JP3470346B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3470346B2
JP3470346B2 JP07120893A JP7120893A JP3470346B2 JP 3470346 B2 JP3470346 B2 JP 3470346B2 JP 07120893 A JP07120893 A JP 07120893A JP 7120893 A JP7120893 A JP 7120893A JP 3470346 B2 JP3470346 B2 JP 3470346B2
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報、音声情報等
を記録媒体のトラックに記録及び再生する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッドによって、テープ案内ドラム
に巻き付けられた磁気テープ上に斜めのトラックを形成
して、ビデオ信号、或いは、オーディオ信号等を該トラ
ック上の区分されたエリアに時分割的に記録する装置が
提案されている。そして、このような装置におけるトラ
ッキング制御のための方法として、トラックの両端部に
設けられた所定エリアをATFエリアと規定し、ATF
エリア内にトラッキング制御用パイロット信号を記録す
る考えが知られている。
【0003】トラックのデータエリア内のビデオ信号、
或いはオーディオ信号等をアフレコする時には、アフレ
コエリア、すなわち書換えるエリアをテープ上の既に記
録されているエリアと正確に対応させることが要求され
る。これが正確にできないと意図しないエリアの信号を
消去したり、アフレコを繰り返した時にエリアのずれが
累積する。
【0004】アフレコエリアを規定するために、トラッ
クのヘッド入口側の第1のATFエリアの再生パイロッ
ト信号を使用することが可能である。すなわち、第1の
ATFエリア内のパイロット信号の記録位置が固定され
ているので、その再生信号に基づいてデータエリア内の
例えばオーディオ信号記録エリアを判別し、このオーデ
ィオ信号記録エリアのデータを新たなオーディオ信号に
書き換えるアフレコを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
にしてATFエリア内のパイロット信号の再生出力に基
づいて、アフレコ用の記録エリアを判別するためには、
該パイロット信号を再生することが不可欠であるが、必
ずしも常に再生されるとは限らず、その場合にはアフレ
コを正確に行えないことも生じうる。そこで、本発明
は、このようなパイロット信号が再生されなかった場
合、即ち、検出抜けが生じた場合にも、アフレコ用記録
エリアを正確に判断してアフレコを行うことができる記
録再生装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の記録再生装置は、一定の周期を有すると共
に該周期における複数の異なる所定のタイミング位置に
基準信号が挿入された情報信号を記録媒体のトラックに
記録する記録手段と、該トラックに記録された情報信号
を再生する再生手段と、該再生手段により再生された情
報信号から所定の2つの位置の基準信号を検出する基準
信号検出手段と、該基準信号検出手段により検出された
前記所定の2つの位置の基準信号に基づいて、該基準信
号に対し一定タイミングの第1、第2の基準パルスを発
生する基準パルス発生手段と、該基準パルス発生手段に
より発生される前記第1、第2の基準パルスのうち第2
の基準パルスを、第1の遅延手段により所定時間遅延さ
せて第3の基準パルスを発生し、前記第1又は第3の基
準パルスを第2の遅延手段により前記一定の周期まで遅
延させ第4の基準パルスを発生し、前記第1、第3及び
第4の基準パルスに基づいて、前記情報信号の周期にお
ける一定のタイミングで基準タイミングパルスを発生す
る基準タイミングパルス発生手段とを備えている。
【0007】そして、前記遅延手段として、基準パルス
に基づいてカウント動作を開始するカウンタを使用する
ことができ、また、前記基準タイミングパルスに基づい
て情報信号のアフレコタイミングを制御することによ
り、基準信号に検出抜けが生じてもアフレコを実行する
ことが可能である。さらに、前記の複数の異なる所定の
タイミング位置に挿入された各基準信号が、それぞれ、
