JP3469477B2 - 無線基地局装置及びその制御チャネルの割当方法 - Google Patents

無線基地局装置及びその制御チャネルの割当方法

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JP3469477B2 JP28690998A JP28690998A JP3469477B2 JP 3469477 B2 JP3469477 B2 JP 3469477B2 JP 28690998 A JP28690998 A JP 28690998A JP 28690998 A JP28690998 A JP 28690998A JP 3469477 B2 JP3469477 B2 JP 3469477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムの無線基地局装置及び無線制御チャネルの割当方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線基地局装置は、信号処理経路
が独立した複数のカード群から成るチャネル制御部が、
各セクタの制御チャネルを一カードが一セクタの担当と
なるように割り当てて処理し、一カードに生じた障害が
一セクタ内の移動体通信サービス提供への影響に留ま
り、他のセクタのサービスには及ばないようにしてい
る。
【0003】更に、いずれかのセクタがシステムダウン
(全機能停止)状態となった場合に早急に回復させるた
めの装備として、各カードが個々にバックアップ用カー
ドを有するように二重化したり、いずれのカードの予備
にもなるバックアップ用カードを設ける、等の対策が取
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、一カードに障害が生じた場合、バック
アップ用カードへ移管するまでの間、このカードが信号
処理を担当していたセクタの一時的なシステムダウンは
免れないという問題がある。
【0005】更に、各カードを二重化する場合には倍の
数のカードが必要となり、又、予備のカードを設ける場
合でも追加のカードが必要となるため、装置が煩雑且つ
コスト高になるという問題がある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、バックアップ用の信号処理部を装備せずに、サー
ビスエリアの一部又は全部のシステムダウンを回避する
無線基地局装置及び無線制御チャネルの割当方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動体通信シ
ステムの無線基地局装置において、同一セクタの制御チ
ャネル及び同一種類の制御チャネルの処理を独立した複
数のチャネル制御部の一に集中的に割り当てないこと
で、チャネル制御部のいずれかに生じた障害の影響によ
りいずれかのセクタがシステムダウンするのを防止す
る。これによりバックアップ用の装備が不要となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、制御チャ
ネルの処理を複数のカードに割り当てる割当手段と、こ
の割当手段が同一セクタの制御チャネル及び同一種類の
制御チャネルの処理を伝送経路が互いに独立した複数の
カードの一に集中的に割り当てないように制御する制御
手段と、を具備する構成を採る。
【0009】この構成によれば、一つの信号処理経路に
一セクタの制御チャネル及び同一種類の制御チャネルが
集中的に割り当てられることがないため、無線基地局内
の一信号処理経路に障害が生じてもシステムダウンする
セクタを生じない。
【0010】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記割当手段がチャネルの処理を一カードに割り当
てる前にこのカードの障害の有無を検査する検査手段を
具備する構成を採る。
【0011】この構成によれば、チャネル割当前に障害
の有無を確認できるため、チャネルが割り当てられてい
るカードに障害が発生する可能性を低くすることができ
る。
【0012】本発明の第3の態様は、第1の態様又は第
2の態様において、前記割当手段がチャネルの処理が一
カードに割り当てた後にこのカードの障害の有無を検査
し、障害が発見された場合この障害が発生したカードを
チャネルの処理が割り当てられていないカードで置き換
えるように前記割当手段を制御する置換手段を具備する
構成を採る。
【0013】この構成によれば、バックアップ用のカー
ドを備えていなくても、チャネルの割当がされていない
カードに処理を移管することでいずれのセクタもシステ
ムダウンさせずに障害を克服できる。
【0014】本発明の第4の態様は、第1の態様から第
