配置す
る。水素とメタンの混合ガスからなる原料ガスを導入
し、通電してダイヤモンド膜を所定温度(700〜12
00℃)に所定時間(1〜1000時間)維持するとS
i基材上にはダイヤモンド膜が成長する。
【0008】以下、本発明の実施態様を要約して示す。 (1)1800〜2000℃に加熱した天然、人工又は
焼結ダイヤモンドの表面で、水素とメタンの原料ガスを
分解させる請求項1に記載のダイヤモンドの合成法。 (2)ダイヤモンド表面が1μm以上1mm以下の厚さ
のダイヤモンドでコーティングした導体のものである上
記(1)記載のダイヤモンドの合成法。 (3)ダイヤモンド表面が気相から合成されたダイヤモ
ンドである上記(1)又は(2)記載のダイヤモンドの
合成法。 (4)ダイヤモンド表面が半導体ダイヤモンドのもので
ある上記(1)〜(3)のいずれかに記載のダイヤモン
ドの合成法。 (5)ダイヤモンド表面がその表面層0.01μm以上
は絶縁体のダイヤモンドであって、内部に半導体ダイヤ
モンド領域を設けたものである上記(1)記載のダイヤ
モンドの合成法。 (6)加熱したダイヤモンド表面がタングステン又はタ
ンタルフィラメントを用いた熱フィラメント法により多
結晶Si基板上に成長されたダイヤモンド膜である請求
項1に記載のダイヤモンドの合成法。 (7)加熱温度が1800〜2000℃である上記
(6)に記載のダイヤモンドの合成法。 (8)多結晶Si基板が板状又は半球状である上記
(6)又は(7)に記載のダイヤモンドの合成法。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
【実施例1】ダイヤモンド焼結体を20mm×1mm×
0.3mmの形状に放電加工により切りだした。真空槽
に、5mm×5mm×1mmのSiを、さらに、その上
方5mmのところに上記のダイヤモンド焼結体を配置し
た。水素99sccm(standard cubic cm/minute) 、
メタンを1sccm流しながら、13.3kPaまで真
空引きして、ダイヤモンド焼結体を通電加熱することに
より1800℃まで加熱した。1時間後、Si基材を取
り出し、走査電子顕微鏡(SEM)により表面観察を行
ったところ、ダイヤモンドの微粒子が成長していること
が確認された。
【0010】
【実施例2】直径0.1mm、長さ5mmモリブデンワ
イヤーに、マイクロ波プラズマCVD法により、厚さ3
0μmのダイヤモンドを成長させた。モリブデンワイヤ
ーの周囲が完全にダイヤモンドで覆われていることをS
EMにより確認した。真空槽に、5mm×5mm×1m
mのSiを、さらに、その上方5mmのところに上記の
モリブデンを配置した。水素を99sccm、メタンを
1sccm流しながら、13.3kPaまで真空引きし
て、モリブデンを通電加熱することによりダイヤモンド
は1900℃まで加熱された。1時間後、Si基材を取
り出し、走査電子顕微鏡(SEM)により表面観察を行
ったところ、ダイヤモンドの微粒子が成長していること
が確認された。
【0011】
【実施例3】青色を呈する天然のダイヤモンドを3mm
×7mm、厚さ0.5mmにスライスした。このダイヤ
モンドはSIMS、及びホール効果の測定により硼素が
含まれたp型の半導体ダイヤモンドであることがわかっ
た。真空槽に、上記ダイヤモンドを配置し、その3mm
下に1cm×1cmのモリブデン基材を配置した。真空
槽に水素200sccm、アセチレン5sccm、アル
ゴン50sccmを導入しながら、ロータリーポンプで
排気することにより7.98kPaに維持した。ダイヤ
モンドの通電加熱により、ダイヤモンドは1980℃ま
で昇温し、モリブデン基材は最高890℃まで昇温され
た。この状態で15時間維持したところ、基材上に厚さ
4μm以上のダイヤモンドが析出していることが確認さ
れた。
【0012】
【実施例4】タングステンフィラメントを用いた熱フィ
ラメント法により10mm×70mmの多結晶Si上
に、膜厚800μm硼素(B)ドープダイヤモンドを成
長させた。ドープ量は8ppmであった。Si基材を弗
硝酸によりエッチングして除去、さらにYAGレーザー
による切断加工を行い、5mm×35mm×800μm
の自立ダイヤモンド膜を4個用意した。4個のBドープ
ダイヤモンドを真空槽内でSi基材上5mmのところに
配置した。水素490sccm、メタン10sccmを
チャンバー内に導入しトータル12Aの電流を流すこと
によりダイヤモンドは1950℃となった。100時間
この状態に維持したところ、Si基材上には100μm
の膜が成長していた。これがダイヤモンドであることを
ラマン、X線回折により確認した。
【0013】
【実施例5】タングステンフィラメントを用いた熱フィ
ラメント法により10mm×70mmの多結晶Si上
に、膜厚200μm硼素(B)ドープダイヤモンドを成
長させた。ドープ量は10ppmであった。Si基材を
弗硝酸によりエッチングして除去、さらにYAGレーザ
ーによる切断加工を行い、5mm×35mm×800μ
mの自立ダイヤモンド膜を4個用意した。4個のBドー
プダイヤモンドを真空槽内でSi基材上5mmのところ
に配置した。水素490sccm、メタン10sccm
をチャンバー内に導入しトータル24Aの電流を流すこ
とによりダイヤモンドは2000℃となった。100時
間この状態に維持したところ、Si基材上には100μ
mの膜が成長していた。これがダイヤモンドであること
をラマン、X線回折により確認した。
【0014】
【実施例6】タングステンフィラメントを用いた熱フィ
ラメント法により10mm×70mmの多結晶Si上
に、膜厚350μmのダイヤモンドを成長させた。ただ
し、最初と最後の150μmはドープせずに成長させ、
中間の50μmはBをドープさせた(図1)。ドープ量