異なるタイミングで発生する複数の同期信号を有するよ
うにすると共に、各同期信号はそれぞれ固有の識別情報
を有する構成とし、前記基準パルス発生手段が、該識別
情報に基づいて基準パルスの発生タイミングを決定する
手段を備えるようにすることが望ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、記録媒体上のトラックに記録
された周期性を有する情報信号にアフレコを行う場合、
該周期内の常に一定位置に1つのアフレコタイミング決
定用パルスを発生するために、該情報信号の1周期内の
複数箇所に挿入されている複数個の基準信号に基づいて
該アフレコタイミング決定用パルスが発生され、特定の
基準信号に検出抜けが生じても、それ以前に検出された
基準信号に基づいて検出抜けの生じた基準信号が補完さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の技術思想をディジタルVTR
に適用した場合の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。図2は本発明が適用されるディジタルV
TRの構成を示すブロック図である。
【0010】このディジタルVTRでは、1フレーム分
のディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号及
び制御用のディジタルサブコードが、磁気テープ上の複
数本(例えばNTSC方式で10本)の斜めのトラック
に所定のフォーマットで記録される。回転ヘッドはアジ
マスが異なる一対のものが使用される。具体的には、1
80°の間隔で回転ドラムに配置された二つのヘッド、
あるいはアジマスの異なるギャップが近接して設けられ
たダブルアジマスヘッドの構成である。
【0011】図2において、11が記録処理回路を示
し、この記録処理回路11には、入力端子12,13及
び14からディジタルビデオ信号、ディジタルオーディ
オ信号、ディジタルサブコードがそれぞれ供給される。
ディジタルビデオ信号はDCT(離散コサイン変換)及
び可変長符号化により圧縮され、さらに、エラー訂正符
号化される。ディジタルオーディオ信号はエラー訂正符
号化される。
【0012】記録処理回路11により1トラック内に後
述のフォーマットにしたがって上述のディジタルデータ
が配置されたデータが生成され、これがマルチプレクサ
15に供給される。また、マルチプレクサ15にはAT
Fパイロット・タイミングシンク生成回路16からの信
号も供給される。ATFパイロット信号は所定の周波数
のもので、例えばシステムクロックを分周することで形
成される。タイミングシンクは後述のように6バイト長
のブロック構造を有している。記録処理回路11及びマ
ルチプレクサ15はコントロール信号発生回路17から
のコントロール信号で制御され、データエリア内のデー
タ配置及びATFエリア内のパイロット信号及びタイミ
ングシンクの配置が制御される。コントロール信号発生
回路17にはシステムコントローラ18からのデータが
供給される。
【0013】マルチプレクサ15の出力データがチャン
ネルエンコーダ19に供給され、チャンネルコーディン
グの処理を受ける。チャンネルエンコーダ19からの記
録データが記録アンプ20A,20Bを介して記録/再
生切換スイッチ21A及び21Bの記録側端子rに供給
される。記録/再生切換スイッチ21A及び21Bに
は、回転ヘッドHA、HBがそれぞれ接続され、磁気テ
ープ(図示せず)上に斜めのトラックとしてチャンネル
エンコーダ19の出力データが記録される。
【0014】回転ヘッドHA,HBからの再生信号は記
録/再生切換スイッチ21A及び21Bの再生側端子p
と再生アンプ22A,22Bを介してチャンネルデコー
ダ23に供給される。チャンネルデコーダ23によっ
て、チャンネルコーディングされたデータが復号され
る。チャンネルデコーダ23の出力がTBC24及びA
TF回路25にそれぞれ供給される。
【0015】ATF回路25は再生されたパイロット信
号を使用してトラッキングエラーを検出し、キャプスタ
ンモータの速度を制御することによってトラッキングエ
ラーを補正する。TBC24は再生データの時間軸変動
を除去する。このTBC24の出力信号が再生処理回路
26及びタイミングシンク検出回路27に供給される。
再生処理回路26はディジタルビデオ信号のエラー訂
正、圧縮符号化の復号を行い、また、ディジタルオーデ