3の態様のいずれかにおいて、利用者が設定する任意の
時間間隔で、前記割当手段によってチャネルの処理が割
り当てられたカードをチャネルの処理が割り当てられて
いないカードで置き換えるように前記割当手段を制御す
るローテイション手段を具備する構成を採る。
【0015】この構成によれば、障害が起こってから対
処するのではなく、カードを常時ローテイションさせる
ことにより、カードがチャネル割り当てされていない状
態下で定期的に障害の検査やメンテナンスを施すことに
より、チャネルが割り当てられた時のカード障害発生を
抑えることができる。
【0016】本発明の第5の態様は、第1の態様から第
4の態様のいずれかにおいて、前記制御手段は、一カー
ドで処理する同一セクタの制御チャネル及び同一種類の
制御チャネルの数を、1より大きい任意のチャネル数ま
で許容する構成を採る。
【0017】この構成によれば、無線基地局装置が備え
るカードの個数を減らすことができるため、簡素且つ低
コストなシステムを実現することができる。
【0018】
【0019】
【0020】本発明の第の態様は、制御チャネルの処
理を複数のカードに割り当てる割当工程と、この割当工
程が同一セクタの制御チャネル及び同一種類の制御チャ
ネルの処理を伝送経路が互いに独立した複数のカードの
一に集中的に割り当てないように制御する制御工程と、
を具備するようにした。
【0021】この方法によれば、一つの信号処理経路に
一セクタの制御チャネル及び同一種類の制御チャネルが
集中的に割り当てられることがないため、無線基地局内
の一信号処理経路に障害が生じてもシステムダウンする
セクタを生じない。
【0022】本発明の第の態様は、第の態様におい
て、前記割当工程がチャネルの処理を一カードに割り当
てる前にこのカードの障害の有無を検査するようにし
た。
【0023】この方法によれば、チャネル割当前に障害
の有無を確認できるため、チャネルが割り当てられた後
にカードに障害が発生する可能性を低くすることができ
る。
【0024】本発明の第の態様は、第の態様又は第
の態様において、前記割当工程がチャネルの処理が一
カードに割り当てた後にこのカードの障害の有無を検査
し、障害が発見された場合この障害が発生したカードを
チャネルの処理が割り当てられていないカードで置き換
えるようにした。
【0025】この方法によれば、バックアップ用のカー
ドを備えていなくても、チャネルの割当がされていない
カードに処理を移管することでいずれのセクタもシステ
ムダウンさせずに障害を克服できる。
【0026】本発明の第の態様は、第の態様から第
の態様のいずれかにおいて、利用者が設定する任意の
時間間隔で、前記割当工程によってチャネルの処理が割
り当てられたカードをチャネルの処理が割り当てられて
いないカードで置き換える構成を採る。
【0027】この方法によれば、障害が起こってから対
処するのではなく、カードを常時ローテイションさせる
ことにより、カードがチャネル割り当てされていない状
態下で定期的に障害の検査やメンテナンスを施すことに
より、チャネルが割り当てられた時のカード障害発生を
抑えることができる。
【0028】本発明の第10の態様は、第の態様から
の態様のいずれかにおいて、前記制御工程は、一カ
ードで処理する同一セクタの制御チャネル及び同一種類
の制御チャネルの数を、1より大きい任意のチャネル数
まで許容するようにした。
【0029】この方法によれば、無線基地局装置が備え
るカードの個数を減らすことができるため、簡素且つ低
コストなシステムを実現することができる。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0031】(実施の形態1)最初に図1から図3を用
いて、本発明の実施の形態1に係るW−CDMA方式移
動体通信システムの構成を説明する。図1は実施の形態
1に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図、図2
は実施の形態1に係る移動体通信システムの概略図、図
3は実施の形態1に係る無線基地局装置のチャネル制御
部及び主制御部の構成を示すブロック図、である。
【0032】実施の形態1に係るW−CDMA方式移動
体通信システムは、図1に示すように、大別すると、無
線移動局101(MS:Mobile Station)と、無線基地
局装置102(BTS:Base Transceiver Station)
と、無線制御装置103(BSC:Base Station Contro
ller)と、から成る。図2に示すように、無線基地局装
置102が管轄する無線通信サービスエリア201は6
分割されており、分割された単位をセクタ202と呼
ぶ。セクタ202の#0〜#5は、一つの無線基地局装