は5ppmであった。Si基材を弗硝酸によりエッチン
グして除去した10mm×70mm×350μmの自立
ダイヤモンド膜を5個用意した。得られた自立ダイヤモ
ンド膜を、図2のように、チャンバー内でSi基材上5
mmのところに配置した。水素490sccm、メタン
10sccmをチャンバー内に導入しトータル15Aの
電流を流すことによりダイヤモンドは1950℃となっ
た。100時間この状態に維持したところ、Si基材上
には100μmの膜が成長していた。これがダイヤモン
ドであることをラマン、X線回折により確認した。SI
MSにより、膜内の金属不純物濃度を測定したところ1
0ppm以下であることが確認された。
【0015】
【比較例1】タングステンフィラメントを、チャンバー
内でSi基材上5mmのところに配置した。水素490
sccm、メタン10sccmをチャンバー内に導入
し、トータル110Aの電流を流すと、タングステンフ
ィラメントは2050℃、またSi基材は900℃とな
った。100時間この状態に維持したところ、Si基材
上には90μmの膜が成長していた。これがダイヤモン
ドであることをラマン、X線回折により確認した。SI
MSにより、膜内の不純物濃度を測定したところ150
ppmのタングステンと1000ppmの水素が含まれ
ていることが確認された。
【0016】
【実施例7】タングステンフィラメントを用いた熱フィ
ラメント法により直径30mmの半球型多結晶Si上
に、平均膜厚450μmのダイヤモンドを成長させた。
ただし、最初と最後の200μmはドープせずに成長さ
せ、中間の50μmはBをドープさせた。ドープ量は2
00ppmであった。Si基材を弗硝酸によりエッチン
グして除去し自立ダイヤモンド半球膜を用意した。得ら
れた自立ダイヤモンド半球膜に、原料ガスの流れを妨げ
ないように、200箇所、直径2mmの穴をYAGレー
ザーによりあけた。直径20mmのSi基材を図3のよ
うにチャンバー内に配置し、Si基材から5mm離して
配置した。水素490sccm、メタン10sccmを
チャンバー内に導入し5Aの電流を流すことによりダイ
ヤモンドは1950℃となった。ダイヤモンド内の温度
差は高々10K(ケルビン)であることを光温度計によ
り確認した。20時間この状態に維持したところ、Si
基材上には30μmの膜が成長していた。これがダイヤ
モンドであることをラマン、X線回析により確認した。
SIMSにより、膜内の不純物濃度を測定したところ、
50ppmの水素が含まれていたが、金属不純物は5p
pm以下であることが確認された。
【0017】
【発明の効果】加熱されたダイヤモンド表面において活
性種を発生させ、基材表面上にダイヤモンドを析出させ
ることにより、熱フィラメントCVDによるダイヤモン
ド合成の利点である大面積形成と、マイクロ波プロズマ
CVD法で得られる程度の高純度ダイヤモンドの合成と
の2つを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硼素ドープ及びアンドープのダイヤモンド層か
らなるダイヤモンドの模式断面図である。
【図2】本発明のダイヤモンド合成法を実施する装置の
一具体例を示す概念図である。
【図3】硼素ドープ及びアンドープのダイヤモンド層か
らなる半球状ダイヤモンドを用いたダイヤモンド成膜法
の模式図である。
【符号の説明】
1.アンドープダイヤモンド 2.硼素ドープダイヤモンド 3.Si基材 4.真空容器 5.真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−136568(JP,A) 特開 平3−25880(JP,A) 特開 平4−97988(JP,A) 特開 平4−92891(JP,A) 特開 平4−219397(JP,A) 特開 平4−254496(JP,A) 特開 平6−87691(JP,A) 特開 平6−144993(JP,A) 特開 平7−69795(JP,A) 特開 平7−161455(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 1/00 - 35/00 C23C 16/00 - 16/56

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上にダイヤモンドを気相から合成さ
    せる方法であって、加熱したダイヤモンド表面におい
    て、原料ガスからラジカルを発生させることを含むこと
    を特徴とするダイヤモンドの合成法。
  2. 【請求項2】 周囲を0.1μm以上1mm以下の厚さ
    のダイヤモンドでコーティングした導体を通電加熱また
    は誘導加熱することによってダイヤモンドを加熱する請
    求項1に記載のダイヤモンドの合成法。
  3. 【請求項3】 加熱されるダイヤモンドが気相から合成
    されたダイヤモンドである請求項1に記載のダイヤモン
    ドの合成法。
  4. 【請求項4】 半導体ダイヤモンドを通電加熱もしくは
    誘導加熱することによりダイヤモンドを加熱し、加熱さ
    れたダイヤモンド表面上でダイヤモンドを成膜する為の
    ガスを分解する請求項1に記載のダイヤモンドの合成
    法。
  5. 【請求項5】 加熱されるダイヤモンドが、その表面層
    0.01μm以上は絶縁体のダイヤモンドであって、内
    部に半導体ダイヤモンド領域を設けた請求項4に記載の
    ダイヤモンドの合成法。
  6. 【請求項6】 半導体ダイヤモンドが1ppm以上の硼
    素をドープしたダイヤモンドである請求項4に記載のダ
    イヤモンドの合成法。
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