ィオ信号のエラー訂正を行う。再生処理回路26の出力
端子28,29,30には再生ディジタルビデオ信号、
再生ディジタルオーディオ信号及び再生ディジタルサブ
コードがそれぞれ得られる。
【0016】タイミングシンク検出回路27は再生信号
中のタイミングシンクを検出し、テープ上に記録されて
いる信号の位置を規定するための検出信号を生成する。
タイミングシンク検出回路27の検出信号がコントロー
ル信号発生回路17に供給される。コントロール信号発
生回路17から記録処理回路11及びマルチプレクサ1
5に対する再生時のコントロール信号が発生する。これ
によって所定の記録エリアに対するアフレコが行われ
る。
【0017】図3は図2に示されている回転ヘッド型記
録装置の1トラックに記録されるデータの配列を示すフ
ォーマット図である。図3において、トラックの左端が
ヘッド入口(突入)側であり、その右側がヘッド出口
(離間)側である。また、斜線を付した領域であるマー
ジン及びIBG(インターブロックギャップ)には、デ
ータが記録されない。データ記録エリアの両端に付加さ
れたアンブルエリア(プリアンブルあるいはポストアン
ブル)には、例えばデータのビット周波数と等しい周波
数のパルス信号が記録され、再生側に設けられているビ
ットクロック抽出のためのPLLのロックに利用され
る。
【0018】1トラックの両端部にはマージン1及びマ
ージン2が設けられ、これらのマージンと隣接してAT
F用のパイロット信号及びタイミングシンクが記録され
る第1のATFエリア(ATF1)及び第2のATFエ
リア(ATF2)が設けられ、第1のATFエリアの前
にアンブル信号T−アンブルが記録される。第1のAT
Fエリアからのヘッドの走査方向において順に、オーデ
ィオ信号の記録エリア(オーディオ1)、ビデオ信号の
記録エリア、オーディオ信号の記録エリア(オーディオ
2)、サブコードの記録エリア、第2のATFエリアが
順に設けられている。各エリアの長さを示す数字は、バ
イト数を意味する。これらのデータ記録エリアの内容は
アフレコによって書換えることが可能である。
【0019】第1及び第2のATFエリアにそれぞれパ
イロット信号及びタイミングシンクが記録される。図3
には、奇数番目のトラックにおける第1のATFエリア
(180バイト)の記録信号が示されている。SPモー
ドでは、先頭から6ブロックのタイミングシンクが記録
され、その後に第1のパイロット信号(周波数f1)が
記録され、その後に14ブロックのタイミングシンクが
記録される。LPモードでは、先頭から11ブロックの
タイミングシンクと後半の9ブロックのタイミングシン
クが記録される。このように、ATFエリア内でパイロ
ット信号が記録されていないエリアにタイミングシンク
が記録される。
【0020】なお、偶数番目のトラックでは、第1のパ
イロット信号の外に第2のパイロット信号(周波数f
2)も記録されるが、この点の構成は、アフレコのため
のタイミング制御と直接的には関係無いので詳細な説明
を省略する。6バイト長のシンクブロック構造を有する
タイミングシンクは2バイトの同期信号と2バイトのI
D信号とID信号に対するエラー訂正用の1バイトのパ
リティIDPと1バイトの空きエリアとを含む。パリテ
ィは、1バイトを構成する4ビットを1シンボルとする
ものである。タイミングシンク内のID信号(2バイ
ト)には、図に示されているように、SP/LPの識別
コード、記録データの種類の識別コード、シンクブロッ
ク番号を示すコードが含まれている。
【0021】そして、このタイミングシンクの再生出力
をトラック上の位置規定の基準として使用することによ
り、アフレコ時に書換えられる位置を高精度に規定し、
良好なアフレコを行うことができる。図4は、タイミン
グシンクに基づいてアフレコ用コントロール信号を生成
する回路の全体を示すブロック図であり、図2における
タイミングシンク検出回路27の全部及びコントロール
信号発生回路17の一部に相当する。また、図5は、上
記ブロック図における動作タイミングチャートである。
ここで、図5の(a)〜(f)、A、B、及びDPは、
それぞれ図4におけるa〜f、A、B、及びDPの波形
を示している。以下、各図を参照しながら本実施例にお
けるアフレコ用コントロール信号生成のための回路動作
を説明する。
【0022】図4において、タイミングシンク検出回路
1により検出されたタイミングシンクaはIDエラーコ