置102によって無線制御されており、無線通信サービ
スはセクタ毎に独立して行えるようになっている。
【0033】アンテナ部104、送受信増幅部105及
び無線部106は、セクタ毎に応じて設けられている。
アンテナ部#1〜#6はそれぞれ、セクタ202の#0
〜#5内の無線移動局101との無線信号の送受信を行
う。送受信増幅部105は、アンテナ部104を介した
無線信号の送受信を制御する機能と、後述する無線部1
06からの小無線電力信号(例えば1mW)を無線送信
のために大無線電力信号(例えば20W〜40W)に増
幅する機能と、無線移動局101からの受信信号を増幅
して後述する無線部106に出力する機能と、を有す
る。
【0034】なお、受信信号増幅機能は、無線基地局装
置102から独立してアンテナ直下に設ける構成として
もよい。
【0035】無線部106は、無線送受信信号とベース
バンド信号との相互変換を行い、送受信増幅部105か
ら入力された無線受信信号をベースバンド信号に変換し
て、ベースバンド信号バス107を介してチャネル制御
部108へ出力する。又、チャネル制御部108からベ
ースバンド信号バス107を介して入力されたベースバ
ンド信号を無線送信信号に変換して送受信増幅部105
へ出力する。ベースバンド信号バス107は、無線部1
06とチャネル制御部108のカード#01〜#nに付
して、ベースバンド信号の送受信用のデータ及び制御信
号を入出力するバスである。
【0036】チャネル制御部108はn枚のカード(#
01〜#n)から成り、各カードが独立したチャネル制
御部として機能する。チャネル制御部108の具体的な
機能は、セクタ202の#0〜#5の無線チャネルの送
受信制御、送受信信号の組立・分解、エラー判定処理・
エラー修復処理、である。ここでいう無線チャネルは、
セクタ毎に定義される制御チャネル(BCCH、PC
H、FACH/RACH)と、無線基地局装置102毎
に定義される無線制御装置103との間の共有制御チャ
ネル(SDCCH、ACCH)と、無線移動局101毎
に定義され実際のデータ・音声伝送路となる情報チャネ
ル(DTCH、UTCH)と、である。
【0037】チャネル制御部108が処理するチャネル
は、一カードが一セクタの情報を集中的に管理するので
はなく、後に詳述する割当方法でチャネル単位で行われ
る。
【0038】主制御部109は、各セクタの無線制御チ
ャネルを後に詳述する割当方法によってチャネル制御部
108の各カードに割り当て、その割当情報を後述する
割当管理メモリに格納する。更に主制御部109は、無
線基地局装置102全体の保守・運用・監視・呼接続制
御を行う。
【0039】主制御バス110は、チャネル制御部10
8と主制御部109及び後述する有線制御部111間の
制御信号やデータの送受信を行うバスであり、有線制御
部111は、無線基地局装置102と無線制御装置10
3との制御信号及び通信用のデータの送受信を行う。ア
ラーム線112は、n個のチャネル制御部108のカー
ド#01〜#nそれぞれが有する後述する障害監視通知
部の障害の有無の確認結果を主制御部109に通知する
際に用いられる信号線である。
【0040】次いで図3を用いてチャネル制御部108
及び主制御部109の構成を説明する。
【0041】CPU301は、バス302を通じて無線
基地局装置102全体を制御する処理プロセッサであ
り、プログラムメモリ303に記憶されたプログラム手
順に従った動作を行う。プログラムメモリ303は、制
御プログラム及びシステム情報パラメータが格納された
メモリである。作業用メモリ304は、CPU301の
動作時に使用するワーク・メモリである。割当管理メモ
リ305は、書き換え可能なメモリであり、後述するよ
うにチャネル制御部108の各カードに何セクタのいず
れの無線制御チャネルが割り当てられているかを割当情
報として格納している。
【0042】制御信号入出力部306は、主制御部10
9が無線基地局装置102全体を制御するための、制御
信号の入出力を行うインタフェースである。具体的に
は、チャネル制御部108に対する、無線制御チャネル
の割当制御及び閉塞制御のための制御信号入出力を行
う。
【0043】障害監視部307は、チャネル制御部10
8内で発生する障害を監視する。個別に監視すると信号
線が膨大な数となるので、アラーム線112をバスとし
て用いる構成を採る。これによってチャネル制御部10
8の各カードが有する後述する障害監視通知部からの情
報が障害監視部307に集められ、主制御部109は障
害の発生したチャネル制御部108のカード番号、障害
の種類と深刻度、すなわち障害の影響はカード全体の機
能停止か特定のチャネルのみの機能停止か、を把握す
る。
【0044】周辺制御部308は、主制御部109に接
続する保守コンソール309及び無線基地局装置102
開発用の治具310に対応する。チャネル制御部108
のCPU311は、バス312を介してチャネル制御部
108のカード#01を制御するプロセッサであり、プ
ログラムメモリ313に記憶されたプログラムにより動
作する。制御信号入出力部314は、主制御部109等
との制御信号の授受を行うインタフェースである。
【0045】障害監視通知部315は、既に述べたよう
に、チャネル制御部108内の障害を検出し、アラーム
線112を介して主制御部109に通知する。作業用メ
モリ316は、CPU311の動作時に使用するワーク
メモリである。
【0046】チャネル制御部108の各カードは、無線
制御チャネルを管理する制御部317を有する。ここで
は、制御部317はch1制御部〜ch8制御部の8つ
から成り、8チャネルまで制御できる。
【0047】次いで図4から図6を用いて、実施の形態
1に係る無線制御チャネルの割当及び割当情報の管理方
法について説明する。
【0048】最初に図4を用いて、割当管理メモリ30
5が格納している割当情報について説明する。チャネル
制御部108の複数のカードを用いて複数の無線制御チ
ャネルを処理するために、主制御部109は各カードが
何セクタのいずれの無線制御チャネルを処理しているの
かを割当管理メモリ305で一元管理している。
【0049】図4(a)は、チャネル制御部108の割
当情報が格納されている割当管理メモリ305内の割当
管理メモリブロック401の構成を示す模式図であり、
図4(b)は、割当管理メモリブロック401内での割
当情報のビットマッピングを示した模式図である。
【0050】図4(a)に示すように、主制御部109
は割当管理メモリ305内に割当管理メモリブロック4
01を設ける。割当管理メモリブロック401には、チ
ャネル制御部108の各カードが処理する無線制御チャ
ネルに関する情報がカード1枚につきメモリ容量を8バ
イト使用し、一チャネルの情報毎に1バイト(8ビッ
ト)使用し、格納されている。
【0051】図4(b)は、割当管理メモリブロック4
01内の一カード・一チャネル(以下、カード#nのc
hXという)に関する割当情報のビットマッピングを示
す。7番ビットから成るビット402は、カード#nの
chXに既に無線制御チャネルが割り当てられているか
否かを示す。6番ビットから成るビット403は、カー
ド#nのchXが割当不可か否かを示す。割当不可の状
況とは、メンテナンスのための閉塞中、又は障害発生で
ある。すなわちビット402及びビット403の両方が
それぞれ空き・割当可を示す時、カード#n・chXへ
の新規チャネルの割当が可能となる。
【0052】3番ビット〜5番ビットから成るビット群
404は、主制御部109がカード#nのchXに割り
当てた無線制御チャネルの種類を表わすチャネル識別コ
ードを示している。チャネル識別コードが0、1、2は
制御チャネル(BCCH、PCH、FACH/RAC
H)を示しており、3、4、5はそれ以外のチャネル
(ACCH/DTCH、SDCCH、UTCH)であ
る。0番ビット〜2番ビットから成るビット群405
は、ビット群404が示すチャネルがいずれのセクタの
ものかを表わすセクタ番号である。この構成ではビット
群405は3ビットから成るので0〜7を表わすことが
可能であるため、最大8セクタ構成に対応可能である。
【0053】次いで図5を用いて、実施の形態1におけ
るチャネル制御部108の各カードへの各セクタの無線
制御チャネルの割当方法を示す。図4は、無線制御チャ
ネルの割当方法を示すために割当管理メモリブロック4
01の内容を8バイトずつ、すなわちカード単位に抜き
出した模式図である。ここでは、セクタは#0〜#5の
6つ、各セクタで用いられる周波数はf1〜f4の4種
類、使用されるチャネル制御部108のカードは#01
〜#24の24個であるものとし、各カードのch1〜
ch3における制御チャネル(BCCH、PCH、FA
CH/RACH)の格納状態を示す。
【0054】図5に示すようにチャネル制御部108の
各カードは、同一セクタ及び同一種類の無線制御チャネ
ルは割り当てられないように制御されている。例えば、
同一セクタの無線制御チャネルは同一のカード内には配
置されない。同様に、異なるセクタの無線制御チャネル
であっても、種類が同一であれば、同一のカード内に配
置されない。
【0055】但し異なるセクタの異なる種類の制御チャ
ネルであれば同じ周波数を用いている無線制御チャネル
が同一のカード内に配置されてもよい。なぜなら、同一
セクタ内で複数の周波数が用いられているのは、一セク
タ内で利用可能な移動局を増やすためであり、異なるセ
クタの異なる種類の制御チャネルがあればシステムの稼