レクション回路2に入力され、図3のID及びIDPを
見てIDのエラーコレクション又はエラー検出が行われ
る。そして、タイミングシンクaにエラーがなかった時
はデータバリッド信号bをハイレベル(以下、「H」と
いう)にしてID信号(図5の(c))と共にATF基
準パルス生成回路3に送る。図5の(a)における目盛
りは1トラックの期間を示している。各トラックには入
口側と出口側にATFエリア1とATFエリア2がある
ので、タイミングシンクaがそれに対応して検出され
る。
【0023】ATF基準パルス生成回路3では、入力さ
れたID信号、及び外部から入力されるドラムパルスD
Pに基づいて、ATF1の直後に位置する基準パルスA
とATF2の直後に位置する基準パルスBとが分離生成
され(図5のA及びB)、これらが基準タイミングパル
ス生成回路4へ供給される。基準タイミングパルス生成
回路4では、基準パルスA及びBに基づいて常にトラッ
クの一定位置でアフレコ用の基準タイミングパルスdを
生成する。
【0024】このパルスdは、上記の基準パルスが検出
されない場合が生じても生成されるように上記生成回路
4が構成されており、例えば、この図5では、3番目の
トラックにおいてATF1のタイミングシンクが検出さ
れず、このATF1に対応する基準パルスAが生成され
なくても、基準タイミングパルスdが通常通り生成され
る様子が示されている(図5の(d)の波形図における
dー2参照)。
【0025】基準タイミングパルスdは位置カウンタ5
へ入力され、この位置カウンタ5はパルスdが入力され
るとカウントを開始する。カウント出力がアフレコエリ
アに対応したN1以上N2以下の値になると、これがデ
コーダ6において検知され、アフレコ用のタイミングパ
ルスfが取り出される。アフレコエリアは、設定器7に
より設定されるN1及びN2の値を変えることにより任
意に設定できる。位置カウンタ5のカウント出力がNm
axになると、これを検知したデコーダ6の検知出力が
カウンタ5へリセット信号として供給され、カウンタ5
はリセット状態で待機する。
【0026】以上の実施例におけるATF基準パルス生
成回路3及び基準タイミングパルス生成回路4の詳細
を、図6、図7、及び図1を参照して説明する。ATF
基準パルス生成回路3の内部回路は図6のように構成さ
れる。
【0027】入力されたID信号cは、まず、データバ
リッド信号bによってオンオフ制御されるスイッチ31
へ供給され、これによってエラーの無いID信号のみが
スイッチ32及び33へ供給される。一方、遅延成形回
路34及び35においてドラムパルスDPからATF1
の期間に対応したパルスD1、及びATF2の期間に対
応したパルスD2を形成し、これらのパルスによってス
イッチ32及び33をオンオフ制御することにより2系
列のID信号データA’及びB’を得、両データを基準
パルス生成回路36及び37へ供給する。
【0028】基準パルス生成回路36において、データ
A’はN連続性検出器38へ供給され、ここでデータ
A’を構成するIDにN個(ただし、Nは2以上の整
数)の連続性があるかどうかをチェックする。例えば、
現在のタイミングシンクのIDに含まれているシンクブ
ロック番号が、1つ前のタイミングシンクのIDにおけ
るシンクブロック番号よりも1多ければ2個の連続性が
あるものと判定する。
【0029】以上のようにして検出器38によりN連続
性のあることが検出されると、このとき、この1連のN
個のシンクブロック番号のうちの最後のシンクブロック
番号を示す信号SNをプリセット値算出回路39へ供給
すると同時に、カウンタ41のS端子へパルスPを供給
してカウント動作を開始させる。プリセット値算出回路
39は、信号SNに基づいて算出したカウント値Kをカ
ウンタ41にセットするが、ここで、このカウント値K
は、カウンタ41のカウント動作が常にATF1の期間
から一定時間経過後に終了するように設定される。カウ
ンタ41は、セットされたカウント値だけカウントする
とパルスを出力すると共にカウント値を0に戻して待機
するように動作し、これにより、該カウンタの出力とし
て図5のAに示されるように、ATF1から一定のタイ
ミングに位置する基準パルスAを得る。
【0030】以上の基準パルス生成回路36における動
作のタイミングチャートは、図7のように表される。こ
の図では、N連続性検出器においてデータA’内のシン