動に影響を及ぼさないからである。
【0056】各セクタの無線制御チャネルのチャネル制
御部108への割り当てをこのように同一セクタの制御
チャネル及び同一種類の制御チャネルを一カードに集中
的に割り当てないようにすることによって、チャネル制
御部108の各カードのいずれかに障害が発生した場合
でも、各セクタは無線制御チャネルの一部に障害が生ず
るのみで、すべての無線制御チャネルが止まりシステム
ダウン状態となることはない。
【0057】例を挙げて詳述する。例えば図4において
カード#01が障害により機能停止した場合、不通とな
るのは、セクタ#0のf1のBCCHと、セクタ#1の
f1のPCHと、セクタ#2のf1のFA/RACHの
みである。したがって、各セクタは、障害回復修理中で
も、残りの無線制御チャネルを用いて可能な範囲でのサ
ービスを提供することができる。よって、セクタ#0〜
#2においてセクタ全体が一切機能しなくなるシステム
ダウンは発生しない。
【0058】このように、無線基地局装置102内の一
部に生じた障害によってサービス停止となるセクタを発
生させることなく、無線通信サービス提供への影響を最
小限に留めることができる。
【0059】次いで図6を用いて、主制御部109内の
割当管理メモリ305におけるチャネル制御部108の
各カードの管理方法について説明する。図6は、割当管
理メモリ305におけるチャネル制御部108の各カー
ドの管理方法を示した模式図である。
【0060】主制御部109はチャネル制御部108の
各カードを数珠つなぎ状のいわゆるチェーン構成で管理
する。すなわち各カードには、次に並ぶカードに関する
情報が格納されている割当管理メモリ305内のメモリ
・アドレスが格納されており、一カードにアクセスすれ
ばその次のカードのアドレスを得ることができるため、
一ヵ所ですべてのカードのアドレスを集中管理する必要
がない。
【0061】割当管理メモリ305内には、割当なしカ
ード・キュー601、割当なし最終カード番号ブロック
602、f1割当中カード・キュー603、f2割当中
カード・キュー604、f3割当中カード・キュー60
5、f4割当中カード・キュー606、が格納されてい
る。それぞれ一カードの情報を24ビットで扱ってい
る。
【0062】一カードを示す24ビットのメモリ構成
は、そのカードのカード番号(8ビット)と各キューに
おける次のカードのメモリ・アドレス(16ビット)か
ら成る。したがって、各カードのメモリ・アドレス及び
その割り当てる順番を集中管理せずとも、このチェーン
構成によってより少ないメモリ容量で管理することがで
きる。
【0063】割当なしカード・キュー601は、いずれ
のチャネルの処理も割り当てられていないカードをチェ
ーン構成で管理するメモリブロックであり、新規割当が
ある場合キューの順番通りに先頭から割当が行われる。
キューの最後尾のカードの次のカードのアドレスを格納
するスペースには「0000」が格納されおり、最後尾
であることが検出できる。
【0064】割当なし最終カード番号ブロック602
は、割当なしカードのキューの最後尾のカードのメモリ
・アドレスを格納している。これは、閉塞解除及び新し
いカードの増設による割当なしのカードが増加する場合
に最後尾を示す「0000」を更新して、新たな割当な
しのカードのアドレスを設定するためである。
【0065】既にいずれかのチャネルの処理が割り当て
られているカードは、周波数f1〜f4毎のキュー構成
で管理されている。f1割当中カード・キュー603
は、周波数f1に割り当てられているチャネル制御部1
08のカードのアドレスを既に述べたチェーン構成で格
納されており、以下同様にf2割当中カード・キュー6
04、f3割当中カード・キュー605、f4割当中カ
ード・キュー606はそれぞれ周波数f2〜f4に割り
当てられているチャネル制御部108のカードのアドレ
スを格納している。
【0066】主制御部109が障害監視部307から障
害発生の通知を受けると、主制御部109は直ちに障害
の発生したカード(以下、障害カードという)を割当中
カード・キューから外し、障害カードを割当不可状態に
設定する。更に割当なしカード・キュー601の先頭に
位置するカードに障害カードのチャネル制御の状態をコ
ピーし、代替とする。そして割当なしカード・キュー6
01は一カード分ずつずれる。
【0067】このようにチャネル制御部108の一カー
ドに障害が発生し、このカードに処理が割り当てられて
いた全チャネルが不通となっても、全チャネルが不通と
なるセクタが発生せず、従って無線通信を行う移動局か
ら見れば一無線制御チャネルが一時的に機能停止の状態
であり、一セクタ全体がシステムダウンするよりも障害
の影響を小さく抑えることができる。
【0068】又、上記のカードの割当変更は、障害発生
時だけでなく、メンテナンスのために任意のカードを閉
鎖状態にする場合でも同様に行われる。すわなち、作業
者が保守コンソール309から閉鎖の指示を行うと、指
定されたカードはキューから外れ、割当なしカード・キ
ュー601の先頭に位置するカードが内容を引き継いだ
上で代替となる。閉鎖されたカードは、メンテナンス終
了後、割当なしカード・キュー601の最後尾に並べら
れる。
【0069】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1と同様の構成を採る。又、障害の発生したカード
を解放し、新たなカードと入れ替えるという障害発生時
の動作も同様であるが、障害の有無を診断する方法が実
施の形態1と異なる。実施の形態1では既にチャネルが
割り当てられているカード中に障害監視通知部315が
障害を発見した場合にカードの入れ替えを行うが、実施
の形態2では実施の形態1と同様の障害検出に加え、割
当なしカード・キュー601で待機しているカードを割
当に先立って予め診断しておき、障害のあるカードは割
当なしカード・キュー601から外し、障害のあるカー
ドにチャネルを割り当てないようにする。未使用状態の
時に障害監視通知部315が繰り返し診断を行い、障害
を検出した場合には、主制御部109に直ちに通知す
る。更に主制御部109は、割当なしカード・キュー6
01のキューから障害のカードを解放して、使用不可に
設定し、保守コンソール309にアラーム通知し作業者
にメンテナンスの必要なカードが存在することを知らせ
る。
【0070】このように割当前に障害の有無を確認する
構成により、チャネル割当中のカードに障害が発生する
のを抑えることができる。
【0071】(実施の形態3)実施の形態3は、実施の
形態1及び実施の形態2と同様の構成を採る。しかし、
障害を検出しカードを入れ替える方法が異なる。実施の
形態1及び実施の形態2ではチャネル割当中のカード及
びチャネル割当なしのカードについて、障害の発生が確
認されたら入れ替えやメンテナンス等の対応策を取ると
いうものであったが、実施の形態3では、いずれのカー
ドにおいても障害は一定の確率で発生するという前提の
基に、障害が発見されなくても積極的に入れ替え及びメ
ンテナンスを行う。
【0072】すなわち、任意に設定された一定期間が経
過すると、チャネル割当中のカードは順次、既に障害が
ないと確認されている割当なしカード・キュー601の
カードと置き換えられる。割当中カード・キューから解
放され、不使用状態となったカードは、障害の有無が確
認され、障害が発見されれば、使用不可状態としてメン
テナンスされ、障害が発見されなければ割当なしカード
・キュー601の最後尾に並べられる。
【0073】このように障害の発生を待って受動的にカ
ードの入れ替えをするのではなく、障害が発見されてい
なくても積極的にローテーションを行うことによって、
チャネル割当中のカードに障害が発生するのを抑えるこ
とができる。
【0074】上記実施の形態1から実施の形態3では、
W−CDMA方式移動体通信システムについて述べた
が、他の方式の移動体通信システムにおいても、独立し
た複数のチャネル制御部で、同一セクタの制御チャネル
及び同一種類の制御チャネルを分散させて独立に処理を
行うことによって、本発明の効果を得ることができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バックアップ用の信号処理部を装備せずに、サービスエ
リアの一部又は全部のシステムダウンを回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線基地局装置の
構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る移動体通信システムの概略
【図3】実施の形態1に係る無線基地局装置のチャネル
制御部及び主制御部の構成を示すブロック図
【図4】(a)実施の形態1に係る割当管理メモリブロ
ックの構成を示す模式図 (b)実施の形態1に係る割当管理メモリブロック内で
の割当情報のビットマッピングを示した模式図
【図5】実施の形態1に係る無線制御チャネルを割り当
てた状態の割当管理メモリブロックの構成を示す模式図
【図6】実施の形態1に係る割当管理メモリにおけるチ
ャネル制御部の各カードの管理方法を示した模式図
【符号の説明】