クブロック番号がnであるID信号ID(n)からシン
クブロック番号がn+N−1であるID信号ID(n+
N−1)までのN個のID信号に基づいてN連続性が検
出され、これによってパルスPとシンクブロック番号n
+N−1を表す信号SNが生成されると共に、パルスP
によってスタートされたカウンタ41のカウント値(図
においてQで表される)が信号SNに基づいて設定され
たプリセット値Kに一致した時点でパルスAが出力さ
れ、また、このとき同時に該カウンタがリセットされる
様子が示されている。なお、図におけるTは、N連続性
検出器へ信号ID(n+N−1)が入力されてからN連
続性が検出されるまでに要する一定の演算時間を表し、
JはパルスAを発生すべきATFエリア1からの一定タ
イミング位置を表す。プリセット値算出回路39は、L
+Jに対応するカウント数からG+Tに対応するカウン
ト数を減算してH+Jに対応したカウント数Kを求め、
これをカウンタ41へプリセットする。
【0031】データB’についても、基準パルス生成回
路37において同様の処理を行うことにより基準パルス
Bを得る。基準パルス生成回路は、以上の説明から明ら
かなように、入力されたID信号にN連続性が認められ
たときのみ該ID信号を有効なものとみなして、この信
号に基づき基準パルスを発生するものであるが、入力さ
れたID信号が有効性であるか否かを判断する方法とし
ては、上記のようなN連続性の判定以外にも種々の方法
が考えられ、例えば、1つのATF期間で特定個数以上
のID信号が検出されたときには(連続して検出された
か否かに関わりなく)検出されたID信号を有効とみな
して基準パルスを生成するとか、或るいは、「N連続
性」及び「特定個数以上の検出」のうちのいずれかの条
件が満たされればID信号を有効とみなして基準パルス
を生成するとか、もしくは、両方の条件がみたされたと
きのみID信号を有効とみなして基準パルスを生成す
る、等の方法を適宜選択採用することができる。
【0032】以上のようにして得られた基準パルスA及
びBを基準タイミングパルス生成回路4へ供給すること
により、図5のdに示されるように常にトラックの一定
位置で発生するタイミングパルスが得られる。該生成回
路4の具体的ブロック図を図1の(2)に示す。
【0033】このブロック図において、カウンタ47は
基準パルスBによってリセットスタートされると共に、
基準パルスAでカウント動作をストップし、正規のカウ
ント値でパルスEを出力する。OR回路42及び43へ
は基準パルスAとパルスEが供給される。フライホイー
ルカウンタ44は、基準パルスA及びパルスEによって
リセットスタートされ、一旦カウント動作を開始すると
その後はリセットスタート用のパルスが入力されなくと
もカウント動作を継続実行し、1トラック分のカウント
数をカウントする毎にパルスFを出力する。OR回路4
2の出力及びパルスFは、OR回路45を介してカウン
タ46へ供給される。カウンタ46は、この供給された
パルスによってカウントを開始し、所定数カウントした
ところで目的とする基準タイミングパルスdを出力す
る。
【0034】以上のように構成された生成回路4の具体
的回路動作を、ジッターの有無及び基準パルスA及びB
の検出抜けの有無により種々の場合に分けて説明する。
【0035】1.ジッターの無い場合 1)基準パルスA及びBが共に検出抜け無く生成されて
いる場合 この場合のタイミングチャートを図1の(1)に示す。
まずAー0が生成されると、OR回路42、45を介し
てカウンタ46がリセットスタートされ、所定数カウン
トしたところでdー0を生成する。またフライホイール
カウンタ44もリセットスタートされて1トラック分の
カウントを開始し、Aー1と同タイミングでFー0を生
成する。次に、Bー0が生成されるとカウンタ47がリ
セットスタートされてカウントを開始し、Aー1と同タ
イミングのEー0を生成する。
【0036】2)検出抜けによりAー1だけが生成され
なかった場合 Aー0が生成されているので、フライホイールカウンタ
がカウントを開始しており、これによりF−0が生成さ
れる。また、Bー0が生成されることによりEー0がF
ー0と同時に生成されるので、カウンタ46はAー1が
生成されなくともdー1を生成する。
【0037】3)検出抜けによりBー0或るいはAー1
が生成されなかった場合 Aー0の生成によりフライホイールカウンタがカウント
を開始するので、Bー0或るいはAー1が生成されなく
てもFー0によりカウンタ46はリセットスタートさ
れ、dー1を生成する。以上のように基準パルスA或る
いはBが一旦生成されれば、フライホイールカウンタが
動作を開始するので、これ以後、基準タイミングパルス
dが途切れることはない。
【0038】2.ジッターの有る場合 A−1、E−0、及びF−0の各生成タイミングの順番
について以下のように場合分けして説明する。 1)Aー1が最も早く生成された場合 この場合、カウンタ47はE−0を生成する以前にAー
1によりストップされるので、実際にはEー0は生成さ
れず、また、フライホイールカウンタ44もF−0を生
成する以前にA−1によりリセットスタートされるので
F−0も発生しない。結局、カウンタ46へはA−1の
みが入力され、これに基づいてパルスdが発生される。
【0039】2)E−0が最も早く生成された場合 フライホイールカウンタ44は、F−0を生成する以前
にE−0によりリセットスタートされるので、F−0は
発生しない。カウンタ46へは最初にE−0が、次にA
−1が入力されるが、E−0が入力されてからA−1が
入力されるまでの間にカウンタ46がカウントアップし
得ない程度にカウンタ46にセットされるカウント値を
十分大きな値としておくことにより、パルスdとしてA
−1だけに基づいたものを生成することができる。但
し、A−1が検出抜けにより生成されなかったときには
E−0に基づいたパルスdが生成される。
【0040】3)F−0が最も早く生成された場合 次の2つの場合に分けて説明する。 A−1がE−0より早く生成された場合 上記1)の場合と同様の理由でE−0が生成されること
はない。従って、カウンタ46へは最初にF−0が、次
にA−1が入力されるが、カウンタ46にセットされる
カウント値を、F−0が入力されてからA−1が入力さ
れるまでの間にカウンタ46がカウントアップし得ない
程度に十分大きな値としておくことにより、パルスdと
してA−1だけに基づいたものを生成することができ
る。但し、A−1が検出抜けにより生成されなかったと
きには、カウンタ46にセットされるカウント値を十分
大きいものとしておくことにより、パルスdとしてE−
0だけに基づいたものを生成することができる。
【0041】E−0がA−1よりも早く生成された場
合 カウンタ46へはF−0、E−0、及びA−1のすべて
が入力されるが、カウンタ46にセットされるカウント
値を十分大きくしてF−0或るいはE−0によるカウン
ト開始動作に基づいてパルスdが生成されることがない
ようにすれば、パルスdとしてA−1だけに基づいたも
のを生成することができる。但し、A−1が検出抜けに
より生成されなかったときには、パルスdとしてE−0
だけに基づいたものを生成することができる。E−0も
検出抜けにより生成されなかったときには、F−0に基
づいてパルスdが生成される。
【0042】以上1)〜3)に説明したように、ジッタ
ーが生じた場合であっても、カウンタ46に設定するカ
ウント値をある程度大きくしておくことにより、各トラ
ックにおいてパルスdを1回だけ生成することができ
る。なお、図1〜図7を用いて説明した実施例は、ディ
ジタルVTRに関するものであるが、本発明は、かかる
実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づ
き種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から
排除するものではない。例えば、本発明を、回転ヘッド
を用いて磁気テープ上のヘリカルトラックにオーディオ
信号を記録及び再生するような記録再生装置にも適用し
うることは勿論であるが、その外にも、記録媒体として
ディスクを用いるように構成されたテレビジョン信号若
しくはオーディオ信号の記録再生が可能であるような記
録再生装置にも本発明は適用しうるものである。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、記録媒体上のトラックに記録された周期性を有
する情報信号にアフレコを行う場合、アフレコタイミン
グ決定に使用する再生情報信号中の基準信号に検出抜け
が生じても、それ以前に検出された基準信号に基づいて
検出抜けの生じた基準信号を補完するようにアフレコタ
イミング決定用パルスを発生する。これにより、検出抜
けの発生の有無にかかわりなく、情報信号の1周期につ