101 無線移動局 102 無線基地局装置 103 無線制御装置 104 アンテナ部 105 送受信増幅部 106 無線部 107 ベースバンド信号バス 108 チャネル制御部 109 主制御部 110 主制御バス 111 有線制御部 112 アラーム線 201 無線通信サービスエリア 202 セクタ(#0〜#5) 301 CPU 302 バス 303 プログラムメモリ 304 作業用メモリ 305 割当管理メモリ 306 制御信号入出力部 307 障害監視部 308 周辺制御部 309 保守コンソール 310 治具 311 CPU 312 バス 313 プログラムメモリ 314 制御信号入出力部 315 障害監視通知部 316 作業用メモリ 317 制御部 401 割当管理メモリブロック 601 割当なしカード・キュー 602 割当なし最終カード番号ブロック 603 f1割当中カード・キュー 604 f2割当中カード・キュー 605 f3割当中カード・キュー 606 f4割当中カード・キュー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04B 1/74

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御チャネルの処理を複数のカードに割
    り当てる割当手段と、この割当手段が同一セクタの制御
    チャネル及び同一種類の制御チャネルの処理を伝送経路
    が互いに独立した複数のカードの一に集中的に割り当て
    ないように制御する制御手段と、を具備することを特徴
    とする無線基地局装置。
  2. 【請求項2】 前記割当手段がチャネルの処理を一カー
    ドに割り当てる前にこのカードの障害の有無を検査する
    検査手段を具備することを特徴とする請求項1記載の無
    線基地局装置。
  3. 【請求項3】 前記割当手段がチャネルの処理が一カー
    ドに割り当てた後にこのカードの障害の有無を検査し、
    障害が発見された場合この障害が発生したカードをチャ
    ネルの処理が割り当てられていないカードで置き換える
    ように前記割当手段を制御する置換手段を具備すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の無線基地局装
    置。
  4. 【請求項4】 利用者が設定する任意の時間間隔で、前
    記割当手段によってチャネルの処理が割り当てられたカ
    ードをチャネルの処理が割り当てられていないカードで
    置き換えるように前記割当手段を制御するローテイショ
    ン手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれかに記載の無線基地局装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、一カードで処理する同
    一セクタの制御チャネル及び同一種類の制御チャネルの
    数を、1より大きい任意のチャネル数まで許容すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    無線基地局装置。
  6. 【請求項6】 制御チャネルの処理を複数のカードに割
    り当てる割当工程と、この割当工程が同一セクタの制御
    チャネル及び同一種類の制御チャネルの処理を伝送経路
    が互いに独立した複数のカードの一に集中的に割り当て
    ないように制御する制御工程と、を具備することを特徴
    とする無線基地局装置の制御チャネル割当方法。
  7. 【請求項7】 前記割当工程がチャネルの処理を一カー
    ドに割り当てる前にこのカードの障害の有無を検査する
    ことを特徴とする請求項記載の無線基地局装置の制御
    チャネル割当方法。
  8. 【請求項8】 前記割当工程がチャネルの処理が一カー
    ドに割り当てた後にこのカードの障害の有無を検査し、
    障害が発見された場合この障害が発生したカードをチャ
    ネルの処理が割り当てられていないカードで置き換える
    ことを特徴とする請求項又は請求項記載の無線基地
    局装置の制御チャネル割当方法。
  9. 【請求項9】 利用者が設定する任意の時間間隔で、前
    記割当工程によってチャネルの処理が割り当てられたカ
    ードをチャネルの処理が割り当てられていないカードで
    置き換えることを特徴とする請求項から請求項のい
    ずれかに記載の無線基地局装置の制御チャネル割当方
  10. 【請求項10】 前記制御工程は、一カードで処理する
    同一セクタの制御チャネル及び同一種類の制御チャネル
    の数を、1より大きい任意のチャネル数まで許容するこ
    とを特徴とする請求項から請求項のいずれかに記載
    の無線基地局装置の制御チャネル割当方法。
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