き1個のアフレコタイミング決定用パルスを常に周期内
の一定位置に発生することができ、アフレコを正確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における基準タイミングパルス
生成回路のブロック図、及びその回路動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図2】本発明をディジタルVTRに適用した実施例に
おけるディジタルVTRのブロック回路構成の1例を示
す図である。
【図3】同ディジタルVTRにおける1トラックに記録
される信号のフォーマットを示す図である。
【図4】同ディジタルVTRに本発明を適用した実施例
におけるアフレコ用タイミングパルスを生成するための
回路の全体を示すブロック図である。
【図5】図4に示されるブロック図の回路動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図6】ATF基準パルス生成回路の内部を示す回路図
である。
【図7】ATF基準パルス生成回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…タイミングシンク検出回路、2…IDエラーコレク
ション回路、3…ATF基準パルス生成回路、4…基準
タイミングパルス生成回路、5…位置カウンタ、6…デ
コーダ、7…設定器、11…記録処理回路、15…マル
チプレクサ、16…ATFパイロット・タイミングシン
ク発生回路、17…コントロール信号発生回路、18…
システムコントローラ、19…チャンネルエンコーダ、
23…チャンネルデコーダ、24…TBC、25…AT
F回路、26…再生処理回路、27…タイミングシンク
検出回路、31〜33…スイッチ、34〜35…遅延回
路、36〜37…基準パルス生成回路、38…N連続性
検出器、39…プリセット値算出回路、41,46,4
7…カウンタ、44…フライホイールカウンタ、42,
43,45…OR回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の周期を有すると共に該周期におけ
    る複数の異なる所定のタイミング位置に基準信号が挿入
    された情報信号を記録媒体のトラックに記録する記録手
    段と、 該トラックに記録された情報信号を再生する再生手段
    と、 該再生手段により再生された情報信号から所定の2つの
    位置の基準信号を検出する基準信号検出手段と、 該基準信号検出手段により検出された前記所定の2つの
    位置の基準信号に基づいて、該基準信号に対し一定タイ
    ミングの第1、第2の基準パルスを発生する基準パルス
    発生手段と、 該基準パルス発生手段により発生される前記第1、第2
    の基準パルスのうち第2の基準パルスを、第1の遅延手
    段により所定時間遅延させて第3の基準パルスを発生
    し、前記第1又は第3の基準パルスを第2の遅延手段に
    より前記一定の周期まで遅延させ第4の基準パルスを発
    生し、前記第1、第3及び第4の基準パルスに基づい
    て、前記情報信号の周期における一定のタイミングで基
    準タイミングパルスを発生する基準タイミングパルス発
    生手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1と第2の遅延手段は、基準パル
    スに基づいてカウント動作を開始するカウンタを具備し
    ていることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 基準タイミングパルスに基づいて情報信
    号のアフレコタイミングを制御する手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 複数の異なる所定のタイミング位置に挿
    入された各基準信号は、それぞれ、異なるタイミングで
    発生する複数の同期信号を有すると共に、各同期信号は
    それぞれ固有の識別情報を有し、基準パルス発生手段
    は、該識別情報に基づいて基準パルスの発生タイミング
    を決定する手段を備えていることを特徴とする請求項
    1、2、又は3記載の記録再生装置。
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